面接で特技を聞かれたら?探し方と答え方・一覧77選と回答例文を解説

このページのまとめ

  • 面接で特技を質問するのは、学生の人柄や個性を把握して業務への適性を判断するため
  • 面接で話す特技が見つからない場合は、毎日の習慣や好きなことから探すのがおすすめ
  • 面接で答える特技を選ぶ際は、仕事に活かせるものや自信を持って話せるものにする

面接で特技を聞かれたら?探し方と答え方・一覧77選と回答例文を解説のイメージ

「面接で特技を聞かれても答えられない」「自分には特技がない」など、よくある質問の一つである特技に対する受け答えに悩む人は多いです。

この記事では、企業が面接で特技を質問する理由や特技の一覧と回答例文、探し方、選び方、答え方を紹介しています。

面接で回答する特技を選ぶ際は、仕事に活かせそうなものや自己PRにつながるものにすることが重要です。最後まで読めば、面接で特技を聞かれた際の対策はバッチリです。

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目 次

企業が面接で特技を質問する理由

面接で特技を聞くのは、学生の人柄や個性を把握して仕事への適性があるか判断したり、簡潔に話せるスキルがあるか確認したりする狙いがあります。ここでは、企業が面接で特技を質問する理由を紹介するので、どのような回答が求められているか理解したうえで、自分の特技について考えてみましょう。

学生の人柄や個性を把握するため

学生に特技を回答してもらうことで、人柄や個性を把握したい意図があります。企業としては、短時間で学生の人となりを判断しなければなりません。そこで、人によって差が生まれやすい特技を聞くことで、人柄を把握するヒントにしたいと考えているのです。

志望動機や就職後の抱負・キャリアプランなどからは伝えきれない、パーソナルな特徴を知ってもらえるよう、特技では自分らしさを意識するとよいでしょう。

簡潔に話せるか確認するため

面接官は、特技への回答から学生が簡潔に話せるスキルをもっているかどうかも確認しています。なぜなら、ビジネスの場面では、業務を円滑に進めるために論理的で説得力のある会話やコミュニケーションが必要とされるからです。

簡潔とはいっても、「私の特技は△△です」のような回答では、話が膨らまないため気をつけてください。自分のストーリーを加えたり後述するように業務への活かし方を伝えたりして、面接官からの評価や、追加の質問のしどころを意識するとよいでしょう。

業務への適性を判断するため

学生の特技から、自社の業務に適性があるかどうかを判断する側面もあります。企業によって求める人物像は異なり、活躍している人材の特徴も千差万別です。入社後のポジションで活躍できそうか、自社で長期にわたって働いてくれるかなど、適性の判断は慎重に行う必要があります。

たとえば、集団競技を特技として回答すれば、チームワークや協調性などがあることのアピールにつながるでしょう。特技として個人競技を回答した場合には、継続的な努力を惜しまない性格をアピールしやすいです。

特技から想像できる人物像から、業務への適性があるかどうかも判断されていることを踏まえて、どのような内容にするとよいか考えてみましょう。

緊張をほぐすため

面接で特技を聞く背景として、緊張をほぐすためのアイスブレイクの役割も考えられます。面接の最初から具体的で鋭い質問をしても、的確な回答を得られるか分かりません。そこで、場の空気が和むよう、構えることなく回答できる特技を質問することもあります。

面接の冒頭で特技について質問された際は、無理に自己アピールにつなげようとせず、気楽な気持ちで答えましょう。

効率よく面接対策をするなら、頻出の質問に対する回答をあらかじめ準備しておくのがおすすめです。「面接でよくある質問とは?企業の目的や回答例を解説!」の記事を参考に、面接でよくある質問への対策も進めていきましょう。

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特技と趣味の違いは?自己PRとの違いも解説

面接では、「趣味はありますか?」などのように、特技と似た質問をされることもあります。特技と趣味の違いは以下のとおりです。

・特技:ほかの人と比べて得意だったり自信があったりする物事
・趣味:得意不得意は関係なく、自分が好きで熱中している物事

特技を考える際は、次の章で解説するように、周囲から褒められたり評価されたりした物事をイメージするとよいでしょう。一方、趣味は自分の興味関心がベースにあり、主観性が強いものといえます。

明確な定義があるわけではありませんが、履歴書やESではそれぞれについて聞かれる場合も多いため、特技と趣味の線引きはあらためて意識しておくとよいでしょう。

特技と自己PRの違い

特技と自己PRは、いずれも周囲に比べて秀でているものですが、自己PRは「仕事で活かせるスキルや強み」という意味合いが強いです。

自己PRの回答を通じて、社風や価値観にマッチするかどうかや、入社後にどのように活躍できるかを判断する一方、特技の場合は、必ずしも仕事に活かせるものにする必要はありません。

特技の詳しい選び方は後述しているので、自己PRとの違いも踏まえて、それぞれどのような内容を回答すべきか整理しておきましょう。ESの趣味欄の書き方は「ESの趣味は何を書く?書き方のポイントと例文をご紹介します」の記事を参考にしてみてください。

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特技が見つからない人は必見!5つの探し方を解説

面接で回答する特技を探す際は、毎日の習慣を見直したり、趣味や好きなことのなかから探したりするのがおすすめです。ここでは、特技が見つからない人に向けて、探し方のアプローチを5つ紹介します。以下の内容を参考にして、自分の特技を見つけましょう。

1.毎日の習慣から探す

特技を探す際は、毎日の何気ない習慣を見直してみることをおすすめします。なぜなら、毎日の習慣は自分のなかでは当たり前でも、周囲からすると優れた点である可能性があるからです。

・毎朝読書している
・寝る前に10分間の部屋片付けの時間を確保している
・毎晩日記をつけて振り返りやアウトプットをしている
・毎朝散歩しながら音声配信でインプットしている

上記のような習慣化された行動や取り組みは、無意識のうちに行っているため、客観的には秀でた内容かもしれません。毎日のルーティンを客観的に振り返り、特殊な経験を積み重ねていないか考えてみましょう。

2.趣味や好きなことのなかから探す

趣味や好きなことのなかに、特技として回答できるものがないか探してみるのも一つの方法です。趣味も継続的に取り組んでいることが多いため、見方によっては特技といえるものが見つかるかもしれません。

たとえば、趣味がネットサーフィンの場合、目的が情報を体系的にまとめることであれば、特技として「情報を分かりやすく整理すること」などと表現できます。SNSで定期的に投稿しているのであれば、SNS運用自体も特技として伝えられるのはもちろん、「視覚的に情報を整理するのが得意」という点を特技にできるでしょう。

いずれの場合も、視野を広げて言い換えられないか考えてみるのがポイントです。

3.過去の印象に残っている経験から探す

過去に印象に残っている出来事や経験を振り返り、特技を探してみるのもおすすめです。自己分析と並行しながら、過去のエピソードを深掘りして自分の特徴や人柄を一言でまとめてみると、特技が見つかるかもしれません。

・部活動
・サークル
・アルバイト
・学業
・人間関係

上記のような軸を中心に、過去の経験を書き出したうえで深掘りしてみましょう。なお、大それた経験や優秀な成績を収めた経験でなくて構いません。「プレゼントを選ぶのが上手」「企画したイベントで喜ばれる」など、日常的な経験も含めて特技のタネがないか考えてみましょう。

4.友人に褒められた経験から探す

特技が見つからない場合は、友人に褒められた経験を思い出したり、友人に直接聞いたりするのもおすすめです。周りに比べて秀でた物事が特技として当てはまるので、友人から得られた回答も参考にしてみましょう。

他己分析で自分について客観視するのと同様に、特技に関しても客観的な視点を取り入れることで、新しい発見があるはずです。

5.特技の一覧から該当するものを探す

先述したアプローチでも特技が見つからない場合は、特技の一覧表などから該当するものを探してもよいでしょう。特技として回答できる内容や項目のボキャブラリーが不足している可能性もあり、一覧を見ることで、「これだったら特技として回答できるかもしれない」などの発見があるはずです。

次の章で、面接で話せる特技を一覧にしているので、該当するものがないか探してみましょう。

特技の見つけ方は「自分の特技がわからない時はどうする?その原因と見つけ方のコツを解説」の記事でも詳しくまとめているので、あわせて参考にしてください。

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面接で話せる特技一覧77選

面接で回答できる特技について、ジャンル別で77個まとめました。以下の一覧には、自分では特技として認識していなかったものがあるかもしれません。日常を振り返りつつ、該当するものがないか確認してみてください。

スポーツ系の特技

スポーツ系の特技の一覧は以下のとおりです。

・サッカーや野球などの球技全般
・空手や柔道などの武道全般
・ランニング
・登山
・水泳
・乗馬
・縄跳び
・サーフィン
・新体操
・筋トレ
・ヨガ
・ボーリング
・スケボー

幼少期から続けていたものはもちろん、現在も取り組んでいる場合は、特技としてアピールできます。集団競技と個人競技で与える印象も異なるので、企業が求める人物像に合わせて、回答する内容を変えたほうが評価を高めやすいでしょう。

文化系の特技

文化系の特技としては以下が挙げられます。

・ピアノやギターなどの楽器の演奏
・合唱
・書道
・茶道
・華道
・ゲーム
・将棋
・囲碁
・そろばん
・暗算
・読書
・手芸
・タロット占い
・手相占い
・謎解き
・ものまね
・利き酒
・手話

文化系の部活動やサークル活動だけでなく、さまざまな趣味の延長として、特技をアピールできるものもあるでしょう。ただし、文化系の活動や取り組みは趣味の要素が強いため、周りよりも秀でていることが伝わるエピソードを盛り込むのがおすすめです。

表現活動に関する特技

表現活動に関する特技の一覧は以下のとおりです。

・動画制作
・カメラ
・絵画
・俳句
・作曲
・ダンス
・ネイルアート
・ヘアメイク
・ファッションコーディネート
・インテリアコーディネート
・カラーコーディネート
・ハンドメイドやDIY

自分らしさを表現する上記のような活動は、個性をアピールするにはピッタリといえます。

ビジネススキルに関する特技

入社してからの活躍を期待できそうなビジネススキルに関する特技は、以下が挙げられます。

・タイピング
・プログラミング
・Word
・Excel
・PowerPoint
・デザイン
・ライティング
・動画編集
・SNS運用
・サイト制作
・マーケティング
・外国語
・資料制作
・簿記
・接客
・プレゼン

日常的にパソコンを使ったり、SNSで発信活動をしたりしている人は、入社後に役立つスキルを特技としてアピールしやすいです。デザインやライティング、サイト制作などで報酬を得ている場合も、周りよりも秀でたスキルとして積極的にアピールできるでしょう。

日常生活に関する特技

日常生活や毎日の習慣に関連する特技の一覧は以下のとおりです。

・整理整頓
・掃除
・早起き
・時間管理
・料理
・お菓子作り
・字が綺麗
・収支管理

当たり前のように行っている取り組みや活動のなかに特技が隠れている場合もあるので、上記はもちろん、関連する習慣がないか考えてみてください。

長所に関する特技

自身の長所に関連した内容も、以下のように特技と捉えられる場合もあります。

・顔や名前をすぐに覚えられる
・場の空気を読める
・コミュニケーション能力
・ポジティブシンキング
・記憶力
・集中力
・忍耐力
・継続力
・情報収集力
・企画力

長所に関連した内容を特技として回答する際は、具体的なエピソードを交えて、面接官にイメージしてもらいやすくなる工夫をしましょう。特技で好印象を残したい人は「履歴書・特技欄の書き方は?就活のプロが好印象を持った特技例一覧」の記事も参考にしてみてください。

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面接で回答する特技を選ぶ際のポイント

面接で回答する特技を選ぶ際は、仕事に活かせるかどうかや、自信を持って答えられるかどうかなどを基準にするとよいでしょう。ここでは、特技を選ぶポイントを紹介するので、どの特技を選べばよいか分からない場合は参考にしてください。

業務や仕事に活かせる特技を選ぶ

面接で回答すべき特技を絞れない場合は、志望する企業の仕事で活かせるものを選びましょう。なぜなら、仕事や業務で活かせる特技であれば、入社してから働く姿をイメージしやすくなるからです。

たとえば、IT・Web関係の企業であれば、SNS運用やマーケティング、ライティングなどを特技として回答することで、入社後の活躍を期待してもらいやすくなります。

面接中の質問に対する回答は、原則として自分を採用するメリットが伝わるようにするのがポイントです。

自信を持って答えられる特技を選ぶ

面接で回答する特技を選ぶ際は、その内容について自信を持って伝えられるかどうかを基準にしてもよいでしょう。人は誰しも熱中しているものがあり、その話題になると話が止まらないものです。前のめりになって話せるような話題は自分の個性も伝わりやすく、質問された際も堂々と回答できます。

企業側の目線を意識することも大切ですが、自分が熱量を持って語れる事柄を特技として伝えられないか考えてみましょう。

自己PRにつながる特技を選ぶ

特技を絞り込めない場合は、「自己PRにつながるかどうか」という視点で選ぶ方法もおすすめです。特技によっては、強みや自己PRに関連しており、一貫性のある内容として伝えられる場合もあります。

たとえば、営業職を志望する際、特技として華道と答えるより、野球などの集団競技と回答したほうが、コミュニケーション能力やバイタリティのアピールにつながりやすいでしょう。

特技と長所や自己PRは、関連性を持たせるように意識することで、どの特技を回答すべきか選びやすくなるはずです。

意外性をアピールできる特技を選ぶ

特技を選ぶ際は、ギャップや意外性につながるかどうかを基準にしてもよいでしょう。企業としては、特技を通じて個性や人間性を把握したい狙いがあるため、見た目や雰囲気からはイメージしづらい取り組みを特技として回答することで、印象に残りやすくなります。

・アクティブに活動する体育会系の学生の特技が書道
・落ち着いた印象の学生の特技がエレキギターの演奏

二面性を効果的にアピールして、会話のきっかけを作るようにしてもよいでしょう。

アピールにつながる特技をもっと知りたい人は「エントリーシートの「趣味・特技」70選!アピールにつながる例文も解説」をご覧ください。

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面接での回答を避けたほうがよい特技

面接で特技を回答する際は、ギャンブルや政治・宗教などの思想信条にまつわるもの、素行の悪さを懸念されるような特技は避けましょう。ここでは、面接での回答を避けたほうがよい特技を紹介します。面接官にマイナスな印象を抱かれないよう、以下で紹介する内容を踏まえて回答する特技を考えてみてください。

ギャンブルや思想信条に関する特技

面接で特技を質問された際、ギャンブルにまつわるものや思想信条に関する内容は回答しないようにしましょう。

・パチンコ
・競馬
・競艇
・カジノ
・特定宗教への信仰
・特定の政治思想

ギャンブルは社会的なイメージがよくないため、自分の印象も下げかねません。また、思想信条に関しては、面接において把握してはならないものである旨の通達が厚生労働省から発出されています。

入社後のトラブルが生じる可能性もゼロではないため、ギャンブルや思想信条に関する内容は特技として回答しないようにしましょう。

素行を懸念されるような特技

素行の悪さを懸念されるようなものを特技として回答するのも避けてください。

・ハッキング
・ピッキング
・一気飲み

内容によっては犯罪を連想する場合もあり、企業としては採用に対して消極的にならざるを得ません。ビジネスの場面では社会的な信用力が重視されるため、上記のような項目は特技として回答するのは避けましょう。

一気飲みに関しても、顧客との付き合いなどで重宝する可能性は否定できませんが、特技として回答しても大きなメリットはないといえます。企業側の立場に立って、マイナスな印象になりかねない特技は伝えないようにしましょう。

嘘の特技

特技に限らず、面接で嘘の内容を盛り込むのは避けてください。追求された際に回答できなかったり、内容に矛盾が生じたりして、早かれ遅かれバレてしまうでしょう。

仮に嘘が見抜かれずに採用されたとしても、入社後に特技を聞かれて回答に困る場合も想定されます。そもそも、嘘の特技に対して熱量を持って回答するのは困難で、実体験に基づく内容にしたほうが安心して面接に臨めるはずです。

特技に対しては等身大の自分をアピールするつもりで、気楽な気持ちで考えてみましょう。

「特技はありません」もNG

面接で特技を質問された際、「特技はありません」という回答も避けてください。面接は自分をアピールする場面であり、質問に回答できないのは志望度が低いと判断されかねません。

面接は、学生と面接官が会話のキャッチボールをする機会です。特技に限らず、質問に対して「△△はありません」という回答は、コミュニケーション能力に問題があると判断される可能性もあるでしょう。

回答に困った場合は、考える時間をもらうなどして、必ず特技を答えるようにしてください。

面接に限らず、応募書類にもNGな内容があります。「エントリーシートや履歴書のNGワードは?就活で気を付けたい言葉を解説」では、就活で気をつけたいNGワードをまとめているので、あわせて参考にしてみてください。

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面接で特技を質問された際の答え方

面接で特技を質問された際は、結論を最初に答えたうえで、具体的なエピソードで内容を補足しましょう。可能であれば、どのように仕事に活かせるかまで盛り込めると、自己PRにつながります。

ここでは、面接で特技を質問された際の答え方を紹介します。以下で解説する型に当てはめて、自分らしさをアピールできる特技を回答できるようにしましょう。

結論を最初に伝える

特技を聞かれた際は、「私の特技は△△です」という形で結論を最初に伝えます。質問に対して結論から端的に答えるのは、面接に限らずビジネスシーンの基本です。

最初に結論を伝えることで、面接官は話の内容が理解しやすくなり、展開もイメージしやすくなります。ただし、結論だけで終わると話が広がらず説得力もないため、後述するように具体的なエピソードを交えるのがポイントです。

具体的なエピソードを盛り込む

最初に結論を伝えたら、内容を補足するためのエピソードを盛り込みましょう。

・集団競技の場合は自身の役割や収めた成績
・個人競技の場合は最終的な成果や伸び代
・文化系の活動の場合はコンクールなどの受賞歴
・毎日の習慣であれば時間や回数などを交えた詳細な情報
・ビジネススキルの場合は収益化できた旨

単に特技を伝えるだけでなく、上記のような客観的な成果を示すことで、内容に説得力を持たせられます。具体的な成果がない場合は、継続している期間をエピソードとして伝えてもよいでしょう。

仕事にどのように活かせるかで締めくくる

特技を仕事にどのように活かせるかを伝えられると、採用するメリットのアピールにつながりやすいです。

・継続力を活かして組織に貢献したい
・情報収集力を活かしてスピード感のある仕事をしたい
・SNS運用の経験を分かりやすい資料作成に活かしたい

上記の例を参考に、入社後のアピールにつなげられないか考えてみましょう。

面接では回答の内容も重要ですが、話し方も見られています。「面接での話し方には重要マナーが!就活生なら知っておくべき好印象を与えるコツとは」では、面接中の話し方のコツをまとめているので、あわせて参考にしてみてください。

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面接で特技を質問された際の回答例文12選

面接で特技を質問された際の回答例文について、ジャンルごとに紹介します。以下の例文を参考に、自分ならどのように回答できるか考えてみてください。

スポーツ系の特技を回答する際の例文

ここでは、スポーツ系の特技を回答する際の例文を紹介します。

例文1.ランニング

私は高校2年生のころからランニングを始めて、現在も継続しています。最初は3キロ走るだけで精一杯でしたが、今では毎日10キロ前後のランニングが習慣になり、体調を崩す機会も減りました。

習慣化の力を入社後にも活かして、円滑に業務を進めていきたいです。

例文2.バレーボール

私は中学校からバレーボールを始めて、現在は大学のバレー部副キャプテンとして活動しています。自分の練習はもちろんですが、積極的な声かけやサポートなど、自分にできることを考え続けた結果、チームから頼りにされる存在になれました。

組織において求められる役割を探し、その役割を全うするのは、御社に入社後も活かせると考えています。

文化系の特技を回答する際の例文

文化系の特技を回答する場合の例文を紹介します。

例文3.ピアノ

私の特技はピアノの演奏で、小学校に入学したタイミングから中学校を卒業するまで、週3回のレッスンを受け続けました。最後に出場したコンクールでは銀賞を受賞でき、継続して努力することの大切さを学びました。

御社に入社した際も、継続的な努力を欠かすことなく、1日でも早く結果を出せるようになりたいです。

例文4.将棋

私の特技は将棋を打つことで、7歳の頃から祖父を相手に、時間があれば将棋をしてきました。将棋は相手が打つ手を読む必要があり、パターン分けして物事を考えるトレーニングにもなったことから、論理的思考力が身についたと実感しています。

御社に入社したら、将棋で培った先を読む力と論理的思考力で、クライアントの問題解決に貢献したいです。

表現活動に関する特技を回答する際の例文

ここでは、表現活動に関する特技を回答する際の例文を紹介します。

例文5.カメラ

私は、カメラと写真に関する知識が人よりも豊富で、日頃から一眼レフを持ち歩き、日常の風景を撮影しています。撮影のアングルや画角はもちろん、各種設定やフォーカスの当て方など、ちょっとした違いで写真の仕上がりが大きく変化するところが大きな魅力です。

写真撮影に正解はなく、あれこれと試行錯誤する姿勢は、御社に入社後の業務への取り組みにも活かせると考えています。

例文6.動画制作

私は3年前から動画制作に没頭しており、制作・編集した動画はSNSに投稿しています。動画によって視聴者の反応は異なり、編集がうまくできたからといって高評価を獲得できるわけではなく、どのような内容にすると反応率が上がるかなど、仮説検証する点も含めて面白みを感じています。

御社に入社後も、動画制作で培った編集力や企画力を活かして貢献していきたいです。

ビジネススキルに関する特技を回答する際の例文

ビジネススキルに関する特技を回答する際は、以下の例文を参考にしてみてください。

例文7.Webデザイン

私の特技はWebデザインです。大学に入学したときにノートパソコンを購入し、何か新しいことを始めたいと思って選んだのがWebデザインでした。最初はバナー制作からスタートして、制作過程や成果物をSNSに投稿していたら、動画のバナーを作って欲しい旨の依頼を受けるようになりました。

自分のスキルで報酬を獲得できた経験がとても嬉しく、御社に入社できた暁には、より多くの人が目にするデザイン制作に携われるよう、さらなる努力をしていく所存です。

例文8.SNS運用

私の特技はSNS運用で、3年前から運用している暮らし系アカウントのフォロワーは2万人を突破しました。大学に入学したタイミングで一人暮らしを始めて、当時の困りごとや知っておきたかったことなど、同じ失敗をしてほしくないと思って投稿を始めました。

コンテンツの工夫はもちろん、どのように露出を増やすか毎日検証してきたので、この経験を御社のSNS運用にも活かしたいです。

日常生活に関する特技を回答する際の例文

ここでは、日常生活に関する特技を回答する際の例文を紹介します。

例文9.整理整頓

私の特技は整理整頓で、毎日寝る前の10分間を、片付けるための時間にしています。実家暮らしのときは整理整頓が苦手でしたが、大学進学に伴って一人暮らしを始めた際、仕組み化させるために寝る前の時間を活用することにしました。

整理整頓できていると、必要な物がすぐに見つかるのはもちろん、スッキリした気持ちで毎日を過ごせます。御社に入社後も、デスクの整理整頓はもちろん、共用スペースも含めて清潔感のある空間にして、快適に働ける環境の整備を意識したいです。

例文10.早起き

私の特技は早起きです。中学・高校と部活動をしており、毎日の朝練に行くため、自然と早起きできるようになりました。早起きすると時間に余裕が生まれるため、大学に進学してからは、今日すべきことの整理や読書などで自己研鑽に励んでいます。

御社に入社してからもこの習慣を継続させて、1日でも早く業務を覚えるだけでなく、自己研鑽に励み続けたいです。

長所に関する特技を回答する際の例文

長所に関する特技を回答する際は、以下の例文を参考にしてみてください。

例文11.顔や名前をすぐに覚えられる

私の特技は、顔や名前をすぐに覚えられることです。大学は地元から離れており、同じ学科の学生は誰一人分かりませんでしたが、一度話した際の内容や特徴などをたよりに、入学してから1か月で約100名の顔と名前を覚えました。

ビジネスの場面では、社内はもちろん、社外の方との交流が一気に増えるものの、人違いはあってはならないものです。私の記憶力を活かして、1日でも早く組織に打ち解けたいと思います。

例文12.場の空気を読める

私の特技は、場の空気を読むことです。中学生の頃からサッカーをしており、チームの雰囲気によってプレーの質が下がったり、連携を取れていたのが取れなくなったりする経験を何度もしました。チームスポーツでは空気を適切に読み、状況に合わせた行動が欠かせません。

御社に入社した暁には、サッカーで培ったチームの空気を読んで行動に移せる力を活かして、その場に求められる立ち居振る舞いをしていきたいです。

面接では特技だけでなく、趣味について質問されることもあります。面接で趣味について聞かれた際の回答例は「面接で趣味について質問されたら?好印象を与える回答を例文付きで紹介」の記事で詳しくまとめているので、あわせて参考にしてみてください。

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面接で特技を回答する際のNG例文3選

面接で特技を答える際は、アピールの方向性を誤ったり、こだわりが強い印象を与えてしまったりしがちです。ここでは、特技を回答する際のNG例文を3つ紹介するので、以下の内容に当てはまらないように気をつけてください。

1.アピールの方向性を誤ったNG例文

私の特技は卓球です。特に、シングルスでの個人戦がめっぽう強く、高校3年生の大会では県大会で3位の成績を収めました。

個人で結果を出す能力に長けているので、御社に入社後も活躍できると自負しています。

改善ポイント

ビジネスの場面では、個人の能力も求められますが、チームとして結果を求められることのほうが多いです。

上記の内容では「チームワークや協調性に欠けるのでは」と判断されかねないので、結果を出すための取り組みに焦点を当てるとよいでしょう。

2.習慣化が悪影響を及ぼし得るNG例文

私の特技は、毎日の生活リズムが安定していることです。起床時間や食事の時間、就寝時間に至るまで、毎日同じリズムを徹底しています。

リズムが崩れると体調が悪くなりやすいため、入社後も同じ生活習慣を維持して、一定のパフォーマンスを出したいです。

改善ポイント

規則正しい生活習慣という意味では理想的かもしれませんが、社会に出てからは残業や飲み会など、生活リズムを乱す可能性のある行事があります。

体調を優先して残業せずに業務を切り上げる姿勢が見られると、場合によってはマイナスイメージになるため、伝え方には気をつけましょう。

3.エピソードでマイナスな印象を与えてしまうNG例文

私の特技は網羅性のある情報収集力です。芸能人やタレントはもちろん、一般の人まで、インターネット検索を駆使し、プライベートのSNSアカウントを特定するなどして事細かに調べて、分かりやすくまとめられます。

御社に入社後も、プレゼン資料の作成などに情報収集力を活かしていきたいです。

改善ポイント

情報収集して資料にまとめること自体は仕事にも活用できますが、プライベートに関する情報収集をエピソードとして伝えるのは避けたほうがよいでしょう。

コンプライアンスや個人情報保護に関して慎重な取り扱いが求められるため、エピソードでマイナスな印象を与えてしまっていないか、客観的に判断することが大切です。

就活では特技だけでなく、さまざまな質問がされますが、ある程度のパターンが決まっています。「就活でよく聞かれる質問とは?厳選20項目と回答のポイントを解説」では、面接で頻出な質問を紹介しているので、特技を含めた各質問に対しても回答を考えておきましょう。

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面接で特技を答えることに不安が残るあなたへ

「面接で回答する特技が思い浮かばない」「この特技を答えてもよいのだろうか」など、面接の質問回答に悩むケースは多いです。面接で特技について回答する際は、自分の人柄をアピールできるか、企業にとってプラスになるかを考えましょう。

面接で回答する特技について、現在考えている内容で問題ないか確認したい場合は、就活エージェントをはじめとする就活のプロに相談するのがおすすめです。

就活エージェントのキャリアチケットでは、就活生一人ひとりに合わせた面接対策はもちろん、自己分析やESの添削といったあらゆる選考対策を行っています。面接で話す特技が分からなくて悩んでいる方は、キャリアチケットまでお気軽にお問い合わせください。

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本記事の監修者

淺田真奈(あさだまな)

大学時代は接客のアルバイトを3つかけもちし、接客コンテストで全店1位になった経験をもつ。新卒では地方創生系の会社に入社をし、スイーツ専門店の立ち上げからマネジメントを経験。その後、レバレジーズへ中途入社。現在はキャリアチケットのアドバイザーとして、学生のキャリア支援で学生満足度年間1位と事業部のベストセールスを受賞し、リーダーとしてメンバーのマネジメントを行っている。

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