このページのまとめ
- 志望動機を伝える目的は「入社後にコンサル業で活躍するイメージ」を抱いてもらうこと
- コンサルティングは企業の課題解決のため、論理的思考力や情報収集力が求められる
- 志望動機では「コンサルとして働きたい理由」を原体験を交えてアピールすることが大切

「コンサルの志望動機が思いつかない…」と悩む就活生もいるでしょう。コンサル業界の選考突破を狙いたい場合は、コンサルとして働きたい理由を明確に伝えましょう。また、業界の知識はもちろん、分類やキャリア、求められるスキルを理解することも大切です。
この記事では、コンサルの志望動機を作成する手順やアピールできるスキルなどを、例文付きで解説します。これから志望動機を作成する方は、ぜひ参考にしてみてください。
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- コンサルの志望動機は「目的」がぶれないようにする
- 志望動機を作る前に知っておきたいコンサル業界のこと
- コンサルの主な業務内容
- コンサル業界の6つの分類
- コンサル業界のキャリア
- コンサルの志望動機に盛り込める業界の魅力
- 幅広い業界の知識を得られる
- グローバルな環境で働ける
- 成長意欲が高い仲間と働ける
- 課題解決を目指して社会貢献ができる
- 給与水準が高い傾向にある
- コンサル未経験でも志望動機でアピールできるスキル
- 論理的思考力
- 情報を収集・整理する能力
- コミュニケーション能力
- 語学力
- 粘り強さ
- コンサル業界の志望動機が思いつかない場合の対処法
- 「過去の課題解決体験」を棚卸しする
- 企業の支援実績を見て興味が沸く内容を探す
- OB・OG訪問で実際の仕事内容について聞く
- コンサルの志望動機の書き方3ステップ
- 1.なぜコンサルなのか理由を述べる
- 2.企業を選んだ理由を伝える
- 3.将来のビジョンを伝える
- 面接でも使える!コンサルの志望動機の分類別例文
- 戦略系コンサルティングの例文
- ITコンサルティングの例文
- 会計・総合系コンサルティングの例文
- 組織・人事系コンサルティングの例文
- シンクタンク系コンサルティングの例文
- 中小企業向けコンサルティングの例文
- コンサルの志望動機でふさわしくない内容とNG例文
- 年収や給与形態
- オフィスの立地
- 将来は独立して企業を視野に入れている
- かっこいい・憧れているようなイメージ
- コンサル業界の志望動機を作成したいあなたへ
コンサルの志望動機は「目的」がぶれないようにする
コンサルの志望動機を作る際は、「なぜ志望動機を考えるのか」という目的を見失わないようにしましょう。
志望動機を応募先企業に伝える目的は、「内定をもらうこと」です。
たとえば、志望動機を伝える目的を「入社の意欲を伝える」「自分のアピールをする」などに留めてしまうと、あなたがコンサルタントとして、いかにクライアントの課題解決に貢献できるかを伝えきれない可能性があります。
企業が志望動機をとおして知りたいのは、「学生を採用することで自社にどのようなメリットがあるのか」です。コンサルタントは、クライアントに価値を提供して初めて対価をもらえる仕事。したがって、志望動機には「入社後にどのような活躍ができるか」「自分の働きでどのように貢献するか」を伝えるよう心掛けましょう。
採用担当者に入社後の働く姿をイメージしてもらうには、まず自分がどのように働きたいかを明確にする必要があります。自己分析を行い、自分の就活の軸を見つけることで、自分の目指す働きやなりたい姿が明確になるでしょう。
就活の軸については、「就活の軸の例文28選!職種や業界別の回答と面接・ES向けの答え方を紹介」の記事も参考にしてみてください。
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志望動機を作る前に知っておきたいコンサル業界のこと
コンサルティングは、経営方針や人事などで課題を抱えている企業に対し、解決を目指してサポートする仕事です。課題のヒアリングや新しいプロジェクトの提案、解決方法の仮説に基づいた検証などを行いながら、企業を支援しています。
ここでは、主な業務内容やコンサル業界の分類などを紹介するので、志望動機を考える前の予備知識としてご覧ください。
コンサルの主な業務内容
英語の「consult(=相談する)」という語源のとおり、コンサルとは企業から相談を受け課題解決(コンサルティング)することで対価を得る職業です。
企業が抱える課題は多種多様でさまざまな問題が絡み合っており、幅広く高度な能力が必要とされる職業。企業の課題解決に向けた具体的な方法を説明したり、業績を向上させるための課題を見つけたりするため、論理的に物事を考える能力が重要となります。
また、企業の内部に入って幹部陣とともに経営に携わるケースもあるので、幅広い知識や経験が求められるでしょう。
コンサルティング業界の業務内容について詳しく知りたい方は、「コンサルティング業界について研究しよう!仕事内容や働く魅力を解説」の記事も参考にしてみてください。
コンサル業界の6つの分類
コンサル業界は幅広く、さまざまな種類や特色があります。「企業の課題解決」という目的は同じでも、業界によって課題へのアプローチや得意分野が異なるのです。
ここでは、主なコンサル業界の分類を6つ紹介します。
1.戦略系コンサルタント
戦略系コンサルティングファームは、主に戦略的な問題解決とビジネスの成長に焦点を当てた「提案」を行います。具体的には、事業計画や新規事業など、経営についての相談に対し、戦略的な方針を示すのが仕事です。
たとえば、「既存商品の売り上げ低迷に対し、どのような対策をするか」「今後の商品は何をどのような規模で販売するか」「社内体制の改善策」など、課題の解決を手引きします。
業務の範囲は、企業の経営方針から、会計・人事といった専門的な分野にまでおよぶことも。そのため、戦略系コンサルティングファームでは、課題解決のための提案をしクライアントを納得させられる論理的思考能力や高度な経営スキルが必要です。
2.IT系コンサルタント
ITコンサルティングファームでは、クライアント企業の課題発見や解決のためのIT投資計画の策定、実行支援を行います。費用対効果やスケジュールを含め、システムの分析・選定を行うこともあるようです。
IT系は、コンサルのなかでも専門性の高い業種です。そのため、前職での専門性を生かしてITコンサルとして働いている人も少なくありません。第二新卒で、IT系のキャリアを活かした転職も可能です。
3.BIG4といった総合系コンサルタント
総合系コンサルティングファームでは、企業の業務からIT、組織人事、財務まで、あらゆる経営課題をワンストップで支援するのが特徴です。クライアントの多くは大手企業で、一つの巨大なプロジェクトに数百名単位のコンサルタントが動員されることも珍しくありません。
この「総合系」という名称は、世界4大会計事務所(デロイト、PwC、EY、KPMG)を母体とする「BIG4」と呼ばれるファームが代表格であることから定着しました。
会計事務所をルーツに持つため、財務やM&A、リスク管理といった領域に強みを持っています。また、近年ではデジタル領域の急拡大に伴い、戦略系とIT系の両方の機能を併せ持つ、コンサルティングのプロフェッショナル集団として、業界で最も大きなシェアを占めているようです。
4.組織・人事系コンサルタント
組織・人事系コンサルタントは、人事の領域から企業の経営課題解決を目指す職業です。企業の経営課題や人事課題を分析し、解決策を模索してサポートします。企業の内部に入り、人事職として協力していくケースも多いため、社会経験や知見も求められる業界です。
また、採用活動や社員の教育などをサポートする業務においては、育成に関わるプランを練る必要があります。戦略的に教育プランを作成するため、論理的思考力やリサーチ能力が求められるでしょう。
5.シンクタンク系コンサルタント
シンクタンク系コンサルタントが行うのは、政府機関や公共団体、企業への課題解決や政策改革のための提言です。実現可能な提言をするには、研究データや統計情報を収集・分析し、課題の把握が欠かせません。
そのため、シンクタンク系コンサルタントには、研究者や政策立案者としての専門性、コンサルティング業務における実践的なスキルが求められます。
6.中小企業向けコンサルタント
中小企業向けコンサルタントは、日本国内で立ち上げられた日系ファームが中心です。日本企業の9割以上を占める中小企業をターゲットとし、日本経済の基盤を直接支えられるのが魅力といえます。
経営戦略の立案だけではなく、売上アップのための集客や採用支援、次世代への事業承継など、身近な相談役としての役割もあるでしょう。また、月1回の訪問といった「顧問契約」の形をとることが多いのも特徴です。社内セミナーや従業員教育、社内行事の運営なども支援します。
コンサル業界のキャリア
コンサルタントの職種は業界によって千差万別ですが、一般的には6つの職種に分けられます。勤務年数が長くなれば役職が上がって、業務内容も広範囲になることが多いでしょう。
ここでは、コンサル業界での一般的なキャリアの進み方について紹介します。一般的なキャリア形成をもとに、あなたなりの「キャリアプラン」を描いてみてください。
1.新卒はアナリストからスタート
一般的に、新卒や未経験からの入社は、アナリストからスタートします。アナリストの仕事は情報分析や資料作成です。
スタート時は上司や先輩コンサルタントに同行して、仕事をすることが多いでしょう。情報を処理したりまとめたりなどの単調な作業が多くなるため、コンサルに抱いていた華やかなイメージとのギャップに戸惑いを感じるかもしれません。
しかし、アナリスト時代に情報収集や分析力を培ってこそ、コンサルタントに必要な総合力を身につけられるのです。つまり、アナリストとはコンサルタントとしての土台を作る時期ともいえます。
2.経験を積んでコンサルタントデビュー
アナリストとして経験を積むと、実際にコンサルタントとしてデビューできます。企業の課題をヒアリングしたり、解決に導く施策の考案や提案をしたりするのが主な業務内容です。
指示を待つだけでなく、プロジェクト内の特定のパートを一人で任されるようになります。
クライアントの担当者と直接やり取りし、課題解決の施策を考案・提案。自分の出した答えが初めて形になる、コンサルタントとしての本当の面白さを実感できる時期です。
3.シニアコンサルタントとして後輩を指導
コンサルタントとして数年の経験を積んだあとは、シニアコンサルタントにキャリアアップできる場合があります。シニアコンサルタントは現場のリーダーとして、後輩の指導をしながらプロジェクトの核心部分を推進していく役目です。
後輩の教育を行いながら、チーム全体のパフォーマンスを管理する必要があるため、自律して業務を進められるスキルが求められるでしょう。
4.マネージャーとしてプロジェクトを統括
入社して10年程度の経験を積むと、マネージャーとしてプロジェクトを統括します。一方で、最近の外資系や大手ファームでは実力主義が加速しており、早い人では6〜8年程度でマネージャーに昇進するケースも増えているようです。
マネージャーは予算や納期、品質の責任を持ち、クライアントとの窓口になる役割です。責任ある立場となるため、プロジェクト管理能力はもちろん、対人交渉力やリーダーシップが求められるでしょう。
5.シニアマネージャーとしてプロジェクトを複数統括
シニアマネージャーになると、プロジェクトを複数統括することになります。複数プロジェクトのクオリティを担保することが求められるため、マルチタスク能力や専門性の高い知見が必要とされるでしょう。
また、新規案件の営業にも関わり始めるのがシニアマネージャーです。既存クライアントとの関係を深め、次の仕事を提案して受注につなげる営業的な役割も重要になってきます。
6.パートナーとして仕事獲得
パートナーとは、コンサルタントであると同時に共同経営者でもあり、営業も並行して行います。主な役割は、新規プロジェクトの営業やプロジェクトの全体統括、ファームの経営・人材育成など多岐にわたるでしょう。
仕事を獲得しなければ、コンサルティングファームの経営も成り立ちません。つまり、パートナーはファームが利益を出した際の恩恵も得ますが、損失の責任も負う立場なのです。
コンサルについてさらに詳しく知りたい方は、「コンサルとは?就活に向けて知っておきたい業務内容や扱う分野を解説」の記事も参考にしてみてください。
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コンサルの志望動機に盛り込める業界の魅力
ここでは、志望動機に盛り込める「コンサルで働く魅力」について解説します。コンサルタントという職業に漠然とした憧れがある人は、具体的な魅力をもとに志望動機を作成しましょう。
幅広い業界の知識を得られる
コンサルとして提案を行うには、クライアント企業の業界を把握し分析することが必要不可欠なため、さまざまな業界の幅広い知見を得られます。
コンサルタントの仕事は、業界の種類を選びません。知識欲が旺盛な人やトレンドに敏感な人にとって、魅力を感じられる職業といえるでしょう。
グローバルな環境で働ける
外資系企業でコンサルタントとして従事する場合、海外の企業と関わる機会に恵まれます。
グローバルな環境下では、さまざまな価値観や文化の違いに触れられます。国際的な視野を養いたい人にとっては、魅力的な仕事といえるでしょう。語学を勉強している人にとっても、実際に使用する機会が多く語学力を高められる環境が魅力です。
職種や業界によって求められる語学スキルは異なるものの、一般的に就活において求められる語学力を知りたい人は「就活に必要な英語レベルは?評価される職種やアピールのコツを解説!」の記事を参考にしてみてください。
成長意欲が高い仲間と働ける
コンサルタントの多くが、高い向上心や成長意欲を持ち合わせています。顧客の課題解決のために必要な知識やスキルは際限がないからです。
熱意のある仲間とともに仕事をすれば、モチベーションの維持も難しくありません。成長意欲の高い環境で働きたいと考えている方にとっておすすめの業界といえます。
課題解決を目指して社会貢献ができる
コンサルは、経営者を含め、企業で働いている社員の生活に貢献できる職業といえます。クライアントが抱える問題や課題を解決し、より働きやすく業績好調な企業を目指せるためです。さらには、クライアント企業の課題を見直すことで、クライアントの取引相手への貢献も期待できるでしょう。
選考過程で志望動機に書く際は、周りを巻き込む社会貢献性を魅力として、志望度の高さをアピールすると効果的でしょう。
給与水準が高い傾向にある
コンサルティング業界の魅力の一つに、他業界と比較して給与水準が高いことが挙げられます。コンサルタントが提供する「知恵」や「解決策」が企業の経営を左右し、高い付加価値を生み出す仕事であるためです。
実際に、国税庁の「令和6年分民間給与実態統計調査」での正社員の平均給与額と、金融庁のEDINETにまとめられた、日本の主なコンサルティング企業の年間平均給与を、以下の表にまとめました。
| 比較対象 | 年間平均給与 |
| 全国の正社員平均 | 544万9,000円 |
| 株式会社野村総合研究所 | 1,321万7,000円 |
| 株式会社三菱総合研究所 | 1,081万7,256円 |
| 株式会社ベイカレント | 1,349万7,765円 |
国税庁「令和6年分民間給与実態統計調査 (第8表)平均給与(p.14)」、金融庁EDINET「有価証券報告書 株式会社野村総合研究所(p.10)」「有価証券報告書 株式会社三菱総合研究所(p.10)」「有価証券報告書 株式会社ベイカレント(p.8)」
このように、コンサルティング業界の主要企業では、全国平均の2倍以上の給与水準となっているケースも珍しくありません。
コンサルティングは、工場や店舗といった大規模な設備を持たず、人そのものが商品となるビジネスモデルです。そのため、利益が社員の給与として還元されやすい構造になっています。
また、若いうちから高いパフォーマンスが求められる分、成果に応じた昇給がスピーディーに行われる「完全実力主義」の文化も、高年収の背景にあるようです。
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コンサル未経験でも志望動機でアピールできるスキル
コンサルタントの仕事には、さまざまなスキルが求められます。就活生が志望する場合、未経験でもアピールできる能力を把握しておけば、内定に効果的な志望動機を作成できるでしょう。
論理的思考力
コンサルタントの選考では、論理的な思考力が求められます。企業が抱えている問題を整理・分析し、的確な解決策を提案する必要があるからです。
課題解決までの道筋について論理的に説明し、クライアントに納得してもらわなければ、信用を築くことは難しいでしょう。
情報を収集・整理する能力
コンサル業界では、多くの情報を収集し、正確に整理する能力も求められる傾向にあります。クライアントの問題を解決に導く提案をするには、多くの知識を取り入れて必要なアプローチを行う力が必要です。
資料を読むだけでなく、専門家の意見や取材などさまざまな手段を使って、情報を集めます。また、クライアントに分かりやすく説明するため、収集した情報を取捨選択する能力も必要です。
コミュニケーション能力
コミュニケーション能力がなければ、コンサルティング業は成り立ちません。クライアントからのヒアリングを重ね、真のニーズを導き出す必要があるからです。さらに、クライアントが納得するよう、提案を分かりやすく説明し、説得してもらわなければなりません。
高いコミュニケーション能力があれば、クライアントとの信頼関係を築きやすく、コンサルタントとしての能力も評価されるでしょう。
語学力
コンサルティングファームの選考では、「語学力」のある人材は重宝されるでしょう。外資系であれば、海外のクライアントとやり取りをする機会もあります。外国語で書かれた資料を正確に読み込み情報をまとめられれば、外国語を使いこなせない同僚と差をつけることも可能です。
外資系コンサルを目指す方は、「外資系コンサルはどんな会社?仕事内容や求められる人物像などを紹介」の記事も参考にしてみてください。
粘り強さ
コンサルタントは、やりがいや収入面での魅力がある反面、ハードな職業でもあります。「粘り強さ」を兼ね備えている人は、コンサルタントの選考で有利に働く場合もあるでしょう。
コンサルタントは単純労働ではなく、高度な専門知識や経験、アイデア、情報といった「人間の頭脳」が中心的な役割を果たす仕事です。クライアントに納得する質の高い提案をするには、情報収集やプレゼン資料の練り込みが必要となり、業務超過になることも考えられます。
また、成果ありきの仕事であるという性質上、プレッシャーを感じる場面も多いでしょう。コンサルには、精神的・肉体的にハードな環境でも仕事をこなせるタフさが必要なのです。
業界で求められるスキルを把握するためには、業界研究が欠かせません。「業界・企業・職種の研究はなぜ重要?就活を効率的に進めるための基礎知識」の記事では、業界研究の方法を紹介しているので、ぜひ参考にしてみてください。
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コンサル業界の志望動機が思いつかない場合の対処法

「コンサル業界の内定が欲しいけど、志望動機が思いつかない…」と悩んでいる方もいるでしょう。志望動機が思いつかないのは、業界への理解不足だけではなく、自分との接点が見えていないだけとも考えられます。
ここでは、コンサル業界の志望動機が思いつかない場合の対処法を紹介するので、ぜひ参考にしてみてください。
「過去の課題解決体験」を棚卸しする
志望動機が思いつかない場合は、過去に課題を解決した体験を棚卸ししてみましょう。
たとえば、サークルやアルバイト、ゼミなどで「これっておかしくない?」「もっとこうすれば良くなるのに」と感じ、実際に行動したエピソードを書き出します。そのとき、「なぜ放っておけなかったのか」「改善したあとにどんな喜びを感じたか」という感情の動きを明確にしましょう。
具体的には、「課題を改善したあと、アルバイト先の同僚から『業務がスムーズに進むようになった』と喜んでもらえ、達成感を得られた」といった、心が動いた部分が志望動機の核となります。
上記のように、過去の体験を洗い出すには、自己分析が欠かせません。自己分析のやり方を詳しく知りたい方は、「自己分析とは?就活におすすめの簡単なやり方9選や目的・活用例を解説」の記事を参考にしてみてください。
企業の支援実績を見て興味が沸く内容を探す
志望動機を考える際には、企業の実績を見て興味が沸く内容を探してみるのも一つの手です。
企業のWebサイトの「実績」「プロジェクト紹介」などのページを見て、自分が「この事業に関わってみたい」と感じるプロジェクトを見つけましょう。そして、なぜそのプロジェクトに惹かれたのかを深掘りします。
たとえば、「老舗製造メーカーの在庫管理システムを刷新し、作業時間を30%削減」という実績を見て、現場の負担をデジタルで直接解決している点に惹かれたとします。
自分との接点を深掘りした結果、「飲食店でのアルバイト中、アナログな発注作業でミスが起きるのを目の当たりにし、もどかしさを感じた経験があります。貴社の事例のように、最新のテクノロジーを駆使して現場の働く人々を笑顔にしたいと感じました」といった志望動機が作成できるでしょう。
自分の原体験を探り、企業の実績と似たような課題を感じた経験がないかを考えるのがおすすめです。
企業の情報を集める方法が知りたい方は、「企業研究とは?目的や手順を解説!ポイントを押さえて就職成功を目指そう!」の記事をご覧ください。
OB・OG訪問で実際の仕事内容について聞く
OB・OGを行い、実際の仕事内容について情報収集するのも、コンサルの志望動機が思いつかない場合に有効です。
企業のWebサイトの情報だけでは「毎日どのような業務をしているか」が分かりにくいもの。実際に働く先輩のリアルな声を聞くことで、コンサルの仕事に対しての解像度が上がり、具体的に働きたい理由が見えてくるでしょう。
たとえば、企業サイトの「DXを推進し、企業の生産性を向上させる」という文言だけでは、自分がどう貢献したいかを伝えるのは難しいといえます。しかし、OB・OG訪問で以下のようなエピソードを聞けたら、より具体性が高まるでしょう。
「導入当初、現場の職人さんはIT化に反対していた。でも、毎日現場に通って一緒に汗を流し、不便さを理解しようと努めるうちに、『使ってみよう』と心を開いてくれた。その瞬間の喜びが、今の原動力です」
上記のような、「人の心を動かした瞬間」を知ることで、志望動機は以下のように改善できます。
Before:「DXで企業の生産性を高め、社会に貢献したい」
After:「システムをただ導入するだけはでなく、現場の人々に寄り添い、信頼関係を築きながら変革を推進する貴社のスタイルに深く共感した」
誰にでも言える内容から、自分ならではの志望動機を作成できるでしょう。
「OB・OG訪問とは?意味からメリット・流れ・質問例まで就活生向けに解説」の記事では、OB・OG訪問の流れについて解説しているので、ぜひチェックしてみてください。
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コンサルの志望動機の書き方3ステップ

ここでは、コンサルの志望動機の書き方を、3つのステップに沿って紹介します。
コンサルティングファームの選考では、論理的に文章を組み立て、説得力を持たせる志望動機を作成することも大切です。これから紹介するコンサルの志望動機の書き方を参考に、自分なりの志望動機を作成しましょう。
1.なぜコンサルなのか理由を述べる
コンサル企業の志望動機では、結論を先に伝えられるような書き方を意識しましょう。ただ漠然と「コンサルになりたい」というだけでなく、「コンサルという仕事に魅力を感じている理由」を明確に伝えることが大切です。
さらに、実際のエピソードを交えて志望理由を伝えられると、より説得力が増します。コンサルに興味を持つようになった理由を、掘り下げて考えるのがおすすめです。
2.企業を選んだ理由を伝える
コンサルタントを目指す理由を伝えたら、「その企業でなければならない理由」も加えましょう。「待遇が良いから」「コンサルの仕事がしたいから」など、どの企業でも当てはまるような理由では採用者の印象に残りません。
選ばれるエントリーシートにするには、企業分析を入念に行い、その企業ならではの魅力を組み込むことが重要です。
3.将来のビジョンを伝える
コンサルの志望動機では、「入社後にどのように活躍したいのか」「将来どのようになりたいか」などのビジョンを伝えると効果的です。入社後の業務内容と、自分の強みを結びつけて説明すると良いでしょう。
将来のビジョンを明らかにするには、キャリアプランを考えるのがおすすめです。3年後や5年後、10年後などの中長期で将来の自分はどうなっていたいかを考えてみましょう。
「『5年後の自分』の回答例文16選!質問の意図や考え方のポイントも紹介」の記事では、キャリアプランの考え方を解説しているので、ぜひ参考にしてみてください。
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面接でも使える!コンサルの志望動機の分類別例文
ここでは、コンサルの志望動機の例文をご紹介します。先述したコンサルティング業務のうち、志望する種類の例文を参照し、志望動機の書き方をマスターするためにお役立てください。
戦略系コンサルティングの例文
私は、コンサルティング業を通して日本の企業全体が成長し続ける世の中にしたいと考え、貴社を志望します。日本企業の成長を推進し、会社という組織から社会へ貢献できるのが戦略コンサルタントの仕事の魅力だと考えております。
プレッシャーや挫折も経験すると思いますが、持ち前のコミュニケーション能力と粘り強さで乗り越えていきたいと考えています。貴社の理念である「○○」を心に刻み、貴社の実績を上げ、クライアントの成長につながるような働き方を目指します。
ITコンサルティングの例文
私は、IT系コンサルタントとして企業のDX化を進め、豊かな生活を実現させたく志望しました。貴社の企業説明会では、IT技術を取り入れるにはハードルが高いと感じている企業が多く、働く人の負担が減りにくい現状があると伺いました。
そこで、多くの企業に貴社のサービスを認知してもらい、DX化を推進していくアプローチをしてみたいと感じました。
私は、学生時代に趣味で作っていたカレンダーアプリを使い、一日にすべきことや長期的な目標を管理していました。自分に必要なツールを考え、デジタルで管理することで、目標達成に近づきながら生活ができています。
貴社でITコンサルタントとして働く際もアプリ制作の経験を活かし、企業に必要なITのツールを見極め、働く方々の力になりたいと考えています。
会計・総合系コンサルティングの例文
私は、会計・総合系コンサルタントとして職人の力になりたいと思い、貴社を志望しました。会社説明会やインターンでは、貴社のクライアントであるものづくりの会社の課題に直面し、日本の高い技術力が損なわれてしまう現状を体感しました。
大学で専攻していた経営学の知見とコミュニケーション力を活かし、良質な製品を作る中小企業の課題を解決していきます。貴社の理念である「○○」を大切にし、ものづくり会社の課題解決を目指すとともに、日本のものづくり産業の向上に貢献します。
組織・人事系コンサルティングの例文
私は、グローバルな視点から企業改革を行う貴社で、日本産業の向上に貢献したく志望しました。多くの企業における組織のレジリエンスを高め、従業員のモチベーションを刺激することで、日本の産業を活気づけられると感じます。
アメリカを本社とする貴社の知見やノウハウを日本の企業にも知ってもらい、クライアントの利益とともに貴社の利益に繋げます。チームワークを大切にする貴社の経営方針に則り、部活動の経験で培ったリーダーシップを活かして貴社に貢献します。
シンクタンク系コンサルティングの例文
私は、経済の知見を活かして調査や研究を行う第一人者になりたいと感じ、貴社を志望しました。大学では経済学部で社会政策を専攻しておりました。専門的な知見はもちろん、部活動で培ったリーダーシップを活かして課題を解決する手伝いができると考えます。
政府や宮内庁からの信頼も厚い貴社は、企業のサポートにも注力していると伺いました。リサーチ力を向上させ、調査・分析はもちろん、経営陣とともに1企業を成長させていけるように尽力します。
中小企業向けコンサルティングの例文
私は、日本経済を支える中堅・中小企業の成長を直接支援したいと考え、貴社を志望します。
大学時代に実家の飲食店が経営難に陥った際、一人のコンサルタントの方が父の悩みに寄り添い、ともにメニュー開発や集客改善に奔走してくださったことで、店が活気を取り戻した経験があります。その際、戦略の正しさだけでなく、経営者と信頼関係を築き、現場を動かす情熱の重要性を痛感しました。
入社後には、私の強みである「傾聴力」と「主体性」を活かし、社長とともに企業に寄り添って課題を解決できるコンサルタントを目指します。
志望動機の例文をさらに知りたい方は、「就活の志望動機例文24選!準備や印象に残るアピールのコツなども解説」の記事をご覧ください。
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コンサルの志望動機でふさわしくない内容とNG例文
志望動機は「自分が得られるメリット」ではなく、「自分が企業やクライアントにどう貢献できるか」という視点が不可欠です。したがって、以下のような内容は、プロフェッショナルとしての自覚が足りないと判断される可能性が高いため注意しましょう。
年収や給与形態
コンサルの給料は高い傾向にありますが、志望動機に入れ込む内容としてはふさわしくありません。給料が高いぶん適切な能力を持った人材を求めているため、選考で「給与の高さ」が目的で志望している人を積極的に雇用することはないでしょう。
また、ほかの企業でもインセンティブが充実していたり、年収が高かったりするところはあるため、「その企業に入りたい」という意思を伝える志望動機としては不適切です。。
志望動機で「給料」が評価されにくい理由は、「志望動機で給料に触れるのはNG?伝え方のコツや例文を解説」でも詳しく解説しています。
NG例文
「コンサル業界は他業界に比べて平均年収が非常に高く、若いうちから高収入を得られる環境に惹かれました。高い給与をモチベーションに、人一倍努力して成果を出したいと考えています」
オフィスの立地
コンサル企業の志望動機として、オフィスの立地を挙げることは避けましょう。
コンサルティングサービスを展開する企業は、立地の良い場所にオフィスを構えているケースが多い傾向にあります。しかし、オフィスの立地に関する内容は「立地が良い場所で働きたいだけ?」と懸念され、入社の熱意が伝わりにくいでしょう。
志望動機では、企業の理念や業務内容への共感を示すことが大切です。
NG例文
「○○にあるスタイリッシュなオフィスで、最先端のビジネスに携われる環境に魅力を感じました。利便性の高い立地で、刺激を受けながら自分を磨いていきたいです」
将来は独立して企業を視野に入れている
コンサルティングファームへの志望動機として、「セカンドキャリアを見据えた就職」が伝わるような内容は避けたほうが無難です。
コンサルティングファームを志望する人のなかには、起業を目指している就活生もいるでしょう。しかし、企業側は独立前提で退職が決まっている就活生よりも、企業理念に共感して働き続けてくれる人の雇用を優先したいと考えるケースが多いと考えられます。
コンサルティングファームでの選考では、セカンドキャリアを自分の目標に掲げるよりも、志望企業に貢献できることを伝えるのがおすすめです。
NG例文
「将来は起業したいと考えており、そのための修行期間として、最短でスキルが身につくコンサル業界を志望しました。3年で必要な経営スキルをすべて吸収したいと考えています」
かっこいい・憧れているようなイメージ
コンサルは、かっこよくて人々に憧れられているようなイメージを持つ就活生も多いでしょう。しかし、志望動機ではそういったイメージに触れないのがベターです。
コンサルは地道に解決策を模索し続ける業務が多く、憧れだけでこなせる仕事とはいえません。また、「コンサルティングについてきちんと調べていないのでは?」といった印象を与える場合もあります。
キラキラとしたイメージや憧れを持っていると、実際に働いたときのギャップを感じる場合も。コンサル業を目指す際は、実際に働いている人の声や業務内容をしっかりと調べ、自分の思い描くイメージとの乖離がないか確かめましょう。
NG例文
「ドラマで見たコンサルタントが、鮮やかに企業の難題を解決する姿に憧れを抱きました。私もスマートに戦略を提案し、企業のピンチを救えるようなかっこいい人材になりたいです」
ほかにも、志望動機のNG例文を知りたい場合は、「志望動機は就活成功のカギ!例文集と面接や履歴書での伝え方を紹介」の記事をチェックしてみてください。
かんたん1分!無料登録受かる志望動機を作る
コンサル業界の志望動機を作成したいあなたへ
コンサルの志望動機では、その企業や職種を選んだ理由を原体験を交えて伝えたうえで、将来のビジョンを伝える書き方を意識することが大切です。給与や待遇などについては触れず、コンサルや志望企業の特徴から魅力を感じた部分を志望理由として伝えましょう。
一方で、「競争率の高いコンサルティングファームで好印象を残せるか心配…」と悩む就活生も多いようです。コンサルの仕事内容を理解し、自分の経験や強みと一致させることがコンサルの志望動機のコツですが、自己流では難しいと感じるかもしれません。
そのようなときは、就職エージェントを利用し、志望先企業に効果的な志望動機の作成をサポートしてもらうのがおすすめです。
キャリアチケット就職エージェントでは、就活のプロが志望動機作成の支援を行います。また、志望動機の添削や模擬面接など、マンツーマンで就活のサポートを行っているので、「就活を一人で進めるのが不安…」という方も自信をもって選考に臨めるのがメリットです。
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本記事の監修者
淺田真奈(あさだまな)
大学時代は接客のアルバイトを3つかけもちし、接客コンテストで全店1位になった経験をもつ。新卒では地方創生系の会社に入社をし、スイーツ専門店の立ち上げからマネジメントを経験。その後、レバレジーズへ中途入社。現在はキャリアチケットのアドバイザーとして、学生のキャリア支援で学生満足度年間1位と事業部のベストセールスを受賞し、リーダーとしてメンバーのマネジメントを行っている。