このページのまとめ
- Web面接とは、オンラインで実施するビデオ通話形式の面接のこと
- Web面接では、ネット環境を整えてビデオツールの動作確認をするなど事前準備が大切
- Web面接では、いつも以上にハキハキとゆっくり話すのがポイント
Web面接を控えて「準備を万全にしたい」と考えている就活生も多いのではないでしょうか。最近では、さまざまなメリットからWeb面接を実施する企業が増えています。
Web面接では、通常の面接対策に加えて、ポイントを押さえた事前準備が必要です。
この記事では、Web面接に必要な準備からよくある失敗事例まで解説します。Web面接を成功させて内定を勝ち取るために、ぜひ参考にしてください。
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- Web面接とは?
- Web面接をする企業側のメリット
- Web面接をする学生側のメリット
- Web面接で準備が必要なアイテム5選
- 1.デバイス(パソコンやタブレットなど)
- 2.イヤホンマイク
- 3.Webカメラ
- 4.インターネット環境とビデオ通話ツール
- 5.リングライト
- Web面接の前に準備しておきたい7つのこと
- 1.Web面接用ビデオツールの動作を確認する
- 2.Web面接に適した環境を準備する
- 3.Web面接にふさわしいアカウントを準備する
- 4.履歴書など関連書類や資料を準備する
- 5.スマホが鳴らないように設定する
- 6.トラブル時の連絡先を確認する
- 7.10分前には準備してログインする
- Web面接中に気をつけたい4つのポイント
- 1.いつもよりハキハキと話す
- 2.画面越しだからと準備を怠らない
- 3.Webカメラの位置に気をつける
- 4.笑顔と適度なリアクションを意識する
- Web面接でよくある失敗5選
- 1.カメラの位置が低すぎる
- 2.趣味丸出しのプロフィール写真を使っている
- 3.話す時に画面を見る
- 4.ネットサーフィンがバレる
- 5.キーボードの音がうるさい
- Web面接の準備が不安なあなたへ
Web面接とは?
Web面接とは、パソコンやスマートフォンを使用し、オンラインで行う面接のことです。一般的に、Webカメラを使ってビデオ通話するスタイルで実施します。
インターネットやビデオ通話ツールの普及に伴い、特に新型コロナウィルスの感染拡大以降は、就活でもWeb面接を実施する企業が増加傾向です。Web面接は、企業側と学生側の双方にとってメリットがあるといわれています。
Web面接をする企業側のメリット
Web面接をする企業側の主なメリットは、以下の通りです。
・海外も含めて遠方の学生と面接ができて採用の選択肢が広がる
・会場を準備するよりコストを抑えられる
・面接のスケジュール管理がしやすい
・必要に応じて面接の様子をビデオ録画できる
このようなメリットから、今後もWeb面接を導入する企業は増えていくと予想されます。Web面接で使用されるビデオ通話ツールは、ZoomやTeamsなど応募先企業によってさまざまです。
Web面接をする学生側のメリット
Web面接は、学生にとって以下のようなメリットが考えられます。
・自分の慣れた環境で面接が受けられる
・会場での面接と比べて緊張感が和らぐ
・会場に行く交通費や宿泊費がかからない
・会場に行く時間がかからない
Web面接では、面接会場に行くより緊張が和らいだ状態で面接に挑めるケースも珍しくありません。初めてのWeb面接は戸惑うこともあるでしょう。しかし、質疑応答の流れは通常の面接と同じです。
普段の面接での入室と退室が、システムへのログインとログオフに置き換わると考えてください。服装や面接中のマナーも通常と変わらないので、身だしなみや髪型、姿勢には注意しましょう。
Web面接の流れについては、「Web面接で必要な準備や聞かれることは?「やり方が分からない」を解消しよう」で詳しく解説しています。
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Web面接で準備が必要なアイテム5選
質問内容などは通常の面接と変わらないものの、当然Web面接ならではの準備も必要です。ここでは、Web面接で必要なアイテムを5つ解説します。
1.デバイス(パソコンやタブレットなど)
Web面接には、パソコンやタブレット、スマートフォンといった、オンラインによるビデオ通話が可能なデバイスが必須です。「パソコンを持っていないからどうしよう」と不安になる学生もいるかもしれませんが、実際には、タブレットやスマートフォンがあれば問題ないケースがほとんどです。
タブレットやスマートフォンを使用する場合は、両手を空けられて、かつデバイスをしっかりと固定させるためのスタンドやホルダーも必要になります。
2.イヤホンマイク
Web面接では、できればイヤホンマイクを使用しましょう。イヤホンマイクとは、イヤホンとマイクが一体化されたアイテムです。Web面接において、イヤホンは必須ではありませんが、使用しないときと比べて、相手の声を聞き取りやすくなります。
マイクはパソコンによって内蔵されていないものもあるので、確認が必要です。内蔵のマイクを使用する場合、環境によってはノイズを拾いやすいので注意してください。Web面接時はイヤホンマイクを使用すると安心です。
3.Webカメラ
Webカメラに関しても、使用するデバイスにカメラ機能がついていればよいですが、そうでない場合は別途準備する必要があります。特に、デスクトップパソコンを使用する場合は、Webカメラが組み込まれていないことが多いため、必要に応じて外付けのWebカメラを準備してください。
4.インターネット環境とビデオ通話ツール
Web面接はインターネットを使ってオンラインで実施するため、必要に応じて機器を購入・設定してインターネット環境を整える必要があります。
Free Wi-Fiスポットは電波が弱く通話が途切れる可能性があるので、自宅で有線LANケーブルを使用するのが確実です。Wi-Fiを使用する時は、できるだけルーターの近くでWeb面接をすると安心でしょう。
Web面接で使用するビデオ通話ツールは企業によって異なるため、指示に従ってアカウントを作成します。ビジネスシーンにふさわしいアカウント名を設定し、ユーザーネームは本名にしましょう。
5.リングライト
Web面接の必須アイテムではありませんが、準備しておくと役立つのがリングライトです。一般的に、Web画面では実際よりも顔色が暗く見える傾向にあります。
Web面接では、通常の面接と比べて視覚から得られる情報が限られます。そのため、場合によっては、リングライトを使うほうがよりよい印象を残せるでしょう。デバイスの側にリングライトを置けば、ライトの効果で健康的な印象を与えられます。
基本の就活アイテムについては、「就活に必要なものってなに?基本アイテムをご紹介」も参考にしてください。
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Web面接の前に準備しておきたい7つのこと
ここでは、Web面接の前に準備すべきことをいくつか解説します。
当日になってやり方がわからない、ということがないように、Web面接の3日前から遅くても前日までには以下の事前準備を済ませておいてください。
1.Web面接用ビデオツールの動作を確認する
Web面接を受けるときは、事前に使用するビデオ通話ツールの動作確認をしておくと安心です。
使用するビデオ通話ツールを立ち上げて、マイクやカメラ、スピーカーが正常に動作し、インターネット接続が安定していることを確認しましょう。Web面接が始まるタイミングでシステムの設定に手間取ると、貴重なWeb面接の時間を無駄にしてしまうので注意してください。
もしパソコンがない場合にはスマホで正常に動作をするか確認しておきましょう。
2.Web面接に適した環境を準備する
Web面接では、自分の顔だけでなくカメラ越しに周囲の様子も映ります。部屋が汚いとマイナスイメージを与えかねないため、整理整頓しておきましょう。
また、部屋が綺麗な場合であっても、画面には余計な物が映らないほうがよいので、白色の壁を背景にできるとベストです。
Web面接において、バーチャル背景を使用できるかは、応募先企業によって異なります。仮に、使用が許可されていても、白色の無地など適切な背景を選んでください。
3.Web面接にふさわしいアカウントを準備する
Web面接で使用するアカウントのプロフィールは、事前に就活の場にふさわしいものであるか確認しておきましょう。
プロフィール情報やユーザーネームなどは、ビデオ通話ツール使用時に表示されるケースも珍しくありません。ユーザーネームを本名にするなど、適切な情報を登録しておくと安心です。
4.履歴書など関連書類や資料を準備する
Web面接を受けるときに手元に置けるよう、提出した履歴書のコピーや関連書類などを準備しておきましょう。
Web面接は、手元にカンペや資料を置いておけるメリットがあります。履歴書に書いた自己PRや志望動機など、面接で必ず質問されるものはすぐに目につくよう手前に置いておくのがおすすめです。
ただし、Web面接中にカメラからあからさまに視線を外し、書いてある言葉を棒読みするのは避けましょう。用意したカンペを読み上げていることに面接官が気づいて、マイナスイメージにつながりかねません。
5.スマホが鳴らないように設定する
Web面接中は、スマートフォンが鳴らないように設定するか、電源を切って準備しましょう。面接中にスマートフォンが鳴ると集中が途切れてしまうだけでなく、面接官に「最低限のマナーが守れない」といった印象を与えてしまいます。
スマートフォンを使用してWeb面接を受ける場合は、使用していないアプリの通知音が鳴ったり、アラームが突然鳴り出したりするケースもあるので、設定をすべてオフにしましょう。
6.トラブル時の連絡先を確認する
トラブル時の連絡先を確認しておくのも、Web面接時に必要な事前準備の一つです。たとえば、「面接時間になってもインターネットがつながらない」「面接の途中で画面が真っ暗になってしまった」など、技術的なトラブルに見舞われるケースも珍しくありません。
トラブルが発生した場合には、できるだけ早く相手に状況を伝える必要があります。万が一の場合でも迅速に対応できるよう、企業の担当者と連絡を取るための緊急連絡先を確認しておきましょう。
7.10分前には準備してログインする
Web面接を受けるときは、開始10分前には準備を済ませて早めにログインしておくと安心です。
ログインが開始ギリギリの場合、面接官から「時間にルーズ」「意欲がない」と思われる可能性があります。時間に余裕を持ってログインすることで、慌てず落ち着いた気持ちでWeb面接を始められるでしょう。
Web面接前の準備については、「Web面接ってどうやるの?就活生が知っておくべきマナーや注意点」も参考にしてください。
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Web面接中に気をつけたい4つのポイント
Web面接の基本マナーの多くは、通常の面接とほぼ同じです。しかし、オンラインならではの気をつけたいポイントもいくつかあります。
Web面接で気をつけるべきポイントを押さえておけば、面接官に好印象を与えられるだけでなく、自信を持ってコミュニケーションを取ることが可能です。
ここでは、Web面接中に気をつけたいポイントを解説します。
1.いつもよりハキハキと話す
Web面接中は、いつも以上にゆっくり、ハキハキと話すようにしましょう。ビデオ通話では、マイクで拾った声が相手に届くとき、声がこもって聞こえがちです。
伝わりやすさを意識して、通常の面接と比べてさらにハキハキとした話し方を心がけるとよいでしょう。ゆっくりと話すことで相手も話が聞き取りやすくなり、コミュニケーションが取りやすい印象を与えられます。
2.画面越しだからと準備を怠らない
Web面接であっても、通常の面接と同じように、服装や身だしなみに注意を払いましょう。
画面越しだからといって、上半身はスーツで下半身は部屋着ということがないようにしてください。どのようなきっかけで服装のマナー違反が明らかになるか分からないほか、多くの面接官は、就活生の緩んだ気持ちを見破ります。
Web面接は、自宅である程度リラックスした状態で受けられるのがメリットですが、適度な緊張感は必要です。
3.Webカメラの位置に気をつける
Web面接を受けるときは、Webカメラの位置にも気をつけましょう。
自分の顔はもちろん、身ぶり手ぶりが伝わるよう、肩や腕まで相手に見られるようにするのがポイントです。そうすることで、より自然な会話が成り立つでしょう。
4.笑顔と適度なリアクションを意識する
Web面接では、時おり笑顔を見せたり適度に相槌を打ったりしながらコミュニケーションを取ると効果的です。Web面接は、画面越しで伝わる視覚情報が限られるため、表情やリアクションを通して自分の関心や理解を示せます。
ただし、声を出して笑ったり過剰なリアクションを取ったりするのは避けて、面接にふさわしい自然な表情と相槌を心がけましょう。
面接での話し方に関する基本マナーについては、「面接での話し方には重要マナーが!就活生なら知っておくべき好印象を与えるコツとは」も参考にしてください。
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Web面接でよくある失敗5選
Web面接に慣れるまでは、思わぬところで失敗してしまうケースも珍しくありません。ここでは、Web面接でよくある失敗事例を解説します。
こうした失敗を避けるためには、事前にしっかりと準備して、Web面接に集中することが重要です。必要な環境設定や基本マナーに気を配りながら、自信を持ってWeb面接に臨んでください。
1.カメラの位置が低すぎる
Web面接でよくある失敗の一つが、カメラの位置が低すぎることです。パソコンやタブレット、スマホを見下ろす位置で使用すると、相手の画面に上から目線の自分の姿が映ってしまいます。
一見問題はなさそうですが、決してよい印象を与える表情ではありません。Web面接時は、使用するデバイスを普段より高い位置に置き、カメラと自分の視線が真っすぐになるように調整しましょう。
2.趣味丸出しのプロフィール写真を使っている
ビデオ通話ツールを使用する際のアカウントで、趣味丸出しのプロフィール写真を面接官に見られてしまうのもよくある失敗です。ビデオ通話ツールのプロフィール写真は、趣味やプライベート感が出ないものを準備しましょう。
証明写真など就活にふさわしいものを設定しておけば、面接官にきちんとした印象を与えられます。また、相手に見られる可能性のあるメッセージ欄も、空欄にしておくのが賢明です。プライベートでもアカウントを使う場合は、就活用に別のIDを取得するのもよいでしょう。
3.話す時に画面を見る
Web面接で話す時は、つい画面を見てしまいがちになるので注意が必要です。画面を見て話をすると、相手のモニターには下を向いているように映ってしまいます。自分の表情が相手に伝わらず、話す内容も印象に欠けてしまう可能性が高くなります。
自分が話すときは、相手の反応を見るよりも「相手に伝える」意識を持つことが大切です。いつもの癖でつい画面を見てしまいがちですが、話す時だけでも意識的にカメラに視線を向けましょう。
4.ネットサーフィンがバレる
Web面接中のネットサーフィンは、マウスのクリック音や視線から相手に分かってしまうケースも珍しくありません。たとえ画面越しであっても、通常の面接と同様の緊張感を持ってWeb面接に臨んでください。
SNSは最小化しても通知音メッセージやアラーム音が出るため、面接時はすべての不要なウィンドウを閉じて準備しましょう。
5.キーボードの音がうるさい
キーボードの音でうるさくしてしまうのも、Web面接のよくある失敗の一つです。普段からパソコンを使い慣れている人ほど注意が必要で、面接中にキーボードでメモをとる人は気をつけてください。
キーボードを打つ音は意外とうるさく、相手を不快にさせる可能性もゼロではありません。面接中は、キーボードではなく紙を準備してメモを取りましょう。
就活でよくある失敗談については、「就活でありがちなミスは?失敗談や注意点をご紹介」で詳しく解説しています。
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Web面接の準備が不安なあなたへ
Web面接という言葉を聞いて「具体的に何から準備すべきか分からない」と悩んでいる就活生も多いのではないでしょうか。当日の質問内容や基本マナーなどは通常の面接と同様ですが、Web面接ならではの事前準備も多くあります。
Web面接に不安がある場合や面接対策にあたってプロの指導を受けたいという方は、就活エージェントへの相談もおすすめです。
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