部活動での役割には種類がある?効果的なアピール法と自己PRの例文12選

このページのまとめ

  • 部活動での役割には、リーダーやサポート役といったさまざまな種類がある
  • 部活動の経験から、役割の種類によって協調性や主体性などをアピールできる
  • 部活動の経験をアピールするときは、役割や貢献したことを具体的に伝えよう

部活動での役割には種類がある?効果的なアピール法と自己PRの例文12選のイメージ

「自己PRで部活動の経験をアピールしたいけれど、どう伝えたらよいのか」「部活動での自分の役割が分からない」など、自己PRに悩む就活生も多いでしょう。部活動の経験をアピールする際は、ありきたりな内容にならないよう、役割や貢献したことを明確に伝えるのがポイントです。

この記事では、部活動の経験を自己PRで伝えるコツを解説します。最後まで読めば、部活動の経験を効果的にアピールし、選考を通過できるでしょう。

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目 次

部活動での役割をアピールするための3つのポイント

就活の自己PRで部活動の経験を伝えるときは、役割の種類を明確にし、具体性を持ってアピールすることが大切です。以下で、部活動での役割を効果的に伝える3つのステップを解説します。

1.役割の種類を明確にする

部活動の経験を伝えるときは、どのような役割を担っていたかを明確にしてください。部長やマネージャーといった役職名があれば、必ず伝えましょう。部活動での役割には、以下のような種類が挙げられます。

・部長、リーダー
・モチベーター
・ムードメーカー
・アイディアマン
・マネージャー、サポート役
・相談役
・調整役
・分析役
・切り込み役
・危機管理役 など

部活動における役割の種類を明確にすると、強みとあわせて効果的なアピールにつながります。たとえば、部長を務めている場合にはリーダーシップをアピールできたり、マネージャーであればサポート力を印象づけられたりするでしょう。

なお、部活動における役割によい・悪いはありません。役職などを自慢するためではなく、自分をアピールするための材料として、部活動における役割を述べてください。

2.部活動での役割や貢献したことを具体的に示す

部活動の経験を効果的に伝えるためには、役割や貢献したことをできるだけ具体的に示すのがポイントです。

「私は△△部で部長を務めています」と伝えるだけでは、採用担当者は応募者の人間性や価値観を理解できません。「部長として部員の話に耳を傾け、チーム全体のモチベーションを高めるのに貢献しました」など、行動する姿を具体的にイメージできるような伝え方を心がけましょう。

役割を果たしたことでどのような影響を与えられたのか具体的に示せると、チームワークを大切にする姿勢やコミュニケーション能力といった強みを効果的にアピールできます。

3.部活動の経験を仕事でどう活かすかを述べる

部活動での役割を伝えるときは、経験を仕事でどう活かすか述べましょう。自己PRで伝える部活動の経験は、成功体験でなくても問題ありません。大切なのは、自分の経験がビジネスの場でどのように役立つのかを考えることです。

下記のように、失敗経験から仕事に活かせそうなことを考えてもよいでしょう。

大きな目標を前に挫折することが多かったけれど、段階的に目標を設定することで、小さな達成感を得られるよう工夫しました。入社後は小さな目標を立て、着実にスキルを身につけていきたいと考えています。

部活動での経験を仕事の業務に置き換えてみると、具体的にイメージしやすいでしょう。

自己PRの効果的な伝え方を詳しく知りたい方は、「​​就職活動の自己PR例文18選を紹介!書き方や高評価につながるコツも解説」も参考にしてください。

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部活動での役割に関して押さえておきたい企業側の視点

部活動での役割を効果的にアピールするためには、実績よりも努力した過程に重きを置くなど、企業側の視点をよく理解しておく必要があります。

以下で、部活動での役割に関して押さえておきたい企業側の視点を解説するので、ぜひ参考にしてください。

部活動での役割に興味があるわけではない

まず、企業は、部活動における役割の種類に興味があるわけではないと覚えておきましょう。企業が自己PRを通して知りたいのは、「部活動における役割を通して何を学んだか」「学んだことを仕事にどう活かせるのか」という点です。

たとえば、「私はテニス部に4年間、所属していました」と伝えても、テニスをしていたかどうかは直接仕事に関係ないはずです。また、「部長を務めていた」「レギュラーとして活躍していた」といったアピールも、役割を伝えるだけでは不十分だといえます。

部活動の経験や役割などは、あくまで自分の強みをアピールするきっかけに過ぎないと理解しましょう。

実績よりも努力した過程を重視する

自己PRを通じて、企業は応募者の実績やスキルよりも、努力した過程を知りたいと考えています。たとえ優れた実績があっても、努力や工夫をせずに得られた結果であれば、十分なアピールにはつながらないでしょう。

部活動の経験を伝えるときは、「△△大会で優勝しました」「全国で△位になりました」といった特別な実績をアピールする必要はありません。具体的な実績がある場合でも、大切なのは「結果を残すためにどのような努力をしたのか」「目標達成のためにどのような工夫をしたか」です。

「思うような結果が出なかったため、練習メニューを見直した」「チームの士気を高めるために、率先して声を出した」など、具体的な取り組みを伝えてください。

効果的に自己アピールするためには、企業側の視点を押さえて、分かりやすく説明する必要があります。就活に役立つ説明力を身につけたい方は、「5分でわかる『頭の良さとは「説明力」だ』|就活生おすすめ本要約」をご覧ください。

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部活動の種類によってアピールできること

自己PRにおいて部活動の経験を伝えるときは、役割に応じてアピールポイントを決めるとよいでしょう。以下で、部活動の種類によってどのような点をアピールできるのかを解説するので、ぜひ参考にしてください。

同じ部に長く所属している場合

同じ部に長く所属している場合には、部活動の種類や役割にかかわらず、継続的に取り組んだことや粘り強く努力する姿勢などをアピールするのも一つの方法です。具体的には、下記のような強みをアピールできるでしょう。

・継続力
・忍耐力
・粘り強さ など

多くの企業は応募者に対して、「長く働いてほしい」と期待しています。同じ部に所属していた場合は、「△△年間、取り組んできた」「△△の頃から始めて、努力を重ねてきた」など、定量的に伝えましょう。

集団競技の場合

集団競技の部活に所属している場合は、部活動における役割に沿ったアピールが効果的です。

・チームワークを大切にする姿勢
・協調性
・周囲を巻き込む力
・役割の種類によって、リーダーシップや傾聴力 など

部活動における役割をアピールポイントにする際は、どのような工夫をしたかとあわせて、仕事でどう活かせるかを伝えましょう。

また、運動系の集団競技であれば、体力に自信がある点もアピールになります。体力は仕事と直接関係がないように見えますが、営業や現場作業などでは、体力を活かせるでしょう。自己PRで体力をアピールしたい方は、「自己PRで体力をアピールできる?例文10選と効果的に伝えるコツを解説」を参考にしてください。

個人競技の場合

個人競技の部活に所属している場合は、精神力の強さや目標達成のために努力を惜しまない姿勢などをアピールするのがおすすめです。具体的には、下記のような強みをアピールできるでしょう。

・ストイックさ
・自己管理能力
・判断力
・目標達成のために努力する姿勢 など

個人で頑張って部活動に取り組んできた場合は、言われたままに行動したのではなく、自ら積極的に挑戦してきたエピソードなどを伝えてください。

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部活動での役割をより効果的に伝えるコツ

部活動のエピソードをより効果的に伝えるためには、企業が求める人物像を把握したうえで、仕事に役立つ経験やスキルをアピールすることが大切です。以下で、部活動での役割をより効果的に伝えるコツを解説するので、ぜひ参考にしてください。

アピールポイントを一つに絞る

より効果的な自己PRにするためには、アピールポイントを一つに絞って伝えましょう。

複数のアピールポイントを並べてしまうと、採用担当者は応募者の人柄や価値観などを把握するのが難しくなります。アピールポイントを一つに絞ったほうが、採用担当者は入社後の姿をイメージしやすく、印象にも残りやすいでしょう。

部活動での役割や経験を効果的に伝えるためにも、アピールポイントは一つに絞って伝えてください。

企業が求める人物像を把握する

部活動での役割をより効果的に伝えるためには、企業がどのような人材を求めているのか把握しておくことが大切です。業界によっては求める人物像がある程度似ている場合もありますが、なかには、独自の考えを持っている企業も少なくありません。

企業が求める人物像を把握するためには、企業研究が不可欠です。応募先の企業ならではの取り組みやニーズを理解したうえで、求める人物像に沿ってアピールポイントを考えましょう。

企業研究のやり方を詳しく知りたい方は、「企業研究とは?目的や手順を解説!ポイントを押さえて就職成功を目指そう!」を参考にしてください。

仕事で役立つ経験やスキルをアピールする

自己PRでは、仕事で役立つ経験やスキルをアピールしましょう。どれほど優れた強みやスキルを伝えても、仕事との関連性が薄かったり、応募先の企業とミスマッチが起こったりしていると、高評価にはつながりません。

自己PRでは、部活動の経験をただ伝えるのではなく、仕事に役立てられるかどうかを考えたうえでアピールポイントを決めましょう。

誰にでも分かる内容にする

より効果的な自己PRにするためには、読み手・聞き手にとって分かりやすく内容を伝えることが大切です。ビジネスにおいては、さまざまな場面で円滑なコミュニケーションが求められます。

誰にでも分かるような言葉選びができていないと、「話が難しくて理解できない」といったマイナスの印象につながりかねません。部活動で当たり前のように使っていた言葉でも、人によっては理解しにくいと感じることがあるため注意が必要です。

専門用語や方言の使用はできる限り避け、誰にでも分かりやすい言葉を選んでください。

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役割の種類別|部活動の経験を伝える自己PR例文10選

ここでは、集団における役割の種類別に、部活動の経験をアピールする例文を10個紹介します。

回答例文1.リーダー

私の強みは、周囲を巻き込んで物事を成し遂げるリーダーシップです。

私は大学3年のときに所属する写真部の部長を任された際、過去5年間で部員の数が減っている状況において、新入部員を多く獲得して、活動の幅を広げたいと考えました。どうしたら新入部員を増やせるか考え、新学期が始まる4月に向けて、部の宣伝のためにプロモーション動画を作成することにしました。

ミーティングでさまざまな意見が飛び交うなか、写真に興味を持ってもらえるような内容になるよう、部員全員で撮影会に出かけました。撮影会の様子を動画にまとめ、部の魅力を最大限にアピールした結果、前年度の倍の新入部員を獲得しました。

私は部活動で部長を務めた経験から、なぜ取り組むのかという目的意識を周囲に問いかけながら、チームを引っ張っていくリーダーシップを身につけました。貴社に入社後も、課題にしっかりと向き合い、チームの生産性向上に貢献していきたいと考えています。

回答例文2.モチベーター

私の強みは、周囲のモチベーションを高められるところです。

私は高校生の頃から部活動でハンドボールを続けています。私は、褒めて伸ばす教育方針のもとで育った経緯もあり、人を褒めるのが得意です。私が現在所属しているハンドボール部では、練習中にほかの部員を褒め合うといったチームの雰囲気ではありませんでした。そのなかでも、私は日頃から先輩後輩を問わず、チームメイトのよいプレーを見たり、スキルの上達を感じたりしたときには、積極的に褒めるようにしていました。

県大会出場という目標は叶いませんでしたが、上級生が引退するときに、「いつもプレーを褒め続けてくれて自信になった」と声をかけられました。貴社に入社後も、周囲を信頼し、前向きなコミュニケーションを図って、チーム力を高めていきたいと考えています。

回答例文3.ムードメーカー

私の強みは、厳しい状況でも、明るく前向きに物事に取り組めるところです。

所属するサッカー部での私の役割は、陽気なムードメーカーです。大学2年生になるまでは、試合で控えに回る場面が多く、悔しい経験もしました。リーグ戦でチームが負け越している状況で、私に何ができるか考え、試合中に限らず、練習中も積極的に声を出してチームを盛り上げています。

最初は、チームの雰囲気が少しでもよくなればと思って声を出していましたが、少しずつほかの部員からもよく声が出るようになり、チーム全体が活気づいて練習の質が向上しました。

最近では、対戦相手の監督からも褒められるなど、練習試合の申し込みも増えました。貴社に入社後も、私の強みである明るさを発揮して、チームの売り上げアップに貢献していきたいと考えています。

回答例文4.アイディアマン

私の強みは、枠に囚われない発想力の高さです。

私は小学生の頃から陸上を続けており、所属する陸上部では、マネージャーと協力して練習メニューを組み立てる役割を担っています。最適な練習メニューを組み立てるには、部員1人ひとりにあわせたアプローチが必要ですが、私はできるだけ多くのパターンを考えて部員に提案するようにしています。選択肢があることで、それぞれの部員が主体性を持って練習に取り組めるようになり、部の士気も高まりました。

私は、多くのアイデアを出すために、普段から幅広い分野の情報にアンテナを張るよう心がけています。貴社に入社後も、より一層発想力に磨きをかけ、新商品の開発に貢献したいと考えています。

回答例文5.サポート役

私の強みは、目標達成に向けて諦めない忍耐力です。

私は高校生の頃から演劇を始め、大学入学後も続けています。高校の頃は役者として舞台に立っていましたが、大学では演劇未経験の部員が多かったため、周囲のサポート役になる機会も増えました。

裏方に回る場面が多くなるなかで、作品で役をもらうため、周囲のサポートに加えて、発声練習や筋力トレーニングなどの自主練習にも力を入れました。その結果、最後の公演では、部の仲間からの推薦もあり、準主役を演じました。

私はこの経験から、自分ができることに全力を注ぐ重要性を学びました。貴社に入社後も、目標達成に向けて粘り強く業務に取り組んでいきたいと考えています。

回答例文6.相談役

私の強みは、相手の立場に立ってコミュニケーションを図れる傾聴力です。

私は大学で国際交流部に所属しています。大学に入学した頃は、語学力に自信がなく、留学生との交流イベントでも相手の話すスピードについていけず、コミュニケーションを取るのに苦労しました。

この経験から、私は大学2年生になると、同じように悩む後輩に自ら積極的に声をかけ、よき相談相手になれるよう意識して行動してきました。相談に乗るときは、相手の悩みへの共感に加え、留学生と出かけたり勉強を教え合ったりする機会を設けるなどして、交流の場を増やすようにしています。

貴社に入社後も、私の強みである傾聴力を活かして、お客さまの悩みに寄り添える営業担当者として活躍していきたいと考えています。

回答例文7.調整役

私の強みは、異なる意見を尊重して一つの答えに導けるところです。

所属するバスケットボール部では、チームにおいて調整役を務める機会が多くありました。個々の部員の技術レベルは高いものの、戦略に関して意見が対立する場面が多く、私はチーム力に課題を感じていました。

以前は月に1度、全体ミーティングを行っていましたが、部員全員が同じ方向を向くために、私は意見交換の場を増やすよう提案しました。全体ミーティングでは、チーム力を高めるために何が必要か、いくつか意見を出し合い、それぞれのメリットとデメリットを明確にしていきました。その結果、部員全員で同じ目標を共有することで、チームが活気づき、勝率が4割から6割になりました。

私はこの経験から、さまざまな意見を言語化することの大切さを学びました。貴社に入社後も、私の強みである調整力を発揮して、チームの生産性アップに貢献していきたいと考えています。

回答例文8.分析役

私の強みは、分析力と分かりやすく伝える説明力です。

私は大学入学と同時にテニス部に入部しましたが、ケガをきっかけに、1年前からマネージャーに転身しました。マネージャーとして部員の活躍を支えるなかで、最初はプレーしたい気持ちが強すぎて、悔しい思いをする場面も多くありました。しかし、今では対戦相手を分析するのに強いやりがいを感じています。具体的には、対戦相手の試合を動画にまとめ、解説を加えて、部員に戦略的なアドバイスをしています。私の分析に対し、監督や部員からは、「何を注意すべきか整理して伝えてもらえるため、落ち着いて試合に臨める」といった言葉をいただき、モチベーションにつながっています。

貴社に入社後も、チームの強みや課題を的確に分析して仲間と共有することで、目標達成のために努力していきたいと考えています。

回答例文9.切り込み役

私の強みは、先陣を切って行動し、周囲にポジティブな影響を与えられるところです。

私は所属する山岳部で副部長を務めています。主な活動内容は、平日に体力トレーニングを行い、休日や長期休暇中になると近隣の山へ登山活動に出かけています。私は、何か目標があれば部員のモチベーションにつながるのではと考え、大会への出場を提案しました。

山岳競技の大会に出場するためには、これまで以上に体力と知識が求められるため、ほかの部員からは反対の声もありました。そこで、私のほかに競技メンバーを3人集め、まずは部から1チームだけが大会に出場しました。結果は散々でしたが、私たちの挑戦が勇気になり、翌年にはほかにも2チームが大会に出場し、好成績を収めました。

私はこの経験から、物事に率先して取り組む姿勢は、周囲にポジティブな影響を与えると学びました。貴社に入社後も、何事にも率先して取り組み、チーム全体のモチベーション向上に貢献していきたいと考えています。

回答例文10.危機管理役

私の強みは、リスクを事前に予知する慎重さです。

私が所属する水泳部では、毎年、夏になると海で合宿をしています。海での練習は、波や潮の流れによって泳ぎが得意な人でも溺れてしまう可能性があるなど、普段のプールでの練習と比べてさまざまなリスクが増えます。

そこで、私は予期せぬ事故を防ぐために、合宿前に講習を受け、救助方法を学び直しました。合宿初日には、部長の協力を得て部員全員を集め、最低限の注意事項とルールを伝えました。結果として、ケガ人を出すことなく無事に合宿を終えられ、監督からも感謝の言葉をいただきました。

貴社に入社後も、チームにおける危機管理役として活躍し、業績アップに貢献していきたいと考えています。

部活動でキャプテンを務めた経験をアピールするコツを知りたい方は、「部活動のキャプテン経験から学んだことを伝えるポイントは?例文も紹介!」も参考にしてください。

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部活動での役割を伝えるNG例文2選

部活動での役割をアピールするときは、仕事に結びつくような経験を分かりやすく伝えることが大切です。以下で、自己PRで集団における役割を伝える際のNG例文を2つ解説するので、ぜひ参考にしてください。

NG回答例文1.仕事との関連性が薄い

私の強みは、絶対音感があることです。

私は所属する合唱部で、強みである絶対音感を活かして、全国コンクールでの入賞に貢献しました。私は幼い頃からピアノを習っており、歌を歌うことも好きでした。大学入学後も、合唱部の仲間とはよくカラオケに出かけて、音程をはずさないためのアドバイスを積極的にしました。絶対音感があることは、音楽に携わるうえで大きな強みになると考えています。

貴社に入社後も、私の強みを発揮して、周囲によい影響を与えられる人材として成長していきたいと考えています。

NGポイント

部活動での役割が明確でないうえ、アピールポイントと仕事の関連性が薄いNG例文です。自己PRで部活動の経験をアピールするときは、強みや実績を並べるだけではなく、努力した過程を伝える必要があります。

また、「絶対音感がある」「走るのが速い」といった身体的な長所や強みは、仕事に結びつきにくいだけでなく、自慢話のように聞こえるため注意が必要です。

NG回答例文2.要点が伝わらない

私の強みは、集団においてあらゆる役割を難なく果たせるところです。

私は大学時代、柔道部に所属していました。部活動において決まった役割を担うわけではなく、何でもこなせるオールラウンダーとして活躍しました。たとえば、階級別のリーダーを任されたときには責任を持ってリーダーシップを発揮し、新人教育においては、サポート役として細かなフォローもできます。また、仲間と目標に向かって取り組んだ経験から、コミュニケーション能力にも自信があります。

貴社に入社後も、与えられた役割を果たせるよう、主体性を持って業務に取り組んでいきたいと考えています。

NGポイント

集団においてオールラウンダーのような役割を担っている場合、アピールの仕方によっては、アピールポイントが伝わりにくくなるため注意が必要です。部活動における役割が明確でない場合には、ほかの部員に聞いてみることをおすすめします。

話の要点を読み手・聞き手に分かりやすく伝えるためにも、アピールポイントは一つに絞って伝えましょう。

自己PRの書き方の基本を押さえておきたい方は、「自己PRの書き方は?就活で評価される構成と8つのコツを例文つきで解説」も参考にしてください。

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部活動での役割を効果的にアピールしたいあなたへ

「部活動における役割を効果的にアピールしたい」「自己PRで部活動の経験を伝える際に、周囲との差別化を図りたい」と悩んでいる就活生も多いでしょう。就活において部活動の経験を伝えるときは、集団における役割の種類を明確にし、仕事に関連する強みをアピールすると効果的です。

自己PRの完成度を高めるためには、就活エージェントをはじめとする第三者に相談するとよいでしょう。就活エージェントのキャリアチケットでは、専任のキャリアアドバイザーが自己分析から面接対策まで、就活におけるあらゆるサポートをしています。

自己PRに自信がない方や部活動の経験を効果的にアピールしたい方は、ぜひ気軽にキャリアチケットを利用してみてください。

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本記事の監修者

淺田真奈(あさだまな)

大学時代は接客のアルバイトを3つかけもちし、接客コンテストで全店1位になった経験をもつ。新卒では地方創生系の会社に入社をし、スイーツ専門店の立ち上げからマネジメントを経験。その後、レバレジーズへ中途入社。現在はキャリアチケットのアドバイザーとして、学生のキャリア支援で学生満足度年間1位と事業部のベストセールスを受賞し、リーダーとしてメンバーのマネジメントを行っている。

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