このページのまとめ
- インターンシップの合同説明会はインターンが始まる前に、関東や関西を中心に開催される
- 合同説明会は、1日で複数の企業の情報が得られるため時間効率が良い
- 説明会に参加する目的がはっきりしていないと、メリットを感じられない
- 説明会に着ていく服に迷ったときは、スーツを選べば失敗しない
就活が本格化する前に、インターンシップの合同説明会が開催されます。「合同説明会に参加しても意味ない」という声もありますが、本当に参加する必要はないのでしょうか。
「インターンシップに応募したい」「企業の情報を得たい」と考えている人だけではなく、志望企業が定まっていない人にも、合同説明会に参加することで得られるメリットがあります。
ここでは、合同説明会のメリットやデメリット、参加すべき人の特徴などについてまとめました。
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インターンの合同説明会とは
合同説明会とは、複数の企業が集まり、訪れた学生に自社の説明を行う就活イベントのこと。インターンの合同説明会もその中のひとつで、企業側は今後開催する予定のインターンシップについて説明を行います。
イベントによって異なりますが、会場内には企業ごとにブースが設置されていることが多いようです。学生は、その中から興味のある企業のブースに着席して説明を聞きます。
開催する時期
インターンは8月、1月、2月に行われるのが一般的。そのため、インターン合同説明会はインターンが始まる前の6月、7月、1月上旬などに実施されることが多いようです。
また、インターンの合同説明会は、就活解禁後の合同説明会よりも開催数、開催地が少ない傾向があります。大規模な説明会は関東や関西に集中しており、地方で行われる説明会は中規模や小規模のものが多いのが現状です。
個別相談会との違い
個別相談会では、インターンをはじめとした各企業のさまざまな情報に精通したキャリアコンサルタントと面談をすることができます。
キャリアコンサルタントは、各企業で実際に働いているわけではないため、良いことも悪いことも含めた客観的な情報が得られるのが特徴です。
インターンに参加するかどうか、自分がどんな仕事に興味があるのか、自分の中で就活の方向性が定まっていない人は、まずは個別相談会を活用するのも良いでしょう。
次項からは、合同説明会に参加するメリット、デメリットについて解説します。
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合同説明会に参加するメリット
合同説明会に参加することで得られるメリットは、主に以下のものがあります。
効率的に情報収集ができる
合同説明会では、1つの会場に複数の企業が集まっているため、1日でいろいろな企業の話を聞くことができます。興味のある企業が複数ある人、いろいろな企業の情報を集めたい人は、効率的に多くの情報を得られるでしょう。
特に、一般消費者向けに事業を展開していないBtoBの企業の場合、1人で情報収集をしていると大手企業、有名企業の情報に偏ってしまうことも。合同説明会を活用すれば、そのほかの優良企業について詳しく知ることもできます。
ほかにも、存在すら知らなかった企業、あまり興味のなかった業界の魅力を発見することができるかもしれません。
企業を比較しやすい
興味のある企業の情報を確認していると、事業内容や強みが似ている企業が出てくることもあるでしょう。
合同説明会では、実際に働いている社員から話が聞けるため、その企業の特色をより詳しく知れるのがメリットです。また、それぞれの企業で働く人や、その企業を目指す学生の雰囲気など、Webサイトや資料からは分からない情報も直接感じることができます。
1日にまとめて複数の企業の説明が聞けるので、自分の記憶や感覚が薄れる前に比較できるのもメリットのひとつと言えるでしょう。
他の就活生から刺激を受けられる
合同説明会には多くの就活生が集まります。積極的に行動している就活生を見ることで、自分の意欲をさらに高められるでしょう。
また、質疑応答の場面で、他の就活生から突っ込んだ質問や、自分では思い浮かばなかった質問が出てくることも。得られる情報が増えるだけではなく、自分が他の企業の説明会に参加したときに応用できるといったメリットもあります。
合同説明会に行くメリットについては「【21卒 就活お悩み相談室 #7】合説って行く意味ありますか?」も参考にしてください。
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合同説明会に参加するデメリット
前項で説明したように、合同説明会にはさまざまなメリットがあることが分かりました。しかし、合同説明会にはデメリットもあります。
複数の企業の話が聞けるというメリットがある反面、一社あたりの説明時間が20分~30分程度と短いのが特徴。最低でも2時間は費やされる企業の個別相談会と比べると、合同説明会では得られる情報量が少ないのが現状です。
そのため、興味のある企業、詳しく話を聞きたい企業がしっかり定まっている人には、あまり向いていないかもしれません。
また、人気のある大手企業や有名企業は、説明を聞くための待ち時間が発生することも。合同説明会は効率的に多くの企業の情報を得られることがメリットなので、待ち時間で時間をとられてしまい他の企業のブースに行けなかった、となってしまっては本末転倒です。
さらに、イベント規模が大きいほど、参加している企業や就活生が多くなり、会場内は常に混み合っています。そのため、目的もなく軽い気持ちで参加すると、空いている企業の説明をなんとなく聞いて終わってしまったり、会場内を歩き回ってるうちに時間がただ過ぎてしまったりする可能性も。
合同説明会に参加するのであれば、「○○業界について理解を深める」「○○と○○の説明会には絶対参加する」など、しっかりとした目的を持って参加しましょう。
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こんな人は参加を検討しよう
インターンの合同説明会は、就活が本格化する前に行われることが多いのが特徴です。合同説明会で得た情報は、今後の就活の方針を決める判断材料になるでしょう。
それでは、インターン合同説明会に参加したほうが良い人とは、どのような人なのでしょうか。
興味のある企業が自分に向いているか分からない人
企業のWebサイトや採用ページなどの情報から、気になる企業が見つかった人も多いでしょう。しかし、インターネットや会社の資料から得られる情報には限りがあります。
合同説明会では、実際にその企業で働いている人から話を聞くことができるのが特徴。疑問点を直接質問したり、企業や社員の雰囲気を直に感じたりすることで、自分に合っているかどうかを判断できるでしょう。
企業に質問したいことがある人
話を聞いてみたい企業が定まっており、なおかつその企業に質問したいことがあるという人は、合同説明会に参加するのがおすすめ。
インターンの合同説明会は、就活において最初の段階で実施されるため、参加する学生のほとんどが就活未経験者です。企業側もそれを分かっているため、企業の個別説明会に比べて質問しやすい雰囲気があります。
何から始めたらいいのか分からない人
合同説明会は、就活特有のピリピリとした雰囲気というよりも、活気のあるイベントのようなムードの中行われることが多いため、就活に不安を感じている人でも参加しやすいはずです。
ただし、ただ参加するだけでは、合同説明会のメリットは得られません。志望企業が定まっていない人でも「志望業界の企業の話をできるだけ多く聞く」「自分の知らない優良企業を見つける」など、目的を持って参加しましょう。
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参加するならスーツ?私服?
合同説明会には、どのような服装がふさわしいのか悩む人も多いでしょう。
スーツで参加するのが一般的ですが、説明会によっては「服装自由」「私服でも可」とされている場合も。私服で行くのが不安なときは、スーツで行くのが無難です。
スーツで参加するときの注意点
スーツで参加する場合、派手になりすぎないように注意しましょう。特に、ネクタイやシャツの色や柄が派手だと、悪目立ちしてしまいます。
スーツの色は黒か紺の無地、ワイシャツは白無地を選ぶのがおすすめ。既にリクルートスーツを用意している人は、リクルートスーツを着ていくと良いでしょう。
また、髪の毛は顔にかからないようにセットしておくこと。女性の場合は、派手なメイクやヘアセットは避けましょう。
私服を指定された場合
もし「私服で来てください」といわれた場合は、スーツで行くと失礼になってしまうため、指示通り私服で参加しましょう。しかし、企業を訪問する際の私服とは、いつも着ている「普段着」ではなく、オフィスカジュアルやビジネスカジュアルのことを指しています。
奇抜な服装や個性的すぎる服装はもちろん、Tシャツやジーパン、スニーカーといったカジュアルな服は避けて、清潔感があり落ち着いた服装を選びましょう。
色や柄が派手ではないシャツやブラウス、ジャケット、スカート、パンツなどに、革靴やパンプスを合わせるのがおすすめです。
就活についてお悩みの方は、エージェントを活用してみてはいかがでしょうか。
キャリアチケットでは、就活アドバイザーがカウンセリングをもとに、一人ひとりに合った企業を提案。応募書類の作成や面接対策も行い、内定獲得まで密にサポートしています。
就活を効率的に進めたい方は、キャリアチケットへお問合せください。
インターン説明会の服装については「インターン説明会には何を着ていく?相応しい服装とは」も参考にしてください。
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本記事の監修者
淺田真奈(あさだまな)
大学時代は接客のアルバイトを3つかけもちし、接客コンテストで全店1位になった経験をもつ。新卒では地方創生系の会社に入社をし、スイーツ専門店の立ち上げからマネジメントを経験。その後、レバレジーズへ中途入社。現在はキャリアチケットのアドバイザーとして、学生のキャリア支援で学生満足度年間1位と事業部のベストセールスを受賞し、リーダーとしてメンバーのマネジメントを行っている。