チャレンジ精神を自己PRで伝えるコツは?例文23選と言い換え表現も解説

このページのまとめ

  • チャレンジ精神は、何事にも積極的に取り組んだり挑戦したりする気持ちや態度のこと
  • チャレンジ精神をアピールするときは、具体的なエピソードを盛り込むと説得力が増す
  • チャレンジ精神は、言い換え表現を用いて挑戦に伴うリスクへの対処法も伝えると効果的

チャレンジ精神を自己PRで伝えるコツは?例文23選と言い換え表現も解説のイメージ

「自己PRでチャレンジ精神をアピールしたいけれど、どのように伝えたらよいか」「伝え方次第では、マイナスの印象を与えてしまわないだろうか」などと考える就活生も多いでしょう。

何事にも臆せず挑戦できるチャレンジ精神は、多くの企業で求められる資質の1つです。この記事では、チャレンジ精神を自己PRで伝えるコツを解説します。最後まで読めば、自信を持ってチャレンジ精神をアピールし、選考を突破できるでしょう。

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目 次

チャレンジ精神とは?積極的に挑戦する姿勢

チャレンジ精神とは、何事にも積極的に取り組んだり、挑戦したりする気持ちや態度のことです。

企業が成長していくためには、挑戦が欠かせません。そのため、新たな方法や価値を生み出していけるチャレンジ精神は、あらゆるビジネスシーンで必要とされるでしょう。

チャレンジ精神がある人材に魅力を感じる企業は多い

就活において、チャレンジ精神は伝え方次第で効果的なアピールが可能です。

日本では少子高齢化が進み、さまざまな分野で需要が先細りするなど、社会は急速に変化しています。企業も変革を求められるようになり、現状を打破して新たな風を吹き込むため、チャレンジ精神を持った人材を確保したいといった考えを持つ人も少なくありません。

チャレンジ精神がある人は、あらゆることに興味を持って自ら学び、積極的に行動する傾向のため、仕事での活躍や貢献が期待できます。何事も前向きに捉え、考える力を持っているなど、失敗してもくじけないメンタルの強さがある点でも、企業にとって大きな魅力だといえるでしょう。

就活で効果的に自己アピールするためには、自分の強みを明確にすることが大切です。強みの見つけ方を知りたい方は、「「強み」ってどうやって見つければ良いの?簡単にできる「強み」の発見法」も参考にしてください。

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チャレンジ精神を効果的に伝える4つのステップ

チャレンジ精神を効果的にアピールするためには、根拠となる具体的なエピソードが欠かせません。

以下で、チャレンジ精神を効果的に伝える4つのステップを解説します。「企業にとってプラスになるチャレンジ精神がある」と採用担当者を納得させられるよう、しっかりとポイントを押さえてください。

1.どのようなチャレンジ精神があるかを述べる

チャレンジ精神をアピールするときは、「どのようなチャレンジ精神があるか」を伝えるのがポイントです。ただ「チャレンジ精神がある」とだけ伝えても、会ったばかりの採用担当者は具体的な人柄をイメージしにくいといえます。

チャレンジ精神と一言でいっても、下記のように、アピールできる具体的な資質はさまざまです。

・新しいことに臆せずチャレンジする
・苦手なことにも主体的に挑戦する
・困難なことにも果敢に挑む

一般社団法人日本経済団体連合会の「採用と大学改革への期待に関するアンケート結果(5p)」によると、大卒者に特に期待する素質として、多くの企業が「主体性」や「リーダーシップ」などを挙げています。

チャレンジ精神をアピールするときは、採用担当者が応募者の人柄をイメージしやすいよう、ほかの強みと関連性を持たせるなどして具体的に述べてください。

参照元
一般社団法人日本経済団体連合会
採用と大学改革への期待に関するアンケート結果

2.具体的なエピソードを盛り込む

自己PRに説得力を持たせるためにも、チャレンジ精神をアピールするときは、根拠となる具体的なエピソードを盛り込むことが大切です。

エピソードでは、「どのような行動をしたか」のほかに、「なぜ行動を起こそうと思ったのか」といった動機も伝えましょう。なぜなら、行動する理由には、応募者の主体性や価値観が表れるからです。

ほかにも、課題に対して努力する姿勢や試行錯誤の過程なども説明してください。課題や問題への向き合い方を伝えると、行動力や発想力をアピールできるでしょう。

3.チャレンジから得た学びを伝える

チャレンジ精神をアピールするときは、挑戦を通して得た学びを伝えるのもポイントです。チャレンジしながら課題や問題と向き合うなかで、どのようなことを学び、何を得たのかを具体的に伝えましょう。

たとえチャレンジを繰り返しても、学びを得られていなければ、採用担当者は入社後の成長や活躍を期待できません。挑戦が学びにつながった点まで伝えられると、チャレンジ精神を強みとして効果的にアピールできるでしょう。

4.仕事でどう活かすかを伝える

チャレンジ精神をアピールするときは、仕事でどう活かせるかを伝えてください。挑戦の結果として得た学びや経験の具体的な活かし方を伝えると、採用担当者は応募者を採用するメリットや入社後に活躍する姿をイメージしやすくなります。

チャレンジ精神を強みとして伝えるためには、企業が求める人物像にマッチしているかも意識しながら、仕事での活かし方を考えましょう。

なお、企業が求める人物像を把握するためには、業界・企業研究が欠かせません。企業研究のやり方を詳しく知りたい方は、「企業研究とは?目的や手順を解説!ポイントを押さえて就職成功を目指そう!」を参考にしてください。

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チャレンジ精神をアピールする際の注意点

チャレンジ精神をアピールする際は、抽象的な表現をしたり、挑戦することだけを強調し過ぎないよう注意が必要です。

以下で、具体的な注意点を説明するので、チャレンジ精神をアピールして高評価につなげたい方は、ぜひ参考にしてください。

チャレンジ精神を言い換えて具体性を持たせる

チャレンジ精神をアピールするときは、別の言葉への言い換えも検討しましょう。チャレンジ精神と一言でいっても、読み手・聞き手によって受け取り方はさまざまです。

実際に、チャレンジ精神は諦めずに前に進む姿勢や向上心など、プラスの印象を与えられる場合もあれば、計画性がないといったマイナスの印象につながる可能性もあります。そのため、チャレンジ精神をアピールするときには、下記のような具体的な言葉に言い換えると効果的です。

・未経験の分野に果敢に挑戦する力
・逆境にもめげず前に進む力
・あらゆる手段を考え目的を達成する力

チャレンジ精神を言い換えると、採用担当者に「ほかの就活生と同じことを言っている」といった印象を持たれる心配もなく、人物像をイメージしてもらいやすくなるでしょう。

チャレンジに伴うリスクを把握する

チャレンジというと前向きで力強い印象を受けますが、未知の挑戦にはリスクや危険が伴います。仕事をするうえでは、挑戦すること以上に、問題発生時の対応策やリスク回避のための事前準備が重要です。

チャレンジ精神だけを強調してアピールすると、採用担当者によっては「業務を安心して任せられない」と思われてしまう可能性もあります。

チャレンジ精神をアピールするときには、「向こう見ずな人」と思われないよう、前もってリスクを把握している点や失敗したときの対応策を考えている点などをあわせて説明しましょう。計画性や思考力もあわせてアピールできると、採用担当者が応募者に抱く期待も高まるはずです。

自慢話にならないよう気をつける

チャレンジ精神をアピールするときは、自慢話にならないよう注意してください。チャレンジ精神というと、冒険心が溢れる経験や誰もやらないような派手な挑戦を伝えなければならないと勘違いしている就活生も多いかもしれません。

しかし、企業が自己PRを通して知りたいのは、派手な冒険談や自慢話ではなく、応募者の人柄や価値観です。自己PRでチャレンジ精神をアピールするときは、成果や結果に重きを置くのではなく、「なぜ挑戦したのか」「挑戦からどのような学びを得たか」など、過程を伝えましょう。

自己PRの効果的な伝え方は、「​​就職活動の自己PR例文18選を紹介!書き方や高評価につながるコツも解説」を参考にしてください。

話を盛ったり嘘をついたりしない

チャレンジ精神を伝えるときは、話を盛ったり嘘をついたりしないよう注意が必要です。自己PRで話を盛ってしまうと、面接で深掘りされたときに答えられないケースや、ほかの質問の回答と矛盾が生じる可能性も考えられます。

採用担当者のなかには、過去に数えきれないほどの応募者と顔を合わせている人も少なくありません。たとえ話を盛ったり嘘をついたりして書類選考に通過しても、面接で見抜かれてしまうリスクもあります。話の内容に矛盾が生じると相手に不信感を与えてしまうので、注意してください。

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エピソード別|チャレンジ精神の自己PR例文10選

自己PRでチャレンジ精神をアピールする際は、部活動やアルバイト経験など、エピソードとなる経験を1つに絞って伝えましょう。以下で、エピソード別にチャレンジ精神をアピールする自己PRの例文を10個紹介するので、ぜひ参考にしてください。

例文1.学業

私の強みは、前向きに物事に取り組むチャレンジ精神です。

大学2年のときの授業で、地域の振興イベントを企画するという課題がありました。私は、大学入学当初から地域振興に関心があり、主体性を持ってフィールドワークに取り組みました。チームで協力して複数の振興企画を考えましたが、地元の商店街から予算の観点から実現可能性が低いとの指摘を受けました。

そのとき、「地域の特産品である陶器の魅力を多くの人に伝えたい」といった声を思い出し、陶器を軸にした企画を再考しました。企画実現に向けていくつかの工房を見学し、ろくろ体験のイベントを立案しました。結果として、地域の商店街で企画が採用され、イベントも成功しました。

貴社に入社後も、何事も前向きに捉えて努力を惜しまず、チームの生産性アップに貢献していきたいと考えています。

例文2.部活動

私の強みは、困難に直面しても諦めずに挑戦し続ける向上心です。

大学時代に所属していたバドミントン部には経験者が多く、入部当初、未経験から始めた私は練習についていくことすらできませんでした。大学2年になっても、レギュラーの座を掴めず、悔しい思いばかりしてきました。それでも、私は諦めずに毎朝自主練習に励み、先輩からアドバイスをもらいながら、技術を磨いてきました。その結果、少しずつ練習試合で勝てるようになり、大学3年の地区大会ではレギュラーに選ばれました。

私はこの経験から、常に前向きな姿勢で挑戦することの重要性を学びました。貴社に入社後も、苦しい状況でも諦めずに努力を惜しまず、自己成長を続けていきたいと考えています。

例文3.サークル活動

私の強みは、成果を上げるために周囲と協力して挑戦し続けられることです。

大学時代に所属していたダンスサークルでは、年に1度、周辺の大学と協力して大規模なイベントを主催していました。イベントを2ヶ月後に控えていたとき、サークルの代表を務める学生が病気で入院してしまいました。そこで、副代表を務める私は、スケジュール表を作成し、メンバーの役割を書き込むなどしてメンバー1人ひとりがやるべきことを可視化しました。また、ほかの大学のイベント運営メンバーとも積極的にコミュニケーションを取るようにし、足りない部分は互いに補い合うよう心がけました。その結果、来場者数が過去最高の500人を記録し、イベントは大成功でした。

貴社に入社後も、私の強みであるチャレンジ精神を活かし、組織が一丸となって大きな成果を成し遂げられるよう貢献していきたいと考えています。

例文4.ゼミ

私の強みは、あらゆる手段を考えて目的を達成する力です。

私は大学3年のときに、英文学のゼミに所属していました。私は「仲間と楽しみながら英文学を味わい尽くしたい」と思ってゼミに参加しましたが、メンバーの出席率が低く、ゼミの雰囲気は決してよいものではありませんでした。そこで、私は教授に相談したうえで、まず出席率が低いメンバーに話を聞きました。「何を学びたいのか分からない」「難しくてやる気が出ない」といった声が多く聞かれたため、解決策として、教授とゼミのメンバー全員で意見交換する機会を設け、1人ひとりの学習目標を立てました。その結果、出席率が60%から90%に向上し、ゼミ活動が活発になりました。

私はこの経験から、目的を達成するためには主体的な行動が大切だと学びました。貴社に入社後も、周囲に積極的に働きかけて、売上アップに貢献していきたいと考えています。

例文5.アルバイト

私の強みは、好奇心を持って新しいことに取り組むチャレンジ精神です。

私は大学時代に地元の喫茶店でアルバイトをしていました。もともと人と接するのが好きで、接客経験を積みたいと考えてアルバイト先を決めました。慣れないうちは、マニュアル通りの声かけしかできませんでしたが、顔馴染みのお客さまが増えるにつれて、相手の目線に立って接客できるようになりました。

また、お客さまの興味を惹くような新作メニューのPOPを作成しておすすめしたところ、売上アップにも貢献しました。

私はアルバイト経験を通して、好奇心を持って物事に取り組むことの大切さを学びました。貴社に入社後も好奇心を持って仕事に取り組み、成果につなげていきたいと考えています。

例文6.インターンシップ

私の強みは、最大限の成果を上げるために挑戦し続けられるところです。

私は大学3年生の夏休みに長期インターンシップに参加し、生産管理の業務に従事していました。エクセルを使って資料を作成したところ、社員の方から、「資料の完成度が高く、作業スピードも問題ない」「とても助かっている」といった声をいただきました。しかし、私はより生産性を高めるために、エクセルの便利な機能を調べ、効率アップを図りました。また、修正の指示をもらった内容をすべて管理シートにまとめ、同じ指摘を受けないよう工夫しました。その結果、資料作成にかかる時間を4時間から3時間に短縮し、修正も1回で済むようになりました。

私はこの経験から、仕事のパフォーマンスを高めるためには自ら積極的に挑戦する姿勢が欠かせないと学びました。貴社に入社後も、自分の強みであるチャレンジ精神を活かし、高い目標に向かって挑戦し続けていきたいと考えています。

例文7.留学

私の強みは、新しいことに挑戦する向上心です。

私は大学入学当初から何か新しいことに挑戦したいと思っており、大学2年の秋から半年間ニュージーランドに留学しました。私にとって初めての海外経験となるため、滞在先である現地の学生寮での生活に馴染めるかどうか、留学前には大きな不安を感じていました。そこで、私は不安を払拭するために、留学までの3ヶ月間、オンライン英会話で英語に触れる機会を増やしました。その結果、現地に行ってからすぐに友人を作り、ニュージーランドで有意義な半年間を過ごしました。

私はこの経験を通して、自分の足りない部分を行動力で補う習慣が身につきました。貴社に入社後も、向上心を持ってあらゆる物事に挑戦し、チームに貢献していきたいと考えています。

例文8.ボランティア

私の強みは、新しいことを始めるときに躊躇なく挑戦できるチャレンジ精神です。

私は大学の授業で東南アジアの経済について学んだのをきっかけに、貧困による教育格差の解決に貢献したいと考えるようになり、大学2年のときにカンボジアでボランティア活動に参加しました。最初は言葉が思うように伝わらず、馴染みのない土地で活動する難しさを強く感じましたが、私は困難な状況でも諦めずに活動を続けました。大学3年の夏休みに再度カンボジアを訪れた際には、現地活動のチームリーダーを務め、問題の解決に貢献できました。

私はこの経験から、常に前向きに物事を捉えて挑戦することの重要性を学びました。貴社に入社後も、私の強みであるチャレンジ精神を活かして貢献してまいります。

例文9.資格取得

私の強みは、目標達成のために努力を惜しまないところです。

私は高校生の頃から英語が苦手でしたが、将来はグローバルに活躍したいと考え、大学を卒業するまでにTOEICで850点を取るという目標を掲げました。目標を達成するために、英会話教室でアルバイトをしたり、留学生とも積極的に交流したりするなど、可能な限り英語に触れる環境を作りました。

また、大学3年のときには、カナダへ語学留学をし、英語力を高めるために努力しました。その結果、帰国後に受験したTOEICでは目標のスコアを超える870点を獲得しました。

私はこの経験から、目標達成のためには自ら考え行動し続けることが大切だと学びました。貴社に入社後も、目標に向かって努力し続ける姿勢を大切に、向上心を持って業務に取り組んでまいります。

例文10.趣味

私の強みは、自らの行動で新しい世界を切り開くところです。

私は大学の教授から「一人旅をすると価値観が変わる」と言われたのをきっかけに、大学3年のときに自転車で日本一周の旅に挑戦しました。最初は、地元の人と思うようにコミュニケーションが取れなかったり、自転車のメンテナンスに時間がかかったりするなど、うまくいかないと感じる場面も多くありました。しかし、困ったときは周囲が手を差し伸べてくれ、次第に人との出会いを楽しめるようになりました。

私はこの経験を通して、新しい世界を楽しむことで多くを吸収できると実感しました。貴社に入社後も、あらゆる物事に恐れず挑戦し、成果を出してチームの成長に貢献していきたいと考えています。

自己PRで学生時代のエピソードを述べるコツを知りたい方は、「大学での経験を自己PRに盛り込む方法や書き方のポイントを例文付きで紹介」を参考にしてください。

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職種・業界別|チャレンジ精神の自己PR例文8選

以下で、職種・業界別にチャレンジ精神をアピールする自己PR例文を8つ紹介します。

例文1.営業系

私の強みは、難しい課題に挑戦できるチャレンジ精神です。

私は大学時代に所属するチアリーディング部の部長を務めました。入部当初は未経験者が多く、弱小チームでした。しかし、私は高い目標を設定したほうが有意義な活動になると考え、全体ミーティングで全国大会出場を目標にしようと提案しました。

最初は上級生を中心に反対する声が上がったものの、全国大会を見に行ったり、外部から経験豊富なコーチを呼んだりするなかで、部員のモチベーションが高まり、全国大会出場を目指して活動するようになりました。その結果、大学3年のときに初めての全国大会出場を果たしました。

私はこの経験から、成果を最大化するためには、高い目標を立てて努力を重ねることが大切だと学びました。貴社に入社後も、営業職としてノルマ以上の成果を出すのを目標に、常に挑戦し続けたいと考えています。

例文2.事務系

私の強みは、困難な状況を打破できるチャレンジ精神です。

私は学生時代、ラグビー部のマネージャーのリーダーを務めていましたが、半数のマネージャーから辞めたいと相談を受けました。リーダーとして責任を感じた私は、1人ひとりに理由を聞いて状況を分析しました。辞めたいと相談した人のほとんどがラグビーのルールを理解できておらず、言われた仕事をするだけで、つまらないと感じているのではと考えました。

そこで私は、マネージャーが主体的に活動できるよう、試合の解説動画を一緒に見たり、ほかの大学のラグビー部と交流したりする機会を設けました。その結果、マネージャー全員が選手をどのようにサポートすべきか主体的に考えられるようになり、部のリーグ優勝に大きく貢献しました。

私はマネージャー経験を通して、困難に思われる状況でも諦めずに行動することの大切さを学びました。貴社に入社後も、事務職として改善の糸口を見つけて社員のサポート体制を整えていきたいと考えています。

例文3.企画系

私の強みは、新しいことにも恐れず挑戦できるチャレンジ精神です。

大学3年のときに参加したインターンシップでは、若年層をターゲットにした商品のマーケティングを担当しました。主に中年層向けの商品を扱っていた企業にとって、若年層向けの商品開発は新たな挑戦でした。私は、Z世代の購買心理を分析し、動画配信によるプロモーション企画を提案しました。その結果、動画の再生回数は10万回を超えて多くの若年層への認知拡大につながり、発売からわずか2週間で売上目標を達成しました。

私はこの経験から、新たな視点を持ってチャレンジすることの大切さを学びました。貴社に入社後も、積極的に企画を立案し、事業拡大に貢献していきたいと考えています。

例文4.販売・接客系

私の強みは、現状を打破するために挑戦し続けられるところです。

私のアルバイト先である旅館では、スタッフ間で引き継いでお客さま対応をするケースが多くありました。当初は、申し送りの方法が統一されていなかったため、スタッフ同士の連携がスムーズにいかず、お客さまに迷惑をかける場面も少なくありませんでした。

そこで私は、女将にチャットツールの導入を提案し、使い方を説明し理解を得られました。その結果、スムーズに情報共有できるようになり、お客さま対応にかかる時間が減り、顧客満足度が95%まで高まりました。

私はこの経験から、困難な課題にも積極的な姿勢で取り組むことの大切さを学びました。貴社に入社後も、私の強みであるチャレンジ精神を活かして、お客さまを第一に考えながら、売上アップに貢献してまいります。

例文5.IT系

私の強みは、困難に直面しても諦めないチャレンジ精神です。

私は学生時代にプログラミングを学ぶ学生向けにコミュニティを立ち上げました。コミュニティの活動を広めるために、自らWebサイトを作成し、SNSを活用して発信した結果、企業からの資金調達を実現しました。当初はITリテラシーが低く、インターネットの情報を参考に周囲と連携し、トライアンドエラーを繰り返しながら、粘り強くWebサイトの制作に取り組みました。

私はこの経験から、周囲と連携しながら愚直に物事を進めていくことの重要性を学びました。貴社に入社後も、私の強みであるチャレンジ精神を活かして、ITリテラシーがない人でも使いやすい新たなサービスを作っていきたいと考えています。

例文6.製造系

私の強みは、新しい物事にも最後まで諦めずに挑戦するところです。

私は大学のゼミで航空機の研究をしており、学生時代の思い出としてゼミの仲間と鳥人間コンテストに挑戦しました。両翼にプロペラのある難しい構造の人力飛行機を設計して応募したところ、晴れて本大会への出場が決まりました。実際の制作にあたって、ゼミの研究費だけでは足りず、教授に相談して地元企業の協力を得るなどしながら、無事に人力飛行機を完成させました。

本大会では、飛行距離がわずか200メートルという結果でしたが、私はこの経験から、物事を最後までやりきる姿勢の大切さを学びました。貴社に入社後も、チャレンジ精神を持ってモノづくりに取り組み、技術の向上に貢献していきたいと考えています。

例文7.医療・福祉系

私の強みは、自ら課題を見つけ、解決に向けて前向きに取り組むところです。

私がアルバイトをしていたアパレルショップでは、新人教育のシステムが確立されておらず、スタッフの知識やサービスにばらつきがありました。アルバイト3年目で新人教育を任されるようになったのを機に、私はチームで問題を解決に導けるような指導方法を提案し、作業マニュアルを作成しました。新たなシステムを導入する過程でさまざまな困難に直面しましたが、作業マニュアルが作成されてから「働きやすくなった」「仕事が楽しくなった」といった声が聞かれるようになりました。

私はこの経験から、よりよい環境のためには自ら行動する必要があると学びました。貴社でも、利用者さまのことを第一に考え、主体性を持って業務に取り組んでいきたいと考えています。

例文8.金融系

私の強みは、積極的に物事に挑戦するところです。

私がマネージャーを務める野球部は、所属する地区リーグの試合になかなか勝てず、勝率が3割程度という状況が続いていました。そこで、私はほかのマネージャーと協力して、チームのために何ができるかを考え、対戦チームの試合を分析しました。

対戦相手の特徴を資料にまとめて配布すると、監督や部員からとても好評で、試合前夜にはマネージャーが中心となって戦略会議を開くようになりました。その結果、5年ぶりに勝率が6割を超え、リーグ優勝できました。

私はこの経験から、チーム力を高めるためには自ら積極的に働きかけることが大切だと学びました。貴行でも、お客さまのために何ができるかを考え、人から選ばれる行員として活躍していきたいと考えています。

自己PRは面接でよく聞かれる質問の1つです。自己PRを3分で効果的に伝えるコツを知りたい方は、「自己PRを3分で伝えるポイントは?評価されるコツや例文も紹介!」をご覧ください。

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チャレンジ精神を伝えるNG例文5選

チャレンジ精神をアピールするときは、採用担当者にポジティブな印象を与えることが大切です。以下で、チャレンジ精神を伝える自己PRのNG例文を5つ解説するので、参考にしてください。

NG例文1.チャレンジ精神に具体性がない

私の強みは、チャレンジ精神です。

私は大学時代を通じて、ゼミ・部活動・アルバイト・留学など、さまざまなことに挑戦してきました。限られた時間で幅広い経験をしてきたからこそ、入学前と比べて、多くの見聞を得られたと実感しています。

貴社に入社後も、私の強みであるチャレンジ精神を発揮し、積極的に業務に取り組んでいきたいと考えています。

NGポイント

自分の強みを「チャレンジ精神」の一言で済ませているため、人柄が十分伝わらないNG例文です。また、事実を並べて伝えているだけで、具体的なエピソードを盛り込めておらず、採用担当者が応募者の価値観を理解するのは難しいでしょう。

NG例文2.ネガティブな印象を与えかねない

私の強みは、好奇心を持ってさまざまなことにチャレンジできるところです。

私は大学に入学してから、複数のアルバイトを経験しました。具体的には、ファストフード店・レストラン・喫茶店・雑貨店・引っ越しスタッフなどです。いずれのアルバイト先でもやりがいを感じながら仕事に取り組んでいましたが、ほかに興味が湧いたときには、新しい道を選択するようにしていました。

貴社に入社後も、私の強みである好奇心やチャレンジ精神を発揮し、幅広いプロジェクトに挑戦していきたいと考えています。

NGポイント

さまざまなアルバイト経験を並べてしまうと、どれも長続きしていない印象を与えてしまいます。「計画性がない」「1つのことをやり遂げられない」「将来のキャリアが見えない」といったネガティブな評価につながりかねないので、注意が必要です。

NG例文3.チャレンジから得た学びが伝わらない

私の強みは、どのようなことにも物怖じせず挑戦するチャレンジ精神です。

大学3年の頃には、バックパッカーとして1ヶ月半でアジア各国を旅しました。現地では、電車でスリにあってパスポートを紛失しかけたり、乗るバスを間違えて見知らぬ街にたどり着いたりと、さまざまな困難に直面しました。しかし、出会う人の親切さに助けられ、最後まで旅を楽しみました。

貴社に入社後も、チャレンジ精神を発揮して、チーム力の向上に貢献していきたいと考えています。

NGポイント

チャレンジ精神がある点は伝わるものの、チャレンジからどのような学びを得たかが述べられていないNG例文です。また、具体的なエピソードでは、どのように工夫して困難を乗り越えたかも説明できると、より前向きな姿勢を伝えられるでしょう。

NG例文4.ストイックな印象を与えかねない

私の強みは、逆境に負けずに挑戦し続けられるところです。

私は高校時代から陸上を続けており、大学入学後もトラック競技を続けています。大学2年生になって実習が始まると、学業と部活の両立に難しさを感じた時期もありましたが、どちらも諦めきれなかったため、部活動に参加できない日には自主練習に取り組んでカバーしてきました。ときには無理が生じて体調を崩すこともありましたが、諦めずに継続したからこそ今でも陸上を続けられています。

貴社に入社後も、決して妥協せず、常に最高のパフォーマンスを発揮できるよう努力してまいります。

NGポイント

チャレンジ精神に加えて真面目な性格が伝わるものの、体調を崩してまで無理をするストイックさはマイナスの印象につながりかねません。自己PRでチャレンジ精神をアピールするときは、「困難を乗り越えるためにどのような工夫をしたか」といった柔軟性や対応力を伝えられると効果的です。

NG例文5.採用するメリットを感じられない

私の強みは、新しい環境に臆せず飛び込むチャレンジ精神です。

私は大学入学後、5つのサークル活動に参加しています。種類はさまざまで、フットサル・スキー・中国語・コーラス・クイズ研究サークルに所属しています。5つのサークルを掛け持ちするのは、スケジュール管理の観点で苦労する部分もありますが、常に自分の興味・関心に忠実でいるよう心がけてきました。

私はこの経験を通して、優先順位をつけて物事に取り組むことの重要性を学びました。幅広い経験をしてきたからこそ、知見を広げられたと感じています。

NGポイント

チャレンジ精神をアピールするはずが、さまざまな活動を掛け持ちしている自慢話のように聞こえてしまうNG例文です。また、チャレンジ精神を仕事でどのように活かすかが述べられていないため、企業は応募者を採用するメリットをイメージしづらいでしょう。

自己PRのNG例文と改善例を知りたい方は、「自己PRのダメな例は?悪い例文から考える就活で失敗しないアピール方法」も参考にしてください。

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チャレンジ精神を自己PRでアピールしたいあなたへ

「チャレンジ精神をどのように伝えたら効果的にアピールできるか知りたい」「自己PRで周囲と差別化を図りたい」と考える就活生も多いでしょう。チャレンジ精神をアピールして高評価につなげるためには、言い換え表現を使うなどして、ポジティブな印象を与える必要があります。

チャレンジ精神をアピールしたいけれど、「強みの具体性に欠けている気がする」「自分1人で自己PRを作成する自信がない」といった悩みがある方は、就活エージェントへの相談がおすすめです。

就活エージェントであるキャリアチケットでは、専任のキャリアアドバイザーが、チャレンジ精神をアピールするための自己PRの作成から面接対策まで、あらゆる就活支援を行っています。周囲との差別化を図って選考を突破したい方は、ぜひ気軽にご利用ください。

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本記事の監修者

淺田真奈(あさだまな)

大学時代は接客のアルバイトを3つかけもちし、接客コンテストで全店1位になった経験をもつ。新卒では地方創生系の会社に入社をし、スイーツ専門店の立ち上げからマネジメントを経験。その後、レバレジーズへ中途入社。現在はキャリアチケットのアドバイザーとして、学生のキャリア支援で学生満足度年間1位と事業部のベストセールスを受賞し、リーダーとしてメンバーのマネジメントを行っている。

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