このページのまとめ
- SPIの非言語問題では数学の問題が出題される
- SPIの非言語問題の難易度は中学高校レベル
- SPIの非言語問題は対策時間を多くとり、問題集を繰り返し解くのが大事
「SPIの非言語問題ってどんな内容だろう」「SPIの非言語問題への対策は何をしたらいい」などと気になる就活生も多いでしょう。SPIの非言語問題は数学系の問題が出題され、高得点獲得には事前の対策が欠かせません。
この記事では、SPIの非言語問題で出題される内容や解き方のコツについて解説します。対策のポイントも紹介しているので、選考突破に向けてぜひ参考にしてください。
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- SPIの非言語とは数学問題のこと
- SPIの非言語で出題される分野
- 問題数は30問前後
- 難易度は中学から高校レベル
- 合格ラインは6割以上
- SPIの非言語を対策する際のポイント
- 公式やパターンを覚えておく
- わからない場合は解説を見る
- 問題集は1冊を繰り返し解く
- 苦手分野を重点的に解く
- 模擬試験を受けておく
- 制限時間も意識して練習する
- SPIの非言語問題を解く際のコツ
- 集合
- 場合の数
- 確率
- 金額計算
- 分担計算
- 速度算
- 割合
- 推論
- 仕事算
- 濃度算
- 通過算
- SPIの非言語対策でよくある失敗
- 対策の時期が遅かった
- 勉強せずにSPIを受けた
- 対策した範囲が狭かった
- SPIの非言語を対策して内定を獲得したいあなたへ
SPIの非言語とは数学問題のこと
SPIの非言語分野とは、数学問題のことです。SPIは性格検査と能力検査からなる適性検査。能力検査には「言語分野」「非言語分野」「英語」の3つがあり、そのなかの一つです。
SPIの非言語で出題される分野
SPIの非言語では、以下のような分野が出題されます。
・集合
・場合の数
・確率
・金額計算
・分担計算
・速度算
・割合
・推論
・仕事算
・濃度算
・通過算
言語分野や英語とは異なる内容なので、しっかりと対策しておきましょう。言語分野がどのような問題なのかについては「SPIの言語分野は事前対策でバッチリ!選考を突破できる勉強方法」も参考にしてください。
問題数は30問前後
SPIの非言語は、ペーパーテストで受検する場合、30問前後です。ただし、受験形式によって変わるので、事前にどの形式で受検するかを調べておきましょう。
テストセンターやWebテスティングの場合は、個人の解答状況によって問題数が変わります。制限時間が決まっているので、自分が解いた件数が問題数です。
難易度は中学から高校レベル
非言語問題の難易度は、中学から高校レベルです。問題を見れば、解き方をイメージできるものも多いでしょう。
ただし、事前の対策をしておかないと、解けない問題も多くあります。中学・高校レベルだと油断せずに、問題集などでの対策は実施しておきましょう。
合格ラインは6割以上
SPIの合格ラインは、6割以上が目安です。志望する企業や応募者の状況によって変わってくるので、あくまで目安と考えておきましょう。
安全圏に到達するには、8割以上の獲得が目安です。安定して点数を獲得できるように、模擬テストも受けておくとよいでしょう。
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SPIの非言語を対策する際のポイント
SPIの非言語を対策する際は、問題の傾向を覚えておくのが大切です。傾向やパターンを覚えておくと、本番でも落ち着いて解けるようになります。
SPIの非言語を対策するポイントを解説するので参考にしてください。
公式やパターンを覚えておく
まずは問題の公式やパターンを覚えるようにしましょう。公式やパターンを覚えておけば、数字が変わっても安定して解けるようになります。
SPIは問題の傾向がある程度決まっており、公式の暗記は必須。公式を覚えていないと、解き方がわからない問題も多くあります。よく出題される公式は、優先的に覚えるようにしましょう。
わからない場合は解説を見る
対策中にわからない問題が出てきたら、すぐに解説を見るのがおすすめ。解き方を知らないと、自力では解けない問題も多くあります。
中学や高校で学んだ公式も、時間が経つと忘れてしまっているでしょう。解説を見て解き方を覚え、次回解けるようになれば問題ありません。
問題集は1冊を繰り返し解く
問題集は1冊を選び、繰り返し解くようにしましょう。同じ問題を何度も解き、得意分野と苦手分野を認識しておくのがコツです。
一度解いた問題であれば、解き方もイメージでき、公式も覚えやすくなります。なぜミスしたかも思い出せて、次回は解けるようになるケースも。公式やパターンを覚えるためにも問題集は1冊に絞り、同じ問題を繰り返して解くのがコツです。
苦手分野を重点的に解く
得意分野を伸ばすより、苦手分野を重点的に対策しましょう。SPIでは、苦手を減らして点数を上げることが大切だからです。
SPIは広い分野から出題されることが多く、対策範囲が狭いと点数をうまくとれません。得意分野だけ勉強していると、出題されなかった場合に点数を落としてしまいます。
できるだけ多くの公式やパターンを覚え、苦手分野をなくしておくことが大切です。
模擬試験を受けておく
ある程度問題集で対策ができたら、模擬試験を受けてみましょう。自分の実力がわかり、今後の対策に活かせます。
また、普段の環境に慣れていたせいで、テストの環境で力を発揮できないケースも。たとえば、ペーパーテストとWebテスティングだけでも環境は大きく変わってきます。
模擬試験を受けて、出題の仕方や環境に慣れておくと、本番で実力を発揮できるでしょう。
制限時間も意識して練習する
練習の段階から、制限時間も意識しておきましょう。SPIは1問あたりの制限時間が短いため、時間配分を考えておく必要があります。
苦手な問題が解けたとしても、時間を使い過ぎるとほかの問題が解けません。ときには問題を飛ばしたり、適当に答えて次の問題に進んだ方がよいケースもあります。
本番を想定して、1問にどれくらい時間がかかるか想定しておきましょう。時間がかかる問題は苦手な問題なので、あらためて対策しておくのもおすすめです。
SPIの対策方法については「「SPIが難しい」と感じるあなたへ!オススメの対策や難易度を解説」も参考にしてください。
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SPIの非言語問題を解く際のコツ
ここでは、SPIの非言語問題の出題内容と、解く際のコツを解説します。
集合
集合は、与えられた条件を満たすものを考える問題です。たとえば、AとBの条件がある場合、該当の条件を「満たしている」「満たしていない」「どちらも満たしている」のように分けて考えます。
集合を解く場合は、「ベン図」や「カルノー表」を使うのがおすすめです。2つの要素であれば、「ベン図」、3つ以上の要素であれば「カルノー表」を使うとよいでしょう。
場合の数
場合の数とは、組み合わせのパターンを考える問題です。順列と呼ばれる場合もあります。
場合の数を解く際は、公式を覚えておきましょう。物を並べる場合は「順列の公式」、組み合わせの種類を考える場合は「組み合わせの公式」を使ってください。
確率
確率とは、ある事象がどのくらいの割合で起こるのかを考える問題です。SPIの場合では、さいころやくじ引きの確率を求める問題が多く出題されます。
たとえば、「さいころを振って1が出る確率」は6分の1。では、「さいころを振って2回連続で1が出る確率は?」のような問題に回答します。確率も公式やパターンが決まっているので、覚えるようにしましょう。
金額計算
金額計算は、「損益算」と「割引」の2種類があります。それぞれ公式があるので覚えるようにしましょう。
損益算は、定価や原価の金額から、実際の売値がいくらになるかを計算する問題です。計算の難易度自体は高くないため、「定価」「原価」「利益」の概念を覚えておきましょう。
割引は、割引された金額や、合計金額を計算する問題です。割引される金額と割引されない金額が入り混じるので、区別して計算するとよいでしょう。
分担計算
分担計算は、商品を分割して支払う場合、すでにどのくらい支払っているかを計算する問題です。分割払いと呼ばれることもあります。
手数料や利子なども含めて計算する場合もあるので、問題のパターンに慣れておきましょう。基本的には分数で計算するので、分数を勉強しておくと安心です。
速度算
速度算は、目的地に着くまでの時間や、平均速度、相手に追いつく時間などを求める問題です。「速さ」「距離」「時間」の3つを使って求めるので、公式を思い出しておきましょう。
速度算は時間単位が「時間」「分」「秒」などいくつかのケースがあります。公式にあてはめる場合は「時間」に直す点だけは気をつけてください。
割合
割合は、対象となるものがどのくらい含まれているかを計算する問題です。難易度はそれほど高くないので、冷静に問題文を読むようにしましょう。
特別な公式は必要なく、割り算を中心とした四則計算ができれば回答できます。
推論
推論は、問題文をもとに、正しい順番や内容を考える問題です。論理的に考え、聞かれた質問への答えを導き出しましょう。
推論には、以下のパターンがあるので覚えておいてください。
・順序:正しい順番を答える問題
・密度:人口密度を計算する問題
・対戦:正しい対戦結果を考える問題
・内訳:どれが何個か、何人かなどの内訳を考える問題
・平均:平均値を考える問題
・位置:誰がどこにいるか、正しい位置を答える問題
・正誤:誰の発言が正しいか、間違っているかを答える問題
推論を解く際は、図に示すのがおすすめです。考えられるパターンを書き出し、間違っているものを消去法で消していくと正しい答えが残ります。
仕事算
仕事算は、ある仕事を複数人で行う場合、どのくらい時間がかかるかを求める問題です。分数や割合と比、公約数と公倍数を使って計算しましょう。
濃度算
濃度算は、特定の濃度にするためにはどのようにすればよいかを求める問題です。たとえば、「Aの食塩水を同じ濃度にするには、Bの水にどのくらい食塩水を混ぜればよいか」などの問題になります。
濃度算は求めたいものを「x」「a」などに置き換え、計算する形が有効です。
通過算
通過算は、車や電車などが動いた時間から、距離を計算する問題です。速度算同様に、「速さ」「距離」「時間」の公式を思い出しておきましょう。
解き方のコツは、すべてを同じ単位に統一することです。「時間」「分」「秒」で統一したり、「km」と「m」で統一したりすると、解きやすくなります。
非言語問題を解く際は、とにかく対策しておくのが大切です。勉強のコツについては「SPIの効率的な勉強法とは?時間がない人もできる対策方法をプロがご紹介」も参考にしてください。
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SPIの非言語対策でよくある失敗
SPIの非言語対策をする場合、早めに準備しておきましょう。試験範囲が広く、勉強時間は多めに確保しておくのが大切です。
対策の時期が遅かった
対策の時期が遅く、勉強が間に合わず十分な結果を得られないというケースは多いようです。就活が本格化すると、履歴書やエントリーシート、面接対策など必要な準備が増えます。日々の就活をこなす結果、SPIの勉強をする時間が無くなることもあるでしょう。
就活が本格化すると忙しくなるので、その前に対策を進めておくことが大切です。自己分析や企業研究などの準備と並行して、勉強しておくとよいでしょう。
SPIの対策時期の目安については「SPIの能力検査は、いつから対策を始めればいい?」も参考にしてください。
勉強せずにSPIを受けた
勉強せずにSPIを受け、想像以上に解けない就活生も多くいます。中学や高校で勉強した内容とはいえ、対策は欠かせません。
非言語問題はパターンや公式がある程度決まっているので、対策は必須です。勉強に自信がある場合でも、問題集は解いておいた方がよいでしょう。
対策した範囲が狭かった
対策した範囲が狭いと、思ったよりも点数をとれない場合があります。SPI対策は狭く深くより、広く浅くのほうがよいでしょう。
SPIは特定の分野ではなく、まんべんなく出題される傾向にあります。得意な分野を伸ばすより、苦手分野をなくす方向性で対策するのがおすすめです。
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SPIの非言語を対策して内定を獲得したいあなたへ
SPIの非言語問題で得点を取るには、事前の対策が大切です。中学や高校レベルだからといって油断せず、問題集などで対策を進めておきましょう。
しかし、就活対策はSPIだけではなく、エントリーシートや面接対策なども並行して進めなければなりません。「SPI対策の時間があるか不安」「効率よく就活対策を進めたい」などと悩む場合は、ぜひ就活エージェントのキャリアチケットに相談してください。
キャリアチケットでは、就活準備から選考対策まで、あらゆる面を対策可能。マンツーマンでアドバイスをするので、就活生一人ひとりの状況に応じてサポートを行います。
SPIを導入している企業は多く、選考を突破したいなら対策は必須です。キャリアチケットを活用して、志望企業の内定を目指して一緒に頑張りましょう。
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本記事の監修者
淺田真奈(あさだまな)
大学時代は接客のアルバイトを3つかけもちし、接客コンテストで全店1位になった経験をもつ。新卒では地方創生系の会社に入社をし、スイーツ専門店の立ち上げからマネジメントを経験。その後、レバレジーズへ中途入社。現在はキャリアチケットのアドバイザーとして、学生のキャリア支援で学生満足度年間1位と事業部のベストセールスを受賞し、リーダーとしてメンバーのマネジメントを行っている。