インターンにリュックはダメ?スーツや私服に合わせるカバンや服装を解説

このページのまとめ

  • インターンシップ参加時の服装はスーツが基本で、企業によっては私服も許容される
  • スーツにはビジネスバッグを合わせ、私服はシンプルなカバンがおすすめ
  • スーツでも私服でも、カジュアル度の高いリュックを使用するのは避けよう

インターンにリュックはダメ?スーツや私服に合わせるカバンや服装を解説のイメージ

インターンでリュックを使いたい方が多いようです。就活では、ビジネスシーンにふさわしい鞄や服装を意識しましょう。私服指定の場合でも、オフィス(ビジネス)カジュアルで参加することがマナーといえます。

この記事では、スーツ・私服時にふさわしいカバンや推奨する服装、インターン当日の持ち物を紹介しました。リュックサックで参加したい場合の対処法も紹介したので、好印象を残したい就活生は参考にしてください。

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目 次

インターン参加時のカバンでリュックは避けたほうがいい

就活生の中には、普段から使い勝手の良いリュックサックを使用している方もいるでしょう。最近ではビジネススタイルにリュックを合わせる社会人も見受けられるため、インターンでリュックを使おうと考えている方がいるかもしれません。

しかし、リュックサックはカジュアル度の強いアイテムなので、ビジネスシーンには基本的に不向き。

スーツにリュックでは全体のバランスや見た目がそぐわず、「子供っぽい」「不真面目」「TPOに合っていない」と評価される可能性もあるでしょう。これは、私服であるビジネスカジュアルでも同様です。

インターンのカバン選びについては、「インターンシップの鞄選びに迷っている人へ」も参考にしてください。

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インターン参加時のカバンでリュックを使える状況もある

インターンシップ参加時のカバンは、リュックではなくビジネスバッグがおすすめと紹介しました。しかし、企業や社風によっては、インターンでリュックを使っても問題ない場合もあります。ここからは、リュックサックを使える状況を紹介します。

アパレル企業

アパレル企業へのインターンシップでは、「服装自由」「服装私服」と指定される場合が多く、リュックを使える場合があります。センスが問われるアパレル業界では、インターン生とブランドイメージの相性もみている企業が多いためです。

アパレル企業へのインターンの服装やカバンを選ぶポイントは、以下の通りです。

・ブランドのコンセプトやイメージに合う服装やカバンを選ぶ
・競合ブランドの商品は使わない
・清潔感のある服装やカバン、靴でそろえる
・カジュアルになりすぎず、TPOをわきまえる

アパレル企業のインターンでリュックを使用したい場合は、ブランドイメージに合うものを使用しましょう。遊びにいくわけではないので、小さすぎるものや派手すぎるもの、過剰な装飾が施されているものは避けるべきです。

IT企業やベンチャー企業

IT企業やベンチャー企業のインターンでは、リュックを使用しても問題がない場合があります。効率や動きやすさを重視しているため、実際に働いている人も服装や鞄を自由に選んでいるためです。

IT企業やベンチャー企業のインターンシップで服装やカバンを選ぶポイントは、以下の通りです。

・「服装規定なし」「スーツ着用」の場合は、スーツとビジネスバッグを使用する
・「服装自由」「服装私服」の場合は、オフィスカジュアルとシンプルなバッグで問題ない場合が多い
・社風やオフィスの雰囲気を企業研究で確認しておく

服装の指示で「服装自由」と記載されていても、スーツを着用するインターン生は一定数います。「できるだけ目立ちたくない」と考える就活生は、スーツやビジネスバッグを使用しても問題ありません。

服装やカバンは社風や職場の雰囲気にも左右されるため、企業研究の段階で社員の雰囲気も確認しましょう。

企業研究のやり方については、「企業研究の目的とやり方は?簡単に情報をまとめられる方法を解説」も参考にしてください。

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インターンでカバンはどれだけチェックされているか

インターン期間中、学生ではなく企業の一員として見られることが求められます。そのため、服装や髪型だけでなく、カバンやシューズも含めた身だしなみが重要視されます。カバンは第一印象を決定づける要素のひとつになる場合があるでしょう。

適切なカバンを選ぶことで、「身だしなみが整っている」「一般的なマナーを理解している」と評価される可能性があります。反対に、場にふさわしくないカバンを選んでしまうと、マイナスイメージにつながることもあるため注意が必要です。

ビジネスシーンでふさわしいバッグの選び方については「就活で使うバッグのマナーとは?ビジネスシーンにふさわしいものを選ぼう」の記事でも詳しく解説しているので参考にしてください。

カバンの清潔感とメンテナンスに注意する

インターンシップに参加する際、カバンの清潔感とメンテナンスは非常に重要です。カバンの状態は、身だしなみの一部として見られることが多いため、良い印象を与えるためにも以下のポイントに注意しましょう。

・カバンの汚れ
・持ち手の状態
・シミや色あせ

カバンに防水スプレーをかけておくと、水濡れや汚れを防ぐことができます。特に雨の日に大切な書類を持ち運ぶ際に役立ちます。また、撥水性や防汚性が備わったカバンを選ぶと、悪天候でも中身を守ることができ、安心です。

カバンのメンテナンスをしっかりと行い、インターンシップに参加する際には清潔で整った状態を保ちましょう。これにより、好印象を与えることができます。

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スーツ着用のインターンにふさわしいカバンのポイント

就活で着る機会も多いスーツにふさわしいカバンについて確認しましょう。インターンシップに限らず、就活でスーツを着る際は男女ともに「ビジネスバッグ」を合わせるのが基本です。ビジネスバッグを選ぶ際には、以下のポイントに注意してください。

色は黒かグレー

ビジネスバッグの色は、スーツに合う黒やグレーで、男性用は手持ちハンドルにショルダーベルトが付いたタイプ、女性用は持ち手が長く肩掛けができるトートタイプが主流。すでに就活用として購入していればそれを使用するほか、大学の入学時に購入したものを使っても良いでしょう。

床に置いても自立する

スーツに合わせるビジネスバッグは、自立するものを選びましょう。インターン中は、床にバッグを置く状況も多く、鞄が自立しないと動作がもたつきます。

床に横倒しになっているとだらしない印象も与えてしまうため、カバン全体が硬かったり、芯が入っていたりするものを選びましょう。

耐久性や耐水性のある素材

急な雨などにも耐えられるよう、合皮やナイロン素材がおすすめです。ただし、傷やよごれ、シミなどが目立つものは避けたほうが安心。汚れや水をはじいて頑丈なものを選びましょう。

仕切りやポケットのある機能性に優れたもの

A4が入るサイズで、鞄の中に仕切りがあったりポケットが多かったりと機能面にも注目。高級なものを用意する必要はなく、「軽い」「仕切りが多い」「容量が大きい」など自分にとって使い勝手の良いものを選びましょう。

持ち運びがしやすい

インターンシップ期間中は移動が多いため、持ち運びやすいカバンを選ぶことが大切です。
持ち手が持ちにくいカバンや重量のあるタイプは、長時間の移動で辛くなることも。持ち手にクッション素材が使用されているカバンは、手や肩にかかる負担を軽減してくれます。

また、ショルダータイプのカバンは、両手が自由になるため、移動中でもメモを取ることができます。ただし、ショルダータイプはスーツがしわになりやすいので、使用する際は注意が必要です。

軽量でありながら必要な物をしっかりと収納できるカバンを選ぶと良いでしょう。インターンシップ期間中は、長時間の移動や持ち運びを考慮したカバンが重要です。

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私服指定のあるインターン参加時にふさわしいカバンのポイント

私服指定のあるインターンシップ参加時にふさわしいカバンのポイントを紹介します。ここでいう私服とは、冒頭で伝えたとおりビジネスにふさわしい「ビジネスカジュアル」のこと。

基本的には、カジュアル過ぎるバッグやビジネスに不向きなバッグを避け、服装に合うものを選んでください。リュックやキャンバス素材などはおすすめできません。

派手な色や柄は避ける

インターンに使用するカバンは、派手な色や柄は避けてください。オフィスカジュアルに準じたカバンを選ぶ必要があるので、落ち着いた色味でないと、バッグだけが目立ちます。シンプルな色味のトートバッグやショルダーバッグがおすすめです。

A4サイズの書類が入るものを選ぶ

私服指定のあるインターンでのカバンも、A4サイズの書類が入るものを選んでください。インターンシップ期間内に資料や書類が配られ、後に提出する用紙も保管しておく必要があるかもしれません。

クラッチバッグやハンドバッグはA4サイズの書類は入らず、書類を2つに折ることに。提出書類を折ることは、マナー的にふさわしくありません。

ハイブランドは避ける

黒いシンプルなものであっても、就活シーンでハイブランドのカバンの使用は避けてください。年齢にそぐわず、「金銭感覚は大丈夫か」「就活生にふさわしくないのでは」などネガティブな印象を与えやすくなります。

大きなロゴが付いているものだけでなく、ブランド独自の模様や小さなロゴも避けるのが安心です。

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インターンでマナーやカバン選びが重要な理由

インターンシップに参加する際には、マナーが非常に重要です。「まだ社員じゃないから、そこまで気にしなくても良いのでは?」と思うかもしれませんが、企業の一員として業務を行う以上、マナーを守ることが求められます。

インターン中に企業の顧客と会う可能性があるため、適切なカバンを選ぶことは重要です。顧客から見れば、インターン生も企業の一員です。適切な態度や服装で、企業の信頼を損なわないようにしましょう。

また、多くの企業はインターンシップを選考の延長と捉えています。インターンシップを通じて学生の志望度を高め、本選考に参加してもらうことが目的です。そのため、服装やカバン選びにも気を配ることが求められます。

インターンシップは、学生にとって社会人としての自覚を持つ貴重な機会です。服装やカバンにも気を配り、良い印象を与えるよう心掛けましょう。

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インターンで適切なカバンの持ち方

インターンシップでは、カバンの持ち方も重要なマナーの一つです。適切なカバンを選ぶだけでなく、持ち方にも気を配ることで、周囲に良い印象を与えることができます。以下に注意すべきポイントを紹介します。

姿勢を正す

カバンを持つ時の姿勢は、周囲に与える印象に大きく影響します。背筋を伸ばし、姿勢を良く保つことで、信頼感のある印象を与えることができます。また、猫背にならないように気をつけましょう。

カバンの重さにも注意し、必要最低限のアイテムだけを入れて持ち運びやすい重さに調整すると良いでしょう。

カバンの位置に気をつける

カバンを持つ位置は基本的に左側とされています。これは、右手でドアを開けたり、挨拶をしたりするためです。右手を自由に使えるようにすることで、スムーズな動作が可能になります。

また、カバンを肩に掛けることで、両手を自由に使うことができるため、仕事上での動作がよりスムーズになります。

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インターンでリュックを使いたいときの対処法

インターンシップに参加する際は、リュックではなくビジネスバッグの使用を推奨しました。しかし、ビジネスバッグを用意していなかったり、両手が使いたかったりして、リュックサックを使用したい方もいるでしょう。ここからは、どうしてもリュックを使いたいときの対処法をご紹介します。

インターン先に問い合わせる

ビジネスバッグや就活用カバンを用意できていない場合は、インターン先にリュックの使用について問い合わせるといいでしょう。予め企業に伝えておくと、マイナスイメージにも繋がりにくいです。また、「リュックの使用はだめ?」といった不安な気持ちも軽くなります。

ただし、「当たり前のことを質問してくる」「基本的なマナーが分からないのか」など、ネガティブな印象につながる可能性は高め。やむを得ない事情がない限りは問い合わせは控えたほうが良いといえます。

リュックサックと手持ちの2wayバッグを使う

どうしてもリュックサックを使用したい就活生は、リュックサックと手持ちカバンの2wayタイプを用意することも1つの手です。

通勤や移動中はリュックとして使用し、会社に到着したら手持ちカバンに切り替えられます。色味はシンプルなものを選び、就活生としてふさわしいバッグを意識してください。

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インターン当日にリュックやカバンに合わせる服装

ここからは、インターンシップの参加当日に、リュックやカバンに合わせる服装について紹介します。

指定がない場合はスーツ着用がおすすめ

服装の指定がない場合は、スーツを着用するのが基本。ビジネススーツは多くの種類が販売されていますが、インターンシップなら黒いシンプルなリクルートスーツが望ましいでしょう。

「服装の指定がないから私服で行ったら、ほとんどの人がスーツだった」といった状況にもなりかねません。インターンシップは職場体験をする場ということを念頭に置き、社会人としてふさわしい格好を意識してください。

オフィスカジュアルを意識する

「服装自由」「服装私服」と伝えられている場合は、オフィスカジュアルのトータルコーディネートを意識しましょう。オフィスカジュアルとは、スーツを少しカジュアルにした服装です。スーツよりもかっちりとした印象にはならないものの、ビジネスシーンにふさわしい格好を心がけます。

オフィスカジュアルについては、「インターンは服装の指定なし?着る服に迷ったときの対処法」も参考にしてください。

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インターン当日にリュックやカバンに入れる持ち物

服装やカバンについて理解を深めたら、最後にインターンシップの参加当日の持ち物を確認しておきましょう。必ず持っていくものと、あると便利なものの一例を以下に挙げました。また、逆にない方がいいものも紹介しています。

必ず持っていくもの

インターンシップ当日に必ず持っていくものは、以下の通りです。

・筆記用具
・ノートやメモ帳
・印鑑(必要な場合)
・携帯電話、スマートフォン
・財布、交通系ICカード
・腕時計
・ハンカチやティッシュ
・パソコン(企業の指示による)

普段は腕時計をしない方も多いと思われますが、スーツの場合は腕時計をするのがマナー。また、時間確認のためにスマートフォンを使用するのは好ましくないため、腕時計を持っていない場合は間に合うよう用意しておきましょう。

あると便利なもの

インターンシップ当日にあると便利なものは、以下の通りです。

・クリアファイル
・モバイルバッテリー
・折りたたみ傘
・企業に関する資料
・替えのストッキング

インターンでは資料が配布されることも多いので、それらをまとめるクリアファイルがあると便利。
また、万が一に備えてモバイルバッテリーや折りたたみ傘を用意するのもおすすめです。

上記以外でも、企業によっては身分証や履歴書が必要なことも。企業やプログラム内容によって持ち物は異なるため、上記を基本に自分に必要なものを確認して用意しましょう。インターン参加時の持ち物については、「インターン参加時に忘れてはいけない必要な持ち物とは?」も参考にしてください。

ない方がいいもの

カバンには必要なアイテムだけを入れるのが理想的です。中に入れるものを厳選することで、必要なアイテムがすぐに取り出せるようになり、スマートに行動することができます。以下の点に注意して、カバンの中身を整理しましょう。

・過度な個人アイテム
・騒音を発生するもの

インターンに参加する際には、職場にそぐわないアイテムは避けるべきです。例えば、プライベートな本やDVD、趣味のアイテムなどは職場で不適切とされる場合があるため、休憩などで共有スペースを利用する際にも持ち込むことは控えましょう。

また、インターン先では周囲に配慮した行動が求められるため、大音量で音楽を聴いたり、イヤホンなしで通話することは避けるのがマナー。静かな職場環境を保つために音が出るものはカバンに入れないか、音量を控える工夫が必要です。

カバンの中身を整理し、必要なものをすぐに取り出せるようにし、持ち運びがしやすい重さに調整することで、職場での行動をスムーズにし、インターンシップでの好印象につながります。

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インターンのカバンや服装のマナーを知り好印象を残したいあなたへ

インターンシップでは、リュックではなく、ビジネスバッグの使用が推奨されます。どうしてもインターン参加時にリュックサックを使いたい場合は、インターン先に連絡するか、2wayタイプの鞄を用意しましょう。

カバンや服装だけでなく、就活ではさまざまなマナーに気を配る必要があります。マナーに関して自信がない方には、就職支援サービス「キャリアチケット」がおすすめです。

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本記事の監修者

淺田真奈(あさだまな)

大学時代は接客のアルバイトを3つかけもちし、接客コンテストで全店1位になった経験をもつ。新卒では地方創生系の会社に入社をし、スイーツ専門店の立ち上げからマネジメントを経験。その後、レバレジーズへ中途入社。現在はキャリアチケットのアドバイザーとして、学生のキャリア支援で学生満足度年間1位と事業部のベストセールスを受賞し、リーダーとしてメンバーのマネジメントを行っている。

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