自己PRで諦めない姿勢を伝えるコツは?具体的な例文を紹介

このページのまとめ

  • 諦めない姿勢は努力を続けられる人という印象を与える
  • 諦めない姿勢を自己PRで伝える場合はエピソードや数字を交えるのがコツ
  • ノルマが設定されている仕事は諦めない姿勢が評価されやすい

自己PRで諦めない姿勢を伝えるコツは?具体的な例文を紹介のイメージ

「自己PRで諦めない姿勢をどうアピールすればいいのか」と悩んでいる就活生は多いでしょう。諦めない姿勢をアピールすることで、努力を続けられる人という印象を企業の担当者に与えることができます。

また、諦めない姿勢をアピールするときは、会社でどう貢献できるかをあわせて伝えることが重要です。

この記事では、自己PRで諦めない姿勢を伝えるコツや具体的な例文を紹介するので、興味がある方はぜひ参考にしてください。

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目 次

自己PRでの「諦めない姿勢」が企業に与える印象

就活生が「諦めない姿勢」を自己PRの長所とすることで、企業側にどのような印象を与えるのか、具体的に見ていきましょう。

長く仕事を続けてくれる

諦めない性格の就活生は、入社後すぐに仕事を辞めるリスクが少ないという印象を与えます。採用活動や新人教育にはコストがかかるため、企業側はできるだけ長く働いてくれる人材を求めています。
そのため、企業は諦めない性格を長所とする就活生を積極的に採用したいと考えられます。

ストレスや困難な状況に強い

​​正社員として働きはじめると、慣れない仕事や人間関係に悩むことも多いでしょう。ストレスで体調を崩してしまう可能性もあります。

諦めないという長所があれば、ストレスを感じても乗り越える方法を模索し、困難が起きても解決していける印象を与えるため、企業から評価してもらえる可能性が高くなります。

結果が出るまで努力してくれる

仕事の成果は、すぐに出るものばかりではありません。仕事内容にもよりますが、結果が出るまでに時間がかかる場合もあります。ときには時間をかけても思うような成果に繋がらないこともあるでしょう。

苦戦することがあっても、諦めない長所を持つ人ならやり方を変えて挑戦し続けることができます。諦めない強みを持つ就活生は、成果を出すためさまざまな方法を試す意欲も高いと予想できるため、企業にとって好印象を与えるでしょう。

企業が求めている人材について詳しく知りたい場合は就活セミナーに参加するのもおすすめ。「就活セミナーの内容を解説!種類は?説明会とはなにが違う?」も参考にしてください。

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自己PRで「諦めない姿勢」をアピールするメリット

就活生が「諦めない姿勢」を自己PRでアピールする場合のメリットを、具体的に紹介します。

エピソードを探しやすい

諦めないという長所を表すエピソードは、比較的探しやすいでしょう。学生時代に経験した部活動・サークル・ゼミ・研究などの活動や、アルバイト先での経験を通して、どんな場面からでも語ることが可能です。

長く続けている習い事やスポーツがある就活生は、その中で直面した困難と、それを乗り越えた体験を通して、諦めない姿勢を長所としてアピールすることができるでしょう。

また、諦めない姿勢は前向きな印象を持たれやすく、自己PRに盛り込む就活生が多い傾向にあるようです。企業側に「またか……」と思われないためにも、オリジナルのエピソードに加えて、印象に残る言葉に変えて伝えることが効果的。

「忍耐力」「粘り強さ」「強い意志」など、自身のエピソードに合わせて言い換えることで、より印象に残る強みにつながるでしょう。

「粘り強い」の自己PRについてより詳しく知りたい場合は、「「粘り強い」のアピール方法は?志望動機に使える自己PRを例文付きで解説」も参考にしてください。

業種・職種を問わず評価されやすい

諦めない姿勢がある就活生は、困難があっても後ろ向きにならず、打開するための方法を考えられます。入社後仕事でミスをして落ち込んだときも、次は頑張ろうと気持ちを切り替えられるでしょう。

仕事で成果を出すには、トラブルがあっても途中で投げ出さず、試行錯誤を繰り返す粘り強さが不可欠です。そのため諦めない姿勢を持った就活生は、企業にとって魅力的な人材。諦めないという長所は、どんな業種・職種でも評価される強みでしょう。

とくに、営業や販売職などの目標となる数字が明確な職種では、諦めない姿勢や忍耐力、ストレス耐性といった資質が高く評価される傾向にあります。

学生時代に目標を達成した経験や、困難な状況でモチベーションを保ち続けた経験を通して、諦めない姿勢を上手に伝えましょう。

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諦めない姿勢が長所の自己PRが評価されやすい仕事

諦めない姿勢を自己PRに盛り込んだときに評価されやすい仕事を解説します。

業種によって求められる強みや要素は異なります。諦めない姿勢を自己PRの長所にするなら、より高い評価につながる仕事も志望先に追加してみるのもおすすめ。

分析が必要な仕事

開発職や研究職のように分析が必要な仕事は、データ分析をするなかで思ったような結果が出ないことがあるため諦めないという強みを評価してもらいやすいです。

開発職や研究職には、失敗しても諦めずに仮説を立て、こつこつと分析を続ける粘り強さが重要視されます。

ノルマが設定されている仕事

金融業界や商社、人材派遣、アパレル業界、広告メディア業界などはノルマを設定している会社が多いです。

ノルマをクリアするためには、結果が出るまで継続して取り組む必要があります。諦めずに続けることで結果を出した経験があれば、説得力のある自己PRとなり、評価につながるでしょう。

ものづくりに携わる仕事

ものづくりに携わる職種でも、諦めない性格は長所となります。何かを作り出す仕事は完成までに時間がかかるもの。作る過程で上手くいかない場面も多いため、諦めずに試行錯誤しながら続けられることは大きな強みになるでしょう。

就活の際は、自己分析をしっかりと行い、自身の長所を活かせる業種や職種を見極めることも大切です。自己分析のやり方は、「自己分析とは?おすすめのやり方と8つの注意点を解説」を参考にしてください。

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諦めない姿勢を自己PRにするときのポイント

諦めない姿勢を自己PRにする際には結論から話したり、具体的なエピソードを入れることで採用担当者により伝わりやすくなります。

ここでは諦めない姿勢を自己PRにするときに気をつけたいポイントを3つ紹介するので、参考にしてください。

結論から話す

自己PRの話の構成は、結論から述べるのが鉄則。結論から入ることで、相手がその先の話を理解しやすくなります。

「私の強みは〇〇です」と端的に結論を言い切った後、経験などを掘り下げていくようにしましょう。

具体的なエピソードや数字を交える

自分自身の強みを紹介したら、強みを裏付ける具体的なエピソードを説明します。

自身の経験から、具体的にどのような課題に向き合ったのか、どのように解決したのか、どのような結果になったのかを伝えましょう。

成果を数字で表せる場合は、具体的な数字を交えるのが効果的です。

会社でどう貢献できるか伝える

過去のエピソードを伝えたら、そこから得た強みを働いてからどのように活かせるかも説明してください。

企業側も採用後のイメージがしやすくなり、お互いのイメージが合致していれば、魅力的な人材だと思ってもらえる可能性が高いです。

自己PRに使えるエピソードに悩む場合は、「自己PRが書けない!エピソードを見つけるコツとは?」を参考にしてください。

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自己PRで「諦めない姿勢」をアピールする例文

ここでは、諦めない姿勢をアピールする自己PRの例文を紹介します。参考にして採用担当者に響く自己PRを作成してください。

部活動

私は、目標に向かって最後まで諦めずにやり遂げる、という信念を持っています。

中学時代に剣道に憧れ、全くの素人から剣道部に入部しました。周りとの力の差は大きく、落ち込むことも幾度となくありましたが、コツコツと練習を重ねて、少しずつですが上達していきました。そのときに掲げていた目標は「6年後には試合で勝ち進む選手になりたい」というものです。

その目標を常に頭の片隅において毎日練習に励みましたが、試合では何度も負けを味わいました。しかし、決して諦めることなく、日々鍛錬を重ねて、高校3年生のときに出場した大会では、ついに準決勝まで勝ち進みました。

途中で諦めることなく続けてきた継続する力を、今後の社会経験に活かしていきたいです。

アルバイト

私の強みは、「諦めない性格」です。大学時代はケーキ屋でアルバイトをしていました。クリスマスの時期になると忙しく、働き始めたばかりの頃は覚えることばかりで辛いこともありました。特に、ケーキの種類を覚えるのは私の中で大変だったことです。

しかし覚えなければ仕事にならないので、自分なりに写真や説明を書いたノートを作り、覚えるための努力をしました。結果的に全種類のケーキを覚えることができ、円滑な接客ができたのは大きな成果だと感じています。

お客様に喜んでもらえる営業スタッフになるため、この経験を活かしながら仕事やサービスを覚えていきたいと考えております。

学業

私の強みは、継続する力です。私は大学在学中に、自分自身の語学力を知るためにTOEICを受けました。最初の頃は500点にギリギリ到達するくらいで、自分自身の実力に失望しそうになる時期もありました。しかし、英語を使った仕事をしたいと考えていたので、自分のレベルに合う勉強を続けようと考え、実行に移しました。

弱い部分をあぶりだすため、過去の結果を見直しました。そこで弱みに気付くことができ、苦手分野ではありましたが、800点以上を獲得するために努力を続けました。結果的に800点を超えることができ、大きな自信につながっています。

入社後は、大学時代に培った英語力を活かしながら、海外との取引に携わりたいと考えております。

就活の自己PRについてより詳しく知りたい方は、「就職活動の自己PRはどうやって書く?書き方の3ステップや例文を紹介」も参考にしてください。

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諦めない姿勢が与えるマイナスな印象

諦めない姿勢は採用担当者に好印象を与えることができますが、強く伝えすぎると「頑固」「周囲の意見に耳を貸さない」といった印象になってしまうことも。

ここでは、諦めない姿勢が与えるマイナスな印象を2つ紹介するので参考にしてください。

頑固

自分の軸をしっかり持っていることは重要ですが、考えを曲げない頑固さがあると思われる可能性があります。自分軸をしっかりと持ちながら、周りへの配慮もしっかりできることを伝えましょう。

会社では自分のやりたいことばかりできるわけではないので、頑固だと思われるのはマイナスポイントになる可能性があります。

周りの意見を聞かない

周りの意見を聞かない人だと勘違いされるリスクもあります。仕事はチームで行うのが基本なので、周りの意見を聞かないのはマイナス要素になってしまいます。

諦めない姿勢を強みとしてアピールする際は、同時に周囲への配慮も忘れず、自分と異なる意見を聞けるなど、「柔軟性がある」ことを伝えるようにすると良いでしょう。

自己PRで「柔軟性」をアピールするポイントと例文を紹介」も参照にしながら、評価につながる自己PRを考えてみてください。

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自己PRで諦めない姿勢をアピールして志望企業の内定を獲得したい方へ

諦めない姿勢を長所としてアピールしようと考えている就活生の中には、「他にもアピールできる長所があるのでは?」と悩んでいる人もいるでしょう。

自分の強みを把握するためには、第三者の意見を聞きながら自己分析をしてみるのもおすすめです。

自己PRで自分自身の魅力をしっかりとアピールし、志望する企業の内定を獲得したいのであれば、キャリアチケットにご相談ください。

自己PRの内容に自信がないなどの不安を抱える就活生のサポートをしています。あなた自身の経験からより魅力的な自己PR作成ができるようなアドバイスもしているため、ぜひご相談ください。

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諦めない姿勢の自己PRに関するよくある質問

諦めない姿勢の自己PRに関するよくある質問を紹介します。

Q.諦めない姿勢が企業の担当者に与える印象は?

A.諦めない姿勢が企業の採用担当者に与える印象には、長く仕事を続けてくれることやストレス耐性が強いこと、結果が出るまでしっかりと努力できることが挙げられます。

仕事をしているとなかなか結果が出ないこともありますが、諦めない姿勢がある就活生は結果が出るまで工夫して努力を続けることができるでしょう。

そのような就活生は会社に貢献する可能性が高いため、採用担当者に好印象を与えることができます。

自己PRで努力家をアピールする方法についてより詳しく知りたい方は、「自己PRで努力家な点をアピール!採用につながる伝え方のポイントと例文」も参考にしてください。

Q.諦めない姿勢が与えるマイナスな印象は?

A.諦めない姿勢は、頑固な人、周りの意見を聞かない人などネガティブなイメージを与えることもあります。

諦めずに頑張りたいという気持ちも大事ですが、周りが見えなくなってしまうのは本末転倒。社会人として良好な人間関係を築ける人だと思ってもらうには、周りへの配慮ができることも合わせて伝える必要があります。

それを踏まえたうえで自己PRを考えてみてください。 協調性も合わせてアピールしたい方は、「協調性を自己PRでアピールする効果的な方法は?例文付きで解説!」も参考にしてください。

Q.諦めない性格の人が評価されやすい仕事は?

A.分析が必要な仕事やノルマが設定されている仕事、ものづくりに関係する仕事は、諦めない性格の人が評価されやすいです。

諦めずに取り組めると自信がある場合は、このような仕事も視野に入れてみてください。あなたの経験や強みを評価してもらえる可能性が高いです。

自分にあった仕事を見つけたいい方は、「就活中に絶対知るべき職種の種類!自分に合った職業を見つける方法も解説」も参考にしてください。

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本記事の監修者

淺田真奈(あさだまな)

大学時代は接客のアルバイトを3つかけもちし、接客コンテストで全店1位になった経験をもつ。新卒では地方創生系の会社に入社をし、スイーツ専門店の立ち上げからマネジメントを経験。その後、レバレジーズへ中途入社。現在はキャリアチケットのアドバイザーとして、学生のキャリア支援で学生満足度年間1位と事業部のベストセールスを受賞し、リーダーとしてメンバーのマネジメントを行っている。

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