このページのまとめ
- SPIとは企業が実施する適性検査の一種で、能力検査と性格検査が行われる
- SPIのWebテストは、インターネット環境があればどこでも受検できる
- SPIのWebテストに向けて、パソコンやキーボードの基本操作に慣れておこう

「SPIのWebテストの対策方法が分からない…」と悩む就活生も多いでしょう。SPIのWebテストで高得点を取るためには、テストの特徴や形式を理解したうえで、対策を進めることが大切です。
この記事では、SPIのWebテストの特徴や出題内容、対策方法、実力を発揮するための受検のコツを解説します。また、カンニングのリスクやバレる理由、SPI以外のテストもまとめているので、就活対策にぜひお役立てください。
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- SPIのWebテストとは
- SPIのWebテストの特徴
- SPIのWebテストにおける出題科目
- 能力検査
- 性格検査
- SPIのWebテストに関するキャリアアドバイザーのアドバイス
- SPIのWebテストに向けた6つの対策
- 1.パソコンの入力に慣れる
- 2.基本の公式を覚える
- 3.問題集や過去問をたくさん解く
- 4.時間を意識して解く練習をする
- 5.電卓の使い方に慣れる
- 6.語彙力を身につける
- SPIのWebテストを受ける際の4つのポイント
- 1.受検しやすい環境を整える
- 2.落ち着いて内容を確認する
- 3.分からない問題は飛ばす
- 4.性格検査には正直に回答する
- SPIのWebテストでよくあるトラブルと対処法
- 問題の時間制限を過ぎてしまった
- 受検中にパソコンが固まってしまった
- 受検を忘れて期間が終わってしまった
- SPIのWebテストでカンニングはNG!バレる理由
- 回答速度が不自然
- 正答率が高過ぎる
- 回答に矛盾がある
- SPIのWebテストでカンニングをするリスク
- 内定が取り消される
- 別の企業も不合格になる
- ブラックリストに入れられてしまう
- 入社後のミスマッチにつながる
- SPIのWebテスト対策に取り組みたいあなたへ
- SPIのWebテスト対策に関するQ&A
- Q.SPIのWebテストをカンニングしたらどうなる?
- Q.SPIのWebテストの受け方は?
- Q.SPIのWebテスト対策の方法が分からない…
- Q.SPIのWebテスト以外の受検方法には何がある?
- Q.SPI以外のWebテストには何がある?
SPIのWebテストとは
SPIとは企業が行う適性検査の一種で、株式会社リクルートが提供するサービスです。SPIを採用している企業は多く、主に新入社員やインターンシップ生を採用する際の判断材料にするために用いられます。
SPIはさまざまな方法で試験が実施されていますが、Webテストの場合、自宅や学校など、インターネット環境の整っている場所であればどこでも受検できるのが特徴です。しかし、「いつでも受けられるから」と期限を忘れてしまうトラブルも発生しやすい試験形式である点は、デメリットといえるでしょう。
SPIについては、「SPIとは?今さら聞けない出題内容や対策のコツを就活のプロが解説!」の記事で詳しくまとめているので、ぜひご一読ください。
SPIのWebテストの特徴
SPIのWebテストの特徴は、ほかの受検方法とは異なります。Webテストを導入する企業も多いため、受検日までに特徴を把握しましょう。
電卓を使える
SPIのWebテストの特徴の一つは、計算問題で電卓が使用できることです。計算問題には、自力での計算が難しい問題もあります。なかには電卓の使用が前提の問題もあるため、使い慣れておくことが大切です。
入力式の回答が多く求められる
SPIのWebテストの場合、入力式の回答が多く求められます。入力式は選択式とは異なり、自分で正確な数字や文字を入力しなければなりません。そのため、正しい回答を導き出すことはもちろん、キーボードのタイピングやマウスの操作に慣れておく必要があるでしょう。
1問ごとに時間制限がある
SPIの能力検査では1問ごとに時間制限があり、一度進むと前の問題には戻れません。正確さと合わせて、スピードも求められる試験です。
また、問題に正解するごとに難易度が上がります。後半になるにつれて疲れが出やすいため、スムーズに解答できるように、準備と対策を徹底的に行いましょう。
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SPIのWebテストにおける出題科目
SPIのWebテストの出題科目は、能力検査と性格検査です。能力検査は、簡単な計算問題や日本語の文法問題などが出題され、性格検査では就活生の内面的なアンケートが行われます。それぞれ制限時間や問題数が異なるため、SPIの対策を始める前に確認しておきましょう。
| 能力検査 | 性格検査 | |
| 制限時間 | 35分 | 30分 |
| 問題数 | 約60問 | 約300問 |
以下では、能力検査と性格検査について詳しく解説します。
能力検査
SPIのWebテストの能力検査は、「言語分野」と「非言語分野」の2種類があります。それぞれの出題内容は、以下のとおりです。
・言語…空欄補充、熟語の成り立ち、文節の並べ替え、長文読解
・非言語…推論、場合の数、確率、集合、損益算、速度算、表の読み取り、割合の計算、年齢算、通過算、整数の推理
制限時間は35分で、言語分野の問題が約40問、非言語分野の問題が約20問といわれています。Webテストの場合は、1問あたりの制限時間が設けられているため、焦りが出る就活生もいるでしょう。気持ちに余裕をもって回答できるように、徹底的に対策を行いましょう。
なお、Webテストでは、構造的把握力検査や英語能力検査は出題されません。出題されるほかの科目の問題集をやり込み、対策を練りましょう。
能力検査の対策は、「SPI対策はいつから始めるべき?勉強時間の目安と効率的な学習法を解説」を参考にしてみてください。
性格検査
性格検査とは、回答者の仕事への取り組み方、人との接し方などを調べる検査です。制限時間は30分で、問題数は約300問です。問題数が多く、後半に疲れを感じる就活生も多いでしょう。深く考え過ぎず、直感で答えられるように対策してください。
また、履歴書やESで答えた長所や短所と性格検査結果に、矛盾点があるかどうかも分かる場合があります。自己分析を行い、自分の能力や性格を把握する対策が大切です。
性格検査の対策に関しては、「性格検査とは何か?就活で受ける理由と効果的な対策法を解説」の記事を参考にしてください。
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SPIのWebテストに関するキャリアアドバイザーのアドバイス
Q.企業がSPIなどの試験を設けている理由はなんですか?何が見られていますか?
A.企業が選考でSPIなどの試験を設けている理由は、観点としては大きく二つあります。
一つ目は、企業が求めている一定の一般常識や学力基準をクリアしているかを判断するため。二つ目は、性格や志向性が企業のカルチャーとマッチしているか判断するためです。
就活のSPIでは、一問ごとに回答をじっくり見て判断するのではなく、全体の合計点数や偏りから判断するのが一般的です。そのため、すべての項目で満点を目指す必要はありません。極端に点数が低い分野や項目を作らないよう、まんべんなく全分野で平均点前後の点数を取れるように事前に勉強しておきましょう。
性格試験については、極端な嘘をつかないように注意してください。むしろ項目ごとに矛盾が発生してしまうとアラートが出てしまう可能性もあります。なるべく素直に、ただネガティブ過ぎる回答は避けるように気を付ければ問題はないかと思います。
SPI対策を始めるにあたり、いつから取り組むべきか悩む就活生もいるかもしれません。就活におけるSPIを受けるタイミングは、「就活のやり方と流れを解説!準備から内定までのポイントと相談先も紹介」の記事が参考になるでしょう。
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SPIのWebテストに向けた6つの対策
SPIのWebテストで高得点を取るためには、事前の対策が欠かせません。以下で、SPIのWebテストに向けた6つの対策をご紹介します。Webテストの特徴を把握し、勉強することが大切です。
1.パソコンの入力に慣れる
SPIのWebテストは入力式が多いため、パソコンでの入力に慣れましょう。パソコン操作やタイピングに慣れておくと、回答速度を早められます。
また、タイピングの正確性も大事です。パソコンを普段使わない人も、キーボードに慣れておきましょう。
2.基本の公式を覚える
SPI対策として、速度計算や確率、推論などの公式は覚えておくと良いでしょう。基本の公式を覚えれば、基礎問題から応用問題までの多くの問題に対応できます。
SPIで出題される問題は、中学生から高校生レベルです。中高生のころに勉強した内容は、大学生になって忘れている場合も多いでしょう。基本の公式をもう一度勉強し、問題集を使って計算練習をしてみてください。
3.問題集や過去問をたくさん解く
SPIのWebテスト対策として、問題集や過去問を何度も解くことも大切です。Webテスト向けの問題集は多く出版されているため、さまざまな種類の問題を繰り返し解くことをおすすめします。数をこなすことでWebテストの傾向に慣れ、解き方も分かるようになるでしょう。
最近では、紙の問題集だけではなく、スマートフォンのアプリでも勉強できます。移動時間や待ち時間などの空き時間を有効活用し、アプリを使って効率的に勉強してみてください。
4.時間を意識して解く練習をする
SPIの対策は、Webテスト本番を想定して、時間を意識して解く練習を行うと良いでしょう。前述したように、本番は1問ごとの制限時間が設けられているため、時間をかけて解答できません。
最初は問題集で問題に慣れる練習を行い、ある程度の傾向や答え方のコツが掴めたら、実際に時間を計りながらチャレンジしてみましょう。本番と同じ制限時間で取り組み、時間のかけ方のコツを掴んでおくことも大切です。
5.電卓の使い方に慣れる
電卓の使い方に慣れておくと、問題を解くスピードが上がります。計算問題の練習は、問題集や無料で公開されている模擬試験を活用しましょう。練習時にスマートフォンの電卓を使う学生もいますが、本番と同様に卓上電卓を使用してください。Webテストの当日を想定して練習することが大切です。
電卓は、使いこなせるか否かで選ぶと良いでしょう。関数電卓はさまざまな機能がありますが、キーが小さかったり、使いにくかったりする場合もあります。関数電卓のような多機能電卓を用意する際は、計算に使用できる機能を把握しておきましょう。
SPIの受検時にあると便利な電卓の機能は、以下のとおりです。
・ACキー:すべてリセットできる
・Cキー:画面に出ている数字のみ削除する
・%:消費税や割合が計算できる
・√:非言語問題で使用できる
・ラウンドセレクター:小数点以下の表示設定できる
・メモリー機能:数字を一時的に保存できる
SPIで使う電卓を選ぶ際は、「SPIで電卓は使用できる?使える受検形式やおすすめの機能を解説」の記事も参考にしてみてください。
6.語彙力を身につける
言語分野の問題を素早く解けるように、語彙力を身につけておくと有利です。「二語の関係」や「語句の意味・用法」などは、語彙力を伸ばすことで素早く解けるようになるでしょう。
言語分野には長文読解の問題があり、そのための時間を残しておく必要があります。言語分野の問題を素早く解くためにも、語彙力を伸ばすことが重要です。
SPIの言語分野対策に取り組む方は、「SPI言語分野の出題範囲・対策方法を解説!効率的に高得点を狙うコツも」もあわせてご一読ください。
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SPIのWebテストを受ける際の4つのポイント
SPIのWebテスト当日は、受検環境を整え、冷静に指示や問題の内容を確認するように心掛けることが大切です。ここでは、落ち着いてSPIを受けるためのポイントをご紹介します。SPIの受検までにぜひご確認ください。
1.受検しやすい環境を整える
SPI当日に集中して受検できるように、周囲の環境を整えておきましょう。Webテストは自宅や学校などで受けることになるので、自分で環境を整える必要があります。
たとえば、机が散らかっている状態や周囲の音がうるさい環境では、テストの内容に集中できないことがあるでしょう。また、インターネット環境が悪かったりパソコンの動作が遅かったりしても、実力を十分に発揮できない恐れがあります。
受検の邪魔になるようなものは取り除き、本来のパフォーマンスを発揮できるようにしましょう。
2.落ち着いて内容を確認する
試験が始まったら、まずはしっかりと画面を確認してください。制限時間や回答欄など、確認すべき場所がいくつかあります。
たとえば、Webテストでは制限時間が表示されているので、時間内に回答しなければなりません。時間切れになると無回答のまま、次の問題に進んでしまいます。また、回答欄のミスもSPIではよくある失敗です。本当は解けているはずの問題で点数を落とさないように、しっかりと画面を確認してください。
3.分からない問題は飛ばす
わからない問題が出てきた場合は、見切りをつけて飛ばすことも大切です。分からない問題に時間を使ってしまい、解けるはずの問題が解けなくなる場合もあります。
SPIは全体の時間制限が決まっており、1問あたりにかけられる時間はそう多くありません。ただし、選択式の問題の場合は、分からなくてもどれかを選択するようにしてください。
SPIで時間配分をどうするか悩んでいる方には、「SPIの制限時間は?検査項目別のペース配分や時間切れ対策12選を解説」の記事がおすすめです。
4.性格検査には正直に回答する
性格検査を受ける場合は、できるだけ正直に回答するように心掛けましょう。自分の考えや価値観とマッチする選択肢を選んでみてください。必要以上に自分を良く見せようと嘘をついても、ほかの回答との矛盾が生じる恐れがあります。
性格検査は企業との相性を確かめるためのものでもあるので、入社後のミスマッチを防ぐためにも、正直な回答を目指すことが大切です。ただし、自分の良い点が伝わるように、ネガティブ過ぎる回答を避ける必要もあります。
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SPIのWebテストでよくあるトラブルと対処法
SPIのWebテストでは、パソコンのトラブルや期限切れのトラブルなどが発生する場合があるようです。ここでは、SPIのWebテストでよくある問題と、その対処法について解説します。急に問題が起きても慌てずに対処できるように、対策を学んでおきましょう。
問題の時間制限を過ぎてしまった
SPIでは問題ごとの時間制限と、SPI全体での時間制限が用意されています。問題に集中していると、時間制限に気づかないことあるでしょう。
もし、時間内に解けない問題が出てきたら、気持ちを切り替えて次の問題に集中してください。1問を時間制限で逃したからといって、選考で落ちるわけではありません。Webテストの場合、出題される問題や全体の問題数は解答状況によって変わってきます。1問ミスがあっても挽回可能なので、次の問題に集中しましょう。
受検中にパソコンが固まってしまった
受検中にパソコンが止まり、回答できなくなることもあります。そのときは慌てずに、回答できない状況に陥ったことをヘルプデスクへ報告しましょう。SPIのヘルプデスクでは、Webテストの再開を依頼することができます。パソコンが止まったら、まずは以下の情報をメモしてください。
・受検ID
・受検している企業名
・画面に表示されたエラー番号
・エラーの詳しい状況
ヘルプデスクの連絡先は、受検案内のメールに記載されてあるので確認しましょう。途中から再開したり、受検しなおしたりと状況によって対応は変わるので、指示に従ってください。
受検を忘れて期間が終わってしまった
SPIのWebテストは受検期間であればいつでも受けられるため、受検自体を忘れて期限を過ぎてしまうこともあるでしょう。
受検期間を過ぎてしまった場合は、基本的には選考を落とされてしまいます。ただし、企業によっては特別に再度選考を受けさせてもらえる可能性も。選考を受けたい場合には、志望企業に正直に状況を伝え、相談するようにしましょう。
SPI受検ではさまざまなトラブルが想定できるため、事前に準備や対策を進めておくことが大切です。はじめてSPIを受ける方は、「SPIテストセンターを初めて受ける人必見!受検の流れや注意点を解説」の記事も参考にしてください。
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SPIのWebテストでカンニングはNG!バレる理由
SPIでは、決してカンニングしてはいけません。自宅で受検していても、回答の仕方や速度、正答率などでバレてしまいます。カンニングではないとしても、疑わしい行為は行わないように気をつけましょう。
以下では、SPIのWebテストでカンニングがバレる主な理由を3つご紹介します。
回答速度が不自然
カンニングをしても、回答時間の配分の不自然さや回答速度でバレてしまいます。企業は回答にかかった時間も把握しているためです。
たとえば、複数人で協力してカンニングを行うと、問題がすぐに解けてしまい、一人で解いた時に比べて不自然な時間配分に。あまりにも回答時間が短いと、カンニングを疑われる可能性があります。
正答率が高過ぎる
正答率が極端に高い場合も、カンニングを怪しまれる可能性があります。誰にでも得意なジャンルと不得意なジャンルがあり、すべてのジャンルで高得点を獲得するのは難しいからです。
しかし、正答率の高さだけでカンニングと断定されるわけではないので、「カンニングをしていないのに疑われてしまうのでは…?」と不安に思う必要はありません。あえて間違えたりせず、自分が正しいと思う回答をしましょう。
回答に矛盾がある
回答速度や正答率の調整を行っても、テスト全体で矛盾が生じてカンニングがバレることもあります。たとえば、難しい問題に正解しているのに、簡単な問題で間違っている場合は不自然です。
また、Webテスト後に行われる面接と照らし合わせた結果、回答の不自然さがバレることもあります。Webテストの結果が良くても面接の結果が悪ければ、採用担当者から疑問に思われてしまうかもしれません。
カンニングをせずとも、SPIで高得点を目指す方法はあります。SPIが難しくて困っている方は、「『SPIが難しい』と感じるあなたへ!難易度やおすすめの対策を解説」をチェックしてみてください。
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SPIのWebテストでカンニングをするリスク
「SPIのWebテストでカンニングがバレても、大した影響はないのでは?」と考える人もいるかもしれません。しかし、カンニング行為を一度でも行ってしまうと、企業の内定が取り消されてしまうだけでなく、SPIが選考で導入されている別の企業の選考も不合格になる可能性があります。
ここでは、SPIのWebテストでカンニングをするリスクについて解説するので、ぜひご覧ください。
内定が取り消される
SPIでカンニングがばれると、内定を取り消されるリスクがあります。「就職試験でカンニングを行うような人物は、信用できない」と判断されるためです。
社会人は信用が重要であり、カンニングのような不正行為は許されません。仕事でもミスを隠したり、ごまかしたりする人物だと思われてしまいます。
どれだけ選考で自分の良さをアピールできていても、カンニング一つで評価はゼロになるでしょう。これまでの努力を無駄にしないためにも、カンニングをしてはなりません。
内定取り消しについては、「内定取り消しは違法になる?正当なケースや取り消された場合の対処法を解説」で詳しく解説しています。ぜひご一読ください。
別の企業も不合格になる
SPIのWebテストでカンニングがバレると、別企業でも不採用になる場合があります。カンニングを行った履歴が、ほかの企業にも共有されるためです。
SPIは2025年3月時点で、18,100社以上が導入している適性検査です。そのため、自分が志望している企業のうちの複数がSPIを導入している可能性は十分にあり得るでしょう。
1度カンニングを行うことが、一つの企業だけに影響するわけではないことを知っておきましょう。
ブラックリストに入れられてしまう
SPIでのカンニングがバレると、ブラックリストに入れられる可能性があります。SPIに限らず、ほかのWebテストや選考を受けられなくなるかもしれません。
選考に参加できない企業が増えると、企業選びの選択肢が減り、エントリーできる企業が少なくなります。希望している企業に就職できず、就職活動を後悔することになるでしょう。
入社後のミスマッチにつながる
仮にカンニングがバレずに入社できても、入社後に苦労する可能性があることも、考えられるリスクの一つです。SPIは業務への適性を見極める検査でもあり、ミスマッチ防止に使われています。
カンニングで入社できたとしても、自分の適性や能力に合わない企業であれば、仕事で成果を出せなかったり、企業風土が合わなかったりして苦しくなるでしょう。
このように、カンニングはバレるかバレないかに関係なく、さまざまなリスクがあります。自分の能力や強みを活かせる企業に就職するためにも、適性検査でのカンニング行為は決してしないようにしましょう。
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SPIのWebテスト対策に取り組みたいあなたへ
SPIのWebテストは、対策と練習を重ねて本番に挑む必要があります。まずは問題形式や制限時間などを確認し、できるだけ本番に近い環境での模擬テストを行いましょう。Webテストは期限内であればいつ取り組んでも良いのがメリットですが、忘れてしまうのを防ぐためにも、できるだけ早めに済ませるのが良いでしょう。
SPIのWebテスト対策を行い、志望する企業からの内定獲得につなげたい就活生には、就職エージェントのキャリアチケットへの相談もおすすめです。
キャリアチケットは、就活にお悩みを抱えている学生の支援に特化したエージェントです。多くの就活生をサポートしてきた経験豊富なキャリアアドバイザーが、あなたにピッタリの企業をご紹介します。
また、SPIのWebテストをはじめ、玉手箱やGABなどのテストの効果的な対策方法のアドバイスや、情報共有も実施。就活に関するどのようなお悩みにも丁寧に対応するので、就活に不安を抱えている方も安心できるでしょう。
ほかにも、自己分析・企業研究サポートや書類添削、面接対策、スケジュール管理、内定後のフォローなどのサービスも充実しています。すべてのサービスを無料で受けられるため、ぜひ一度キャリアチケットへお問い合わせください。
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SPIのWebテスト対策に関するQ&A
ここでは、SPIのWebテスト対策に関してよくある疑問に、Q&A形式でお答えします。
Q.SPIのWebテストをカンニングしたらどうなる?
A.SPIのWebテストをカンニングすると、内定を取り消されてしまう可能性があります。また、SPIを実施しているほかの企業の選考も不合格になる恐れがあるでしょう。もしカンニングがバレずに入社できたとしても、会社とのミスマッチで後悔することもあるようです。
バレるかどうかに関係なく、カンニングには多くのリスクが伴うので、決してしないようにしましょう。
Q.SPIのWebテストの受け方は?
A.SPIのWebテストを受ける際は、企業からの受検案内のメールや指示に従ってください。企業から送られてきたURLからログインし、定められた受検期間内にテストを受けましょう。
インターネット環境とパソコンがあればどこでもテストに取り組めますが、実力を発揮するためにも集中しやすい場所で受検するのがおすすめです。スマートフォンでの受検は認められないことが多いので、まずはWebテストを受検できる環境が整っているかを確認しましょう。
Q.SPIのWebテスト対策の方法が分からない…
A.インターネットや書籍などで練習問題に挑戦することができます。Webテストの場合は、解答をパソコンで入力することを求められるため、基本的なパソコン操作やキーボード操作には慣れておくと良いでしょう。
一人でのSPI対策に自信がない方は、大学のキャリアセンターや就職エージェントのキャリアアドバイザーに相談してみるのもおすすめです。志望企業やテスト形式に合った対策方法のアドバイスを受けられるでしょう。
Q.SPIのWebテスト以外の受検方法には何がある?
A.SPIのWebテスト以外の受検方法には、「ペーパーテスト」「テストセンター」「インハウスCBT」といった方法があります。ペーパーテスト方式は筆記試験を受ける形式、テストセンター方式は全国のテストセンターで予約制で受検する形式です。インハウスCBTでは、企業のオフィスなどにパソコンを設置して試験が実施されます。
企業によってどの形式でテストを実施するかは異なります。テストの形式によって対策方法も違ってくるので、事前に受検方法を確認しておきましょう。
Q.SPI以外のWebテストには何がある?
A.就活で実施されるテストはSPIだけではありません。実施する企業が多いWebテストには、「ENG」「玉手箱」「CAB」「GAB」などが挙げられるでしょう。企業が就活生に求める能力によって、実施されるテストも異なります。事前に企業研究を行い、志望先企業の適性検査の有無や種類を確認してください。
さまざまな企業が提供するWebテストについて詳しく知りたい方には、「就活の適性検査とは?検査の種類や特徴、受ける際のポイントをご紹介!」の記事がおすすめです。
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本記事の監修者
淺田真奈(あさだまな)
大学時代は接客のアルバイトを3つかけもちし、接客コンテストで全店1位になった経験をもつ。新卒では地方創生系の会社に入社をし、スイーツ専門店の立ち上げからマネジメントを経験。その後、レバレジーズへ中途入社。現在はキャリアチケットのアドバイザーとして、学生のキャリア支援で学生満足度年間1位と事業部のベストセールスを受賞し、リーダーとしてメンバーのマネジメントを行っている。