就活で聞かれるモットーとは?使える言葉の例や伝え方のポイントを解説

このページのまとめ

  • モットーとは、自分の人生や仕事における指針を表す言葉のこと
  • 就活でモットーが聞かれる理由は、就活生の考え方や人柄を知るため
  • モットーが思いつかない場合は、ことわざや四字熟語から探すと見つけやすい

就活で聞かれるモットーとは?使える言葉の例や伝え方のポイントを解説のイメージ

「モットーとはどんな意味なの?」「就活ではどのように答えればいい?」などと悩む就活生もいるでしょう。モットーとは、自分の考えや指針を締める言葉のことです。アピールにもつながるので、自分の特徴を表す言葉を選びましょう。

この記事では、就活でモットーとして使える言葉や、伝えるポイントを解説しています。最後まで読めば、あなたを分かりやすく表現するモットーが見つかるはずです。

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目 次

就活でも聞かれるモットーとは?語源や定義を解説

「モットー」とは、人生や仕事における指針を示す言葉です。次のような言葉に言い換えられることもあります。

・座右の銘
・信条
・信念
・標語
・合言葉

就活だけではなく、日常でも「私のモットーは△△です」とも使われるので、聞き馴染みのある方もいるでしょう。企業や団体でも、「わが社のモットーは△△です」と使うケースがあります。

モットーの語源は、ラテン語の「muttum(声・発声)」といわれています。その後、イタリア語の「motto(言葉)」となり、1589年には英語でも同じスペルで使われるようになりました。

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就活の面接でモットーが聞かれる理由

就活場面でモットーが聞かれるのは、就活生の人柄や企業で活躍できそうかを判断するためです。ここでは、モットーが聞かれる理由について解説します。

就活生の人柄や考え方を知るため

モットーからは、「就活生がどのような考え方をしているか」「どのような性格なのか」が見られています。モットーは考え方の軸となる言葉になるので、就活生の人柄を判断できるのです。

採用担当者は就活場面にて、「自社の社風にあいそうか」を考えています。優秀な人材であっても、従業員と性格があわなければ、トラブルにつながってしまうからです。

そのため、モットーから就活生の考え方を知り、自社の社風や考え方にあう人材かどうかを見ています。

自社で活躍できそうか判断するため

社風に合うかだけではなく、業務で活躍できるかどうかも判断されているポイントです。企業の考え方や方針に合う人材の方が、仕事でも成果を残しやすいからです。

たとえば、「新しいチャレンジを次々に起こしていく」と考える会社があるとします。その会社の面接で、「モットーは『まずはやってみる』です」と答えた就活生であれば、仕事でも積極的にチャレンジしてもらえるイメージが湧くでしょう。

一方で、「モットーは地道にコツコツとです」といわれると、「行動力に欠けるかもしれない」と思い、自社の業務では難しそうだと判断される可能性があります。モットーからは、業務で活躍できそうかも見られているので、アピールにつながるモットーを選びましょう。

企業がどのような人材を求めているかは、企業研究を行うことで見つけられます。企業研究の進め方については、「企業研究とは?目的や手順を解説!ポイントを押さえて就職成功を目指そう!」の記事で解説しているので参考にしてください。

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就活で伝えるモットーを選ぶ際のポイント

就活で伝えるモットーは、自分らしさや熱意が伝わる言葉を選びましょう。ここでは、モットーを選ぶ際のポイントを3つ解説するので、参考にしてください。

自分らしさが伝わる内容にする

モットーを選ぶ際は、自分らしさが分かりやすく伝わる言葉を選びましょう。面接での発言や振る舞いと矛盾しないように気を付けてください。

自分らしいモットーを選ぶためには、自己分析が大切です。自己分析を行い、「どのような強みがあるのか」「どのような性格をしているのか」、理解を深めておきましょう。

自己分析の方法については、「自己分析とは?おすすめのやり方と8つの注意点を解説」の記事で解説しています。自己分析は履歴書やエントリーシート作成にも必要なので、まだ行っていない就活生は取り組んでみてください。

応募企業に合う内容にする

モットーは応募企業に合う言葉を選びましょう。企業の求める人物像や、企業理念を確認しておくことをおすすめします。

応募企業に合うモットーを選べば、採用担当者もあなたがどのように働いてくれそうかイメージしやすくなるでしょう。また、「営業職だから、行動力の伝わるモットーにしよう」などのように、職種や業務内容をもとに選んでもアピールにつながります。

やる気や熱意をアピールできる内容にする

やる気や熱意が伝わる言葉を選びましょう。仕事や入社に対して前向きな姿勢は、好印象につながります。

たとえば、「失敗を恐れない」「日々挑戦」などの言葉は、前向きさやチャレンジ精神をアピールできるでしょう。モットーから自己PRにもつなげられるので、やる気や熱意も伝わる言葉を選んでみてください。

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就活でモットーを伝える際の注意点

就活でモットーを伝える場合、避けた方が良い言葉や内容があります。ここでは、モットーを伝える際の注意点を4つ解説するので、伝える言葉を考える前に確認しておいてください。

「特にありません」は避ける

モットーが思いつかないからといって、「特にありません」と答えるのは避けましょう。「真剣に回答していない」「アピールする気がない」と思われ、評価が下がるからです。

採用担当者は、モットーからあなたの人柄や考え方を知り、自社に合うかを判断しています。自分の特徴が伝わる言葉を考え、アピールするようにしてください。

政治や宗教的な回答は避ける

政治や宗教に関係する回答は避けるようにしましょう。個人の主義・主張であり、対立してしまう恐れがあります。

モットーを聞かれた場面だけではなく、ほかの就活場面でも政治と宗教についての内容は避けるのが無難です。トラブルにつながる可能性もあるので気を付けてください。

仕事に関係のないものは避ける

仕事に関係ないモットーを伝えても、評価されない可能性があります。「仕事で活かせそうな性格や考え方を表しているか」を意識して伝えましょう。

たとえば、「平和主義」と伝えても、仕事で直接的に活かせるイメージは湧きません。仕事に対して前向きな、活躍できそうな意味を持つ言葉を選ぶようにしましょう。

ネガティブな内容は避ける

ネガティブな言葉はアピールにつながらないので、避けることをおすすめします。言葉の意味や使い方を調べて、ネガティブな意味が含まれていないか確認してください。

たとえば、「後悔先に立たず」という言葉があります。「後悔しないように、注意深く行動すべき」の意味を示す言葉ですが、「失敗することを考えている」のようにネガティブに伝わる可能性もあるでしょう。

モットーを伝える場合は、前向きな意味を持つ言葉を選ぶのがおすすめです。自分が間違った使い方をしていないかも考えて、言葉を選んでください。

就活で使わない方がいい言葉や表現については、「エントリーシートや履歴書のNGワードは?就活で気を付けたい言葉を解説」の記事で解説しています。日常的に使っている言葉も、就活ではふさわしくない場合があるので確認しておいてください。

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モットーが思いつかない場合の探し方と一覧

モットーが思いつかない場合は、四字熟語やことわざから探してみましょう。有名人や偉人の言葉を引用するのもおすすめです。

ここでは、モットーを探す方法を3つ紹介します。

四字熟語の場合

自分の性格や特徴に合う四字熟語を探し、モットーとして選んでみましょう。たとえば、次のような四字熟語をモットーに使うのがおすすめです。

・全身全霊(体力と精神力すべてをかける)
・局面打開(困難を打破して、新しい解決方法を見出す)
・勇往邁進(目的や目標に向かってひたすら突き進む)
・初志貫徹(最初に抱いた思いを最後まで貫き通す)
・一心精進(一つのことに集中して励む)
・有言実行(自分の言葉に責任を持って必ず実行する)
・臨機応変(状況に応じて適切に対処する)
・切磋琢磨(仲間と励まし競い合ってともに向上する)
・日進月歩(日々絶えず進歩する)
・千思万考(何度も思考を巡らせて考える)
・勇猛果敢(強い決断力をもって取り組む)
・泰然自若(何が起きても落ち着いて行動する)

ことわざの場合

ことわざからモットーを探す場合は、次のような言葉がおすすめです。

・継続は力なり(地道に続けていくことが自分の力になる)
・ピンチはチャンス(逆境を乗り越えると成功につながる)
・石の上にも三年(粘り強さを大事に継続していくことが大事)
・塵も積もれば山となる(小さなことでもコツコツ取り組む姿勢が大事)
・千里の道も一歩から(大きなことを成し遂げるために、身近なことから着実に取り組む)
・聞くは一時の恥、聞かぬは一生の恥(知らないことを恥ずかしいと思わず、積極的な姿勢で聞いてみる)
・失敗は成功のもと(失敗を恐れず挑戦し、改善していくことで成功につながる)
・初心忘るべからず(物事に慣れたときでも、最初の新鮮で謙虚な気持ちを忘れない)
・思い立ったが吉日(思いついたことは、すぐに行動するのが良い)

有名人の名言の場合

有名人の名言の場合、次のような言葉もモットーに使えます。

・意志あるところに道は開ける(エイブラハム・リンカーン)
・私は失敗したことがない。ただ、一万通りのうまくいかない方法を見つけただけだ(トーマス・エジソン)
・挑戦する機会というものは誰にでも平等である(スティーブ・ジョブス)

モットーに使う言葉の場合、採用担当者が知っていそうな言葉を選ぶのがおすすめです。言葉の意味や使い方の説明が必要になると、説明に時間をとられてアピールする時間が少なくなる可能性もあります。

言葉を聞いただけで意味が想像できる言葉を選ぶと、持ち時間を自分自身をアピールする時間に使えるのでおすすめです。

就活でのアピールに使える言葉は、「「座右の銘」とは?面接で使える格言一覧」の記事も参考にしてください。モットーではなく座右の銘として聞かれる場合もあるので、準備しておきましょう。

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就活でモットーを伝える際の例文

ここでは、就活でモットーを伝える際の例文を紹介します。ただ言葉や意味を伝えるのではなく、自分がどのような人物なのかも含めてアピールするようにしてください。

自分の性格を伝える場合の例文

私のモットーは、「勇往邁進」です。一度決めた目標についてはあきらめず、達成まで全力で取り組む姿勢があります。

大学時代は野球部に所属しており、3年生からレギュラーに選んでいただきました。1、2年生の間はベンチにも入れていませんでしたが、「必ずレギュラーになる」と心に決め、チーム練習とは別に毎日1時間の練習を欠かさずに行いました。

結果が出ずに苦しいときもありましたが、「勇往邁進」の言葉を忘れず、がむしゃらに練習に取り組みました。その姿勢が評価され、試合に出していただけるようになったと感じています。

貴社でも目標達成に向かって努力を惜しまず、「勇往邁進」の姿勢で成果を出せるように取り組んでまいります。

自分の考え方を伝える場合の例文

私のモットーは、「継続は力なり」です。難しいことであっても、地道に努力を続けていれば、いつかは達成できると信じて行動しています。

私は学生時代、英語の勉強に力を入れていました。将来は英語を使いながら、グローバルに働ける人材になりたいと考えているからです。

大学入学後は、TOEIC800点を目標に勉強を行いました。最初に受けたTOEICは550点と目標に遠く及びませんでしたが、地道な努力が必要だと考え、毎日勉強を欠かさずに取り組んでいます。その結果、前回受験したTOEICでは820点を獲得、遠い目標でも、地道に努力を続ける大切さを学びました。

貴社に入社後も、努力することを忘れずに、業務に取り組みたいと思います。

仕事への意気込みを伝える場合の例文

私のモットーは「ピンチはチャンス」です。苦しいときこそ乗り越えた先にはチャンスがあると信じて、行動しています。

仕事でも、難しい局面やチャレンジが必要になる場面もくると思います。そのようなときは「ピンチはチャンス」の言葉を思い出し、勇気を持ってチャレンジしていきたいです。

就活の面接ではモットーだけではなく、志望動機や自己PRなどよく聞かれる質問があります。モットー以外の質問にも回答できるように準備しておきましょう。

面接でよくある質問については、「一次面接の頻出質問7選!企業の評価項目と回答例・落ちる人の特徴を解説」の記事も参考にしてください。

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就活で評価されるモットーを伝えて選考を突破したいあなたへ

就活でモットーを聞かれて、「どのように伝えればいいのだろう?」と悩む就活生もいるでしょう。 まずは自分らしさを表せる特徴を考え、言葉にしてみてください。

自分で言葉を考えるのが難しいと思う場合は、四字熟語やことわざを使うのもおすすめです。誰もが意味を知っている言葉であれば、より分かりやすく伝えられるでしょう。

自分でモットーを考えたあとは、「分かりやすい内容になっているか」「アピールにつながっているか」などを知るため、就活エージェントの添削を受けてみましょう。どの就活エージェントが良いか悩む場合は、丁寧なサポートを受けられるキャリアチケットがおすすめです。

キャリアチケットでは、あなたの作成したモットーの添削はもちろん、伝え方のアドバイスも実施しています。もし、自分の特徴がうまく分からなくても、自己分析からサポートするので安心してください。

モットーだけではなく、面接対策やあなたの価値観に合う企業の紹介も実施しています。就活に不安を感じたら下記のボタンから登録し、ぜひご相談ください。

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