このページのまとめ
- インターンシップの後には企業や大学にレポートを提出することがある
- レポートには、インターンシップに参加した理由、プログラムの内容、学んだことや成果、就活に活かす方法などを書く
- 提出先が企業の場合は感謝の言葉を、大学の場合は内容の詳細や正直な感想を盛り込む
- 書き方の注意点は、具体的に書く、感想だけで終わらない、「話し言葉」を使わず「書き言葉」で仕上げるの3点
インターンシップは、学生が企業で数日から数カ月の職業体験を行うもの。このインターンシップの後には、レポートの提出を求められることがあります。今回は、このレポートをどう書いたら良いのかについて見ていきましょう。
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インターンシップのレポートはどんなときに提出するの?
まずは、どんな場面でインターンのレポートが必要になるのかをご紹介します。
企業に提出を求められたとき
企業によっては、インターン終了後にレポートや感想文を求めることがあります。これは、インターン開催に自社の新卒採用についてPRするという目的があるため。インターンが自社のPRになったか、学生がどんな学びを得たか、参加によって志望度は高まったかを知りたいと考えているようです。
大学に提出を求められたとき
大学のキャリアセンターや就職課が、今後の就活の参考にしようとレポート提出を求めるケースもあります。また、大学がインターン先を紹介したという場合もレポートが必要になるようです。いずれもこれからインターンに参加する後輩にとって重要な情報になるので、ぜひ協力するようにしましょう。
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レポートに盛り込む内容
それでは、レポートの内容について説明していきます。
参加理由
まず、この企業のインターンへの参加を決めた理由を書きます。
企業に提出するときは、応募時に書いた志望動機のような内容が適切です。その企業の魅力を感じた部分、きっかけになった出来事などを書きましょう。
大学に出すレポートの場合は、就活における企業・インターンの選択をどんな観点で行ったか、という内容でまとめます。
内容
次に、プログラムの内容を詳しく記載します。企業が読む場合はインターンの内容はわかっているのでは?と思うかもしれませんが、インターンではコースやテーマが細かく分かれていることも多いもの。そのため、自分が参加したプログラムについてなるべく具体的に書きましょう。
このとき、企業の担当者や参加者の印象も細かく記録するとベター。企業に提出するなら、担当者の名前を出すことで感謝の気持ちも伝えられるでしょう。他の参加者についての記述は、視野の広さをアピールできるほか文章に奥行きを出すこともできます。
また、大学に提出する場合は、あまり良くないと感じた面についても記しておけば今後の参考になるでしょう。
成果
インターンで感じたことや学んだことは、レポートの中でも最も重要な部分。「○○を通して○○であることを学びました」というように、具体的な出来事を挙げながら成果を書くと伝わりやすい文章になります。「ためになりました」「参加できて良かったです」だけ、というような抽象的な書き方は避けましょう。
就活にどのように活かすか
最後に、インターンで学んだことを糧に就活を成功させるという意気込みを添えます。結びで前向きな姿勢を示すことで、好印象を残す効果も。上記で書いた成果から繋げて「ここで学んだ粘り強さを活かして就活に励んでいきます」というような書き方をするとまとまりが良くなります。
もしインターンを通して志望度が高まったなら、具体的な理由と共にその旨をアピールするのも一法です。
インターンの参加理由については「インターンシップの参加理由は?志望動機の例文アリ」も参考にしてください。
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提出先ごとのポイント
最初に、インターンのレポートの提出先には企業と大学があると説明しました。ここでは、上記の内容に加え提出先ごとに何を書くべきかを解説します。
企業
企業に提出するレポートでは、インターン参加への感謝の言葉が欠かせません。企業は時間や費用をかけてインターンを開催しているので、お礼の気持ちを伝えるのがマナーです。
また、企業は学生が興味を持ち意欲を持って取り組めるインターンにしようと考えているため、プログラムの感想を詳しく伝えると今後の参考になり喜ばれます。
そのほか、企業についての印象や感謝を伝えたい社員の名前なども記すと良いでしょう。
大学
大学に提出する場合は、今後の就活に役立ててもらうために正直な感想を書くことを心がけます。プログラムの詳しい内容や印象、社員の様子などを率直に書くと参考になるでしょう。改善すべき点もあれば残しておいても良いかもしれません。
さらにインターン先を決めた経緯についても書いておくと、後輩の企業選びの目安になるでしょう。
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インターンシップのレポートを書く際の注意点
インターンのレポートに限りませんが、人に読んでもらうための文章には書き手の意図が伝わることが重要です。インターンについて正確にわかりやすく伝えるためには、どんなことに注意すれば良いのでしょうか。
具体的に書く
ここまでも何度か触れましたが、レポートには具体性を持たせることが大切です。
例えば、グループワークをしたときには「グループワークがありました」とだけ書いても内容が伝わりません。この場合は、「4~5人のチームに分かれ、課題解決型のグループワークを行いました。テーマは『結婚式を挙げる人を増やすにはどうすれば良いか』で、私のチームは『子どもが産まれてからも結婚式を挙げやすいように、結婚式場に託児所を設ける』という提案を発表しました」というように詳しい内容を書くとわかりやすくなります。
感想だけで終わらない
成果について書くときは、「楽しかった」「有意義だった」のような感想だけではなく、何を学んだかまで言及しましょう。
このとき、インターンのどの部分がどのように身になったのかを書くと説得力が増します。「企画立案の際『商品をお客さまにおすすめするタイミングを増やし契約数増加に繋げる』という提案をしたところ、社員の○○様から『お客さま視点が足りない』とアドバイスがあり、多角的な考え方が必要であることを学びました」のような書き方なら、実りがあるインターンだったのだということが伝わりやすいでしょう。
「書き言葉」を使う
レポートは「話し言葉」ではなく「書き言葉」で書きましょう。「やっぱり」は「やはり」、「~とか」は「~や、~など」、「~しちゃった」は「~してしまった」と表現します。話すときの言葉で書くと、くだけた文章になるばかりか読みづらくなるというデメリットも。目上の人が読むものですから、丁寧に読みやすい文体で書くことを意識してみてください。
インターンシップは、参加しただけで終わりではありません。レポート提出の際にもただ求められたから作成するのではなく、学んだことや感謝の気持ちなどを思い返して文章にしてみましょう。
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本記事の監修者
淺田真奈(あさだまな)
大学時代は接客のアルバイトを3つかけもちし、接客コンテストで全店1位になった経験をもつ。新卒では地方創生系の会社に入社をし、スイーツ専門店の立ち上げからマネジメントを経験。その後、レバレジーズへ中途入社。現在はキャリアチケットのアドバイザーとして、学生のキャリア支援で学生満足度年間1位と事業部のベストセールスを受賞し、リーダーとしてメンバーのマネジメントを行っている。