このページのまとめ
- インターンシップは大きく分けると「1dayインターンシップ」「短期インターンシップ」「長期インターンシップ」がある
- 大学一年生は長期インターンシップがメイン
- 就活の際に役立つだけではなく、将来像が明確になったり、社会人と関わったりすることができるのがメリット
- インターンシップに参加する際は学業をおろそかにしたり、アルバイト感覚で働いたりしない
大学一年生から参加できるインターンシップがあるのをご存知ですか?
インターンシップは、就活前の学生を対象にしたものばかりではありません。
今回のコラムでは、大学一年生から参加できるインターンシップに注目し、メリットや参加する上での注意点などをまとめています。
「インターンシップは、就職について本格的に考え始めてからでもいいかな…」と、思っている方も、この機会にぜひご一読ください。
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そもそもインターンシップとは?
インターンシップについて、何となくは知っているけど、きちんと理解していないという人も多いのではないでしょうか?
最近では、インターンシップを開催する企業が増えてきました。正しく理解し、就活に役立てましょう。
インターンシップとは、端的に言うと「就業体験の制度」のこと。
欧米諸国では一般的なものでしたが、かつての日本ではインターンシップというと議員や医師など、特別な職業のみのものでした。
現在では、インターンシップのメリットが理解され、日本でも多くの企業がこの制度を取り入れています。
大きく分けると下記のような形で開催されるのが一般的です。
1dayインターンシップ
就活生を対象に開催される1日のみのインターンシップ。プログラムは、業界や会社についての説明、グループディスカッション、社員を交えた座談会などが多いようです。
イベントのような形で開催する企業が多く、比較的参加しやすいと言えるでしょう。
1dayインターンシップのメリットについて「インターンシップは1dayだと意味がない?5つの参加メリットを解説」も参考にしてください。
短期インターンシップ
就活生を対象に開催される数日~1ヵ月ほどのインターンシップ。学生の夏休みや冬休みに合わせて開催する企業が多い傾向にあります。
短期インターンについては「短期インターンに参加するメリットは?長期インターンとの違いや就活に活かす方法を解説」も参考にしてください。
長期インターンシップ
学年を問わず参加できる可能性が高いのが長期インターンシップ。3ヵ月~数年まで、長期を想定して採用されます。
アルバイトのようにシフト制で時給で勤務するケースが一般的です。
上記から分かるように、大学一年生は学年を問わずに参加できる長期インターンシップがメインになります。
インターンシップの給与については「インターンシップは給料が貰える?相場や目的を解説」も参考にしてください。
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大学一年生からインターンシップに参加するメリット
「インターンシップは就活前で十分かな…」と思っている人も多いのではないでしょうか?
しかし、大学一年生がインターンシップの経験で得られるメリットは、思っている以上に沢山あります。
以下は、その一例です。
将来像が明確になる
インターンシップによって、自分の興味のある分野についてより深く理解することができるので、想像でしかなかった将来像に具体性が加わります。
もしも、希望職種が自分の期待していた通りのものでなかったとしても、就職前に知ることができるのは大きなメリットと言えるでしょう。
就職活動前に、自分の適性や本当にやりたいことを知ることができるのが、インターンシップ参加者の特権かもしれません。
就活の際に役に立つ
大学一年生からインターンシップを経験している学生は、そう多くはありません。
アルバイトやサークルでの経験を自己PRの材料として使う学生が多い中、インターンシップの経験を話題に出せば採用担当者に関心を持ってもらえる可能性は高くなります。
インターンシップを通して学んだことや身に付けたスキル、知識は立派なアピールポイントになるでしょう。
社会人と関わることができる
インターンシップの魅力は、仕事に関することを吸収できるだけではありません。
インターンシップ中は社会人の集まりの中で時間を過ごします。普段、自分が関わらないような人と接点を持つことは、とてもよい刺激になるでしょう。
価値観や視野が広がったり、就活のアドバイスやキャリアビジョンのヒントを聞くことができるかもしれません。
インターンシップは、自分自身の成長につながることはもちろん、将来像の明確化を後押ししてくれます。
「就活のため」という前提を抜きにしても参加する意味があるのではないでしょうか。
インターンシップのメリットについては「インターンって何?参加するメリットと探し方のポイント」も参考にしてください。
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注意するべきポイント
先ほどご紹介したように、大学一年生からインターンシップを経験することには多くのメリットがあります。
しかし、以下のポイントを押さえて参加することが大切です。
アルバイト感覚で働かない
インターンシップは、「就業体験の制度」です。アルバイトと混同してはいけません。
昨今では、アルバイト感覚で参加できるようなインターンシップが増えているのも事実です。しかし、アルバイトのように収入目当てだけで軽い気持ちで働くというのは、あまり良い考えとは言えないでしょう。
企業側は、学生に貴重な「経験の場」を提供しています。
その理由は、「興味のある業界について知りたい」「職種への理解を深めたい」という目的意識を持った学生に、自社を知ってもらいたいと考えているのですため。
学生生活だけでは経験し得ない貴重な機会を与えてもらっているということを念頭に置きましょう。
学生側も、同じ経験をした場合に、目的意識が「あるか」「ないか」によって、吸収できることに大きな差が生まれるのは言うまでもありません。
アルバイトとの相違点については「有給インターンはアルバイトと同じ?共通点と相違点とは」も参考にしてください。
学生の本分を忘れない
インターンシップから多くのことを吸収できるからと言って、学業をおろそかにしてはいけません。
長期インターンシップをしている大学生の中には、インターンシップに打ち込み過ぎてしまい、学校へ行かなかくなってしまうという人もいるようです。
インターンシップの経験も確かに大切ですが、大学生の本分はあくまでも勉強することです。そのことを忘れないよう、学業とのバランスを考えてインターンシップに参加するようにしましょう。
インターンシップに興味が沸いたけど、どうやって情報を収集したらよいか分からないという人もいるかもしれません。
まずは、大学のキャリアセンターに問い合わせてみるのがよいでしょう。学校によっては、過去にインターンシップへ参加した先輩の情報が開示されているケースもあるようです。
気になる企業がある場合は、公式Webサイトなどで情報収集してみるのもよいでしょう。
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本記事の監修者
淺田真奈(あさだまな)
大学時代は接客のアルバイトを3つかけもちし、接客コンテストで全店1位になった経験をもつ。新卒では地方創生系の会社に入社をし、スイーツ専門店の立ち上げからマネジメントを経験。その後、レバレジーズへ中途入社。現在はキャリアチケットのアドバイザーとして、学生のキャリア支援で学生満足度年間1位と事業部のベストセールスを受賞し、リーダーとしてメンバーのマネジメントを行っている。