このページのまとめ
- 新卒の自己PRでは、企業との相性や人柄が評価される
- 企業が求める人物像に合わせ、自分らしさが伝わる自己PRを作ることが選考通過のカギ
- 自己PRが思いつかない新卒は、自己分析や企業研究を深めることが重要

就活で自己PRを求められ、「この内容で本当に評価される?」「どんな強みをどのようにアピールすれば良いか分からない」と悩む新卒の方もいるでしょう。自己PRでは、企業との相性や仕事に活かせる強みを伝えることが重要です。
この記事では、企業側に評価される自己PRを作るコツや履歴書・ESに書く方法、面接での伝え方を解説します。例文も紹介するので、自分の魅力を伝えるための参考にしてください。
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- 自己PRで企業が新卒を評価するポイント
- 自社との相性が良いか
- どのような強みを持っているか
- どのような人柄や考え方をしているか
- 自己PRを新卒選考で評価してもらうためのコツ
- 企業が求める人材を意識して内容を変える
- 華々しさよりも自分らしさが伝わる内容を意識する
- 自己PRを評価してもらうための構成
- 1.最初に結論として強みを述べる
- 2.強みの根拠になるエピソードを加える
- 3.客観的な成果を説明する
- 4.強みをどのように仕事に活かすかを伝える
- 自己PR作成前に新卒が行いたい準備
- 自己分析
- 他己分析
- 企業研究
- 新卒が自己PRを書く際に注意したい3つのポイント
- 指定文字数の8割以上を目安にする
- レイアウトを整えて読みやすく仕上げる
- 手書きの場合はきれいな字で書く
- 新卒が面接で自己PRを伝えるときに注意したい4つのポイント
- 1分程度で簡潔に伝える
- 自信を持って話す
- 丸暗記はせずポイントを押さえる
- 履歴書やESと一貫性を持たせる
- 【強み別】新卒の自己PRの例文
- 1.コミュニケーション能力
- 2.課題解決力
- 3.忍耐力
- 4.責任感
- 5.リーダーシップ
- 【経験別】新卒の自己PRの例文
- 1.サークル活動
- 2.アルバイト
- 3.留学
- 4.ゼミの活動
- 5.インターン
- 【業界別】新卒の自己PRの例文
- 1.金融業界
- 2.コンサルティング業界
- 3.広告業界
- 4.不動産業界
- 5.商社
- 【職種別】新卒の自己PRの例文
- 1.営業職
- 2.事務職
- 3.マーケティング職
- 4.研究・開発職
- 5.ITエンジニア
- 自己PRで新卒の就活を有利に進めたいあなたへ
自己PRで企業が新卒を評価するポイント
就活の自己PRでは、企業とのマッチ度を中心に評価されています。選考通過に向けて、企業側がどのような基準で新卒の自己PRを評価しているかを確認しておきましょう。
自社との相性が良いか
企業は自己PRを聞くことで、自社と就活生がどれくらいマッチしているのかを知ろうとしています。企業は、採用した人材には長く働いてほしいと思っているからです。
中小企業庁の「2024年版 中小企業白書 第2部 環境変化に対応する中小企業」によると、新卒を採用した中小企業は、そのメリットとして以下を挙げていました。
| 新卒を採用するメリット | メリットとして挙げた中小企業の割合 |
| 社内が活性化する | 61.9% |
| 計画的な求人・育成ができる | 49.2% |
| 将来の後継者・幹部候補生として育成できる | 31.9% |
| 優秀な人材を確保できる | 25.6% |
| 採用コストが低い | 19.4% |
| デジタルツールに強い | 12.3% |
| その他 | 3.4% |
参照:中小企業庁「2024年版 中小企業白書 第2部 環境変化に対応する中小企業 (p.Ⅱ-10)第2-1-7図 新卒採用のメリット」
調査によると、多くの企業が新卒採用に対し、「計画的な求人・育成ができる」「将来の後継者・幹部候補として育成できる」というメリットを感じていることが分かります。つまり、新卒採用では、長期的な視点で活躍できる人材が求められているといえるでしょう。
企業との相性が良い学生は、入社後にモチベーションを持って働き続け、強みを活かして長く働いてくれる可能性があるため、選考で評価されやすくなります。
参照元
中小企業庁
2024年版「中小企業白書」全文
どのような強みを持っているか
就活生が持つ強みも、自己PRで評価されている内容の一つです。新卒の場合、就業経験が少ないため、学業やサークル活動、アルバイトなどで培った強みが自己PRの中心となります。
これまでの経験から得た強みを仕事に結びつけてアピールすることが、選考に通過するためのカギです。
たとえば、営業職の場合、行動力や主体性などの強みがあれば契約成立に貢献できる可能性があります。研究職であれば、地道に研究を続けられる継続力が役立つでしょう。
どのような人柄や考え方をしているか
自己PRでは、人柄や考え方も見られています。採用担当者は、就活生の内面を知り、「一緒に働きたいか」「ストレスや困難を乗り越えられるか」などを判断しているようです。
自己PRで困難に直面した際の乗り越え方や、周囲への気配りなどを伝えることで、採用担当者に「一緒に働きたい」と思ってもらえる可能性があります。
自己PRを求める企業の意図を詳しく知りたい人は、「自己PRとは?企業が求める理由や回答のポイント・例文を紹介」の記事もご確認ください。
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自己PRを新卒選考で評価してもらうためのコツ
就活において、自己PRを評価してもらうには戦略的な準備とアピールが必要です。ここでは、新卒の選考で評価される自己PRを作るコツを紹介します。
企業が求める人材を意識して内容を変える
自己PRは、企業がどのような人材を求めているかを考えて内容を変えましょう。企業はそれぞれ、独自の事業内容や文化を持っています。素晴らしいアピールを行っても、企業文化や業務に合わなければ内定につなげるのは難しいでしょう。
自己PRを評価してもらうには、応募する企業がどのような人材を求めているのかを深く研究したうえで、自分がニーズに合っていることをアピールする必要があります。
自己PRを作る際は、企業のWebサイトや採用ページを閲覧し、求める人物像や活躍している人の特徴を確認しましょう。OBOG訪問や企業説明会で、どのような社員が働いているかを確認してみるのもおすすめです。
華々しさよりも自分らしさが伝わる内容を意識する
自己PRは、全国大会での優勝経験や起業の実績など、華々しい内容である必要はありません。先述したように、自己PRで採用担当者が見ているのは、企業との相性や人柄、考え方などです。
これまでの経験を深掘りし、「なぜそのような行動をとったのか」「困難をどのように乗り越えたのか」などを説明することで、自分らしさが伝わります。ほかの就活生と差別化された自分らしい自己PRは、採用担当者の印象に残りやすいでしょう。
就活生のなかには、「自分にはアピールできる経験はない」と悩む人もいます。自己PRが思いつかない場合は、「自己PRの考え方が分からない…書けない場合の対処法と構成の作り方を解説」の記事をご参照ください。
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自己PRを評価してもらうための構成
自己PRを評価してもらうためには、読み手にとって分かりやすい論理的な構成が重要です。ここでは、自己PRを分かりやすく伝えるための構成を解説します。ESの作成や面接に向けて、ぜひ参考にしてください。
1.最初に結論として強みを述べる
自己PRでは、自分の主張したい強みを最初に述べます。先に結論を伝えることで、これからどのような話をするのかが明確になり、採用担当者が話を理解しやすくなるためです。
「私の強みは、コミュニケーション能力です」のように、結論から簡潔に伝えましょう。
2.強みの根拠になるエピソードを加える
次に、強みの根拠となるエピソードを伝えます。強みを発揮した経験や見つけたきっかけなどを話すことで、説得力のある内容になり、採用担当者に納得してもらいやすくなります。
エピソードを伝える際は、具体的な内容を意識しましょう。たとえば、「コミュニケーションが苦手でお客さまからクレームを受けることが多かったが、努力して改善した」とだけ伝えても、どのように努力したかが分かりません。
「会話内容をメモして忘れないように心掛けた」「お客さまと話す回数を増やしてコミュニケーションの苦手意識を克服した」のように、具体的な行動を伝えてください。
3.客観的な成果を説明する
課題解決のために強みを発揮した結果、どのような成果が出たかも伝えましょう。その成果が、自己PRに説得力を持たせてくれます。
たとえば、「コミュニケーション能力を活かして、店舗で売り上げ1位を獲得した」「コミュニケーション能力を改善してお客さまからの満足度ナンバーワンを獲得した」などが成果です。信頼性を高めるために、お客さまの声や表彰経験など、第三者からの評価をアピールするのも良いでしょう。
4.強みをどのように仕事に活かすかを伝える
アピールした強みを、入社後の業務でどのように活かすかも伝えます。採用担当者は強みを知りたいだけではなく、自社で活躍できる人材かどうかを確認したいからです。
どのような業務や場面で自分の長所を活かせるかを明確に伝えて、入社意欲をアピールしましょう。たとえば、「コミュニケーション能力を活かし、貴社でもお客さまやチームメンバーと信頼関係を構築します」のように意欲を伝えてみてください。
自己PRの構成や内容は、「自己PRの内容は内定を左右する!書き方や注意点を例文つきで解説」の記事で詳しく解説しています。ぜひご一読ください。
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自己PR作成前に新卒が行いたい準備
新卒選考に向けて自己PRを作る場合は、自己分析や企業研究などの準備が大切です。ここでは、選考通過に向けて実施したい準備について解説します。
自己分析
自己PRでアピールする強みを見つけるために、自己分析を行いましょう。過去のエピソードを振り返ることによって、これまでの経験で発揮された強みを見つけ出します。
過去のエピソードから強みを探す
自己分析では、小学生時代までさかのぼって、覚えているエピソードや経験をとにかく書き出しましょう。ささいな出来事や経験であっても、強みを見つけるきっかけになり得ます。
エピソードを書き出したら、共通する行動や特性、性格をまとめてみましょう。複数の経験に共通するものが自分自身の特徴であり、強みとしてアピールできます。
強みがない場合は短所を言い換える
自己分析をしても強みが思い浮かばない場合は、短所について考えてみましょう。短所を言い換えると、強みとしてアピールできることがあります。たとえば、以下のように短所の言い換えが可能です。
・頑固→意志が強い
・マイペース→環境の変化に動じない
・諦めが悪い→粘り強い
・落ち着きがない→行動力がある
・行動力がない→思慮深い
・消極的→慎重に考える
・理屈っぽい→論理的に考えられる
・話し下手→傾聴力がある
自己分析の進め方については、「自己分析とは?就活におすすめの簡単なやり方10選や活用例を解説」の記事で紹介しているので参考にしてください。
他己分析
友人や家族に自分の特徴を聞く、「他己分析」を行うのもおすすめです。自分では見つけられなかった強みを客観的な視点で見つけられるメリットがあります。
たとえば、自分では当たり前だと思っていたことが、実はアピールできる強みだという可能性も。「友人からは△△といわれます」のように、客観的に言われていることだとアピールすれば、説得力が増すでしょう。
他己分析の進め方は、「他己分析とは?有意義かつ効率的なやり方のポイントや質問例30選を紹介」の記事で紹介しているので参考にしてください。
企業研究
自己PRを作る際は、企業研究を行い、どのような強みが求められているのかを調べるのも大切です。先述したように、素晴らしい強みを持っていても、企業で評価される内容でなければ選考通過につながりません。
たとえば、企業が「行動力のある人物」を求めている場合は、積極性や主体性などを強みとしてアピールすれば、企業の求める人物とマッチします。一方、慎重な性格や縁の下で支えるサポート力をアピールすると、評価を得るのが難しくなるでしょう。
企業研究でどのような人材が求められているかを知っておくと、自己PRでアピールする強みを選びやすくなります。
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新卒が自己PRを書く際に注意したい3つのポイント
新卒の就活において、履歴書やESに書く自己PRは、自分の強みを採用担当者にアピールする最初の機会です。読みやすく、分かりやすい自己PRを書いて、書類選考突破を目指しましょう。
指定文字数の8割以上を目安にする
文字数や記入欄の指定がある場合は、8割以上を目安に記入してください。文章量が少ないと「志望度が低いのでは」と思われかねません。情報量も減ってしまうので、8割以上を目安に内容を充実させることをおすすめします。
指定がない場合は300~400字程度が目安
自由記述の場合は、300~400文字程度を目安に自己PRを書きましょう。結論・エピソード・入社後の意欲をバランス良く含めることができます。長過ぎると読み手の負担となったり、最後まで読んでもらえなかったりするので注意してください。
レイアウトを整えて読みやすく仕上げる
自己PRを書くときは、レイアウトにもこだわることが必要です。採用担当者は、一日に多くの履歴書やESに目を通します。ひと目見たときに「分かりにくい」と判断されると、内容にかかわらず評価してもらえないことがあるでしょう。
具体的には、以下の点を工夫してみてください。
・圧迫感がないように余白を作る
・改行や段落分けを行う
・文字サイズやフォントを統一する
・強調したい部分は太字や色分けを使う
細部にもこだわった履歴書やESを提出することで、丁寧な印象を与えられます。ただし、企業側からフォーマットを指定されている場合は、それに従いましょう。
手書きの場合はきれいな字で書く
新卒の採用選考では、手書きの履歴書やESが求められることもあります。手書きの場合、丁寧に書くことを意識しましょう。
走り書きでは、「仕事も雑にするのでは」「志望度が低そう」という印象を与えかねません。「この企業に入りたい」という熱意を文字からも伝えるため、一文字ずつ丁寧に書くことが大切です。
「履歴書の自己PRが今すぐ書ける!強みの見つけ方や書き方、例文を紹介!」では、自己PRを履歴書やESに書くときのポイントを解説しています。例文も参考に、自身の魅力が伝わる自己PRを作ってみましょう。
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新卒が面接で自己PRを伝えるときに注意したい4つのポイント
ここでは、面接で自己PRを伝える際のポイントを紹介します。自分の強みをアピールして内定を獲得するため、ぜひ参考にしてください。
1分程度で簡潔に伝える
自己PRを伝える際は、1分程度を目安にしましょう。長過ぎると話がまとまらず、中身が伝わりにくくなるからです。
面接では詳しく伝えようと考え、話が長くなってしまう就活生もいます。しかし、面接官は気になる点があれば追加で質問してくれるので、内容を盛り込み過ぎずに簡潔にまとめましょう。
自己PRが完成したら声に出し、1分程度で伝えられるか確認してみてください。
自信を持って話す
面接では、自信を持って自己PRを伝えることが大切です。自己PRの内容が良くても、表情が暗く小さな声では、強みを効果的にアピールできないでしょう。
面接では、回答の内容も大切ですが、明るくハキハキと話すことも重要です。面接で好印象を与える話し方については、「面接での話し方には重要マナーが!就活生なら知っておくべき好印象を与えるコツとは」の記事で紹介しているので、確認してみてください。
丸暗記はせずポイントを押さえる
自己PRは丸暗記するのではなく、重要な箇所を覚えるようにしましょう。文章をそのまま丸暗記してしまうと、深掘りの質問をされたときに回答に詰まったり、棒読みになったりすることがあるためです。
また、「自己紹介とあなたの強みを教えてください」というように、2種類の質問を同時にされる場合もあります。どのような質問にも柔軟に答えられるよう、アピールしたいポイントを覚えておくのがおすすめです。
履歴書やESと一貫性を持たせる
履歴書やエントリーシートで伝えた内容と、面接での回答で矛盾しないように気をつけましょう。履歴書では「協調性がある」と書いているのに、面接で「個人プレーが得意」と答えてしまうと、読み手を混乱させてしまうからです。
また、就活では複数の企業を受けるので、伝える内容を企業ごとに間違えないようにも気をつけてください。面接前に履歴書やエントリーシートを確認し、何を書いたか思い出しておくと安心です。
「面接官が見ている6つのポイント!よくある質問と印象アップのコツも解説」の記事では、新卒の選考で面接官が評価するポイントを解説しています。志望企業から内定を得るため、ぜひご覧ください。
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【強み別】新卒の自己PRの例文
ここでは、就活生が持つ強み別に自己PRの例文をまとめました。例文を参考に、自分の強みを効果的にアピールできる自己PRを考えてみましょう。
1.コミュニケーション能力
私の強みは、コミュニケーション能力です。在学中は、アルバイトとして3年間アパレル販売員を経験しました。
初めのころは、お客さまとの会話も続かず、売り上げの成績も最下位でした。このままではいけないと思い、 お客さまとの会話の引き出しを増やすため、ファッション雑誌に目を通すことを習慣化しました。
また、商品を無理に勧めず、お客さまのニーズを引き出す会話を心掛けました。結果として、常連のお客さまからの接客指名が増え、半年後には売り上げの成績が1位になりました。
この経験を活かし、顧客のニーズを適切に捉えたサービスの提供を行いながら、貴社の売り上げに貢献したいと考えております。
2.課題解決力
私の強みは、課題解決力です。所属していた放送部では、新入部員が長続きしない点が課題でした。新入部員にヒアリングを行うと、「入部時のレクチャーが甘く、取材や編集の方法を理解しきれずに不安」との回答が多く挙がりました。
そこで、私は同期や先輩のアイディアを集約し、放送部の作業マニュアルを作成しました。また、各新入部員に担当の先輩を付け、疑問や不安をすぐに聞ける体制作りを提案しました。
これにより、新入部員の退部が6割から1割に減り、部員数は10名増えました。貴社におきましても、現場の課題発見と解決に真摯に取り組んでいきたいと考えております。
3.忍耐力
私の強みは、デイサービスのボランティアで培った忍耐力と継続力です。
最初のころは、新人である私を拒否される利用者さまがいらっしゃいました。声掛けに返事をいただけませんでしたが、努力の積み重ねが大切だと考え、まずは挨拶を欠かさず行いました。
また、カルテや職員の方の対応を参考にしながら、アプローチの仕方を工夫し続けました。半年を過ぎ、その方に初めて挨拶を返していただいたときの喜びは忘れられません。
貴施設でも、利用者さま一人ひとりに寄り添い、粘り強く現状を改善しながら、サービスの質向上に貢献してまいります。
4.責任感
私は、一度引き受けた仕事は最後までやり遂げる強い責任感を持っています。文化祭の会計係を務めた際、開催直前にメンバーが急病で離脱するという事態が発生しました。私は、自分の担当に加え、そのメンバーの未完了業務をすべて引き受け、休日も返上して作業しました。
結果、会計報告を期日どおりに完璧な状態で提出し、後輩たちへの引き継ぎも円滑に行うことができました。この責任感を持って、貴社の事務職として正確かつ信頼される業務遂行に貢献します。
5.リーダーシップ
私の強みは、異なる意見を持つメンバーをまとめ、目標達成へ導く調整型のリーダーシップです。所属するフットサルサークルで、チーム内のモチベーションが低下した際、私はサークル長としてメンバーとの個別面談を実施しました。
その結果、「試合に勝ちたい」「楽しく活動したい」という二極化したニーズがあることを把握しました。そこで、「練習日」と「エンジョイ日」を明確に分け、練習日では各メンバーの強みを活かした役割分担を導入しました。
この取り組みにより、チームは一つにまとまり、リーグ戦で過去最高の順位を獲得できました。このリーダーシップを、貴社の業務において関係者をまとめ、大きな目標を達成するために活かしたいです。
「就活に役立つ自己PR例文25選!書き方や高評価につながるコツも解説」の記事では、強み別の自己PRの例文を紹介しているので、あわせてご覧ください。
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【経験別】新卒の自己PRの例文
ここでは、学生時代の活動にもとづいた自己PR 新卒の例文を紹介します。努力した経験をもとに、説得力のある自己PRを作ってみましょう。
1.サークル活動
私の強みは、目標達成のために自ら行動計画を立て、実行する主体性です。大学のバスケットボールサークルで、対外試合の勝率が上がらないことが課題でした。
私は、練習メニューを見直すだけでなく、他校の試合を分析するスカウティングチームを立ち上げ、メンバーを自発的に募りました。スカウティング結果をもとにした戦術を練習に取り入れた結果、その後のリーグ戦での勝率は20%向上しました。
この主体性と計画実行力があれば、新しいアプローチでクライアントの課題解決に貢献できると確信しています。
サークル活動を自己PRでアピールしたい場合は、「自己PRでサークル活動をアピールする方法!効果的な伝え方とは」の記事もご一読ください。
2.アルバイト
私の強みは、顧客の潜在的なニーズを察知し、先回りして行動できるホスピタリティです。カフェのアルバイトでは、常連のお客さまの「いつもの注文」を覚えるだけでなく、「今日は疲れていそうだ」「急いでいそうだ」という状況を観察することを徹底しました。
それに応じて、お声掛けのタイミングや提供スピードを調整することで、お客さまから「あなたがいると安心する」という評価を頻繁にいただきました。
この観察力とホスピタリティは、貴社の営業職において、お客さまに寄り添い、真に求めているサービスを提供するための土台となると考えています。
3.留学
私の強みは、予期せぬ状況でも諦めずに目標を追求する適応力です。カナダへの1年間の交換留学中、当初は英語でのディスカッションについていけず、授業で発言できない日々が続きました。
私は状況を打破するため、毎日30分、現地の学生に話し掛けるというルールを自分に課し、さらに大学内のチューター制度を積極的に利用しました。その結果、学期末にはクラスのディベートで中心的な役割を果たすまでに成長し、TOEICのスコアも留学前より200点アップしました。
この困難な状況下での自律的な行動力は、グローバルに展開する貴社での市場開拓において活かせると考えています。
4.ゼミの活動
私は、経済学部のゼミ活動を通じて、複雑な事象をデータにもとづいて分析し、論理的な結論を導き出す力を身につけました。「地域活性化とMaaSの関係」をテーマとした共同研究では、メンバー間での意見の食い違いが頻繁に発生しました。
私はリーダーとして、常に客観的な統計データをもとに、議論の軸をぶらさないよう努めました。さらに、各自の得意分野に応じて役割を再設定することで、最終的には学内発表会で最優秀賞を獲得しました。
貴社の業務においても、論理的な問題解決能力を活かし、質の高い企画立案に貢献したいです。
5.インターン
私の強みは、与えられた役割以上の成果を追求する実行力です。参加したITベンチャー企業の長期インターンでは、自社サービスの新規ユーザー獲得というミッションに取り組みました。
既存のSNS運用では限界を感じ、20代前半の女性というターゲット層に特化したインフルエンサーとのタイアップ企画を自ら立案・実行しました。具体的には、SNSでのライブ配信企画を提案し、インフルエンサーとの交渉も担当しました。
結果として、企画実施期間中の新規登録者数を前月比で40%増加させることができました。この市場を分析し、主体的に行動に移す力を活かし、貴社の事業拡大に貢献したいです。
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【業界別】新卒の自己PRの例文
業界によって、求められる人物像や強みは異なります。ここでは、志望する業界に合わせた新卒の自己PRの例文を紹介するので、ぜひ参考にしてください。
1.金融業界
私の強みは、高い目標に対して地道な努力を継続できる粘り強さです。大学4年間、毎朝の新聞と経済ニュースのチェックを欠かさず、金融知識の習得に努めてきました。
特に、ファイナンシャルプランナー2級の資格取得を目指した際は、モチベーションを維持するために、毎日の学習時間を記録し、進捗を可視化する工夫をしました。結果、半年間で合格することができました。
この粘り強さは、常に知識をアップデートする必要がある金融業界で働くうえで、大きな強みになると確信しています。
2.コンサルティング業界
私は、複雑な問題の構造を整理し、本質的な課題を特定する力に自信があります。所属したNPO団体では、イベント集客率が前年比で30%減少したという課題に対し、参加者アンケートの「面白くなかった」という意見に留まらず、参加者の行動パターンや情報源を徹底的に分析しました。
その結果、「ターゲット層と告知媒体のミスマッチ」が本質的な原因だと特定しました。そして、SNSと広報戦略をターゲット層に合わせて見直すことで、次のイベントでは集客率を50%回復させることができました。
この多角的な視点から課題の核心を見抜く力が、貴社でクライアントの変革をサポートするために役立つと考えています。
3.広告業界
私の強みは、「人の心を動かすアイデア」を形にする発想力と実行力です。地域活性化ボランティアとして、地元の工芸品の認知度向上プロジェクトに携わりました。
具体的には、ターゲットを若者に設定し、「伝統工芸品を日常のファッションに取り入れる」というテーマで、SNSでのインフルエンサーとのコラボ企画を立案・実行しました。
地道な交渉と企画調整を重ねた結果、企画関連の投稿は合計で1万以上の「いいね」を獲得し、関連商品の販売サイトへのアクセス数は通常の5倍に増加しました。この世の中の空気を読み解き、人を惹きつけるコンテンツを生み出す力は、貴社での業務においても武器になると考えます。
4.不動産業界
私は、お客さまの人生設計に深く関わる責任感を持ち、粘り強く提案を続ける力に長けています。住宅展示場の受付スタッフのアルバイトでは、単に物件を紹介するだけでなく、お客さまが漠然と抱える「将来の不安」や「理想のライフスタイル」を深くヒアリングすることを徹底しました。
特に、複数の競合物件と比較検討されているお客さまには、メリットだけでなく、その物件がお客さまの人生に及ぼす可能性のあるデメリットまで正直に伝え、最終的な決断をサポートしました。
結果として、お客さまとの信頼関係を築き、「あなたの正直さが決め手になった」とお褒めの言葉をいただくことができました。この誠実さと責任感こそ、貴社での不動産仲介業務で活きると確信しています。
5.商社
私の最大の強みは、環境の変化を恐れず、多様な価値観をつなぎ、目標を達成するタフな行動力です。大学時代、約30ヶ国から学生が集まる国際交流イベントの実行委員長を務めました。
文化的背景の違いから、企画の進行が度々停滞しましたが、私は個々のメンバーと一対一で話し合い、お互いの目的意識を共有する場を毎週設けました。全員の納得と協力を引き出すことで、当初の予定を上回る規模でイベントを成功させました。
異なる意見を尊重し、共通のゴールに向かってチームをまとめ上げる調整力と粘り強さを活かし、グローバルに事業を展開する貴社に貢献したいです。
商社の事業内容や職種について詳しく知りたい人は、「商社とは?仕事内容や事業など就活生が知るべきポイントをわかりやすく解説」の記事もご確認ください。
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【職種別】新卒の自己PRの例文
志望する職種に合わせて、業務で活かせる強みをアピールすると、採用担当者からの高評価につながります。例文を参考に、職種への適性をアピールできる自己PRを考えてみてください。
1.営業職
私の強みは、目標達成に向けた徹底した行動力と分析力です。学生時代、家庭教師のアルバイトで、担当生徒の志望校合格という目標に向けて、具体的な学習計画の策定と進捗管理を徹底しました。
特に、生徒が苦手とする分野の特定のため、過去問だけでなく、授業での発言や休憩時間の様子まで観察し、本質的な弱点を見抜きました。その結果、生徒はわずか半年で成績を飛躍的に向上させ、無事に第一志望に合格しました。
この結果にこだわる姿勢と、相手の隠れたニーズを深く把握する分析力は、営業職として顧客の信頼を得るために役立つと確信しています。
営業職を目指す人は、「新卒営業職で評価される自己PRの書き方!ポイントと例文を紹介」の記事で自己PRの書き方を詳しくご確認ください。
2.事務職
私は、業務効率を高めるための改善提案力と、ミスを許さない正確な処理能力に自信があります。
大学の事務局でアルバイトをしていた際、学生からの問い合わせ対応記録が職員ごとにバラバラで、情報共有に時間がかかるという非効率な状況に気づきました。そこで、全職員が共通で使えるテンプレートを作成し、マニュアル化を提案しました。
この仕組みが導入された結果、情報共有の時間が平均で30%短縮され、職員の方々から「業務がスムーズになった」と評価をいただきました。この細部に目を配り、業務全体を円滑にするサポート力を活かし、貴社の事務部門を支える存在になりたいです。
3.マーケティング職
私の新卒の自己PRは、消費者インサイトを深く洞察し、効果的な施策を生み出す企画力です。大学の学食の利用促進プロジェクトに参加した際、単純な割引では効果がないと判断し、利用動向のデータを分析しました。
その結果、「午後2時以降の閑散化」が大きな課題だと判明しました。そこで、SNSでの「#学食午後のおやつ投稿キャンペーン」と連携した「午後限定オリジナルデザート」の企画を立案・実行したことがあります。
その結果、午後2時以降の学食利用客数が前月比で15%増加しました。データ分析にもとづいた戦略立案力で、貴社製品の市場での存在感を高めることに貢献します。
4.研究・開発職
私の強みは、困難な課題に直面しても、多角的な視点から解決策を見つけ出す粘り強さと深い探求心です。大学の研究室で、高機能性ポリマーに関する新しい合成法の確立に挑んだ際、実験開始から3ヶ月間、期待した成果が得られず、合成効率が極めて低い状況が続きました。
私は、失敗を単なるミスとせず、「反応条件のどのわずかな要素が結果に影響を与えているのか」という根本原因を詳細に洗い出すことに注力しました。
具体的には、国内外の関連論文を100本以上読み込み、データ分析と照らし合わせるなかで、従来の実験では完全に無視されていた微量の不純物が、反応を阻害している主要因であることを論理的に突き止めました。
その後、不純物の除去プロセスや反応条件を徹底的に最適化することで、最終的に目標とする高効率な合成に成功しました。この論理的な問題解決能力と粘り強い姿勢こそが、貴社の技術開発におけるブレイクスルーにつながると確信しております。
5.ITエンジニア
私の強みは、未知の技術に対する学習意欲と、それを自力で実装する論理的思考力です。独学でプログラミングを習得し、大学の学生向け時間割共有Webアプリケーションを個人で開発しました。
開発中に予期せぬエラーや、新しいフレームワークの導入が必要になった際には、公式ドキュメントや技術コミュニティを徹底的に活用し、すべて自力で解決しました。また、使いやすさを向上させるため、ユーザーとなる友人からフィードバックをもらい、改善を繰り返すPDCAサイクルを実践しました。
この課題解決能力と継続的な自己学習意欲を活かし、エンジニアとして貴社に貢献したいです。
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就活中は、「自己PRの書き方や伝え方はこれで良い?」「アピールできることがない」と悩むこともあるでしょう。自己PRは、人柄やスキルを企業側にアピールし、入社意欲を伝えるための重要な機会といえます。
もし、自分だけで自己PRを考えるのが難しかったり、内容についてアドバイスをもらいたかったりする場合は、就職エージェントのキャリアチケットの活用がおすすめです。
キャリアチケットでは、就活生一人ひとりの悩みに応じてプロのキャリアアドバイザーがマンツーマンでサポートを行います。
自己PRはもちろん、履歴書やES、面接など選考全般についてアドバイスが可能です。自己分析や企業研究、企業選びもサポートするので、一緒に内定獲得を目指しましょう。
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