このページのまとめ
- お礼状は必須ではないが、出すことで丁寧な印象を与えられる
- なるべく当日中に送る、自分の言葉で表現するといった点に気をつけよう
- 状況に応じてメールと手紙を使い分ける
- お礼のメールは企業の営業時間内に送信しよう
- 便箋は罫線入りで縦書きのものを使おう
ここでは「インターンシップの後、お礼状は出した方が良いの?」という疑問をお持ちの就活生に向けて、お礼状を送るメリットやマナー、例文をご紹介します。
当コラムを読んでお礼状の基本を押さえ、印象アップにつなげましょう!
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インターンシップが終わったらお礼状は送るべき?
インターンシップが終わった後のお礼状は必須ではありませんが、出すことで丁寧な印象を与えられるでしょう。また、お礼状で入社意欲を伝えることにより、志望度の高さをアピールできると考えられます。
「1dayインターンシップの後もお礼状を送るべき?」と迷う人もいるかもしれませんが、短期間で終わるプログラムの場合、送らない就活生の方が多いよう。反対に1ヶ月以上の長期インターンシップに参加した際は、お礼状を出す傾向があるようです。
なお、お礼状はメールや手紙で送る方法がありますが、状況に応じて使い分けるのがポイント。
メールの場合、すぐに企業に届くのがメリットですが、手間がかかる手紙の方がより丁寧な印象を与えられるという声もあります。長期間お世話になった企業には手紙で送るなど、状況次第でどちらにするかを決めてください。
お礼状に関して注意したいのが、「ただ出せば良い」というわけではないということ。マナーを守れていないとかえって悪印象を与えてしまうので、事前に注意点を把握した上で送るようにしてください。
インターシップのお礼状については「インターンのお礼状の封筒はこう書く!封筒や便箋の選び方や例文も紹介」も参考にしてください。
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インターンシップ参加後のお礼状のマナー
お礼状を送る際は、下記の2点に注意しましょう。
なるべく当日中に送る
インターンシップへのお礼は、なるべく早く伝えるのがマナー。しばらく経ってから送ると、「誠意が感じられない」と思われる可能性があります。記憶に新しいうちに感想をまとめるという意味でも、当日中に作成するのがおすすめ。メール・手紙のどちらの場合も、遅くとも翌日中までに送りましょう。
自分ならではの内容にする
「自分の文章力に不安がある…」という人もいるかもしれませんが、定型文のみのお礼状では感謝の気持ちが伝わりにくいでしょう。参加して学んだことや今後の選考への意気込みなどは、自分の言葉で表現するようにしてください。
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お礼状の構成と例文:メール編
ここでは、メールによるお礼状の基本構成と例文、注意点をご紹介します。手紙の場合と異なる部分もあるため、しっかり確認してください。
件名
用件と大学名、氏名を記載します。「誰がどんな目的で送ったのか」を一目で把握できる件名にしましょう。
〈件名の例〉
インターンシップのお礼(○○大学 就活花子)
宛名
会社名は正式名称で書き、敬称は企業・部署宛なら「御中」、個人宛なら「様」にします。
〈宛名の例〉
株式会社○○
人事部 ○○様
冒頭の挨拶
「お世話になっております」という挨拶から書き出します。その後「○○大学の就活花子です」のように名乗ってから本題に入りましょう。
〈例文〉
お世話になっております。○○大学の就活花子です。
本文
インターンシップで学んだことや、企業への印象の変化などを書きます。インターンシップに参加させてもらったことへのお礼も忘れずに述べましょう。
〈例文〉
貴社のインターンシップでは○○を体験させていただき
□□について理解を深めることができました。
また、○○様から△△について教えていただき
貴社で働きたいと思う気持ちが一層強くなりました。
お忙しい中貴重な機会をいただき誠にありがとうございました。
結びの挨拶・署名
「末筆ながら貴社の益々のご発展をお祈り申し上げます」といった結びの挨拶を入れます。
なお、就活生の場合、メールの署名には氏名、大学名・学部名・学年、メールアドレス、電話番号を記載しましょう。また、本文と区別しやすくなるよう、署名の上下に「-」や「=」で線を引くのがおすすめです。
〈署名の例〉
---------------------------------------------------------------
就活花子
○○大学○○学部○年
メールアドレス:○○○@○○○.jp
電話番号:○○○-○○○○-○○○○
---------------------------------------------------------------
ここまで、メールによるお礼状の基本構成・例文をご紹介しました。お礼のメールを送る際は、下記の2点に注意しましょう。
・企業の営業時間内に送信する
・1行あたり30文字程度にし、長くなるときは改行して読みやすくする
お礼はなるべく早く伝えるのが基本ですが、深夜や早朝にメールを送るのはマナー違反。夜遅くにメールを作成した際は、翌日(営業日)の午前中に送信してください。
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お礼状の構成と例文:手紙編
ここでは手紙によるお礼状の構成と例文、注意点をご紹介します。実際に便箋に書く際は縦書きになりますが、大まかな内容をつかむための参考にしてください。
冒頭の挨拶
「拝啓」と書いたら、改行して「時下ますますご清栄のこととお慶び申し上げます」と時候の挨拶を記載します。なお、「拝啓」は「敬具」とセットで使うのが基本。文章の最後に「敬具」を記載することを忘れないようにしてください。
〈例文〉
拝啓
時下ますますご清栄のこととお慶び申し上げます。
本文
名乗ってからインターンシップのお礼や感想、今後の抱負などを伝えます。
〈例文〉
○月○日から○月□日までのインターンシップに参加いたしました、○○大学○○学部の就活花子と申します。
この度は長期間にわたり貴重な体験をさせていただき、誠にありがとうございました。
貴社のインターンシップでは○○を体験させていただき、□□について理解を深めることができました。また、○○様から△△について教えていただき、貴社で働きたいと思う気持ちが一層強くなりました。
インターンシップに参加させていただいた御礼を申し上げたく、お便りを差し上げました。
結びの挨拶
お礼メールのときと同様に結びの挨拶を記載し、改行して「敬具」と書きます。
〈例文〉
末筆ながら貴社の益々のご発展をお祈り申し上げます。
敬具
日付・署名・宛名
日付は年号と月日を書きます。手紙の署名には、大学名・学部名・学科名、氏名を記すと良いでしょう。
手紙の場合、宛名(会社名と部署名、担当者名)は最後に記載します。担当者の名前が分からないときは、「採用ご担当者様」と書いて問題ありません。
〈日付・署名・宛名の例〉
令和○年○月○日
○○大学○○学部○○学科
就活花子
株式会社○○
人事部 ○○様
お礼状を手紙で出す際の注意点は、下記のとおりです。
・改行する際は1字分空けて書き始める
・便箋は罫線入りで縦書きのものを使う
・便箋を入れる封筒は白色で無地のものにする
・切手の過不足がないように注意する
メール、手紙のどちらの場合も、作成後に読み直して誤字・脱字がないか確認してください。
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本記事の監修者
淺田真奈(あさだまな)
大学時代は接客のアルバイトを3つかけもちし、接客コンテストで全店1位になった経験をもつ。新卒では地方創生系の会社に入社をし、スイーツ専門店の立ち上げからマネジメントを経験。その後、レバレジーズへ中途入社。現在はキャリアチケットのアドバイザーとして、学生のキャリア支援で学生満足度年間1位と事業部のベストセールスを受賞し、リーダーとしてメンバーのマネジメントを行っている。