就活に失敗する人の特徴7選!うまくいく学生の共通点と対処法を解説

このページのまとめ

  • 就職を諦めない限り就活そのものに失敗はなく、行動し続けることが最も重要
  • 就活で失敗する人の最大の特徴は、自己分析と企業・業界研究の双方が不足していること
  • 就活の失敗を避けるためには、仮説検証を繰り返して原因を潰していくことが大切

就活に失敗する人の特徴7選!うまくいく学生の共通点と対処法を解説のイメージ

新卒の就活は一度きりで、誰もが失敗したくないと考えるものです。「就活で失敗する人の特徴は?」「就活で失敗しないためには何をすべき?」など、就活をスムーズに進めて内定を獲得したいと考える人もいるでしょう。

この記事では、就活に失敗する人の特徴とうまくいく人の共通点をまとめました。就活で失敗を感じがちなシーンや効率よく就職活動を進める対処法も解説しているので、就活の失敗を避けたい人は参考にしてください。

就活で失敗する要因と成功のコツを相談したい

   
目 次

就活に失敗する人の特徴を避ければ内定獲得に近づく

新卒の就活は誰もが初めて経験することなので、失敗も当たり前と考えましょう。

「失敗したくない」「スムーズに内定を獲得したい」などと考えるのは当たり前ですが、そもそも就活がすべて思い通りにうまくいくものではないことは覚えておいてください。

ただし、就活で失敗する人の特徴を事前に理解しておけば、ミスは避けられます。その結果、希望する企業からの内定獲得が自ずと近づくでしょう。

就活がうまくいかない原因は「どうして内定が出ない?就活で落ちる原因と対処法を解説」でも詳しく解説しています。

就活で失敗する要因と成功のコツを相談したい

   

諦めなければ就活そのもので失敗することはない

就活をしていくなかで「失敗した」という感情を抱くことがあるかもしれませんが、就活そのものに失敗は存在しないことも覚えておきましょう。

・エントリーした企業の選考に全て落ちてしまった
・周りの友人知人はみな内定を獲得しており、自分だけが1社からも内定を獲得していない
・面接の質問に対して感情的な回答をしてしまった

就活を進めるなかで、上記のような経験は良くあること。しかし、決して「失敗」ではなく。「理想的な会社とはまだ出会えていないだけ」「現在の進め方が正解ではなかった」などと捉えられます。

つまり、就活では諦めずに行動し続ければ、納得できる企業に巡り会うことができ、内定を獲得できるはずです。選考に落ちてしまったときは、その選択肢や行動が正しくないことを明らかにできたと考え、本当の正解に向けて軌道修正するチャンスと捉えましょう。

失敗は成功への近道と捉えることが大切

就活に限らず、失敗は捉え方次第でプラスに考えられます。

そもそも、希望する会社から内定を獲得するために何も行動していなければ、失敗も成功もありません。行動することで何かしらの結果を得られ、納得できる結果ではないから次の行動に移せるのです。

実験を何度も繰り返してようやく成功するのと同じで、就活においても「失敗=成功しない方法を潰せた」と捉えると、前向きに行動し続けられるでしょう。

就活に対する向き合い方については、「就活のやる気がでない原因10選!7つの対処法とマインドセットを解説」も参考にしてください。

就活がうまくいく人の特徴を知るのもポイント

就活に関して、以下に該当する人は就活の好循環が起こりやすく、就活がうまくいきやすい傾向にあります。

・主体的にすぐに行動できる
・優先順位をつけて行動できる
・就職後の目的意識が明確である
・切り替えが早い
・正しく自己理解できている

上記のなかでも、行動力の高さは就活をうまく進めるために最も重要です。限られた時間のなかで就活を効率よく進めるためにも、好循環が生まれる行動・意識を心がけましょう。

就活に関する情報を効率よくキャッチしたい方は「トレンドの就活情報を効率的に集めたい方必見!就活に役立つおすすめサイトまとめ」も参考にしてください。

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就活に失敗する人の7つの特徴・考え方

就活に失敗する人の特徴や考え方を7つにまとめました。

なお、以下では「選考に落ち続けてしまう状態」のことを就活の失敗として解説しています。各特徴が自分自身に当てはまっていないか、どのような状態を避けるべきなのか確認していきましょう。

1.自分に自信を持てていない

就活に失敗する人の特徴として最も挙げられるのが、自分に自信を持てていないパターンです。

・自分にはアピールできる経験などない
・自分の強みが全くわからない
・周りの就活生に圧倒されてしまう
・周りに比べてちっぽけな人間だと思ってしまう

上記のように考えてしまう人は、自分をアピールすることに苦手意識を持ってしまい、選考に通過できない傾向にあります。特に、面接では限られた時間で自分の魅力を伝えなければならず、ほかの就活生の回答を見聞きして、さらに自信を失ってしまうこともあるでしょう。

自信のなさは採用担当者から見てもはっきりと分かってしまうため、就活に臨む前提として改善が求められます。

2.コミュニケーションが苦手

就活に失敗する人に共通する特徴として、コミュニケーションが苦手な点も挙げられます。

・グループディスカッションでうまく立ち振る舞えない
・面接の回答で空回りする感覚がある
・人の目を見て話せない

コミュニケーションに関しては上記のように感じる人も多く、特に面接で苦労している人が多いです。

コミュニケーション能力の高さは、あらゆる企業における評価基準・求める人物像の一つとして盛り込まれる傾向にあります。社会人になると、部署内外はもちろん、クライアント企業とのやりとりなど、他者とコミュニケーションをとる機会が頻繁にあるからです。

そのため、コミュニケーションが苦手な人は企業から思うような評価を受けられず、選考に通過できない確率が上がってしまうでしょう。ただし、話すことが得意だからといって評価が高まるわけではありません。

コミュニケーションを取るうえで大切なのは、相手の意図を正しく汲み取り、適切な回答をすることです。「会話のキャッチボールを楽しむ」という姿勢を持てるようになると、選考の通過率も変わってくるでしょう。

3.気持ちをうまく切り替えられない

「手ごたえがあった選考に落ちてしまった」「合否が気になって他者の選考に集中できない」など、気持ちを切り替えられずにいる人も、悪循環によって就活で失敗してしまいがちです。

そもそも、就職活動は企業と学生がマッチングする機会。不採用が続いて落ち込むのは無理もありませんが、その企業との縁がなかっただけで、自身によりマッチする企業を探す切り替えの早さが重要です。

終わったことを気にし過ぎて気持ちを切り替えられないと、次の選考にも影響を及ぼします。精神的に余裕のない状態で選考を受けても高評価を残すのは難しく、不採用のループになりかねません。

不採用という結果は真摯に受け止めて、どのように活かしていくかが重要です。

就活にしんどさを感じたときは「就活がしんどいときの対処法10選!時期別の理由と内定獲得のコツも解説」も参考にして、内定獲得に向けた行動を続けていきましょう。

4.就活の悩みを打ち明けていない

就活の悩みを誰にも打ち明けられずに抱え込んでしまう人も、就活に失敗する可能性が高いです。

新卒の就活は誰もが初めてのことばかりで、進め方や現在の対策が正しいか不安に思う人も多い傾向にあります。「悩んでいるのは自分だけではないか」「こんな些細な悩みは友達にも打ち明けられない」など、悩みを溜め込んでしまうと内定獲得は遠ざかるばかりです。

友人と情報共有したり互いの悩みを言い合ったりするのは、就活を前進させるきっかけになります。自分一人で考え込まず、第三者にアドバイスを求めることで、選考に落ち続けてしまう事態は避けられるでしょう。

5.早く就職先を決めようと焦っている

就活への考え方として、早く就職先を決めようとしている人もうまくいかない傾向にあります。就職活動は、友人と内定獲得までのスピードを争うものではありません。ビジネスパーソンとしてのキャリアを構築するファーストステップとして、適切な企業から内定獲得を目指すことが重要です。

急いで就職先を決めても、入社後にミスマッチが生じて早期離職してしまっては意味がありません。

「就職活動は未来について考える期間」として、しっかり時間をかけて取り組むことが失敗しないためのポイントといえるでしょう。慌てて選考対策をしても結果はついてこないため、就活への向き合い方は定期的に見直す必要があるといえそうです。

6.就活のゴールを内定獲得にしている

早く就職先を決めようとすることに関連して、内定獲得が就活のゴールになってしまう人も失敗しがちなので注意が必要です。

先ほども解説したとおり、就活は自分のキャリアにおけるファーストステップを決めるもので、理想を実現するために就職先を選ぶ必要があります。

しかし、人によっては前提が抜け落ちてしまい、「内定を獲得できればOK」という認識になっているようです。内定獲得が目的になってしまうと表面的な志望動機になってしまい、採用担当者に入社への熱意が伝わりづらく、書類選考や面接もうまくいかないでしょう。

就活に失敗する人は、根本的な考え方にズレが生じている可能性もあるため注意が必要です。

7.就活に対して楽観的過ぎる

就活に失敗する人の特徴として挙げられるのが、楽観的過ぎる人です。

・選考対策はまだ始めなくても問題ない
・友達が内定を獲得しているから自分も大丈夫だろう
・興味のある企業だけでもエントリーしておけば何とかなるだろう

就活に対して楽観的過ぎる人は総じて選考対策が甘く、書類選考すら通過できずに苦労する傾向にあります。

就活の準備は早い人で大学2年生の冬頃から始めており、インターンシップにも積極的に参加して、企業研究や自身の適性判断に励んでいます。

就活をうまく進めるには事前準備が欠かせません。言い換えると、「何とかなるだろう」などと楽観的に構えている人は、就活で失敗する可能性が高まります。気づいた時には手遅れにならないよう、早めの対策を進めることが重要です。

就活で手を抜いてはいけない理由は「就活を適当に行うのはやめよう!手を抜いてはいけない理由や準備を解説」で詳しく解説しています。

就活で失敗する要因と成功のコツを相談したい

   

就活に失敗してしまう原因

就活に失敗してしまう人の特徴は上記のとおりですが、これらの特徴に対して原因を突き止めなければ、適切な対策は施せません。選考に何度も落ちてしまうという就活の失敗に対しては、以下のような原因が考えられるでしょう。

・自己分析が足りない
・就活の軸が定まっていない
・業界・企業研究が足りない
・知名度や規模だけで企業を選んでいる
・筆記試験やWebテスト対策ができていない
・振り返りや改善をしていない
・面接中のマナーが身についていない
・身だしなみでマイナス評価を受けている

いずれも基本的な就活対策といえる内容です。つまり、順序立てて基本を適切に対処していけば、選考への通過率は上げていけるとも考えられます。

就活で失敗を感じてしまいがちなシーン

この記事では「就活の失敗=選考に何度も落ちてしまうこと」として解説していますが、一般的にはさまざまな瞬間に失敗を感じるものです。

・グループディスカッションで全く発言できなかった
・企業へのエントリー期間を見逃した
・ESの提出期限を間違えて選考を受けられなかった
・選んだ業界でエントリーした企業が全滅した
・明らかに自分の就活の進みが悪い

上記以外にもさまざまな瞬間に「失敗した」という感情を抱いてしまいますが、冒頭でも解説したように、そもそも就活に失敗はありません。これらの出来事は今まで行ってきた対策に基づく結果でしかなく、うまくいかない就活方法が明らかになったと捉えましょう。

就活に対して不安な気持ちを抱くのは自分だけでなく、ほかの就活生も全員同じであるため、過度に落ち込むことなく、結果を次にどう活かすか考えながら行動することが大切です。

就活への向き合い方がわからなくなってきた場合は「就活がわからなくなってきたのはなぜ?対処法と大切にしたい考え方を解説」も参考にしてください。

就活で失敗する要因と成功のコツを相談したい

   

就活で失敗しないためにすべき7つのこと

就活で失敗しないためにすべきことを7つにまとめました。特徴と原因を踏まえた適切な対策を施して、就活をうまく進めていきましょう。

自己分析で自分を正しく理解する

就活で失敗しないためには、自己分析を入念に行い、自己理解を深めるのが最も重要です。自分を正しく理解しなければ、志望企業に自己をアピールするのは難しいでしょう。魅力的な自己PRができなければ採用担当者の印象に残りづらく、選考への通過率も下がってしまいます。

そもそも、採用担当者が応募書類を確認する時間や面接する時間は限られているため、自分のことを正しく理解していないと、自分を採用するメリットも伝えられません。

自己分析を入念に行うことで、どのような質問をされても自信を持って回答できるようになります。就活の好循環をもたらすきっかけを作るためにも、自己分析は繰り返し行いましょう。自己分析の進め方は「自己分析とは?おすすめのやり方と8つの注意点を解説」で詳しく解説しています。

企業・業界研究で就職先を深く調べる

就活の失敗を避けるには、企業・業界研究を通じた志望企業の理解も欠かせません。

どれほど自己分析ができていたとしても、企業が求める人物像に沿ったアピールができていなければ、採用担当者の好印象にはつながりにくいです。また、志望企業を選ぶ際、以下のような選び方をしている場合は気をつけてください。

・企業規模や人気度をもとにエントリーしている
・周りの友人がエントリーしているから自分もエントリーする
・福利厚生や給与などの条件面を中心に企業を選んでいる

これらはエントリーに対して漠然とした理由しかなく、面接に進めたとしても、志望動機や入社後にやりたいことを質問されて回答に詰まる可能性が高いでしょう。

就職活動は企業と学生がマッチングする機会であることを前提に、自己分析を通じた自己理解だけでなく、業界・企業研究を踏まえた志望企業への理解も欠かせません。自己と企業の理解が進んだ状態で選考に臨めば、結果は徐々に改善されるでしょう。

業界・企業研究の方法は、それぞれ「就活での業界一覧と概要を解説!自分にあった企業を選ぶコツを学ぼう!」「企業研究とは?目的や手順を解説!ポイントを押さえて就職成功を目指そう!」で詳しく解説しています。

自己実現のために就職活動を進める

就活の失敗を防ぐための考え方として、就職活動は自己実現のために行うものと捉えるとよいでしょう。

就職活動の目的は内定を獲得することではなく、理想のキャリア・人生を実現するための第一歩を決めることです。つまり、就活における内定は、あくまで通過点にしかすぎません。

本当に大切なのは、就職後にやりがいをもって働き、会社や地域社会などに貢献していく過程で自己実現をしていくことです。就職先を選ぶ際の考え方・マインドとして、長期的な視点から逆算して今すべきことを見つめ直すと、企業の見え方・選び方も変わってくるでしょう。

各選考に向けた個別の対策を怠らない

就活の失敗を避けながらうまく進めるコツとして大切にしたいのが、各選考に向けた個別対策を怠らないことです。

企業によって異なるものの、過去の採用情報などを見れば、どのWebテストを用いているか、筆記試験はあるかが予測できます。各種テスト用の参考書を購入して簡単に目を通しておくだけでも、試験当日に慌てることなく問題が解けるようになるはずです。

試験対策はもちろん、面接に対しては本番を意識した実践的な対策が鍵を握ります。友人同士で面接官役を交代したり、キャリアセンターや就活エージェントに模擬面接を依頼したりするなどして、実際に受け答えする方法が最も効率的な面接対策です。

各企業の過去の採用情報や掲示板サイトなどを検索すれば、面接回数や方法などの詳細もリサーチできます。選考を受ける企業に対して個別に対策を施すのは時間がかかりますが、入念な対策をすればするほど、自信を持って当日を迎えられるでしょう。

選考を毎回振り返って次に活かす

就活を成功させるために欠かせないのが、毎回の選考に対する振り返りと、今後の改善策の検討です。特に、面接に進んだ企業については、選考が終わったその日に振り返りをしておきましょう。

・面接時間と質問された個数
・質問内容と質問に対する回答内容
・回答に詰まった質問
・各質問に対して改めてどのように答えるか
・面接全体を通してよかった点
・面接全体を通じた反省点

記憶が鮮明なうちに振り返りと次回への対策・改善点を洗い出しておくことで、面接が進んでも回答内容に齟齬がでないよう準備できます。また、不採用になったとしても改善点はほかの企業に活かせます。振り返らなければ、何度も同じ失敗を栗化してしまうことに。振り返りを重ねることで、面接の回答がブラッシュアップしていく効果が期待できるでしょう。

次に活かす姿勢を忘れなければ、内定獲得に着実に近づきます。各選考に向けた個別対策とセットで、毎回の振り返りは欠かさず行いましょう。

就活の軸をもとに内定先を吟味する

就活の失敗として、各社の選考に落ち続けること以外にも、内定先を選ぶ際に判断を誤ってしまうケースもあります。内定獲得まではトライアンドエラーで行動を改善できますが、内定承諾後に就活をやり直すのは時間的に厳しいことも。「内定をもらったから承諾する」の前に、「内定をもらったけど本当に入社を決めていいのか」という判断は慎重に行わなければなりません。

・やりたい仕事ができるのか
・大切にしたい価値観を満たしているか
・モチベーションを保ち続けられそうか
・就活を終えて後悔しないか

自信を持って就活を終えられない場合は、活動を継続して他社の選考を受けながら比較検討しましょう。内定を承諾すると原則的には辞退できなくなるため、自分の軸をしっかり定めておくことが大切です。

就活の軸に関しては「就活の軸とは?探し方のコツや具体的な方法を例文付きで解説」で詳しく説明しています。

就活エージェントなどの第三者に相談する

就活の失敗を避けるためにも、就活エージェントなどの第三者に適宜相談するのもおすすめです。特に、「家族や友人には相談しづらい」「なんとなく恥ずかしくて知ってる人は避けたい」というときにおすすめ。

代表的な相談先としては、就活エージェントや新卒応援ハローワークの職員、大学の就職課などが挙げられます。いずれも就活のプロのため、これまでの失敗に対する対応策や効果的な就活の進め方、改善すべき点などを客観的にアドバイスしてくれるのが特徴。

また、希望すればこれまでの経験や適性をみたうえで、おすすめの就職先や求人を紹介してくれることもあるでしょう。第三者の意見を取り入れることで新たな気づきが生まれるケースも少なくないため、失敗が気になったり失敗しそうだと思ったりしたときは、躊躇せず相談することをおすすめします。

就活で失敗する要因と成功のコツを相談したい

   

就職後に失敗したと感じることもある

就職活動にまつわる失敗は、就職後に訪れる場合もあります。就活中に憧れていた企業から内定を獲得して入社しても、いざ働き始めると「何か違う」「価値観が合わない」などと考える人が一定数いるのも事実です。

就職活動の難しいところは、実際に働いてみないと分からないことが思いのほか多い点です。いわゆる「入社後のミスマッチ」が発生する可能性はゼロではないため、入社後に失敗したと感じないようにするための対策も欠かせません。

ポジティブ・ネガティブの両側面で内定先を評価する

内々定を獲得できたら、必ず冷静かつ客観的な視点から企業を評価しましょう。

特に、憧れていた企業から内々定をもらえると、嬉しさのあまり即決して就活を終えてしまう人が多いです。しかし、ポジティブな面だけを見ている可能性が高く、実際に入社した後に「こんなはずじゃなかった」などと後悔するケースも一定数あります。

すべての企業にはポジティブ・ネガティブな側面が存在するため、フラットな視点で内定先を評価して、マイナスに感じる内容を受け入れられるか考えることが大切です。

・OB・OG訪問
・就活情報をまとめた掲示板サイト
・就活エージェント

内定先に関する情報は、上記などを使ってさまざまな角度から収集しましょう。ただし、個人が発する意見・情報には偏りがある可能性を踏まえて、鵜呑みをしないようにしてください。

就職先に後悔した際の対処法は「就職先に後悔したらどうする?原因と対処法を解説」でも詳しく紹介しています。

就職してから3年以内に離職する人も一定数存在する

就職後にミスマッチを感じた場合、状況や内容によっては転職するのも一つの手段です。

厚生労働省の「新規学卒就職者の離職状況(令和2年3月卒業者)(別紙1)」によると、令和2年度に大学を卒業した人のうち、32.3%は3年以内に離職しています。

卒業年度 1年目の離職率 2年目の離職率 3年目の離職率 3年目までの
離職率計
令和4年 12.0% 12.0%
令和3年 12.3% 12.3% 24.6%
令和2年 10.6% 11.3% 10.4% 32.3%
平成31年 11.8% 9.7% 10.0% 31.5%
平成30年 11.6% 11.3% 8.3% 31.2%

引用:厚生労働省「新規学卒就職者の離職状況(令和2年3月卒業者)(別紙1)

就職して3年以内に離職する割合はおよそ30%を推移しており、10人に3人は新たなキャリアを選択している状況です。
1年目の離職率も約10%を維持していることから、ある程度のミスマッチは毎年起きていることは覚えておきましょう。

参照元
厚生労働省
新規学卒就職者の離職状況(令和2年3月卒業者)を公表します

新卒の就活で人生のすべてが決まるわけではない

そもそも、新卒で就職した会社で、今後のビジネスパーソンとしてのキャリアが決まるわけではありません。終身雇用や年功序列型の賃金体系はなくなりつつあり、ライフステージや次なるキャリアを見据えて転職するのが当たり前な時代になっています。

新卒で就職した会社が合わなかったのも、「学生時代の企業選びの軸が甘かった」という一種の反省になるでしょう。長い人生で見れば、当時の判断に基づいて転職したことがキャリア形成のきっかけになる場合もあります。

65歳や70歳近くまで働くことが想定される現在においては、その時々に求められるスキルを見極めてキャリアを形成していくマーケット感覚が求められるでしょう。

就活で失敗する要因と成功のコツを相談したい

   

就活に失敗する人の特徴を理解しても不安が残るあなたへ

就活は誰もが初めて経験するもので、うまくいかないと感じることのほうが多いでしょう。さまざまなフェーズで落ち込んだり失敗したと思ったりして悩むかもしれませんが、毎回の経験を次に活かす姿勢があれば、就活をうまく進められるはずです。

就活に対してさまざまな不安を抱えてしまい、第三者からアドバイスが欲しい場合は、キャリアチケットに相談してください。

キャリアチケットは、専任のキャリアアドバイザーが学生一人ひとりとヒアリングして、それぞれが抱える悩みや不安を解消できるアドバイス・サポートを提供する就活エージェントです。

自己分析の進め方やESの添削、面接対策など、就活全体のアドバイスを行っているので、不安を解消しながら就活を進めたい人はキャリアチケットまでお気軽にご相談ください。

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本記事の監修者

淺田真奈(あさだまな)

大学時代は接客のアルバイトを3つかけもちし、接客コンテストで全店1位になった経験をもつ。新卒では地方創生系の会社に入社をし、スイーツ専門店の立ち上げからマネジメントを経験。その後、レバレジーズへ中途入社。現在はキャリアチケットのアドバイザーとして、学生のキャリア支援で学生満足度年間1位と事業部のベストセールスを受賞し、リーダーとしてメンバーのマネジメントを行っている。

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