このページのまとめ
- 企業研究ノートを作ると、大量の情報が整理でき志望動機が考えやすくなる
- 企業のWebサイトだけでなく、口コミサイトやSNSも活用して情報収集しよう
- ノートを作成したら終わりではなく、選考に活用できる情報を蓄積することが大切

「企業研究ノートの作り方が分からない」と悩む就活生もいるでしょう。せっかく集めた情報も、整理できていなければ選考で活かせません。企業研究ノートに必要な情報をまとめておくと、企業選びや志望動機の作成の際に見直せて便利です。
この記事では、企業研究ノートの作り方を5つのステップで解説します。ノートに記載すべき10個の基本項目や、効果的な活用方法も紹介するのでぜひ最後までご覧ください。
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- 企業研究ノートはなぜ必要?作成するメリット
- 大量の情報を整理できる
- 企業同士の違いを比較できる
- 志望動機に説得力が出る
- 入社後のミスマッチを防ぎやすくなる
- いつでも情報を見返せる
- 企業研究ノートに書くべき10個の基本項目と記載例
- 1.基本情報
- 2.業績
- 3.経営理念
- 4.事業内容
- 5.企業の強み・弱み
- 6.同業他社との比較
- 7.求める人物像や社風
- 8.労働環境
- 9.採用情報
- 10.自分の考え
- 企業研究ノートの作り方5ステップ
- 1.企業のWebサイトから基本情報を抜く
- 2.ニュースや口コミサイト・SNSなどの情報を補完する
- 3.競合他社と比較して強み・弱みを特定する
- 4.説明会やインターン、OB・OG訪問に参加する
- 5.その企業に関する自分の考えをまとめる
- デジタルツールを使って作成するのもおすすめ
- 企業研究ノートの効果的な活用方法
- 志望企業の選定
- 志望動機の作成
- 選考対策(ES、面接)
- 面接前の最終チェック
- 企業研究ノートを作る際の注意点
- 就活用の鞄に入る小さめサイズのノートを選ぶ
- 記載項目は統一する
- 読みやすいように丁寧に書く
- 情報は随時追加する
- ノート作りを目的にしない
- 企業研究を選考突破につなげたい就活生へ
- 企業研究ノートに関するよくある質問
- Q.企業研究と業界研究の違いは?
- Q.企業研究をしないとどんなデメリットがある?
- Q.公表されていないデータはどうやって調べたら良い?
- Q.企業研究ノートは何社分書けば良い?
- Q.企業研究ノートの作成はいつから始めるべき?
企業研究ノートはなぜ必要?作成するメリット
「企業研究ノート」とは、志望企業の情報をまとめたノートのことです。企業研究ノートを作成すると、ただ情報を眺めるだけでなく、自分なりに記録することで理解が深まり、志望企業の絞り込みや選考対策に役立つでしょう。
以下で、企業研究ノートを作成するメリットを5つ紹介します。
大量の情報を整理できる
就職活動では多くの企業情報を収集するため、記憶だけですべてを管理することは困難です。ノートに必要な情報をまとめておけば、Webサイトや説明会、OB訪問で得た断片的な知識が一箇所に集約されます。
情報を視覚的に整理することで、各社の特徴が混ざるのを防げるだけでなく、必要な情報を必要なときにすぐ参照できるでしょう。冷静に各社を分析するための基盤として、企業研究ノートの作成は有効な手段です。
企業同士の違いを比較できる
複数社の情報を同じフォーマットで企業研究ノートに書き出すことで、「A社は成長性が高いが、B社のほうが教育体制が手厚い」といった企業間の違いが浮き彫りになります。競合他社との比較により見えてくる特徴は、自分に合う企業を見極めるための重要な判断基準となるでしょう。
また、面接で「競合他社ではなく、なぜ弊社なのですか?」と問われた際も、ノートで整理した比較データがあれば、その企業特有の魅力を論理的に説明できます。熱意を根拠とともに伝えるためにも、他社との違いを明確に洗い出しておくことが大切です。
志望動機に説得力が出る
企業研究ノートをまとめることで企業に対する理解が深まり、志望動機に説得力が出ます。企業に対する理解が不足していると志望動機も表面的なものになってしまうでしょう。
「なんとなく雰囲気が良い」といった主観ではなく、「貴社の△△という事業戦略に、私の強みを活かせると感じた」と具体的に語れるようになる必要があります。企業研究ノートを通じて企業への理解を深めるプロセスそのものが、入社意欲の高さを示すことにつながるでしょう。
入社後のミスマッチを防ぎやすくなる
企業の表面的なイメージだけでなく、労働条件や社風までノートに書き留めることで、入社後のミスマッチを未然に防ぎやすくなります。自分の価値観や「就活の軸」と照らし合わせながら情報を整理することで、冷静な判断ができるのです。
また、良い面ばかりに目を向けるのではなく、課題や懸念点も客観的に記録することで、自分が本当にその環境で活躍できるのか、納得感をもって意思決定できるようになるでしょう。
いつでも情報を見返せる
企業研究ノートがあれば、面接直前のわずかな時間でも要点を再確認できます。自分が時間をかけて調べ、考えをまとめた記録は、本番での緊張を和らげる「お守り」のような役割も果たしてくれるでしょう。
情報を一元化したノートが手元にあることは、「これだけ準備をしたのだから大丈夫」という精神的な安定につながります。
自分に合った企業を見つけ、面接での受け答えに説得力をもたせるために企業研究は欠かせません。「企業研究とは?目的や手順を解説!ポイントを押さえて就職成功を目指そう!」の記事では、企業研究の目的や手順を解説しているので、あわせてご一読ください。
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企業研究ノートに書くべき10個の基本項目と記載例
質の高い企業研究ノートを作るために、項目を固定して各社の比較ができるようにしておくのがおすすめです。
ここでは、企業研究ノートで最低限おさえておくべき10個の基本項目と、具体的な記載イメージを紹介します。
1.基本情報
企業のアイデンティティを確認する項目です。会社名や代表者名、設立年、所在地、従業員数、資本金などを正確に記します。
これらは企業理解の土台となる部分であり、面接で基本的な知識を問われた際にスムーズに回答できるよう必ず押さえておくべきデータです。まずは事実を正確に把握することから、企業研究の第一歩を踏み出しましょう。
【記載例】
・会社名:株式会社△△
・代表者:代表取締役社長 田中太郎
・設立年:1990年5月
・所在地:東京都新宿区...
・従業員数:500名
・資本金:1億円
ほかにも、たとえば代表者の経歴や創業の経緯などを記録しておくと、企業の価値観を読み解くヒントとなることがあります。上記の基本情報に付随する内容も、必要に応じて書き足してみてください。
2.業績
企業の安定性や成長性を測るための重要な指標です。売上高や営業利益を記録しましょう。単に数字を写すだけでなく「なぜ増益したのか」「なぜ減益したのか」という背景をニュース等で調べ、併記しておくと事業の動向が掴みやすくなります。
【記載例】
・売上高:2024年度 1,000億円(前年比105%)
・営業利益:80億円(利益率8%)
・推移:3期連続の増収増益
・背景:DX需要の拡大に伴い、クラウド事業が牽引
・将来展望:海外比率を現在の10%から30%へ引き上げる計画
直近3年分程度の数値を追うことで、その企業が成長過程にあるのか、あるいは足踏みしているのかが見えてくるでしょう。また、投資家向けのIR資料を読み解き、将来性があるかどうかを客観的な数字から判断する癖をつけるのもおすすめです。
3.経営理念
企業が大切にしている価値観や存在意義のことです。単に文言を写すだけでなく、その理念が具体的なサービスや社員の行動にどう反映されているかを意識してメモすると、理解がより深まるでしょう。
【記載例】
・理念:「技術で世界を笑顔にする」
・解釈:利益追求だけでなく、常にユーザー体験を優先する文化
・共感ポイント:ボランティア活動で感じた「他者貢献」という自分の軸と合致
理念への共感は、志望動機を作成する際の核となる部分です。自分自身の人生観や就活の軸と重なる部分を見つけることで、表面的な言葉ではない、あなたらしい自己PRを構成するヒントが得られる可能性があります。
4.事業内容
その企業が「誰に対して」「どのような価値」を提供して利益を上げているかを整理します。対企業なのか、対個人なのかを明確にすることで、入社後の仕事内容を具体的にイメージしやすくなるでしょう。
【記載例】
・メイン事業:クラウド型会計ソフトの開発・販売
・ターゲット:中小企業の経理担当者
・収益モデル:月額課金のサブスクリプション型
・市場シェア:国内トップクラス(25%)
複数の事業を展開している場合は、どの部門が稼ぎ頭なのか、各部門の売上構成比まで把握しておくと安心です。
5.企業の強み・弱み
市場における優位性や、今後解決すべき課題を分析します。強みは志望動機の根拠となり、弱みは「自分ならどう貢献したいか」という逆質問や入社後の抱負につなげられる重要な項目です。
【記載例】
・強み:特許技術による参入障壁の高さ
・強みの根拠:国内シェア40%を誇る顧客基盤と、24時間365日の保守サポート体制
・弱み:海外展開の遅れ。アジア圏での認知度が低い
・弱みへの対策:2025年までに現地法人を3か国設立予定であり、語学力のある人材を求めている
特に弱みについては、単なる批判ではなく「成長の余地」として捉えることで、前向きな解決策を提案できる準備が整い、面接官に戦略的思考力をアピールできるでしょう。
6.同業他社との比較
競合他社を挙げ、シェアやターゲットの違いをまとめます。他社と比較して何が優れていて、どのような違いがあるのかを明確にすることで、その企業独自の魅力を言語化できるようになるでしょう。
【記載例】
・主要競合:B社(業界最大手)、C社(ベンチャー)
・自社の立ち位置:B社ほど高価ではないが、C社よりもサポートが手厚い
・独自の魅力:特定業界(製造業)への特化型機能に強みがあり、専門性が非常に高い
他社との違いを理解していないと、志望理由が「その業界ならどこでもいい」と受け取られかねません。製品やサービスだけでなく、社風やターゲット層、価格帯などの多角的な視点から比較を行い、その企業独自の魅力を浮き彫りにしましょう。
7.求める人物像や社風
採用HPのメッセージや、説明会で感じた社員の雰囲気をありのままに記録します。どのようなスキルの持ち主が求められ、どのような性格の人が活躍しているかを知ることで、自己PRの方向性を合わせやすくなります。
【記載例】
・求める人物像:「自律的に行動し、周囲を巻き込みながら変革を起こせる人」
・社風:若手からプロジェクトリーダーに抜擢される文化
・雰囲気:論理的な議論を好むが、困っている仲間を放っておかない優しさがある
・社員の声:「失敗を責めるのではなく、次にどう活かすかを問われる環境」
・マッチ度:部活動で主将として組織を立て直した経験が活かせそう
座談会での社員の話し方や、オフィス環境から感じ取ったリアルな空気感も、自分の言葉でメモしておきましょう。
8.労働環境
給与や休日、福利厚生、平均残業時間など、働くうえでの基盤となる情報をまとめます。自分の生活に関わる現実的な部分なので、正確に記録しましょう。公式サイトの情報に加えて、口コミサイト等から得た「現場のリアルな声」も併記しておくと、より実態に近い理解が得られます。
【記載例】
・平均年収:650万円(30歳モデル450万円)
・年間休日:125日(完全週休二日制)
・残業時間:月平均20時間程度(繁忙期は40時間)
・福利厚生:家賃補助(月3万円)、資格取得支援制度
・働き方:週3回のリモートワークが可能
・懸念点:口コミによると部署間で残業時間に差がある様子
これらを整理し、自分の理想とする働き方との親和性を確認しましょう。
9.採用情報
選考フローやエントリー締切日、昨年の倍率などを記載します。特にWebテストの種類(SPI、玉手箱など)や面接の回数は、対策のスケジュールを組むうえで欠かせない情報です。また、過去にどのような質問がされたかという情報も、ネットの掲示板等で調べてメモしておきましょう。
【記載例】
・選考フロー:ES→適性検査(SPI)→GD→面接3回→内定
・締切:1次締切 4月15日、2次締切 5月10日
・募集職種:総合職(法人営業、事業企画)
・倍率:昨年は約50倍
選考の「型」を事前に把握しておくことで、心理的な余裕が生まれ、一歩先を見据えた落ち着いた準備を進めることが可能になります。
10.自分の考え
ノートのなかで最も重要と言っても過言ではない項目です。調べた情報に対して「自分はどう感じたか」「なぜ魅力的に映ったのか」を自分の言葉で書き留めましょう。事実を並べるだけでなく、自分の価値観との接点を見つけ出すプロセスが、志望動機の核となります。
【記載例】
・感想:顧客に深く寄り添う姿勢が、自分の塾講師での経験と合致する
・懸念:海外展開の遅れに対し、自分の語学力をどう活かせるか提案したい
・質問:若手のうちから新規事業に携わるチャンスは具体的にあるか?
疑問に思ったことがあれば記載し、質問会や面接での逆質問リストとして活用しましょう。
これら基本項目を調べる前に、企業研究のやり方を理解しておく必要があります。「企業研究のやり方と就活に活かすコツを解説!効率的な進め方とは?」の記事では、企業研究のやり方や就活への活かし方を解説しているので、ぜひご覧ください。
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企業研究ノートの作り方5ステップ
効率的に企業研究ノートを完成させるための手順を解説します。いきなり細部まで調べようとせず、徐々に情報を深めていくのがコツです。
以下で、5つのステップに分けて解説するので、参考にしてみてください。
1.企業のWebサイトから基本情報を抜く
まずは、企業の公式サイトやIR情報、採用ページを隅々まで確認し、数字や理念などを書き出すことから始めましょう。公式サイトは最も信頼できる一次情報であり、企業の「公式な意思」が反映されています。
代表メッセージや中期経営計画にも目を通すことで、企業が将来どの方向へ向かおうとしているのかが見えてくるでしょう。まずは、企業の全体像を正確に把握する作業を丁寧に行うことが大切です。
2.ニュースや口コミサイト・SNSなどの情報を補完する
公式情報以外の「第三者からの視点」を取り入れることで、情報の多角的な理解を目指します。新聞や業界情報誌などで最新のニュースをチェックし、口コミサイトやSNSで現役社員や元社員の本音を確認しましょう。
企業のWebサイトには載らない現場の実態や、競合他社と比較した際の不満点などもあえて拾い上げノートに記載します。情報の真偽を見極める必要はありますが、複数の視点をもつことで、偏りのない深い企業理解へとつながるでしょう。
3.競合他社と比較して強み・弱みを特定する
同業他社を2〜3社ピックアップし、共通点と相違点を整理して「その企業だけの独自性」をノートに書き込みましょう。
同じサービスを扱っていても、ターゲット層や技術、ビジネスモデルには細かな違いが存在します。それらを比較することで、「なぜこの企業が市場で選ばれているのか」という強みがより鮮明に理解できるでしょう。
業界内での立ち位置を客観的に把握することが、志望動機の解像度を上げ、面接官を納得させる材料となります。
4.説明会やインターン、OB・OG訪問に参加する
企業説明会やインターンシップ、OB・OG訪問など、実際に足を運んで得た「生の感覚」をノートに追記していきます。
社員の表情や言葉選び、職場の雰囲気から伝わってくる社風は、ネットの情報では得られない貴重なデータです。説明会での何気ないエピソードや、OB・OG訪問で聞いた「入社後のギャップ」などをメモしておきましょう。
現場のリアルな情報を活用することで、面接での受け答えに具体性と熱量をもたらし、「本当によく調べている」という高評価を得るきっかけになる可能性があります。
5.その企業に関する自分の考えをまとめる
集めた情報を振り返り、「自分がその企業で働くイメージ」を具体的な言葉にまとめます。「自分の強みをどう活かせるか」「なぜ他社ではなくこの企業なのか」を自問自答し、率直な想いをノートに綴ってみてください。
この最終ステップこそが企業研究の核心であり、内定への近道です。バラバラだった情報があなたの思考と結びつくことで、ES(エントリーシート)や面接で自信をもって志望動機を語れるようになるでしょう。
「企業分析を行う方法とは?やり方とポイントを詳しく解説!!」の記事では、企業分析のやり方を解説しています。企業分析の結果と自分の思考との共通点を探してみてください。
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デジタルツールを使って作成するのもおすすめ
手書きのノートではなく、パソコンやスマホを活用して企業研究の結果を管理するのもおすすめです。
たとえば、WordやExcelでテンプレートを作成しておくと、複数の企業で同じものが使用でき、外出先での確認や情報の追加・修正も簡単に行えます。企業ごとに情報をまとめられるような、就活アプリを利用する方法もあるでしょう。
これらのデジタルツールを使用すると、WebサイトのURLや参考になるニュース記事をそのまま貼り付けたり、表を作成して比較したりする作業もスムーズに行えます。
ただし、面接の待ち時間などに見返す際や、図解しながら考えを整理したい場合は、紙のノートの方が直感的で使いやすい場合も。自分のスタイルに合ったやり方を選びましょう。
近年では、履歴書をスマホやパソコンで作成するケースも増えています。「就活で必要なWeb履歴書とは?作成方法や注意点を解説します」の記事では、スマホやパソコンを使った履歴書の作成について詳しく解説しているので、あわせてご覧ください。
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企業研究ノートの効果的な活用方法
企業研究ノートは作って終わりではなく、選考のフェーズに合わせて上手く活用することが大切です。
ここでは、企業研究ノートの具体的な活用方法について詳しく解説します。
志望企業の選定
複数の企業のノートを見比べると、自分の価値観に合う企業が自然と見えてきます。曖昧な感情ではなく、業績や強み、社風といった具体的な根拠をもとに比較できるため、優先順位をつける際の明確な判断材料となるでしょう。
企業研究ノートにまとめた情報を活用することで、なんとなく選考を受けるのではなく、「この企業で働きたい」というはっきりした理由をもってエントリー先を絞り込めます。
志望動機の作成
ノートにまとめた「自分の考え」と「企業の強み」をつなぎ合わせれば、説得力のある志望動機がスムーズに作成できます。
具体的な数字や事業事例を引用することで、ほかの学生と差別化された、中身の濃い志望動機になるでしょう。ノートに蓄積された「自分だけの気づき」を積極的に盛り込み、自分自身の言葉で入社への熱意を伝えることが大切です。
選考対策(ES、面接)
企業研究ノートは、選考対策にも役立ちます。ESを書く際や面接での回答内容を考える際に、ノートに記録した内容がそのまま論理的な裏付けとして機能するからです。
たとえば、面接で予期せぬ質問をされた際、企業研究ノートで深めた思考を土台にすることで、自分の軸をぶらさずに堂々と答えられるでしょう。また、自分の強みをどの事業で活かせるかをシミュレーションしておけば、入社後の具体的な貢献イメージを伝えやすくなります。
面接前の最終チェック
企業研究ノートは、面接当日の最終チェックのツールとしても活躍します。企業の最新ニュースや、説明会で感じた生の声、自分がその企業に魅力を感じた理由を再確認することで、落ち着いて本番に臨めるでしょう。
面接の待ち時間などに要点を確認できるのは、自作ノートならではの強みです。自分の言葉で整理されたノートは、不安を払拭し、自分を信じて堂々と話すための精神的な支えとしても機能してくれるでしょう。
「業界・企業・職種の研究はなぜ重要?就活を効率的に進めるための基礎知識」の記事では、業界や企業、職種について研究することの重要性を解説しているので、チェックしてみてください。
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企業研究ノートを作る際の注意点
企業研究ノートは、自分のためのノートなので必ず守らなければならないルールはありません。しかし、注意すべきポイントはいくつかあります。
以下で紹介する点に注意し、企業研究ノートを有効に活用してください。
就活用の鞄に入る小さめサイズのノートを選ぶ
持ち運びのしやすさを考慮し、就活用の鞄に入るサイズのノートを選ぶのがおすすめです。コンパクトなノートなら、荷物が多くなりがちな就活の時期でも、邪魔にならず鞄に入れて持ち運べます。
説明会の会場や移動中の電車内など、限られたスペースでもサッと取り出してメモができると便利です。常に手元にあることで、ふとした瞬間の気づきや新しく得た情報を逃さずに記録できます。就活用鞄に入れて、気軽に持ち運べるサイズのノートを選びましょう。
記載項目は統一する
記載する項目とフォーマットを固定し、どの企業のページも同じ構成で埋めていくことが大切です。企業ごとに書く内容がバラバラだと、企業同士の比較が難しくなるでしょう。
統一された型に沿って情報を整理すると、内容の抜け漏れに素早く気づけるようになるだけでなく、複数企業を並べた際の分析もしやすくなります。同じ基準で情報を蓄積していくことで、客観的に自分に合う企業を判断できるでしょう。
読みやすいように丁寧に書く
自分専用のノートであっても、あとで見返すことを前提に丁寧に書きましょう。数ヶ月後の面接直前に見返した際、自分の字が判別できず内容が把握できなければ意味がありません。適度に余白を作り、色ペンやマーカーを活用して重要度を整理する工夫も有効です。
また、箇条書きや図を用いることで視覚的に理解しやすくし、短時間で要点を把握できる構成にすることが、効率的に企業研究ノートを活用するコツといえます。
情報は随時追加する
企業研究は一度調べて終わりではなく、継続的に更新していくものです。面接で社員から直接聞いた話、OB訪問での新たな気づき、新しく発表されたプレスリリースなどは、その都度ノートに書き足しましょう。
情報を常に最新の状態にアップデートし、ノートを「育てていく」感覚をもつことが大切です。情報が蓄積されることで「自分だけの教科書」が完成し、自信をもって選考に挑めるようになります。
ノート作りを目的にしない
企業研究ノートの作成は選考に受かるための手段であり、完成させることがゴールではありません。「きれいに作ること」にこだわりすぎて、時間を浪費しないように注意しましょう。
完璧なデザインを目指したり、Webサイトの文章を丸写ししたりするよりも、情報の分析や「自分はどう思うか」という思考を深めることに時間を使ってください。多少見栄えが悪くても、中身の濃い、あなたなりの考察が詰まったノートを作成することが大切です。
就活中は企業研究だけでなく、スケジュールや自己分析の結果など、あらゆる情報を整理しなければなりません。その際に便利なのが「就活ノート」です。「就活ノートの作り方は?まとめたい内容やポイント・サイズも解説」の記事で就活ノートについて詳しく解説しているので、ぜひご一読ください。
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企業研究を選考突破につなげたい就活生へ
企業研究ノートは、あなたの就活を支える大切なツールです。集めた情報を丁寧に整理し、企業への理解が深まれば、ESや面接で自信をもって自分の想いを伝えられるでしょう。
しかし、いざ作成しようとすると「何から書き始めればいいのか分からない」「得た情報をどのように選考に活かすべきか迷う」といった壁にぶつかることも。そのようなときは、就活のプロであるエージェントに相談し、客観的なアドバイスを受けてみるのがおすすめです。
キャリアチケット就職エージェントでは、キャリアアドバイザーが1対1であなたの就活をサポートします。紹介する企業はすべて事前に直接取材を行っているため、求人票だけでは見えない職場の雰囲気をお伝えでき、あなたの企業研究ノートをより深みのある内容へとアップデートできるでしょう。
ES添削や面接対策などの選考対策も充実しています。企業研究で調べた情報を企業へのアピールにどのように活かすか、就活のプロと一緒に考えていきましょう。サービスの利用はすべて無料なので、一人で悩まずにお気軽にご相談ください。
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企業研究ノートに関するよくある質問
最後に、就活生からよく寄せられる企業研究ノートに関する疑問に回答します。
Q.企業研究と業界研究の違いは?
A.業界研究は、世の中にある特定の産業全体を広く研究することです。市場規模や今後の動向などを学び、自分の価値観やキャリア観に合う業界を絞り込むために行います。
一方、企業研究はその業界内にある特定の1社を深掘りすることです。競合他社と比較した際の強みや社風、具体的な仕事内容を調べ、「なぜ他社ではなくこの会社なのか」という志望動機を明確にするために行います。
Q.企業研究をしないとどんなデメリットがある?
A.志望動機が抽象的になり、面接官から「それは競合他社でもできるのでは?」と問われた際、その企業でなければならない理由を明確に答えられないことが挙げられます。また、企業の風土や実態を深く知らずに入社することで、ミスマッチが生じ早期離職につながることもあるでしょう。
十分な知識がない状態では、予期せぬ質問に対して的確な回答ができません。準備不足からくる不安は表情や声に現れやすく、面接官に「自社への関心が薄い」という印象を与えてしまい、結果として合格率を下げてしまう可能性があります。
Q.公表されていないデータはどうやって調べたら良い?
A.OB・OG訪問やインターンシップの際に質問してみましょう。現場の社員の方に「数値化しにくい職場の雰囲気」や「現在感じている課題」を直接聞くことで、ネットには載っていない一次情報を得られます。
また、業界専門誌や経済誌の過去のインタビュー、有価証券報告書の「事業等のリスク」欄などを読み込むと、企業の裏側や今後の課題が見えてくることもあるでしょう。
「ネットに載っていない=存在しない」ではなく、自ら積極的に情報を得ようという姿勢が、ほかの候補者と差をつける深い企業研究につながります。
Q.企業研究ノートは何社分書けば良い?
A.まずは、志望度の高い企業を5〜10社程度作成することをおすすめします。すべての応募企業を完璧にまとめるのは時間的に難しいため、志望度に合わせて優先順位をつけましょう。
優先度の低い企業については、基本項目のみを簡略化した形式にするなど、労力と時間の配分を工夫してみてください。多くの社数をこなすよりも、「なぜこの会社なのか?」という問いに自信をもって答えられる企業を増やすほうが、結果として合格率は高まるでしょう。
Q.企業研究ノートの作成はいつから始めるべき?
A.早く始めるに越したことはありませんが、自己分析や業界研究が一通り落ち着く「大学3年生の冬」頃から始めるのが理想的でしょう。エントリーが本格化する3月までに、主要な企業のノートが完成していると、余裕を持ってES作成や面接対策に移行できます。
直前になって慌てないためにも、早めに企業研究ノートの作成を始めて、情報を蓄積しておくことが大切です。
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本記事の監修者
淺田真奈(あさだまな)
大学時代は接客のアルバイトを3つかけもちし、接客コンテストで全店1位になった経験をもつ。新卒では地方創生系の会社に入社をし、スイーツ専門店の立ち上げからマネジメントを経験。その後、レバレジーズへ中途入社。現在はキャリアチケットのアドバイザーとして、学生のキャリア支援で学生満足度年間1位と事業部のベストセールスを受賞し、リーダーとしてメンバーのマネジメントを行っている。