このページのまとめ
- 自己PR動画は、視覚情報で面接官に自分の強みをアピールできるチャンス
- 自己PR動画は最初の15秒を特に重視して、画面の奥に人がいることを意識する
- 自己PR動画では、対面の面接以上に明るくハキハキと話そう
「自己PR動画の撮影はどうするの?」「何を意識すればよいか分からない」などと悩む学生は多いです。自己PR動画では、限られた時間で視覚情報を含めていかに自分の魅力をアピールできるかが鍵を握ります。
この記事では、自己PR動画の作り方が分からない就活生に向けて、制作の流れや撮り方のコツをまとめました。話し方のポイントや注意点、長さ別の例文も紹介しているので、選考を突破したい人はぜひ参考にしてください。
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- 自己PR動画は視覚情報で企業にアピールするチャンス
- 自己PR動画で企業が評価する4つのポイント
- 1.時間内に伝えたいことをまとめられるか
- 2.聞き手を意識して伝え方を配慮できるか
- 3.内容を含めたトータルの雰囲気が社風にマッチするか
- 4.入社の志望度や熱意がどれほどあるか
- 自己PR動画の作り方5ステップ
- 1.原稿を作成する
- 2.原稿を読んで練習する
- 3.撮影環境を用意する
- 4.自己PR動画を撮影する
- 5.動画を確認して企業に送信する
- 自己PR動画は時間指定に合わせよう
- 時間ごとに目安となる文字数
- 自己PR動画の時間配分例
- 自己PR動画の例文4パターン
- 1.自己PR動画が15秒の場合の例文
- 2.自己PR動画が30秒の場合の例文
- 3.自己PR動画が1分間の場合の例文
- 4.アナウンサーを志望する場合の自己PR動画
- 自己PR動画を撮影する際の話し方や伝え方のポイント
- 挨拶から始まり挨拶で終える
- 最初の15秒は特に力を入れる
- フリップや小道具も使用する
- 自己PR動画で好印象を与える4つの方法
- 1.明るい声と笑顔を意識する
- 2.カメラのレンズを見ながら話す
- 3.背筋を伸ばして撮影する
- 4.意識的にゆっくりハキハキと話す
- 自己PR動画のきれいな撮り方のコツ5選
- 1.照明に気を配る
- 2.背景は白または明るいグレーにする
- 3.構図は胸または腰から上にする
- 4.カメラの向きは横向きで撮影する
- 5.一度撮影して画角や明るさを確認する
- 自己PR動画を撮影する際の注意点
- 自己PR動画のセルフチェックリスト15選
- 自己PR動画の作り方に悩んでいるあなたへ
- 自己PR動画に関するよくある質問
- Q.動画の編集や加工は必要?
- Q.撮影は私服でも大丈夫?
- Q.撮影場所はどこがよい?
自己PR動画は視覚情報で企業にアピールするチャンス
自己PR動画は、就活のファーストステップとして近年取り入れられるようになった選考手法の一つです。
エントリーシートや履歴書とあわせて自己PR動画を提出してもらうことで、企業はより多くの情報から就活生の素質や雰囲気を判断できます。自己PR動画は、自ら撮影環境を用意して録画する点でWeb面接とは異なり、画面の奥にいる面接官を意識してアピールすることが大切です。
なお、「自己PR動画=自己紹介動画」ではないため気をつけましょう。面接を受ける際、自己紹介と自己PRをするように促されたときの回答は異なります。
・自己PR:応募した企業で働く熱意・意欲があることを伝えるため、自身の強みを魅力的にアピールするもの
自己紹介と自己PRの目的が異なる以上、動画を撮影する際も、自分の強みや入社への意欲を前面に押し出すことが重要です。「動画で撮影する」という方法がやや特殊なだけで、伝えるべき内容は通常の面接や応募書類の自己PRと特に変わりません。
自己PR動画の詳細は「エントリームービーの対策方法を知ろう!撮り方のコツや服装マナーを解説」も参考にしてください。
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自己PR動画で企業が評価する4つのポイント
企業の採用担当者は、自己PR動画から、聞き手を意識した伝え方ができるかどうかや社風にマッチするかなどを判断しています。ここでは、自己PR動画で企業が評価するポイントを4つ紹介しているので、選考に取り入れられる背景も踏まえて、どのような動画を作成すべきか考えましょう。
1.時間内に伝えたいことをまとめられるか
自己PR動画では、指定された時間内にアピールポイントを端的にまとめられるかが評価されます。自己PR動画で指定される時間は30秒~3分であることが多く、いずれにしても内容はコンパクトにしなければなりません。
ビジネスの場面においても、限られた時間でポイントを押さえた発言や提案が求められます。自己PR動画から、自分の強みを明確かつシンプルにアピールできているか、ポイントを時間内に要約する力があるか見られているのです。
2.聞き手を意識して伝え方を配慮できるか
自己PR動画では、通常の選考以上に聞き手への配慮が求められます。なぜなら、動画の場合は、撮影環境をきちんと整えないと自分の強みを思うようにアピールできないからです。
・意識的にゆっくり話す
・カメラを面接官だと思って話す
・画面の明るさや音の拾われ方にも配慮する
撮影している最中は問題ないだろうと思っていても、動画越しでは聞き取りづらい場合もあるため注意が必要です。面接ではその場の雰囲気を見ながら話せますが、動画で自己PRする際は、聞き手への配慮をより意識することが求められます。
3.内容を含めたトータルの雰囲気が社風にマッチするか
自己PR動画では、応募書類に記載された内容と動画から伝わる就活生の雰囲気を含めて、自社の社風とマッチしているかも判断されます。
書類選考の場合、「面接でとりあえず話を聞いてみよう」というケースも想定されます。一方、自己PR動画を見て「この就活生は雰囲気からして自社にはマッチしないかもしれない」と評価されるケースも考えられるでしょう。
書類と自己PR動画をどちらも求められた場合は、面接へ通過する就活生の絞り込みを厳しくしている可能性があります。選考のファーストステップから、応募者の第一印象を含むトータルの雰囲気が見られているのです。
自己PRを考える方法は「就職活動の自己PR例文18選を紹介!書き方や高評価につながるコツも解説」を参考にしてください。
4.入社の志望度や熱意がどれほどあるか
自己PR動画から、入社への熱意や志望度を判断されていることも忘れてはいけません。動画を見ることで以下の内容が分かり、志望度を見極めやすいといえます。
・撮影環境の徹底度合い
・動画映りを気にしているか
・画面の奥に人がいることを意識しているか
志望度の高い企業であれば入念に準備し、話し方なども意識した動画になる一方、志望度が低ければ動画のクオリティはイマイチなものになるでしょう。提出までに一手間かかる自己PR動画は、就活生の本気度を把握するバロメーターとして活用できるのです。
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自己PR動画の作り方5ステップ
自己PR動画を作る際は、原稿を事前に作り込み、熱意が伝わる話し方の練習を踏まえて撮影に臨むのがポイントです。ここでは、自己PR動画の作り方を紹介するので、完成までのイメージを膨らませながら全体像を把握しましょう。
1.原稿を作成する
最初に、指定の時間に合わせた原稿作成から取り掛かります。
内容自体は自己PRなので、応募書類に記載するものとベースは同じで構いません。しかし、書き言葉と話し言葉の違いがあったり、小道具やフリップを使うなど視覚情報でアピールできたりするので、原稿は入念に作り込んだほうがよいでしょう。
時間の長さ別の文字数や時間配分は次の項でご紹介しているので、その内容も踏まえて、どのように自分の強みをアピールすべきか最初に固めるようにしてください。
自己PRの構成に悩む場合は「自己PRの考え方が分からない…書けない場合の対処法と構成の作り方を解説」の記事もおすすめです。
2.原稿を読んで練習する
自己PR動画の原稿が完成したら、声に出して練習しましょう。いきなり撮影を開始しても、言葉に詰まったりうまく話せなかったりして、何度もやり直す可能性が高いです。
・棒読みにならないようにする
・身振り手振りをつける
撮影を開始すると思った以上に緊張することもあるので、事前に何回か音読練習をしてから撮るのがよいでしょう。
3.撮影環境を用意する
話す内容がまとまったら、撮影環境を用意します。自己PR動画の本気度は撮影環境からも伝わるため、採用担当者の立場に立って「丁寧に準備しているな」と思われるような環境を整えてください。
撮影環境の整え方も後述しているので、細部にも注意を払い、少しでも好印象を与えられるように工夫しましょう。
4.自己PR動画を撮影する
撮影環境の用意ができたら、自己PR動画を撮影します。練習した内容どおりに自分の強みを話せたら、撮影した動画をチェックしましょう。
なお、自己PR動画は完成度を求めるとキリがないので、撮影回数の上限を設けたり、記事の最後で紹介しているチェックリストをクリアできたりしたら終了するのがおすすめです。
5.動画を確認して企業に送信する
最後に、撮影できた自己PR動画を企業に送信します。企業によって提出用の動画フォーマットが指定されていたり、就活サイトにアップロードしたりするなど方法が異なるので、提出方式は必ず確認しましょう。
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自己PR動画は時間指定に合わせよう
自己PR動画は時間を指定されることが多いので、ルールに従って撮影してください。撮影時間の長さは30秒~3分程度が一般的ですが、指定がなければ以下の内容を参考にして構成を検討しましょう。
時間指定があるにもかかわらず長過ぎる・短過ぎる動画は、ルールを守れないことを暗に示してしまうため気をつけてください。
時間ごとに目安となる文字数
聞き取りやすいスピードで話す場合の文字数は、30秒で150~200字とされています。そのため、自己PR動画を撮影する際は、時間の長さに合わせて以下の文字数を目安に原稿を作成するとよいでしょう。
・1分:300字程度
・2分:600字程度
・3分:1,000字程度
なお、原稿を作る際は、冒頭と終わりの挨拶も含めて時間内に収まるようにしてください。書き出した内容を実際に読み、時間を計測しながら調整すると、効率よく原稿を作成できるでしょう。
自己PR動画の時間配分例
自己PR動画の時間配分を検討する際は、以下の項目にそれぞれ必要な時間を割り当てるのがポイントです。
・自分の強み
・強みの根拠となるエピソード
・業務での強みの活かし方
・終わりの挨拶
以下、長さ別で時間配分の例を紹介しているので、指定された時間に合致する際は参考にしてください。
30秒の場合
30秒で自己PR動画を作成する場合は、以下の内容と時間配分を目安にしましょう。
・自分の強み:5秒
・強みの根拠となるエピソード:10秒
・業務での強みの活かし方と終わりの挨拶:10秒
30秒の場合は150から200文字程度しか話せないため、各項目をよりコンパクトにまとめる必要があります。慌ただしい印象にならないようにするためにも、自分の強みをアピールすることを最優先にして、削れる内容はできる限りカットするのがおすすめです。
1分の場合
1分の場合は、以下の時間配分で台本を作成するとよいでしょう。
・自分の強み:5秒
・強みの根拠となるエピソード:20秒
・業務での強みの活かし方:15秒
・終わりの挨拶:10秒
1分の場合は約300文字話せるため、10秒あたり50文字が目安になります。コンパクトな一文で25文字と考えると、それぞれに割けるボリュームも明確になるでしょう。エピソード部分に厚みを持たせながら、場合によって入社後の抱負や強みの活かし方にも長めに触れるのがおすすめです。
1分程度の自己PRを作る方法は、「『自己PRを1分で』と面接で言われたら?作成方法と効果的な伝え方」も参考にしてください。
2分の場合
2分の自己PR動画を撮影する場合は、以下の時間配分で考えてみましょう。
・自分の強み:10秒
・強みの根拠となるエピソード:50秒
・業務での強みの活かし方:30秒
・終わりの挨拶:10秒
2分の場合は600文字ほど話せるため、履歴書やエントリーシートに記載する以上のボリュームがあります。終わりの挨拶を除き、それぞれをさらに深掘りした内容で原稿を作成するとよいでしょう。
3分の場合
3分の場合は、以下の時間配分を参考にしてみてください。
・自分の強み:10秒
・強みの根拠となるエピソード:80秒
・業務での強みの活かし方:50秒
・終わりの挨拶:10秒
3分の場合は1000文字程度の原稿を作成する必要があり、強みをアピールする時間としては想像以上に長く感じるでしょう。
そのため、エピソードの紹介で400文字程度の具体的な内容を盛り込んだり、業務での活かし方や入社後のキャリアを300文字前後で詳しく話したりするのがおすすめです。それでも時間が余る場合は、自己紹介で調整してみてください。
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自己PR動画の例文4パターン
自己PR動画の原稿を作る際は、例文も参考にして自分なりの言葉に言い換えるのがおすすめです。ここでは、自己PR動画の原稿の例文を4パターンご紹介しているので、どのようにまとめればよいか悩んだ場合はぜひ参考にしてください。
1.自己PR動画が15秒の場合の例文
私の強みは、毎日5kmのランニングをしているなどの継続力があることです。コツコツ努力を続けて、御社の利益に貢献したいです。
以上となります。ありがとうございました。
2.自己PR動画が30秒の場合の例文
私の強みは、コミュニケーション能力です。雑貨屋のアルバイトでは、商品を探しているお客さまに積極的に声かけをし、ニーズにあった商品をご案内していました。その結果、お客さまに対する満足度アンケートで1位を獲得し、半年間継続できています。
貴社でもコミュニケーション能力を発揮し、お客さまのニーズに応えた販売業務を行いたいと考えております。以上となります。ありがとうございました。
3.自己PR動画が1分間の場合の例文
私の強みは、提案力と実行力があることです。大学では学内新聞のサークルに所属しておりました。発行部数の伸び悩みから紙面の変更などを提案し、企画リーダーとして実行に携わった経験があります。
具体的には、新聞のサイズを持ち運びしやすいB4タブロイド版にし、地域のお店に紙面への取材記事掲載とクーポン添付の許可をもらいました。改変後の新聞は発行後すぐになくなるようになり、500部だった発行部数が1500部へと増えました。
貴社におきましても、新規顧客の開拓に精力的に取り組み、売上アップに貢献したいと考えております。以上となります。ありがとうございました。
4.アナウンサーを志望する場合の自己PR動画
私の強みは、状況に合わせて臨機応変に対応できることです。大学時代はインテリアショップでアルバイトしており、お客さまのライフスタイルやお部屋のテイストを伺いながら最適な商品を提案していました。同じ型番の商品でもサイズや色、脚の形などが異なり、お客さまの反応を見ながら提案する必要があったため、状況に合わせた対応力が自然と身につきました。
貴社においてもこの経験を活かし、あらゆる状況に臨機応変に対応できるアナウンサーになりたいと思っています。
以上となります。ありがとうございました。
「面接官に好印象を与える自己PRの効果的な伝え方」も参考にして、魅力的な自己PR動画を作成しましょう。
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自己PR動画を撮影する際の話し方や伝え方のポイント
自己PR動画を撮影する際は、使える小道具があれば積極的に使用したり、最初の掴みを特に意識したりすることが大切です。
ここでは、動画撮影時の話し方や伝え方に関するポイントをまとめました。以下の内容も参考にして、動画の構成やクオリティをさらに高めましょう。
挨拶から始まり挨拶で終える
自己PR動画を撮影する際は、最初と最後に挨拶文を入れてください。
・最後の挨拶:以上となります。ありがとうございました。
動画内に最初と最後の挨拶を盛り込まないと、自己PRの内容が再生してすぐに流れてしまいます。また、最後に挨拶がないのも、締まりが悪い印象を与えてしまうでしょう。
より丁寧な印象を与えられるようにするためにも、自己PRの前後には挨拶文を付け加えてください。
最初の15秒は特に力を入れる
自己PR動画を撮影する際は、冒頭の15秒で面接官の注目を集められるように工夫してください。最初の印象をよくするためには、明るく元気なトーンを心掛け、結論から話しましょう。最初の流れがスムーズでないと、採用担当者が内容を理解しにくく、動画を最後まで見てもらえない可能性もあります。
企業が求める人物像であることを伝えられるよう、冒頭のアピールは特に力を入れましょう。話をするのが苦手な人は「就活でうまくしゃべれない原因と面接下手の克服方法」も参考にしてみてください。
フリップや小道具も使用する
自己PR動画の撮影方法に指定がなければ、フリップや小道具を使うのも効果的です。
フリップに強みなどを書くと、印象に残りやすくなるでしょう。また、フリップにポイントをまとめて1枚ずつめくりながら話すと、より動きが出てプレゼンに磨きがかかります。
ほかにも、エピソードを話す際は、当時使用していたスパイクやラケットなどの道具を見せるのもおすすめです。
悪目立ちするのは良くないですが、効果的に印象を残せるよう、ほかの就活生とは違ったアピールを考えましょう。
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自己PR動画で好印象を与える4つの方法
動画撮影の際は、明るい声と笑顔を意識しつつ、カメラのレンズが面接官だと思って熱意を込めるのがポイントです。
ここでは、自己PR動画で好印象を与えるためにできることを4つ紹介しています。先述した話し方のポイントとセットにして、印象アップを目指しましょう。
1.明るい声と笑顔を意識する
自己PR動画を撮影する際は、通常の選考時よりも意識的に明るい声と笑顔を意識するのがポイントです。
画面越しで話す様子をチェックすると、思いのほか無愛想に見えたり、表情が暗く映ったりしている場合もあります。アピールしたい強みが簡潔にまとまっていたとしても、声や表情が暗いとネガティブな印象を与えかねません。
ちょっとした意識で動画の映り方は変えられるので、ワントーン明るい声と口角を上げる意識を持ちましょう。
2.カメラのレンズを見ながら話す
動画撮影する際は、カメラのレンズをまっすぐ見つめるようにしてください。
カメラのレンズを見ていないと、動画の視聴時に目線が合わなくなってしまいます。目線が定まっていないと挙動不審に見えたり、自信がなさそうに見えたりすることも。
カメラのレンズが面接官の目だと思って、対面の面接と同じ感覚で撮影に臨みましょう。
原稿は見ずに覚えて話す
自己PR動画を撮影する際は、作成した原稿を見ないようにしましょう。原稿を見ながらでは棒読みになりやすく、不自然さが出てしまいます。完璧に暗記する必要はありませんが、思いの丈をありのままに伝えるほうが、面接官へのアピールとしては効果的です。
また、カンペの使用も控えましょう。カンペを用意すると、目線の動きが動画越しで伝わってしまうため、「原稿を見ながら話しているな」という印象を抱かれる可能性があります。
自己PR動画を撮影する際は、一言一句とはいわないまでも、ほぼ暗記した状態で臨んだほうがよいでしょう。
3.背筋を伸ばして撮影する
動画の撮影中は、堂々とした姿勢に見えるよう、背筋を伸ばして胸を張ってください。
対面の面接における受け答えと同じですが、背筋を伸ばして話している人は、自信を持って話しているように見えます。逆に、猫背になっているとやる気がなさそうに見えるため、自分のなかでスイッチを切り替えてみましょう。
就活用の証明写真を撮影するイメージで、あごを少し引き、背筋を伸ばして真っ直ぐ前を見るのがポイントです。さらに、身振り手振りも加えられると、より熱意のあるアピールにつながるでしょう。
4.意識的にゆっくりハキハキと話す
動画撮影の際は、普段よりもゆっくりと滑舌よく話すのがポイントです。時間が指定されると早口になりがちですが、動画を視聴した際に違和感が出ないよう、落ち着いて話すようにしてください。
自己PR動画は何度でも撮影できるので、文字数を調整しながら動画をチェックし、聞き取りやすいテンポを探しましょう。
「自己PRをESに書く際のポイントは?13の例文もあわせてご紹介します」の記事では自己PRの例文をご紹介しているので、こちらもあわせて参考にしてください。
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自己PR動画のきれいな撮り方のコツ5選
自己PR動画をきれいに撮影するには、照明や背景に注意し、構図を意識することが大切です。
ここでは、自己PR動画を撮影する際のコツを5つ紹介します。撮影環境を整えたうえで好印象を残せる話し方を実践すれば、より魅力的に強みをアピールできるでしょう。
1.照明に気を配る
動画撮影時は、室内の明るさに配慮してください。
自然光が入りやすい日中に撮影するのが基本ですが、自然光が足りない場合は撮影機器の周りを照らすライトの併用がおすすめです。ほかにも、膝の上に白い用紙を載せて、レフ版代わりにしてもよいでしょう。
撮影時間を日中にするだけでも、動画の映りはガラッと変わります。やむを得ない事情がない限り夜間の撮影は避けて、日中の場合も逆光にならないように気をつけてください。
2.背景は白または明るいグレーにする
自己PR動画を撮影する際の背景は、白または明るいグレーがおすすめです。カーテンやポスター、雑多な収納家具などが背景に映り込むと、悪目立ちしたり暗く見えたりするため気をつけてください。
室内に白や明るいグレーの背景がない場合は、模造紙を貼って環境を用意してもよいでしょう。ほかにも、大学の教室やレンタルスペースなどを活用するのもおすすめです。
就活で使う写真と同様、背景はシンプルにしましょう。
3.構図は胸または腰から上にする
動画を撮影する際の画角や構図に関しては、胸元まで映るバストショットか腰まで映るミディアムショットがおすすめです。
バストショットはカメラとの距離が近いため表情を見せやすく、笑顔で撮影できると印象アップにつながりやすいでしょう。ミディアムショットは身体の動きも映せるため、フリップや小道具を使う演出におすすめです。
動画の原稿を作成する際、どのような内容にしてアピールしたいか考えながら、適切な構図を選びましょう。
4.カメラの向きは横向きで撮影する
自己PR動画を撮影する際の機材は、スマートフォンで問題ありません。カメラの向きは横向きにしておきましょう。縦向きで撮影すると、顔だけがアップになったり、全身が映って表情が見えにくくなったりするため注意が必要です。
動画撮影時は三脚やスマホスタンドを用意して、映像がブレないようにしましょう。撮影する際、インカメラは使わないほうが無難です。インカメラを使うと画面映りが気になってしまい、カメラ目線を維持できなくなるかもしれません。
また、アウトカメラのほうが画質がよいのできれいに撮影できます。
5.一度撮影して画角や明るさを確認する
自己PR動画をきれいに撮るには、複数回撮影して画角や明るさを確認することが大切です。
面接は本番の一発勝負ですが、動画撮影は納得がいくまでやり直せます。撮影条件を変えて何度か試したうえで、最も明るく映り、印象アップにつながりそうな撮影環境を検討しましょう。
動画撮影のコツや基本的な注意点は「Web面接ってどうやるの?就活生が知っておくべきマナーや注意点」も参考にしてみてください。
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自己PR動画を撮影する際の注意点
自己PR動画を撮影する際は、以下の点に気をつけましょう。
・抽象的な表現は使わない
・嘘はつかない
動画撮影という選考の特殊性から、印象に残るパフォーマンスが必要だと考える就活生もいます。しかし、企業が求めているのは応募者の性格や強みを判断できる情報であり、エンタメ動画のような面白さは必要ありません。「強みを魅力的にアピールする」という前提を踏まえて、必要な演出としてフリップや小道具などを使うか検討しましょう。
ほかにも、限られた時間で情報を伝えられず、抽象的な表現にならないようにすることも大切です。誇張した表現で動画のインパクトを出しても、選考を突破できるわけでもありません。自己PR動画を提出する意図を汲み取って、選考通過につながる対策をしましょう。
自己PRの例文をおさらいしたい人は「大学生必見!自己PRの書き方を経験別の例文と合わせて解説」を参考にしてください。
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自己PR動画のセルフチェックリスト15選
自己PR動画が完成したら、表情が隠れていないかやカメラ目線で話せているかなどの最終チェックを行いましょう。
ここでは、作成した自己PR動画をセルフチェックできる15のリストを紹介します。以下の内容をすべてクリアできていれば、大きなマイナス評価にはならないはずです。
・最初から最後までカメラ目線になっている
・口角を上げて明るい表情になっている
・音声がはっきりと聞こえる
・声のテンポ感やリズムに違和感がない
・背筋が真っ直ぐ伸びている
・覚えた内容の棒読みになっていない
・フリップや小道具を効果的に使えている
・明るい撮影環境を維持できている
・耳障りな雑音が入っていない
・冒頭と締めの挨拶を含んでいる
・開始15秒で見るのを止めたくならない
・伝えたい内容がシンプルにまとまっている
・動画から強みが何であるか伝わる
・実際に会って話を聞いてみたいと思える
これらのチェックリストをクリアして、魅力的な自己PR動画を作成しましょう。
自己PR動画をチェックする際は「受かる自己PRの書き方とは?基本的な構成や評価されるポイントを解説」も参考にしてください。
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自己PR動画の作り方に悩んでいるあなたへ
「自己PR動画の選考があるけれど、具体的に何から始めてよいか分からない」と悩む就活生もいるでしょう。自己PR動画の提出が選考に盛り込まれるケースが増えているものの、ただでさえ応募書類の作成に追われて大変な最中、慣れない動画撮影に苦労するのは無理もありません。
自己PR動画の作成に関するノウハウは、就活のプロに相談するのがおすすめです。就活エージェントのキャリアチケットでは、就活生の内定獲得をサポートしており、自己PR動画の撮影方法についてもアドバイスしています。
自己分析の方法や自己PRの作り方も含めてアドバイスしますので、「アピールできる強みが分からない」「自己分析ができていない」と悩んでいる人も、困った際はキャリアチケットにご相談ください。
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自己PR動画に関するよくある質問
自己PR動画に関する、よくある質問について回答します。どのように撮影するか悩んでいる場合は、参考にしてください。
Q.動画の編集や加工は必要?
A.動画の編集や加工はしなくて構いません。撮影した動画をそのまま送りましょう。採用担当者は、撮影者である就活生のありのままの表情を見たいと考えています。
Q.撮影は私服でも大丈夫?
A.撮影する際はスーツが無難です。服装に指定がない場合も、スーツで撮影しましょう。
ただし、ほかの就活生との違いをアピールしたい場合には、部活のユニフォームを着て撮影するといった方法もあります。その際、自己PRで部活に関わる内容を話すとアピールしやすいでしょう。
アピールポイント別の自己PRの例文は「自己PRの書き方例を紹介!アピールポイント別の例文つき」をご覧ください。
Q.撮影場所はどこがよい?
A.自己PR動画の撮影は自宅がおすすめです。
撮影する際は、静かな環境を整えてください。自分の声がはっきりと聞こえるか、暗く映っていないかなど、あらかじめ入念に確認しましょう。
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