就活で病院を見学する時の質問内容は?マナーや失敗しないポイントも紹介!

このページのまとめ

  • 就活で病院見学に行く際は、病院の概要や採用条件などを事前に調べておく
  • 就活として病院見学に参加しているため、質問内容で自己アピールをしっかり行う
  • 病院を見学する際は、就活生の自覚をもった身だしなみや挨拶などマナーを守る

就活で病院を見学する時の質問内容は?マナーや失敗しないポイントも紹介!のイメージ

就活で病院見学をする際、質問の内容やタイミングで悩む人も多いのではないでしょうか。見学当日に問題なく対応できるよう、まずは事前に病院の概要や応募条件の確認、交通面を調べておくとスムーズです。

この記事では、事前準備やポイント、見学マナーなどを紹介します。それぞれ参考にして質問の内容を考え、タイミングやマナーを踏まえてアピールしましょう。

企業見学で好印象を与えるコツを相談する

   
目 次

病院見学で質問する際のマナー

就活で病院見学をする際は、マナーを守って行いましょう。見学前に確認しておきたいマナーについて解説します。

事前に質問内容を準備する

スムーズに質問できるように、事前に何を聞くか考えておきましょう。見学しながら質問内容を考えようとすると、思いつかない場合も出てくるでしょう。また、質問内容を考えることばかりに意識が集中し、見学に集中できない場合もあります。

質問内容を考えておくと、質問のタイミングが来たときに慌てずに済みます。見学前に病院のWebサイトや求人を確認し、質問内容を考えておいてください。

質問してもよいタイミングを待つ

自分のタイミングで質問するのではなく、質問してもよいタイミングを待ちましょう。たとえば、来院者が来ている際に内部情報の質問をするのはよいとはいえません。また、急患の対応など忙しい場面で質問するのも避けたほうがよいでしょう。

病院側が答えやすいタイミングを見計らうほか、質疑応答の時間が設けられている場合は、そのタイミングまで質問を待つのがおすすめです。

話をしっかりと聞き相槌を打つ

担当者の説明はしっかりと効き、相槌などの反応も忘れないようにしましょう。相槌があることで話を聞いていることが伝わり、担当者も安心して話を進められます。

メモをとりながら話を聞くときも、担当者の顔を見ながら話を聞く姿勢を示すのがマナー。ずっとメモを見るのではなく、メモが落ち着いたタイミングで顔をあげましょう。

ほかの参加者への配慮を行う

病院見学にはほかの参加者もいるため、周囲への配慮を欠かさないようにしましょう。たとえば、聞きたいことが多いからといって自分だけ質問し続けるのはマナー違反です。ほかの参加者の質問を邪魔してしまいます。

自分の都合だけで行動したり、質問したりするのは控え、周囲の学びにも配慮して見学を行ってください。

見学後はお礼を伝える

病院見学を終えたあとは、お礼を伝えましょう。連絡手段はメールでも手紙でも問題ありません。

メールでお礼を伝える際は、当日中に送るのがおすすめです。もし、連絡が夜遅くなってしまう場合には、翌日の朝でもよいでしょう。手紙を送る場合にも、翌日までに送るのがおすすめです。感謝の言葉に加えて、見学で学んだことやよかったことなどを具体的に伝えてください。

見学後のお礼をどのように伝えるかについては、「会社訪問の後はお礼を伝えて印象アップ!」の記事で紹介しているので、参考にお礼を考えてみましょう。

企業見学で好印象を与えるコツを相談する

   

就活の病院見学で避けるべき質問内容

就活で病院の見学に参加する際、思いついた内容をそのまま質問するのは避けましょう。ここでは、見学の際に避けるべき質問内容を4つ紹介します。

調べればすぐにわかる内容

自分で調べればわかる内容は質問は避けましょう。たとえば、病院の事業内容や症例実績などはホームページに記載されています。自分で調べられる質問を聞いてしまうと、病院について深く知る機会を逃してしまうので、見学時には担当者だからこそ答えられる質問を聞くのがおすすめです。

病院研究の仕方について悩んでいる人は、「企業研究とは?目的や手順を解説!ポイントを押さえて就職成功を目指そう!」を参考にするのがおすすめです。

給与や待遇・福利厚生などの内容

病院見学の際は、給与や待遇などの質問も避けたほうがよいでしょう。働く上で、給与や待遇は重要なポイントです。しかし、見学の際にそれらの質問をすると、「ほかに条件がよい病院があれば、そちらに決めるのか」と、入社意欲に疑問を持たれかねません。

もし、病院研究で知りたい情報が取得できず、質問せざるを得ない場合は、前置きを加えたり切り口を変えたりするよう工夫してください。

要点が絞れていない内容

質問の要点が絞れていない内容も注意が必要です。聞きたいことが多いときや、質問しているうちに新しい疑問が浮かんだ際に内容がまとまらず、ずれてしまう場合があります。

質問する際はリストを作り、聞きたいことの優先順位を決めておくのが大事です。後から浮かんだ内容もメモを取り、事前に用意した質問と比べて重要度を判断しながら質問してください。

回答に困る内容

見学の担当者が回答に困るような質問は避けましょう。たとえば、看護スタッフが案内してくれている場面で、経営に関する具体的な質問をする、スタッフの休職・離職状況を聞くなどが当てはまります。

専門的な質問は、担当部署を見学する際に質問してよいか伺いましょう。また、人員の事情や待遇などについてどうしても聞いておきたい場合は、「お答えいただける範囲でお聞きしたいのですが」など前置きを添えて、オブラートに包んで質問するようにしてください。

企業見学で好印象を与えるコツを相談する

   

就活の病院見学で質問するときのポイント

就活の病院見学で質問の機会があったら、意欲のアピールにもなるため積極的に質問しましょう。ただし、いつ・どこでも質問していいわけではありません。

積極的に質問する

質問の機会があった際は、自分から積極的に質問してください。相手からの指示を待つ受け身の姿勢では、就職する意欲がないのではないかと思われる恐れがあります。事前に質問リストを充実させておけば、その場に合った質問が瞬時に行えます。

また、質問のなかに見学時の感想を盛り込むのもおすすめです。ほかの就活生にも配慮しつつ積極的に質問し、能動的に行動できる人物だと伝えられるよう心がけてください。

自分をアピールできる場として活用する

質問では、自分が現在頑張って取り組んでいることや、自分から考えて行動する姿勢についてアピールするのがおすすめです。

たとえば、事務職なら「今△△を学んでいますが、就職後はどのように役立てられますか?」「就職に当たり、事前に学習しておくことや必要な資格はありますか?」と聞けば、これからこの病院で働くために努力する姿勢を伝えられるでしょう。

結論からわかりやすく伝える

質問は聞きたいことから伝えると、わかりやすく伝えられます。たとえば、「私は貴社のWebサイトを見てみなさんがどのようにすごしているか気になったので、1日のスケジュールを教えてください」では、聞きたいことがわかりにくいといえます。

「一日のスケジュールについて教えてください。Webサイトを見て、どのようにすごされているのかより詳しく知りたいと思いました」のほうが聞きたいことがわかりやすいでしょう。

相手の答えやすさも考えて、結論から伝えたあとに質問する理由を伝え、聞きたいことを明確に質問するのが大事です。

企業見学で好印象を与えるコツを相談する

   

就活の病院見学で質問する際の例文12選

ここでは、病院見学の際に有効な質問例を12個紹介します。

病院で勤務する医師や看護師などについての質問3選

・現在活躍されている方はどのような方ですか?
・△△職の1日のスケジュールを教えていただけますか?
・医療現場はチームワークが重要だと感じますが、医師や看護師、薬剤師の連携で大切にされていることはどのようなことでしょうか?

院内の設備についての質問3選

・新しく導入された△△での具体的な症例の対応事例を教えていただけますか?
・△△科を拡大される際、△△は導入される予定でしょうか?
・△△を使用するために、今から学んでおくことよいことはありますか?

働く環境や待遇についての質問3選

・将来△△を目指しておりますが、キャリアアップする機会はありますか?
・勤務に関するフィードバック制度はありますか?
・もし出産を経験した際も働き続けたいと考えております。休暇を取得し復帰された事例はありますか?

勤務体制や業務についての質問3選

・診療時間以外にミーティングや研修の機会はありますか?
・当直は月に何回ほどあるでしょうか?
・繁忙期や緊急時の勤務体制について教えていただけますか?

これらの例文を参考に、自分が知りたい情報の質問を考えてみてください。

見学時にどのような質問をすればよいか悩む際は、「就活面接の逆質問例50選!質問を考える際のポイントや準備方法も解説」も参考にしてください。

企業見学で好印象を与えるコツを相談する

   

就活で病院見学に行く前の準備

就活で病院を見学する際は、事前に病院の概要や採用条件などを把握し、質問内容のリストを作っておくことが大切です。ここでは、就活で病院を見学する際、スムーズに進めるための準備を4つ解説します。

1.病院の概要を確認する

志望先や気になる病院が決まったら、まずは念入りに概要を調べて理解しましょう。

見学の際に聞いて把握しようとしても、限られた時間の中でどのくらい質問できるかわかりません。貴重な機会を有効に使うためにも、病院研究で概要や働き方などを調べた上で参加するのが大切です。

また、病院によって特徴や注力している部分が異なります。自分の希望と相違しないためにも、目当ての病院の事業内容や理念などは確認しておきましょう。

2.病院の採用条件を把握する

病院を見学する前に病院の採用条件を把握し、自分が望む働き方や、やりたい仕事内容と合致しているか確認するのも重要です。

病院の求める人物像と自分のスキルや性格にミスマッチが起こると、入社しても仕事に身が入らなかったり、早期退職につながったりする恐れもあります。

厚生労働省が公表した「新規大卒就職者の産業分類別(大分類※1)就職後3年以内※2の離職率の推移(3p)」によると、2019年3月に大学を卒業し医療・福祉産業に就職した人のうち、3年以内の離職割合は38.6%でした。

新規大卒就職者の産業分類別(大分類※1)就職後3年以内※2の離職率の推移(3p)のイメージ

引用元:厚生労働省「新規大卒就職者の産業分類別(大分類※1)就職後3年以内※2の離職率の推移(3p)

なお、この調査において、2020年3月卒業者については就職後2年以内、2021年3月卒業者については就職後1年以内の離職率が記載されています。

人によって離職した理由はさまざまですが、仕事内容や職場環境が自分にあわないと感じたり、勤務体制に不安を持ったりした人もいるでしょう。

そのため、見学の段階とはいえ、就職した後の働くイメージをしておくことが欠かせません。病院研究で採用条件を把握し、自己分析で出した結果や将来のキャリアプランと照らし合わせた上で進めてください。

参照元
厚生労働省
新規学卒者の離職状況

3.病院までの交通経路や時間を確認する

自宅から病院までの交通経路や要する時間は、あらかじめ確認しておくのがおすすめです。

移動手段によっては、工事や事故、悪天候などで当初の予定通りに着かないことも予想できます。そのため、集合時間の30分前には現地へ到着するよう段取りするとよいでしょう。また、病院の周辺で、待ち時間に立ち寄れる場所やトイレなどを事前に調べておくと便利です。心配な人は、前もって下見に行くと安心できるでしょう。

なお、スマートフォンの充電不足などのアクシデントに備えて、交通経路や道順は印刷して持ち歩くことをおすすめします。

4.就活の病院見学では聞くことリストを作っておく

就活で病院を見学する際は、事前に聞きたいことリストの作成が欠かせません。すぐに鞄やポケットから取り出せるようなメモ帳を使用すると、スマートに質問できます。

見学時に浮かんだ質問も書き足していけば、病院に対する志望度の高さをアピールできたり、真剣に参加していることが伝わったりするでしょう。

看護師を目指す際の準備については、「看護学生の自己PR例文14選を強み別で解説!考え方・書くコツ・注意点も」の記事も参考にしてください。

企業見学で好印象を与えるコツを相談する

   

就活で病院見学する際の質問で困っている就活生へ

病院見学を行う際は、マナーを守って質問を行うことが大切です。事前に病院のWebサイトを確認し、そのうえでわからないことを聞くようにしましょう。

もし、病院見学をどのように準備すればよいか不安な場合は、就職エージェントへの相談がおすすめです。就職エージェントのキャリアチケットでは、就活に関するさまざまな相談について、プロのアドバイザーが回答します。

病院見学への準備はもちろん、履歴書や面接対策など本選考への準備もお任せください。内定獲得に向けてマンツーマンでのサポートを行っているので、キャリアチケットと一緒に就活への不安を解消しましょう。

企業見学で好印象を与えるコツを相談する

   

本記事の監修者

淺田真奈(あさだまな)

大学時代は接客のアルバイトを3つかけもちし、接客コンテストで全店1位になった経験をもつ。新卒では地方創生系の会社に入社をし、スイーツ専門店の立ち上げからマネジメントを経験。その後、レバレジーズへ中途入社。現在はキャリアチケットのアドバイザーとして、学生のキャリア支援で学生満足度年間1位と事業部のベストセールスを受賞し、リーダーとしてメンバーのマネジメントを行っている。

キャリアチケットについて

キャリアチケットは、就活生の最高のキャリアスタートを支援するサービスです。