自己PRで強みを伝える例文24選!アピールする際のポイントと一覧も紹介

このページのまとめ

  • 自己PRでは、企業がメリットを感じられるような強みを伝えるのがポイント
  • 自己PRで強みを伝える際は、具体的なエピソードや客観的な評価を盛り込むとよい
  • 自己PRでアピールする強みを見つけるために、自己分析や他己分析をしよう

自己PRで強みを伝える例文24選!アピールする際のポイントと一覧も紹介のイメージ

「自分の強みをうまく言語化できない」「自己PRでどのように強みをアピールしたらよいか分からない」などと悩む就活生も多いでしょう。自己PRで強みを伝える際は、具体的なエピソードや客観的な評価を盛り込むことが大切です。

この記事では、自己PRでアピールできる強みの一覧とあわせて、伝え方のポイントや回答例文を紹介します。最後まで読めば、企業の評価基準を理解したうえで、効果的な自己PRを作成できるでしょう。

本記事の執筆者

清水群(しみず・ぐん)

株式会社スマイルガーディアン代表取締役。テーマパークコンサルタント株式会社オリエンタルランド、株式会社ユー・エス・ジェイという日本の2大テーマパークをそれぞれ運営している企業で10年間、接客や機械メンテナンス、部品設計、安全管理、各部署の業務改善などを担当。中小企業診断士を取得後に独立、テーマパークや遊園地のコンサルテーションだけでなく、大阪市トップランナー事業コーディネータとして中小企業のハンズオン支援などを実施している。

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目 次

自己PRの強みと長所の違い

就活において、「強み」とよく似た言葉に「長所」があります。「長所」が個人の性格を表すのに対し、「強み」は優れた能力やスキルを意味する言葉です。

以下で、強みと長所の定義を解説します。自己PRで強みをしっかりとアピールするためにも、違いを理解しておくことが大切です。

強みとは個人の優れた能力のこと

就活における「強み」とは、仕事に活かせる優れた能力を指します。たとえば、「高いコミュニケーション能力を活かして、チームの団結力を高められる」などです。

また、自己PRとは、自分の強みをアピールすることを意味します。たとえ優れた能力やスキルを持っていても、仕事で活かせなければ、就活における強みにはなりません。自己PRでは、具体的に「自分にはどのような強みがあるか」「仕事でどのように活かせるのか」などを伝えます。

長所は個人の優れた性格のこと

就活における「長所」とは、自分の性格や人柄などのことです。たとえば、「向上心がある」「責任感が強い」などが該当します。

長所は、後天的に身につけた能力というよりは、本来の先天的な性格を基本とした、独自の考え方や行動を意味する言葉です。

就活では、長所も強みの両方を聞かれるケースも珍しくありません。長所について詳しく知りたい方は、「自分の長所が分からないときに役立つ一覧72選!見つけ方や例文も解説」を参考にしてください。

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企業が自己PRの強みを聞く理由

企業が就活生に自己PRを聞くのは、自社との相性や行動特性を把握するためです。

以下で、企業が自己PRの強みを聞く理由を解説します。自己PRを高評価につなげるためにも、企業側の視点を理解しておきましょう。

自社との相性を判断するため

企業は、応募者の自己PRを聞いて、強みを自社で活かせるかどうかのマッチング度を判断しています。

たとえば、個人主義的な社風の企業であれば、「自主性」「実行力」といった強みを持つ人材が求められる傾向です。一方で、チームワークを重視する企業に対しては、「協調性」「コミュニケーション能力」などの強みをアピールすると、高評価につながる可能性が高いでしょう。

たとえ応募者が魅力的な強みを持っていても、仕事で活かせなければ意味がありません。そのため、企業は自己PRを通して、応募者の強みが自社の求める人物像にマッチしているかを判断しています。

行動特性を把握するため

企業が応募者に自己PRを聞くのは、どのような強みを発揮して、どう行動を起こすかといった行動特性を把握するためです。人は、同じ状況においても、それぞれが異なる行動をします。

たとえば、困っている人を目の前にしたとき、問題を解決しようとする人もいれば、相手に共感を示して落ち着かせようとする人もいるでしょう。このような行動特性からは、1人ひとりが大切にしている価値観や考え方が伝わります。

どのような行動特性を求めているかは、企業や職種によってさまざまです。企業は求める人材を確保しようと、自己PRを通して、応募者の行動特性を把握しています。

分かりやすく伝える力を見極めるため

応募者の説明力を見極めるのも、企業が自己PRを聞く理由の1つです。企業や職種を問わず、社会人には分かりやすく伝える力が求められます。どのような内容の話であっても、相手に伝わらなければ意味がありません。

自己PRを考える際は、「どのような強みを伝えるか」だけでなく、「どのように強みを伝えるか」もしっかりと意識しましょう。分かりやすく伝えるためには、採用担当者が応募者の強みをイメージしやすいように、内容を簡潔にまとめたり、具体的なエピソードを添えたりするのがおすすめです。

自己PRを効果的に伝えるコツについては、「就活に役立つ自己PRの例文6選!評価される構成やアピールのコツを解説」を参考にしてください。

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自己PRの強みを考える3ステップ

自己PRの強みは、まず自分が得意なことを書き出してから、企業へのアピールポイントをまとめていくと、言語化しやすいでしょう。

以下で、自己PRの強みを考える3ステップを解説するので、参考にしてください。

1.自分の得意なことを考える

自己PRを考えるときは、自分の強みを洗い出すために、まずは自分が得意とすることや自信を持っていることは何かを考えていきます。

たとえば、「周囲と良好な関係を築ける」「課題解決力がある」などです。この時点では、難しく考え過ぎずに、少しでも当てはまると思った部分をすべて書き出しましょう。

また、自分の得意なことが思いつかない場合は、周囲の人に聞いてみるのも1つの方法です。客観的な視点から、自分でも気がついていない強みや得意なことを教えてくれるでしょう。

2.具体的なエピソードを列挙する

自分の得意なことを洗い出したら、裏づけとなる具体的なエピソードで補足してください。

「△△が強みだと思っている」だけでは、自己PRとしてアピールが足りません。実際にどのような出来事があったか、どのような経験をしたかを伝えられるよう、関連するエピソードもあわせて書き出しておきましょう。

3.志望先の企業にマッチするアピールポイントを選ぶ

最後に、志望する企業の特徴やニーズに沿って、洗い出した自分の強みを整理します。企業にとって、自分の強みにどのようなメリットがあるかを明確にしておくと、より効果的なアピールポイントを見つけられます。

たとえば、コミュニケーション能力が強みの場合は、「クライアントの多様なニーズを把握するために、コミュニケーション能力を発揮できる」などと、企業にとってのメリットをあわせて伝えるとよいでしょう。

企業の高評価につながる自己PRの作成方法は、「高評価になるES自己PRの書き方!強みの見つけ方や伝わる文章にするコツも」の記事も参考にしてください。

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自己PRでアピールできる強み一覧

前述のとおり、自己PRでアピールする強みは、仕事で活かせる能力やスキルでなければなりません。自己PRで使える主な強みは、下記のとおりです。

・主体性
・リーダーシップ
・協調性
・実行力
・学び続ける力
・柔軟性
・忍耐力
・集中力
・社会性
・課題解決能力
・論理的思考力
・創造力
・傾聴力
・データ分析力
・コミュニケーションスキル
・語学力
・パソコンスキル

就活で伝える強みに、正解・不正解はありません。ただし、自己PRで効果的に強みをアピールするためには、企業が求める人物像に合わせたものを選ぶとよいでしょう。

なお、企業が求める人物像を把握するためには、業界・企業研究が不可欠です。業界・企業研究のやり方を詳しく知りたい方は、「企業研究とは?目的や手順を解説!ポイントを押さえて就職成功を目指そう!」を参考にしてください。

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自己PRの強みを見つける方法

自己PRの強みが分からない場合には、自己分析や他己分析をして、自分の強みを見つけましょう。以下で、自己PRの強みを見つける方法を解説するので、ぜひ参考にしてください。

自己分析をする

自己PRの強みを見つけるために欠かせないのが、自己PRです。就活を始めたら、まずは過去の経験を振り返り、自己分析を始めましょう。具体的には、下記のような出来事を振り返ってみてください。

・好きなことは何か
・嫌いなことは何か
・何に熱中していたか
・人の役に立ったエピソードがないか など

勉強や部活、趣味など、カテゴリー別に考えてみるのもおすすめです。過去を振り返ると、意図せず発揮していた自分の強みを把握できます。

また、小学校・中学校・高校・大学といった時間軸に分けて、「自分史」を作るのも1つの方法です。小さな頃から持ち続けている譲れないこだわりや、人生のターニングポイントなどに気づけるでしょう。

自分史の具体的な作成方法を知りたい方は、「自分史は就活の面接に役立つ!思い出せない時の書き出すやり方や見本も解説」を参考にしてください。

他己分析をする

自分の強みを見つけるためには、第三者に協力してもらって他己分析をするのもおすすめです。自分にとっては当たり前すぎて優れていると思っていなかったことを、他者が強みだと感じているケースも少なくありません。

多くの人にとって、自分を客観的に分析するのは難しいことです。家族や友人、アルバイト先の同僚など、関係性が異なる人に話を聞けると、さまざまな視点から自分の強みを見つけられるでしょう。

弱みを言い換える

自分の強みは、弱みを言い換えて見つけられる場合もあります。弱みは視点や表現の仕方を変えると、プラス面に焦点をあてることも可能です。

たとえば、「優柔不断」という弱みは、「計画性がある」と言い換えられるほか、「協調性がない」は「主体性がある」といった強みになります。自分の弱みばかりに目がいって強みが見つからない場合には、弱みをどのように言い換えられるか考えてみてください。

社会人基礎力から当てはまるものを探す

自己PRの強みが思いつかない場合は、経済産業省が提唱している「社会人基礎力」を参考に考えるのをおすすめします。社会人基礎力とは、社会人として求められる資質のなかでも、特に重要とされる力をまとめたものです。

・前に踏み出す力(主体性、働きかけ力、実行力)
・考え抜く力(課題発見力、計画力、想像力)
・チームで働く力(発信力、傾聴力、柔軟性、状況把握力、規律性、ストレスコントロール力)

社会人基礎力は、2006年に提唱されてから、今もなお変わらず必要とされています。社会人基礎力のなかで、自分に当てはまる能力がないか考えてみると、企業が求めている強みをアピールできるでしょう。

参照元
経済産業省
社会人基礎力

就活エージェントに相談する

自己PRの強みが分からないときは、就活エージェントへの相談もおすすめです。就活のプロであるキャリアアドバイザーなどに自己分析を手伝ってもらうと、自分の強みが見つかったり、自信を持ってアピールできるようになったりするでしょう。

また、いくつかの強みが見つかったときでも、志望する企業の特徴を把握したうえで、最適なアピールポイントについてアドバイスをもらえるはずです。就活エージェントの多くは、無料でサービスを提供しているため、ぜひ気軽に相談してみてください。

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自己PRで強みをアピールする際の6つのポイント

自己PRで強みをアピールする際は、結論を先に述べ、アピールポイントを1つに絞って伝えると効果的です。自己PRで強みをアピールする際の6つのポイントをまとめているので、ぜひ参考にしてください。

1.結論を先に述べる

自己PRで強みをアピールする際は、結論を先に述べるのがポイントです。冒頭で、「私の強みは△△です」と言い切りましょう。

結論から述べると、採用担当者は話の要点を理解しやすくなります。就活においては、たとえ優れた強みがあっても、効果的に伝えられなければ、高評価にはつながりません。結論を先に述べ、自分の伝えたいことを明確にしてから話し始めましょう。

2.学生時代のエピソードを盛り込む

自己PRで強みを伝えるときは、具体的なエピソードを盛り込んでください。具体的なエピソードを盛り込むと、採用担当者は就活生がどのように強みを発揮してきたか理解しやすくなります。

また、自己PRのエピソードは、できるだけ近い過去の経験を伝えましょう。採用担当者が知りたいのは、就活生の「今」です。そのため、できれば大学時代のエピソードを伝えてください。

遠い過去のエピソードを述べる際は、「過去から今まで△△を続けている」「過去の経験をきっかけに、大学時代には△△に挑戦した」など、体験が今につながっている点を伝えるのがポイントです。

3.入社後に強みをどう活かせるかを具体的に伝える

自己PRでは、入社後に強みをどう活かせるかを具体的に伝える必要があります。なぜなら、仕事での活かし方を明確に伝えられると、採用担当者は就活生が入社後に活躍する姿をイメージしやすくなるからです。

たとえば、「私の強みは行動力です」と言って終わりではなく、「入社後は行動力を活かして、営業訪問数を増やします」など、具体性を持って強みをアピールしましょう。

4.強みには客観性を持たせる

自己PRで強みをアピールする際は、エピソードに客観的な視点を持たせると効果的です。自己PRに客観性を持たせられると、より信頼できるものとして強みをアピールできます。

具体的には、「家族や友人から自分の強みをどのように評価されているのか」「自分の強みが具体的な結果にどう結びついているのか」などを伝えられると、自己PRに説得力が増すでしょう。

5.アピールポイントを1つに絞る

自己PRで強みを伝えるときは、アピールポイントを1つに絞ると、より効果的にアピールできます。複数の強みを伝えてしまうと、採用担当者に「何を最もアピールしたいのか分からない」「話を伝える力がない」といった印象を与えかねないので注意が必要です。

たとえ複数の強みがある場合でも、1つに絞ってエピソードを掘り下げるほうが、より採用担当者の印象に残るでしょう。

6.自己PRと長所の内容に矛盾がないようにする

自己PRの強みは、長所と矛盾がないようにするのもポイントです。自己PRの強みと長所は、互いに補完し合うような内容を考えておくとよいでしょう。

強みと長所はそれぞれに別の意味合いがあるものの、互いの内容に矛盾があったり、内容があまりにかけ離れていたりすると、採用担当者が就活生の人柄や能力を評価するのに迷う可能性も考えられます。

たとえば、自己PRで「行動力」についてアピールしたあとで、長所で「物事を慎重に進めるのが得意」などと話してしまうと、採用担当者は具体的な姿をイメージしにくくなります。自己PRを考えるときは、長所を聞かれたときの回答も考慮するようにしてください。

自己PRを伝える際の注意点は、「自己アピールの効果的な書き方4ステップ!7つの注意点と例文8選も紹介」で詳しく解説しています。

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よくある強み別の自己PR例文24選

以下で、自分の強み別の自己PR例文を紹介するので、ぜひ参考にしてください。

自己PR例文1.主体性

私の強みは、チームの目標を達成するために主体性を持って行動できるところです。

私は所属するゼミで、SNSと若者の購買行動に関する研究に取り組みました。テーマ決めの際は、チームのメンバー間で意見が対立し、調査を始めるまでに時間がかかってしまいました。スケジュールの遅れを取り戻すため、私はプロジェクトの進行を確認できる管理表を作成し、メンバー全員で協力し合える環境を整えました。その結果、限られた時間で研究をまとめ、発表会では特別賞を獲得しました。

私はこの経験から、自らが主体的に行動することが、チームの成果を最大化できると学びました。貴社に入社後も、常に主体性を持って業務に取り組み、チーム全員が協力し合える環境づくりをしていきたいと考えています。

自己PR例文2.チームワーク

私の強みは、チームワークを高めて大きな成果につなげられることです。

私は学生時代に、文化祭実行委員として、15名のメンバーとともにイベントの企画・運営を務めました。オンラインとオフラインをかけ合わせた文化祭を初めて開催することになり、新たに決めなければならないことが多くありました。そこで、私はチーム力を発揮するには、1人ひとりが強みを活かすこと、メンバー間で綿密に情報共有することが大切だと考え、それぞれの適性に合った役割を提案し、チャットツールを導入しました。結果として、文化祭はオンラインとオフラインをあわせて過去最高の来場者数を記録しました。

私はこの経験から、1人では成し遂げられないことでも、チームワークを発揮できれば、大きな成果につなげられると学びました。貴社に入社後も、チームワークを高められるよう、自ら考えて行動していきたいと考えています。

自己PR例文3.リーダーシップ

私の強みは、周囲を巻き込んで目標を達成するリーダーシップです。

私は所属する野球部で、部長を務めていました。過去2年間、チームは思うような成績を収められず、部員のモチベーションが下がっている状況でした。そこで、私は全員が一丸となって活動できるよう、1人ひとりの部員と面談を実施して不満に思っていることを聞いたり、チームの目標を再確認したりしました。その結果、チームが1つにまとまり、目標としていた一部リーグへの昇格を果たしました。

私はこの経験から、周囲に積極的に働きかけることの重要性を学びました。貴社に入社後も、強みであるリーダーシップを発揮して、業績アップに貢献していきたいと考えております。

自己PR例文4.協調性

私の強みは、周囲と良好なコミュニケーションをとって課題を解決に導ける協調性です。

私は大学3年の冬休みに、インターンシップに参加しました。私は品質管理部に所属し、お客さまに品質レポートを提出したり、納品スケジュールを管理したりするサポートをしていました。最初のうちは、慣れない作業に戸惑いましたが、周囲とコミュニケーションを取るうちに、品質レポートの履歴管理の方法に課題があると気づきました。そこで、私は社員の方にアドバイスをもらって、部署内で共有できる管理表を作成しました。その結果、業務効率がアップし感謝の言葉をいただきました。

私はこの経験を通して、課題を解決するためには周囲との協力が欠かせないと学びました。貴社に入社後も、強みである協調性を活かして、チームに貢献していきたいと考えています。

自己PR例文5.実行力

私の強みは、周囲と協力して目標を達成できる実行力です。

私は所属する国際交流サークルでイベントの企画を担当していました。留学生とサークルメンバーの交流が主な活動でしたが、大学2年のときに、初めて大規模な国際交流イベントを企画しました。当初は、サークルの知名度が低く、集客に課題を感じていましたが、サークルのOB・OGにも協力してもらいながら、チラシを作成したり地元の新聞に記事を掲載してもらったりして、できる限り行動しました。また、結果として、250人を超える来場者が集まり、イベントは大成功を収めました。

私はこの経験を通して、企画職で求められる実行力を身につけました。貴社に入社後も、新たなサービスを形にできるよう、努力を続けたいと考えています。

自己PR例文6.学び続ける力

私の強みは、現状に満足せず学びを深めていけることです。

私は大学1年のときの授業をきっかけに、アプリケーション開発に興味を持ち、プログラミングスクールに半年間通いました。スクールを卒業するときには、アプリケーション開発に必要な最低限のスキルを身につけられました。スクールに通ううちに、プログラミング言語にはさまざまな種類があると知り、現在も新しい言語の学習を続けています。

貴社に入社後も、常に学び続ける姿勢を持ち、ユーザーによりよいサービスを届けていきたいと考えています。

自己PR例文7.柔軟性

私の強みは、状況に合わせて行動できる柔軟性です。

私は学生時代に、ショッピングモールに併設されているアミューズメントパークでアルバイトをしていました。ある日、小さなお子さまを連れたお客さまが、子どもが遊具で遊んでいる間のベビーカーの置き場所に困っている様子を目にしました。そこで、ベビーカー置き場は入り口付近にしか設置されておらず、私はマネージャーに、暫定的な対応としてチケット売り場の横でベビーカーを預かれないか相談しました。その後、パークの中央付近にベビーカー置き場を新設することになり、お客さまからも喜びの声が届きました。

貴社に入社後も、私の強みである柔軟性を活かして、お客さま満足度の向上に貢献していきたいと考えています。

自己PR例文8.倫理観

私の強みは、高い倫理観を持っていることです。

私は大学3年の夏休みに、長期インターンシップに参加しました。マーケティング支援をする部署で、顧客のWebサイト運営のサポートを担当しました。具体的には、ブログ記事の公開前に内容や言い回しに誤りがないかを確認したり、コメントや問い合わせの内容を一覧にまとめたりしていました。なかでも、寄せられた意見をWebサイト運営にどう反映できるか、顧客への新しい提案を考えるのに、多くの時間をかけました。

貴社に入社後も、目先の成果に囚われず、高い倫理観を持って仕事に取り組んでいきたいと考えています。

自己PR例文9.忍耐力

私の強みは、困難な状況でも諦めずに行動し続けられる忍耐力です。

私は小学生のころから空手を始め、週5日の練習に加えて、毎日欠かさず自主トレーニングを行ってきました。大学3年の初めには一年に一度の大きな大会を前に、足首を怪我してしまいました。走り込みや試合を想定した練習メニューができなくなったため、毎日ジムに通って筋力アップに努めました。その結果、復帰後には地区大会で優勝し、全国大会では5位入賞の成績を収めました。

貴社に入社後も、私の強みである忍耐力を活かし、チームの業績アップに貢献していきたいと考えています。

自己PR例文10.社会性

私の強みは、社交性があることです。

私は自分の知見を広げるために、新しい場所に足を運びたいといった好奇心が強く、長期休暇になると趣味であるバイクで全国を旅していました。旅をしていると、悪天候に見舞われたりバイクが故障したりするトラブルが多く発生します。そして、困ったときにいつも助けてくれるのは地元の人たちでした。私は、新たな出会いが、自己成長につながると考えています。

貴社に入社後も、私の強みである社交性を活かして顧客ニーズを的確に汲み取り、サービスの品質を高めていきたいと考えています。

自己PR例文11.課題解決力

私の強みは、課題解決に向けてさまざまな視点から物事を考えられる力です。

私は大学時代、サッカー部のマネージャーを務めていました。マネージャーの仕事には、選手が練習に集中できるよう周囲の環境を整えるほか、スコアの記録や部費の管理があります。一部の部員から、スコアの記録に間違いが多いと指摘され、私は過去3年分のスコアを見直し、間違いの原因を特定しました。そして、監督と部長に相談し、マネージャー全員でミーティングを重ね、ルールを統一しました。その結果、スコアの記録ミスが減り、部員の不満も解消できました。

私はこの経験から、課題を解決するためには、さまざまな視点から物事を分析することが大切だと学びました。貴社に入社後も、顧客のニーズを的確に理解し、よりよい提案をしていきたいと考えています。

自己PR例文12.論理的思考力

私の強みは、論理的に物事を考えられる思考力です。

私は大学2年のときに、スポーツフェスティバルの実行委員を務めました。新型コロナウィルスの影響を受け、当初は2年前と比べて約6割の予算が割り当てられていました。しかし、感染対策を徹底するためには、予算の引き上げが必要だと判断しました。そこで、私は大学側に予算を引き上げてもらえるよう、運営にかかる費用の見積もりを資料にまとめました。その結果、予算が引き上げられ、無事にスポーツフェスティバルを開催でき、参加した学生たちから喜びの声が届きました。

入社後も、顧客1人ひとりにサービスや商品について丁寧に説明し、貴社の販路拡大に貢献していきたいと考えています。

自己PR例文13.創造力

私の強みは、既成概念にとらわれない創造性です。

私が所属する吹奏楽部では、年に1回、定期演奏会を開催しています。当時、演奏途中でお客さまに飽きを感じさせてしまう点が課題でした。そこで、私は会場の機能を最大限に活用し、演奏だけではなく、より包括的なエンターテインメントを実現しようと顧問に提案しました。具体的には、音楽と融合したプロジェクションマッピングを使ったり、会場内に曲調に合わせた香りを漂わせたりするなどの工夫です。また、OB・OGに協力を得て、低予算で実現できるよう考え、部員の同意も得られました。演奏会の後には、お客さまから前年の倍以上の感想が届き、部の新たなカラーが生まれた瞬間でもありました。

貴社に入社後も、私の強みである創造性を活かして、新たな価値を顧客に提供していきたいと考えています。

自己PR例文14.傾聴力

私の強みは、相手の心情を読み解く傾聴力の高さです。

私は大学時代に、週に2回、放課後児童クラブでボランティアをしていました。放課後児童クラブに通う児童のなかには、積極的に話しかけてくれる子もいれば、なかなか心を開いてくれない子もいます。ある日、話しかけても会話にはならないものの、私のほうをよく見ている児童の視線に気づき、時間をかけて傾聴するよう心がけました。そして、児童が好きだというスケッチを外でやらないかと声をかけると、今までで1番の笑顔を見せ、私だけではなくほかの児童とも積極的に遊べるようになりました。

私はこの経験を活かし、貴社に入社後も、事務職として周囲のニーズに耳を傾けながら、よりよいサポートをしていきたいと考えております。

自己PR例文15.発信力

私の強みは、自分が伝えたいことを言葉にできる発信力です。

私は大学1年のときに、「若者の力で地域の商店街を盛り上げる」といったコンセプトのもと、仲間と共に学生団体を立ち上げました。活動する仲間を集めようと、まずはWebサイトを作成し、SNSで発信を始めました。団体を立ち上げた理由や目的、活動の様子を発信していると、次第に問い合わせのメールやダイレクトメッセージが届くようになり、今では私を含めた26名で活動の幅を広げています。

貴社に入社後も、私の強みである発信力を活かし、読者の心を掴むような記事制作に取り組んでいきたいと考えています。

自己PR例文16.情報活用力

私の強みは、徹底した情報収集をもとに、物事を整理・分析できる力です。

私は所属するゼミで、地元企業の新商品の開発に携わることになり、市場調査を任されました。商品をより多くの人に届けるため、競合商品を実際に利用してみたり、他社の動向やトレンドを押さえたりして調査を進めました。そして、限られた時間で何ができるかを考え、インターネットを活用したターゲット層へのアンケートや、専門家へのオンラインインタビューなども実施しました。結果として、完成した調査レポートは、企業での意思決定時に大いに役立ち、開発した新商品は市場で売り上げを伸ばしています。

貴社に入社後も、自分にできることを積極的に行い、必要な情報を整理・分析して、チームの売り上げアップに貢献していきたいと考えています。

自己PR例文17.データ分析力

私の強みは、データ分析力の高さです。

私は高校生の頃から趣味でブログを運営しており、これまでの5年間、週に1〜2回の頻度で更新を続け、記事数は累計で400記事を超えました。最初は、時間をかけて記事を制作しても、なかなか読まれず、モチベーションが上がらない時期もありました。しかし、セミナーに参加して分析ツールの使い方を学び、競合サイトをリサーチしては運営するサイトをテコ入れするうちに、アクセス数が伸びるようになりました。

私はこの経験から、期待する成果を得るためには、正しい知識に基づく分析が欠かせないと実感しました。入社後も、強みであるデータ分析力を活かして貴社のマーケティングに携わり、貢献していきたいと考えています。

自己PR例文18.異文化理解力

私の強みは、多様な価値観を尊重し合える異文化理解力です。

大学時代にオーストラリアに留学した際に、私は初めて「インクルーシブコミュニティ」の存在を知りました。私が所属したコミュニティには、国籍や人種、障がい者、LGBT者など、多様性に富んだ人々がいました。初めのうちは、言葉の壁に加えて、異なる意見や価値観に戸惑う場面が多くありました。しかし、交流を続けるうちに、誰もが生きやすい社会を実現するためには、互いの違いを認め合い、尊重し合うことが大切だと気づきました。留学から帰国後も、国際交流サークルで活動を続けています。

貴社に入社後も、私の強みである異文化理解力を活かし、多様な職場環境において1人ひとりの価値観を尊重しながら、自己成長につなげていきたいと考えています。

自己PR例文19.外国語能力

私の強みは、外国語を学ぶ意欲の高さと語学力です。

私にとっては、高校生の頃にカナダへホームステイに行ったのが初めての海外経験です。滞在中は、英語を話せず、ホームステイ先の家族とうまくコミュニケーションが取れずにもどかしい思いをしました。語学力を身につけたいと強く思い、英語を猛勉強し、大学2年のときには交換留学で1年間アメリカに滞在しました。現地では、授業で積極的に発言したり、多くの人との出会いを楽しんだりできました。今ではTOEICで870点を獲得し、中国語とフランス語も学んでいます。

貴社は、事業を積極的に海外展開しています。入社後は、私の強みである語学力を活かして、顧客と円滑にコミュニケーションが取れるよう貢献していきたいと考えています。

自己PR例文20.コミュニケーション能力

私の強みは、周囲と信頼関係を築けるコミュニケーション能力です。

私は大学時代に、イタリア語サークルに所属していました。イタリア人留学生をはじめ、日本人の学生やほかの国からの留学生も所属し、異文化理解が不可欠な環境でした。そこで、私は持ち前のコミュニケーション能力を活かして、サークル内で積極的に交流を図りました。その結果、大学3年になるとサークルの代表に推薦され、40人規模のサークルを束ねることになりました。最近は、ほかの言語のサークルと協力してイベントを企画するなどして、活動の幅を広げています。

貴社に入社後も、私の強みであるコミュニケーション能力を活かして、顧客との信頼関係を築いていきたいと考えています。

自己PR例文21.調整力

私の強みは、対立した意見をよりよい形でまとめられる調整力です。

アルバイト先のレストランでは、ホールでの業務ルールについて、フロアマネージャーとアルバイトスタッフの間で意見が対立する場面が多くありました。私は、アルバイトリーダーとして、双方の意見を聞いたうえで、客観的な視点で解決策を提案するなどしていました。そして、普段からスタッフが意見交換できる場があればよいと考え、フロアマネージャーに相談し、月に1回、全体ミーティングを実施するようになりました。その結果、スタッフのモチベーションが向上し、離職率も減少しました。

貴社に入社後も、調整力を活かしてチームの生産性を高めていけるよう、業務に取り組んでいきたいと考えています。

自己PR例文22.対応力

私の強みは、状況が変わってもスムーズに適応できるところです。

私は学生時代、所属するバスケットボール部で副部長を務めていました。練習試合で連敗が続いたとき、部員のモチベーションが低下してしまい、メンバーが集まらずに思うような練習ができない時期がありました。そこで、私は顧問に部員1人ひとりと面談し、どのような悩みや不満を抱えているかヒアリングしてほしいと依頼しました。そして、部員からの意見をもとに、部長と相談して、練習メニューを変更したり親睦会を開いたりしました。その結果、部員のモチベーションが高まり、チーム力も向上しました。

貴社に入社後も、自ら積極的に働きかけることで、よりよい状況を作り出していきたいと考えています。

自己PR例文23.継続力

私の強みは、目標を達成するために努力できる継続力です。

私は高校生の頃から、大学在学中に交換留学でイギリスに行くという目標がありました。入学当初は、リスニングとリーディングのスキルは一定のレベルに達していたものの、スピーキングには自信がありませんでした。私は英語力を伸ばすため、オンライン学習を毎日2時間続けたり、留学生と積極的に交流を図ったりしました。その結果、英語力に自信がつき、英語での面接を通過し、1年間のイギリス留学を叶えました。

私はこの経験から、目標を達成するためには、日々の積み重ねが大切だと学びました。貴社に入社後も、常に最善の方法を考え、自己成長を続けてチームに貢献していきたいと考えています。

自己PR例文24.巻き込み力

私の強みは、周囲を巻き込んで物事を進めていけることです。

私が所属していたゼミでは、5人のメンバーで1チームを作り、地元の特産品を活かした商品開発に取り組むプロジェクトがありました。当初、チームの話し合いが思うように進まない状況を変えようと、私は自らリーダーに立候補し、メンバーの役割を決めてプロジェクトを進めました。地元企業に協力を依頼するなど工夫した結果、私たちのチームが企画した商品は、人気投票で1位に選ばれ、市長から表彰されました。

貴社に入社後も、私の強みを活かして周囲の人を巻き込み、プロジェクトの成功に貢献していきたいと考えています。

就活では、自己PRの文字数を企業から指定されるケースも少なくありません。自己PRを200文字でまとめるコツを知りたい方は、「自己PRを200字でまとめるコツは?わかりやすく伝える構成や例文を解説」を参考にしてください。

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自己PRで強みを効果的にアピールしたいあなたへ

自己PRを作成しようと思っても、「そもそも自分の強みが分からない」「どのように伝えたら効果的なアピールができるか分からない」などと悩む就活生も少なくありません。

自己PRの強みを明確にするために、まずは自己分析を徹底しましょう。そして、自己PRで強みをアピールする際は、アピールポイントを1つに絞り、具体的なエピソードを伝えると効果的です。自己分析や自己PRの作成などの悩みがある場合は、就活エージェントへの相談をおすすめします。

就活エージェントのキャリアチケットでは、専任のキャリアアドバイザーが自己分析や応募書類の作成、面接対策など、就活生が必要とするあらゆるサポートが可能です。自己PRで強みを効果的にアピールしたい就活生は、ぜひ気軽に利用してみてください。

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本記事の監修者

淺田真奈(あさだまな)

大学時代は接客のアルバイトを3つかけもちし、接客コンテストで全店1位になった経験をもつ。新卒では地方創生系の会社に入社をし、スイーツ専門店の立ち上げからマネジメントを経験。その後、レバレジーズへ中途入社。現在はキャリアチケットのアドバイザーとして、学生のキャリア支援で学生満足度年間1位と事業部のベストセールスを受賞し、リーダーとしてメンバーのマネジメントを行っている。

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