このページのまとめ
- 10月以降でも内定辞退は法的に可能で、損害賠償になることは基本的にない
- 内定式後の辞退は速やかな電話連絡と誠実な対応がトラブル回避の鍵
- 内定辞退後に就活を続ける場合は、スピード感を意識して次の一歩を踏み出そう
10月以降に内定辞退を検討しているものの、「内定式後だと怒られるのでは」「公務員試験の結果待ちだけど承諾済みの内定はどうする?」と不安な方も多いでしょう。結論からいえば、10月以降でも内定辞退は可能です。
この記事では、10月以降の内定辞退が可能といえる根拠とリスク、円満辞退のコツを、電話・メールの例文とともに解説します。辞退後の就活の進め方も解説するので、ぜひご確認ください。
無料で相談!内定がもらえない理由を相談する
- 10月以降の内定辞退は可能!
- 内定承諾書提出後や公務員試験合格でも辞退できる
- 内定承諾書提出後も10月以降の辞退は可能
- 公務員試験合格後の民間内定辞退も問題ない
- 12月以降や入社直前でも2週間前までなら辞退できる
- 10月以降に内定辞退するリスクと辞退前の注意点
- 10月以降に内定辞退するリスクは4つ
- 内定式後の辞退は怒られる?気をつけること
- 次の進路を確保してから辞退する
- 10月以降の内定辞退でトラブルを避ける4つのコツ
- 辞退を決めたらできるだけ早く連絡する
- 連絡せずに放置するサイレント辞退はしない
- 会社に呼び出されても行く必要はない
- 入社先の企業名は伝えなくてよい
- 10月以降の内定辞退をスムーズに進めるための流れ
- 1.内定辞退の意思決定をする
- 2.採用担当者に電話する
- 3.辞退の理由を説明する
- 4.謝罪と感謝を伝える
- 5.メールで記録を残す
- 電話・メールで内定辞退を伝える例文と注意点
- 電話で内定辞退を伝える際の例文
- メールで内定辞退を伝える際の例文
- 電話がつながらないときの伝え方と例文
- 10月以降に内定辞退したあとの就活の進め方
- 企業の採用情報をこまめにチェックする
- 就活エージェントを活用する
- スカウト型サービスを活用する
- 秋冬インターンに参加する
- 10月以降に内定辞退してもよいか悩んでいる方へ
- 10月以降の内定辞退に関するよくある質問
- 内定辞退後にトラブルになることはありますか?
- メールだけで内定辞退してもいい?
- 公務員試験の結果待ちで内定承諾してもいい?
10月以降の内定辞退は可能!
「10月以降に内定を辞退するのは問題があるのでは…」と不安に感じる方もいるかもしれません。しかし、10月以降であっても内定辞退は可能です。
日本では職業選択の自由が憲法で保障されています。これは「自分で、やりたい仕事や職業を自由に選ぶ権利」であり、就活生も対象。そのため、内定承諾後であっても辞退できます。
また、民法第627条により、入社日の2週間前まで労働契約の解除を申し出ることができるため、10月の時点で内定を辞退することに問題はありません。
実際に、インディードリクルートパートナーズのリサーチセンターの「2026年卒学生就職内定率調査」によると、26卒学生の10月1日時点の内定辞退率は65.7%。10月以降も60%を超える内定辞退率となっていることから、複数の内定を保有したまま最終的に一部を辞退する学生は一定数存在し、10月以降であっても辞退そのものが極端に珍しいわけではありません。
なお、「企業から損害賠償を請求されるのではないか」と不安な方もいるかもしれませんが、法的に賠償責任を問われるケースは極めて稀です。速やかに連絡し、誠実に対応すれば大きなトラブルに発展する可能性は低いといえます。
ただし、10月以降の企業は入社に向けた準備を本格化させている時期です。企業への配慮として、辞退を決めたらできるだけ早く連絡しましょう。
内定辞退の時期や進め方について詳しく知りたい方は、「内定辞退はいつまでできる?新卒向けの期限・マナー・例文」の記事もあわせてご覧ください。
参照元
e-Gov 法令検索
日本国憲法
民法
株式会社インディードリクルートパートナーズ
就職プロセス調査(2026年卒)「2026年3月度(卒業時点)内定状況」
まずはあなたのモヤモヤを相談してみましょう
「キャリアチケット就職エージェント」は、量より質の就活を叶える無料の就活支援サービスです。経験豊富なキャリアアドバイザーが、あなたの希望や適性に寄り添い、自己分析から企業紹介、面接対策まで一貫して伴走します。
就活の進め方に迷う時期から内定獲得まで、就活に関わるどんな悩みも丁寧に寄り添い、あなたの就活をバックアップします。
こんなお悩みはありませんか?
- 何から手をつければいいか分からない
- 選考で落とされる理由が分からない
- 自分にピンとくる会社が見つからない
就活は、正解が見えない中で決断の連続です。「何から始めればいいかわからない」「本当にこの会社でいいのか」「自分の強みは何なのか」と、一人で抱え込んでしまうのは無理もありません。
キャリアチケット就職エージェントは、そんなあなたの試行錯誤に寄り添い、最後まで伴走します。孤独になりがちな就活を、プロと一緒に「納得感のある就活」へ変えてみませんか?
かんたん1分で登録
内定承諾書提出後や公務員試験合格でも辞退できる
内定承諾書を提出したあとや秋に公務員試験の合格が決まったタイミングなど、「すでに辞退しにくい状況」になってから辞退を検討するケースも少なくありません。「承諾書を出してしまったからもう辞退できないのでは」と不安になる方もいるでしょう。結論からお伝えすると、このような状況であっても内定辞退を行うこと自体に問題はありません。
ここでは、承諾書提出後や公務員試験合格後、12月以降など入社が近づいた時期の辞退について詳しく解説します。
内定承諾書提出後も10月以降の辞退は可能
内定承諾書を提出したあとであっても、10月以降の内定辞退は可能です。内定承諾書はあくまで入社の意思を示す確認書類。雇用契約そのものを法的に確定させるものではないため、提出後に気持ちが変わった場合でも辞退の申し出は認められます。
ただし、内定承諾書を提出しているということは、企業側がすでにあなたを採用予定人数に含めて研修や配属の準備を進める段階にあることを意味します。辞退の連絡が遅れるほど企業の負担は大きくなるため、承諾書を提出したあとに辞退を決めた場合ほど、できるだけ早く連絡することが重要です。
内定承諾書を提出したあとに就活を続けるべきか迷っている方は、「内定承諾書を提出した後でも就活は続けられる?後悔しない判断方法を解説」の記事もあわせてご確認ください。
公務員試験合格後の民間内定辞退も問題ない
公務員試験の結果が出るのが10月以降になり、すでに承諾していた民間企業の内定を辞退する場合も、法的な問題はありません。公務員試験は最終合格発表が秋にずれ込むケースもあり、進路が確定する時期が遅くなること自体は珍しくないため、事情を丁寧に説明すれば厳しく責められることは基本的にないでしょう。
ただし、公務員試験の結果待ちを理由に、安易に企業の内定を保持し続けるのは避けるべきです。公務員志望の場合は、企業への内定承諾を慎重に検討し、できるだけ早い段階で進路の決断をするのが望ましいでしょう。企業の内定を承諾する際は、本当にその企業で働く意思があるかどうかをしっかりと見極める必要があります。
公務員と民間企業を併願するために、就活全体のスケジュールを確認したい方は、「就活とは?いつから何をやる?基本の流れと今からできる準備を解説!」の記事をご覧ください。
12月以降や入社直前でも2週間前までなら辞退できる
12月以降や年明けなど、入社日が近づいた時期でも内定辞退は可能です。前述の通り、「民法第627条」では、期間の定めのない雇用は、解約を申し入れた日から2週間で終了すると定められています。この考え方から、入社日の2週間前までに申し出れば、原則として辞退可能です。
ただし、12月以降は入社前研修の案内や配属先の検討、入社書類の準備など、企業の受け入れ準備がさらに進む時期です。連絡が遅れるほど企業の負担は大きくなるため、「2週間前までなら大丈夫」と考えて先延ばしにするのは避けましょう。
入社日まで2週間を切ってから辞退を申し出る場合は、手続きについて企業と個別に相談が必要になることもあります。辞退の意思が固まった時点ですぐに電話で連絡し、受け取った書類の返送など、企業の指示に沿って対応を進めることが大切です。
こんなお悩みはありませんか?
- 何から手をつければいいか分からない
- 選考で落とされる理由が分からない
- 自分にピンとくる会社が見つからない
自分に合った仕事ってなんだろうと不安になりますよね。強みや適性に合わない仕事を選んでしまうと、せっかく就職しても早期退職のリスクがあります。そこで活用したいのが、「適職診断」です。
まずは所要時間1分でできる診断に取り組んでみませんか?自分の特性とそれに合う企業を客観的に把握できれば、企業探しや自己分析をよりスムーズに進めることができるでしょう。
- 自分に向いてる仕事がわからない
- 自分の長所がわからない
- 時間をかけずに自己分析をしたい
かんたん6問で診断
10月以降に内定辞退するリスクと辞退前の注意点
10月以降の内定辞退は法的に可能ですが、時期が遅くなるほど企業へ与える影響は大きくなります。そのため、適切な対処法を知って、リスクを最小限に抑える必要があるでしょう。
ここでは、10月以降に内定を辞退するリスクと、辞退を決める前に確認しておきたい注意点について解説します。
10月以降に内定辞退するリスクは4つ
10月以降の内定辞退は、時期が遅いからこそ生じるいくつかのリスクがあります。
10月以降に内定を辞退するデメリット
- 企業との関係が悪化したり、信頼を喪失したりする可能性がある
- 同業界内での評判に影響が出る恐れもある
- 秋以降は求人数が減るため、新たな就職先の選択肢が減りやすい
- 後輩の求人紹介や採用などに支障が出る可能性もある
10月以降は内定式を終え、企業が入社準備や研修の手配、備品の購入などを本格化させている時期です。このタイミングでの辞退は企業の採用計画や現場の準備に大きな打撃を与えるため、担当者から強い不快感を示されるケースがあります。また、同業種内での人事同士の横のつながりや情報共有によって、辞退の経緯が話題にのぼる可能性もゼロではありません。
辞退の経緯によっては大学と企業との信頼関係にも影響し、次年度以降の後輩への求人紹介や採用に支障が出る恐れもあります。加えて、10月以降は春先に比べて企業の採用枠自体が限られるため、就活をやり直す場合の難易度が上がる点も覚悟しておく必要があるでしょう。
このように、10月以降の辞退には相応のリスクが存在します。本当に辞退すべきか、自分のキャリアプランと照らし合わせながら慎重に検討することが大切です。
内定辞退に進む前に、そもそも就活における内定が何かを知りたい方は、「内定とは?内々定との違いや新卒の場合の獲得から入社までの流れを解説」の記事をご参照ください。
内定式後の辞退は怒られる?気をつけること
「内定式が終わったあとに辞退したら怒られるのでは…」と不安を感じる方も多いでしょう。内定式後の辞退で理不尽に責められることは基本的にありませんが、担当者から落胆されたり厳しい言葉をかけられたりする可能性はあります。
しかし、採用担当者から感情的に怒られたり不快感を示されたりすることがあっても、法律上、内定を辞退することは可能です。企業としても内定辞退の可能性は想定しているため、理不尽に裁判を起こされたり損害賠償を請求されたりすることは基本的にないでしょう。
ただし、「怒られるのが怖いから」と連絡を先延ばしにしたり放置したりするのは避けてください。連絡が遅れるほど企業の損失が大きくなり、かえってトラブルや企業側の怒りを増幅させる原因になります。相手から厳しい反応が返ってくるかもしれないことをあらかじめ心構えしておき、毅然とした態度で誠実に向き合うことが大切です。
内定式については、「内定式とは?いつ開催される?当日のスケジュールや事前に必要な準備を解説」の記事で解説しています。
次の進路を確保してから辞退する
今の内定先に迷いがあっても、次の進路が決まらないうちに辞退するのは慎重に考えましょう。10月以降は採用活動を終えた企業も多く、春や夏と比べて応募できる求人が限られてくるためです。
他社の内定や公務員試験の合格など、次の進路を確保してから辞退を伝えれば、「辞退したものの行き先がない」という事態を防げます。まだ次の進路が決まっていない場合は、内定を保持したまま就職活動を続け、納得できる内定を得た時点で辞退を判断するのも1つの方法です。
ただし、辞退する可能性が高い内定を長く保持し続けると、そのぶん企業の負担は大きくなります。並行して就活を進める期間は必要最小限にとどめ、判断がついたら速やかに連絡しましょう。辞退後に就活を続ける場合の具体的な進め方は、「10月以降に内定辞退したあとの就活の進め方」で解説しています。
無料で相談!内定がもらえない理由を相談する
10月以降の内定辞退でトラブルを避ける4つのコツ
10月以降の内定辞退でトラブルを避けるには、連絡のタイミングと伝え方が重要です。企業から呼び出されたり入社先を聞かれたりしたときの対応も、事前に知っておけば落ち着いて対処できます。
ここでは、10月以降の内定辞退を円満に進めるための4つのコツをご紹介します。
辞退を決めたらできるだけ早く連絡する
10月以降に内定辞退の意思が固まったら、可能な限り早く企業へ連絡を入れましょう。「言い出しにくい」「怒られるのが怖い」と連絡を先延ばしにしている間にも、企業はあなたを迎えるための準備にコストと時間をかけています。
連絡が一日遅れるだけでも企業側の負担や損害は大きくなり、結果として大きなトラブルに発展しかねません。逆に、10月以降という遅い時期であっても、決断後すぐに連絡を入れて誠実に対応すれば、企業側も追加採用や計画の変更に動くことができます。
自分自身の気持ちに区切りをつけ、次の道へスムーズに進むためにも、「辞退を決めた瞬間が最も早い連絡タイミングである」と捉えて迅速に行動しましょう。
内定式後の辞退の詳しい流れについては、「【新卒】内定式後の辞退は可能?伝え方のマナーやメール・電話の例文を解説」の記事をあわせてご覧ください。
連絡せずに放置するサイレント辞退はしない
辞退を決めたにもかかわらず、企業に連絡しないまま放置する「サイレント辞退」は避けましょう。企業は辞退を把握できないため、研修の案内や入社書類の送付など、あなたを迎える準備を続けることになります。
また、連絡がつかない状態が続くと、企業が大学に問い合わせるなど、思わぬところに影響が広がる可能性もあります。「怒られたくない」「気まずい」と感じても、電話で辞退の意思を伝えることが、お世話になった企業に対する最低限のマナーです。
どうしても電話をかける勇気が出ない場合は、話す内容をメモにまとめてから連絡するのがおすすめです。
会社に呼び出されても行く必要はない
内定辞退を告げた際、採用担当者から「一度会社に来て直接話そう」「面談の時間をとってほしい」と呼び出される場合があります。しかし、辞退の話し合いのために企業へ出向く法的な義務はありません。電話やメールで辞退の意思を明確に伝えていれば、手続きや対応としては十分です。
企業側としては、「理由を直接聞いて引き止めたい」「双方の状況を整理したい」という意図がありますが、すでに自分の決断が固まっているなら直接会う必要はないでしょう。
ただし、呼び出しを断る際は、相手の感情を煽らないよう配慮が必要です。「すでに意思は固まっており、お伺いしても考えが変わることはございません」「大変恐縮ですが、直接訪問してのお話は控えさせていただきます」と、感謝と謝意を示しつつ丁寧かつ毅然とした態度で断りましょう。
入社先の企業名は伝えなくてよい
内定辞退の際に「どこの会社に入社するのか」を聞かれることもありますが、入社予定先の企業名を伝える必要はありません。企業名を伝えてしまうと、「なぜうちではなくその会社なのか」と強く引き止められたり、場合によっては企業間で予期せぬトラブルにつながったりするリスクもあります。そのため、具体的な社名は伏せておくのが無難です。
もし入社先を聞かれた場合は、「大変申し訳ございませんが、入社先企業名のお答えは控えさせてください」と丁重に断りましょう。辞退理由を尋ねられた際も、「他業界の企業へ進むことに決めました」「自身の適性を考慮し、別の道を選択いたしました」など、概要を簡潔に伝える程度にとどめるのがおすすめです。
無料で相談!内定がもらえない理由を相談する
10月以降の内定辞退をスムーズに進めるための流れ
10月以降の内定辞退は、企業側も入社準備を進めているため、より丁寧で迅速な対応が求められます。お互いに気持ち良く手続きを進めるためにも、事前準備から連絡後のフォローまでの手順を正しく把握しておきましょう。

1.内定辞退の意思決定をする
内定辞退を決める前に、自身の将来やキャリアプランについてしっかりと向き合いましょう。「なぜ辞退したいのか」「その企業を辞退したあとの進路や代替案はあるか」などを客観的に整理することが大切です。
特に10月以降の辞退では、「リスクを負ってでも10月以降に辞退するだけの明確な理由やメリットがあるか」を冷静に見極める必要があります。単なる不安や一時的な迷いではないか、入社辞退によって得られる選択肢が自分にとって本当に価値のあるものかを慎重に検討しましょう。
自分ひとりで決めきれない場合は、家族や信頼できる知人、大学のキャリアセンターなどに相談し、客観的な意見をもらうのも効果的です。
ただし、迷っているからといって判断を遅らせ過ぎるのは禁物です。納得のいく決断ができたら、企業への影響を最小限に抑えるためにも、速やかな連絡を心がけましょう。
2.採用担当者に電話する
内定辞退の意思が固まったら、まずは採用担当者へ電話で直接連絡します。メールやメッセージのみでの辞退連絡は、誠意が伝わりにくく見落とされるリスクもあるため避けてください。
電話がつながったら大学名と名前を名乗り、内定辞退の件で電話した旨を簡潔に伝えます。担当者が不在の場合は戻り時間を確認し、「改めてお電話いたします」と伝えて一度切りましょう。
また、電話をかける際は、時間帯への配慮も必要です。企業の始業直後や終業間際、昼休みを避け、平日の午前10時〜正午、午後2時〜午後5時の間の連絡を心がけましょう。何時に連絡すべきかで迷っている方は、「就活で企業への電話時間は何時にすべき?連絡マナーを守って印象アップ!」の記事もご参照ください。
3.辞退の理由を説明する
内定を辞退する際は、理由を簡潔かつ誠実に説明することが大切です。言いづらいからといって曖昧に濁したり嘘をついたりせず、真摯な対応を心がけましょう。
他社への入社を決めたことが理由の場合は、具体的な企業名まで伝える必要はありません。ただし、業界や職種などの概要は「自身の適性やキャリアプランを再検討した結果、○○業界(○○職)に進むことを決意いたしました」といった形で伝えると、企業側にも納得してもらいやすくなります。
また、家庭の事情や進学などが理由の場合も、無理のない範囲で状況を説明するのが望ましいです。担当者からの質問に対しても誠意をもって答えつつ、辞退の意思が固まっていることを丁寧に伝えましょう。
4.謝罪と感謝を伝える
理由を説明したあとは、この時期の内定辞退によって企業に大きな負担をかけてしまうことへの深い謝罪と、これまで選考や入社準備で親身に対応していただいたことへの感謝を心を込めて伝えましょう。
前述したとおり、10月以降の内定辞退は、企業側の採用活動や受け入れ体制に直接的な影響を与えます。だからこそ、相手の立場に配慮した丁寧な言葉選びと誠意ある態度が大切です。一方的に自分の都合だけを伝えるのではなく、これまでお世話になった企業へのリスペクトを忘れないよう意識して言葉を届けてください。
5.メールで記録を残す
電話で採用担当者に内定辞退の旨を伝えたら、必ず当日中にメールでも辞退の意思を伝えましょう。口頭で説明するだけでなくメールを送っておくことで、「いつ・誰が・どのような内容で連絡をしたか」というやり取りの履歴がお互いの元に残り、後々のトラブルや認識の食い違いを防ぎやすくなります。
メール本文には、電話で対応していただいたことへのお礼をはじめ、電話で伝えた辞退の要点、改めての謝罪と感謝の言葉を簡潔かつ丁寧に記載しましょう。
なお、電話がつながらずやむを得ずメールで先に辞退の意思を伝える際も、メールを送信したうえで時間を置いて改めて電話を入れるのがマナーです。
内定辞退の決断をし、新たな進路へ進むことが決まったら、次のステップに向けて準備を整えていきましょう。
無料で相談!内定がもらえない理由を相談する
電話・メールで内定辞退を伝える例文と注意点
内定辞退の連絡は、原則としてまず「電話」で直接意思を伝えたあと、記録として「メール」を送るという2ステップで行います。10月以降という時期の重みを理解し、相手に配慮したマナーと誠意ある言葉遣いを心がけることが大切です。
ここでは、それぞれの連絡方法における注意点と、実際のやり取りでそのまま使える会話・メールの例文に加え、電話がつながらないときの伝え方もご紹介します。
電話で内定辞退を伝える際の例文
電話で伝える際は、落ち着いた声で要点を明確に話すことが大切です。緊張して伝えたい内容が飛んでしまったり言葉に詰まったりするのを防ぐためにも、かける前に話す順序や理由などの要点をメモに整理しておくとよいでしょう。
ここでは、相手の状況に配慮しつつ、誠意と感謝を伝える会話例をご紹介します。
電話で内定辞退を伝える会話例
就活生(自分)お世話になっております。貴社より内定をいただいております、△△大学の刈谷知景子と申します。採用ご担当の○○様はいらっしゃいますでしょうか。
(採用担当者)お電話代わりました、採用担当の○○です。
就活生(自分)○○様、お忙しいところお時間をいただきありがとうございます。本日は、大変心苦しいのですが、内定を辞退させていただきたくご連絡いたしました。
(採用担当者)そうですか…。差し支えなければ、辞退の理由をお伺いしてもよろしいでしょうか?
就活生(自分)はい。自分の適性を改めて見つめ直した結果、別の業界でキャリアを積みたいと考え直したため、このような結論に至りました。
(採用担当者)承知いたしました。非常に残念ですが、ご事情があるとのことで理解いたしました。
就活生(自分)10月以降のこの時期にこのようなご連絡となってしまい、大変申し訳ございません。選考の過程では親身にご対応いただき、貴重な経験をさせていただきましたことを心より感謝しております。本来であれば直接お伺いしてお詫びすべきところ、お電話でのご連絡となりましたこと、重ねてお詫び申し上げます。
(採用担当者)いえ、ご連絡いただきありがとうございました。今後の活躍をお祈りしております。
就活生(自分)ありがとうございます。それでは、失礼いたします。
メールで内定辞退を伝える際の例文
メールはテキストとして記録に残るため、誤字脱字や丁寧な言葉遣いにより一層気を配る必要があります。電話で対応してもらったことへの感謝を述べつつ、改めて書面として辞退の旨と謝罪を伝えましょう。
メールで内定辞退を伝える例文
件名:内定辞退のご連絡(△△大学 刈谷知景子)
本文:
○○株式会社
人事部 ○○様
お世話になっております。△△大学の刈谷知景子です。
先ほどはお電話にて貴重なお時間をいただき、誠にありがとうございました。
お電話でお伝えいたしましたが、本メールにて改めて内定辞退のご連絡をさせていただきます。
選考から内定に至るまで、○○様をはじめ貴社の皆さまには大変親身にご対応いただき、心より感謝申し上げます。
それにもかかわらず、10月以降のこの時期にこのようなご連絡となってしまい、多大なご迷惑をおかけしますことを重ねて深くお詫び申し上げます。
今後の手続きや、すでに受け取っております書類等の返送についてご指示がございましたら、ご教示いただけますと幸いです。
本来であれば直接お伺いしてお詫びすべきところ、メールでのご連絡となりますこと、何卒ご容赦ください。
末筆ながら、貴社の益々のご発展と社員の皆さまのご健勝を心よりお祈り申し上げます。
===================
刈谷 知景子(カリヤ チケコ)
△△大学 △△学部 △△学科 4年
携帯電話:090-XXXX-XXXX
メールアドレス:○○○○@○○○.jp
===================
この例文は、あくまで基本形です。実際の状況や電話での会話の流れに応じて、自分の言葉で自然な表現に調整して送りましょう。電話やメールでの伝え方をさらに詳しく知りたい方は、「内定辞退は電話が基本!メールを使うケースや例文・マナーを紹介」をご参照ください。
電話がつながらないときの伝え方と例文
何度かけても採用担当者につながらない場合は、辞退の連絡が遅れないよう、先にメールで辞退の意思を伝えましょう。メールを送ったあとは、時間を置いて改めて電話をかけ、直接お詫びを伝えるのが丁寧な対応です。
メールでは、電話をかけたもののつながらなかったことを冒頭で伝えたうえで、辞退の意思とお詫びを簡潔に記載します。改めて電話で連絡する予定であることも書き添えておくと、誠意が伝わりやすくなります。
電話がつながらなかったときのメール例文
件名:内定辞退のご連絡(△△大学 刈谷知景子)
本文:
○○株式会社
人事部 ○○様
お世話になっております。△△大学の刈谷知景子です。
本日お電話を差し上げましたが、ご不在のようでしたので、メールにて失礼いたします。
大変恐縮ながら、貴社よりいただいた内定を辞退させていただきたく、ご連絡いたしました。
内定式にもお招きいただき、これまで親身にご対応いただいたにもかかわらず、このような時期のご連絡となりましたことを深くお詫び申し上げます。
本来であれば直接お詫びすべきところ、メールでのご連絡となり申し訳ございません。改めてお電話にてご挨拶させていただきます。
何卒よろしくお願い申し上げます。
===================
刈谷 知景子(カリヤ チケコ)
△△大学 △△学部 △△学科 4年
携帯電話:090-XXXX-XXXX
メールアドレス:○○○○@○○○.jp
===================
なお、担当者の不在時に伝言をお願いする場合は、大学名と氏名、改めて電話をかける旨だけを伝えるとよいでしょう。辞退の意思は、採用担当者本人に直接伝えるのが基本です。
無料で相談!内定がもらえない理由を相談する
10月以降に内定辞退したあとの就活の進め方
10月以降に内定辞退をした場合、「これから新しい内定を得られるだろうか」と不安になる方も多いでしょう。しかし、秋以降であっても適切なアプローチを行えば、納得のいく就職先を見つけることは十分に可能です。
ここでは、10月以降に就職活動を再開・継続する際の具体的なアクションについて解説します。
企業の採用情報をこまめにチェックする
10月以降に就職活動を再開・継続する場合、できるだけ早く企業の採用情報をチェックしましょう。10月以降であっても、内定辞退者の補填や事業拡大などに伴い、秋採用や追加募集を行っている企業は決して少なくありません。
特に、就活ナビサイトでは、10月以降も新規の求人や追加募集の情報が随時更新されています。気になる企業や業界の採用ページ、SNSなどを定期的に確認し、新しい募集情報を見逃さないようにすることが大切です。
また、興味のある企業があれば、思い切って直接問い合わせてみるのも手です。Webサイト上では募集終了と書かれていても、辞退者が出たタイミングなどで個別に対応してもらえる場合があります。
就活エージェントを活用する
10月以降の就職活動において、就活エージェントは非常に心強い味方となります。エージェントは独自のネットワークをもっており、一般的な求人サイトには掲載されていない「非公開求人」を取り扱っていることも多いため、秋以降でも採用直結型のスピーディーな選考案内を受けられる可能性があるでしょう。
エージェントを活用する際は、複数のサービスに登録してみるのがおすすめです。サービスによって所有する求人数や得意な業界が異なるため、併用することで選択肢が大きく広がるでしょう。
ただし、エージェントのキャリアアドバイザーにすべてを任せきりにするのではなく、自分でも積極的に情報収集を行いながら就活を進める必要があります。
就活エージェントの仕組みや選び方を知りたい方は、「【新卒】就活エージェントとは?何をしてくれる?無料の理由も解説」をご一読ください。
スカウト型サービスを活用する
10月以降の就職活動では、スカウト型就活サービスの活用も効果的です。自身のプロフィールや自己PRを登録しておくだけで企業からオファーが届くため、自分一人では見つけられなかった企業や、自身の適性にマッチした求人と出会う機会を増やせます。
また、スカウトを送ってくる企業は学生に強い関心をもっている場合も多く、通常のルートよりも選考プロセスが短縮されたり、面談からスタートできたりとスピーディーに内定まで進める可能性があるのも魅力です。
秋冬インターンに参加する
10月以降に開催される秋冬インターンシップへの参加も、内定獲得に向けた有効な選択肢となります。秋冬インターンは1日〜数日程度の短期プログラムが多く、学業や就活と両立しながら効率的に業界・企業理解を深めることが可能です。
さらに、インターン参加者限定の特別選考ルートを設けている企業も多いため、インターン経由で内定につながるケースも少なくありません。気になる企業がインターンを募集していないか、積極的にチェックしてみましょう。
10月以降の就活の具体的な進め方については、「10月から就活は遅い?学年別のやるべきことや秋採用の仕組みを解説」もあわせて参考にしてみてください。
無料で相談!内定がもらえない理由を相談する
10月以降に内定辞退してもよいか悩んでいる方へ
内定辞退は重要な決断ですが、納得できない就職先を選択するよりも、慎重に検討したうえで辞退することが賢明な場合があります。きちんとした理由があり、十分に考えた結果であれば、10月以降も内定辞退は可能です。
内定の辞退を決めたら放置せず、速やかに誠意をもって企業へ連絡しましょう。マナーを守って適切に対応すれば、過度に恐れる必要はありません。ただし、辞退の判断を下す前に内定先について改めて企業研究を行い、冷静に考える時間をとることも大切です。
「今の内定先でよいのかな…」「まだ就活を続けたいけど10月以降でも内定獲得を目指せる?」とお悩みの方は、キャリアチケット就職エージェントへご相談ください。
キャリアチケット就職エージェントは、悩みを抱える学生の支援に特化した新卒向けのサービスです。経験豊富なキャリアアドバイザーが1対1でヒアリングを行い、あなたにぴったりの企業を厳選してご紹介します。今の内定先に決めるべきか、就職を続けるべきかのお悩みにも、就活のプロとして客観的にアドバイス可能です。
また、書類添削や面接対策、企業とのやり取りの代行、内定後のフォローなどのサービスも充実しています。すべてのサポートを無料で受けられるので、10月以降に就活を継続する方は、ぜひキャリアチケット就職エージェントへお問い合わせください。
無料で相談!内定がもらえない理由を相談する
10月以降の内定辞退に関するよくある質問
ここでは、10月以降の内定辞退に関するよくある悩みや疑問について、Q&A形式で解説します。これらの回答を参考に、適切な判断と対応を心掛けましょう。
内定辞退後にトラブルになることはありますか?
誠意をもって対応すれば、深刻なトラブルになることは少ないでしょう。ただし、連絡が遅れたり、不誠実な態度をとったりすると、企業との関係が悪化する可能性があります。
内定辞退の理由を明確に説明し、これまでの選考過程への感謝の気持ちを伝えることで、円満な辞退を目指してください。特に10月以降は、採用計画への影響が大きいことを理解し、できるだけ早めの連絡を心がけましょう。
メールだけで内定辞退してもいい?
10月以降の内定辞退は、メールだけで済ませず、電話で直接伝えるのが基本です。 入社準備が進んでいる時期のため、メールのみの連絡では誠意が伝わりにくく、見落とされるおそれもあります。電話で辞退の意思を伝えたあと、記録としてメールを送りましょう。
ただし、企業から連絡方法をメールに指定されている場合や、何度かけても電話がつながらない場合は、先にメールで伝えても問題ありません。メールで辞退を伝える際のマナーや例文は、「【新卒向け】内定辞退はメールだけで良い?状況別の例文6選とマナーを解説」の記事にまとめています。
公務員試験の結果待ちで内定承諾してもいい?
公務員試験の結果待ちの状態で民間企業の内定を承諾すること自体に、法律上の問題はありません。前述のとおり、内定承諾書を提出したあとでも辞退は可能なため、公務員試験に合格した時点で辞退を申し出ることもできます。
ただし、承諾後の辞退は企業の採用計画に影響を与えます。最終合格の発表日を事前に確認しておき、合格が分かったらすぐに辞退の連絡を入れましょう。選考で併願状況を聞かれた際に、公務員試験も受験していると伝えておけば、辞退時に事情を理解してもらいやすくなります。
無料で相談!内定がもらえない理由を相談する