このページのまとめ
- 25年卒は例年通りだが、26年卒から変更点があるので確認しておくべき
- 就活の全体スケジュールを把握し、事前準備を早めに行うことが就活成功のコツ
- 業界によっては情報解禁時期や選考を前倒しで行う企業もあるので注意が必要
就職活動を控えた大学生の中には「就活ってどんなスケジュールで進行するの?」「何から手を付ければいいかわからない」と思っている人もいるのではないでしょうか。
この記事では、2025年・2026年卒の学生に向けた就活情報や変更点をはじめ、大学生に向けて全体的な就活の流れを説明していきます。
また、選考時期が早い業界、就活の必須準備事項、やっておいた方がいいことなども解説。就職活動の成功を目指し、今から準備をスタートしましょう。
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- 一般的な大学生の就活スケジュール
- 大学2年生3月まで/自己分析と企業研究
- 大学3年生6月ごろ/インターンシップへの参加
- 大学3年生10月ごろ/OB・OG訪問・選考対策
- 大学3年生3月/企業説明会への参加とエントリー
- 大学4年生6月ごろ/本選考・内々定・内定
- 26卒の選考スケジュールの流れ
- 26卒の就活状況
- 26卒のサマーインターン状況
- 26卒の就活スケジュールで従来と異なる点
- 就活の早期化
- インターンシップに関する変更点
- 大学生就活スケジュールについてキャリアアドバイザーのコメント
- 本選考の開始時期が早い企業・業界の就活スケジュール
- 経団連非加盟の上場企業やメガベンチャー
- 外資系企業
- 一部マスコミ企業
- 中小企業
- 就活を何もしていない大学3年生が本選考までにすべき就活準備
- 全体の就活スケジュールの把握
- 自己分析
- 業界研究
- 企業研究
- インターンシップへの参加
- OB・OG訪問
- 履歴書やエントリーシートの準備
- 筆記試験や適性検査の準備
- 周囲との差別化のためにやっておいたほうがいい就活準備
- 課題設定・解決能力を磨く
- 就活に必要な資金の確保
- 就活に有利になる資格を取得する
- 就活を成功させるためのポイント
- 早めに就活準備を始める
- 多くの企業にエントリーする
- 複数のインターンシップに参加する
- 就活エージェントに相談する
- オファー型サイトを利用する
- 就活が思うようなスケジュールで進まなくて悩んでいるあなたへ
一般的な大学生の就活スケジュール
「就活のスケジュールを把握して、計画的に進めたい」と考えている学生も多いでしょう。ここでは、就職活動の本選考前後の一般的なスケジュールについて解説します。卒業年度に限らず、就活の大まかな流れを確認しておきましょう。
大学2年生3月まで/自己分析と企業研究
自己分析や企業研究などの就活準備は自分の取り組みだけで行えるので、早く始めるに越したことはありません。自分の強みや長所を分析しアピールポイントを考え、この時期までに就活の軸を決めておくのが理想です。
また、各種就活サイト、企業の就活サイトもオープンするため、選考を受けたい企業の企業説明会のスケジュールも把握しておきましょう。その際、履歴書とエントリーシートの作成にも着手します。エントリーシートの書き方に関しては、「就活のエントリーシートの書き方を一から解説!落ちないための注意点」を参考にしてください。
大学3年生6月ごろ/インターンシップへの参加
6月に入ると、夏のインターンシップが開催されます。自己分析や業界・企業研究を深めるために、できるだけ多くの企業のインターンシップに参加しておくとよいでしょう。
実際にその企業で就業体験をすることにより、ホームページ上だけでは把握しきれない情報を得ることができます。社内の雰囲気を肌で感じることができるので、自分と企業とのミスマッチを軽減できるでしょう。
また、インターンシップに参加することで、社会人としての生活をイメージでき、生活に必要な準備が早い段階から行えるのもメリットです。
大学3年生10月ごろ/OB・OG訪問・選考対策
インターンシップの参加によって会社の人とつながりができたら、OB・OG訪問をして企業理解を深め、応募する企業を決めましょう。
10月ごろから会社説明会を開催する企業もあるので、応募書類作成、筆記試験や面接などの選考対策も並行して行います。就活が本格化して忙しくなるため、スケジュールの自己管理をしっかりと行い、日程や時間が被らないようにしてください。
スケジュールは手帳などを活用し、可視化して把握しておくことをおすすめします。万が一選考を忘れたり、ダブルブッキングしたりしてしまわないよう細心の注意を払いましょう。
大学3年生3月/企業説明会への参加とエントリー
大学3年の3月になると、大手の就活サイトが開設され企業へのエントリーも始まります。企業説明会にてエントリーの仕方がアナウンスされることが多いので、指示にしたがってエントリーを済ませましょう。
また、企業によっては、エントリーしたタイミングでweb適性検査を先行して実施する場合もあります。web適性検査も、自己分析や企業研究と同様に、エントリーする前から準備ができる対策の一つです。web適性検査は、問題数も多く問題傾向や答え方を把握しておくことが重要です。隙間時間を使い、コツコツ対策をしておきましょう。
大学4年生6月ごろ/本選考・内々定・内定
本選考で行われる面接の回数に決まりはありませんが、一般的に3回程度、多い企業では5回以上面接が行われることもあります。
・一次面接:3〜5人の集団面接/8人程度で行われるグループディスカッション
・二次面接:集団面接/課長・部長クラスとの個人面接
・三次面接:個人面接/企業規模によっては役員や代表取締役との最終面接
応募者数が多数の人気企業や大企業ほど面接の回数も多くなるため、合否が出るまでに時間がかかる場合もあります。企業によっては、応募者全員を面接する前に二次面接以降の案内が届くこともあるでしょう。
面接の結果が届くまでに1週間程度、次回の面接がメール受信日から1〜2週間後に設定されると、本選考がスタートしてから内々定が出るまで1ヶ月半から2ヶ月ほどかかる計算になります。
そのため、5月下旬ごろから前倒しで面接がスタートし、テンポよく選考が進めば6月中に内々定を獲得できるでしょう。また、面接の回数や選考の進み具合によっては、内々定の獲得時期が後ろ倒しになります。就職活動の流れについては「就活準備はいつから?2025卒や状況別のスケジュールとやることを解説」の記事でも詳しく解説しています。
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26卒の選考スケジュールの流れ
2026年卒業予定の大学生(2024年時に大学3年生または大学院1年生)の就活スケジュールは、下記のようになります。
・2025年3月1日以降:広報活動開始(情報解禁)
・2025年6月1日以降:採用選考活動開始
・2025年10月1日以降:正式な内定
上記のスケジュールについては、政府が定め、各企業に伝達している内容です。本格的な就活は3月1日以降に始まると覚えておけばよいでしょう。
注意点は、上記のスケジュールは経団連に所属している企業を対象にしている点です。ベンチャー企業や外資系企業など、経団連に所属していない企業はスケジュールを守る必要がないため、上記より早い日程で選考スタートするのが一般的。企業や業界ごとに採用スケジュールは変わるので、志望する企業のスケジュールはしっかりと調べておきましょう。
基本的な就活スケジュールや流れについては、「大学生の就職活動はいつから始まる?内定までのスケジュールを徹底解説」の記事で解説しているので参考にしてください。
参照元
厚生労働省
大学等卒業・修了予定者の就職・採用活動時期について
26卒の就活状況
26卒の就活状況についても確認しておきましょう。キャリアチケットの「2026年入社予定学生の就活状況に関する調査」によると、2024年4月末時点で、就活関連の情報を集めていると答えた就活生は72.9%でした。2025年の3月1日から広報活動が解禁されることを考えると、早めに動いている就活生は多い傾向にあります。
また、自己分析を始めている就活生は51.6%。約半数は業界探しや企業選びに向けて、すでに自己分析を行っている状況でした。
「就活をいつから始めようと考えているか」という質問への回答は以下の通りです。
引用元:「2026年入社予定学生の就活状況に関する調査」
すでに企業の本選考を受け始めている就活生はもちろん、2024年4月から6月ごろには選考を受けようとしている就活生も多い状況です。広報活動が始まる前から本格的な就職活動は始まっており、就職活動の早期化が進んでいるといえます。
26卒のサマーインターン状況
26卒のサマーインターンの状況も見てみましょう。キャリアチケットの「2026年入社予定学生のサマーインターン参加意識に関する調査」によると、参加しようと考えている就活生は約9割にものぼります。
また、複数社のサマーインターンに参加しようと考えている就活生も多く、「2から4社参加したい」と答えた就活生が52.2%で最多、「5から7社参加したい」が26.3%、「8から10社参加したい」が13.5%もいました。
1社と答えた就活生は、2.6%です。サマーインターンに参加するのであれば、複数社参加したいと考えている就活生が多いことがわかります。
サマーインターンに参加できなくても、ウィンターインターンやスプリングインターンへの参加締切には十分に間に合います。インターンに参加したいと思ったら、準備を進めましょう。のんびりしていると締切が来てしまうので、早めに動くことが大切です。ウィンターインターンについては、「冬インターンの開催時期やポイントは?夏インターンとの違いも解説!」の記事を参考にしてください。
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26卒の就活スケジュールで従来と異なる点
2026年度卒業予定の大学生の就活については、スケジュールに一部変更があります。下記で詳しく説明していきます。
・卒業・修了年度に入る直前の3月1日以降:広報活動開始
・卒業・修了年度の6月1日以降:採用選考活動(面接等)開始
※専門活用型インターンシップを通じて専門性を判断された学生に限り、3月
就活の早期化
26年度以降卒業の大学生の就活スケジュールでは、例年に比べると全体的に早期化が予想されます。政府と経団連は2022年11月30日、就活スケジュールについての関係省庁連絡会議を開き、「専門性の高い一部人材の採用日程の弾力化を検討する」としました。
そのような背景により、主な就活サイト上でも、就活情報やインターンシップ情報が前倒しで解禁される予定です。そうなれば、現在の就活スケジュールよりも早く行動をしていかなければならないため、その点を念頭に置いて学業を進めていくことも必要です。
インターンシップに関する変更点
インターンシップについても新たな定義が適用されます。従来のインターンシップを「学生のキャリア形成支援活動」として4つのタイプに分け、特定の条件を満たすインターンシップに関しては「インターンシップに参加した学生の情報を、大学3年生の3月以降の採用選考に活かしてもよい」となりました。以下が、新たに分類されたインターンシップ4類型の概要です。
・タイプ1「オープン・カンパニー」:個社や業界に関する情報提供・PR
・タイプ2「キャリア教育」:働くことへの理解を深めるための教育
・タイプ3「汎用的能力・専門活用型インターンシップ」:就業体験を通じて、学生にとっては自らの能力の見極め、企業にとっては学生の評価材料の取得
・タイプ4「高度専門型インターンシップ」:就業体験を通じて、学生にとっては実践力の向上、企業にとっては学生の評価材料の取得
就業体験を必須とするタイプ3と4のみをインターンシップと呼ぶようになり、大学3年生から修士2年生までを対象としているタイプ3が、就活スケジュールでは重要度が高くなります。短期間で複数の企業を見たい場合はタイプ1がおすすめです。
企業インターンシップへの参加は、学業との兼ね合いを見てスケジュール調整をすることが重要です。インターンシップの応募方法については「インターンシップの申し込み方法6選!応募の流れやメールの送り方も解説」の記事も読んでみてください。
参照元
内閣官房
2024年度(2025年3月)卒業・修了予定者等の就職・採用活動に関する要請等 ポイント
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大学生就活スケジュールについてキャリアアドバイザーのコメント
業界職種によって就活開始時期は異なるため、「まだ志望業界が定まっていない」という学生は余裕をもって早めに始めておくと安心です。特に選考が早い業界としては、IT業界・コンサル業界・業界問わずベンチャー企業が該当します。
まだ方向性が決まっていない場合は、大学3年生になったらまず上記3つの業界のインターンに参加して、雰囲気を掴んでみるのもおすすめです。
就活生がやっておくべきことについては「就活生が内定獲得のために2月中にやるべき10のこと!賢い過ごし方も解説」の記事にも載っています。また、就活開始時期に関しては「大学4年から就活するのは遅い!基本スケジュールと注意点を解説」の記事も参考にしてみてください。
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本選考の開始時期が早い企業・業界の就活スケジュール
先ほど紹介したスケジュールは、経団連に加盟する企業で行われる一般的な就職活動の流れです。一方、経団連に加盟していない企業では上記のスケジュールに沿う必要はないため、独自の選考スケジュールを組んでいる場合もあります。
ここでは、本選考の開始時期が早い企業・業界をまとめました。志望する企業が以下のいずれかに該当する方は、選考開始時期の確認と各種の締切を意識して、早めに就職活動を進めましょう。
経団連非加盟の上場企業やメガベンチャー
経団連に加盟していない上場企業やIT系、メガベンチャーは、就活スケジュールが柔軟な傾向にあります。
これらの企業は、大学3年生の冬から選考が開始となることが多く、なかには大学3年生の3月に内定を出す企業もあるようです。一般的なスケジュールよりも前倒しで採用活動を進める動きは、優秀な学生を早めに獲得したい狙いがあるといえます。
外資系企業
外資系企業も、一般的な日系企業に比べると選考開始時期が非常に早い傾向です。外資系企業の場合、サマーインターンが終わる大学3年の秋ごろに選考が始まり、年内には内定が出始めます。サマーインターンの成果が選考に直結する企業もあるため、外資系企業を志望する方は、インターンシップのスケジュールと締切を確認しておきましょう。
外資系企業のインターンシップに参加するメリットなどは「外資系企業のインターンに参加するメリットと選考フロー」で詳しく解説しています。
一部マスコミ企業
一部のマスコミ企業は、経団連に加盟している場合でも、比較的早い時期に選考が始まります。マスコミ業界では慣例として、大学3年の秋ごろに選考を開始し、大学3年の3月までに内定を出す企業が多いようです。
また、マスコミ業界特有の特徴として「大手の採用が終了してから地方の採用が始まる」という流れがあるため、大手のマスコミ企業は地方採用より早いスケジュールで採用活動を進めます。
中小企業
経団連に加盟していない中小企業は、選考時期が会社によって異なります。一般的な企業と同様のスケジュールを組むこともあれば、秋採用や通年採用を行う企業もあるようです。
春夏の採用では人気企業に応募が集中して人材の確保が困難なため、秋採用に注力する中小企業も存在します。中小企業のなかには優れた技術を持っていたり、高い市場シェアを誇っていたりすることもあるため、選択肢として候補に入れておくとよいでしょう。
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就活を何もしていない大学3年生が本選考までにすべき就活準備
就活が本格化するまでにやるべき就活準備をご紹介します。就活においては、準備や対策をすればするほど有利になるので一つ一つの項目をしっかり確認しておきましょう。
全体の就活スケジュールの把握
まず、就職活動の全体像を把握することが最も重要です。一般的な就活スケジュールの全体的な流れを理解しておくことで、現在の取り組みが遅れているのか前倒しで準備できているのか判断できます。内定までのスケジュールから逆算し、各段階でやるべきことを一つずつクリアしていきましょう。
自己分析
就活を納得いく形で進めるためには、まず、自分の就活の軸を定めることが大事です。就活の軸を見つけるためには、自己分析を入念に行うことが必須になります。自己分析によって「自分のゆずれない価値観」「仕事をするうえでの優先順位」を見出すことができ、企業とのミスマッチを防ぐことができるからです。
また、自己分析ができていると、「自分はこの方向に向かって進めばいいのだ」という指針ができ、就活で進む道を選択しなければならないときも自己分析をもとに決定できるでしょう。
自己分析を入念に行うほど、志望動機やガクチカの内容の質も高まります。自己分析の進め方は「自己分析とは?おすすめのやり方と8つの注意点を解説」をご覧ください。
また、自分をさらに深掘りする方法として、「自分史」の作成や「モチベーショングラフ」の作成もおすすめです。子どものころを振り返り、時系列ごとに下記項目のような印象に残っているエピソードを洗い出していきます。多角的に自分を見つめ直すことによって、新たな自分の一面に出会えるかもしれません。
記憶に残る体験に対して「なぜ」を繰り返し、体験を深掘りすると、今まで気づかなかった自分の強みや価値観の発見につながるでしょう。自分史については「自分史は就活に役に立つ!作り方のポイントや選考への活かし方を解説」の記事を参考にしてください。
業界研究
業界研究は、自己分析と並行して進めることがおすすめです。まずは各業界の規模や代表的な企業などをリサーチして、産業構造を大まかに把握しましょう。
就活に関連する書籍を閲覧したり、就活サイトで業界の全体像やそれぞれの特徴を調べたりして、業界の理解を深めていきます。自己分析してわかった自身の適性などから、興味のある業界を絞りましょう。
企業研究
業界研究に一区切りついたら、気になる企業のリサーチをします。業界の売上トップ3や従業員規模別など、さまざまな角度から企業をピックアップし、気になる点や魅力に感じた点をメモしていきましょう。
企業のホームページだけでは収集できる情報に限界があるため、魅力に感じた企業は説明会に参加したり、OB・OG訪問をしたりして、実際に働く社員の様子や働く人の話を聞くのもおすすめ。入社後のミスマッチを防ぐためにも、選考が本格化する前に企業理解を深めておくことが大切です。
インターンシップへの参加
インターンシップに参加するのは大学3年生から、というイメージがあるかもしれませんが、学年の制限は設けられていません。現在大学2年生や1年生であっても、興味のあるインターンシップがあれば積極的に応募し、参加してみましょう。インターンシップの参加は、自身のキャリアを考えるきっかけになるだけでなく、強みを確認するきっかけにもなります。
また、早い時期からインターンシップに参加しておけば、時間に余裕があるため複数の企業の長期インターンに参加することも可能です。就活が本格化してからでもインターンの参加はもちろんできますが、自分が将来働く場所をしっかり見ておきたいという学生は、早い段階から行動に移しましょう。
インターンシップは1ヶ月ほどの期間で行われる長期インターンと、1日から1週間ほどの短期インターンに分けられます。時間に余裕がある場合は長期インターンに参加して、実務により近い経験を積むのがおすすめです。
OB・OG訪問
興味のある企業が見つかった際は、OB・OG訪問をしましょう。実際に働いている社員から話を聞けるチャンスは滅多にないため、Webサイトやパンフレットだけではわからない情報を収集し、企業研究に役立ててください。
訪問するOB・OGの知り合いがいないという場合は、大学のキャリアセンターに問い合わせてみましょう。また、OB・OG訪問をする場合は、事前に質問する項目を決めておくことが重要です。聞き逃しを防ぎ、OB・OGの大切な時間を無駄にしないためです。
OB・OG訪問の進め方は「OB訪問ってどうやるの?アポ取りから進め方まで徹底解説!」をご覧ください。
履歴書やエントリーシートの準備
履歴書やエントリーシートは、自己分析や企業研究の成果を踏まえて事前に準備しておきます。志望動機や自己PR、長所・短所、ガクチカなどはテンプレートを作っておきましょう。雛形を作成しておくことで、企業に合わせたアピールポイントとエピソードをピックアップし、組み合わせて完成させることができるので便利です。
就活が本格化すれば、エントリーする企業数によって違いはあるものの、エントリーシートの締切日が重なったり、1日に複数の企業の選考を受けたりする日もあるでしょう。作成するのに最も時間がかかる、志望動機や自己PR、長所・短所、ガクチカなどの雛形があれば、時間短縮につながり、毎回締切ギリギリでバタバタしてしまうという状況も回避できるでしょう。
筆記試験や適性検査の準備
SPIや玉手箱など、就職活動で必要となる筆記試験や適性検査の準備対策も忘れずに行いましょう。試験対策は、市販の問題集や参考書を使い、制限時間を意識して問題を解くのがおすすめです。間違えた問題の見直しはもちろん、一問あたりにかけられる時間配分も確認しておくと、試験本番に慌てるリスクを抑えられるでしょう。
Web適性検査は問題数が多く、1問にかけられる時間は1分もありません。問題傾向を掴んでおくことが、Web適性検査のすべての問題を解く鍵となるでしょう。適性検査に関する詳細は「Web適性検査とは?種類や内容から効果的な対策のポイント3選を解説」をご覧ください。
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周囲との差別化のためにやっておいたほうがいい就活準備
就活で必須となる準備以外に、やっておいたほうがいい準備項目をご紹介します。就活では、他の学生に埋もれてしまわないような工夫が必要です。ある程度の準備が整ったら、以下で解説する点にも注目してみてください。
課題設定・解決能力を磨く
経団連の「採用と大学改革への期待に関するアンケート結果(5p)」によると、企業が就活の選考で重要視している能力の1位は「課題設定・解決能力」となっています。
社会人の基礎能力としてだけでなく、どの職種においても重宝されるスキルだということが見受けられます。就活の選考では、グループディスカッションや面接の際の回答で必要になりますので、下記のポイントを日頃から意識するとよいでしょう。
・理想の状態に達していない原因を探る
・解決すべき課題を洗い出す
・課題を解決するための計画を立てる
・実行して課題が解決できたか検証する
面接で問題解決能力をアピールできれば、仕事でも課題解決に向けて、計画を立て実行していける人だと判断されるはずです。効果的な伝え方は「自己PRで問題解決能力を伝えるコツは?相手に伝わる構成や例文も紹介」の記事で解説しているので、ぜひ参考にしてみてください。
就活に必要な資金の確保
就職活動を始めるためには、必要な経費を把握しておくことも大切です。就活では、リクルートスーツや靴、カバンなどを準備したり、説明会や選考に赴いたりするための交通費も必要です。また、重要書類を郵送するときの送料など細々した出費も多いでしょう。
特に、企業の多い都心から離れたところや地方に住んでいる人は、移動に割く金額が多くなります。人によって就活に使う金額は異なりますので、自分に必要な資金をあらかじめ確保しておくとよいでしょう。
就活に有利になる資格を取得する
就活において必ず必要な資格はないですが、持っているとほかの就活生との差別化を図れるというメリットがあります。下記で、就活におすすめの資格と理由を挙げますので、時間に余裕のある方は、就活が始まる前に取得を目指すのもよいでしょう。
・TOEIC(750点以上)
理由:外資系を目指す人に限らず、語学力があること、自ら進んで勉強したという自主性をアピールできます。
・MOS
理由:事務職だけでなく、さまざまな職種においてパソコンに関する基礎スキルがあることをアピールできます。
・秘書検定
理由:社会人としてきちんとしたビジネスマナーが身に付きます。接客業やホスピタリティが重視される企業での応募に有利になりやすいでしょう。
・ITパスポート
理由:IT関係の基礎知識を持っていることが証明できます。ビジネスシーンで使えるITスキルが身に付くため、IT系以外の企業からの評価も期待できるでしょう。
参照元
日本経済団体連合会
採用と大学改革への期待に関するアンケート結果
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就活を成功させるためのポイント
卒業を控えた大学生が就活で成功するためのポイントをご紹介します。就活スケジュールと合わせて参考にしてください。
早めに就活準備を始める
自己分析や企業研究などの準備は、早めにスタートした人ほど就職活動に有利です。就活の軸が定まることで、インターンシップや企業説明会、面接の練習など、その後の就活対策もスムーズに進めることが可能です。
時間に余裕のある段階から就職活動を始めることで、時間に追われ焦って企業を決めるよりも、自分に合った企業が見つかりやすくなり、自分と企業とのミスマッチも減らせるでしょう。
多くの企業にエントリーする
就活を成功させるためには、志望企業の幅を広げて応募することが大切です。大手や有名企業だけではなく、中小企業やベンチャー企業にも目を向けてみましょう。
また、希望条件すべてに当てはまらなくとも、自分の「これだけはゆずれない」部分にマッチしていたら、興味のある業界でなくともエントリーするのがおすすめです。多くの企業の面接を受けることで場数を踏み、面接の雰囲気にも慣れていくでしょう。
複数のインターンシップに参加する
就活本番前に行われるインターンシップには、できる限り参加することをおすすめします。企業の開催するインターンシップのプログラムに含まれる職場訪問やグループワーク、就業体験などを通して、その企業について肌で感じられるからです。
また、実際に会社の人と触れ合うことで、社風や職場の雰囲気がわかり、自分が本当にその仕事や業界に合っているかを見極められます。
就活エージェントに相談する
就活を成功させたいと考えるなら、就活エージェントへの相談がおすすめです。就活は初めての経験であり、わからないことがたくさんあるでしょう。
就活エージェントに相談すれば、就活スタートから内定までサポートを受けられます。わからないことは何でも相談できるので、安心して就活を進められるでしょう。
就活エージェントでサポートしてもらえる内容には、以下のような内容があります。
・就活の進め方
・自己分析のやり方
・業界研究・企業研究の進め方
・エントリーシート・履歴書対策
・グループディスカッション対策
・面接対策
・模擬面接
・ビジネスマナー対策
・メールや電話などの対応方法
・企業の紹介
エージェントのなかでもおすすめなのがキャリアチケット。キャリアチケットはマンツーマンでサポートするので、あなたの悩みや不安に寄り添いながら解決できます。
キャリアチケットはどれだけサポートを受けても無料。自分に合う最高の企業に就職するため、ぜひ活用してください。
オファー型サイトを利用する
自分の強みや長所、持っているスキルなど、プロフィールを登録することで企業からオファーが来る「オファー型サイト」を利用する就活生が増えています。企業の採用担当者はプロフィールを見て自社に合った学生にコンタクトを取るので、自分では見つけられなかった企業に出会えるチャンスも広がります。
今すぐするべき就職活動の準備や注意点については「就活は3月からでは遅い?スケジュール・今すぐやること・注意点を解説」の記事を参考にしてみてください。
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就職活動を始めても思うように進まず「このままで大丈夫なのか」と悩んでいる人もいるのではないでしょうか。そんなあなたには、キャリアチケット就職エージェントがおすすめです。
就活に正解はないため自ら答えを出すしかなく、周りと比較せず、納得のいく企業に出会えるまで継続するしかありません。就活エージェントであるキャリアチケットでは、専任のキャリアアドバイザーによる自己PR添削、面接対策など、ひとりひとりの悩みに合わせた丁寧なサポートを提供しているので、新卒や就活を始めたばかりの方でも安心です。
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