SPIの非言語問題とは?回答のコツや対策方法を解説

このページのまとめ

  • SPIの非言語問題では数学の問題が出題される
  • SPIの非言語問題の難易度は中学高校レベル
  • SPIの非言語問題は対策時間を多く取り、問題集を繰り返し解くのが大事

SPIの非言語問題とは?回答のコツや対策方法を解説のイメージ

「SPIの非言語問題ってどんな内容だろう」「SPIの非言語問題への対策は何をしたらいい」などと気になる就活生も多いでしょう。SPIの非言語問題は数学系の問題が出題され、高得点獲得には事前の対策が欠かせません。
この記事では、SPIの非言語問題で出題される内容や解き方のコツを解説します。最後まで読めば非言語問題がどのような問題かわかり、高得点に向けて対策ができるはずです。

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目 次

SPIの非言語とは数学問題のこと

SPIの非言語問題とは数学問題のことで、中学、高校生レベルの問題が出題されます。SPIは性格検査と能力検査に分けられ、就活生の適性や能力を調べるものです。能力検査には「言語」「非言語」「英語」の3つがあり、非言語はその中の一つに該当します。

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SPI非言語の基本的な特徴

SPIをスムーズに解けるようにするため、非言語問題の特徴を知っておきましょう。

SPIの非言語で出題される分野

SPIの非言語では、以下のような分野が出題されます。

・集合
・場合の数
・確率
・金額計算
・分担計算
・速度算
・割合
・推論
・仕事算
・濃度算
・通過算

言語分野や英語とは異なる内容なので、しっかりと対策しておきましょう。言語分野がどのような問題なのかについては、「SPIの言語分野は事前対策でバッチリ!選考を突破できる勉強方法」の記事で紹介しているので参考にしてください。

問題数は30問前後

ペーパーテストで受検する場合、問題数は30問前後です。ただし、受験形式によって変わるので、事前にどの形式で受検するかを調べておきましょう。

テストセンターやWebテスティングの場合は、個人の解答状況によって問題数が変わります。制限時間が決まっており、自分が解いた件数が問題数となるのです。

難易度は中学から高校レベル

非言語問題の難易度は、中学から高校レベルです。問題を見れば解き方をイメージできるものも多いでしょう。

ただし、事前の対策をしておかないと解けない問題も多くあります。「中学・高校レベルだから大丈夫」と油断せずに、問題集などでの対策は実施しておきましょう。

合格ラインは6割以上

SPIの合格ラインは、6割以上が目安です。ただし、志望する企業や応募者の状況によって変わるので、あくまで目安と考えておきましょう。

安全圏に到達するには、8割以上の獲得が目安です。安定して点数を獲得できるように、模擬テストも受けておきましょう。

SPIの言語非言語の割合

SPIの制限時間は、能力検査全体で35分あります。35分の内訳は明記されていませんが、言語が20分、非言語は15分程度と考えておきましょう。

問題数も企業によって異なり、正確な数は明記されていません。制限時間は多くないため、どの問題も素早く解けるように準備が求められます。

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SPIの非言語問題の勉強法

SPIの非言語問題を勉強する際は、問題集を繰り返し解いたり、苦手分野を克服したりするのが大事です。SPIで高得点を取るために必要な勉強方法を解説するので、ぜひ参考にしてください。

問題集は1冊を繰り返し解く

SPIの問題集を1冊用意し、繰り返し解くようにしましょう。1冊を繰り返し解くのは、問題の出題傾向や解き方のパターンを覚えるためです。

SPIは出題範囲が広く、多くの形式に対応しなければなりません。対策する分野が偏ると、「見たことがない問題だから解けない」のような事態も起きてしまいます。

出題されるパターンはある程度決まっているため、問題集は1冊に絞り、問題のパターンを覚えるのが重要です。同じ問題を何度も解き、解き方を習得しましょう。

苦手分野を中心に練習する

SPIでは、得意分野よりも苦手分野を練習することが大事です。出題される分野が広いため、どの問題のパターンでも対応できるようにしておくと点数を取りやすくなります。

SPIでは、同じ形式の問題が複数出題されることは少ない傾向です。苦手分野を克服し、より多くの問題形式に対応できるようになると点数アップを目指せます。

公式やパターンは覚えておく

出題される問題の公式やパターンは覚えておきましょう。ある程度出題される問題のパターンは決まっているので、解き方をしていると高得点を目指せます。

非言語問題は数学の問題が多く、公式や解き方を知らないと解けない場合も。頻出する問題から優先して公式などを覚えておくと、問題を解きやすくなるでしょう。

制限時間を意識して練習する

練習の段階から、制限時間を意識して練習しておくのがおすすめです。本番で焦ってしまい、時間配分に失敗するケースを防げます。

SPIの制限時間は短く、1問あたりにかけられる時間は多くありません。1問あたりにどれくらい時間がかかっているのかを確かめ、より素早く解けるように練習しておきましょう。

SPIの勉強方法のおすすめは、「SPIのコツを知っておこう!突破するための基礎から勉強法をご紹介」の記事で解説しているので参考にしてください。

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【分野別】SPIの非言語問題を解く際のコツ

ここでは、SPIの非言語問題の出題内容と、解く際のコツを解説します。

集合

集合は、与えられた条件を満たすものを考える問題です。たとえば、AとBの条件がある場合、該当の条件を「満たしている」「満たしていない」「どちらも満たしている」のように分けて考えます。

集合を解く場合は、「ベン図」や「カルノー表」を使うのがおすすめです。2つの要素であれば、「ベン図」、3つ以上の要素であれば「カルノー表」を使いましょう。

場合の数

場合の数とは、組み合わせのパターンを考える問題です。順列と呼ばれる場合もあります。

場合の数を解く際は、公式を覚えておきましょう。物を並べる場合は「順列の公式」、組み合わせの種類を考える場合は「組み合わせの公式」を使ってください。

確率

確率とは、ある事象がどのくらいの割合で起こるのかを考える問題です。SPIの場合では、さいころやくじ引きの確率を求める問題が多く出題されます。

たとえば、「さいころを振って1が出る確率」は6分の1。では、「さいころを振って2回連続で1が出る確率は?」のような問題に回答します。確率も公式やパターンが決まっているので、覚えるようにしましょう。

金額計算

金額計算は、「損益算」と「割引」の2種類があります。それぞれ公式があるので覚えるようにしましょう。

損益算は、定価や原価の金額から、実際の売値がいくらになるかを計算する問題です。計算の難易度自体は高くないため、「定価」「原価」「利益」の概念を覚えておきましょう。

割引は、割引された金額や、合計金額を計算する問題です。割引される金額と割引されない金額が入り混じるので、区別して計算するようにしましょう。

分担計算

分担計算は、商品を分割して支払う場合、すでにどのくらい支払っているかを計算する問題です。分割払いと呼ばれることもあります。

手数料や利子なども含めて計算する場合もあるので、問題のパターンに慣れておきましょう。基本的には分数で計算するので、分数を勉強しておくと安心です。

速度算

速度算は、目的地に着くまでの時間や、平均速度、相手に追いつく時間などを求める問題です。「速さ」「距離」「時間」の3つを使って求めるので、公式を思い出しておきましょう。

速度算は時間単位が「時間」「分」「秒」などいくつかのケースがあります。公式にあてはめる場合は「時間」に直す点だけは気をつけてください。

割合

割合は、対象となるものがどのくらい含まれているかを計算する問題です。難易度はそれほど高くないので、冷静に問題文を読むようにしましょう。

特別な公式は必要なく、割り算を中心とした四則計算ができれば回答できます。

推論

推論は、問題文をもとに、正しい順番や内容を考える問題です。論理的に考え、聞かれた質問への答えを導き出しましょう。

推論には、以下のパターンがあるので覚えておいてください。

・順序:正しい順番を答える問題
・密度:人口密度を計算する問題
・対戦:正しい対戦結果を考える問題
・内訳:どれが何個か、何人かなどの内訳を考える問題
・平均:平均値を考える問題
・位置:誰がどこにいるか、正しい位置を答える問題
・正誤:誰の発言が正しいか、間違っているかを答える問題

推論を解く際は、図に示すのがおすすめです。考えられるパターンを書き出し、間違っているものを消去法で消していくと正しい答えが残ります。

仕事算

仕事算は、ある仕事を複数人で行う場合、どのくらい時間がかかるかを求める問題です。分数や割合と比、公約数と公倍数を使って計算しましょう。

濃度算

濃度算は、特定の濃度にするためにはどのようにすればよいかを求める問題です。たとえば、「Aの食塩水を同じ濃度にするには、Bの水にどのくらい食塩水を混ぜればよいか」といった問題があります。

濃度算は求めたいものを「x」「a」などに置き換え、計算する形が有効です。

通過算

通過算は、車や電車などが動いた時間から、距離を計算する問題です。速度算同様に、「速さ」「距離」「時間」の公式を思い出しておきましょう。

解き方のコツは、すべてを同じ単位に統一することです。「時間」「分」「秒」で統一したり、「km」と「m」で統一したりすると、解きやすくなります。

非言語問題を解く際は、とにかく対策しておくのが大切です。勉強のコツを「SPIの効率的な勉強法とは?時間がない人もできる対策方法をプロがご紹介」の記事で紹介しているので、参考にしてください。

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SPIの非言語を対策する際のポイント

SPIを効率よく勉強できるように、対策方法を学んでおきましょう。ここでは、高得点に向けて実施したい対策を紹介します。

わからない問題は解説を読む

わからない問題が出てきたら、解説を読んで勉強しましょう。非言語問題は公式やパターンがあり、ある程度解き方が決まっているからです。

解説を読みながら実際に問題を解くことで、どのように解けばよいかがわかるようになります。悩み続けてどうしてもわからないときは、解説を読んで勉強するようにしましょう。

すきま時間を活用する

すきま時間を使い、効率的に勉強を進めることが大事です。1日30分でもよいので、継続的に勉強するようにしましょう。

たとえば、スマホアプリを使うことで外出中でもSPIの勉強ができます。就活の時期は忙しく時間が取りにくいため、空いている時間で効率的に勉強するようにしましょう。

出題傾向を把握しておく

非言語問題でどのような問題が出るのか、傾向を確認しておきましょう。「確率」「割合」「推論」など、どのような問題が出るかのパターンはあらかじめ決まっています。

出題傾向を知り、公式や解き方を覚えることで自信をもってSPIに挑めるでしょう。問題集によっては頻出問題をまとめている場合もあるので、参考にするのがおすすめです。

スマホアプリを活用する

スマホアプリを活用し、SPIの勉強をしてみましょう。移動中や授業の間などの時間を活用して勉強ができます。

スマホアプリのなかには、SPI全体を対策できたり、特定の分野を対策できたりするものがあります。自分が勉強したい分野に応じて、アプリを使い分けるのもおすすめです。

SPIをどのように対策すればよいかは「『SPIが難しい』と感じるあなたへ!オススメの対策や難易度を解説」の記事でも解説しているので、こちらも参考にしてください。

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SPIの非言語対策でよくある失敗

SPIの非言語対策をする場合、早めに準備しておきましょう。試験範囲が広く、勉強時間は多めに確保しておくのが大切です。

対策の時期が遅かった

SPIの対策時期が遅く、十分に勉強ができないケースはよくあります。就活が本格化すると説明会や選考参加などで忙しく、SPI対策に避ける時間が減ってしまうからです。

SPI対策は、就活が本格化する前までに実施しておくのが大切です。自己分析や企業研究などの準備と並行して勉強しておきましょう。

SPIの対策時期の目安については、「SPIの能力検査は、いつから対策を始めればいい?」の記事で解説しているので参考にしてください。

勉強せずにSPIを受けた

勉強せずにSPIを受けてしまい、得点が取れない就活生もいます。中学や高校で勉強した内容であっても、改めて対策を行うようにしましょう。

数年前に勉強した内容を今でも覚えているとは限りません。また、慣れない問題や形式に焦り、失敗してしまうケースもよくあります。

非言語問題はパターンや公式がある程度決まっており、対策すれば高得点を目指せます。勉強に自信があっても、問題集を解いて内容を思い出しておくのがおすすめです。

対策した範囲が狭かった

対策した範囲が狭く、得点を取れないケースもあります。SPIは出題される分野が広い傾向にあるので、まんべんなく対策するようにしましょう。

SPIを対策する際は、得意分野よりも苦手分野を中心に勉強するのがおすすめです。苦手な分野をなくすことでどの問題も解けるようになり、安定して結果を残せるでしょう。

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SPIの非言語を対策して内定を獲得したいあなたへ

SPIの非言語問題で得点を取るには、事前の対策が大切です。中学や高校レベルだからといって油断せず、問題集などで対策を進めておきましょう。

しかし、就活対策はSPIだけではなく、エントリーシートや面接対策なども並行して進めなければなりません。「SPI対策の時間があるか不安」「効率よく就活対策を進めたい」などと悩む場合は、就職エージェントのキャリアチケットにご相談ください。

キャリアチケットでは、就活準備から選考対策まで、あらゆる面の対策が可能です。マンツーマンでアドバイスをするので、就活生一人ひとりの状況に応じてサポートを行います。

SPIを導入している企業は多く、選考を突破したいなら対策は必須です。キャリアチケットを活用して、志望企業の内定を目指して一緒に頑張りましょう。

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本記事の監修者

淺田真奈(あさだまな)

大学時代は接客のアルバイトを3つかけもちし、接客コンテストで全店1位になった経験をもつ。新卒では地方創生系の会社に入社をし、スイーツ専門店の立ち上げからマネジメントを経験。その後、レバレジーズへ中途入社。現在はキャリアチケットのアドバイザーとして、学生のキャリア支援で学生満足度年間1位と事業部のベストセールスを受賞し、リーダーとしてメンバーのマネジメントを行っている。

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