このページのまとめ
- 内定を獲得したあとに就活で感じるもやもやは「内定ブルー」と呼ばれ、誰もが経験する
- 就活でもやもやを感じるのは、内定先の企業を冷静に判断できるようになるから
- 就活でもやもやを感じた際は、自分の軸やキャリアプランを見直すことが大切
「就活が終わったはずなのに、なぜかもやもやする」「内定が決まったのに心が晴れない」など、就活を終えるタイミングに悩む人は多いでしょう。
この記事では、内定をもらえたのに就活でもやもやしてしまう理由と、もやもやを乗り越える方法をまとめました。
新卒の就活に悩みはつきもので、就職先に迷いがない人はほぼいません。就活でもやもやしている人は、この記事の内容をぜひ参考にしてください。
就活には悩みがつきものです。就活終盤の悩みの解消法について知りたい方は「就活をやり直したいときはどうする?就活終盤の悩みの解消方法まとめ」も参考にしてください。
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- 就活でもやもやしてしまう内定ブルーは誰もが経験する
- 就活でもやもやしてしまう5つの理由
- 内定先のマイナス部分が見えてくるから
- 内定先とのミスマッチを感じてしまうから
- ほかの会社に入社した姿を想像したから
- 内定先の企業に関するマイナスな評判を目にしたから
- 友人や家族に内定先を伝えたら不安視されたから
- 就活のもやもやを乗り越える方法5選
- あらためて自己分析をして就活の軸を見直す
- 内定先の企業を再度研究してキャリアプランを描く
- 就活を再開して内定先とほかの企業を比較する
- ほかのことに没頭してもやもやを忘れる
- 周りに相談したり内定者懇親会に参加する
- 就活のもやもやを打ち明けるのにおすすめな相談先3選
- 内定を獲得した友人
- 大学やサークルの先輩
- キャリアセンターや就活エージェント
- 就活のもやもやを乗り越える際に気をつけたいこと
- 就活のもやもやに悩むあなたへ
就活でもやもやしてしまう内定ブルーは誰もが経験する
努力が実って内定を獲得できたのにも関わらず、なぜかもやもやが残ってしまう人がいます。
・もやもやとした不安がある
・内定先企業に対する漠然とした不安が湧いてくる など
上記のような就活におけるもやもやを「内定ブルー」と呼び、程度の問題はあれど、多くの人が内定ブルーを経験するでしょう。
就活はそもそも明確なゴールがありません。自分の中で理想のキャリアや人生を描き、その実現に向けて納得できる企業に就職できるよう努力するのが就職活動です。
第一志望の企業に内定をもらった人でも内定ブルーになってしまうことがあるため、過度に心配する必要はないでしょう。
就活にもやもやした感情を抱いているのは、「内定ブルー」に陥っている可能性があることを覚えておいてください。
なお、内定ブルーに陥る原因のほとんどは、根拠のない不安です。ただし、内定ブルーが悪化するとメンタルに支障をきたす可能性もあり、放置するものでもありません。社会人としてのスタートを気持ちよくきるためにも、就活に対するもやもやの原因にしっかりと向き合い、解消に向けたアクションをとりましょう。
現在の内定先に決めてよいか悩んでいる人は「今の内定先に決めるか、就活継続するか、どう見極めたらいいですか?」を参考にしてください。
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就活でもやもやしてしまう5つの理由
就活に対するもやもやを抱き、内定ブルーに陥ってしまう理由を5つ解説します。
ネガティブに考えやすい原因を紹介するので、まずはもやもやが生まれる根底を理解するところから始めましょう。
内定先のマイナス部分が見えてくるから
就活でもやもやしてしまう理由の1つが、就職先のマイナス部分ばかり気になってしまうことです。
内定を獲得するまでは、企業のプラス面に着目して「条件によりマッチした就職先を探したい」と比較していた人も多いでしょう。
しかし、内定が決まると気持ちも落ち着き、客観的に就職先を見られるようになります。また、無数にある就職先から1社を決める選択を迫られるため、「本当にこの会社でよいのか」と考えてしまうのです。
その結果、内定先に対してマイナスな面ばかりが気になってしまい、不安感が強くなります。
就職先に対するマイナスな部分ばかり見てしまう人は、ネガティブに考えてしまう原因を深掘りして、入社するメリットと比較しましょう。内定先を獲得している状況だからこそ、プラス・マイナスの両側面から冷静に判断できるはずです。
内定先とのミスマッチを感じてしまうから
マイナスな部分が見えてくることに関連して、就職先に対して「実は自分には合っていないのではないか」などのミスマッチを感じる人もいるでしょう。
就活を始めると内定獲得をゴールにしてしまいがちで、実際に内定を獲得できた就職先で自分が働く姿をイメージしようにも、まったく想像できないというパターンには注意が必要です。
ミスマッチを感じてしまった場合は、自身の就活の軸に沿った企業選びができていない可能性があります。就職先のミスマッチを抱いたまま入社すると、早期離職につながるリスクも高まるので、あまりにも違和感が強い場合は就活を再開したほうがよいでしょう。
ほかの会社に入社した姿を想像したから
内定を獲得して気持ちに余裕が生まれると、「ほかの会社に就職したほうがもっと活躍できそう」などと想像してしまいがちです。
就活は無数の企業から自分に最適な就職先を見つける作業で、さまざまな会社で働く姿をイメージするのは当然といえます。その中で、内定を獲得できた企業とは一定の需要と供給がマッチした結果であるため、その事実は素直に受け止めたほうがよいでしょう。
実際、ほかの企業に入社して活躍できるかは働いてみないとわからず、内定をもらった企業も同様です。さまざまな可能性を考えてしまいがちですが、自身の考えや価値観・思いに従って獲得できた内定であれば、その過程や結果を信じてもよいでしょう。
内定先の企業に関するマイナスな評判を目にしたから
内定先の企業に関して色々と調べてしまい、口コミサイトやSNSなどでマイナスな評価を目にしてもやもやする人もいます。
自分の価値観に従って決めた就職先でも、インターネットのさまざまな情報に触れて心が揺らいでしまう場合もあるでしょう。
特に、「ブラック企業だから要注意」といった口コミを目にすると、不安になるのは無理もありません。
そのような場合は、真偽を冷静に判断することが大切です。インターネット上の情報は事実と異なることも多いため、惑わされることなく、情報源を確かめるようにしてください。
友人や家族に内定先を伝えたら不安視されたから
場合によっては、友人や家族に内定先の報告をして不安視されたことで、もやもやしてしまった人もいるでしょう。
特に、家族に内定を報告した際、「喜んでもらえると思いきや反対された」などとなると、落ち込む人がいるかもしれません。両親としては、子どもが経済的に自立してくれることや立派な企業に就職することを望む傾向にあります。ただし、その願望や願いが、場合によっては就職先の判断の足かせになることもあるでしょう。
実際、その企業で働くのは自分自身であり、両親の意見を聞いて判断を変えてしまっては、理想のキャリアを描くことはできません。
周りから反対されたり不安視されたりした場合は、今一度、その企業を選んだ理由や頑張りたいことを言語化して、自分の気持ちを整理することをおすすめします。
内定先に対する不安に関しては「内定先が不安に感じるのはなぜ?内定ブルー解消法や辞退する前の行動も紹介」でも詳しく解説しています。
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就活のもやもやを乗り越える方法5選
ここでは、就活でもやもやした気持ちを抱いたときの乗り越え方を5つ解説します。
内定ブルーになってしまう根本的な原因は「根拠のない漠然とした不安」です。以下で紹介する方法を参考に、不安のタネを考えていきましょう。
あらためて自己分析をして就活の軸を見直す
就活のもやもやを解消するために最もおすすめしたいのが、自己分析をあらためて行い、就活の軸を見直すことです。
内定を獲得するまでに、さまざまな業界や企業を自分の指標・判断軸で比較してきたはずです。就職先が決まった今、あらためて就活の軸を見直して「本当にこの会社が自分に合っているのか」を冷静に判断してみてください。
・企業や業界の将来性を重視しているのか
・待遇や福利厚生が魅力的だったのか
・会社の雰囲気が合っていそうだったのか
・企業理念に強く共感したのか
就活の軸は人それぞれです。改めて自己分析を行い「やはり内定をもらった企業は就活の軸に沿っている」と分かれば、その選択に自信を持てるでしょう。
逆に、「冷静に見直すと、△△△な場所は軸に合わない」などの懸念点が見つかるかもしれません。
どちらの方向に転んだとしても、不安のタネは見つかるはずです。まずは就活で大切にしてきた考え方を見直しましょう。
就活の軸については、「就活の軸とは?見つけるための4つのステップや回答のコツを例文付きで解説」で解説しているので、参考にしてください。
内定先の企業を再度研究してキャリアプランを描く
自己分析をして就活の軸を見直すのと同時に、内定先の企業をあらためて研究して、その企業で働いた際のキャリアプランを想像してみましょう。
このとき、マイナスな面も含めてリサーチして、フラットな目線で再度リサーチを進めてみてください。
・社内の人事異動はどれくらいの頻度なのか
・定着率や平均年齢はどれくらいなのか
・何歳で平均年収はいくらくらいなのか
終身雇用制度が約束されない昨今では、もはや新卒で入社した企業で定年まで働くことを想定するほうが難しいでしょう。
キャリアに応じて転職してスキルアップする将来も見据えながら、入社してどのように働けるかを考えてみてください。
就活を再開して内定先とほかの企業を比較する
内定の承諾を保留できる時間的な余裕がある場合で、ほかの企業とあらためて比較したいのであれば、就活を再開するのもおすすめです。
「内定先を獲得している」ことで精神的な安心感もあるため、面接も余裕を持って受け答えできるでしょう。
ほかの企業と比較することで、内定先の魅力を再発見できるかもしれません。逆に、より魅力的な企業から内定をもらえた場合、入社後のミスマッチの防止にもつながるでしょう。
就活にもやもやを感じる内定ブルーの状況では、普段よりも視野が狭くなりがちです。選択を迫られた状況で、あらためて選択肢を増やすことで冷静な判断ができるようになるでしょう。
ほかのことに没頭してもやもやを忘れる
就活に対するもやもやがひどい場合は、一旦忘れるのもおすすめです。
・旅行に出かけて就活のことを考えない
・スマホの電源を切って情報に触れないようにする
・読書や映画で日常生活から離れる
趣味に没頭するなどして、一旦就活のことを考えないようにすると「就職先に対してなんで悩んでいたんだろう」となることもあります。
内定ブルーは誰もが陥る可能性があるもので、考えすぎても仕方がないことのほうが多いです。むしろ、残された大学生活でやりたいことを全力で楽しむほうが、もやもやとの向き合い方としては適切かもしれません。
真面目すぎる人ほど考え込んでしまうため、「今しかできないこと」に目を向けて、視野を広げることをおすすめします。
周りに相談したり内定者懇親会に参加する
上記の方法を試しても就活のもやもやが解消しない場合は、周りに相談したり、企業が開催する内定者懇親会に参加したりしましょう。
ただし、周りに相談する際は「話を聞いてほしいのか」「アドバイスがほしいのか」「決断を後押ししてほしいのか」を明確にしておくことをおすすめします。
この点、内定者懇親会の場合は内定者同士で話ができるため、互いの心境を理解しやすいでしょう。内定者は入社後の同期として心強い存在になるため、コミュニケーションをとることで就活のもやもやが晴れるかもしれません。
上記で紹介した方法を実践して、もやもやの根底にある「不安のタネ」を探してみてください。
なお、内定者懇親会に参加するメリットは「内定者懇親会にふさわしい服装とは」をご覧ください。
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就活のもやもやを打ち明けるのにおすすめな相談先3選
就活のもやもやを打ち明ける際は、心境を理解してもらいやすい人を選ぶようにしましょう。
なかでも、以下で紹介する3つの相談相手なら、現在の状況を踏まえた適切なアドバイスをもらえる可能性が比較的高いのでおすすめです。
自分だけではもやもやを解消できない場合は、以下の誰かに悩みを打ち明けてみましょう。
内定を獲得した友人
内定ブルーに陥った際に最もおすすめしたい相談先として、内定を獲得した友人が挙げられます。
おそらく、その友人も内定を承諾する際に、程度の問題はあれど迷ったはずです。そこで決断した経緯や背景を聞くことで、自身が就職先を判断する際のヒントになるかもしれません。
同じ時期に就活を続けてきた友人だからこそ悩みを打ち明けやすい上、お互いに悩んだ経験を共有しやすいでしょう。
大学やサークルの先輩
既に社会人として経験を積んでいる大学やサークルの先輩に相談するのもおすすめです。
実際に就職して働いている経験がある分、内定を獲得した友人よりも広い視野を持っており、入社前後のイメージギャップなども踏まえたアドバイスをもらえるでしょう。
特に、同じ業界に就職している先輩であれば、就職後のイメージも湧きやすいのでおすすめです。
キャリアセンターや就活エージェント
より客観的な立場からのアドバイスを受けたいのであれば、大学のキャリアセンターや就活エージェントを利用しましょう。
いずれの場合も豊富な知識や経験をもとに、就職先に対する判断のコツや的確なアドバイスが期待できます。もちろん、相談を通じてもやもやの本質的な原因を突き止めてくれるかもしれません。
大学の友人や先輩とは異なり、キャリアセンターや就活エージェントの場合は、「あなたのことを知らない」という点でアドバイスに客観性があります。
友人に相談するのがどこか気恥ずかしい場合は、就活の専門家に相談してもよいでしょう。
就職先の決め方に関するコツは「就職先の決め方をパターン別に解説!就活で後悔しないためのポイント6選」でも詳しく解説しています。
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就活のもやもやを乗り越える際に気をつけたいこと
最後に、内定先に対する漠然とした不安から生まれる就活のもやもやに関して、もやもやを乗り越える際に気をつけたいことを紹介します。特に注意したいのが以下の点です。
・誰かの判断で決めると他責思考になりかねない
・過度に不安視しすぎない
前提として、新卒の就職先を決める際に一切の不安なく判断できる人は、ほんのごくわずかです。その上で、就職は自分自身の人生に関わる一大イベントで、その企業で働くのは紛れもなく自分自身です。
就職先を決めるにあたって、誰かに相談してはいけないわけではありませんが、周りの意見に流されているようでは、自分らしい人生を過ごすのは難しいでしょう。また、誰かのアドバイスをもとに就職先を変更してミスマッチが生じてしまった場合、その人のアドバイスのせいだと考えてしまいかねません。
就活のもやもやは誰もが抱くものなので、不安視するのはほどほどにして「自身の価値観を見つめ直す機会」程度に捉えておきましょう。
「【20卒 就活お悩み相談室 #7】入社前にやっておいたほうがいいことは?」では、内定獲得後の過ごし方について解説しているので、あわせて参考にしてみてください。
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「内定を獲得できたのにどこか不安」「就活が終わったはずなのにどうしてもやもやが残るんだろう」と悩む人も多いでしょう。
就活に悩みはつきもので、一人で抱えてもどうしようもない場合は、信頼できる人に相談することをおすすめします。
内定ブルーに陥り、就活に関する悩みを誰かに打ち明けたい人は、ぜひキャリアチケットにご相談ください。
キャリアチケットは新卒向けの就職活動支援サービスで、専任のアドバイザーが就活生一人ひとりの悩みに寄り添い、自己分析のサポートや履歴書・ESの添削、面接対策などを行います。
内定を獲得できたのに不安が晴れない人は、ぜひお気軽にご相談ください。
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本記事の監修者
淺田真奈(あさだまな)
大学時代は接客のアルバイトを3つかけもちし、接客コンテストで全店1位になった経験をもつ。新卒では地方創生系の会社に入社をし、スイーツ専門店の立ち上げからマネジメントを経験。その後、レバレジーズへ中途入社。現在はキャリアチケットのアドバイザーとして、学生のキャリア支援で学生満足度年間1位と事業部のベストセールスを受賞し、リーダーとしてメンバーのマネジメントを行っている。