どうしたらいい?会社訪問の方法と注意すべきマナー

このページのまとめ

  • 事前にアポイントを取ってから企業を訪問することを会社訪問と呼び、就活では説明会やOB訪問が当てはまる
  • 時期に決まりはないものの、就活が本格化する前だとアポイントが取りやすく企業も余裕があるのでおすすめ
  • 選考ではないからと気を抜かずに、遅刻や挨拶といったマナーには気をつける
  • 訪問が決まったら事前に業界や企業研究を行い、積極的に質問してみよう

就活を進めているとOB訪問や説明会など企業を訪問する機会が多くなります。
訪問時のマナーや態度をしっかり確認している企業もあるため、落ち度があれば選考に影響が出る可能性も。
では、どのような点に注意して会社訪問を行えば良いのでしょうか。
当コラムは、訪問を控える学生に向けて基本マナーや注意点、持ち物などをまとめています。
アポイントのとり方も紹介しているので参考にしてください。

 

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会社訪問とは?


学生のうちは企業を訪問する機会が少なく、会社訪問の概要をよく理解していない…という方も多いと思われます。
そもそも、就活シーンで言う「会社訪問」とは、どのようなものを指しているのでしょうか。

会社訪問とは、事前にしっかりとアポイントを取ってから企業の担当者を尋ねることを意味しており、企業理解を深めるために行われます。
多くの場合はOB・OG訪問や会社説明会などが当てはまるでしょう。

企業側が率先して行うケースもあれば、就活生が自らアポイントを取って行うなど実施方法はさまざま。
中には、説明会の一貫として社内見学と称した会社訪問を実施している企業もあるようです。

自分の目でオフィスや社員の様子を確認できるため、積極的な方は数社~数十社を訪問することも。
その一方で、1社も訪問しないまま就活を終えるケースも珍しくありません。
会社訪問は就活や選考の過程として必須ではないものの、実際に働く様子をイメージできたり文章では伝わらない社内の雰囲気を体験できたりと、企業を選ぶ際の参考になります。
また、訪問時に担当者に好印象を残すことで、ほかの就活生に差をつけることができるかもしれません。
会社訪問に消極的な方は、これを機にアポイントを取ってみてはいかがでしょうか。

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個人でアポイントを取るには


訪問したい企業が会社主導で訪問を実施していない…という場合は自分で会社訪問のアポイントを取る必要がありますが、どのようにして連絡をすれば良いのでしょうか。

まず、連絡はメールを使用するのが一般的。
電話だと、相手の仕事を中断させてしまったり、緊張して上手く話せなかったりする可能性があります。
やむを得ず電話を利用する際は、事前に話す内容をまとめておくなど準備をしておきましょう。

志望先に知り合いのOBやOGがいるなら、メールで連絡して会社訪問を相談。
大学の就職課にOBの連絡名簿(就職先一覧)を備えているケースもあるので確認しておきます。

企業に知り合いやOBがいない場合は、就活関連イベントや説明会で手に入れた人事・採用担当者の連絡先を使用。
近年ではSNSを利用して採用活動を進める企業も増えているため、SNSからコンタクトを取ることもあるようです。

会社訪問に決まった時期はありませんが、就活が本格化する前の、時間や気持ちにゆとりがあるときがおすすめ。
選考が近づくと多くの就活生が会社訪問を始めるため、アポイントが取りにくくなったり、訪問できてもじっくりと話を聞けなかったりするかもしれません。

以下は、会社訪問を依頼するメールの例文です。
書き方や内容を参考にしてみてください。

件名

OB訪問のお願い(◯◯大学 氏名)

本文

株式会社◯◯
人事部 ◯◯様

突然のご連絡恐れ入ります。
私、◯◯大学△△学部の◯◯(氏名)と申します。

本日は、大学のキャリアセンターにて◯◯様のことを知り、ご連絡させていただきました。

現在私は就職活動中で、◯◯に関わる仕事に興味を持っております。
中でも◯◯の分野で多くの実績がある貴社に大変惹かれており、ぜひ◯◯社で活躍されている◯◯様にお話を伺いたく、ご連絡をさせていただいた次第です。

ご多忙とは存じますが、お時間をいただけるようでしたら下記の日程でご都合の良い日時をお知らせいただけますでしょうか。

(複数の日程を示す)

上記でご調整が難しい場合は、お手数ですが候補日をお知らせいただけますでしょうか。

メールでの突然のお願いで恐縮ですが、何卒よろしくお願いいたします。

-------------------------------------
氏名 
◯◯大学 △△学部 
電話番号
メールアドレス
-------------------------------------

 

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会社訪問時の注意点


アポイントが取れたら実際に会社を訪問しますが、マナーが守れていないと印象が下がることも。
以下の注意点を参考に、好印象を与えられる会社訪問を行いましょう。

遅刻は厳禁

選考ではないから…と気が緩んで遅刻する方もいるようですが、会社訪問でも遅刻は厳禁。
遅刻した場合は社会人としての素質を問われるだけでなく、印象も悪くなり選考に影響が出る可能性もあります。
電車の遅れなど、やむを得ない事情で遅刻する場合は速やかに企業に連絡を入れましょう。

挨拶をしっかりと行う

会社を訪問すると、担当者以外にも受付や廊下ですれ違う人など、多くの社員と顔を合わせることになります。
担当者じゃないから…と横柄な態度を取ったり挨拶をしなかったりすると、その情報が担当者に伝わって悪印象になることも。
社内で会う方にはしっかりと挨拶を行いましょう。

スーツ着用

遅刻と同じで、正式な選考ではないからと私服で訪問するのは避けましょう。
会社訪問であっても立派なビジネスシーンに当てはまるので、指定がなくてもスーツを着用。
社会人としてふさわしい身だしなみで訪問するのがマナーです。

質問を準備する

会社訪問に来る学生は少なからず自社に興味を持っている、と考える企業がほとんど。
にも関わらず質問が一切なかったり調べれば分かることを質問されたりすると、志望度が低いと思われてしまいます。
せっかく訪問する機会を得ているので、企業研究で分からなかった点などを積極的に質問しましょう。

訪問までに、その業界や企業に関する情報を集めて理解を深めることが大切です。

 

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訪問時に持参すると良い物


ここでは、会社訪問時にあると便利な持ち物を紹介します。
正式な選考ではないから…と気を抜かず、持ち物にも気を配りましょう。

筆記用具

用意した質問に対する回答や訪問時に気づいたことをメモしておくと、志望動機を作成する際の参考になります。
また、その場でアンケートやエントリーシートへの記入を求められるケースもあるため、筆記用具は必携しましょう。

履歴書、写真、のり

会社説明会後に、「持っている人は履歴書を提出してください」と言われることも。
そんな場合に備えて、ある程度記入してある履歴書と写真、テープ型のりなどを持ち歩くと安心です。

ストッキングや充電器

ストッキングは気づかないうちに伝線することが多いため、常に予備を持ち歩くのがおすすめ。
また、乗り換え案内や地図の確認など多用する機会が多いスマートフォンの充電器も、いざというときのために備えておきましょう。

A4サイズが入るカバンと予備の袋

説明会や訪問時には企業のパンフレットやエントリーシートが配布されることも多いので、それらが入るA4サイズのカバンを用意します。
選考が始まってからも使用するため、自立するタイプを選びましょう。
1日に複数の企業を訪問したり、カバンに入り切らない資料を配布されたりしたときのために、折り畳める予備の袋を持ち歩くのも賢明。
他社のロゴや名前が入った紙袋を持って説明会に行く…ということがないよう気をつけましょう。

上記以外にも、身分を証明できるものや折りたたみ傘なども持っておくと安心です。

 

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お礼メールは忘れずに


会社訪問を終えたあとは、遅くても翌日の午前中までには訪問に対するお礼のメールを送るのがマナー。
宛先は企業の採用担当者が基本で、OB訪問であれば対応してくれたOB社員に送ります。

内容は、会社訪問の機会を設けてもらったことに対するお礼と会社訪問で得たこと、入社に対する意欲など。
印象的だった事柄や、勉強になったという感想が盛り込まれていれば問題ないでしょう。

また、同時に会社訪問で学んだことや気づいたことを整理して書き溜めておくと、今後の選考に活かせます。
時間が経つと印象が薄れてしまうため、できるだけ早くまとめておきましょう。

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