このページのまとめ
- SPIのWebテストとは、自宅で受験できる選考時の適性検査
- SPIのWebテストは自宅で受けられ、1問ごとに制限時間がある
- SPIのWebテストの対策方法は、語彙力を鍛えて公式を覚えること
「SPIのWebテストを控えているけど、対策方法が分からない」とお悩みの方も多いでしょう。
内定獲得のために、適性検査を突破しなければならない企業が多くあります。より高い点数を取るための対策や練習が欠かせません。
この記事では、SPIのWebテストの特徴や出題科目、対策方法、練習方法を解説します。カンニングのリスクやSPI以外のWebテストもご紹介するので、内定獲得を目指す就活生は参考にしてください。
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- SPIのWebテストとは自宅で受ける適性検査のこと
- SPIのWebテストについてのキャリアアドバイザーのアドバイス
- SPIの4つの受験方法
- 1.Webテスト
- 2.テストセンター
- 3.インハウスCBT
- 4.ペーパーテスト
- SPIのWebテストの特徴
- 電卓を使える
- 入力式の回答が多く求められる
- 1問ごとに時間制限がある
- SPIのWebテストの出題科目
- 「能力検査」は言語分野と非言語分野の2種類がある
- 「性格検査」は直感で答える
- SPIのWebテストに向けた6つの対策方法
- 1.語彙力を身につける
- 2.基本の公式を覚える
- 3.パソコンでの入力に慣れる
- 4.電卓の使い方に慣れる
- 5.問題集や過去問をたくさん解く
- 6.時間を意識して解く練習をする
- SPIのWebテストを受ける際のポイント
- 受験に適した状態を作る
- 分からない問題は見切りをつける
- SPIのWebテストでカンニングがバレる理由
- 回答時間や速度
- 正答率
- 回答の矛盾
- SPIのWebテストでカンニングがバレた場合のリスク
- 内定が取り消される
- 同じWebテスト形式の企業でも不合格になる
- ブラックリストに入れられてしまう
- 入社できても活躍できないかもしれない
- SPI以外のWebテスト
- 玉手箱
- ENG
- CAB
- GAB
- SPIのWebテスト対策で内定獲得に繋げたいあなたへ
SPIのWebテストとは自宅で受ける適性検査のこと
SPIのWebテストとは、自宅で受ける選考時の適性検査です。新入社員やインターンシップ生を採用する際の判断材料にするために、導入する企業が増えています。
SPIとは、「株式会社リクルート」が企業に提供する適性検査です。初期のバージョン(SPI)から改良され、2013年以降のバージョンは「SPI3」に。SPI3のWebテストは、1問ごとの制限時間が設けられ、従来のテストセンターと同じ仕様になりました。
Webテストのメリットは、指定された期間内であればいつでも自宅で受験ができる点です。自分の都合の良い時間にテストが受験できます。「いつでも受けられるから」と期限を忘れないように、スケジュール管理を行いましょう。
参照元
SPI3
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SPIのWebテストについてのキャリアアドバイザーのアドバイス
Q.企業がSPIなどの試験を設けている理由はなんですか?なにが見られていますか?
企業が選考でSPIなどの試験を設けている理由は、観点としては大きく二つあります。
一つ目は、企業が求めている一定の一般常識や学力基準をクリアしているかを判断するため。二つ目は、性格や志向性が企業のカルチャーとマッチしているか判断するためです。
就活のSPIでは、一問ごとに回答をじっくり見て判断するのではなく、全体の合計点数や偏りから判断することが一般的です。
そのため、すべての項目で満点を目指す必要はありません。極端に点数が低い分野や項目を作らないように、まんべんなく全分野で平均点前後の点数を取れるように事前に勉強しておきましょう。
性格試験については、極端に嘘をつく必要はありません。むしろ項目ごとに矛盾が発生してしまうとアラートが出てしまう可能性もあります。なるべく素直に、ただネガティブすぎる回答は避けるように気を付ければ問題はないかと思います。
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SPIの4つの受験方法
SPIの受験方法は、「Webテスト」「テストセンター」「ペーパーテスト」「インハウスCBT」の4種類があります。それぞれの受験方法に特徴があり、企業の特性により導入される種類が異なります。
1.Webテスト
SPIのWebテストは、オンラインで受験できます。従来のペーパーテストから、Webテストに切り替える企業も増えました。
Webテストであれば、自宅や学校のパソコンから受験可能です。就職活動で忙しい場合でも、スキマ時間に受験しやすいでしょう。また、遠方に住む就活生は、時間とお金をかけずに採用試験に臨めるため、便利な受験方法といえます。
2.テストセンター
SPIのテストセンターとは、株式会社リクルートが提供する共通会場に出向いて、検査を受ける受験方法のこと。監督者のもと受験するため不正行為が行われにくく、テストセンター方式を導入する企業が多いようです。
テストセンターには常設会場があり、次の主要都市で受験が可能です。
・東京
・大阪
・名古屋
・札幌
・仙台
・広島
・福岡
会場は、「会場のご案内」で確認できます。
参照元
SPI3
テストセンター情報
3.インハウスCBT
SPIのインハウスCBTとは、企業指定の会場のパソコンを用いて受験する方法です。企業がインハウスCBTを導入している場合は、SPIから面接までを1日で行うこともあります。
テストセンターとは違い、一社ずつ受ける点が特徴です。株式会社リクルートは、中途採用での導入をおすすめしており、新卒採用での導入は多くありません。
4.ペーパーテスト
SPIのペーパーテストは、問題用紙と解答用紙が配られる筆記試験です。指定された会場で行われる場合と、企業の一室で行われる場合の2パターンがあります。
ペーパーテストは時間配分や解答する順番が決めやすく、戦略的に問題を解答できるでしょう。ページをめくると苦手な分野の場所が分かり、得意分野を優先して解くことが可能です。
ペーパーテストは、Webテストと異なり電卓が使えない場合もあります。また、解答を回収して採点する時間がかかるため、即時に検査結果が出ない点がデメリットです。
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SPIのWebテストの特徴
SPIのWebテストの特徴は、ほかの受験方法とは異なります。Webテストを導入する企業も多いため、受験日までに特徴を把握しましょう。
電卓を使える
SPIのWebテストでは、計算問題で電卓が使用できます。SPIの計算問題は、自力での計算が難しい問題も。また、電卓の使用が前提の問題もあるため、使い慣れておくことが大切です。
電卓は、使いこなせるか否かで選ぶと良いでしょう。関数電卓は様々な機能がありますが、キーが小さかったり、使いにくかったりする場合もあります。関数電卓のような多機能電卓を用意する際は、計算に使用できる機能を把握しておきましょう。
SPIの受験時にあると便利な電卓の機能は、以下のとおりです。
・ACキー:すべてリセットできる
・Cキー:画面に出ている数字のみ削除する
・%:消費税や割合が計算できる
・√:非言語問題で使用できる
・ラウンドセレクター:小数点以下の表示設定できる
・メモリー機能:数字を一時的に保存できる
SPIで使う電卓については、「SPIで電卓は使用できる?使える受験形式やおすすめの機能を解説」も参考にしてください。
入力式の回答が多く求められる
SPIのWebテストの場合、選択式よりも入力式の回答が多く求められます。正確な数字や文字を、正しく入力しなければなりません。正しい回答を導き出すことはもちろん、キーボードのタイピングやマウスの操作に慣れておきましょう。
1問ごとに時間制限がある
SPIの能力検査では1問ごとに時間制限があり、一度進むと前の問題には戻れません。正確さと合わせて、スピードも求められるでしょう。
また、問題に正解するごとに難易度が上がります。後半になるにつれて疲れが出やすいため、スムーズに解答できるように、準備と対策を徹底的に行いましょう。
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SPIのWebテストの出題科目
SPIのWebテストの出題科目は、能力検査と性格検査です。能力検査は、簡単な計算問題や日本語の文法問題などが出題され、性格検査では就活生の内面的なアンケートが行われます。それぞれ時間や問題数が異なるため、把握しておきましょう。
特徴を下表にまとめました。
能力検査 | 性格検査 | |
---|---|---|
制限時間 | 35分 | 30分 |
問題数 | 受験者の回答によって変わる | 約300問 |
以下で、詳しく解説します。
「能力検査」は言語分野と非言語分野の2種類がある
能力検査は、「言語分野」と「非言語分野」の2種類があります。それぞれの出題内容は、以下のとおりです。
・言語…空欄補充、熟語の成り立ち、文節の並べ替え、長文読解
・非言語…推論、場合の数、確率、集合、損益算、速度算、表の読み取り、割合の計算、年齢算、通過算、整数の推理
制限時間は35分で、問題数は受験者の解答数や状況によって異なります。Webテストの場合は、1問あたりの制限時間が設けられているため、1問ごとに焦りが出る就活生もいるでしょう。気持ちに余裕を持って回答できるように、徹底的に対策を行いましょう。
また、Webテストは、構造的把握力検査や英語能力検査は出題されません。出題されるほかの科目の問題集をやり込み、対策を練りましょう。
能力検査の対策は、「SPIの能力検査は、いつから対策を始めればいい?」を参考にしてください。
「性格検査」は直感で答える
性格検査とは、回答者の仕事への取り組み方、人との接し方などを調べる検査です。制限時間は30分で、問題数は約300問です。問題数が多く、後半に疲れを感じる就活生も多いでしょう。深く考え過ぎず、直感で答えられるように対策してください。
また、履歴書やESで答えた長所や短所と性格検査結果に、矛盾点があるかどうかも分かる場合があります。自己分析を行い、自分の能力や性格を把握する対策が大切です。
性格検査の対策に関しては、「性格検査とはどんなテスト?問題例や対策方法を解説!」も参考にしてください。
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SPIのWebテストに向けた6つの対策方法
SPIのWebテストで高得点を取るための対策方法を確認しておきましょう。Webテストの特徴を把握し、勉強することが大切です。
1.語彙力を身につける
言語分野の問題を素早く解けるように、語彙力を身につけておくと有利です。「二語の関係」や「語句の意味・用法」などは、語彙力を伸ばすことで素早く解けるようになるでしょう。
言語分野には長文読解の問題があり、そのための時間を残しておく必要があります。言語分野の問題を素早く解くためにも、語彙力を伸ばすことが重要です。
SPIの言語分野対策は、「SPIの言語分野は事前対策でバッチリ!選考を突破できる勉強方法」も参考にしてください。
2.基本の公式を覚える
速度計算や確率、推論などの公式は覚えておくと良いでしょう。基本の公式を覚えれば、基礎問題から応用問題までの多くの問題に対応できます。
SPIで出題される問題は、中学生から高校生レベルです。中高生のころに勉強した内容は、大学生になって忘れている場合も多いでしょう。基本の公式をもう一度勉強し、問題集を使って計算練習をしてください。
3.パソコンでの入力に慣れる
SPIのWebテストは入力式が多いため、パソコンでの入力に慣れましょう。パソコン操作やタイピングに慣れておくと、回答速度を早められます。
また、タイピングに関しては正確性も大事です。パソコンを普段使わない人も、キーボードに慣れておきましょう。
4.電卓の使い方に慣れる
電卓の使い方に慣れておくと、問題を解くスピードが上がります。計算問題の練習は、問題集や無料で公開されている模擬試験を活用しましょう。練習時にスマートフォンの電卓を使う学生もいますが、本番と同様に卓上電卓を使用してください。Webテストの当日を想定して練習することが大切です。
5.問題集や過去問をたくさん解く
Webテストで高得点を取るためには、問題集や過去問を何度も解きましょう。Webテスト向けの問題集は多く出版されているため、いろいろな種類の問題を繰り返し解くことをおすすめします。数をこなすことでWebテストの傾向に慣れ、解き方も分かるようになるはずです。
最近では、紙の問題集だけではなく、スマートフォンのアプリでも勉強できます。移動時間や待ち時間などの空き時間を有効活用し、アプリを使って効率的に勉強しましょう。
6.時間を意識して解く練習をする
SPIの対策は、Webテスト本番を想定して、時間を意識して解く練習を行うと良いでしょう。1問ごとの制限時間が設けられているため、時間をかけて解答できません。
最初は問題集で問題に慣れる練習を行い、ある程度の傾向や答え方のコツが掴めたら、実際に時間を計りながらチャレンジしてみましょう。本番と同じ制限時間で取り組み、時間のかけ方のコツを掴んでおくことも大切です。
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SPIのWebテストを受ける際のポイント
SPIのWebテスト当日に向けて、テストを受ける際のポイントを確認しておきましょう。
受験に適した状態を作る
テストで実力を発揮するために、受験に適した状態を作っておく必要があります。練習の成果を発揮できるように、環境を整えることが大切です。
まずは、受験に集中できる静かな環境を用意しましょう。周囲の物音が気になったり、視界に余計な物が写ったりすると、集中できなくなってしまいます。
また、回答中に慌てないように、環境を整えることも大切です。ネット回線を確認して、テスト中のトラブルに備えましょう。さらに、メモ帳や時計、電卓などの準備を行うことも欠かせません。
Webテストの場合、自宅で受ける受験者が多くなります。良い状態で受験できるように、環境を整えることが大切です。
分からない問題は見切りをつける
分からない問題には、見切りをつけて次の問題に進みましょう。SPIは問題数が多く、分からない問題に時間を使い過ぎると、全体の解答数が少なくなります。
Webテストは、制限時間の35分間でどれだけ多くの問題に正解できるかが大切です。分からない問題に時間を使ってしまうよりは、次の問題の正解を目指すほうが良いでしょう。
SPIのWebテスト本番中は、パソコン画面に表示される時間のゲージを確認しましょう。入力が完了せずに時間切れになってしまった場合、画面に入力しているだけでは回答が反映されません。
SPIの時間については、「SPIで時間切れになる原因は?制限時間や時間配分のポイントを解説」も参考にしてください。
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SPIのWebテストでカンニングがバレる理由
SPIのWebテストでカンニングしても、バレてしまうのでやめましょう。自宅で受験していても、回答の仕方でバレてしまいます。疑わしい行為は行わないようにしてください。主に、以下の点からカンニング行為がバレてしまうことが多いようです。
回答時間や速度
回答時間の配分が不自然な場合や、回答速度が早過ぎる場合は疑われます。回答にかかった時間も把握されているため、カンニングは止めましょう。
また、複数人で協力すればすぐに解けてしまい、不自然な時間配分になってしまうことも。
一人で解く場合と比べて不自然な点があると、カンニングを疑われるため注意してください。
正答率
正答率が極端に高い場合も、カンニングを怪しまれます。誰にでも得意なジャンルと不得意なジャンルがあり、すべてのジャンルで高得点を獲得するのは難しいからです。
Webテストで全問正解できることは、ほとんどないといえるでしょう。それにも関わらず、正答率が高過ぎる場合は、不正行為を怪しまれてしまいます。
回答の矛盾
回答速度や正答率の調整を行っても、テスト全体で矛盾が生じて怪しまれる場合があります。たとえば、難しい問題に正解しているのに、簡単な問題で間違っている場合は不自然です。
また、Webテスト後に行われる面接と照らし合わせた結果、不自然さがバレる場合もあります。Webテストの結果が良くても面接の結果が悪ければ、採用担当者から疑問に思われてしまうかもしれません。
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SPIのWebテストでカンニングがバレた場合のリスク
先程もお伝えしましたが、カンニングは行わないようにしましょう。内定取り消しのように、将来に関わるリスクがあります。ここでは、カンニングがバレた場合にどのようなリスクがあるかを紹介します。
内定が取り消される
カンニングがバレてしまうと、「信用できない人材だ」と判断され、内定が取り消される場合があります。企業は信用を大切にし、取引先や下請け会社との交流を図ります。不正をする社員がいると分かると、信用が獲得できません。
カンニングが理由で、就活時に頑張った努力を無駄にするのはもったいないです。
同じWebテスト形式の企業でも不合格になる
SPIのWebテストでカンニングがバレると、同じテストを実施している別の企業の選考に進んだ際に、不採用になる可能性があります。別の企業であっても、カンニングの履歴が共有される場合があるためです。過去に受験したテストにもさかのぼり、不合格や内定取り消しが起こる可能性もあるため、注意しましょう。
SPIは、2021年時点で年間14,400社が実施しているWebテストです。人気の企業も、SPIのWebテストを実施している場合があります。確実に志望する企業からの内定を獲得したいのであれば、カンニング履歴を残すことは避けてください。
ブラックリストに入れられてしまう
カンニングがばれると、SPIのブラックリストに入れられる可能性もあります。Webテストを提供している業界のブラックリストに入ってしまうと、今後テストが受けられなくなる可能性も。
一度カンニングを行ったことで、就職活動全体が厳しくなる可能性もあります。一企業の内定だけではなく、ほかの企業の内定にも影響を与えることを理解しておきましょう。
入社できても活躍できないかもしれない
万が一入社できても、能力が足りずに活躍できない可能性もあります。Webテストは、業務に必要な能力を持つ人材を採用するために行われるからです。
自分の能力に見合わない企業に入社してしまうと、成果を出せずに自分が苦労するでしょう。仕事に対するストレスや、早期退職のリスクが生まれることにも注意しなければなりません。
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SPI以外のWebテスト
SPI以外にも、選考時に行われるWebテストがあります。実施する企業が多いWebテストの例は、「玉手箱」「ENG」「CAB」「GAB」などです。SPIと異なる特徴もあるため、確認しておきましょう。
玉手箱
玉手箱とは、日本SHLが提供する選考時に実施される適性検査です。銀行や証券会社、コンサルティング業界での導入が多いWebテストといわれています。
SPIと同様に「能力テスト」と「性格テスト」の2種類で構成されています。企業ごとに問題形式が異なり、同じ問題形式内に1種類の問題のみ出題される点が、SPIと異なる点です。また、受験する企業によっては、一つ前の問題に戻れる場合と戻れない場合があります。
問題を進めるごとに難易度が上がるため、序盤の問題でつまずかないように対策する必要があります。一つの問題形式に問題数と時間が定められていますが、SPIよりも1問にかけられる時間が少ないです。問題数と制限時間を計算して、スピーディーに回答する必要があるでしょう。
SPIと玉手箱の違いについては、「SPIと玉手箱の違いとは?適性検査の種類や特徴をチェック」も参考にしてください。
ENG
ENGとは、リクルート社が提供する英語科目のテストです。ENGを導入する多くの場合は、SPI3とセットで出題されます。ENGの出題科目は英語のみで、業務で英語を使用する可能性がある外資系企業で多く導入されています。
出題される問題の種類は、和文英訳や長文読解、空欄補充などです。リスニングはなく、読解力や読解スピードなど英語力を試される問題ばかりが出題されるでしょう。問題集を解くだけではなく、日頃から英語を使用する生活を心がけて、テスト対策をする必要があります。
CAB
CABとは、玉手箱と同じ日本SHL株式会社が提供する適性検査で、コンピュータ職を志望する学生に向けた試験問題が特徴です。「Web-CAB」ともいわれ、エンジニアやコンピュータ関連の職業に必要な技術や、論理的思考力などを診断できます。
CABの受験方法と制限時間は、Webテストが72分、ペーパー形式が95分です。2種類の受験方法のうち、1つを受験します。出題科目は、玉手箱のWebテストと同様に、能力検査と性格検査の2つで構成されています。
出題される問題は特殊な内容が多く、通常のSPI3や玉手箱などの問題集を解いて対策をしても、初見で受験すると戸惑う可能性があります。CABの問題集を繰り返し解き、対策を行いましょう。
GAB
GABとは、玉手箱も開発した日本SHL株式会社から提供され、日系大手企業や新卒総合職の選考で多く導入される適性検査です。
受験方法は3種類あり、自宅のパソコンから受験するWebテストは、「Web-GAB」と呼ばれています。他にも、テストセンターで受験する方法(C-GAB)や、指定会場に出向いてマークシートで回答する方法(GAB)があります。
出題科目は、SPIや玉手箱などのWebテストと同様に、能力検査と性格検査の2部構成です。能力検査は計数問題と言語問題のみ出題される点が特徴です。玉手箱と比べて難易度は高くはありませんが、短時間で問題を解く処理能力が必要になるでしょう。
様々な企業が提供するWebテストについて、より詳しく知りたい方は、「Webテスト18種類を解説!主要な適性検査の特徴と見分け方」も参考にしてください。
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SPIのWebテスト対策で内定獲得に繋げたいあなたへ
SPIのWebテストは、対策と練習を重ねて本番に挑む必要があります。しかし、「どのようにテスト対策をしたら良いか分からない」と悩む就活生も多いでしょう。SPIのWebテスト対策を行い、志望する企業からの内定獲得につなげたい就活生には、就活支援サービスの「キャリアチケット」がおすすめです。
キャリアチケットは、SPIのWebテストをはじめ、玉手箱やGABなどのテスト対策や、情報共有を行います。ほかにも、経験豊富なキャリアアドバイザーが、悩みに対するアドバイスや面接対策に必要な自己分析の方法をご提案。
就活セミナーや模擬面接など、内定獲得に向けたお手伝いをする無料のサービスです。ぜひ一度、お気軽にご相談ください。
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本記事の監修者
淺田真奈(あさだまな)
大学時代は接客のアルバイトを3つかけもちし、接客コンテストで全店1位になった経験をもつ。新卒では地方創生系の会社に入社をし、スイーツ専門店の立ち上げからマネジメントを経験。その後、レバレジーズへ中途入社。現在はキャリアチケットのアドバイザーとして、学生のキャリア支援で学生満足度年間1位と事業部のベストセールスを受賞し、リーダーとしてメンバーのマネジメントを行っている。