Web-CABとは？合格に向けた対策や正答率アップにつながるコツを解説

「Web-CABってどんなテスト？」「どのような対策をすべき？」と悩む就活生も多いでしょう。「Web-CABは、主にIT・Web業界で利用される適性検査です。出題形式がSPIやGABなどの一般的な適性検査と異なるため、徹底した対策が必要となります。

この記事では、Web-CABで出題される検査の内容を解説。また、合格に向けた対策や正答率を上げるコツも紹介しているので、ぜひ参考にしてみてください。

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Web-CABとは？テストの概要を解説

就活で実施される「Web-CAB（ウェブキャブ）」とは、どんなテストか気になる方もいるでしょう。Web-CABとは、「CAB（キャブ）」をWeb形式で受検する適性検査でコンピューター職の適性を測るために開発された適性検査です。

ほかにも、就活では、「GAB（ギャブ）」「SPI（エスピーアイ）」「玉手箱」などさまざまな適性検査が実施されます。ここでは、CABの定義やテスト形式、よく採用される業界を解説します。また、ほかの適性検査との違いも紹介するので、これから就活に臨む方はチェックしてみてください。

CABの定義

CABとは、「Computer Aptitude Battery（コンピューター適性検査）」の略です。CABは、ITエンジニアやシステムコンサルタントといったコンピューター関連の職種に就く人材の適性を測るために特化して開発されました。

CABでは、以下の4つの基礎能力が主に測定されます。

・暗算： 複雑な計算を迅速かつ正確に行う能力
・法則性： 数字や図形などの法則を見抜く論理的思考力
・命令表： プログラムの処理手順を理解する能力
・暗号： 文字や記号の対応関係を把握する能力

これらの能力は、システムの設計やプログラミング、データの分析といった、コンピューター職の業務を遂行するうえで不可欠な要素となります。IT業界への就職を目指すのであれば、CABで高い評価を得ることが内定への重要な一歩となるでしょう。

テスト形式

CABはペーパーテストで受検しますが、Web-CABはWeb上で実施されるためテストセンターや試験会場に行く必要がなく、自宅や大学のパソコンから受検できます。

また、Web-CABは科目ごとに受験できるのが特徴です。自分の集中力に合わせて、休憩を挟みながら1日ですべての科目を受検したり、複数日に分けて1日目に「暗算」と「法則性」を受検し、2日目に「命令表」、3日目に「暗号」を受けるといったように自分のペースで進められます。

試験時間は、能力検査と性格検査を合わせて約90分間が目安です。科目ごとに制限時間が設定されており、たとえば暗算は約10分、法則性は約15分といった具合で、非常に短時間での処理が求められます。

CAB（ペーパー形式）では問題全体を見て時間配分を決めたり、解けそうな問題から取り組んだりできますが、Web-CABは一度解答を進めると前の問題に戻れません。そのため、難しい問題に時間をかけすぎて次の問題に取り組めなくなる事態を避けるため、時間配分に特に注意が必要です。

Web-CABの対策をする際は、本番でスムーズに解答を進め、時間内に問題を解ききる練習をしておくのが望ましいでしょう。

頻出業界

Web-CAB（ウェブキャブ）が主に採用されているのは、システムエンジニア（SE）やプログラマーなどのIT・システム系の職種が多い業界です。Web-CABは、SE適性を測るために開発された適性検査「CAB」をWeb化したものであり、論理的思考力や暗号解読などの問題を通じて、システムやIT開発に必要な基礎能力を客観的に判断する目的で導入されます。

特に、新卒の採用選考では、以下の業界の技術職や開発職で導入されているケースが目立ちます。

・IT／ソフトウェア業界
・Webサービス／インターネット業界
・情報処理／通信業界

これらの業界の技術職は、職務遂行に高い論理的思考力や数理的な処理能力が求められます。そのため、応募者が単に学歴や面接での印象が良いだけでなく、職務に必要な基礎能力をもっているかを客観的に判断したいと考える企業が多いようです。

志望する職種がIT・システム系である就活生は、Web-CAB対策を優先して行うのが望ましいでしょう。

GABとの違い

検査項目	Web-CAB	GAB
目的職種	・エンジニアやプログラマーなどのIT系 ・コンサルティングファーム	・総合職 ・営業職 ・金融など
言語分野	なし（性格検査を除く）	言語理解や英文読解がある
計数分野	・四則逆算 ・法則性 ・命令表 ・暗号	図表の読み取りが中心

Web-CABとGABの主な違いは、「導入企業」「評価能力」「出題科目」です。Web-CABは、主に理系・IT系企業で利用され、情報処理能力や論理的思考力を測ることに特化しています。
出題科目は、「暗算」「法則性」「命令表」「暗号」などの非言語（数学的）問題のみであり、言語問題は出題されません。

一方、GABは専門商社、証券会社、総合研究所といった企業・団体で、総合職の選考に導入されており、「言語理解」「計数理解」「性格検査」の3科目で構成されています。Web-CABと比べて幅広い総合的なビジネス能力を評価しているのが特徴です。

計数理解では、Web-CABのようなパズル的な問題ではなく、図表の読み取りや資料解釈を中心とした、より実務的な問題が出題される点に最大の違いがあります。

GABについては、「GABテストとは？出題形式・検査項目と効率的な対策を解説」も参考にしてください。

SPIとの違い

検査項目	Web-CAB	SPI
主な目的	IT系職種・コンサルティング職の適性 （論理性・処理速度重視）	幅広い職種の基礎能力と性格 （基礎学力・応用力重視）
能力検査の分野	・四則逆算 ・法則性 ・命令表 ・暗号	・言語（語彙や長文読解など） ・非言語（推論や確率、割合など）
問題の傾向	・パズル的で論理性が極めて高い ・処理速度を重視	・基礎学力の応用 ・理解力を重視

就活で用いられる適性検査のうち、Web-CABとSPIは、測定対象とする能力特性と問題傾向に違いがあります。Web-CABは、プログラミングやシステム設計に必要な論理的思考力やパターン認識能力を直接的に測るため、暗号や命令表といったIT系の職務遂行能力に直結する専門性の高い問題が出題される傾向があるでしょう。

SPIは職種を問わず幅広い企業で採用され、基礎的な学力を広く測るテストです。非言語問題では推論や確率など、中学レベルの基礎知識を応用した問題が問われるため、基礎知識の定着と問題の解法パターンの習得が重要になります。

就活で実施される適性検査の特徴は、「就活の適性検査とは？検査の種類や特徴、受ける際のポイントをご紹介！」の記事でも解説しているので、あわせてチェックしてみてください。

玉手箱との違い

検査項目	Web-CAB	玉手箱
主な目的	IT系職種・コンサルティング職の適性 （論理性・処理速度重視）	幅広い職種の基礎能力と性格 （処理速度・正確性重視）
能力検査の分野	・四則逆算 ・法則性 ・命令表 ・暗号	・GAB形式（論理的読解） ・趣旨判定 ・趣旨把握 ・計数（数的処理） ・図表の読み取り ・四則逆算 ・表の空欄の推測
問題の傾向	・パズル的で論理性が極めて高い ・処理速度を重視	・実務に即した資料解釈が中心 ・出題形式ごとに時間が短く、処理速度が非常に重視される

Web-CABと玉手箱は、どちらもWebテスト形式の適性検査ですが、出題科目と問題の傾向に違いがあります。Web-CABは、主にIT系職種やコンサルティング職の適性を測るためのテストであり、「暗算」「法則性」「命令表」「暗号」といった非言語（数学的）のパズル的な問題のみが出題されます。したがって、受験者には情報処理能力と極めて高い論理性・処理速度が求められます。

一方、玉手箱は、幅広い業種・職種の選考で採用され、言語能力と計数能力を総合的に評価します。計数分野ではWeb-CABのようなパズル問題ではなく、「図表の読み取り」や「四則逆算」といった資料解釈を中心とした実務的な問題が出題されます。

また、言語分野では長文読解などが問われます。玉手箱は問題数が多い形式が多く、全体として高い処理速度と正確性が求められる傾向があります。

玉手箱の概要は、「玉手箱とは？SPIとの違いや就活の適性検査攻略のコツを解説」の記事をチェックしてみてください。

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Web-CABで出題される問題や検査の特徴

Web-CABでは、「四則逆算」「法則性」「命令表」「暗号」「性格検査」が出題される傾向があります。それぞれの問題の特徴を解説するので、参考にしてみてください。

1.四則逆算

四則逆算は、Web-CABにおける計算能力を測る科目です。与えられた数式の一部が空欄になっており、その空欄に当てはまる数字を短時間で正確に計算する速さと正確性が求められます。

この科目が必要とされるのは、SEやプログラマーなどIT関連職種において、プログラムの論理構造を理解したり、大量のデータを処理したりする際に、論理的思考力とともに数値処理能力が不可欠だからです。
また、データ分析やコンサルティングなど、計数的な論理思考を重視する職種でも活用されているでしょう。

問題形式は非常にシンプルですが、制限時間が9分で50問という非常にタイトな設定となっています。一問あたりにかけられる時間が極端に少ないため、すべてを解き終えるのは困難です。
瞬時に解答パターンを判断し、正確に答えを導き出す練習が対策のカギとなるでしょう。

2.法則性

法則性とは、Web-CABやGABで出題される非言語能力検査の科目の一つです。複数並んでいる図形の法則を読み取り、当てはまる図形を選びます。出題されるパターンは、以下のとおりです。

・回転：図形が一定の角度で回転する
・移動：図形がマス内で内を規則的に移動する
・交互移動：図形が上下／左右／斜めなど複数の動きを組み合わせて移動する
・増減：図形を構成する線／点／個数が増減する

基本的なパターンは決まっているため、問題を見た瞬間にどのパターンに当てはまるかを見極めるのがポイントです。

制限時間は12分で30問が出題されます。法則性を見つけるためのパターンはさまざまなので、多くの問題を解き、問題に慣れておきましょう。

3.命令表

命令表とは、複数の「命令」を正確に処理し、最終的に完成する表の形を導き出す思考力問題です。与えられたすべての指示に従った結果として、どのような表が完成するかを回答するため、単なる知識（学力）ではなく、論理的な思考力と集中力が試されます。

命令表は15分内に36問を解く必要があり、一問あたりにかけられる時間は短いです。「図形の移動」「命令の取り消し」「条件分岐」といった複雑なルールを扱うため、スピードだけでなく極めて高い正確さが特に求められます。

焦りが誤読やミスにつながりやすいため、時間内に一つひとつの命令を確実に処理できるよう練習を重ねましょう。

4.暗号

暗号とは、特定のルールに基づいて変換された記号や図形（暗号）を解読する非言語分野の推論問題やパズル形式の問題です。本来、情報を第三者に読み取れないように変換する技術を指します。

たとえば、次のような変化が手がかりとして与えられるので確認してみてください。

・図形が左右反転したり、特定の角度で回転したりする
・図形の色が反転する
・図形の大きさが拡大／縮小する
・図形や文字の数が変化する
・文字の並びが逆になったり、順序が変わったりする
・図形に対応する数字が増減する
・三角や四角が丸になる

暗号の問題を解く際は、元の図形がどのように変化したか、対応する記号がどのような規則で置き換えられたかを、箇条書きでメモしながらルールを特定していきましょう。

5.性格検査

性格検査とは、回答者の判断基準や行動基準を明らかにする検査です。企業に合う考え方をしているか、入社後の配属先はどこがいいかなどを検討するために使用されます。

性格検査に回答する際は、正直に回答することが大切です。自分をよく見せようと意図的に嘘をつくと、回答に矛盾が発生し、かえって企業からの評価を下げてしまう可能性があります。深く考えすぎず、直感に従って素早く回答するよう心がけましょう。

Webテストを受けるときの対策法は、「就活のWebテストとは？受検形式や出題科目、効果的な対策法を解説」の記事でも解説しているのでチェックしてみてください。

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Web-CABの対策を進めたほうが良いケース

Web-CABの対策を進めたほうが良いのは、幅広い企業にエントリーするケースとIT企業を志望するケースです。Web-CABはすべての学生が受ける試験ではないため、対策を行う前に自分にあてはまるか確認してください。

幅広い業界にエントリーする場合

幅広い業界にエントリーする場合、Web-CABの対策を進めておきましょう。Web-CABは、特に、IT・情報処理系、システムインテグレーター（SIer）、メーカーの技術職など、システム開発やコンサルティングに関わる企業で採用される傾向にあります。
エントリーしてから困らないように、対策を行ってください。

IT企業を志望する場合

IT企業の多くが、採用試験にWeb-CABを取り入れています。また、IT企業ではなくても、システムエンジニアやプログラマーの求人に応募する場合、Web-CABが必要になる傾向があるでしょう。
選考通過に向けて、早めに過去問や問題集を使った対策をするのがおすすめです。

IT企業を志望する場合は、「IT企業で就活する際のポイントは？業界事情や実施すべき行動を解説」も参考にしてください。

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Web-CAB対策を始めるタイミング

Web-CABの対策を始めるのにおすすめのタイミングは、エントリーシートの提出が本格化する1～2ヶ月前の、大学3年生の秋（9月頃）。ただし、外資系企業や一部のIT企業の早期選考を検討している場合は、3年生の夏頃から対策を開始するのがおすすめ。

内閣府の「学生の就職・採用活動開始時期等に関する調査」をもとに、最初にエントリーシートを提出する人が多い時期をみてみましょう。

内閣府「学生の就職・採用活動開始時期等に関する調査 （2） エントリーシートの提出状況（p.62）」

最初にエントリーシートを提出した人が多い時期は、大学3年生の9月以前です。そのため、早期選考を検討していない場合でも、大学3年生の秋（9月頃）までにはWeb-CAB対策に着手し始める必要があります。早期に対策を開始することで、余裕をもって対策したうえで本番に臨めるでしょう。

就活全体のスケジュールを確認し、計画的に対策をすることで内定獲得の可能性を高められます。就活のスケジュールは、「就活のやり方と流れを解説！準備から内定までのポイントと相談先も紹介」の記事をチェックしてみてください。

参照元
内閣府
学生の就職・採用活動開始時期等に関する調査

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Web-CAB合格に向けた6つの対策方法

Web-CABでの合格を勝ち取るためには、やみくもに問題を解くのではなく、戦略的に対策を進めることが大切です。特に、Web-CABは制限時間が非常に短いため、効率的な解き方と時間感覚を身につけることが重要になります。

ここでは、新卒の就活生がWeb-CABを突破するために取り組むべき、6つの具体的な対策方法を紹介します。

1.出題の傾向を把握する

Web-CABの対策をする際は、出題の傾向を把握しておきましょう。Web-CABには、「暗号」や「命令表」など、SPIをはじめとするほかの適性検査にはない特有の問題形式が出題されます。これらの問題は、独自の解法パターンを知らないと解答が困難です。

解法パターンを身につけて慣れておくことで、本番でスムーズに解答を進められ、解答速度を向上できるでしょう。

2.時間配分を意識して練習する

時間配分を意識して、時間切れを起こさないように練習しましょう。Web-CABは1問あたりにかけられる時間が短く、10～30秒程度しかありません。

そのため、1つの問題に時間をかけすぎると時間切れとなり、解けるはずの最後の問題までたどり着かなくなってしまいます。練習の段階から本番同様の制限時間を意識して、適切なペース配分を身につけましょう。

3.自分の苦手分野に力を入れる

自分の苦手分野に力を入れるのも、Web-CAB合格に向けた重要な対策の一つです。得意分野を伸ばすよりも、苦手分野をなくしたほうが全体の点数を効率的に引き上げやすくなります。

まずは問題集を解いて、自分の苦手分野を知るところから始めましょう。苦手分野がわかったら、解法のパターンを理解し直すことに重点を置くのがおすすめです。たとえば、暗号が苦手な場合は、どのようなルールで暗号が成立しているのかを、問題集の解説を熟読して理解を深めましょう。

4.最新の問題集を使用する

問題集は最新のものを使用しましょう。古い問題集の場合、最新の出題傾向に対応できていない可能性があるためです。最新版の問題集は、書店やオンラインストアで購入できるため、探して準備してください。

5.本番を想定した練習問題を繰り返し解く

Web-CABで高得点を取るためには、本番の環境を想定した練習問題を繰り返し解くことがおすすめです。問題を解く際は本番と同じ時間配分を身につけるため、科目ごとにタイマーをセットし、実際の試験と同じ時間制限を設けて取り組みましょう。

反復練習をすることで問題形式への慣れが生まれ、本番での過度な緊張によるミスを減らすメリットがあります。さらに、同じ問題や似た問題の解法が定着し、反射的に解けるようになることで、回答スピードが向上して時間切れを回避できるでしょう。

6.模擬試験で時間配分の感覚を掴む

模擬試験で時間配分の感覚を掴むことで、Web-CABの合格率が上がるでしょう。練習問題で個別の科目は解けても、すべての科目を連続で解くと、途中で集中力が途切れたり、得意な科目と苦手な科目の間でペース配分が乱れたりすることがあります。

模擬試験を受けるメリットは、「どの科目で時間を使いすぎているのか」、「どの科目を後回しにすべきか」といった戦略的な判断力を養えることです。本番と同じ形式の模擬試験を最低でも2〜3回は実施し、ご自身の解答ペースや集中力の持続時間を客観的に把握しましょう。

Webテストの対策方法は、「Webテストの種類20選！特徴や効果的な対策方法を解説」の記事も参考にしてみてください。

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Web-CABの正答率を上げるコツ

Web-CABは、制限時間に対する問題数の多さから、高得点を狙うのが難しい適性検査です。しかし、適切な対策をすることで正答率と合格ラインの突破率を上げられます。

ここでは、Web-CABの正答率を上げるコツを解説するので、チェックしてみてください。

素早く解答する

Web-CABの正答率を上げるには、素早く解答することを意識しましょう。Web-CABは、制限時間に対して問題数が多く設定されており、受検者の大多数が全問を解き切るのが困難な設計になっています。そのため、1問ごとに立ち止まって深く考え込む時間はありません。

素早く解答するためには、練習問題で出題パターンに慣れておくことが大切です。パターンを把握できていれば、問題を見た瞬間に「この解法を使う」と判断でき、解くスピードが格段に向上するでしょう。

1問にかける時間を決める

正答率を向上させるために、1問にかける時間を厳密に決めておくのがおすすめです。問題を見た瞬間に、設定した制限時間を超えそうだと判断したら、すぐにその問題を諦め、次の問題に進められます。

練習時から問題の分野やタイプに応じて「もし20秒考えて解法が見えなければ、その問題は捨て問とする」というルールを設定してみましょう。解ける問題を確実に解答することが、全体の点数アップにつながります。

全問解答よりも合格点を意識する

Web-CABでは全問解答を目指すのではなく、合格ラインの点数を確実に取ることを意識しましょう。合格ラインは、全体の約6〜7割程度が一般的ですが、企業によって基準は異なります。

満点を狙う必要は一切なく、企業ごとに設定されている合格ラインをクリアすることに焦点を絞りましょう。合格点を意識して対策することで、戦略的な取捨選択につながります。

たとえば、命令表や暗号といった時間がかかる科目の後半の問題は難易度が高くなりがちです。前半の簡単な問題を素早く正確に解き、後半の難しい問題は思い切って諦めるという判断ができれば、時間内に合格点を確保しやすくなるでしょう。

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Web-CABへの対策を万全にしたい方へ

「Web-CABを受けたことがないから不安」「Webテストの対策方法がわからない」と悩んでいるなら、就職エージェントを活用してみましょう。

キャリアチケット就職エージェントでは、Web-CABをはじめとするWebテスト対策のサポートを行っています。就活のプロがテスト対策をサポートするので、自信をもってWebテストに臨めるでしょう。

また、応募書類の添削や面接対策も実施しているので、就活に不安がある方は、ぜひ相談してみてください。

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Web-CABに関するよくある質問

ここでは、Web-CABに関するよくある質問に回答します。

Q.Web-CABの合格ラインはどのくらい？

A.Web-CABの合格ラインは、5～6割程度とされています。しかし、企業によって基準は異なるため、確認しておくと安心です。満点は狙おうとせず、解ける問題を確実に解くようにしましょう。問題を繰り返しとき、出題パターンに慣れておくのが大切です。

Q.Web-CABにはどんな問題がある？

A.Web-CABでは、次の5つの科目が出題されます。

・四則逆算
・法則性
・命令表
・暗号
・性格検査

Web-CABの場合、図形や計算など、数学的な問題が出題される点が特徴です。SPIや玉手箱と異なる問題形式もあるため、Web-CAB専用の対策も行いましょう。

性格検査については、個人の考えや行動基準を検査する問題が出題されます。性格検査が原因で落ちることは少ないため、安心してください。性格検査については、「性格検査で落ちることはある？対策のコツとは」で詳しく解説しています。

Q.Web-CABが難しすぎる場合の対策方法は？

A.Web-CABが難しすぎて点数がとれない場合は、次のような対策を試してください。

・出題傾向を把握する
・時間配分を意識する
・苦手分野に力を入れる
・最新の問題集を使用する

もし、自分の力だけで問題を解くのが難しい場合は、就職エージェントへの相談もおすすめです。問題に対する適切なアドバイスをもらうことで、合格を目指しやすくなるでしょう。

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