このページのまとめ
- 企業訪問とは、会社に出向いて雰囲気や業務内容などを確認する機会
- 企業訪問は、入社意欲を高めたりミスマッチを防止したりするために行う
- 企業訪問を行う際は、電話やメールなどで事前にアポイントを取る
「企業訪問をどのように行えば良いか分からない」と悩む就活生もいるでしょう。企業訪問を行う際は、まず電話やメールで企業にアポイントを取ります。
企業訪問を有意義にするためには、基本的な流れを把握し、準備を万全にしておくのが大切です。また、採用担当者からの評価を得られるように、マナーや立ち振る舞いも勉強しておきましょう。
この記事では、企業訪問の流れやマナー、必要な準備を解説します。
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- 企業訪問とは?実施する目的を解説
- 企業訪問の基本的な流れ
- 1.受付で用件を伝える
- 2.会議室などで待機する
- 3.企業の説明を受ける
- 4.自分自身についての質問に回答する
- 5.オフィスを案内してもらう
- 6.質疑応答の時間をもらう
- 7.お礼を述べて退出する
- 企業訪問のために必要な準備
- 訪問のアポイントを取る
- 企業研究を行う
- 志望理由を整理する
- 質問内容をまとめる
- 持ち物を確認する
- 企業訪問でチェックしておきたいポイント
- 企業の雰囲気
- 業務内容
- 選考で重視されること
- 企業訪問を行う際のマナー
- 時間の5分前には受付を済ませる
- 服装はスーツが一般的
- お礼メールは当日中に送る
- 企業訪問を活用して理想の企業に出会いたいあなたに
企業訪問とは?実施する目的を解説
企業訪問とは、興味のある企業を訪問し、「どのような会社の雰囲気か」「どのような業務を行っているのか」「どのような人が働いているのか」などを知る機会です。
企業訪問を行う理由は、会社について深く知り、入社後のミスマッチを防止するため。Webサイトや会社説明会では分からない部分を知るために実施します。
就活では企業を知るために、会社説明会に参加する人も多いでしょう。しかし、会社説明会は口頭での説明が中心なので、実際の会社の雰囲気が分からないことも。
企業訪問であれば、会社の内部まで見学することができ、自分が働く姿をイメージしやすくなります。就活は、内定獲得だけではなく入社後も重要なため、企業訪問を行い理解を深めておくのが大切です。
企業について深く知るためには、企業研究も並行して行いましょう。企業研究については「企業研究とは?目的や手順を解説!ポイントを押さえて就職成功を目指そう!」も参考にしてください。
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企業訪問の基本的な流れ
企業訪問を行うために、基本的な流れを解説します。スムーズに進められるように、どのように行われるかを知っておきましょう。
1.受付で用件を伝える
まずは会社に出向き、受付で用件を伝えます。大学名と氏名も忘れずに伝えてください。
企業訪問では、会社に入るところから動向が見られています。受付の時点でも振る舞いや話し方を気をつけましょう。
2.会議室などで待機する
受付が終われば、会議室などに案内されるので待ちましょう。姿勢を正し、静かに待つのがマナーです。
ほかの参加者と盛り上がり、大きな声で話すのはやめましょう。
3.企業の説明を受ける
企業訪問が始まれば、まずは企業についての説明を受けます。会社の事業内容や力を入れている取り組み、今後の展望などです。
メモを取りながら、集中して話を聞きましょう。聞いた内容が、エントリーシートや履歴書に活かせる場合もあります。
4.自分自身についての質問に回答する
企業訪問では、あなた自身について質問される場合も。面接と同じように、「結論から簡潔に答える」「身振り手振りやアイコンタクトも合わせて答える」などで対応しましょう。
質問内容は企業によって変わりますが、「大学ではどのようなことを勉強していますか」「当社に興味を持ったきっかけは何ですか」のような質問が行われます。
5.オフィスを案内してもらう
企業訪問では、オフィス内を案内してもらえることもあります。社員の方とすれ違ったときは、挨拶を忘れないでください。
6.質疑応答の時間をもらう
オフィスの見学後には、質疑応答の時間がある場合も。質疑応答に備えて、あらかじめ質問は用意しておきましょう。
ただし、企業訪問で説明があった内容や、企業のWebサイトを見ればわかる質問などは避けるようにしてください。「話を聞いていない」「会社について調べていない」などと思われてしまいます。
7.お礼を述べて退出する
予定されていたプログラムが終わったら、「本日はありがとうございました」とお礼を言って退出しましょう。担当者と別れたあとも、会社周辺では気を抜かないようにしてください。
スマートフォンを触ったり、ネクタイを外したりするのは、会社から離れるまでやめましょう。
また、企業訪問が終わったら、その日のうちに感想や内容をまとめるのがおすすめです。学んだことや感じたことは記録しておき、お礼メールを作成するときや、ほかの企業と比較する際に活用しましょう。
企業訪問時のマナーやポイントについては「会社見学でおすすめの質問例25選!質問すべき内容やマナーを解説」も参考にしてください。企業訪問での振る舞いが評価にも影響するので、好印象を与えられるように準備しておきましょう。
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企業訪問のために必要な準備
企業訪問を行うためには、「アポイントを取る」「質問内容をまとめる」などの準備が必要です。準備がしっかりとできていれば、有意義な企業訪問になるでしょう。
ここでは、事前に行っておきたい、5つの準備をご紹介します。
訪問のアポイントを取る
企業訪問したい会社が決まったら、まずはアポイントを取ります。基本的には、電話やメールを使うと良いでしょう。
しかし、採用担当者が忙しくなかなか対応してもらえないことも。その場合は、企業のSNSや問い合わせフォームに連絡してみるのもおすすめです。
いきなり企業訪問はできないので、まずはアポイントを取ることから始めてください。
企業研究を行う
企業訪問が決まったら、企業研究を行いましょう。「企業理念」「事業内容」「同業他社との比較」「企業の強みや弱み」などの項目をチェックするのがおすすめです。
企業のWebサイトを見ても分からないことがある場合はメモしておき、企業訪問時に質問してみてください。
志望理由を整理する
企業訪問でも志望理由を聞かれる場合があるので、準備しておきましょう。面接ではありませんが、しっかりと答えられれば評価は上がります。
自己分析や企業研究を行い、考えをまとめておいてください。自己分析をしていない方については「自己分析とは?おすすめのやり方と8つの注意点を解説」も参考にしてください。
質問内容をまとめる
企業訪問では質問機会を設ける企業が多いので、何を聞くか考えておくのがおすすめです。たとえば、次のような質問が良いでしょう。
・△△のサービスが開発された経緯を教えていただけますか
・御社で活躍されている方にはどのような特徴がありますか
・御社の業務ではどのような知識、スキルがあると良いですか
ほかの就活生と質問内容が被ったり、企業訪問で説明してもらったりした場合に備えて、質問は複数考えておきましょう。「質問はありません」と答えると、印象が悪くなるので避けてください。
持ち物を確認する
事前に持ち物を確認し、準備しておきましょう。企業訪問では、次のようなアイテムがあると便利です。
・筆記用具
・メモ帳
・スマートフォン
・モバイルバッテリー
・ハンカチ
・ティッシュ
・予備のストッキング
・化粧ポーチ(鏡、くしなど)
・履歴書
企業訪問では資料をもらう場合があるので、大きめのカバンを用意しておきましょう。A4サイズの書類が入るものが安心です。
また、女性は「いつの間にか伝線していた…」というときのために、予備のストッキングを持ち歩くのがおすすめ。
企業によっては履歴書の提出を求められる場合があるので、準備しておくと良いでしょう。
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企業訪問でチェックしておきたいポイント
企業訪問では、「企業の雰囲気」「業務内容」「選考での評価ポイント」などを確認しておくのがおすすめです。
企業の雰囲気
企業訪問では、社風や従業員の雰囲気を確認しておきましょう。自分に合いそうか判断しておかないと、入社後のミスマッチにつながります。
実際の雰囲気は、Webサイトを見ただけでは分かりません。実際に働いている方から、どのような雰囲気で仕事を行っているのか聞いておきましょう。
業務内容
業務内容については、深掘りして聞くのがおすすめ。同じ業界であっても、企業ごとに詳細が異なるためです。
採用ページや会社説明会では、業務内容を大まかにしか説明していない企業もあります。自分の想像する業務と合っているか知るためにも、業務内容は確認するようにしてください。
選考で重視されること
選考でどのような点が見られるのか、聞いてみるのもおすすめです。企業訪問に参加する就活生は意欲が高いと判断し、教えてくれる場合も多いでしょう。
選考で見るポイントや求める人材は、企業によって変わります。志望企業に対して適切なアピールができるように、チェックしておきましょう。
選考で見られているポイントが分かったら、選考突破に向けて準備を始めてください。面接対策について「面接対策!前日までに準備しておきたいこと」も参考にしてください。
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企業訪問を行う際のマナー
企業訪問に向けて、覚えておきたいマナーを解説します。印象を良くするためにチェックしておきましょう。
時間の5分前には受付を済ませる
開始時間の5分前には、受付を終わらせます。遅刻しないように、余裕をもって出席してください。
ただし、開始時間より早過ぎると企業側の用意ができていない場合があります。迷惑になってしまうので、開始時間が近づいてから受付に向かいましょう。
服装はスーツが一般的
服装については、スーツで行くのが基本です。シワや汚れなどを確認し、清潔感のある身だしなみで訪問しましょう。
また、ネックレスやブレスレットなどのアクセサリーは外します。髪型や髪色も、ビジネスシーンに合わせましょう。
お礼メールは当日中に送る
企業訪問についてのお礼メールは、当日中に送りましょう。必須ではありませんが、丁寧な印象を与えたり、入社意欲のアピールにつながったりします。
お礼メールには、次のような内容を記載しましょう。
・企業訪問を通して学んだことや気付いたこと
・今後の目標や抱負
メールの件名については、「会社訪問のお礼(△△大学△△学部 △△)」のように簡潔にし、氏名と大学名を記載しましょう。一目で分かるようにするのがポイントです。
また、お礼メールを送るタイミングは、深夜や早朝は避けてください。当日中に間に合わない場合は、翌日の午前中でも問題ありません。
企業訪問のお礼メールの例文
△△株式会社
人事部 △△様
お世話になっております。
△△大学△△学部の△△と申します。
本日は企業訪問の時間をいただき、誠にありがとうございました。
仕事内容や△△業界についてのご説明は大変勉強になり、職場見学では社内の雰囲気を感じとることができました。
今回学ばせていただいたことを、今後の就職活動に活かしたいと思います。
お忙しいところ企業訪問のお時間を頂いたこと、改めてお礼申し上げます。
末筆ながら、貴社の益々のご発展を祈念しております。
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△△大学△△学部△△学科
△△ △△
Tel:000-0000-0000
E-mail:△△@△△.com
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就活でのお礼メールについては「就活でどんな時にお礼メールは必要?例文でシーン別に解説」も参考にしてください。
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本記事の監修者
淺田真奈(あさだまな)
大学時代は接客のアルバイトを3つかけもちし、接客コンテストで全店1位になった経験をもつ。新卒では地方創生系の会社に入社をし、スイーツ専門店の立ち上げからマネジメントを経験。その後、レバレジーズへ中途入社。現在はキャリアチケットのアドバイザーとして、学生のキャリア支援で学生満足度年間1位と事業部のベストセールスを受賞し、リーダーとしてメンバーのマネジメントを行っている。