このページのまとめ
- 一次面接に通らない背景には「熱意が伝わらない」「話し方に自信がない」などがある
- 一次面接に通らない場合には自己分析を行い志望動機を考え直すのが大事
- 最終面接で通らない場合には同業他社との違いを明確にできているか考える
「一次面接に通らないのはなぜ?」「どんな対策が必要?」などと悩む就活生もいるでしょう。面接に通らない背景には、「身だしなみができていない」「入社への熱意が伝わっていない」などの理由が考えられます。どのような点を改善すべきか、一度考えてみましょう。
この記事では、面接になかなか通らない理由や、実施したい対策について解説しています。最終面接でのポイントも紹介しているので、あわせて参考にしてください。
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- 一次面接に通らないのはなぜ?6つの特徴を解説
- 大手企業や有名企業ばかり受けている
- 質問の意図とは違う回答をしている
- マナーや身だしなみができていない
- 自信のない話し方をしている
- 入社への熱意が伝わっていない
- 台本を読んでいるような話し方をしている
- 一次面接に通らないときにしたい8つの対策
- エントリーする企業の幅を広げる
- 質問を想定して対策しておく
- マナーや身だしなみをチェックする
- 面接の練習を繰り返し行う
- 第三者に話し方をみてもらう
- 自己分析を行う
- 自己PRをもう一度考える
- 志望動機を考え直す
- 最終面接に通らないのはなぜ?よくある理由を解説
- 企業の社風や価値観と合わない
- これまでの面接とアピール内容が変わっている
- ほかの会社と迷っている
- 最終面接に通らないときに行いたい対策
- これまでの面接を振り返る
- 同業他社との違いを明確にしておく
- 将来のビジョンやキャリアについて考える
- 面接に通らないと悩んでいるあなたへ
一次面接に通らないのはなぜ?6つの特徴を解説
一次面接に通らない背景には、「質問の意図を理解できていない」「話し方に自信がない」などの理由が考えられます。自分が当てはまっていないかどうか確認してみましょう。
ここでは、一次面接に通らない場合に考えられる、6つの特徴を解説します。
大手企業や有名企業ばかり受けている
大手企業や有名企業のように、倍率の高い会社を受けていると一次面接に通りにくくなるので気を付けましょう。大手企業には学歴の高い学生や優秀な学生が集まりやすくなり、難易度が上がるのが理由です。
中小企業やベンチャー企業のなかにも、実績のある優良企業は数多くあります。一次面接に通らないと悩む場合には、エントリーする企業の視野を広げてみましょう。
優良企業の探し方については「隠れ優良企業を見つけるにはどうする?探し方や注目ポイントを解説!」も参考にしてください。中小企業の見つけ方については「中小企業の見つけ方とは?自分に合った優良企業の探し方を紹介!」も参考にしてください。
質問の意図とは違う回答をしている
面接の際に、面接官の意図に沿って回答できているかどうか振り返ってみましょう。質問の意図を理解した回答ができていないと、評価が下がってしまいます。
たとえば、「志望動機を教えてください」と聞かれているのに、自己PRや長所について話し始めるのはNGです。「きちんと会話ができない」「コミュニケーション能力が低い」などと思われてしまうでしょう。
面接では緊張すると思いますが、まずは落ち着いて質問の意図を考えてください。質問される内容の傾向もあるので、事前に対策しておくのもおすすめです。
マナーや身だしなみができていない
社会人にふさわしいマナーや身だしなみができているかどうかも大切になります。第一印象が悪いと、面接全体の評価も下がってしまうので気を付けましょう。
たとえば、面接で入室する際に、お辞儀や挨拶ができているかどうかは大切です。また、スーツにしわはないか、靴は汚れていないかなどの身だしなみも確認しましょう。
好印象を与える身だしなみについては「会社説明会でもマナーは必要?注意点はある?」も参考にしてください。
自信のない話し方をしている
面接では、自信をもって話すのも重要です。自信がない話し方をしてしまうと、暗い印象を与えたり、嘘をついていたりなどマイナスなイメージを与えるので気を付けてください。
面接で話す際は、姿勢を正しくし、大きな声で話すようにしましょう。姿勢が変わるだけでも、堂々とした印象を与えられます。声についても相手が聞き取りやすいように、ハッキリと話すのがおすすめです。
入社への熱意が伝わっていない
入社意欲が伝わらない場合、一次面接で落ちやすくなります。志望動機をしっかりと考えられているか、他社との差別化ができているかなどを振り返りましょう。
就活はポテンシャル採用の場合が多く、入社意欲や熱意を評価する会社は多くあります。同じようなスキルや評価の人物であれば、入社意欲の高い就活生の方が採用されるでしょう。
入社への熱意を伝えるためには、話し方や表情などでのアピールも重要です。また、企業研究を行い、経営理念やキャリアプランなどについても答えられるようにしておきましょう。
台本を読んでいるような話し方をしている
面接で話す際に、自分の言葉で話せているかチェックしてください。台本を読んでいるような話し方や、準備した内容を丸暗記している話し方は魅力的に感じないからです。
面接対策のために、自己PRや志望動機などを準備し、内容を覚えている就活生が多いでしょう。準備は大切ですが、内容を丸暗記してしまうと棒読みになり、うまく内容が伝わらないことも。話す内容は要点を覚えるようにし、状況に応じて話し方を変えられるように準備しておきましょう。
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一次面接に通らないときにしたい8つの対策
一次面接に通らない場合、「面接対策を行う」「第三者にチェックしてもらう」などの対策がおすすめです。ここでは、面接突破に向けて実施したい、8つの対策を解説します。
エントリーする企業の幅を広げる
面接がうまくいかない場合、エントリーする企業の視野を広げてみましょう。新しい業界や職種、企業規模にもエントリーしてみるのがおすすめです。
たとえば、大手企業ばかり受けているのであれば、中小企業にも目を向けてみます。業種に偏りがある場合は、別の業種に挑戦してみるのも1つです。
一次面接に通るためには、面接数を増やすのも重要になります。新しいエントリーを増やし、チャレンジしてみてください。
質問を想定して対策しておく
面接では聞かれる内容の傾向があるので、事前に対策しておきましょう。たとえば、次のような質問は、面接でよくある質問です。
・志望動機を教えてください
・自己PRをしてください
・あなたの強みや長所を教えてください
・これまでで一番苦労した経験はなんですか?
・入社後にやりたいことはなんですか?
・自分を動物に例えるとなんですか?
・10年後の自分はどうなっていたいですか?
・あなたの座右の銘を教えてください
・最近気になったニュースや時事問題を教えてください
これらの質問は、業種や職種が変わっても共通する質問になります。特に、自己PRや志望動機は必須の質問なので、必ず対策するようにしてください。
マナーや身だしなみをチェックする
マナーや身だしなみに問題がないか確認しておきましょう。第一印象をよくできれば、面接にもプラスになります。
身だしなみはスーツだけでなく髪型も意識しましょう。前髪で表情が隠れていないか、派手な髪色になっていないかなど確認してください。
面接の練習を繰り返し行う
面接本番を想定し、練習を行いましょう。自信をもって話せるようになるまで、何度も練習するのが大切です。
練習する際は、質問を想定して、自分の言葉で話せるようにしておきましょう。答える内容を丸暗記しても、アピールにはつながりにくいので気を付けてください。重要なキーワードだけメモをしておき、自由に話せるように練習するのがおすすめです。
第三者に話し方をみてもらう
家族や友人などに、話し方を見てもらうのもおすすめです。どのような印象を与えるか、フィードバックをもらいましょう。
また、練習ではうまくできても、面接では緊張してうまく話せない学生もいます。面接官の役を依頼し、相手がいても話せるように練習しておきましょう。
面接の練習については、就活エージェントや大学のキャリアセンターもおすすめです。模擬面接を行えば、緊張感のある環境で練習できます。就活エージェントのキャリアチケットでも模擬面接を実施しているため、ぜひ活用してください。
自己分析を行う
自己分析を行い、アピールする内容を整理しましょう。自己分析が不十分だと、アピールに失敗してしまいます。考え方や強みを整理し、自信をもって伝えられるようにしてください。
自己分析の進め方については「自己分析とは?おすすめのやり方と8つの注意点を解説」も参考にしてください。
自己分析をしてみたけどうまくいかなくて悩んでいる学生については「自己分析が難しい・できないと思う人の特徴は?効率的な方法を紹介」も参考にしてください。
自己PRをもう一度考える
面接官の印象に残るため、自己PRを考え直すのもおすすめです。自分の強みがしっかりとアピールできているか、見直してみましょう。
また、自己PRを考える際は、企業の求める人物像に適しているか考えるのも大切です。たとえば、「行動力や主体性を求める企業」の面接で、「縁の下の力持ちです」とアピールしても評価はそこまで上がりません。
一次面接を突破するためには、企業が求める人物像に合致する必要があります。企業のWebサイトを確認したり、企業説明会で質問したりなどして、企業が求めている強みをアピールしましょう。
志望動機を考え直す
入社意欲や熱意を伝えるために、志望動機を考え直すのも大切です。「ほかの企業でもいえる内容になっていないか」「オリジナルの動機があるか」などを見直してみましょう。
また、志望動機の内容をよくするためには、企業研究が欠かせません。志望動機がうまく思いつかない場合は、企業研究を再度行い、理解を深めましょう。OB・OG訪問を行い、企業のWebサイトではわからない内容を質問するのもおすすめです。
OB・OG訪問の進め方については「OB訪問ってどうやるの?アポ取りから進め方まで徹底解説!」も参考にしてください。
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最終面接に通らないのはなぜ?よくある理由を解説
一次面接に通っても、最終面接で落ちてしまう就活生もいるでしょう。一次面接と最終面接では、見られているポイントが違うケースもあります。なぜ落ちてしまうのか、よくある理由を知っておきましょう。
企業の社風や価値観と合わない
最終面接では、企業の社風や価値観が合うかがチェックされています。入社後のミスマッチを防ぎ、離職が少なくなるようにです。
どれだけ優秀な就活生でも、企業の考え方と合わなければ力が発揮できなかったり、モチベーションが下がったりしてしまいます。企業も採用した人材には長く働いてもらいたいため、自社に合うかどうかを慎重に見極めているのを知っておきましょう。
最終面接を突破するためには、経営理念や社長の考え方を学び、自分の価値観と合うか考えてみるのも1つの方法です。企業と同じ方向性で進めるのであれば、最終面接でも評価されやすくなります。
これまでの面接とアピール内容が変わっている
一次面接などの面接と、最終面接でアピール内容が変わっていないか振り返りましょう。回答が矛盾していると、会社側は「嘘をついているかもしれない」と判断するからです。
これまでの面接と面接官が違っても、面接の内容は共有されています。一次面接で「長所はコミュニケーション能力です」とアピールしていたのに、最終面接で「長所は粘り強さです」とアピールされれば、一貫性がないと思われるでしょう。
就活では複数の企業を同時に受けることも多いので、どのような回答をしたかはメモしておくのがおすすめです。最終面接前に確認し、矛盾がないように準備しておきましょう。
ほかの会社と迷っている
ほかの会社と迷い、入社意欲が感じられない場合も選考に通りにくくなります。会社は入社してくれる学生に内定を出したいと考えるからです。
せっかく内定を出しても、学生に辞退されてしまえば採用活動をやり直さなければなりません。最終面接まで残る学生はすでに採用レベルを満たしている場合が多く、入社意欲が決定打になる場合も。
最終面接で通らない場合、入社したい意欲をもっているか、伝わっているか振り返りましょう。ほかの会社と迷っているのがわかってしまうと、「入社してもらえなさそう」と思われ、選考に落ちてしまうケースもあります。
最終面接に通るためには、十分に対策を行うのが重要です。最終面接については「最終面接の対策は何をすればよい?頻出質問10選の回答例を解説」も参考にしてください。一次面接とは違った対策が必要になるので注意しましょう。
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最終面接に通らないときに行いたい対策
最終面接に通らない場合、これまでの面接の振り返りを行ったり、同業他社との違いを明確にして置いたりするのが大切です。
ここでは、最終面接に向けて3つの対策を紹介するので、参考にしてください。
これまでの面接を振り返る
最終面接の前に、これまでの面接を振り返っておきましょう。特に、自分の回答内容について確かめておくのが大切です。
最終面接では、前回の面接と同じ質問をされる場合もあります。もしうまく答えられなかった場合は、挽回のチャンスなので活かすようにしましょう。うまく答えられた場合にも、前回の反応を思い出し、どの部分が評価されたか考えるのが大切です。
また、最終面接では一貫性も重視されています。自己PRや志望動機などの内容が、大きく変わらないように気を付けてください。
同業他社との違いを明確にしておく
企業研究を行い、同業他社との違いを整理しておきましょう。最終面接では、「なぜエントリーした企業に就職したいのか」が大切になるからです。
多くの企業の場合、同じ業種だったり、似た商品やサービスを扱っていたりする他社があります。そのような他社との差別化ができていなければ、「同業の△△社でも達成できる志望動機では?」などと突っ込まれてしまうでしょう。
入社意欲の高い企業であれば、同業他社との違いを調べ、エントリーした企業でなければならない理由が見つかります。企業研究を行い、入社を希望する具体的な理由を伝えられるように準備しましょう。
企業研究の進め方については「企業研究とは?目的や手順を解説!ポイントを押さえて就職成功を目指そう!」も参考にしてください。
将来のビジョンやキャリアについて考える
入社後のキャリアやビジョンについて考え、答えられるようにしておきましょう。入社への熱意や、企業への貢献方法をアピールできるためです。
たとえば、入社後のキャリアが明確であれば、志望意欲が高いと評価されます。また、どのように活躍したいかビジョンが明確であれば、仕事についてよく調べていると評価され、入社後の活躍も想像してもらえるでしょう。
将来について考える場合は、「5年後」「10年後」のように、いくつかに区切って考えるのがおすすめです。キャリアプランについては「「入社後したいこと」はどう答えたら良い?キャリアプランを聞く理由と答え方を解説!」も参考にしてください。
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面接に通らないと悩んでいるあなたへ
就活を頑張っていても、なかなか面接に通らない場合もあります。どのような対策を行うのか、どのように話せばいいかなど、悩むポイントも多いでしょう。
面接で通らずに悩んでいる就活生は、ぜひキャリアチケットに相談してください。就活エージェントのキャリアチケットでは、面接対策はもちろん、エントリーシートの書き方や自己分析の方法などのアドバイスを実施しています。
また、面接に通らないのは、企業との相性が悪いだけかもしれません。キャリアチケットでは、就活生それぞれに応じて、ピッタリの企業紹介も実施しています。登録は無料なので、就活での悩みを抱える就活生は、キャリアチケットを活用してみてください。
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本記事の監修者
淺田真奈(あさだまな)
大学時代は接客のアルバイトを3つかけもちし、接客コンテストで全店1位になった経験をもつ。新卒では地方創生系の会社に入社をし、スイーツ専門店の立ち上げからマネジメントを経験。その後、レバレジーズへ中途入社。現在はキャリアチケットのアドバイザーとして、学生のキャリア支援で学生満足度年間1位と事業部のベストセールスを受賞し、リーダーとしてメンバーのマネジメントを行っている。