このページのまとめ
- 自己PR動画は選考の効率化と書類では見られない人柄や雰囲気を見るために求められる
- 自己PR動画は始めの15秒が肝心であり、結論を先に話すことがポイント
- 自己PR動画を撮るときには、明るい背景と明るいライティングで好印象に
選考時に自己PR動画の提出を求める企業が増えてきています。就活生の中には、自己PR動画を求められて撮影に戸惑っている人も多いのではないでしょうか。自己PR動画は始めの15秒が肝心です。このコラムでは具体的な例文に加え、印象がアップするための撮影のコツも紹介します。撮影は普段使っているスマホのカメラで充分です。コツを押さえ、好印象な自己PR動画で選考を突破しましょう!
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自己PR動画とは?
選考で面接を行う前に、自己PR動画の提出を就活生に求める企業が増えています。自己PR動画は、履歴書などの書類では見ることができない人柄や雰囲気を動画での様子や話し方を通して判断できるのが特徴です。数分という短い時間の中で自己PR動画の撮影に重要なポイントを押さえれば、面接官に好印象を与えることができます。
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就活で自己PR動画を求められる3つの理由
企業が就活生に自己PR動画を求める理由はいくつかあります。どのような部分を見るために、動画が求められているのかを理解し、選考を突破しましょう。
1.就活生の人となりを知るため
自己PR動画を求められる1つ目の理由は、書類だけでは分からない人となりを知るためです。
面接に進む前に動画で実際に話している姿を見ることで、書類だけでは伝わらないその人の雰囲気を感じることができます。
2.入社への熱意を確認するため
2つ目の理由は、動画の様子で入社への熱意を確認するためです。自己PRの話し方や受け答えの仕方で、どのくらいの志望度なのか、この会社に対してやる気はあるのかを実際に目で見て確認することができます。
3.選考を効率化するため
就活生に人気の企業では、採用応募となったときに数千から数万人までの応募が集まります。そこからESや履歴書で判断をして絞りますが、自己PR動画を提出を求めることによって、早い段階で企業に合った人材を絞ることが可能です。
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自己PR動画は第一印象が重要!
わずか数分しかない自己PR動画では第一印象が大切です。第一印象で得られる自身の雰囲気と企業の社風を無理のない範囲で合わせることで、“会社に合っている”と面接官に高評価を得られる機会となります。どうすればその印象が良くなるのかチェックしておきましょう。
服装は清潔感を意識
身だしなみを整えるときは、鏡だけでなくカメラを通した見え方も確認し、面接官に清潔感がある人物だと印象付けましょう。鏡では見えなくても、カメラを通すと服のシワが目立っていたり、着ている服によって顔色が悪く見えたりする場合があります。服装は企業で指定がない限りは、リクルートスーツで撮影すれば問題ありません。
髪型は表情が見えるようセット
自己PR動画の短い時間の中で面接官に好印象を与えるには、表情がとても大切です。しかし、せっかく良い笑顔を撮影出来ても、髪型に隠れては伝わりにくくなってしまいます。前髪を分けたり、顔周りに髪がかからないように結んだりして、面接官に良い表情が満遍なく見えるようにしましょう。
フリップや小道具を使うのも手
企業で動画に対する指定がとくになければ、フリップや小道具を使ってアピールすることが可能です。フリップでは自分の名前を書いたり、将来の目標を書いたりすると面接官も分かりやすく、しっかり伝えることが出来ます。スポーツなどをやっていた場合は、実際に使っていた道具を持ちながら話すと、強い印象を与えることが出来るでしょう。
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自己PR動画で高評価を得る方法
自己PR動画では限られた時間の中で、無駄なく話すことが大切です。どのような流れで、何を話すことが必要なのかをチェックしておいて、高評価が得られる動画を撮影しましょう。
挨拶から始めて挨拶で締める
「初めまして」などの挨拶をして始めましょう。そして自己PRを言い終わった後には、「以上となります。ありがとうございました」などのお礼の挨拶で締めてください。対面ではないため、動画で自己PRから言い始めてしまうと、挨拶の場がなくなります。挨拶をすることは基本ですので、動画の始まりと終わりで忘れずに言いましょう。
自己PRは結論を一番最初に話す
自己PR動画では始めの15秒が肝心です。簡単な挨拶が終わって自己PRに移るとき、まずは「自分の強みは〇〇です」といった形で結論を話して簡潔に伝えてください。結論に辿り着くまでの説明が長いと、聞いている側が強みを理解しにくくなります。自己PRに入る一言目で、しっかりと簡潔に強みである結論を言えるように用意しておきましょう。
明るい声と笑顔を意識
自己PR動画では、書類上では見えない人柄を見ることも重要な目的です。そのため、笑顔で発言できれば、良い印象を与えることができます。また、声の明るさも大切です。自己PRの内容が良いものであっても声が暗いと印象も暗くなってしまいます。声と表情は明るくすることを意識しましょう。
目線はカメラのレンズを見る
スマホのカメラで撮影した場合、目線は必ずカメラのレンズを見るようにしましょう。インカメラの場合は、ついつい映像に映っている自分の目を見てしまいがちです。
しかしそうすると動画を再生した際に、見ている人は映っている人と目線が合いません。また、レンズを見て話すよりも目線が下がってしまいます。インカメラで撮影する際は、自身の目線はレンズに向けるように意識してください。
背筋を伸ばして堂々と話す
印象をよくするには、背筋を伸ばすなどの姿勢も大切です。カメラで撮影したものを見返すと、無意識に背中が猫背になっていたり、首が少し斜めを向いたりしていることがあります。カメラを通して見える立ち姿で、話す内容の説得力が変わってきます。背筋をよく伸ばし、堂々と話しましょう。
台本は覚えて話す
自己PR動画には台本を用意して覚えましょう。自己PRとして話す内容は決まっていても、挨拶の仕方や明確な話の順番などを覚えていないと、ハキハキと話すことが困難です。
覚えずに思い出しながら話すと、「あー」「えー」と言ってしまったり、表情も強ばったりしてしまいます。良い印象を与えられる動画を撮るには、事前に台本を用意して覚え、大きな声でハキハキと話せるように繰り返し練習をすることが必要です。
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時間指定に合わせて台本を作ろう
動画を撮る前に、企業の時間指定に合わせて台本を作りましょう。自己PR動画は30秒から3分までの尺で求められることが多いため、指定がない場合はこの尺を参考にしてください。
時間指定より長すぎてしまうと、動画を視聴してる側は内容が把握しにくくなり、短すぎても企業に対する志望度が低いと思われてしまいます。求められている時間を大きく外れないようにしましょう。
「1分間300字」「3分間1000字」弱が目安
企業に求められる自己PR動画の長さは30秒~3分程度が一般的です。目安として必要な文字数は以下となります。
・30秒:150字程度
・1分:300字程度
・2分:600字程度
・3分:1000字程度
企業の時間指定に合わせて、自己PRの内容を考えるときに上記の字数を参考にしてください。いきなり話す練習をするのではなく、1度言いたいことを文字に起こすのがおすすめです。次にそれを読んでどれくらいの時間がかかるを計ってみましょう。その時間によって、削ったほうが良いのか、増やしたほうが良いのかが明確に分かります。
自己PR動画の時間配分の例
自己PRを動画で話す場合は、自身の名前や始まりの挨拶なども言わなければなりません。それを含めた時間配分が大切になります。以下は1分間の自己PR動画が求められたときの時間配分の例です。話す内容を考える際の参考にしてください。
例:1分の場合
挨拶と自己紹介…10秒
自分の強み…5秒
強みの根拠となるエピソード…20秒
志望企業での強みの活かし方…15秒
締めの挨拶…10秒
一番大切な自己PRの時間を長くして、挨拶は簡潔に話します。もし指定された時間が1分以上であれば、挨拶は出身地や卒業した学校名などを入れて肉付けすると良いでしょう。
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自己PR動画の例文
自己PR動画を用意するとき、どのように話し始めてどのように終わらせれば良いのか悩む就活生も多いでしょう。以下は始まりの挨拶も含めた1分間の自己PR動画の例文です。ぜひ参考にしてみてください。
【例】
はじめまして、キャリアチケット大学の山田太郎と申します。
私の強みは、提案力と実行力があることです。
大学では学内新聞のサークルに所属しておりました。発行部数の伸び悩みから紙面の変更などを提案、企画リーダーとして実行に携わった経験があります。
具体的には、新聞サイズを持ち運びしやすいB4タブロイド版にし、地域店舗に紙面への取材記事掲載とクーポン添付の許可をもらいました。
改変後の新聞は発行後すぐに捌けるようになり、500部だった発行部数が1500部へと増えました。
貴社におきましても、新規顧客の開拓に精力的に取り組み売上げアップに貢献したいと考えております。以上となります。ありがとうございました。
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自己PR動画をきれいに撮る5つのコツ
自己PR動画は室内で撮影するのが一般的です。しかし室内の中でも、背景やライティングに注意しないとマイナスな印象に繋がってしまう場合があります。これから紹介する5つのコツを押さえ、プラスに印象付けられる動画を撮影しましょう。
1.静かな室内で撮影する
撮影をする際には、室内で撮ることが一般的です。その際には、雑音が入らないように注意しましょう。エアコンの風や機械の大きな音などは、聞きとりにくくなってしまうため避けてください。撮った動画を1度自身で確認し、大きな雑音が入っていた場合は撮り直しましょう。
2.柔らかな自然光を入れる
動画撮影には動画全体の明るさも重要です。部屋全体が暗いと、その人自身の印象も暗いほうへ引っ張られてしまいます。そのため撮影の時間帯は、自然光が入る昼間がおすすめです。夜間での撮影は暗く見えてしまう場合があるため、できる限り避けましょう。
自然光がなければライトでもOK
もし、昼間の撮影や、自然光を取り入れることが難しいようであれば、ライトを使用してもキレイに撮ることが出来ます。本格的な大きいライトではなく小さなライトでも、白い用紙をレフ板代わりにして光を当てれば、自然な明るさになります。
3.背景は白や明るいグレーを選ぶ
動画を撮るときの背景は、白や明るいグレーがおすすめです。カーテンの見える位置や、ポスターなどを貼っている位置は、色味によっては暗い雰囲気になってしまうので避けましょう。もし部屋の中で白や明るいグレーを背景に出来る場所がないときは、模造紙を3枚ほど用意して貼ることで白い背景を演出できます。また、大学や学校の教室を借りることが出来れば、自身の家に最適な場所がなくても撮影が可能です。
4.カメラは横向きで固定して撮影
撮影に使うカメラは、普段使っているスマホで充分キレイな画質と音声で撮ることができます。スマホのカメラは縦向きでも横向きでも使うことが出来ますが、自己PR動画では横向きで撮影しましょう。縦向きだと頭から足まで写ってしまったり、顔だけアップになってしまったりするため、自己PR動画には不向きです。
また、不安定な位置での撮影や、誰かにスマホを持ってもらって行う撮影は避けてください。映像がぶれてしまう可能性が大きいため、三脚やスマホスタンドなどを使って撮影しましょう。
5.構図はバストショットかミディアムショット
カメラの構図は、胸元まで映るバストショットか、腰あたりまで映るミディアムショットがおすすめです。バストショットは、表情をしっかり見ることが出来るため、笑顔でいれば面接官に明るい印象を持ってもらえます。ミディアムショットは腕の動きも入る構図のため、フリップや小道具などを使って撮影する場合に適しています。自身のPRする内容に沿って、カメラの構図を選びましょう。
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面接をWeb上で行う企業も多い
自己PR動画を求めている企業が増える中、面接をWeb上で行う企業も増えています。Web面接の場合は動画のように撮り直しが出来ないため、自己PR動画の撮影とは違う注意点があります。チェックしておきましょう。
目線は面接官ではなく、カメラを見る
“発言する際にカメラのレンズを見る”という点は、自己PR動画を撮影するときの注意点と同様です。Web上の面接の場合、面接官の顔が画面に表示された状態で行われます。そのため、自己紹介や自己PRをする際、ついつい面接官の顔が映っている画面を見てしまいますが、そうすると面接官は映っている人と目が合いません。さらに、レンズより下にある映像を見ることから少し目線が下がって見えてしまうため、意欲的な回答をしていたとしても面接官に伝わりにくくなってしまいます。
リアクションはしっかりとする
対面では充分だったリアクションも、Web上で同じくらいのリアクションをすると面接官に伝わらない可能性があります。相槌やうなずきは、本来するよりも意識的に大きくし、面接官に対して理解している意図が伝わるようにしましょう。
面接時間に余裕を持って参加する
面接会場に行かなくても、Web面接の時間には余裕を持って準備をしておきしょう。ギリギリの時間でパソコンの電源を入れたり服装を整えたりすると、映像が映らないなどのアクシデントが起こりやすくなります。面接開始10分前にはパソコンの前に着席して、面接で使用するツールにログインをしてスタンバイしておきましょう。
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