就職浪人の割合は?新卒扱いになる?就活を成功につなげる過ごし方を解説

このページのまとめ

  • 就職浪人の割合は一定数おり、一つの進路として受け止められつつある
  • 就職浪人を避けるには、自己分析を深めたり視野を広げてエントリー数を増やす
  • 就職浪人中は、自分に合ったキャリアを見つけるの時間として主体的に過ごすことが大切

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思うように結果が出なかった就活の末、「就職浪人」という選択をする人も少なくありません。ただ、近年ではキャリアの見直しやスキル習得の時間として前向きに捉える声も多く、就職浪人の割合も一定数います。

この記事では、就職浪人の実態やほかの選択肢との違い、メリット・デメリット、就職につなげるための具体策を紹介します。成功に導く過ごし方や面接対策のコツも解説しますので、ぜひ参考にしてみてください。

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目 次

就職浪人とは?その割合も解説

文部科学省が公表した「大学等卒業者及び高等学校卒業者の就職状況調査結果を公表します」によると、大学生の就職率は98%でした。

就職(内定)率の推移(大学)詳細は以下

参照:文部科学省「令和6年度大学等卒業者の就職状況調査(令和7年4月1日現在)

これをもとに考えると、就職していない人は2%です。進学や一時的に働いていない人も含まれますが、この中に就職浪人もいるでしょう。

人数としては少ないものの、卒業後に就活を続ける道を選ぶ人は毎年一定数います。珍しいケースとして切り離すのではなく、一つの進路として受け止められつつあると捉えることもできるでしょう。

就職浪人は卒業後も就活を続けている人を指す

「就職浪人」とは、大学や専門学校を卒業したあと、すぐには就職せずに就活を継続している人のことをいいます

たとえば、新卒時に内定が取れなかった人や、納得できる就職先を見つけるために内定を辞退して再チャレンジしている人などが該当します。タイミングが異なるだけで、就職を目指して行動している姿勢に変わりはありません。自分の将来を見つめ直し、より良い選択をしようとしている点に注目することが大切です。

就職留年や第二新卒とは意味や立場が異なる

就職浪人と似た表現に「就職留年」や「第二新卒」があります。言葉は似ていますが、意味はそれぞれ異なるため混同しないよう注意が必要です。

・就職浪人:卒業後に就職活動を続ける人。「既卒」とも呼ばれる
・就職留年:卒業をあえて延期して、在学中に就活を続ける人
・第二新卒:卒業後に一度就職し、数年以内に転職活動を行う若手社会人

たとえば、就職留年は在学しているため引き続き大学のサポートを受けられますが、追加の学費や時間的なコストが発生することもあります。

また、第二新卒は社会人経験があるため、企業によっては実務面で期待されることもあります。ただし、新卒枠には応募できないケースもあるため、事前の確認が必要です。それぞれの選択肢にはメリット・注意点があります。自分の状況や考え方に合わせて、納得のいく形を選ぶことが大切です。

就職浪人ではなく就職留年を検討している方は、「就職留年で内定を掴むには?メリット・デメリットと後悔しない選び方を解説」の記事をご覧ください。就職活動への影響やメリット・注意点を詳しく解説しています。

既卒3年以内を新卒枠で扱う企業は約7割

厚生労働省の「労働経済動向調査(令和7年8月)の概況」によると、学校卒業3年以内の既卒を新卒枠として扱った企業は71%でした。つまり、就職浪人も「転職」ではなく、「新卒」として応募できるチャンスが約7割の企業にあるのです。

転職枠は実績やスキルが重視されるのに対し、新卒枠はその時点でのスキルや経験は問われません。将来性を重視されるため、社会人経験のない就職浪人にとっても新卒枠で就活するほうがメリットがあるでしょう。

専門性を高めたいなら大学院進学も視野に入れる

特定の分野をより深く学びたい人や、専門的なスキルを身につけたい人には、就職浪人ではなく大学院進学という選択肢もあります。研究に取り組む中で、自分の将来像がより明確になることも。

メリット デメリット
・専門知識やスキルが向上できる
・キャリアの方向性を考える時間を確保できる
・特定の業界や職種において、就職時に有利になる可能性がある
・学費と生活費の負担が大きい
・就職時期が遅れてしまう
・アカデミックな環境と実務のギャップが生じる恐れがある

文系・理系を問わず、専門性を活かせる職種や企業を目指す人にとって、有利に働く場面もあるでしょう。「やりたいことが明確にある」「研究や専門職に進みたい」といった思いがある方におすすめの進路です。

参照元
文部科学省
令和6年度大学等卒業者の就職状況調査(4月1日現在)
厚生労働省
労働経済動向調査(令和7年8月)の概況

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就職浪人のメリット

就職浪人という道を選んだからといって、評価が下がるとは限りません。むしろ、目的を持って過ごしてきた経験は、面接でもしっかり伝わるはずです。自分の行動に自信を持ち、次のステップにつなげていきましょう。

自分と向き合える時間がとれる

就職浪人をすると、在学中よりもスケジュールに余裕があるため、自己分析や業界研究にじっくり取り組むことができます。
自分の強みや向いている仕事を丁寧に整理できるので、納得感のある企業選びがしやすくなるはず。結果として、入社後のミスマッチが減り、長く働ける可能性にもつながるでしょう。

スキルを身につけて就活の軸を強化できる

語学学習や資格取得など、スキルアップのための時間をとりやすいのもポイントです。こうした努力は、面接でのアピール材料になるだけでなく、入社後のキャリアにも活かせます。
就活をやり直すだけでなく、少しでも「前に進む」姿勢があると伝えられるのは、企業に好印象を与えられるでしょう。

就活の流れを把握しスムーズに進められる

就職浪人のメリットとして、就活の流れを理解しているため、活動をスムーズに進められる点も挙げられます。

就活において、すでに自己分析や業界研究の経験があるため、より深く掘り下げた対策ができるでしょう。また、面接やグループディスカッションの雰囲気を知っているので、緊張せず落ち着いて臨めることも考えられます。

インターンなどで実践経験を積みやすい

時間に余裕があるからこそ、長期インターンや企業の体験プログラムにも参加しやすくなります。
実際に働いてみることで業界理解が深まり、自分に合った環境かどうかの判断材料になることも。
また、経験をもとにした志望動機は、説得力も高まります。

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就職浪人はきつい?就活で不利になる?デメリットを紹介

就職浪人のデメリットとして、「経済的・精神的な負担が発生しやすい」「企業からマイナスイメージを持たれる可能性がある」などが挙げられます。

経済面や心の負担が大きくなりやすい

就職浪人中は生活費や就活にかかるお金が必要になるものの、基本的に収入がありません。家族の支援を受けていたとしても、金銭面の計画がしっかりしていないと、途中で厳しくなる可能性も。費用の見通しを立てておくことが、安心して就活を続けるための準備になります。

また、周りの友人が次々と働きはじめるなかで、自分だけが就活中という状況に不安や焦りを感じることもあるでしょう。ストレスを溜め込み過ぎないように、生活リズムを整えたり、誰かに相談したりしながら就活を継続することが大切です。

就活のストレスを強く感じている方には、「就活のストレスを解消するには?原因と対処法を解説」の記事を参考にしてみてください。無理せず乗り越えるためのヒントを紹介しています。

新卒カードが使えない可能性もある

多くの企業では、卒業予定の学生を「新卒」として扱います。就職浪人中の人も一定期間は新卒扱いになることがありますが、企業によっては転職者と同じ扱いです。
新卒枠以外に応募する場合は、就業経験や年数、特定のスキルが求められるなど選考の条件が変わる可能性があるため、応募前に確認しておきましょう。

大手から内定を得られにくい場合がある

就職浪人のデメリットとして、大手から内定を得られにくいことも考えられます。

大手企業は競争率が激しいため、新卒以外にはスキルや経験を求めることもあるでしょう。応募する転職希望者のレベルも必然的に高くなる傾向です。
また、企業によっては新卒採用を重視しており、転職枠が少ないケースも。経験やスキルの少ない就職浪人から大手への就職は、厳しい可能性が高いでしょう。

企業からマイナスイメージを持たれる可能性がある

企業が就職浪人に対してどのような印象を持つかは、それぞれ異なります。
ただし、新卒で多くの学生が就職する背景から、「卒業後、なぜすぐに就職しなかったのか?」「仕事に対するモチベーションはあるのか?」といった点に関心を持たれるケースは少なくありません。

ですが、浪人期間の過ごし方が明確で、努力や成長の内容がしっかり伝わる場合は、前向きに評価されることもあります。たとえば、以下のような内容はポジティブに受け止められやすくなります。

・自己分析を深めて、志望動機に一貫性がある
・資格やスキルなど、取り組みの成果が具体的に伝えられる
・就職浪人を選んだ理由と目的がはっきりしている

大切なのは、「この期間をどう過ごして、どう成長したか」を自分の言葉で伝えられるかどうかです。就職浪人を選んだ背景やその後の行動をしっかり整理し、自信を持って話せるように準備しておきましょう。

就活の悩みを抱えている方は、「就活悩みあるある12選|よくある悩み・失敗談から学ぶ対処法もご紹介!」の記事で紹介している対処法を参考にしてみてください。

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就職浪人しないための過ごし方

就職浪人にならないための過ごし方を意識することで、次の就活の結果は変わる可能性があります。自分に合った行動を取り入れて、前向きな就活につなげていきましょう。

なぜ選考に落ちたのかを見直す

選考に落ちた理由を改めて振り返ることで、就活浪人になるのを防げる可能性があります。

まずは、「ESが通らない」「面接で落ちる」など、どのステップでつまずいているのかを明確にしましょう。そして、過去の面接で答えに詰まった質問や、ESで企業が求めている人物像とズレていなかったかを振り返るのがおすすめです。

志望動機に説得力を持たせる

冬採用の面接では、「なぜこの会社で働きたいのか」といった定番の質問に加え、「なぜこの時期まで内定がないのか」など立ち入った内容を聞かれることも。その際は、「自己分析が甘かったが、改めて就活の軸を明確にした」など、改善している姿勢を伝えましょう。
また、「御社だからこそ〇〇が実現できる」という、入社の熱意を伝えられるよう、企業研究を深掘りしておくのも大切です。

自己分析を深めて就活の軸を明確にする

就活浪人にならないためには、一度立ち止まって自分自身と向き合う時間をつくることも重要です。自己分析を深めることで、これまでの就活では見えていなかった強みや価値観に気づけるかもしれません。ブレない志望動機やESの土台をつくるためにも、自己理解の深さは武器になります

・過去の経験を振り返り、自分が頑張ったことや成長できた場面を洗い出す
・性格診断ツールなどを活用して客観的に特徴を把握する
・周囲の人に「自分らしさ」について意見をもらう
・気になる業界や企業について調べ、自分との相性を考える

軸がはっきりしてくると、志望動機や自己PRにも一貫性が生まれます。面接でも堂々と話せるようになるでしょう。

視野を広げエントリー数を増やす

就活浪人にならないためには、視野を広げて応募数を増やすのも選択肢の一つです。もし、大手企業のみに的を絞っている場合は、中小企業にも目を向けて、自分の希望の仕事ができる所がないか調べてみましょう。

また、業界や業種の幅を広げてみるのもおすすめです。特に、営業職やITなどの人手不足といわれる仕事は、積極的に採用しているケースが多いといえます。

通年採用をしている業界について知りたい方は、「通年採用をしているのはどんな企業?特徴や内定獲得のコツを解説」の記事を参考にしてみてください。

冬のインターンに参加する

就職浪人を避けるためには、インターンに参加するのも一つの手です。インターンで評価を得られると、本選考の一次面接やESが免除されるなど、選考が優遇される可能性があります。また、インターン終了後すぐに内定が出る「内定直結」のケースもあるでしょう。

冬インターンの開催時期やポイントは?夏インターンとの違いも解説」の記事では、冬のインターンに参加する際のポイントを紹介しているので、ぜひチェックしてみてください。

就職エージェントを活用する

一人での就活が不安な場合は、就職エージェントを利用してみるのも手です。エージェントでは、担当のアドバイザーがつき、求人紹介や面接対策などをサポート。状況を丁寧にヒアリングしながら、状況に合ったアドバイスをもらえることも多く、自分だけでは気づけなかった強みや選択肢を見つけるきっかけにもなります

・自分に合った求人を紹介してもらえる
・プロの目線で履歴書やESの添削が受けられる
・面接対策や日程調整もサポートしてもらえる
・相談しながら就活を進められる安心感がある

ただし、すべてを任せきりにせず、自分で企業研究や準備を進めることが大切です。就職エージェントは、就活をサポートしてくれる「頼れる味方」として活用しましょう。

就職浪人や就職留年について詳しく知りたい方には、「就活浪人とは?不利といわれる理由や就職留年との違い、デメリットを解説」の記事がおすすめです。

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焦らず前向きにキャリアを考えたいあなたへ

就職浪人という選択は、決してネガティブなものではありません。自己分析を深めたり、スキルを磨いたりする貴重な時間にすることで、より自分に合ったキャリアに出会えるチャンスになります。

しかし、新卒で就職するほうが選択肢が広がったりポテンシャルを評価してもらえたりと、卒業後に就活をするより有利になる側面もあります。

もし一人で悩んでいるなら、就職エージェントやキャリアアドバイザーなど専門家の力を借りるのも有効です。就活生のキャリアを支援するサービス「キャリアチケット」では、自己分析から企業選び、面接対策までトータルでサポートしています。自分らしいキャリアを実現したい方は、ぜひ活用してみてください。

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就職浪人の割合が気になる方向けのQ&A

ここでは、就活浪人の割合が気になる方向けの質問と回答をまとめました。ぜひご覧ください。

Q.就職浪人はやめとけって本当?

A.就職浪人は一概に「やめとけ」とは言い切れません。しかし、就職浪人は企業によっては「新卒枠」として応募ができない可能性や、大学から就活サポートを受けられないデメリットがあります。

就職浪人として就活を成功させるには、自己分析や業界・企業研究をやり直し、自分とマッチする企業を改めて探しましょう。「就職浪人はやめとけって本当?メリット・デメリットと成功させる方法を解説」の記事では、就職浪人として就活を成功させるコツを解説しているので、ぜひご覧ください。

Q.公務員になりたいから就職浪人になるのはあり?

公務員になるために就職浪人になる道もあります。公務員試験は競争率が高い場合があり、広範囲に渡る学習が必要です。そのため、公務員試験対策に集中する「公務員浪人」を選択する人はめずらしくありません。

しかし、公務員へのこだわりが強くなりすぎると、民間企業の選択肢を検討しなくなり、ほかの就職の道を考えられなくなるリスクがあります。そのため、改めて「公務員を目指したい理由」を考えてみるのがおすすめです。公務員になりたい強い意志を改めて確認しておきましょう。
また、万が一公務員試験に落ちた場合のことも想定し、浪人期間中に民間企業でも通用するスキルを磨いておくのも、自分の可能性を広げるチャンスといえます。

Q.就職留年と就職浪人の違いは?

就職留年と就職浪人の違いは、大学に在籍しているかどうかです。一般的に、就職留年は学生として大学に在籍している状態であり、新卒枠としての応募が可能といえます。一方、就職浪人はすでに大学を卒業しており、既卒扱いです。

留年すると就職は厳しい?選考への影響と準備のコツを解説」の記事では、留年した際の就活について解説しているので、ぜひご覧ください。

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