このページのまとめ
- 病院見学の際は、実際の働き方をイメージできる質問をするのがおすすめ
- 待遇面に関する質問をしたい場合は、失礼にならないよう言い方を工夫する
- 「質問するタイミングを見極める」「結論から伝える」などマナーを守って質問しよう
病院見学の準備をするなかで、「どんな質問をすれば良い?」「待遇について聞きたいけど失礼になるかな?」と感じている方もいるでしょう。病院見学を有意義なものにするためには、ポイントやマナーを押さえて働くイメージが深まる質問をすることが大切です。
この記事では、病院見学で好印象を与える質問の仕方や避けるべき質問内容、具体的な質問例などを詳しく解説。充実した病院見学にするため、参考にしてみてください。
無料で相談!説明会の活かし方を教えてもらう
- 【テーマ別】病院見学で聞きたい質問リスト15選
- 職場の雰囲気・人間関係に関する質問
- 教育・研修体制に関する質問
- 働き方・業務内容に関する質問
- 患者についての質問
- 院内の設備についての質問
- 【職種別】病院見学で聞きたい質問例25選
- 看護師への質問
- 理学療法士への質問
- 臨床検査技師への質問
- 放射線技師への質問
- 作業療法士への質問
- 臨床工学技士への質問
- 薬剤師への質問
- 医療事務への質問
- 病院見学で避けたほうが良い5つの質問
- 1.調べればすぐに分かる内容
- 2.給与や待遇・福利厚生などの内容
- 3.要点が絞れていない内容
- 4.病院側が回答に困る内容
- 5.質問をしない・「特にありません」と答える
- 病院見学で質問する際の準備とマナー
- 1.事前に質問リストを準備しておく
- 2.質問できるタイミングを見極める
- 3.結論から分かりやすく伝える
- 4.病院研究を交えて熱意を伝える
- 5.話をしっかり聞いたあとお礼を伝える
- 質問する前にチェック!病院見学中に見るべきポイント
- 1.スタッフの雰囲気・コミュニケーション
- 2.院内の清潔感・整理整頓
- 3.患者の様子と雰囲気
- 4.設備・機器の状態
- 5.スタッフの休憩室・ロッカールーム
- 就活で病院見学に行く前の5つの準備
- 1.病院の概要を確認する
- 2.病院の採用条件を把握する
- 3.病院までの交通経路や時間を確認する
- 4.身だしなみや服装の清潔感をチェックする
- 5.病院側からも質問される可能性を想定しておく
- 就活で病院見学する際の質問で困っている就活生へ
- 病院見学に関するよくある質問
- 病院見学で何を質問したら良いか分からない…
- 病院見学に行って何も質問しないのはダメ?
- 病院見学を友達と一緒に行くのはあり?
- 病院見学当日の流れは?
【テーマ別】病院見学で聞きたい質問リスト15選
病院見学中における質疑応答の時間は、ただ疑問を解消するだけでなく、あなたの熱意や働く意欲をアピールする重要な機会です。しかし、いざ質問しようとしても何を聞けばいいのか迷ってしまう就活生は多いでしょう。
ここでは、現場のリアルな雰囲気や働きやすさを確かめるために役立つ質問を5つのテーマ別に18個ご紹介します。「病院見学で何を質問しよう?」とお悩みの方は、ぜひ参考にしてみてください。
職場の雰囲気・人間関係に関する質問
一緒に働くことになるスタッフの雰囲気や現場のチームワークは、働くうえで重要な要素の一つです。実際に働くスタッフの生の声を聞くことで、入社後の具体的なイメージを掴めるでしょう。
質問リスト
- 現在活躍されている方に共通点はありますか?
- △△職の1日のスケジュールを教えていただけますか?
- 医療現場はチームワークが重要だと感じますが、医師や看護師、薬剤師の連携で大切にされていることはどのようなことでしょうか?
働くスタッフの姿を具体的にイメージできる質問をすることで、自分に合った職場かどうかを判断しやすくなります。病院の雰囲気や価値観、求めている人物像を的確に探るのにも役立つでしょう。
教育・研修体制に関する質問
入職後の早い時期にどれだけ手厚いサポートを受けられるかは、長く安心して働き続けられるかを左右する重要なポイントです。プリセプター制度や研修の頻度など、教育・研修体制に関する質問を通して、自分が成長できる環境かどうかを見極めましょう。
質問リスト
- 入職後のオリエンテーションや、独り立ちまでのフォロー期間はどのくらいですか?
- プリセプター制度やメンター制度など、新人をサポートする指導体制はありますか?
- 院内勉強会や資格取得支援など、スキルアップの機会はどのくらいの頻度でありますか?
教育体制やキャリア形成の支援について尋ねることで、入職後も継続的に成長したいという意欲を伝えられます。あわせて、実際に活躍している先輩の事例を聞ければ、数年後の自分の姿をより具体的にイメージできるようになるでしょう。
働き方・業務内容に関する質問
勤務体制や業務についてなどの実務に直結する部分も、病院見学の際に確認しておきたい内容です。入職後のギャップをなくすために、現場の動き方をイメージできるようにしておきましょう。
質問リスト
- 診療時間以外にミーティングや研修の機会はありますか?
- 当直は月に何回ほどあるでしょうか?
- 繁忙期や緊急時の勤務体制について教えていただけますか?
質問の際は、「働き方を知ったうえで万全の体制で業務に臨みたい」という前向きなニュアンスで聞くのがポイントです。1日の流れやチーム医療の連携具合を尋ねることで、業務の忙しさや残業の有無を間接的に推測できます。
患者についての質問
見学先の病院がどのような患者を対象とし、どのような接遇を重視しているかを知ることは、ケアの方向性を理解する近道です。自分の思い描く医療がその環境で実践できるか、医療従事者としての自分が目指す姿と合致するかを見極めるうえでも重要になります。
質問リスト
- △△科では、主にどのような症例や疾患の患者さまが多いでしょうか?
- 患者さまやご家族との関係づくりで大切にしていることは何でしょうか?
- 在院日数の平均はどのくらいでしょうか?
病院見学中の質問として、患者への対応や心掛けている姿勢を尋ねることで、理念が現場レベルでどのように実践されているかを確認できます。また、自分が患者第一の姿勢を大切にしているというアピールにもつながるでしょう。
院内の設備についての質問
電子カルテの導入状況や最新の医療機器の有無など、働くうえでベースとなる環境についても確認しておく価値があります。設備や医療機器に関する質問をすることで、見学先の病院の専門性や最新技術への取り組みを知ることが可能です。
質問リスト
- 新しく導入された△△での具体的な症例の対応事例を教えていただけますか?
- △△科を拡大される際、△△は導入される予定でしょうか?
- △△を使用するために、今から学んでおくと良いことはありますか?
ハード面が充実しているかどうかは、日々の業務効率や疲労の軽減にも直結する要素です。設備について質問する際は、学びたいという意欲をセットで伝えると、より好印象を与えられるでしょう。
これらの例文を参考に、自分が知りたい情報の質問を考えてみましょう。見学時にどのような質問をすれば良いか悩む際は、「就活での逆質問例50選!面接でアピールする際のポイントや準備方法も解説」を参考にしてみてください。
まずはあなたのモヤモヤを相談してみましょう
「キャリアチケット就職エージェント」は、量より質の就活を叶える無料の就活支援サービスです。経験豊富なキャリアアドバイザーが、あなたの希望や適性に寄り添い、自己分析から企業紹介、面接対策まで一貫して伴走します。
就活の進め方に迷う時期から内定獲得まで、就活に関わるどんな悩みも丁寧に寄り添い、あなたの就活をバックアップします。
こんなお悩みはありませんか?
- 何から手をつければいいか分からない
- 選考で落とされる理由が分からない
- 自分にピンとくる会社が見つからない
就活は、正解が見えない中で決断の連続です。「何から始めればいいかわからない」「本当にこの会社でいいのか」「自分の強みは何なのか」と、一人で抱え込んでしまうのは無理もありません。
キャリアチケット就職エージェントは、そんなあなたの試行錯誤に寄り添い、最後まで伴走します。孤独になりがちな就活を、プロと一緒に「納得感のある就活」へ変えてみませんか?
かんたん1分で登録
【職種別】病院見学で聞きたい質問例25選
病院内には多様な専門職が在籍しており、職種ごとに担う役割や直面する課題は異なります。そのため、全職種共通の質問だけでなく、自分が志望する職種に特化した質問を用意しておくことも大切です。ここでは、病院見学で聞きたい質問例を各職種ごとにご紹介します。ご自身の目指す職種に合わせて、以下を参考に自分なりの質問リストを作成してみましょう。
看護師への質問
看護師は医師の診療補助や患者のケアを行う、患者との距離が近い職業です。ケアの質や現場の連携体制、教育制度について深掘りしましょう。
質問リスト
- 新人看護師の1日のスケジュールと、独り立ちまでのサポート体制を教えていただけますか?
- 貴院ではどのような看護方式を取っていますか?
- 医師やリハビリ職との連携において、看護師にはどのような役割が求められますか?
- 日々の業務において患者さまのベッドサイドでケアにあたる時間と、電子カルテの記録やカンファレンスなどにかける時間の割合は、体感としてどのくらいでしょうか?
病院で働くスタッフのなかでも患者とより近い距離で接する看護師には、チーム医療の連携や教育体制などについて尋ねるのがおすすめです。急変時の対応や夜勤帯のサポート体制なども、働く際の安心感に直結するため、併せて確認しておくと良いでしょう。
看護師を目指している方は、「自己PRで看護学生が強みを伝える例文22選!書き方のコツや注意点も紹介」の記事もご覧ください。
理学療法士への質問
理学療法士は患者の身体運動機能回復のために指導を行う、リハビリテーションの専門家です。病院見学では対象となる疾患の割合やリハビリの進め方、評価の仕組みについて確認すると良いでしょう。
質問リスト
- 担当制やチーム制など、どのような体制で一人の患者さんに関わっていますか?
- 1日に担当する単位数の平均と、書類作成などの事務作業の時間配分を教えてください。
- 維持期や回復期など、貴院が特に注力しているフェーズでの理学療法士の役割を教えてください。
自分が目指す理学療法士像と、病院が提供しているリハビリの方向性がマッチしているかを見極める手がかりとなります。リハビリの方針を詳しく聞く姿勢から、専門職としての向上心もアピールできます。
臨床検査技師への質問
臨床検査技師の病院見学では、検査の種類や各部門での働き方について聞いてみましょう。また、キャリアパスの広がりや設備環境についても確認しておくと安心です。
質問リスト
- 入職後はまずどの部門(検体・生理など)からスタートしますか?また、そのあとにローテーション制度はありますか?
- 一級臨床検査士や認定血液検査技師など、資格取得を目指している先輩方はどのくらいいますか?
- 最新の検査機器の導入状況や、それによって業務がどう効率化されたかお聞きしたいです。
専門性を高めていきたいという熱意をベースに尋ねると、好印象を与えられるでしょう。ローテーションの有無や機器の導入状況などについての質問も、就職を検討するにあたって大事な質問です。
放射線技師への質問
最新の医療機器を扱う放射線技師は、技術習得のペースや現場での教育体制が働きやすさに直結します。機器の充実度だけでなく、読影補助や放射線管理などの業務にも言及することで、実際に働くときの姿をイメージできるでしょう。安全管理に対する組織としての姿勢も、併せて確認しておきたいポイントです。
質問リスト
- 一般撮影からCT、MRIまで、一とおりの機器を扱えるようになるまでの期間を教えてください。
- 放射線科内での勉強会や、症例検討会はどのくらいの頻度で行われていますか?
- 被ばく管理や安全管理において、独自の取り組みがあれば教えてください。
病院見学の場では、「早く技術を身につけて現場の即戦力になりたい」という意欲的な姿勢を見せつつ質問するのが効果的です。機器の習得期間や勉強会の頻度を探ることで、若手へのフォローが手厚い職場かどうかを具体的に把握できます。
作業療法士への質問
作業療法士は、日常生活に関する動作や余暇活動を通して患者の心身機能回復を図る専門職のことです。患者へのアプローチ方法や力を入れているプログラムなどを質問してみましょう。
質問リスト
- 特に力を入れているリハビリプログラムと、その狙いについて教えていただけますか?
- 患者さんの『自分らしい生活』を支えるために、他職種とどのように意見交換をしていますか?
- 集団リハビリテーションを実施している場合、その内容や頻度を教えていただけますか?
質問の際は、「患者さまの生活に寄り添う医療を実践したい」という共感の気持ちを込めて聞くと良いでしょう。意見交換の方法や集団リハビリの実施状況を聞き出すことで、チーム内での立ち位置や現場の風通しの良さが見えてきます。
臨床工学技士への質問
臨床工学技士は、医療機器に関する技術職です。人工心肺業務や血液浄化業務などさまざまな分野で活躍しているため、病院見学では業務内容や兼務状況について確認してみましょう。
質問リスト
- 血液浄化、人工心肺、ME機器管理など、業務の兼務やローテーションの仕組みを教えてください。
- 医師や看護師に対して、機器の操作説明や勉強会を行う機会はありますか?
- 新しい医療機器やシステムを導入する際、機種の選定会議や導入後の保守管理計画の策定などに、臨床工学技士の意見はどの程度求められる環境でしょうか?
業務の幅広さを理解したうえで質問をすることで、よりその職場で働くイメージを具体的にできるでしょう。
薬剤師への質問
薬の専門家である薬剤師は、調剤だけでなく服薬指導や管理をしたり、医師や看護師と連携したりすることもあります。病院質問では薬剤師の働き方や多職種との連携の取り方などについて質問してみましょう。
質問リスト
- 病棟薬剤業務において、薬剤師がカンファレンスに加わる頻度はどのくらいですか?
- 疑義照会がしやすい環境づくりや、医師とのコミュニケーションで工夫していることはありますか?
- 専門薬剤師を目指すための環境はあるか教えてください。
カンファレンスの参加頻度や疑義照会のしやすさを確認することで、医師と対等に意見を交わせる働きやすい環境かどうかを判断する目安になります。チーム医療の一員としての自覚をもっていることが伝わり、好印象につながるでしょう。
医療事務への質問
病院の「顔」として、接遇面だけでなく、レセプト業務や医師事務作業補助としての役割も確認しましょう。
質問リスト
- 受付窓口での対応と、レセプト点検などの事務作業の業務比率はどのくらいですか?
- 患者さんとのトラブルや困りごとがあった際、チーム内でどのようにフォローし合っていますか?
- 電子カルテの導入状況と、IT化によって業務がどう変化したか教えてください。
周囲との協力体制について質問することで、組織に適応しようとする意欲が伝わるでしょう。また、業務比率やIT化の進み具合を探ることで、月末月初など繁忙期の残業の有無や日々の負担感を推し量れます。
こんなお悩みはありませんか?
- 何から手をつければいいか分からない
- 選考で落とされる理由が分からない
- 自分にピンとくる会社が見つからない
自分に合った仕事ってなんだろうと不安になりますよね。強みや適性に合わない仕事を選んでしまうと、せっかく就職しても早期退職のリスクがあります。そこで活用したいのが、「適職診断」です。
まずは所要時間1分でできる診断に取り組んでみませんか?自分の特性とそれに合う企業を客観的に把握できれば、企業探しや自己分析をよりスムーズに進めることができるでしょう。
- 自分に向いてる仕事がわからない
- 自分の長所がわからない
- 時間をかけずに自己分析をしたい
かんたん6問で診断
病院見学で避けたほうが良い5つの質問
病院見学では自由な質問時間が設けられている場合が多いですが、何を聞いても良いというわけではありません。マナーを欠いた質問や、事前の準備不足が露呈するような発言は、マイナスの印象を与えてしまう恐れがあります。
ここでは、見学時に避けたほうが良い5つの質問について解説。病院側への配慮を忘れず、社会人としての常識をもった振る舞いができるように心掛けましょう。
1.調べればすぐに分かる内容
自分で調べれば分かる内容を質問するのは避けましょう。たとえば、病院の事業内容や症例実績などはWebサイトに記載されている場合があります。
自分で調べられる質問を聞いてしまうと、「なぜ事前に調べていないのだろう」と思われかねません。見学時には働き方や病院全体での連携体制など、担当者だからこそ答えられる質問を聞くのがおすすめです。
病院研究の仕方について悩んでいる人は、「企業研究とは?目的や手順を解説!ポイントを押さえて就職成功を目指そう」を参考にしてみてください。
2.給与や待遇・福利厚生などの内容
病院見学の際は、給与や待遇などの質問も避けることをおすすめします。見学の際にそれらの質問をすると、「ほかに条件が良い病院があれば、そちらに決めるのか」と、入社意欲に疑問を持たれかねません。待遇に関する疑問は、募集要項を細かくチェックするか、可能であれば内定をもらったあとの面談の場で、タイミングを見て慎重に確認するようにしてください。
どうしても給与や待遇について聞きたいときは、質問の切り口変えて聞き方を工夫するのが効果的。具体例は以下のとおりです。
例:給与はどれくらいですか?
- 入職後は将来的に専門スキルを磨いていきたいと考えているのですが、キャリアアップに伴う評価制度や面談などはどのように行われていますでしょうか?
- 募集要項に記載されていた「▲▲手当」について、入職後の目標にしたいと考えているのですが、どのような条件で対象になるのか教えていただけますか?
例:残業は多いですか?
- 入職後の1日のタイムスケジュールをイメージしたいのですが、定時前の申し送りや業務の引き継ぎなどは、どのような流れで行われることが多いですか?
- 月や季節の中で、特に業務が集中して忙しくなる時期などはございますか?もし入職させていただけた場合のために心の準備をしておきたいと考えております。
例:有給は取れますか?
- ナースステーションを拝見し、皆様の連携が素晴らしいと感じました。チーム内で協力してお休みを取るような体制や、工夫されていることはありますでしょうか?
- スタッフの皆様は、お休みの日はどのようにリフレッシュされている方が多いですか?連休などを活用してご旅行に行かれる方などもいらっしゃるのでしょうか?
上記の質問に加えて「お答えいただける範囲で構わないのですが」とひと言前置きを加えると、より丁寧な印象になるでしょう。就職するにあたって、条件や待遇が気になるのは当然のことです。聞きづらい質問であっても、聞き方次第で好印象を保ちながら知りたい情報を引き出せるでしょう。
3.要点が絞れていない内容
聞きたいことが多いときや質問しているうちに新しい疑問が浮かんだときにそのまますべて話してしまうと、質問相手に言いたいことが伝わりません。質問する際はリストを作り、聞きたいことの優先順位を決めておくことが大切です。
4.病院側が回答に困る内容
病院見学の担当者が回答に困るような質問は避けましょう。具体的には、「現場スタッフに経営に関する具体的な質問をする」「スタッフの休職・離職状況を聞く」などが、聞くべきではない質問として挙げられます。
現場の働き方やケアのスタイルに関することは現場スタッフへ、経営方針や病院全体の採用・福利厚生については人事や事務の担当者へと聞き分けることを意識してみてください。
「就活のNG質問って?質問例やマナーをご紹介します!」の記事では、就活における質問のNG例やマナーを紹介しています。こちらもあわせてご覧ください。
5.質問をしない・「特にありません」と答える
病院見学中に質疑応答の時間が設けられた際、質問をしなかったり「特にありません」と答えて終了したりすることも避けましょう。質問がない=病院に対する興味や関心がないと判断される恐れがあり、意欲をアピールする絶好のチャンスを自ら手放すことになってしまいます。
病院見学中に事前に考えていた疑問がすべて解消されてしまった場合は、「丁寧に説明していただいたおかげで疑問は解消されました。より一層、御院で働きたいという思いが強くなりました」と一言添えるなど、前向きな感想を伝えてカバーする工夫が求められます。
病院側から質問されたときの対応方法やおすすめの質問などは、「『質問はありますか』と聞かれたら?面接での効果的な回答例とNG例を紹介」の記事をご参照ください。
無料で相談!説明会の活かし方を教えてもらう
病院見学で質問する際の準備とマナー
質問の内容そのものと同じくらい、尋ねる際の態度やタイミングも重要です。質問をする際はもちろん、病院見学中は忙しい環境のなかで時間を割いてもらっているという感謝の気持ちを忘れないようにしましょう。また、事前に質問リストを作成したり、見学中に気になったことをメモしたりしておけば、質疑応答の時間になったときスムーズに質問できます。
ここでは、病院見学で質問する際の準備とマナーについて解説。病院見学の前に、以下のポイントを意識して準備を進めましょう。
1.事前に質問リストを準備しておく
当日はスムーズに質問できるよう、事前に聞きたいことを準備し、リストを作っておきましょう。見学しながら質問内容を考えようとすると、思いつかなかったり、質問内容がまとまらなかったりする可能性があります。また、質問内容を考えることばかりに気を取られると、見学に集中できない場合もあるでしょう。
事前に質問内容を考えておくと、タイミングが来たときに慌てずに対応できます。また、見学時に浮かんだ質問も書き足していけば、病院に対する志望度の高さをアピールできるほか、真剣に見学していることが伝わりやすくなるでしょう。
2.質問できるタイミングを見極める
質問できるタイミングを見極めることも、病院見学でのマナーの一つです。来院者対応や急患対応が入っているとき、患者がいる場での内部情報に関わる質問は避け、質疑応答の時間や見学者と病院関係者のみのタイミングを待ちましょう。
一方で、質問して良いタイミングになったら、指示を待つ受け身の姿勢ではなく自分から積極的に質問することが大切です。見学時に感じた感想を交えて質問すると、担当者に「意欲がある」「志望度が高そう」という印象を与えやすくなります。
ほかの参加者に配慮することも大切
病院見学にはほかの参加者もいるため、周囲への配慮を欠かさないことも心掛けましょう。聞きたいことが多いからといって、自分だけ質問し続けるのはマナー違反です。自分の都合だけで行動したり、質問したりすることは控え、周囲にも配慮して見学を行うことを意識してみてください。
3.結論から分かりやすく伝える
聞きたいことを最初に簡単に伝えると、相手に質問内容が伝わりやすくなります。質問するときは、「1日のスケジュールについて教えてください」のように、質問内容を簡潔に述べましょう。そのあとで質問する背景を説明することで、病院側は的確に回答できます。
4.病院研究を交えて熱意を伝える
単純に「教育体制はどうなっていますか」と聞くよりも、病院のWebサイトやパンフレットで調べた情報を交えて質問すると、より本気度が伝わるでしょう。たとえば、「御院のWebサイトで▲▲という資格取得支援制度があると拝見しましたが、実際に活用されている先輩はどのくらいいらっしゃいますか」といった聞き方です。
事前のリサーチを行ったうえで、さらに深く知りたいという意欲を示せると、担当者に「当院に興味を持ってくれている」と好印象を与えられるでしょう。
早期退職を防ぐためにも病院研究は丁寧に行おう
入職後のミスマッチによる早期退職を防ぐためにも、見学前に病院研究は丁寧に行いましょう。厚生労働省が公表した調査によると、2022年(令和4年)3月に大学を卒業し医療・福祉産業に就職した人のうち、3年以内の離職割合は40.8%でした。

引用:厚生労働省「新規大卒就職者の産業分類別(大分類※1)就職後3年以内※2の離職率の推移(3p)」
※この調査において、2023年(令和5年)3月卒業者については就職後2年以内、2024年(令和6年)3月卒業者については就職後1年以内の離職率が記載されています。
人によって離職理由はさまざまですが、事前の情報収集不足による仕事内容や職場環境のミスマッチで早期退職に至る人は少なくありません。安定して長期的に働き続けるためにも、志望先の病院についての研究は怠らないようにしましょう。
参照元
厚生労働省
新規学卒者の離職状況
5.話をしっかり聞いたあとお礼を伝える
担当者の説明はしっかりと聞き、相槌を打ちながら聞く姿勢を示すこともマナーの一つです。メモを取るときもずっと下を向くのではなく、書き終えたタイミングで顔を上げて相手の目を見ることで、「話をきちんと聞いている」という印象を与えられます。
質問への回答を得たら、「ありがとうございました」「大変参考になりました」など、具体的な感謝の言葉を添えてお礼を伝えましょう。
就活中に企業へお礼を伝えるタイミングはほかにも複数あります。「就活でどんな時にお礼メールは必要?例文でシーン別に解説」の記事では、お礼が必要なケースごとに例文を紹介しているので、あわせてご覧ください。
無料で相談!説明会の活かし方を教えてもらう
質問する前にチェック!病院見学中に見るべきポイント
見学中は、スタッフからの説明や質疑応答だけでなく、自分の目で現場の空気感を観察することも重要です。質問で得られる情報には限りがあります。実際に現場を歩きながら、以下の点を自分の目で確かめておきましょう。
1.スタッフの雰囲気・コミュニケーション
スタッフ同士がどのような表情やトーンで言葉を交わしているかに注目してみてください。挨拶が活発に行われ、忙しい中でも笑顔でコミュニケーションが取れている職場は、風通しが良く人間関係が良好であると推測できます。
反対に、ピリピリとした険悪な空気が漂っていたり、誰も言葉を交わさず無言で作業していたりする場合は、入職後にストレスを抱えやすい環境かもしれません。職場の人間関係は離職理由の上位に常に挙がるため、自分の肌感覚に合うかどうかを慎重に見極めてください。
2.院内の清潔感・整理整頓
廊下や待合室、ナースステーションなどが清潔に保たれているかは、医療安全への意識やスタッフの心にゆとりがあるかを図るバロメーターとなります。ゴミが落ちたままになっていたり、備品が乱雑に置かれていたりする環境は、業務が多忙すぎて整理整頓まで手が回っていない可能性が考えられるでしょう。
病院への質問で直接忙しさを聞くよりも、こうした環境の乱れをチェックする方が、現場の逼迫度合いを測る材料になることもあるため、ぜひチェックしてみてください。
3.患者の様子と雰囲気
待合室にいる患者の表情や、スタッフが患者に接する際の態度なども、さりげなく観察してみましょう。患者がリラックスして過ごせているか、スタッフが患者の目線に合わせて丁寧な言葉遣いで対応しているかを見ることで、その病院の「患者第一」という理念が本当に行動に伴っているかを確認できます。
自分が将来その環境に身を置き、同じような温かい対応を提供したいと思えるかどうかを想像しながら見学するのがポイントです。
4.設備・機器の状態
案内されたリハビリ室や検査室などの設備が、整理されて使いやすい状態に保たれているかもチェックしてみましょう。最新の機器が揃っているかどうかも重要ですが、それ以上に古い機器であっても丁寧にメンテナンスされて大切に扱われているかがポイントです。
機器の扱い方には、仕事に対するスタッフの誠実さが表れます。また、動線が広く確保されていて働きやすそうな構造になっているかどうかも、日々の業務負担に影響するため確認しておきたい要素です。
5.スタッフの休憩室・ロッカールーム
病院見学のルートにスタッフ専用のバックヤードが含まれている場合は、休憩室の雰囲気もしっかりと見ておきましょう。仕事の合間にしっかりと息抜きができる十分なスペースがあるか、清潔に保たれているかは、病院側が従業員の働きやすさをどれだけ大切にしているかの指標となります。
病院見学の質問で福利厚生を聞きにくい場合でも、こうした裏側の環境を見ることで、病院がスタッフを大切にしている職場かどうかをある程度推測できるでしょう。
職場見学の一般的な流れやマナーのほか、見るべきポイントについては「職場見学とは?チェックポイントや当日の流れとともに参加時のマナーを解説」の記事も、あわせてご参照ください。
無料で相談!説明会の活かし方を教えてもらう
就活で病院見学に行く前の5つの準備

就活で病院を見学する際は、事前に病院の概要や採用条件などを把握し、質問内容のリストを作っておくことが大切です。ここでは、就活で病院を見学する際、スムーズに進めるための準備を5つ解説します。
1.病院の概要を確認する
志望先や気になる病院が決まったら、まずは病院のWebサイトやパンフレットなどを調べて病院についての理解を深めましょう。
病院見学の限られた時間では、病院の理念や経営方針などを頭の中で整理し、質問につなげることは難しいといえます。貴重な機会を有効に使うためにも、病院研究で概要や働き方などを調べたうえで参加することが大切です。
また、病院によって特徴や注力している部分が異なります。自分の希望に合った病院を見つけるためにも、目当ての病院の事業内容や理念などは確認しておきましょう。
2.病院の採用条件を把握する
病院を見学する前に病院の採用条件を把握し、自分が望む働き方や、やりたい仕事内容と合致しているか確認することも重要です。
条件や働き方をよく確認せずに入社すると、病院の求める人物像と自分のスキルや性格とのミスマッチに入社後に気づいて仕事のモチベーションが下がったり、早期退職につながったりする恐れがあります。
そのため、見学の段階から、実際に働くことをイメージをしておくことが大切です。病院研究で採用条件を把握し、自己分析で出した結果や将来のキャリアプランと照らし合わせたうえで病院見学に臨みましょう。
3.病院までの交通経路や時間を確認する
自宅から病院までの交通経路や所要時間は、あらかじめ確認しておきましょう。移動手段によっては、工事や事故、悪天候などで当初の予定どおりに着かないことも予想できます。そのため、集合時間の30分前には現地へ到着するよう段取りするのがおすすめです。
また、病院の周辺で、待ち時間に立ち寄れる場所やトイレなどを事前に調べておくと、当日落ち着いて病院見学に臨めます。心配な人は、前もって下見に行くとより安心できるでしょう。
なお、スマートフォンの充電不足などのアクシデントに備えて、交通経路や道順は印刷して持ち歩くことをおすすめします。
4.身だしなみや服装の清潔感をチェックする
病院見学も採用選考の一環と捉え、医療現場にふさわしい、清潔感のある身だしなみを心掛けましょう。医療現場では業務の性質上、服装や身だしなみの清潔感はチェックされやすいポイントです。
服装は落ち着いた色のスーツを着用し、シワやシミがないものを選びましょう。また、爪を事前に切ったり、髪の毛を必要に応じてワックスやヘアゴムでまとめたりすることで、きちんとした印象になります。
5.病院側からも質問される可能性を想定しておく
病院見学中は、こちら側から質問をするだけでなく、見学先の病院で働いているスタッフや案内担当者から質問される可能性もあります。希望している職種で最低限必要とされている知識や、簡単な質問に答えられないと、入社意欲を疑われかねません。
その病院に興味をもった理由や就職後にやりたいこと、学んでいる分野に関することなどを事前に整理しておくと、突然の質問にも落ち着いて対応できるでしょう。
詳しくは、「就活イベントを内定につなげるには?種類や開催時期・事前準備を紹介」の記事をご参照ください。
無料で相談!説明会の活かし方を教えてもらう
就活で病院見学する際の質問で困っている就活生へ
病院見学で的確な質問をすれば、病院とあなたの相性を確認したり、意欲を伝えたりできます。事前に病院研究を行ったうえで仕事内容や働き方を深掘りする質問を考え、万全な状態で病院見学に臨みましょう。
企業の見学会や説明会、オープンカンパニーなどイベントに備えてどのような準備をすれば良いか不安な場合は、就職エージェントへの相談がおすすめです。キャリアチケット就職エージェントでは、就活に関するさまざまなお悩みについて、プロのキャリアアドバイザーが回答します。企業の採用担当者目線を知るキャリアアドバイザーが好印象を与えるコツをお伝えするので、不安を解消してイベントに参加できるでしょう。
また、イベント準備はもちろん、履歴書や面接対策など本選考への準備もお任せください。応募先に合ったアピール方法や受け答えのコツをアドバイスするため、今後の選考に自信のない方も安心して内定獲得を目指せます。「病院か医療系の一般企業、どっちに就職しよう?」と進路に迷っている、医療事務をはじめとする事務職を志望しているなど、就活を満足いく結果にしたい学生の方はお気軽にご相談ください。
無料で相談!説明会の活かし方を教えてもらう
病院見学に関するよくある質問
ここでは、病院見学でよくある疑問を、Q&A形式で回答します。
病院見学で何を質問したら良いか分からない…
病院見学では、パンフレットやWebサイトに掲載されていない生の情報を質問すると、就活の助けになるでしょう。具体的には雰囲気や新人教育、働き方に関する内容です。
「将来○○を目指しているので、貴院の△△について知りたい」と意図を添えると、熱意がより伝わります。
病院見学に行って何も質問しないのはダメ?
病院見学で何も質問しないのは避けるべきです。 質問がないと「自院に興味がない」「主体性がない」と判断され、志望度が低い印象を与えかねません。説明された事柄の確認や深掘りを意識すると、質問しやすくなります。
企業への質問例は、「企業への質問例50選!企業説明会や面接で好印象を残すコツと注意点を解説」の記事をご覧ください。
病院見学を友達と一緒に行くのはあり?
病院見学を友達と一緒に行くこと自体はマナー違反ではありませんが、基本的には「一人」での参加をおすすめします。友達と一緒だと心強い反面、主体性が欠けて見えたり友達と振る舞いを比較されたりする可能性があるためです。個人で個別に見学を申し込む場合は、主体性を示すためにも一人で参加するのが良いでしょう。
ただし、病院側が「友人同士での参加歓迎」としている見学会であれば、全く問題ありません。どうしても一人で見学に行くのが不安なら、そのような病院を選んで見学を申し込むのがおすすめです。
病院見学当日の流れは?
病院見学は一般的に以下のような流れで進みます。あらかじめ把握しておくことで、当日落ち着いて行動できるでしょう。
・集合時間の5〜10分前に受付へ向かう
・担当者から注意事項・概要の説明を受ける
・院内の各部署や病棟を見学する
・質疑応答の時間
・見学終了後お礼を述べる
・帰宅後、当日中にお礼のメールまたはメッセージを送る
面接と見学が同日に行われる場合は、面接後に見学するケースが多いようです。見学中も採用担当者が立ち振る舞いやマナーを確認していると意識して行動しましょう。職場見学のマナーについては「【新卒向け】会社見学での質問例40選!好印象のポイントやマナーを解説」の記事も参考になります。
無料で相談!説明会の活かし方を教えてもらう

本記事の監修者
淺田真奈(あさだまな)
大学時代は接客のアルバイトを3つかけもちし、接客コンテストで全店1位になった経験をもつ。新卒では地方創生系の会社に入社をし、スイーツ専門店の立ち上げからマネジメントを経験。その後、レバレジーズへ中途入社。現在はキャリアチケットのアドバイザーとして、学生のキャリア支援で学生満足度年間1位と事業部のベストセールスを受賞し、リーダーとしてメンバーのマネジメントを行っている。