SPIでなぜ落ちる?原因と対策、SPIで能力や性格はどこまでわかるかを解説

このページのまとめ

  • SPIで企業が応募者の何を見ているかが分かる
  • SPIで落ちる人、合格して次のステップに進める人の違いが分かる
  • SPIを突破する能力検査と性格検査の対策方法を伝授

SPIでなぜ落ちる?原因と対策、SPIで能力や性格はどこまでわかるかを解説のイメージ

「能力検査」と「性格検査」で構成されるSPI。「能力検査」では1〜7の段階分けで得点が出され、「性格検査」では受験者の強みや性格の特徴が得点化されます。

多くの企業で導入しているSPI。SPIで落ちると、次の選考に進めないことからも確実に通過したい、就職活動の最初の関門です。

この記事では、「SPIで企業は応募者の何を見ているのか」や「SPIで落ちないための対策」などをわかりやすく解説します。

SPIの対策方法について相談したい

   
目 次

SPIとは?応募者の絞り込みと企業との相性を知るテスト

SPIとは、「Synthetic Personality Inventory」を略した言葉で、学歴や職歴などの表面的な情報だけではなく、個人の資質をベースとした採用選考を行うための総合適性検査を指します。

なぜ企業はエントリーシートの選考を行う前にSPIを実施するのかというと、「面接選考に進む応募者の絞り込み」と「能力や人柄が、自社と相性がいいかを判断」の2つが挙げられるでしょう。

また、SPIは就職活動における最初の関門であり、一般的に一次選考前に実施することが多く、同検査を通過しないと本格的な選考に進めないことが多いです。SPIを通過しないと、エントリーシートを見てもらえません。

また、「就活で実施されるSPIとは?詳しい検査内容や対策ポイントを解説」を参考にすると、SPIの内容について詳しく知ることができます。

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SPIで企業は何を見るのか?ポイントを解説

人気がある企業には、就活生からの応募が殺到。何千枚と届くエントリーシート全てに、人事が目を通し、選んでいくことは難しいというのが現実です。

企業がSPIで何を見ているのかというと、面接では知りえない、人物の本質です。応募者を様々な角度から見極める。その手段の1つとして、SPIを活用しているのです。

基準値を満たした学力があるかどうか

SPIを実施することで、面接の前に「能力」を精査。合格ラインを定めて、ある程度の人数までに絞り込み、人事業務の効率化と、求めている人材の確保を狙います。

SPIの能力検査を行うことで、面接では分からない基礎学力を知ることができ、他の学生との比較が可能になります。

応募者の人柄

SPIの性格検査で応募者の人柄を総合的に判断し、採用の判定に活用します。性格検査は300問出題があり、面接時よりも緊張せずに回答しやすいため、応募者の人となりが現れる可能性が高いです。

性格検査で応募者の人柄に加えて、応募者がどのような業務や職場に適しているのかを把握することもできます。SPIの結果は、面接の短い時間だけでは把握しきれない応募者の能力や人柄を理解するのに役立っています。

履歴書で判断できない能力

履歴書や職務経歴書にこれまでの経歴や経験してきたことなどを書きますが、能力、性格、適正を判断することはできません。

SPIの能力検査からは、働くうえでの必要な知識があるかどうかを判断することができ、性格検査では、性格や行動の傾向を数値化により知ることができます。

必要なスキルの有無

SPIは、面接や書類では不十分な能力に関する部分を知るためにも役立つでしょう。

所属部署により、応募者に備わっていて欲しいスキルは異なるため、応募者が入社をしてから「自分の力を発揮できない」と感じてしまわないためにも、SPIでスキルの判断を行います。

配属の前に「どの部署なら応募者のスキルが最大限に活かせるか」を判断することは、応募者にとっても企業にとっても大切です。

スキルの有無が重要ではなく「応募者のスキルがどこで活かせるかを知るための試験」という一面があることも覚えておきましょう。

SPIの概要については、「適性検査「SPI」の概要と対策を知ろう!」も参考にしてください。

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SPIは「能力検査」と「性格検査」の2つ

SPIは、年間15,500社が利用し、受検者数は203万人を超える、国内で最も利用されている適性検査(2023年度実績)。

その内容は、「能力検査」と「性格検査」の2種類にわけられます。では、それぞれの検査でどのような能力をみているのでしょうか。

能力検査で見るのは業務に必要とされる基礎的な能力

「言語分野」と「非言語分野」の2種類が出題され、業務に必要とされる基礎的な能力を図ります。

「言語分野」では文章の要旨を的確に理解し回答できるか、という国語力を判定し、「非言語分野」では、公式や計算など数的な処理能力を問われるでしょう。

また、企業や業種によっては、英語の問題が出題されることもあります。

性格検査で見るのは応募者の人物像

嗜好などに関する簡単な2択問題が約300問出題され、それらを30分以内で回答します。「性格検査」は、日頃の物事の考え方や行動パターンを通して、応募者の人柄を知るために行われます。

応募者の人物像を知ることで、企業や業務への適性、配属部署を決定する際の参考材料となることも。多くの企業は、多数の応募者を効率的に面接選考に絞り込むため、SPIを面接選考の前に実施することがほとんどです。

※適性検査には、SPIのほかにも「玉手箱」「TG-WEB」「CUBIC」など多数存在します。

自分の応募する企業に適性検査があるのか、どのような形式の検査であるかを事前に調べておきましょう。

SPIの種類については、「SPIにはどんな種類や特徴があるの?違いや対策法について詳しく解説!
」も参考にしてください。

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SPIの合格基準は?SPIで落ちないという点数は無い

SPIの合格基準となる成績や得点は、結論からいうと不透明といえます。なぜなら、企業によりそれぞれ異なる合格ラインを設けており、選考基準もまちまちだからです。

ある企業は、能力検査の結果を重んじていたとしても、他の企業は性格検査を大切にすることもあり、企業により重視するポイントが異なります。

また、SPIは参考程度で面接を重視する、エントリーシートとSPIの結果を合わせて評価するなど、SPIの活用方法は企業により大きく異なるでしょう。

確実に選考を通過したいのであれば、能力検査、性格検査ともに高得点を目指すことが大切です。

SPIで高得点を取るヒントについては、「SPIの受験方法とは。高得点を取るヒント」も参考にしてください。

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SPIに落ちにくい人の特徴4つ

SPIは、問題をスピーディーに、正確に解くことが求められます。SPIの合格者にはどのような人物が多いか、特徴を考えてみましょう。

判断が素早い

SPIは問題数が多いため、スピード感が大切です。パソコン受検の場合には、1問を何分で回答できたかなども計測されており、事務処理能力の高さが測定されます。

大切なのは、いかにスピーディーに全体を解くか。正答率の高さが重要です。

専用会場のパソコン受検の場合はできないこともありますが、マークシート受検などでは、解けない問題は後に回して、できる問題から取り組むことも可能。「分からない問題は後回し」という潔い姿勢も大切です。

わかる問題を丁寧に解答する

解ける問題に丁寧に取り組むことで、正答率を高くすることを狙います。文章の並び替えなど、問題に向き合えば解答が導けるものもあるので、真摯に取り組むことが大切です。

またパソコン受検では、あまりにも適当な解答を続けるとAIが行なっていると判断することもあるので、気を付けましょう。

根気強い

制限時間まではあきらめずに取り組む姿勢を持つのが大切です。SPIは、事前対策を行えば、得点を伸ばすことが可能な試験といえます。

「問題集1冊をまるまる自分のものにする」くらいの気持ちで取り組めば、自信を持ってSPIに臨めるでしょう。

最後まで集中する力がある

SPIはスピーディーに、ていねいに問題を解くことが大切です。そのためには集中して、短時間で最後の問題まで辿りつかなければなりません。

しかし、受検中は受検環境により、自分以外の受検生が出す音などが気になる場合も。途中退席が始まると、集中力が途切れてしまい、問題に取り組みづらくなる場面も出てきます。

周りの状況に惑わされないで解答に向き合えるように、意識の集中を心がけましょう。

SPIが難しいと感じる場合の対策については、「「SPIが難しい」と感じたあなたへ!オススメの対策や難易度を解説」も参考にしてください。

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SPIで選考に落ちる4つの原因

SPIは選考基準が決まっていないため、検査結果が良くても選考から漏れる場合もあります。とはいえ、落ちるには何かしらの原因が含まれている場合がほとんどです。

ここでは、SPIの選考で落ちる主な原因を4つご紹介します。

問題に慣れていない&解いていない

問題に慣れていないのも、SPIに落ちる原因の一つです。問題集を解き、出題傾向を把握して、しっかりと対策を行いましょう。

SPI試験の問題は、中学レベルの問題が多いとされている試験です。「中学レベルなら試験前に復習すればいい」と軽い気持ちで試験に臨むと、時間が足りなかったり、思いの外忘れてしまっていたり、思うように点数が取れない恐れがあります。

企業の中には、SPIの得点で志望者の数を絞っているところもあります。SPI対策が不十分で落ちてしまうと、SPI試験の結果を使い回すこともできず、また対策をやり直さなければなりません。

1冊の問題集を何周もして、まずSPIの問題に慣れることが重要です。

時間内に解き終わらないで終了する

一問に時間をかけすぎていると、後半の問題を解けずに時間切れになってしまう恐れがあります。分からない場合は深く考えず、まずは最後まで目を通すことを意識しましょう。

最後の問題を解いた後、わからなかった問題に戻り、取り組めばOKです。ただし、テストセンターで受けるSPI試験は、次の問題に進むと、前の問題には戻れないので注意が必要です。

だからといって、ひとつひとつの問題に時間をかけすぎていては多くの問題を解くことはできません。SPIは問題数が多いので、1問にかけられる時間は1分程度。時間との勝負ともいえます。

性格検査で虚偽の回答をする

近年の性格検査では、嘘をついているかを自動判定するものもあります。回答に矛盾が生じないように正直に答えましょう。

性格検査に正解はありません。理想的な回答を選択するのではなく、自分の正直な考えを回答することが重要です。

自分をよく見せようとする回答をして、面接時にあまりにかけ離れた発言をしてしまうと、採用担当者にネガティブな印象を与えかねません。

また、考えすぎていると時間が足りなくなってしまうので、深く悩みすぎず正直に答えるようにしましょう。

そもそも企業との相性が合わなかった

性格検査で正直に回答した結果、相性が合わないと判断されることもあります。そのような場合は、企業との相性が合わなかったと割り切って考えましょう。

SPIの性格検査においては、嘘の回答で応募企業が欲しいとされる人物像を演じたとしても、その後の選考に影響が出てきます。

入社後にギャップが生じ、長く働き続けることができない恐れもあるので注意が必要です。自分の持ち味に合った仕事や企業に出会うために、取り繕うことはせず正直に回答しましょう。

得意分野だけを伸ばして高得点を狙おうと思っている

得意分野を伸ばして苦手分野をカバーしようと考えている方もいるかもしれません。得意分野が多い方なら、高得点が狙えるひとつの方法といえるでしょう。

しかし、苦手分野が多い方の場合、苦手分野の対策を行わずにSPI試験に挑むのは、得策ではありません。なぜなら得意分野の点数が高かったとしても、苦手分野で全体の正答率が下がることで偏差値が低くなり、結果的にSPI試験に落ちてしまう恐れがあるからです。

つまり、ひとつでも苦手分野を減らす努力をして、解けない問題をなくすことが大切です。そのため、苦手分野を重点的に勉強し、得意分野はスピーディに解けるように、そしてケアレスミスをしないように練習しましょう。

SPIの結果を知る方法については、「SPI試験の結果はどうやって知る?受検方法や結果を使い回すときのポイントも紹介」も参考にしてください。

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SPIを突破する方法

SPIに落ちる原因がわかったところで、次は突破方法を見てみましょう。SPIで落ちないためには具体的にどのような対策を打てばいいのか、「言語」「非言語」分野にわけて対策をご紹介します。

能力検査の対策方法

能力検査は「言語」「非言語」の分野にわけられて出題されます。「言語」では、国語の問題が出されます。

そして、「非言語」では、数学の問題が出されます。この「非言語」でつまずく人が多いようです。ここでは、「言語」「非言語」にわけて、それぞれの対策をご紹介します。

「言語」分野おすすめの対策

国語力を見る言語分野では、長文読解や熟語、多義語の理解度を問う問題などがあります。受検方式によって回答時間や問題数が異なるので、事前に確認しておきましょう。

いずれにしても1問にかけられる時間は1分程度です。時間に追われ焦ってミスをしてしまってはもったいないので、時間内に問題を解く習慣をつけておきましょう。

「言語」分野の対策として、まず語彙を増やすことが挙げられます。語彙を増やすことは問題集をやり込むのももちろんですが、新聞や本など日常のさまざまなところから養うことができます。

日頃から語彙力をつけるためにニュースや新聞などを意識して目を通すようにしておきましょう。

また、国語の問題の中では、二語の関係性を示したり、文章の整序、語句の用法などさまざまなタイプの問題があるため、全ての問題に慣れ、ひとつでも多くの正解を導き出しましょう。

「非言語」分野おすすめの対策

数学力を見る「非言語」分野では、割合と比率や確率の算出、長文を読み取りながらの計算などが出題されます。

出題範囲は中学〜高校レベルとなっていますが、公式や考え方を知っていないと解けないものが多いので、記憶を呼び起こす作業が必要です。

非言語分野で点数に伸び悩んでいる人は、1冊の問題集を2周以上して、間違いがなくなるまで繰り返し問題を解いてみましょう。

先にお伝えしたように、公式を知っていないと解けない問題も多いので、覚えなければならない公式をまとめて表にするなどして、正しく公式を使えるようにしておくことが大切です。。

また、非言語分野は問題数が多いので、時間を計って本番と同じような状況で解く練習をすることも忘れてはいけません。制限時間に気を取られ、焦ってケアレスミスをしないように訓練しておきましょう。

性格検査の対策方法

嘘をつかず、正直に回答することが最も重要です。性格検査は約30分で300問を回答。1問にかけられる時間はわずかなため、回答に時間をかけてしまうと点数につながりません。

そのため、正直に答えることで考える時間を短縮し、時間内に多くの問題を解くことが成功の鍵といえます。考えすぎず、直感的に答えて時間内に全問回答できるように心がけましょう。

SPIを突破するコツについては、「SPIのコツを知っておこう!突破するための基礎から勉強法をご紹介」も参考にしてください。

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受検環境を確認して、SPIに挑もう!

SPI試験は、テストセンター、自宅で受検するWEBテスティング、マークシート形式のペーパーテスト、志望企業のオフィスまたは企業が指定した場所で受けるインハウスCBTの4つの形式があります。

専用会場のテストセンターでパソコンを使用して受検する形式では、1問ごとに設定された時間の中で問題を解く場合が多いです。その場合、設定時間を過ぎると、未回答のままでも次の問題に進んでしまいます。

また、一度回答を終えると後戻りができず、簡単そうな問題から着手することもできない、といったデメリットもあるでしょう。

どのような環境での受検かを事前に知っておくことは、とても重要です。それから、適性検査を解くことに慣れておく必要があります。

また、自宅パソコンで受験する場合はバッテリーの状態や通信環境に問題がないかなど、事前に確認しましょう。

筆記試験に慣れるためには、就活を始めた時点から、SPIの問題集を毎日少しずつ解き練習を重ねるのがおすすめです。

数をこなし、試験に慣れておけば要領を得ることができます。また、時間が足りないことが悩みの種となりうるSPI。普段の練習で所要時間を計り、ペース配分を把握することが有効です。

時間配分のコツについて知りたい方は「SPIの問題数はどのくらい?時間配分の目安や受検対策を解説」を参考にしてください。

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SPIで落ちる不安を少しでも解消したい人へ

「SPIに落ちたらどうしよう」「今年の就職は無理かも」と不安に思う就活生も多いでしょう。しかし、前述したように、SPIは検査結果が良くても採用されるとは限りません。

SPI検査に落ちたことで、就職活動に対して自信を無くしたり、恐怖心が芽生えてしまったりするのはもったいないこと。一方で、前向きな気持ちに切り替えられない就活生も多いのではないでしょうか。

そのような時は1人で抱え込まず、就職活動のプロに相談するのがおすすめです。SPIの結果で今後の就職活動に不安を感じたら、キャリアチケットに相談してください。

キャリアチケットでは、就活生の不安に寄り添い、ひとりひとりに合ったサポートを行います。「自分の価値観にあった、入社後に活躍できる企業」に出会うためにも、キャリアチケットを利用してみてください。

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キャリアチケットについて

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