このページのまとめ
- やりたいことがないのは珍しくなく、探しながら就活や仕事をすることも可能
- 価値観を見つめ直したり視野を広げて仕事を探したりして、自分の興味関心を探ろう
- 就活でやりたいことがないときは、一人で悩まず就活エージェントに相談するのも手
就活でやりたいことが見つからず、「このまま就活を進めて良いのか」「どの企業に応募すれば良いか分からない」と悩む方もいるでしょう。しかし、やりたいことがないのは珍しくなく、やりたいことがなくても就活は問題なく進められます。
この記事では、就活でやりたいことを見つける方法を解説します。また、就活でやりたいことがないときの仕事の選び方も紹介。自分の軸を理解し、就活を進めるための参考にしてみてください。
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- 就活でやりたいことがないのは甘えではない
- 28卒の3人に1人以上がまだ志望業界を決めていない
- 就活でやりたいことがない主な3つの理由
- 就活でやりたいことがないときの見つけ方4ステップ
- 1.自己分析で興味関心のある分野を明確にする
- 2.楽しかった経験から共通の価値観を見つける
- 3.価値観に合う仕事の軸を定める
- 4.仕事の軸に沿って企業を探す
- やりたいことがないときの仕事や企業の選び方8つ
- 1.やりたくないことから消去法で絞る
- 2.できること・強みを軸に選ぶ
- 3.働き方や条件から選ぶ
- 4.仕事への考え方を変えてみる
- 5.興味のあるキーワードで求人を探す
- 6.インターンシップに参加する
- 7.OB・OG訪問をする
- 8.就職エージェントに相談する
- 就活で企業が「やりたいこと」を聞く理由
- 就活生の考え方や価値観を知るため
- 自社とのマッチ度を確認するため
- 入社後に活躍する人材かを見極めるため
- 就活でやりたいことを聞かれたときの例文
- やりたいことがない場合の例文
- やりたいことがある場合の例文
- NG例文
- 就活でやりたいことがない人へのキャリアアドバイザーからのコメント
- 就活でやりたいことがない状態から抜け出したいあなたへ
- 就活でやりたいことがない人のよくある質問
- Q.どこも興味がないため就活が進みません
- Q.就活中にやりたいことが分からなくなってきました
- Q.やりたいことがないまま就職しても良い?
- Q.やりたい仕事も興味のある業界もないときは?
就活でやりたいことがないのは甘えではない
結論からいうと、やりたいことがないと悩むのは甘えではなく、就活は問題なく進められます。
就活を進めるなかで「やりたいことが見つからない」と悩むのは、決してあなたの努力不足ではありません。情報不足や経験の少なさが原因で起こるごく自然な反応であり、多くの就活生が同じ壁に直面しつつも内定を獲得しています。
周囲が内定を獲得し始めると焦りを感じるかもしれませんが、まずは自分を責めないことが大切です。現状を正しく理解し、なぜやりたいことが見つからないのかを分析することで、納得できる就活への第一歩を踏み出せるでしょう。
28卒の3人に1人以上がまだ志望業界を決めていない
就活生の多くが大学3年生の時点で志望業界を決めておらず、やりたいことが明確でない状態で業界・職業選択に迷いを抱えています。キャリアチケットが28卒を対象に実施した調査によると、志望業界の決定状況は以下のとおりです。

63.6%以上の就活生が「すでに志望業界が決まっている」と回答している一方で、36.4%はまだ志望業界を決めていないことが分かります。
つまり、就活の序盤では3人に1人以上がまだ志望業界を決めきれていないのです。就活でやりたいことがないからといって必要以上に焦ったり、周囲の就活生と比べて自分を責めたりする必要はないといえるでしょう。
「就活でよくある悩み20選!不安を溜め込まないための心構えや解消法を紹介」の記事では、やりたいことがないという悩みをはじめ、就活でよくある悩みと対処法をまとめました。あわせて参考にしてみてください。
参照元
キャリアチケット
28卒の就職活動に関する実態調査【前編】
就活でやりたいことがない主な3つの理由
就活でやりたいことが見つからない理由をおおまかに分類すると、以下の3つに分けられます。
- 具体的な業務のイメージがもてないから
- 最初から適職を探そうとしているから
- どのような仕事があるか把握できていないから
自分が上記のどの状況に当てはまるかを客観的に理解できれば、適切な対策を立てることが可能になります。ここでは、それぞれの理由を詳しく解説します。
1.具体的な業務のイメージがもてないから
仕事内容を抽象的にしか捉えられていないと、自分が働いている姿を想像できず、やりたいという感情が湧きにくくなります。社会経験がない学生にとって、インターネットや会社説明会などの限られた情報から働き方を想像するのは簡単なことではありません。
たとえば、以下のような状況が考えられます。
- 「営業職は商品を売り込む」「事務職はデスクワーク」といったイメージしかなく、細かい働き方が分からない
- ドラマや書籍などで仕事をする風景は知っているが、実際に何をしているか想像できない
- 説明会で事業内容や職種について説明されても、表面的な情報しか得られないと感じる
具体的な業務内容と自分のスキルがつながる感覚をもてないことが、意欲を低下させる一因となります。
2.最初から適職を探そうとしているから
「一生の仕事にすべき運命の一社」を最初から見つけようとすると、ハードルが上がり過ぎて身動きがとれなくなってしまいます。仕事選びを100点満点の正解探しのように捉えると、少しでも懸念点がある企業をすべて選択肢から外してしまうからです。
具体的には、以下のような考えに陥ってしまうケースが見られます。
- 少しでも「合わないかも」と感じる部分があると、すぐに応募候補から除外してしまう
- 自分の希望や適性と100%合致する職種でなければ「やりたいこと」ではないと思い込んでいる
- 「本当にこの仕事で後悔しないか」と考え過ぎて、企業選びに極度に時間がかかる
最初から完璧な適職に出会えるケースは稀であり、多くの人は折り合いをつけて仕事を選んだり、働くなかでやりがいを見つけたりします。就活の最初から完璧を求めようとするあまり、等身大の自分が興味を持てる業界や企業を見落としている可能性があるでしょう。
3.どのような仕事があるか把握できていないから
世の中に存在する膨大な職種や業界を知らないことが、選択肢を狭めている大きな要因の一つです。私たちが普段生活の中で目にする業界・職業や企業はごく一部。表舞台に出にくい面白い仕事は、世の中に数えきれないほど存在します。
具体的には、次のような状況が挙げられるでしょう。
- 知っているメーカーやIT企業など有名企業ばかり探している
- 「事務」「営業」といった代表的な職種名しか知らず、そのなかからやりたいことを探そうとしている
- 大学の専攻や「自分はこれが合うはず」という主観にとらわれ、仕事探しの視野が狭まっている
自分の知っている範囲だけで探そうとすると、選択肢が限定されてしまい「どれもピンとこない」という状況に陥りがちです。知らないものは選べないため、知識の不足がそのまま「やりたいことがない」という感覚につながってしまうでしょう。
まずはあなたのモヤモヤを相談してみましょう
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就活の進め方に迷う時期から内定獲得まで、就活に関わるどんな悩みも丁寧に寄り添い、あなたの就活をバックアップします。
こんなお悩みはありませんか?
- 何から手をつければいいか分からない
- 選考で落とされる理由が分からない
- 自分にピンとくる会社が見つからない
就活は、正解が見えない中で決断の連続です。「何から始めればいいかわからない」「本当にこの会社でいいのか」「自分の強みは何なのか」と、一人で抱え込んでしまうのは無理もありません。
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就活でやりたいことがないときの見つけ方4ステップ
正しいステップを踏むことで、自分のやりたいことがおのずと見えてくるはずです。ここでは、就活でやりたいことがない状況を抜け出す4ステップを解説します。「何から手をつければ良いか分からない」と不安を感じている方は、参考にしてみてください。

1.自己分析で興味関心のある分野を明確にする
就活でやりたいことがない場合は、まず自己分析で「好き」や「得意」を書き出してみましょう。やりたいことがないと感じる原因の多くは、選択肢がないことではなく、判断基準となる自分への理解が不足していることにあります。
まずは自分史を作成し、過去の経験を棚卸しする方法がおすすめです。以下の要領で、就活とは切り離して自分の好きなことを考えてみましょう。
| 自己分析のステップ | 具体的な例 |
|---|---|
| ①これまでの人生を振り返り、自分の好きなことや得意なことを書き出す | ・友人に似合う服を提案するのが好き |
| ②好きな理由や動機を「なぜ?」と深掘りする | ・自分の知識や工夫で、人の悩みが解決した瞬間にやりがいを感じたから |
| ③自分の興味関心が向きやすいテーマを抽出する | ・ファッション分野 ・ライフスタイル分野 ・他社の課題解決に携わること |
経験をベースに自分の興味関心を深堀りすることで、自分の好きなことややってみたいことを言語化できる可能性があります。
自己分析に苦手意識がある方は、「自己分析は難しい?できないと感じる理由や効果的なやり方を解説」の記事も参考にしながら実施してみてください。
2.楽しかった経験から共通の価値観を見つける
次に、自分がどのような状況でモチベーションが上がるのかを探りましょう。どれだけ興味のある業界に入っても、働き方の価値観がズレていると「思っていたのと違う」とギャップを感じてしまうからです。
中学・高校・大学時代を振り返り、「部活動で成果を出したとき、仲間の喜びを自分のことのように感じた」「地道な作業で個人のスキルが向上することに手応えを感じた」など、感情が動いた瞬間を特定しましょう。これにより、「チームプレイを重視するのか」「個人の専門性を磨きたいのか」といった、将来の仕事に求める譲れない条件が明確になります。
3.価値観に合う仕事の軸を定める
自己分析で見えてきた「興味のある分野」と「大切にしたい価値観」を掛け合わせ、自分なりの仕事の軸を定めましょう。
仕事の軸は、1つに絞り込む必要はありません。「IT業界で若いうちから裁量権をもって働きたい」「ものづくりを通じて、専門的なスキルを磨いて手に職をつけたい」など、興味と働き方の優先順位を2〜3個設定してみましょう。
そのうえで、複数の要素を組み合わせて以下のように自分のやりたいことを考えてみてください。
・ファッション×専門性=アパレル業界でファッションの知識を活かして活躍したい
・課題解決×チームプレイ=さまざまな立場の人と力を合わせて顧客の課題を解決する仕事をしたい
自分なりの軸が決まれば、周囲の意見に流されずに仕事探しができるほか、一貫性のある志望動機にもつながります。
ただし、軸を固め過ぎてしまうと、選択肢を狭め、本来相性の良いはずの企業を見落とすリスクが生じるため注意が必要です。主な業界や職種を俯瞰しながら、自分の価値観を活かせる領域を柔軟に探りましょう。
4.仕事の軸に沿って企業を探す
自分の興味関心や価値観と相性の良い仕事をいくつか探したら、定めた軸をもとに具体的な企業を探しましょう。たとえば「アパレル業界でファッションの知識を活かして活躍したい」と軸を決めたとしたら、おのずと選択肢が絞られます。
仕事の軸に合いそうな企業をピックアップしたら、企業研究で具体的な業務内容や評価制度・キャリアパスを調べましょう。以下の要領で、多角的に企業情報を集めるのがおすすめです。
- 求人サイトで主な募集職種と働き方、基本的な待遇を調べる
- IR情報や中期経営計画で事業内容や業績、経営方針を調べる
- 採用特設サイトや社員インタビューなどで社風や働くうえでの特色を調べる
- OB・OG訪問やインターンシップでリアルな働き方や自分の軸とのマッチ度を確認する
上記の方法を組み合わせることでより自分の軸に合った意思決定が可能になるため、ミスマッチのリスクを減らせます。
やりたいことの見つけ方は、「【就活生向け】将来やりたいことがないのはなぜ?悩む原因や見つけ方を解説」の記事でも解説しているので、あわせてチェックしてみてください。
こんなお悩みはありませんか?
- 何から手をつければいいか分からない
- 選考で落とされる理由が分からない
- 自分にピンとくる会社が見つからない
自分に合った仕事ってなんだろうと不安になりますよね。強みや適性に合わない仕事を選んでしまうと、せっかく就職しても早期退職のリスクがあります。そこで活用したいのが、「適職診断」です。
まずは所要時間1分でできる診断に取り組んでみませんか?自分の特性とそれに合う企業を客観的に把握できれば、企業探しや自己分析をよりスムーズに進めることができるでしょう。
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やりたいことがないときの仕事や企業の選び方8つ
やりたいことがない状態で仕事選びをするときは、無理に華やかな夢や目標を抱こうとする必要はありません。大切なのは今の自分に合ったアプローチを知り、「これならできそうかも」「興味が湧いてきた」と自然に思える仕事を探すことです。
ここでは、就活でやりたいことがない状態で企業を探すときの8つの選び方を解説します。視点を変えて自分を追い詰めない方法を試し、納得できる目標を見つけましょう。
1.やりたくないことから消去法で絞る
やりたいことが見つからないときは、やりたくないことから消去法で仕事を探すのも手です。嫌いなことや苦痛に感じることは価値観の根底にあるため変わる可能性は低く、ミスマッチを防ぐ強力な指標になります。
たとえば以下のように、自分が避けたい要素を思いつく限り書き出してみてください。
- 満員電車に乗りたくない
- 転勤をしたくない
- ずっと座りっぱなしの仕事は嫌だ
- ノルマや数字に追われたくない
- 不特定多数の人と関わる仕事は苦手だ
「これだけは避けたい」という条件を明確にすれば、消去法で残った職種が自分にとってストレスの少ない向いている仕事である可能性が高まります。
この方法なら、たとえ現時点でやりたいことが見つかっていなくても、入社後に「思っていた仕事と違った」「こんなはずじゃなかった」と感じるリスクを減らせるでしょう。
2.できること・強みを軸に選ぶ
やりたいことが思い浮かばないときは、「できること(強み)」を軸に選ぶと考えやすくなります。有効なのが、「Will・Can・Must」という3つの視点で整理する方法です。これは、「自分の欲求」「能力」「役割」の3つの要素を整理することで、納得感のあるキャリアの方向性を見出すためのフレームワークで、新卒就活でよく行われます。以下の例を参考に、自分に当てはめて考えてみましょう。
| Will(やりたいこと) | ・誰かの役に立てる仕事がしたい ・安定した給与を得て、プライベートを充実させたい |
|---|---|
| Can(できること) | ・部活動で会計の経験があり、Excelスキルがある ・細かい数字を扱い続ける集中力がある |
| Must(求められていること) | ・正確な書類作成や経費精算による組織のサポート ・バックオフィス業務における効率化やミスのない運用 |
まずは「Can(できること)」について、「一つの作業に黙々と集中できる」「人の話を聞いて折衷案を出せる」など、自然にできることや他人に褒められたことなどを考えてみてください。派手なスキルや実績である必要はないため、日常の些細な成功体験を振り返ってみましょう。
人より少し上手にできることや苦にならずに続けられることは、結果として周囲から感謝される「Must(社会や企業に求められていること)」につながります。さらに、就職後に仕事をするなかで自分のできることや求められることがより明確になり、最終的に「Will(やりたいこと)」へと育ちやすくなるでしょう。
自分のやりたいこととできること、そして社会に求められていることを順番に分析していけば、3つの要素が掛け合わさった適職が見えてきます。
3.働き方や条件から選ぶ
やりたい仕事や業界がすぐに定まらない場合は、仕事内容ではなく「働き方や条件」を軸に企業を探すのも一つの方法です。以下のチェックリストから自分の望む働き方を考え、自分にとって譲れない条件を整理してみましょう。
- 勤務地
- 転勤の有無
- 残業時間
- 休日数・有給消化率
- 福利厚生の内容
- 評価制度・給与体系
- 教育・研修体制
- 職場の雰囲気・社風
たとえば「土日祝日はしっかり休みたい」「転勤はしたくない」など、生活面での希望を明確にすれば、そこから逆算して自分に合う企業を絞り込めます。仕事内容への強いこだわりがなくても、働き方の条件が合っていれば、無理なく長く続けられる環境を見つけやすくなるでしょう。
まずは納得できる働き方を実現できる企業から検討し、働くなかで少しずつ「やりたいこと」を見つけていくという考え方も、就活を前に進める有効な手段です。
4.仕事への考え方を変えてみる
就活でやりたいことがないときは、仕事に対する考え方を変えて「将来どのような生活を送りたいか」という人生の目標をベースにアプローチしてみるのがおすすめです。やりたいことがないのに「自分はどんな仕事をしたいのか」と考えると、答えが出ずに行き詰まってしまいます。
たとえば、「将来は海外で暮らしたい」という目標をベースにした場合、「どこでも働けるスキルが身につく環境」や「英語でコミュニケーションをとる職場」といった条件が考えられるでしょう。
やりたいことを無理に絞り出すのではなく、理想の未来を叶えるための手段として仕事をとらえることで、よりフラットな視点で企業を比較しやすくなります。
5.興味のあるキーワードで求人を探す
やりたいことが見つからないときは、興味のあるキーワードで求人情報を検索するのも方法の一つです。自分が好きな分野や興味のあるジャンルからキーワードを選び、就活サイトや職業情報サイトで検索してみましょう。
たとえば、映画が好きであれば「映画」や「映画制作」などのキーワードを検索してみてください。映画に携わる仕事は監督や俳優、カメラマンといったイメージしやすい職業以外にも、以下のようなさまざまな職業がヒットします。

興味のあることを軸に求人情報を調べると、「やってみたい」と思える職業や魅力的な企業が見つかる可能性があるでしょう。気になる企業や職種を見つけたら、積極的に説明会に参加して理解を深めてみてください。
どのような仕事があるのか気になる方は、「就活における職種の一覧とは?自分に合う仕事の見つけ方も紹介」の記事で職種を一覧でまとめているのでチェックしてみてください。
6.インターンシップに参加する
インターンシップに参加すれば、自分のやりたいことや適性に合う仕事が見つかる可能性があります。
インターンシップでば、企業のWebサイトだけでは分からない社員の雰囲気や仕事の流れを肌で感じることが可能です。実際に自分が働くイメージをもったうえで、「この仕事は少し違う」「自分の興味に合った仕事かも」といった判断をしやすくなるでしょう。
インターンシップに参加した結果「自分には合わない」と感じたとしても、それは立派な収穫です。インターンシップの経験によって、選択肢から外すべき業界が明確になり、より自分に合った場所を探す精度が上がります。
7.OB・OG訪問をする
やりたいことが見つからない方は、OB・OG訪問で、実際に働いている先輩から話を聞くのも良いでしょう。OB・OG訪問とは、すでに企業で働いている社会人の方に会いに行き、就活の体験談や実際の業務について話を聞くことです。
新卒入社した先輩からは、就活情報サイトでは知り得ない仕事のやりがいや大変なこと、職場の雰囲気といったリアルな情報を得られます。また、選考対策に関する実践的なアドバイスを受けられる可能性もあるでしょう。
特にやりたいことが定まっていない場合、あえて業界を絞らず、自分と同じ大学やサークルの先輩など幅広くOB・OG訪問をするのがおすすめです。「何を基準に今の会社を選んだのか」「入社の決め手は何だったのか」という意思決定のプロセスを掘り下げて聞くことで、「自分が何を大切にしたいか」をイメージするきっかけになるでしょう。
8.就職エージェントに相談する
一人で行う就活に行き詰まったときは、プロである就職エージェントに相談するのがおすすめです。エージェントは数多くの学生をサポートしてきた実績があるため、客観的な視点からあなたの強みや適性を分析してくれます。
担当者との面談を通じて、自分では気づかなかったやりたいことの方向性を整理できたり、向いている職種を提案してもらえたりするため、就活をスムーズに進められるでしょう。
また、エージェントによっては履歴書の添削や面接対策まで一貫してサポートしてくれるため、やりたいことが定まっていない状態から着実に内定へ近づけます。
やりたいことが見つからず就活のモチベーションが下がっている方は、「就活したくないのは甘えじゃない|タイプ別の対処法を解説」の記事もチェックしてみてください。
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就活で企業が「やりたいこと」を聞く理由
就活では面接で「将来やりたいことは何ですか?」と聞かれることがあります。企業側の意図を正しく理解すれば、的外れな回答を防げるだけでなく、自分自身のやりたいことを深掘りするヒントにもなるでしょう。
以下で、就活で企業が「やりたいこと」を聞く理由を解説するので参考にしてみてください。
就活生の考え方や価値観を知るため
企業側は「やりたいこと」の質問を通じて、学生がどのような軸で物事を考え、何を大切にしているのかという価値観を確認しています。「何をしたいか」という未来の展望には、その人の「譲れないこだわり」や「モチベーションの源泉」が反映されるからです。
たとえば、同じ営業職を志望していても、個人の実力を試したい人と顧客に深く寄り添いたい人では価値観が大きく異なるもの。やりたいことの背景にある考えを知ることで、企業は応募者をより深く理解しようとしています。
自社とのマッチ度を確認するため
就活で企業側が「やりたいこと」を聞くのは、自社とのマッチ度を確認するためです。企業は「何をやりたいのか」「どういった動機でやりたいのか」「どういうプロセスで叶えたいのか」などを確認し、応募者のやりたいことが自社で叶えられるか確認しようとしています。
学生が希望するキャリアビジョンと企業が実際に提供できる仕事内容にズレがないかといった確認を怠ると、入社後に「思っていた仕事と違う」という早期離職を招く恐れも。企業はできるだけ長く働いてくれる人材を求めているため、ミスマッチを防ぐために自社の環境が応募者の自己実現の場として適しているかを見極めています。
入社後に活躍する人材かを見極めるため
企業がやりたいことを質問するのは、入社後に活躍する人材を見極めようとする狙いも。「やりたいこと」が明確な学生は、目標に向かって自走する力があると見なされ、入社後の活躍イメージが湧きやすくなります。
また、具体的な目標がある人は、困難な壁に直面しても、それを乗り越える強い原動力をもっていると評価されやすくなるでしょう。さらに、自身のビジョンと企業の方向性が一致しているかを確認できれば、仕事に対する高いモチベーションを維持しやすく、結果として早期離職の防止にもつながると判断できます。
企業がやりたいことを聞く理由は、「「入社後したいこと」はどう答えたら良い?キャリアプランを聞く理由と答え方を解説!」の記事でも解説しているので、あわせてチェックしてみてください。
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就活でやりたいことを聞かれたときの例文
就活でやりたいことを聞かれたときは、以下の構成で伝えると効果的です。やりたいことがない場合は自分の目標に言い換え、相手に自分の考えが伝わるように論理的に述べましょう。
①やりたいことをひと言で述べる
②自分のやりたいことを見つけるきっかけとなったエピソードで論を補強する
③入社後にどう貢献したいかで締めくくる
ここでは、就活でやりたいことがないときの例文とやりたいことがあるときの例文を解説します。また、NGの例文も紹介するので、自分なりの回答を作成するときに参考にしてみてください。
やりたいことがない場合の例文
「特定のやりたい仕事や職種がまだ定まっていない」という場合は、職種名ではなく「どんな働き方・関わり方で貢献したいか」を軸に伝えるのが効果的です。
自分の強みや価値観、そして入社後の成長イメージを示すことで、企業にポテンシャルの高さをアピールできます。
私は、特定の職種という枠にとらわれず、「人との対話を通じて組織の課題を解決し、チームの成長を支えること」に強い意欲をもっています。
大学ではサークル活動のリーダーを務め、多様な意見をもつメンバー間の調整に奔走しました。個々の想いを汲み取り、共通の目標へと導くプロセスに大きなやりがいを感じ、結果としてチームの団結力を高めることができました。
顧客や社内メンバーとの対話を大切にされている貴社の環境において、まずは目の前の業務に真摯に取り組み、周囲との信頼関係と基礎的な実務能力を築きたいと考えています。将来的には、現場で培った対話力と調整力を活かして周囲を巻き込みながら組織を支えるリーダーへと成長し、貴社に貢献する所存です。
やりたいことがない場合も、仕事への展望や意欲を具体的に伝えられれば、高評価につながるでしょう。
やりたいことがある場合の例文
この記事を通してやりたいことが見つかった場合は、以下の例文を参考にしてみてください。
私は貴社のマーケティング部門において、データ分析を軸とした新規顧客層の開拓に貢献したいと考えています。
大学のゼミでマーケティングを専攻し、定量的データからインサイトを導き出すプロセスに強い関心を抱きました。現在は自主的にPythonやSQLを習得し、実戦的な分析スキルの向上に努めています。
貴社の主力製品『△△』は現在、若年層から圧倒的な支持を得ていますが、蓄積されたデータを詳細に分析することで、シニア層へ向けた新たなアプローチの勝ち筋を見出せると確信しています。自身の分析スキルを活かし、根拠に基づいた施策提案を通じて、貴社の市場シェア拡大に具体的に寄与したいと考えています。
やりたいことが明確にある場合は、それを企業の事業や理念と結びつけて伝えると効果的です。「この職業でこんなことをしたい」「そのために自分はどう能力を発揮し、どう貢献できるか」を具体的に伝えることで、意欲や将来性を評価してもらいやすくなります。
NG例文
以下は、やりたいことがない場合とある場合それぞれのNG例文です。
やりたいことがない場合のNG例文
現時点では具体的なやりたい仕事が見つかっていません。しかし、貴社の説明会で「風通しが良い社風」だと聞き、とても魅力を感じました。入社後は自分に合った職種を探しながら、どんな業務も一生懸命頑張りたいと考えています。
やりたいことがないからといって「入社後に探したい」と述べると、受け身のイメージが先行してしまいます。面接官に「自分で考える力がない」「意欲に欠ける」と判断されかねません。
また、志望理由が社風のみに寄っている点もNGポイントです、「入社後にどう貢献するか」というイメージが面接官に伝わらず、自分を採用するメリットをアピールできていません。
やりたいことがある場合のNG例文
入社後は、マーケティング部門でデータ分析を行いたいです。大学時代にゼミで学ぶなかで、顧客層やニーズに合ったマーケティング戦略を立て、実行する重要性を学んだためです。ゼミで身につけた分析力を活かし、御社に貢献したいと考えています。
この例文は「データ分析を行いたい」という言葉のみで、その企業の事業や課題にどう活かすかという具体的な提案・根拠が不足しているのがNGポイントです。
上記のように分析力という言葉を使うのであれば、それが「応募先企業のどの事業や課題解決に活かせるのか」まで踏み込む必要があります。このままでは、ほかの企業でも通用する使い回しの文章という印象を与えてしまうため、企業研究を深めて「御社だからこそこんなことができる」「御社なら自分の能力を最大化できる」と伝える要素をプラスしましょう。
やりたいことを伝えるときの例文は、「入社後にしたいことの例文19選!伝えるときのポイントや注意点を解説」の記事でも解説しているのでチェックしてみてください。
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就活でやりたいことがない人へのキャリアアドバイザーからのコメント
やりたいことがないときは、「仕事を通じて叶えたいことや自分が価値を感じていて広めたいものはあるか?」といった観点で考えてみましょう。
企業は、お客さまに対して商品やサービスなどの価値を提供することで売上を得ています。そのため、企業に就職する以上は「誰に対して、どのような価値を届けたいか?」という観点で仕事を行う必要があるのです。
とはいえ、働いたことがないと、そもそもどのような選択肢があるのか分からない場合もあります。
明確にやりたいことがない場合は、「△年後どのような自分になりたいか」という理想像を思い浮かべてみてください。その理想から逆算し、目標にたどり着くために身につけたいスキルや経験を洗い出してみましょう。
将来のビジョンを考えるコツは、「就活で将来のビジョンを聞かれたら?考え方のコツと面接で使える例文10選」の記事で詳しく紹介しています。
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「就活が始まるけどやりたいことが分からない」という悩みをもつ就活生は少なくありません。やりたいことが明確でないために「何を目指して就活を進めれば良いのだろう」と感じ、行動に移せない方もいるでしょう。
また、「自己分析や企業研究をしてみたものの、やりたいことがよく分からない」とつまずいている方もいるかもしれません。やりたいことが見つからず悩んでいる方は、就職エージェントに相談してみるのがおすすめです。
キャリアチケット就職エージェントでは、キャリアアドバイザーが丁寧なヒアリングを行い、あなたがやりたいことを見つけるお手伝いをします。やりたいことが見つからない場合も、ヒアリングをもとにあなたの適性や希望にぴったりの求人や企業をご紹介するので、納得して就活を進められるでしょう。
さらに、応募書類の書き方や模擬面接などの選考対策も実施。就活に関する些細な疑問や不安まで解消したうえで、スムーズに内定獲得を目指せます。
自分のやりたいことを見つけて、後悔しない就活をしたい方は、ぜひお気軽にご相談ください。
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就活でやりたいことがない人のよくある質問
ここでは、就活でやりたいことがないときのよくある質問にQ&A形式で回答しています。
「仕事に興味がなくて就活が進まない」「就活を進めるなかでやりたいことが分からなくなった」といった悩みの対処法を紹介しているので、ぜひ参考にしてみてください。
どこも興味がないため就活が進みません
「業界や企業に興味がもてない」と悩むのは、情報不足が原因の可能性があります。まずは「何がしたいか」ではなく、「どのような環境で働きたいか」といった視点で考えてみましょう。
たとえば、「残業が少なく私生活を大事にできる」「チーム体制だと安心して仕事ができそう」といった条件面から入るのも企業を選ぶ方法の一つです。自分にとって心地良い働き方の基準を定めると、企業選びの軸が明確になります。そのうえで、少しでも気になった企業の現場の声を聴いてみてください。
「好き」や「やりたい」が見つからなくても、自分に合う環境かどうかの判断基準を明確にすれば、「ここなら無理なく続けられそう」と思える仕事を見つけやすくなります。
就活中にやりたいことが分からなくなってきました
多くの企業を調べるうちにやりたいことが分からなくなるのは、情報過多で判断基準が揺らいだり、周囲の意見に影響されたりしていることが主な原因です。まずは一度立ち止まり、外からの情報ではなく、自分の価値観に目を向けてみましょう。
具体的には、改めて自己分析を行い、自分の興味や得意なことを言語化してみるのが効果的です。頭の中にある曖昧な思いを言葉に落とし込むことで「本当に大切にしたい軸」が明確になります。その軸を基準に情報を精査すれば、豊富な情報量のなかから納得感のある答えを見つけられるでしょう。
やりたいことがないまま就職しても良い?
やりたいことがないまま就職しても問題ありません。誰もが就活の時点でやりたいことが明確になっているとは限らず、就活を進めたり就職して仕事を経験したりするなかでやりたいことに気づくケースもあります。
ただし、やりたいことがないまま就活を進めるときは、「自分のできること」「自分の性格や価値観に合っている環境」などへの理解を深め、適性や人柄とのミスマッチのない企業を選ぶことが大切です。
やりたい仕事も興味のある業界もないときは?
やりたい仕事や興味のある業界が定まらない場合は、業界研究の範囲を広げてみることが有効です。業界地図を参考に、さまざまな業界も積極的に調べてみましょう。
また、なんとなく気になる業界があったら、さらに業界を細分化してみるのも手です。たとえば、一口に「サービス業」といっても、さらに細分化すれば「ホテル業界」「美容業界」「医療・介護業界」などさまざまな働き方があります。
1つの業界に絞り込めなくても、複数の業界を並行して見ていくなかで、興味関心の方向性が明確になる可能性があるでしょう。
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本記事の監修者
淺田真奈(あさだまな)
大学時代は接客のアルバイトを3つかけもちし、接客コンテストで全店1位になった経験をもつ。新卒では地方創生系の会社に入社をし、スイーツ専門店の立ち上げからマネジメントを経験。その後、レバレジーズへ中途入社。現在はキャリアチケットのアドバイザーとして、学生のキャリア支援で学生満足度年間1位と事業部のベストセールスを受賞し、リーダーとしてメンバーのマネジメントを行っている。