このページのまとめ
- 就活の適性検査は能力検査と性格検査で応募者の適性を測るテスト
- SPIや玉手箱などの種類ごとに出題形式や制限時間が異なる
- 大学3年の秋までに問題集と模擬テストで対策を始めるのがおすすめ
就活の適性検査は、新卒採用を行う企業の9割近くが実施している選考です。「どんな問題が出るの?」「対策しないと落ちる?」と不安を感じている人もいるでしょう。
この記事では、適性検査の内容をオリジナルの例題で紹介するとともに、SPIや玉手箱などの種類や受検形式、落ちる理由と対策のコツを解説します。早めに準備を始めて、自信をもって選考に臨みましょう。
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- 就活の適性検査とは応募者の能力と性格を測る試験
- 適性検査を受けるタイミング
- 適性検査を実施する企業の割合
- 適性検査とSPIの違い
- 就活で適性検査が行われる理由
- 面接では分からない能力を知るため
- 人数をある程度絞り込むため
- 自社の雰囲気に合うかを確認するため
- 就活における適性検査の検査内容と例題
- 能力検査
- 性格検査
- 就活における適性検査の種類と特徴
- SPI
- 玉手箱
- TG-WEB
- GAB
- CAB
- 就活における適性検査の受検形式
- Webテスト
- テストセンター
- 筆記テスト
- インハウスCBT
- 就活の適性検査で落ちる理由
- 対策の時間をとっていない
- 時間が足りず解答できていない
- 性格検査で矛盾が起きている
- 性格が会社の社風と合っていない
- 就活の適性検査に向けた対策のコツ
- 対策は大学3年の秋までに始める
- 問題集は1冊を繰り返し解く
- 問題の傾向を把握しておく
- 苦手分野の対策に時間をかける
- 時間配分をあらかじめ決めておく
- パソコンで模擬テストを受けて本番形式に慣れる
- 就活の適性検査対策を行って内定を獲得したいあなたへ
就活の適性検査とは応募者の能力と性格を測る試験
就活の適性検査とは、筆記テストやWebテストを用いて受検者の能力や性格を判定し、採用の判断材料にするものです。企業は適性検査の結果をもとに、就活生の性格や基礎的な学力、一般常識の有無を判断しています。
適性検査を通じて、企業は以下の3つの基準で自社とのマッチング度を測っているのを知っておきましょう。
・基礎能力(職務を遂行するための知識や技術を取得する能力)
・情緒的・性格の特性(職務や職場風土に順応する能力)
・動機・将来への展望・価値観(企業貢献やキャリアプランなど、ビジョンの有無)
ただし、判断基準は企業ごとに異なり、「会社の社風に価値観が合っているか」「業務への適性があるか」などを見極めている場合もあれば、応募者が多い際に人数を絞り込むために行うケースもあります。また、職種によっては専門的な知識を問うような問題が出ることもあるでしょう。
ここからは、適性検査を受けるタイミングや実施している企業の割合、SPIとの違いを解説します。
適性検査を受けるタイミング
適性検査は、「一次面接の前」または「一次面接と同時」に実施されるのが一般的といえます。
一次面接の前に実施する主な理由は、応募者の絞り込みです。自社の基準を満たした就活生のみを面接へ案内するために用いられます。一方、面接と同時に行う場合は、対面だけでは見えにくい資質や特徴を把握する狙いがあるでしょう。
どちらのタイミングであっても選考結果に直結するため、事前の十分な対策が欠かせません。
適性検査を実施する企業の割合
インディードリクルートパートナーズリサーチセンターの「就職白書2026 2026年卒採用プロセスの実施状況(p.43)」によると、2026年卒の採用で「適性検査・筆記試験」を実施した企業は86.6%でした。新卒採用を行う企業の9割近くが、選考のどこかで適性検査を取り入れていることになります。
同調査の学生側のデータを見ると、2026年卒で適性検査・筆記試験を受けた学生は52.7%です。受けた学生1人あたりの平均受検社数は9.76社で、多くの就活生が複数の企業で適性検査に取り組んでいます。

引用:インディードリクルートパートナーズリサーチセンター「就職白書2026 就職活動プロセスごとの実施状況(p.35)」
志望企業の数が増えるほど、適性検査を受ける機会も増えていきます。どの企業の選考も慌てないよう、早めに出題内容を把握しておきましょう。
参照元
インディードリクルートパートナーズリサーチセンター
各種データ:市場の動向
適性検査とSPIの違い
適性検査とSPIの違いは、「テストの総称」か「個別のテスト名」かという点。適性検査は応募者の能力や性格を測るテストの総称で、SPIはそのなかの一つです。
SPIはリクルートマネジメントソリューションズが独自に開発した適性検査で、能力検査と性格検査で構成されています。ほかにも、玉手箱やTG-WEB、GAB、CABなど、提供会社ごとに種類はさまざまです。
「SPIの対策だけしておけば安心」と考える人もいますが、志望企業がSPI以外の適性検査を使う場合もあるので注意しましょう。SPIの出題内容や対策をさらに詳しく知りたい方は、「SPIとは?今さら聞けない出題内容や対策のコツを就活のプロが解説!」の記事をご覧ください。
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就活で適性検査が行われる理由
就活で適性検査が使われるのは、面接だけでは分からない部分を見るためです。企業が適性検査を使う理由を3つ紹介するので参考にしてください。

面接では分からない能力を知るため
適性検査は、就活生の性格や計算力などを測る検査です。面接では見えない部分を測定し、採用するかの判断につなげています。
30分や1時間の面接で、就活生の性格を判断しきるのは難しいでしょう。緊張していたり、面接に向けて答える内容を決めていたりと、就活生の素が出てこないケースもあります。
適性検査を行えば、面接では見えなかった性格や考え方をチェックできます。面接と適性検査の2つから、採用するかを慎重に判断できるのです。
人数をある程度絞り込むため
応募者の人数を絞るためにも、適性検査が有効です。企業によっては応募者が多く、全員を面接するのは難しいでしょう。
適性検査を行うことで、「性格が自社に合わなそう」「自社の業務に適性が合っていない」などの理由で、応募者を絞り込めます。十分な準備をせずに受検すると面接に進めない可能性が高いため、事前の入念な対策が重要です。
どのような基準で絞り込みが進められているかは、「SPIのボーダーラインはどのくらい?見極め方や高得点への対策も解説」の記事で解説しています。SPIは代表的な適性検査であり、導入している企業も多いので参考にしてください。
自社の雰囲気に合うかを確認するため
企業の雰囲気に合うかどうかも、適性検査から見られています。性格検査により、面接では分からない性格の部分が見えるからです。
企業は優秀な人材はもちろん、長く働いてくれる人材を探しています。会社の雰囲気が合わず、早期離職につながってしまうのは双方にとって望ましくありません。
適性検査を使えば、自社に合うかどうかをデータで確認できます。ミスマッチ防止のためにも、適性検査が使われているのです。
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就活における適性検査の検査内容と例題
就活での適性検査は、「能力検査」と「性格検査」の2種類があります。それぞれ出題内容と対策が変わってくるので、どのような検査なのか知っておきましょう。ここでは、それぞれの検査内容を紹介します。
能力検査
能力検査とは、就活生の知的能力を調べる検査です。能力検査には文章理解や慣用句、ことわざなどの「言語分野」と呼ばれる問題と、表の読み取りや鶴亀算といった数学的な問題の「非言語分野」があります。知識だけで解けない問題も多く、事前の対策が重要です。
能力検査については、「SPI言語とは?出題分野別の対策や高得点をとるためのポイントを解説」の記事も参考にしてください。
言語分野の例題
言語分野では、2つの言葉の関係を読み取る問題や、語句の意味を問う問題などが出題されます。ここでは、2つの言葉の関係を考える形式の例題をまとめました。
【例題】
最初に示した2つの言葉と同じ関係になっている組み合わせを、ア〜ウから1つ選びなさい。
鉛筆:文房具
ア 茶碗:食器
イ 船:港
ウ 机:木材
【正解】ア
「鉛筆」は「文房具」の一種なので、「AはBの一種」という関係です。同じ関係になっているのは「茶碗は食器の一種」であるアで、イは「船が停泊する場所」、ウは「机の材料」という関係なので当てはまりません。
この形式では、「AはBの一種」「AはBの材料」のように関係を短い文に置き換えると、選択肢を比べやすくなります。
非言語分野の例題
非言語分野は計算や表の読み取り、推論など、数的な処理や論理的な思考を問う問題です。ここでは、鶴亀算の考え方を使う例題を紹介します。
【例題】
1個120円のりんごと1個80円のみかんを合わせて15個買ったところ、代金は1,520円でした。りんごは何個買ったでしょうか。
ア 6個
イ 8個
ウ 10個
【正解】イ
15個すべてがみかんだと仮定すると、代金は80円×15個=1,200円です。実際の代金との差は1,520円−1,200円=320円で、みかん1個をりんご1個に置き換えるごとに40円ずつ高くなります。そのため、りんごの個数は320円÷40円=8個です。
このように「すべて片方だと仮定して差を埋める」解き方を覚えておくと、方程式を立てるより短い時間で答えにたどり着けます。電卓を使えない受検形式もあるため、筆算での計算にも慣れておきましょう。
性格検査
性格検査は、複数のチェック項目によって、受ける人の個性や思考の軸などをみるものです。
たとえば、「あなたの日常の考えや性格はどちらに当てはまりますか?」という問いに対して、「A.一人で旅行するのが好きだ」「B.誰かと旅行するのが好きだ」とどちらか自分に当てはまる方を選択する形式があります。
性格検査については、「性格検査とは?問題例や対策・受検する際のポイントを解説」の記事も参考にしてください。
性格検査の解答例
性格検査には正解がないため、解答の基本は「普段の自分の行動を基準に選ぶ」ことです。設問によっては2択ではなく、自分にどの程度当てはまるかを選ぶ形式もあります。以下は、解答のイメージをつかむための設問例です。
【設問例】
次の文は、あなたにどの程度当てはまりますか。
「計画を立ててから物事に取り組むほうだ」
【選択肢】
「当てはまる」「やや当てはまる」「あまり当てはまらない」「当てはまらない」
普段は思い立ったらすぐ動くタイプなのに「当てはまる」を選ぶと、似た内容の別の設問と答えがずれるかもしれません。企業が求める人物像に合わせようとせず、直感で解答していきましょう。
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就活における適性検査の種類と特徴
適性検査には複数の種類があります。なかでも就活生が受けることの多い「SPI」「玉手箱」「TG-WEB」「GAB」「CAB」の5つは、特徴と一緒に覚えておくと良いでしょう。
SPI
SPIはリクルートマネジメントソリューションズが開発した適性検査で、能力検査と性格検査で構成されています。銀行やメーカー、大手企業など、多くの企業の筆記試験で採用されているのが特徴です。企業によっては、この検査結果を新卒入社後の配属に活用する場合もあります。
特徴1.さまざまなジャンルの問題が出題される
SPIの特徴は、さまざまなジャンルの問題が出題される点です。言語分野では、以下のような問題が出題されます。
・二語の関係
・語句の意味
・語句の用法
・文の並び換え
・空欄補充
・熟語の成り立ち
・文節の並び換え
・長文読解
非言語分野では、以下のような問題が代表的です。
・推論
・場合の数
・確率
・集合
・損益算
・速度算
・表の読み取り
・資料の読み取り
・長文読み取り
・代金の精算
・料金の割引
・割合の計算
・分割払い
特徴2.制限時間が短い
SPIは、1問あたりに使える時間が短い適性検査です。対策が不十分だと、制限時間内に解けないケースもあります。短時間で効率的に解けるように対策しておきましょう。
適性検査のSPIについては、「SPIのWebテストとは?問題の傾向や対策方法を知って高得点を狙おう!」の記事で詳しく解説しているので参考にしてください。
玉手箱
玉手箱はWebテストの一つで、就活では高いシェアを誇る適性検査です。能力検査と性格検査があるのはSPIと同じですが、形式が異なります。証券会社や生命保険業界、鉄道業界など多くの企業で採用されている検査なので、内容や特徴を理解しておきましょう。
特徴1.企業によって出題形式が異なる
玉手箱の特徴としてまず押さえておきたいのは、「企業によって出題される科目や形式の組み合わせが異なる」点です。また、同じ企業であっても受検者ごとに異なる問題がランダムに出題される仕組みになっているため、過去問の丸暗記では通用しません。
特徴2.制限時間が短い
「制限時間が短い」という点も気をつけておきたいポイントです。読む文章の量や問題の数に対して与えられる時間は短く、解答に使える時間は限られています。計算問題が得意な人も、スピード感に慣れていないと時間内に解答できなくなってしまうことも。計数の時間は電卓を用意しておくなど、あらかじめ準備をしておきましょう。
時間の制限に厳しい玉手箱ですが、問題の難易度はそこまで高くはありません。玉手箱を効率的に進めるコツは、「いかに答えやすい問題を短い時間で多くこなすか」です。まずは、スムーズに解答する練習を繰り返し行いましょう。
TG-WEB
TG-WEBは、株式会社ヒューマネージが提供する適性検査で、能力検査と性格検査で構成されています。能力検査には「従来型」と「新型」の2つの出題形式があり、どちらの形式で出題されるかは企業によって異なるようです。
SPIや玉手箱とは出題の傾向が大きく違うため、志望企業がTG-WEBを導入している場合は専用の対策が必要でしょう。
特徴「暗号・推論」など独特な問題が出題される
TG-WEBの従来型では、暗号の解読や推論、図形の展開など、ほかの適性検査ではあまり見かけない形式の問題が出題されます。学校の授業では扱わない問題もあるため、初めて見ると解き方が思いつかないこともあるでしょう。
一方、新型は比較的取り組みやすい問題を短い時間で数多く解く形式です。従来型と新型の傾向をそれぞれ確認したうえで、問題集で解き方のパターンを身につけておきましょう。
TG-WEBの出題傾向や対策は、「TG-WEBとは?従来型と新型の違いや出題傾向・効果的な対策法を解説」の記事で詳しく解説しています。
GAB
GABは、「Graduate Aptitude Battery=総合適性診断テスト」の略です。適性検査のなかでも難易度が高いとされ、銀行、商社、コンサルティングなどの企業で実施される傾向にあります。
特徴「言語・計数」が出題される
GABの知的能力検査は、「言語」と「計数」で構成され、それぞれ特定の形式に絞って出題されるのが特徴です。
言語は、約300〜500文字の論説文を読み、設問が本文の内容と照らし合わせて「正しいか・誤りか・判断できないか」を判定する3択形式です。1つの長文につき4つの設問が課され、1問あたり約30秒で解き進めるスピードと論理的把握力が求められるでしょう。
一方、計数はすべて「図表やグラフの読み取り・数値計算」で占められています。文章問題などは出題されず、限られた時間内で素早く正確にデータを処理する能力が合否を左右するでしょう。
GABについては、「GABテストとは?特徴や出題の傾向・合格するための対策5つを紹介」の記事もあわせて参考にしてください。
CAB
CABは、「Computer Aptitude Battery=コンピューター職適性診断テスト」の略称です。IT企業やSIerをはじめ、SE・プログラマーといった技術職・エンジニア職を採用する企業の選考で広く採用されています。
特徴「暗算・法則性・命令表・暗号」が出題される
CABの知的能力検査は、一般的な国語・数学のテストとは異なり、論理的思考力やプログラミング適性を測る独自の4科目で構成されます。
暗算:短時間で大量の四則演算を反射的にこなす計算問題
法則性:規則的に変化する図形群からルールを見つけ出すパズル形式の問題
命令表:指示(反転・入れ替えなど)に従って図形がどう変化するかを論理的に追う問題
暗号:図形の変化パターンから、どの暗号記号がどの変化を意味するかを解明する問題
いずれも1問あたりにかけられる時間が非常に短いため、独特の出題パターンに事前に慣れておくことが重要です。
SPIやGABとも違ったユニークな問題であるため、問題例を把握しておくなど事前準備をしておきましょう。CABについては、「Web-CABとは?対策法と科目別の解き方のコツを解説」も参考にしてください。
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就活における適性検査の受検形式
適性検査の受検形式には、「Webテスト」「テストセンター」「筆記テスト」「インハウスCBT」の4つがあります。それぞれに特徴があるので、違いを押さえておきましょう。
Webテスト
パソコンから専用のシステムにアクセスし、受検する方法です。受検の日時が細かく決まっているわけではなく、指定された期間内に受検するのが一般的といえます。
Webテストは会場まで行く必要がなく、パソコンと安定した通信環境が整っていれば、自宅など好きな場所で受検できる点がメリットです。
就活でのWebテストについては、「就活のWebテストとは?受検形式や出題科目、効果的な対策法を解説」の記事で詳しく解説しているので参考にしてください。
テストセンター
自分で受検日時を予約して受検する形式です。専用会場で受ける場合は、受検票と顔写真つき身分証明書を持参して厳格な本人確認を行うため、替え玉受検などの不正防止に有効な方法とされています。
なお、SPIのテストセンターは専用会場だけで受けるものではありません。専用会場で受けるほか、自宅などのパソコンから試験監督のもとで受けるオンライン会場もあります。受検方法は企業や時期によって異なるため、案内の内容をよく確認しておきましょう。
テストセンターについては、「SPIテストセンターを初めて受ける人必見!受検の流れや注意点を解説」の記事で詳しく解説しています。
筆記テスト
筆記テストは「ペーパーテスト」とも呼ばれ、主に志望先の企業に出向いて受検する方法です。パソコンは使用せず、紙の解答用紙と筆記用具を使い、選択肢の数字を塗りつぶすマークシート方式が主流となっています。
インハウスCBT
インハウスCBTは志望先の企業に出向き、企業側が用意したパソコンを使って受検する形式です。Webテストのように自宅のパソコンから受検することはできません。面接と同日に実施されるケースも多く見られます。
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就活の適性検査で落ちる理由
適性検査で不合格になる人の多くは、学力が足りないから落ちるわけではありません。実は、適性検査特有の形式を知らないまま本番に挑んでしまい、実力を出せないまま落とされてしまうケースがほとんどです。
就活を始めたばかりだと「難関大学の人しか通らないのでは?」と不安になるかもしれませんが、落ちる原因さえ事前に把握しておけば、確実に対策を立てられます。ここでは、適性検査に落ちる主な4つの理由を見ていきましょう。
対策の時間をとっていない
適性検査で落ちる原因として、単純な準備不足が挙げられます。
適性検査で出題される言語や計数・非言語の問題は、難解な大学受験の問題とは異なり、基本的に中学〜高校レベルの基礎知識で解けるものが大半です。しかし、パズルのような思考問題や特殊な図形問題など、日常や学校の授業では見慣れない独特の出題パターンが多く含まれています。
そのため、どんなに学力に自信がある人も、解法パターンを知らないまま初見で解こうとすると手が止まってしまいかねません。一方、事前に問題集などで出題パターンさえ頭に入れておくと、高得点を狙いやすいでしょう。
時間が足りず解答できていない
問題自体は解けるにもかかわらず、時間が足りなくて落ちるというのも就活生がつまずきやすいポイントです。
適性検査の制限時間は非常にシビアで、1問あたりにかけられる時間はわずか30秒〜1分前後しかありません。特に、自宅受検のWebテストやテストセンターでは、「1問ごとに制限時間が設定されていて戻れない」「解答を入力しないと次の問題へ進めない」といった仕様も見られます。
一つの難しい問題に悩んで2〜3分使うと、後半の簡単な問題を解き残してしまい、大幅な失点につながることもあるでしょう。
時間配分の難しさについては、「回答時間が短いテストセンターで結果を出す方法とは?」の記事で解説しています。受検形式によって制限時間や解き方は変わってくるので、それぞれパターンを把握しておきましょう。
性格検査で矛盾が起きている
適性検査で落ちる原因には、能力検査だけではなく「性格検査」での不合格も考えられます。
特にやりがちなのが、「企業の理想像に合わせよう」「自分を優秀に見せよう」と背伸びをして解答することです。性格検査では、表現を変えて似たような質問が何度も投げかけられたり、解答の信頼性を測る「ライスケール(嘘を見抜く質問)」が仕組まれていたりします。
【ライスケールの代表的な事例】
・「これまでに一度も嘘をついたことがない」に「はい」と答える
・前半では「一人でコツコツ進めるのが好き」と選んだのに、後半では「大勢を引っ張るリーダー気質だ」と答える
このように取り繕った解答をすると、システム上で「一貫性がない」「解答の信頼性が低い(虚偽の可能性あり)」と判定され、能力検査の結果に関わらず自動的に不合格となってしまいます。
性格が会社の社風と合っていない
性格検査で正直に答えていても、企業の社風やターゲット像と合致しなければ選考落ちとなる場合があります。
企業が性格検査を実施する目的は、「自社のカルチャーに馴染み、入社後に活躍できるか」を見極めることです。たとえば、「主体的に新しい挑戦をしてほしい企業」と「マニュアルを厳格に守ることが最優先の企業」とでは、求められる適性は正反対になります。
この場合、あなた自身の性格や人間性に問題があるわけではなく、「その企業が求める働き方と、あなたの本来の資質が合っていなかった」というだけです。社風との不一致は入社後の働きやすさにも直結するため、過度に落ち込む必要はありません。
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就活の適性検査に向けた対策のコツ
適性検査合格に向けて、対策方法を知っておきましょう。今すぐ実践したい6つのコツを紹介するので参考にしてください。
対策は大学3年の秋までに始める
適性検査の対策は、大学3年生の秋までに始めておくのがおすすめです。インディードリクルートパートナーズリサーチセンターの「就職白書2026 就職活動開始時期(p.36)」によると、2026年卒の学生のうち、卒業前年の9月までに就職活動を始めていた人は累計69%でした。
インターンシップの選考で適性検査を課す企業もあるため、本選考の直前に慌てて準備するのでは間に合わない可能性があります。問題集を1冊解き終えるには一定の時間がかかるため、早めに取り組み始めましょう。
就活全体のスケジュールをあらかじめ把握しておけば、苦手分野の克服や模擬テストまで計画的に進められます。「就活のやり方と流れを解説!準備から内定までのポイントと相談先も紹介」の記事では、就活の流れを解説しているのであわせてご覧ください。
参照元
インディードリクルートパートナーズリサーチセンター
各種データ:市場の動向
問題集は1冊を繰り返し解く
問題集を解く場合、1冊を繰り返し解くようにしましょう。適性検査のパターンはある程度決まっており、複数の問題集で対策しなくても傾向は掴めます。
適性検査の対策で大切なのは、問題の解き方を覚えることです。1冊の問題集を繰り返し解いて公式や解き方さえ覚えれば、問題の内容が変わっても応用が利くでしょう。
問題の傾向を把握しておく
適性検査ごとに傾向があるので、どのような問題が出るのかを把握しておきましょう。たとえば、SPIや玉手箱は適性検査ではあるものの、それぞれ内容は変わります。
志望する企業がどの適性検査を出すのか調べておき、対策を進めるのがおすすめです。どの適性検査を行うのかは公表していない企業が多いので、過去の就活生の口コミを調べたり、OB・OGにアドバイスをもらったりしておきましょう。
苦手分野の対策に時間をかける
適性検査の対策では、得意分野を極めることよりも「苦手分野の克服」を最優先に進めましょう。
適性検査は出題範囲が広く、どの分野や形式の問題がどの順序で出るかを事前に予測することはできません。得意分野ばかりを対策していても、本番でその問題が出なければ得点に結びつかず、苦手な分野が多く出題された際に失点してしまうリスクがあります。
どのような出題パターンにも対応できるよう、まずは苦手な分野や解き慣れていない形式を優先的に対策することが大切です。
時間配分をあらかじめ決めておく
適性検査を受ける際は、本番でどのようなペースで解き進めるか、事前に時間配分のルールを決めておきましょう。適性検査は1問あたり30秒から1分程度しかかけられないため、本番で一つの問題に悩み始めるとあっという間に制限時間になってしまいます。
そのため、「問題を見て30秒以内に解き方が思い浮かばなければ、直感で選んで次の問題へ進む」「計算に時間がかかり過ぎる問題は後回しにする」といった見切りの基準を事前に設定しておくことが大切です。引き際を決めておくことで本番中の迷いがなくなり、制限時間内で高得点を狙えるでしょう。
パソコンで模擬テストを受けて本番形式に慣れる
模擬テストはパソコンで受検し、本番と同じ形式に慣れながら自分に必要な対策を考えるのがおすすめです。問題集では解けていても、本番形式だと慌てて解けないケースも出てくるでしょう。
また、「いつもは紙の問題集で勉強しており、パソコンを使うWebテストに対応できなかった」ような想定外の課題が見つかることもあります。ある程度対策できたら模擬テストも受けて、これからの課題を探してみましょう。
適性検査を対策するコツについては、「適性検査対策|種類ごとの違いと能力・性格検査別の勉強法を解説」の記事も参考にしてください。
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就活の適性検査対策を行って内定を獲得したいあなたへ
就活の適性検査を突破するには、選考対策が欠かせません。高校までの基礎知識があっても、適性検査特有のスピード感や出題パターンに慣れていなければ高得点を取るのは困難です。
しかし、適性検査に向けてどのように対策していくか、どこまで対策が必要か悩むこともあるでしょう。適性検査で不安なことがある場合は、ぜひキャリアチケット就職エージェントに相談してください。
キャリアチケット就職エージェントは就活生と企業とをマッチングさせるサービスを行っています。専任のキャリアアドバイザーが適性検査はもちろん、履歴書やエントリーシート、面接対策などもサポートを実施。内定獲得まで、総合的にアドバイスを行います。
就活は必要な対策が多く、1人で進めようとすると不安を感じるものです。キャリアチケット就職エージェントと一緒に、内定獲得の対策を進めていきましょう。
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本記事の監修者
淺田真奈(あさだまな)
大学時代は接客のアルバイトを3つかけもちし、接客コンテストで全店1位になった経験をもつ。新卒では地方創生系の会社に入社をし、スイーツ専門店の立ち上げからマネジメントを経験。その後、レバレジーズへ中途入社。現在はキャリアチケットのアドバイザーとして、学生のキャリア支援で学生満足度年間1位と事業部のベストセールスを受賞し、リーダーとしてメンバーのマネジメントを行っている。