このページのまとめ
- 自己紹介には、どこの誰かを明らかにする以外に「アイスブレイク」「学生の人柄を見る」といった目的もある
- 所属と氏名、あいさつを基本に、志望動機や仕事に対する抱負などを盛り込もう
- 企業から時間を指定されない場合は、1分を目安に内容を組み立てる
- 緊張すると早口になりやすいので、いつもよりゆっくり話すことを心がける
- 本番で言葉に詰まってしまったら、基本情報に加えて感謝の気持ちを伝えよう
インターンシップや面接の度に自己紹介をしている…という就活生は多いでしょう。
何度取り組んでも就活シーンにおける自己紹介の正解が分からない、自己PRと差別化できていない…と悩む人もいるのではないでしょうか?
当コラムでは、企業が学生に自己紹介を求める理由や自己PRとの違い、好印象を与えるコツなどをまとめています。
具体的に盛り込む内容を知りたい方は参考にしてください。
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企業が自己紹介を求める意図
企業説明会や座談会、インターンシップ、面接など、就活シーンでは自己紹介をする機会が多くあります。
学生の名前や所属を確認するために行われますが、企業側はそれ以外にも以下の理由で学生に自己紹介を求めているようです。
アイスブレイクのため
アイスブレイクとは、初対面の人同士が顔を合わせたときに緊張を解きほぐすための手法のこと。
面接など堅い雰囲気の場において、集まった人を和ませたりコミュニケーションを取りやすい雰囲気を作ったりすることを目的に自己紹介を求めるケースは多いようです。
応募者の人柄を知るため
話し方や自己紹介の内容で、書類だけでは分からない応募者の人柄やキャラクターを理解するために行います。
面接官や採用担当者に対して第一印象を与える機会となるでしょう。
自己紹介の内容は、応募書類を見れば分かることがほとんど。
それでも行うのは、緊張をほぐしてその後のやりとりをスムーズに進めるため、「どこの誰か」を確認するためといった目的があるからです。
インターンの自己紹介については「【例文あり】インターンの挨拶で好印象!マナーや自己紹介作成のポイント」も参考にしてください。
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こんな自己紹介を心がけよう
面接やインターンシップの最初に行われることが多い自己紹介ですが、どんな点に注意したら良いのでしょうか。
自己紹介の内容は「所属(大学名)、氏名、あいさつ」が基本。
長さは、企業によって「30秒で」「3分で」など指定があるケースが多いですが、特になければ1分ほどを目安に行います。
指定された時間によっては上記の基本内容だけでは足りないことも。
その場合は、時間に応じて「学校で学んできたこととその成果」「学業以外の活動や成果」「志望動機」「仕事やインターンに対する抱負」などを盛り込むと良いでしょう。
どの長さで指定されても対応できるよう、まずは基本となる自己紹介を作成し、短めのものや長めのものなど、複数パターンを用意しておくのがおすすめ。
その際に、履歴書やエントリーシートに記載した内容と食い違ったものにならないよう注意します。
また、指定された時間を超えて話すことを避けるためにも、事前に時間を計っておくと安心です。
ちなみに、稀に「お名前と大学名をお願いします」と言われることも。
この場合は自己紹介とは違うと理解し、求められた内容だけを伝えましょう。
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自己紹介で好印象を与えるコツ
面接官や採用担当者にとって、自己紹介は応募者を印象づけるきっかけになり得ます。
好印象を与えるコツを以下にまとめたので、参考にしてください。
ハキハキと話す
緊張すると早口になったり、暗いトーンになったりしやすいと言われています。
さらに、「元気がない、消極的」といったネガティブな印象を与えてしまうかもしれません。
自己紹介をするときは、いつもより「少しゆっくり」「相手が聞き取りやすいトーンで」「ハキハキと」話すことを意識しましょう。
笑顔を心がける
無表情や硬い表情はコミュニケーション能力が不足している印象になりやすいため、話す際は口角を上げ、笑顔を心がけると好印象です。
姿勢
背もたれに背中をつけず、背筋を伸ばして姿勢を正すのがポイント。
椅子にもたれたり猫背になったりすると、「やる気がない」「フレッシュさが感じられない」といった印象となるだけでなく、こもった声になりやすいので注意しましょう。
「面接は第一印象が大切」と言われるように、自己紹介で与えた印象が、その人の印象を左右するかもしれません。
最初に好印象を与えるためにも、上記のコツを意識してみてはいかがでしょうか。
インターンの面接選考については「インターンの面接選考、マナーを知れば合格が近づく!」も参考にしてください。
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自己PRとは違う点に注意
ここでは、多くの方が悩んでいるであろう「自己紹介と自己PRの違い」について解説します。
自己PRとは「自分が有する能力や意欲のアピール」であり、自分がどのような人間かをアピールするため、企業に自分を売り込むために行うもの。
海外留学経験がありTOEICでは800点を取った、幼少から続けてきたスポーツで全国大会に出場したといった内容は自己PRに分類されます。
一方、自己紹介は「企業に自分を知ってもらう」ことを目的としており、前述したように自分の所属や氏名を明らかにすること。
初対面の人との挨拶の一環でありコミュニケーションのきっかけとなる点が、自己紹介と自己PRの違いと言えるでしょう。
企業側としては、自己紹介を求めているにも関わらず自分の強みやスキルなど、自己PRの内容を話す学生に対して「人の話を聞かない」「コミュニケーションが得意ではない」といった印象を抱きます。
両者の違いをしっかりと理解し、効果的なアピールができるよう注意しましょう。
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自己紹介は事前に練習しよう
会話や面接のきっかけとなる自己紹介に対して、苦手意識を持つ就活生は少なくないようです。
自分の印象を左右する可能性も高いので、事前に練習しておくと良いでしょう。
ここで言う練習とは、単に内容や複数パターンを考えるだけではなく、声に出すことを指します。
声に出して練習することで内容が覚えやすくなるだけでなく、話し慣れるため本番でもしっかり話すことができるでしょう。
また、家族や友人に面接官役をお願いして、模擬面接を行うのもおすすめ。
内容だけでなく、声の大きさや喋るスピード、姿勢などもチェックしてもらうことで、自分では気づけない点の改善に繋がります。
万が一、面接の本番で自己紹介の内容を忘れた場合は、伝えるべき情報を盛り込んで「自分の言葉で」話して大丈夫です。
選考では「暗記してきたことをスラスラと話す」よりも「その場で考えて、自分の言葉で伝える」ほうが好印象になることも多数。
相手としっかりとコミュニケーションを取ろうという姿勢を示すことが大切です。
緊張で内容が浮かばない、言葉に詰まった…という場合は、「このような貴重な機会をいただきありがとうございます」「どうぞよろしくお願いいたします」など感謝の気持ちを伝えましょう。
自己紹介をする頻度の高さから、話し方や内容に気を配れない…という就活生もいるかもしれません。
しかし、自己紹介の印象がそのまま選考に持ち越されたり、学生のコミュニケーション能力を測っていたりすることも多いため、「自己紹介くらい…」と軽視せずに、しっかりと対策を立てることが大切です。
自己紹介や自己PRの内容を誰かにチェックしてもらいたいという就活生は、プロが対応を行うキャリアチケットまでご相談ください。
キャリアチケットでは、書類添削や面接練習、ビジネスマナーの確認といった就活サポートを行っています。
さらに、専任アドバイザーによる就職カウンセリングも実施。
自分の強みの発見やそれに合う仕事の紹介、就活の軸の決め方など、どんなことでも相談可能!
これまでに多くの就活生を支援してきた実績があります。お気軽にお問い合わせください。
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本記事の監修者
淺田真奈(あさだまな)
大学時代は接客のアルバイトを3つかけもちし、接客コンテストで全店1位になった経験をもつ。新卒では地方創生系の会社に入社をし、スイーツ専門店の立ち上げからマネジメントを経験。その後、レバレジーズへ中途入社。現在はキャリアチケットのアドバイザーとして、学生のキャリア支援で学生満足度年間1位と事業部のベストセールスを受賞し、リーダーとしてメンバーのマネジメントを行っている。