このページのまとめ
- 就活の病院見学では、病院の概要や採用条件などを調べて事前に質問内容を準備しておく
- 病院見学の際、調べればすぐにわかる内容や給与や待遇に関する質問は避ける
- 病院を見学する際は、就活生の自覚をもった身だしなみや挨拶などマナーを守る

就活で病院見学をする際、質問の内容やタイミングで悩む人もいるのではないでしょうか。見学当日に問題なく対応できるよう、事前に病院の概要や応募条件を確認し、質問内容を準備しておくとスムーズです。
この記事では、病院見学の際の質問例や避けるべき内容などを紹介します。マナーを守りつつ、自分に合った職場を探すために必要な質問を考えてみましょう。
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- 就活の病院見学で聞きたい質問リスト15選
- 病院で勤務する医師や看護師などについての質問3選
- 患者さんについての質問3選
- 院内の設備についての質問3選
- 働く環境やキャリアについての質問3選
- 勤務体制や業務についての質問3選
- 病院見学で質問する際のマナー
- 事前に質問内容を準備する
- 質問できるタイミングを待つ
- 話をしっかりと聞き相槌を打つ
- ほかの参加者への配慮を行う
- 回答をもらったことに対するお礼を伝える
- 就活の病院見学で避けるべき質問内容
- 調べればすぐにわかる内容
- 給与や待遇・福利厚生などの内容
- 要点が絞れていない内容
- 回答に困る内容
- 就活の病院見学で質問するときのポイント
- 積極的に質問する
- 自分をアピールできる場として活用する
- 結論からわかりやすく伝える
- 就活で病院見学に行く前の準備
- 1.病院の概要を確認する
- 2.病院の採用条件を把握する
- 3.病院までの交通経路や時間を確認する
- 4.聞くことリストを作っておく
- 5.清潔感のある身だしなみや服装を意識する
- 6.逆に質問される可能性があることも想定しておく
- 病院見学を終えたらお礼の連絡をしよう
- 就活で病院見学する際の質問で困っている就活生へ
就活の病院見学で聞きたい質問リスト15選
病院見学は、就職先を検討するうえで重要な情報収集の機会です。ここでは、病院見学の際に聞くべき質問をカテゴリー別に15個紹介します。これらの質問を活用することで、より充実した病院見学になるでしょう。
病院で勤務する医師や看護師などについての質問3選
・△△職の1日のスケジュールを教えていただけますか?
・医療現場はチームワークが重要だと感じますが、医師や看護師、薬剤師の連携で大切にされていることはどのようなことでしょうか?
患者さんについての質問3選
・患者さまやご家族との関係づくりで大切にしていることは何でしょうか?
・在院日数の平均はどのくらいでしょうか?
院内の設備についての質問3選
・△△科を拡大される際、△△は導入される予定でしょうか?
・△△を使用するために、今から学んでおくと良いことはありますか?
働く環境やキャリアについての質問3選
・勤務に関するフィードバック制度はありますか?
・もし出産を経験した際も働き続けたいと考えております。休暇を取得し復帰された事例はありますか?
勤務体制や業務についての質問3選
・当直は月に何回ほどあるでしょうか?
・繁忙期や緊急時の勤務体制について教えていただけますか?
これらの例文を参考に、自分が知りたい情報の質問を考えてみましょう。
見学時にどのような質問をすれば良いか悩む際は、「就活面接の逆質問例50選!質問を考える際のポイントや準備方法も解説」を参考にしてみてください。
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病院見学で質問する際のマナー
病院見学での質問は、マナーを守って行いましょう。見学前に確認しておきたいマナーについて解説します。
事前に質問内容を準備する
スムーズに質問できるように、事前に何を聞くか考えておきましょう。見学しながら質問内容を考えようとすると、思いつかなかったり、質問内容がまとまらなかったりする可能性も。また、質問内容を考えることばかりに気を取られると、見学に集中できない場合があります。
事前に質問内容を考えておくと、タイミングが来たときに慌てずに対応できるでしょう。見学前に病院のWebサイトや求人を確認し、質問内容を考えておくことをおすすめします。
質問できるタイミングを待つ
自分のタイミングで質問するのではなく、質問できるタイミングを待ちましょう。たとえば、来院者が来ている際は、内部情報の質問をするのに適切なタイミングとはいえません。また、急患の対応など、忙しい場面で質問するのも避けるべきです。
病院側が答えやすいタイミングを見計らうほか、質疑応答の時間が設けられている場合は、質問を待ちましょう。
話をしっかりと聞き相槌を打つ
担当者の説明はしっかりと聞き、相槌などの反応も忘れないようにしましょう。相槌があることで話を聞いていることが伝わり、担当者も安心して話を進められます。
メモをとりながら話を聞くときも、担当者の顔を見ながら話を聞く姿勢を示すのがマナー。ずっとメモを見るのではなく、メモが落ち着いたタイミングで顔をあげましょう。
ほかの参加者への配慮を行う
病院見学にはほかの参加者もいるため、周囲への配慮を欠かさないことも心がけましょう。たとえば、聞きたいことが多いからといって自分だけ質問し続けるのはマナー違反です。ほかの参加者の質問を邪魔してしまいます。
自分の都合だけで行動したり、質問したりすることは控え、周囲にも配慮して見学を行いましょう。
回答をもらったことに対するお礼を伝える
質問への回答を得たら、必ずお礼の言葉を述べましょう。「ありがとうございました」という基本的な言葉に加えて、「大変参考になりました」など、具体的な感謝の言葉を添えるとより好印象です。
ほかにも、就活中に企業へお礼を伝えるタイミングはたくさんあります。「就活でどんな時にお礼メールは必要?例文でシーン別に解説」の記事では、お礼が必要なケースごとに例文を紹介しているのでぜひご覧ください。
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就活の病院見学で避けるべき質問内容
就活で病院見学に参加する際、思いついた内容をそのまま質問するのは避けましょう。ここでは、見学の際に避けるべき質問内容を4つ紹介します。
調べればすぐにわかる内容
自分で調べればわかる内容を質問するのは避けましょう。たとえば、病院の事業内容や症例実績などはホームページに記載されている場合があります。
自分で調べられる質問を聞いてしまうと、「なぜ事前に調べていないのだろう?」と思われる可能性があるので、見学時には担当者だからこそ答えられる質問を聞くのがおすすめです。
病院研究の仕方について悩んでいる人は、「企業研究とは?目的や手順を解説!ポイントを押さえて就職成功を目指そう!」を参考にしてみてください。
給与や待遇・福利厚生などの内容
病院見学の際は、給与や待遇などの質問も避けることをおすすめします。働くうえで、給与や待遇は重要なポイントです。しかし、見学の際にそれらの質問をすると、「ほかに条件が良い病院があれば、そちらに決めるのか」と、入社意欲に疑問を持たれかねません。
どうしても質問したい場合は聞き方を工夫する
病院研究で知りたい情報が得られず、どうしても給与や待遇について質問したい場合は、切り口を変えたり前置きを加えたりする工夫をしましょう。
たとえば、ストレートに「残業は多いですか?」と聞くのではなく、「技術練習や清掃などは診療後にやることが多いですか?」と聞き方を変えると印象が変わります。このように、間接的な質問で自分の知りたい情報を得るのも一つの方法です。
また、「お答えいただける範囲で構わないのですが」「仕事内容と関係のない質問で恐縮ですが」など、ひと言前置きを加えると丁寧な印象になります。給与や待遇・福利厚生について質問する場合は、失礼のないよう十分に配慮しましょう。
要点が絞れていない内容
質問の要点が絞れていない内容も注意が必要です。聞きたいことが多いときや、質問しているうちに新しい疑問が浮かんだ際に、内容がうまくまとまらないこともあるでしょう。
質問する際はリストを作り、聞きたいことの優先順位を決めておくことが大切です。あとから浮かんだ内容もメモを取り、事前に用意した質問と比べて重要度を判断しながら質問しましょう。
回答に困る内容
見学の担当者が回答に困るような質問は避けましょう。たとえば、看護スタッフが案内してくれている場面で、経営に関する具体的な質問をする、スタッフの休職・離職状況を聞くなどが挙げられます。専門的な質問は、担当部署を見学する際に質問して良いか尋ねてみましょう。
「就活のNG質問って?質問例やマナーをご紹介します!」の記事では、就活における質問のNG例やマナーを紹介しています。こちらもあわせてご覧ください。
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就活の病院見学で質問するときのポイント
就活の病院見学で質問の機会があったら、意欲のアピールにもなるため積極的に質問しましょう。ただし、いつ・どこでも質問して良いわけではありません。
以下で、病院見学で質問をするときのポイントを紹介します。
積極的に質問する
質問の機会があったら、自分から積極的に質問しましょう。相手からの指示を待つ受け身の姿勢では、就職する意欲がないのではないかと思われる可能性があります。事前に質問リストを充実させておけば、その場に合った質問が瞬時に行えます。
また、質問のなかに見学時の感想を盛り込むのもおすすめです。ほかの就活生にも配慮しつつ積極的に質問し、能動的に行動できる人物だと伝えられるよう心がけてみてください。
自分をアピールできる場として活用する
質問では、自分が現在頑張って取り組んでいることや、自分から考えて行動する姿勢についてアピールするのがおすすめです。
たとえば、「今△△を学んでいますが、就職後はどのように役立てられますか?」「就職に当たり、事前に学習しておくことや必要な資格はありますか?」と聞けば、これからこの病院で働くために努力する姿勢を伝えられるでしょう。
結論からわかりやすく伝える
質問は聞きたいことから伝えると、わかりやすくなります。たとえば、「御社のWebサイトを見てみなさんがどのようにすごしているか気になったので、1日のスケジュールを教えてください」のように前置きが長いと、聞きたいことが何なのか分かりにくくなりがちです。
それよりも、「一日のスケジュールについて教えてください。Webサイトを見て、どのようにすごされているのかより詳しく知りたいと思いました」と、聞きたいことを頭に持ってきたほうが分かりやすいでしょう。
相手の答えやすさも考えて、結論を伝えたあとに質問する理由をつけ加え、聞きたいことを明確に質問することが大切です。
病院見学以外にも、企業説明会やセミナーなどの就活イベントは、志望企業に直接質問できるチャンスといえます。就活イベントに興味がある方は、「就活イベントのメリット・デメリットとは?参加前に知っておくべきこと」もあわせてご覧ください。
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就活で病院見学に行く前の準備
就活で病院を見学する際は、事前に病院の概要や採用条件などを把握し、質問内容のリストを作っておくことが大切です。ここでは、就活で病院を見学する際、スムーズに進めるための準備を6つ解説します。
1.病院の概要を確認する
志望先や気になる病院が決まったら、まずは念入りに概要を調べて理解しましょう。
見学の際に聞いて把握しようとしても、限られた時間のなかでどのくらい質問できるかわかりません。貴重な機会を有効に使うためにも、病院研究で概要や働き方などを調べたうえで参加することが大切です。
また、病院によって特徴や注力している部分が異なります。自分の希望と相違しないためにも、目当ての病院の事業内容や理念などは確認しておきましょう。
2.病院の採用条件を把握する
病院を見学する前に病院の採用条件を把握し、自分が望む働き方や、やりたい仕事内容と合致しているか確認することも重要です。
病院の求める人物像と自分のスキルや性格にミスマッチが起こると、入社しても仕事に身が入らなかったり、早期退職につながったりする恐れがあります。
厚生労働省が公表した「新規大卒就職者の産業分類別(大分類※1)就職後3年以内※2の離職率の推移」によると、2021年(令和3年)3月に大学を卒業し医療・福祉産業に就職した人のうち、3年以内の離職割合は41.5%でした。

引用元:厚生労働省「新規大卒就職者の産業分類別(大分類※1)就職後3年以内※2の離職率の推移(3p)」
なお、この調査において、2022年(令和4年)3月卒業者については就職後2年以内、2023年(令和5年)3月卒業者については就職後1年以内の離職率が記載されています。
人によって離職理由はさまざまですが、仕事内容や職場環境が自分に合わないと感じたり、勤務体制に不安を持ったりした人もいるでしょう。
そのため、見学の段階とはいえ、実際に働くことをイメージをしておくことが大切です。病院研究で採用条件を把握し、自己分析で出した結果や将来のキャリアプランと照らし合わせたうえで病院見学に臨みましょう。
参照元
厚生労働省
新規学卒者の離職状況
3.病院までの交通経路や時間を確認する
自宅から病院までの交通経路や要する時間は、あらかじめ確認しておきましょう。移動手段によっては、工事や事故、悪天候などで当初の予定通りに着かないことも予想できます。そのため、集合時間の30分前には現地へ到着するよう段取りするのがおすすめです。
また、病院の周辺で、待ち時間に立ち寄れる場所やトイレなどを事前に調べておくと便利。心配な人は、前もって下見に行くとより安心できるでしょう。
なお、スマートフォンの充電不足などのアクシデントに備えて、交通経路や道順は印刷して持ち歩くことをおすすめします。
4.聞くことリストを作っておく
就活で病院を見学する際は、事前に聞きたいことをリストアップしておきましょう。すぐに鞄やポケットから取り出せるようなメモ帳を使用すると、スマートに質問できます。
見学時に浮かんだ質問も書き足していけば、病院に対する志望度の高さをアピールできたり、真剣に参加していることが伝わったりするでしょう。
看護師を目指す際の準備については、「看護学生の自己PR例文15選|強みが伝わるコツも合わせて解説」の記事も参考にしてみてください。
5.清潔感のある身だしなみや服装を意識する
医療現場にふさわしい、清潔感のある身だしなみを心がけることも大切なポイントです。病院見学は、採用選考の一環と捉えましょう。
服装はスーツが基本。髪が長い場合は後ろで束ね、派手なネイルやメイクも避けるべきです。控えめで落ち着いた印象を与える身だしなみを心がけましょう。
6.逆に質問される可能性があることも想定しておく
病院見学中は、こちら側から質問をするだけでなく、見学先の病院で働いているスタッフや案内担当者から質問される可能性もあります。希望している職種で最低限必要とされている知識や、簡単な質問に答えられないと、入社意欲を疑われかねません。
病院見学を選考の一環と捉え、面接で想定される基本的な質問(志望動機やガクチカ、見学先病院の印象など)に対する回答を準備しておくと、突然の質問にも落ち着いて対応できるでしょう。
職場見学の一般的な流れやマナーついて解説している「職場見学とは?チェックポイントや当日の流れとともに参加時のマナーを解説」の記事も、あわせてご参照ください。
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病院見学を終えたらお礼の連絡をしよう
病院見学を終えたあとは、お礼を伝えましょう。連絡手段はメールでも手紙でも問題ありません。
メールでお礼を伝える際は、当日中に送るのがおすすめです。もし、連絡が夜遅くなってしまう場合には、翌日の朝でも問題ありません。手紙を送る場合も、翌日までに発送するのがおすすめです。感謝の言葉に加えて、見学で学んだことやよかったことなどを具体的に伝えましょう。
見学後のお礼をどのように伝えるかについては、「会社見学後のお礼の伝え方は?マナー・タイミング・例文を紹介」の記事で紹介しているので、参考にしてみてください。
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就活で病院見学する際の質問で困っている就活生へ
病院見学では、マナーを守って質問を行うことが大切です。事前に病院のWebサイトを確認し、そのうえでわからないことを聞くようにしましょう。
もし、病院見学に備えてどのような準備をすれば良いか不安な場合は、就職エージェントへの相談がおすすめです。就職エージェントのキャリアチケットでは、就活に関するさまざまな相談について、プロのアドバイザーが回答します。
病院見学への準備はもちろん、履歴書や面接対策など本選考への準備もお任せください。内定獲得に向けてマンツーマンでのサポートを行っているので、キャリアチケットと一緒に就活への不安を解消しましょう。
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本記事の監修者
淺田真奈(あさだまな)
大学時代は接客のアルバイトを3つかけもちし、接客コンテストで全店1位になった経験をもつ。新卒では地方創生系の会社に入社をし、スイーツ専門店の立ち上げからマネジメントを経験。その後、レバレジーズへ中途入社。現在はキャリアチケットのアドバイザーとして、学生のキャリア支援で学生満足度年間1位と事業部のベストセールスを受賞し、リーダーとしてメンバーのマネジメントを行っている。