このページのまとめ
- ボーナスのある企業では、年に2回6月下旬~7月上旬と12月上旬に支給するのが一般的
- ボーナスの支給額を決める査定の時期が前年であることが多いため、入社した年の夏のボーナスは支給されないこともある
- 支給額は、本人の業績、能力、勤務態度などから査定され決定するが、企業の業績にも左右される
- ボーナスの支給額は一般的には給与2ヶ月分とされているが、業種や企業規模によって差がある
社会人の楽しみの一つである、ボーナス。新卒入社を目指す人の中にも、ボーナスが気になっている人はいるのではないでしょうか。
しかし、入社してすぐにはボーナスが支給されない企業もあるため、期待のしすぎには注意が必要です。
このコラムでは、ボーナスの支給時期や支給額など、社会人になる前に知っておきたいボーナス情報をご紹介します。就活の際に参考にしてください。
自分の価値観とあった企業に出会える!26卒のスカウト登録はこちら
ボーナスは誰でも支給される?
ボーナスとは、基本の給料とは別に会社から支給される特別手当で、賞与とも呼ばれています。
法律で決められた必ず支給しなければならないものではないため、そもそもボーナスの支給がないという企業も少なくありません。
ボーナスの支給時期は?
ボーナスのある企業では、年に2回支給時期を設けているのが一般的で、6月下旬~7月上旬と12月上旬に支給日が設定されていることが多いようです。
企業によっては、3回、1回など支給回数が異なるケースもあり、支給日もそれぞれに設定されています。
また、一般企業と異なり、法律や条例でボーナスの支給日が定められているのが公務員。国家公務員は6月30日と12月10日で、地方公務員も、多くの自治体がこの日程に合わせて支給しているようです。
新卒入社だとボーナスはいつから貰える?
会社がボーナスの支給額を決定する際には、従業員がどれほどの活躍をしたのかといった査定を行います。
この査定期間は、夏のボーナスであれば前年度の10月~3月、冬季のボーナスは支給される年度の4月~9月であるのが一般的。
4月に入社したばかりの新卒社員は夏季賞与の査定期間に勤務していないため、夏のボーナスが貰えるかどうかは、企業の規定によるということになるでしょう。
ただ、ほとんどのケースでは新入社員の夏のボーナスは支給されないことが多く、貰えたとしても寸志程度。入社して最初に支給されるのは冬のボーナスであることが多いようです。
新卒のボーナスについては「新卒はいくらボーナスをもらえる?金額と支給時期
」も参考にしてください。
自分の価値観とあった企業に出会える!26卒のスカウト登録はこちら
支給額はいくら?
ボーナスの支給額はその社員の月給を基に考えられ、一般的には給与の2ヶ月分程度といわれています。しかし、査定の際には、本人の業績や能力、勤務態度が評価の対象となるため、その時々で変動することになるでしょう。
また、本人の評価以外にも大きく影響するのが、会社の業績。
社員の能力が高かったとしても会社の業績次第では前回の支給額から下がる可能性もありますし、逆に、業績によっては新入社員であっても思っている以上のボーナスを受け取ることができるかもしれません。
平成28年の賞与の平均支給金額
では、賞与の平均支給額を見てみましょう。
給与所得者全体の、1年間で受け取る賞与の平均金額は以下のとおりです。
男性:約83万円
女性:約38万円
男女平均:約65万円
年2回支給の一般的な企業の賞与1回分が、給与の2ヶ月分であるとすると、この平均額は全体的に低めに感じるのではないでしょうか。
次に、企業が1年間で支給する賞与の平均金額を、従業員数別に見てみます。
・30人以上100人未満の企業
男性:約60万円
女性:約36万円
男女平均:約50万円
・500人以上1000人未満の企業
男性:約113万円
女性:約51万円
男女平均:約87万円
・5000人以上の企業
男性:約160万円
女性:約45万円
男女平均:約111万円
上記のように、企業の規模が大きくなれば賞与の平均額も増える傾向にあり、100人未満の企業と5000人以上の企業では、男性の平均が2.5倍以上の差が出ています。
また、業種別の平均賞与では、金融・保険業が約146万円であるのに対して、飲食サービス業は14万円。企業の業績に左右されるボーナスは、企業規模や業種によっても大きな差が出るようです。
参照元:国税庁「平成28年分 民間給与実態統計調査」
https://www.nta.go.jp/publication/statistics/kokuzeicho/minkan2016/pdf/001.pdf
ボーナスの詳細については「初めてのボーナスはいくらもらえる?相場と支給日を解説」も参考にしてください。
自分の価値観とあった企業に出会える!26卒のスカウト登録はこちら
ボーナスを上げる方法はある?
お伝えしたように、ボーナスの支給額は査定により決定されるのが一般的。企業によって基準は異なるものの、「本人の業績」「能力」「勤務態度」を見ていることが多いとされています。
ボーナスアップを目指すのであれば、意欲的に仕事に取り組み、能力を高めるための努力をすること、そして実際に成果を挙げていくということがポイントとなるでしょう。
新入社員の場合は、まずは仕事を覚えてきちんと働けるようになることが一番。そして、同僚や先輩社員、上司とのコミュニケーションを大切にする、遅刻をしないなど働く上での基本的な土台部分をしっかり作っておくことも大切です。
ボーナスについては「ボーナスに詳しくなろう!計算方法や注意点を解説します
」も参考にしてください。
自分の価値観とあった企業に出会える!26卒のスカウト登録はこちら
ボーナス以外にも目を向けよう
就活を行う上でボーナスの支給があるかないかは、誰しも気になる部分です。
しかし、これから長い年月働く場所を選ぶのであれば、ボーナスの有無にこだわりすぎるのは考えもの。
前述したとおり、ボーナスの支給は義務付けられているものではないため、会社の業績によっては期待している額よりも低かったり、支給されなかったりということもあるでしょう。
また、ボーナスがない企業でも、基本給が高く設定されている場合や、福利厚生が充実しているケースもあり、必ずしもボーナスのある企業で働くことが重要とは言い切れないようです。
基本給やボーナスなどは労働の対価であり、企業選びの際には注目すべきものですが、自分の仕事を正当に評価してくれる制度があるかどうかも大切。自分の仕事に対する価値観と企業にずれがある場合も、正当な評価につながらないおそれがあります。
また、同じような業種や職種でも、企業によって働き方や仕事内容などは異なるでしょう。
企業選びには、まずは自分がどのような働き方をしたいのか、どのような価値観なのかということを理解することが必要不可欠です。
そのすべてを満たす企業を見つけることは難しいかもしれませんが、数ある企業の中から、一番働きたいと思える場所を探すことが入社後のミスマッチを避けるためにも大切なのではないでしょうか。
企業選びについて詳しく知りたい方は「企業分析を行う方法とは?やり方とポイントを詳しく解説!!」も参考にしてください。
このように、就活の企業選びは重要であり、とても難しい作業です。
当然ですが、応募や選考の際には志望動機なども問われることになりますので、その企業を選んだ理由というものをきちんと持っておく必要もあるでしょう。
一人での就活で、何から始めたらいいか分からないという人や、企業の選び方に不安があるという人は、キャリアチケットにご相談ください。
新卒向け就職支援サイトのキャリアチケットでは、マンツーマンのカウンセリングで一人ひとりの個性や希望を伺い、その人に合った企業を一緒に探していきます。
また、苦手とする人の多い面接は、企業それぞれの傾向に合わせた対策を何度でも受けることができるため、自信を持って挑むことが可能です。
応募者と企業の間にアドバイザーが入り、すべてのやりとりを代行するのもエージェントを利用するメリットの一つ。
直接は確認しずらい給与や賞与について、評価基準や社内の雰囲気なども、アドバイザー経由で事前に確認することができます。
後悔しない企業選び、就職を目指すなら、ぜひキャリアチケットをご利用ください!
自分の価値観とあった企業に出会える!26卒のスカウト登録はこちら
本記事の監修者
淺田真奈(あさだまな)
大学時代は接客のアルバイトを3つかけもちし、接客コンテストで全店1位になった経験をもつ。新卒では地方創生系の会社に入社をし、スイーツ専門店の立ち上げからマネジメントを経験。その後、レバレジーズへ中途入社。現在はキャリアチケットのアドバイザーとして、学生のキャリア支援で学生満足度年間1位と事業部のベストセールスを受賞し、リーダーとしてメンバーのマネジメントを行っている。