このページのまとめ
- 就活の座談会とは学生が社員に対して質問できる場
- 就活の座談会は企業と学生のマッチ度を高める目的もある
- 就活の座談会に参加すれば自分が聞きたい内容を質問できるのでおすすめ
就活の採用活動で、座談会を行う企業も多くあります。「どうして座談会があるの?」「参加したほうがいい?」などと気になる就活生もいるでしょう。座談会はWebサイトではわからない内容も教えてもらえるので、できるだけ参加するのがおすすめです。
この記事では、座談会が行われる理由や、出席するメリットを解説しています。座談会に参加した際に、おすすめの質問例も紹介しているので、ぜひ参考にしてください。
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- 就活の座談会とは?特徴や選考への影響を解説
- 座談会で行われる内容
- 座談会が行われるタイミング
- 座談会の参加者
- 座談会の選考に対する影響
- 企業が就活で座談会を実施する理由
- Webサイトではわからない魅力を伝えるため
- 学生とのミスマッチを減らすため
- 学生の人柄を知るため
- 就活で座談会に出席する4つのメリット
- 説明会ではわからなかった情報を得られる
- 実際に働く社員に質問できる
- 採用担当者にいい印象を与えるチャンスになる
- ほかの学生の質問を聞ける
- 就活で行われる座談会の基本的な流れ
- 受付を行う
- グループごとにわかれる
- 質疑応答を行う
- 別の社員のグループに移動する
- 就活を有利に進めるために座談会で聞くべき質問
- 社員が入社を決めた理由
- 仕事内容や仕事のやりがい
- 仕事で役に立つ知識やスキル
- 社内の雰囲気
- 企業研究で出てきた疑問
- 就活の座談会で注意したいマナー
- 社会人としての礼儀を守る
- 質問回数は多すぎず少なすぎないようにする
- 自己中心的な発言や行動を行わない
- 服装は指定がない場合スーツにする
- 就活で座談会に出席する際の注意点
- 目的を持って参加しないと学びにならない
- 事前準備をしないとマイナスな印象を与える可能性がある
- 就活の座談会に出席して選考を有利にしたいあなたへ
就活の座談会とは?特徴や選考への影響を解説
就活の座談会とは、企業が学生に対し、従業員に質問できる機会を設けた場のことです。会社説明会に比べると話しやすく質問がしやすいため、企業理解を深められるチャンスになります。
座談会を有意義なものにするためには、どのような特徴があるのかを知っておくのが大切です。ここでは、座談会の内容や選考への影響などを解説するので参考にしてください。
座談会で行われる内容
座談会では、学生が社員に質問を行うのがメインです。質疑応答を行い、企業理解を深める目的があります。
たとえば、実際に働く社員の方の考え方ややりがいを聞けば、入社へのモチベーションになるでしょう。また、「同僚や上司との話」「社内の雰囲気」「業務について」などを質問すれば、企業を志望するかどうか考える参考になります。
座談会が行われるタイミング
座談会は、説明会の後に行われるケースが多いので覚えておきましょう。事前に周知されている場合もあれば、告知なしに始める場合もあります。
説明会に参加する場合は、座談会に備えて質問内容を考えておくのがおすすめです。どのような質問をするか迷う学生は、「座談会ではどんな質問をしたら良い?具体例&印象アップのマナーを紹介」の記事を参考にしてください。
座談会の参加者
座談会には、学生と企業の社員が参加します。社員1人に対して、3人から15人程度の学生が集まり、1つのグループになるケースが大半です。
座談会に参加する社員は、役職や部署がバラバラな場合も。時間ごとに社員が入れ替わるケースもあるので、さまざまな視点から企業について話を聞けるのがメリットです。
座談会の選考に対する影響
座談会に参加したかどうかは、基本的に選考には影響しません。参加したからといって、選考に受かるわけではないので覚えておきましょう。
ただし、座談会で聞いた内容をもとにエントリーシートや履歴書を作成すれば、企業についてよく学んでいると評価されます。企業理解を深めるいい機会なので、積極的に参加し、質問も行うといいでしょう。
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企業が就活で座談会を実施する理由
ここでは、なぜ企業が座談会を行うのか、その理由を解説します。企業の意図を知り、どのような心構えで座談会に参加すればいいかを考えてみましょう。
Webサイトではわからない魅力を伝えるため
企業が座談会を行うのは、Webサイトでは伝えられない魅力を学生に知ってもらうためです。掲載している以上の内容を知ってもらうことで、より入社意欲を高めてもらいたいと考えています。
Webサイトに掲載できる内容は限られており、すべてを知ってもらうのは難しいでしょう。また、学生によって興味を持つ箇所も異なり、疑問に思う部分も違います。
座談会を行えば、社員から企業の魅力を伝えることができ、学生の質問にも回答可能です。自社の魅力をさらに知ってもらうために、座談会が行われています。
学生とのミスマッチを減らすため
座談会は、学生と企業のミスマッチ防止にも効果的です。学生は質問への回答をもとに、企業とマッチしているか考えられるでしょう。
企業は採用するにあたって、ミスマッチを減らしたいと考えています。早期離職をしてしまえば、企業も学生もお互いもったいなく感じるでしょう。
座談会では細かな情報も伝えられ、質問を受ければ学生の懸念点も解消できます。入社後のミスマッチを防ぐためにも、座談会を開催しているのです。
学生側がミスマッチを減らすためには、企業研究が欠かせません。「企業研究とは?目的や手順を解説!ポイントを押さえて就職成功を目指そう!」の記事を参考に、企業研究を行ってみましょう。
企業研究でわからなかった内容については座談会で質問すると、疑問を解消できるでしょう。
学生の人柄を知るため
学生の人柄を知るために、座談会を行う企業もあります。座談会は説明会や面接に比べて、フランクな雰囲気で会話できるからです。
説明会や面接は選考に影響している場合が多く、学生も身構えています。面接用にしっかりと振る舞うために、準備する学生も多いでしょう。
しかし、自社や従業員の雰囲気にあうかどうかは、学生の素の人柄を見なければ判断が難しくなります。少しでも素の雰囲気を見られるように、座談会のようなリラックスした雰囲気を作っているのです。
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就活で座談会に出席する4つのメリット
座談会に出席すると、「社員に質問できる」「説明会ではわからなかった情報を聞ける」などのメリットがあります。
ここでは、座談会に出席する4つのメリットを紹介するので、参加するか迷っている学生は参考にしてください。
説明会ではわからなかった情報を得られる
座談会に参加すれば、説明会よりも詳しい情報を入手できます。説明会だけでは聞きたかった内容が聞けなかった場合は、質問してみるといいでしょう。
また、説明会の質疑応答では人が多すぎて「大勢の前で挙手してまでは聞けない」と質問をためらう学生もいます。座談会は少人数のグループになり、質問するハードルが下がるのでおすすめです。
実際に働く社員に質問できる
実際に働いている社員の方に対し、直接質問できるのもメリットです。よりリアルな企業や仕事の情報を入手できるでしょう。
会社説明会の場合、特定の部署や業務よりも会社全体の話が多くなります。そのため、会社説明会だけでは仕事内容や部署についてのイメージがわかない場合もあるでしょう。
座談会で社員の方に説明できれば、仕事内容や1日のスケジュールなどリアルな情報を入手できます。入社後のイメージもわきやすく、自分に合いそうか判断しやすいのもメリットです。
採用担当者にいい印象を与えるチャンスになる
座談会は会社説明会と比べて学生の人数が少ないので、採用担当者にいい印象を与えるチャンスになります。熱心に話を聞く姿勢を持つ学生や、鋭い質問をした学生は印象に残るでしょう。
採用担当者の印象に残れば、面接に進んだ際にプラスの印象を持ってもらえる可能性もあります。直接合格につながるとは限りませんが、いいイメージを持って面接に臨める方が、評価は上がりやすいでしょう。
ほかの学生の質問を聞ける
ほかの学生が質問した内容と答えを聞けるのも、座談会のメリットです。自分では思いつかなかった質問を聞ければ、学びや企業理解につながります。
企業について知れば知るほど、履歴書やエントリーシートに書ける内容が増えて有利です。ほかの学生の質問にも注目して、話を聞くようにしましょう。
エントリーシートや履歴書には何を書くの?と考える学生は、「エントリーシート(ES)とは?書類通過率を上げるポイントや例文をご紹介」や「就活の履歴書は何に書けばいい?履歴書の選び方から書き方まで徹底解説!」の記事を参考にしてください。
履歴書やエントリーシート、面接で聞かれそうな内容を想定して、座談会での質問内容を考えるのもおすすめです。
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就活で行われる座談会の基本的な流れ
座談会参加に向けて、どのような流れで行われるかを解説します。基本的な流れがわかれば落ち着いて参加できるので、参考にしてください。
受付を行う
まずは企業に向かい、参加の受付を行いましょう。時間には余裕を持ち、案内時間の10分前には到着しておくと安心です。あまり早すぎると逆に迷惑になってしまうので、気をつけてください。
企業についたら受付にて、「座談会に参加します、△△大学の△△です。」と名乗りましょう。案内メールや申し込み書の提示を求められる場合もあるので、すぐに出せるようにしておくとスムーズです。
受付の段階から振る舞いはチェックされているので、身だしなみや言葉遣いなどは気をつけてください。受付を済ませたら、案内された部屋で座談会の開始を待ちましょう。
グループごとにわかれる
座談会が始まると、まずは座談会についての説明があります。参加する社員の自己紹介もあるので聞いておきましょう。質問するときに備えて、部署名や年齢など話している内容をメモするのも忘れないようにしてください。
その後、グループにわかれて座談会が始まります。話を聞く社員の方は、指定される場合もあれば、自由に選べる場合もあるので、進行に合わせましょう。選べる場合には、自分の聞きたいことに合わせて話を聞く社員の方を選べば問題ありません。
質疑応答を行う
グループに分かれたら、質疑応答の時間です。社員の方から、「質問のある方はどうぞ」などと声かけがあるので、積極的に質問しましょう。
質問する際はまずは挙手をし、指名されたら話し始めます。質問する際には、起立し「本日は貴重なお時間を頂きありがとうございます。△△大学の△△と申します」と、お礼と自己紹介をしてから話し始めてください。
別の社員のグループに移動する
一定時間が経つと、別の社員のグループに移動する場合もあります。それまで話をしていた社員の方にお礼を言い、移動しましょう。
あとは座談会が終わるまで、繰り返しになります。積極的に質問を行うのは大切ですが、周りの学生の話を聞くのも忘れないようにしましょう。
座談会に参加する際は、マナーを守るのが大切です。「就活の座談会で質問しておくと良いことやマナーとは?」の記事を参考に、マナーを確認しておいてください。
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就活を有利に進めるために座談会で聞くべき質問
ここでは、就活を有利にするため、座談会で聞いておきたい質問を紹介します。質問例を参考に、自分の聞きたい内容にアレンジしてみましょう。
社員が入社を決めた理由
なぜ入社を決めたのか、理由を聞いてみるのがおすすめです。履歴書や面接で伝える内容を考える際に、参考になるでしょう。
ほかにも、「会社を選ぶ際に重視したポイント」「同業他社も多いなか、なぜこの会社を選んだのか」などの質問もおすすめ。社員一人ひとり理由は違うので、さまざまな理由を聞いておくといいでしょう。
仕事内容や仕事のやりがい
詳しい仕事内容や、仕事のやりがいについて質問するのもおすすめです。「現在どのような仕事を、どのようなスケジュールで行っているか」「この会社で働いていてよかったことは何か」「この仕事をしていてやりがいを感じるのはいつか」などと聞いてみましょう。
これらの質問をする際は、社員の方の様子を見るのもポイントです。活き活きと話している社員が多いかどうかで、仕事に対するモチベーションが持てる企業かどうかを見極められます。
仕事で役に立つ知識やスキル
業務で役立つスキルや資格を聞いておけば、自己PRに活かせるでしょう。現時点では所持していないスキルでも、「座談会で伺い、勉強中です」と答えれば意欲をアピールできます。
ほかにも、「現場でどのような人材が欲しいと考えているか」「この会社で活躍している人に共通している能力や考え方はあるか」など、求める人材像を聞くのもおすすめ。これらの質問から、説明会や求人情報ではわからない、会社の求める人物像がわかります。
社内の雰囲気
会社の雰囲気についても聞いておきましょう。次のような質問をするのがおすすめです。
・社員同士の交流はどのくらいあるか
・入社後3年間の正社員の定着率はどのくらいか
・職場の風通しのよさはどうか
・どのようなときに風通しのよさを感じたか
仕事内容に興味があっても、自分が働きにくい場合は続けるのが大変です。自分が働きやすそうな職場かどうか、見極めるためにも質問しましょう。
企業研究で出てきた疑問
企業研究を行うなかで、わからなかった内容も質問してみるのがおすすめです。企業研究の最中に、質問をまとめておきましょう。
ただし、Webサイトに載っている内容や、調べればわかる内容を聞くのはNGです。研究不足な印象を与えてしまうので気を付けましょう。
企業研究の内容は、ノートにまとめておくのもおすすめです。ノートを使った企業研究の方法は「企業研究ノートとは?就活の効率を良くする上手な活用方法 」で解説しているので参考にしてください。
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就活の座談会で注意したいマナー
座談会では礼儀や発言などのマナーを守るのが大切です。参加時に注意したいマナーを4つ紹介するので、チェックしておきましょう。
社会人としての礼儀を守る
参加に向けて、社会人としての礼儀を覚えておきましょう。「時間を守る」「身だしなみに気を配る」などの基本的なマナーも大切です。
また、座談会では言葉遣いに気を付けてください。フランクな雰囲気になりやすいですが、失礼のないように心がけましょう。
就活での言葉遣いが不安な場合は、「正しい言葉遣いをチェック!就活で注意したい話し方も解説」の記事で確認しておきましょう。面接などでの選考にも活きるので、学んでおくのが大切です。
質問回数は多すぎず少なすぎないようにする
座談会では、質問しすぎも少なすぎも避けてください。ほかの学生も参加しているため、自分だけ話すのはやめましょう。
また、質問は複数用意しておくのがおすすめです。ほかの学生と質問内容が被り、質問できなくなる事態は避けるようにしましょう。
もし、質問内容がかぶってしまった場合には、ほかの学生の質問を掘り下げて、質問を行う方法もあります。
自己中心的な発言や行動を行わない
「自分だけが話し続ける」「ほかの学生の話をさえぎる」などのように、自己中心的な行動はNGです。マイナスイメージを持たれてしまいます。
また、座談会で自己PRをしてしまう学生も多いので気を付けましょう。座談会は社員の方の話を聞く場所であることを忘れてはいけません。
服装は指定がない場合スーツにする
服装に指定がなければ、スーツで参加しましょう。服装自由の場合でも、オフィスカジュアルがおすすめです。スウェットやジャージなどはビジネスシーンにふさわしくないので気を付けましょう。
就活でおすすめのスーツについては、「スーツは何色を選ぶべき?就活で好印象を与える着こなしのポイントを知ろう」で解説しています。
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就活で座談会に出席する際の注意点
ここでは、座談会出席時の注意点を解説するので、参加前に確認しておきましょう。
目的を持って参加しないと学びにならない
座談会には目的を持って参加しましょう。何も考えずに参加してしまうと、学びを得られない可能性があります。
目的の内容は、「企業について詳しく知りたい」「実際に働いている人の感想が聞きたい」など、どのような内容でもOKです。座談会に参加する前に、参加する目的を決めておきましょう。
事前準備をしないとマイナスな印象を与える可能性がある
準備をせずに座談会に参加してしまうと、マイナスイメージを持たれるかもしれません。質問内容を考えたり、企業について調べたりは行っておきましょう。
たとえば、座談会で何も発言しない場合、「やる気がない」「志望度が低い」と思われるかもしれません。また、調べればわかる内容ばかり質問していると、「Webサイトも確認せずに参加している」と思われる場合もあります。
座談会が選考に影響しない場合でも、面接でマイナスイメージを挽回するのは大変です。準備はしっかりと行ってから、参加するようにしてください。
企業について調べる時間がない学生には、「1社あたり20分で完成!「時短」でできる企業研究」の記事がおすすめです。少ない時間でもいいので、チェックするようにしましょう。
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就活の座談会に出席して選考を有利にしたいあなたへ
座談会に参加して、選考を有利に進めたいと考える学生も多いでしょう。参加するだけで有利になるわけではありませんが、座談会の態度や質問内容によってはいい印象を与えられる場合もあります。
座談会でいい印象を与えるためには、準備が大切です。就活のプロに相談して、よりよい準備を行いましょう。
キャリアチケットは、内定獲得を目指す学生をサポートする就活エージェントです。学生一人ひとりに合わせて、内定に必要なサポートを実施しています。
座談会に向けて準備を行いたい場合ももちろんサポート。座談会の内容次第では、エントリーシートや面接に活かせる情報も入手できるので、キャリアチケットと一緒に準備を進めましょう。
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本記事の監修者
淺田真奈(あさだまな)
大学時代は接客のアルバイトを3つかけもちし、接客コンテストで全店1位になった経験をもつ。新卒では地方創生系の会社に入社をし、スイーツ専門店の立ち上げからマネジメントを経験。その後、レバレジーズへ中途入社。現在はキャリアチケットのアドバイザーとして、学生のキャリア支援で学生満足度年間1位と事業部のベストセールスを受賞し、リーダーとしてメンバーのマネジメントを行っている。