このページのまとめ
- 新卒の就職活動では自己PRや志望動機の欄が大きい「一般用」の履歴書がおすすめ
- 就職活動に重要な履歴書は、間違えたら修正液を使わずに書き直すのが基本
- 就職のために履歴書の志望動機や自己PRは、応募先の企業に合わせることが必要
就職活動に向けて履歴書を書くことになった大学生の中には、資格や職歴の書き方が分からないという人も多いでしょう。このコラムでは、履歴書を作成するときに必要な基本的な情報をまとめています。また、履歴書には欠かせない自己PRや志望動機の書き方を例文つきで紹介。このコラムを参考に、自分に合った内容の履歴書を作成しましょう!
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新卒の就職活動には「一般用」の履歴書がおすすめ
新卒の就職活動には、一般用の履歴書がおすすめです。履歴書には、パート・アルバイト用や転職用など、経歴や目的に合わせた種類がいくつかあります。
新卒の場合におすすめな一般用の履歴書は、自己PRや志望動機の欄が大きく取られていて、存分に自分をアピールすることが可能です。ほかのタイプの履歴書では、職歴や実績の欄が大きく新卒では空欄になってしまうため、あまり適していません。
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履歴書の7つの基本情報の書き方
履歴書に必要な氏名や日付、住所などの基本情報の書き方を紹介します。実際に履歴書を書くときの参考にしてください。
1.日付
履歴書の元号は、西暦・和暦どちらでも問題ありません。ただし履歴書全体で、統一するようにしましょう。また、日付は履歴書の作成日ではなく、面接で手渡す日にしてください。履歴書を郵送する場合は、投函日になります。
2.氏名
氏名にはふりがなを忘れずに振るようにしましょう。履歴書に「ふりがな」と表記されている場合は「ひらがな」で記入し、「フリガナ」と表記されている場合は「カタカナ」で記入します。
3.証明写真
証明写真のサイズは、履歴書に記載されているサイズに合わせましょう。履歴書で使用する証明書の一般的なサイズは4cm×3cmです。剥がれた場合に備え、証明書の裏側には氏名と学校名を記入してから貼るようにしてください。
履歴書は書き間違えた場合、始めから書き直しになってしまうため、証明写真を貼るのはすべて記入し終えてからが良いでしょう。
4.住所
住所は都道府県から書いてください。アパートやマンションに住んでいる人は建物名も忘れないようにしましょう。また、番地はハイフンではなく、丁目・番地・号で表記します。
5.連絡先
企業側からの連絡にすぐ対応できるよう、日中に繋がりやすい電話番号を記載してください。また、メールアドレスはフリーメールのアドレスが良いでしょう。スマホや携帯のメールアドレスでは、企業から送られてきた添付ファイルが見られなかったり、ダウンロードできなかったりするからです。
6.学歴
学歴の元号は、履歴書で和暦か西暦かのどちらかに統一しましょう。また、新卒の場合は、中学校卒業から大学・専門学校の卒業見込みまで記入してください。学校名は省略せずに表記し、高校は「高等学校」と記載します。
7.職歴
職歴は、正社員としての雇用形態の場合のみ記載する必要があるため、アルバイトは含まれません。正社員としての職歴がない一般的な大学生であれば、「なし」と記載するようにしてください。
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履歴書の就職に関わる項目の書き方
履歴書の中の自己PRや志望動機など、採用に大きく関わる項目の書き方を紹介します。例文を参考に、自分なりの自己PRや志望動機を考えましょう。
1.趣味・特技
趣味や特技は、重要なアピールなるため、「特になし」と表記することは避けましょう。また、単純に好きなことや得意なことを書くのではなく、プラスして自分の強みに繋げるように書くのがポイントです。
例
趣味:料理(一人暮らしのときに始め、料理が好きになり、今では毎日自炊するようになりました。)
特技:人見知りをしないこと(性別や年齢を問わず、人と会話することが大好きで、人見知りをしません。)
2.資格
資格の名称は略さずに、正式名称で記載してください。たとえば、漢検2級を持っている人であれば、履歴書には「◯年◯月:日本漢字能力検定2級 取得」と書きます。
また、資格の階級によっては記載を避けたほうが良い場合もあるため、自分の持っている資格が履歴書に適しているか調べておきましょう。さらに、これから試験を受けるという人は、「〇月にある〇〇資格の試験に向けて勉強中」と書くこともできます。
3.自己PR
新卒向けの一般用の履歴書は、自己PRの欄が広くとられています。そのため、自分の強みと、強みにまつわる具体的なエピソードを書きましょう。さらに、その強みを会社にどう活かすかという点も忘れずにアピールする必要があります。
例
私の強みは、計画性を持って目標を達成することです。私は旅行が好きで、大学時代には海外へ何度か旅行しました。海外まで行くとなると、お金や準備が必要なため、まずはいくら貯金するか、必要なものは何か明確にしました。1年前から計画をして、それに沿って動き、4年間でイタリアやアメリカ、オーストラリアへ旅行することができました。貯金すると同時に、旅行先に必要な言葉や単語を勉強したため、現地で大きな問題が起きることなく楽しめました。
私はこの計画性を活かし、入社後には目標に向かって明確に計画を立てて邁進してまいります。
4.志望動機
志望動機は、履歴書の中でも重要なアピールポイントです。なぜ入社したいのか、その会社で何がしたいのかについて、面接官が具体的に応募者の働くイメージが持てるような動機を考えましょう。志望動機がどの会社でも当てはまるような内容の場合は、面接官から「志望度が低い」と思われてしまうため、注意が必要です。
例
私が貴社を志望した動機は、貴社の掲げる「顧客から従業員まで、会社に関わる人すべてに寄り添って貢献する」という企業理念に強く共感したからです。私は、営業職として、一緒に働く人と支え合いながらお客さまに寄り添い、ベストな提案をしたいと思っております。
私は大学時代、ボランティアサークルに所属していました。そこでは月に一度、子ども向けのイベントを開催し、学びの場を提供する企画を行っていました。
最初は、サークルのメンバーと連携がとれず、上手く行かないことばかりでした。しかし次第に、メンバーのことも考えて動くようにしていたら、イベントも充実し、参加した多くの子どもたちから「楽しかった」と言ってもらえました。
この経験を通して、社員同士が寄り添い支え合うことで、お客さまにより良いサービスができるのではないかと考え、そのような営業を目指したいと思いました。
入社したら、広い視野を持って行動し、一緒に働く人やお客さまの支えとなれるよう尽力いたします。
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就職には欠かせない履歴書の注意点
履歴書を作成するには、企業ごとに内容を変えるなどの注意点があります。作成する前にチェックしておきましょう。
企業によって志望動機や自己PRは変える
履歴書の志望動機や自己PRは企業によって内容を変えるようにしてください。内容によってはどの企業にも使い回せますが、企業の求める人材と自身の強みが合致していないと、選考は突破できません。
企業研究を徹底的に行い、応募先の企業がどのような人材を求めているのかを把握した上で、自己PRと志望動機を作るようにしてください。
修正テープなどの使用は避ける
履歴書では修正テープや修正液の使用を避けてください。間違えた場合は、書き直すことが基本です。履歴書などの正式な書類では、修正テープなどを使用することはふさわしくないとされています。時間には余裕をもって履歴書を作成し、間違えても書き直せるようにしましょう。
作成したあとは必ず見返す
作成し終わった履歴書は、必ず内容を見返してください。一箇所の間違いが、不採用に繋がる可能性は低いですが、多くの箇所を間違えていると信頼性は薄れてしまいます。また、誤字脱字が多いと、面接官は雑に書いたと感じて「志望度が低い」という評価に繋がることも。
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履歴書を郵送するとき
履歴書を郵送するときには、送り状や封筒の準備をする必要があります。どのようなものが必要なのか、郵送に備えて確認しておきましょう。
履歴書の郵送には送り状が必要
履歴書を郵送するときは、送り状を付けるようにしてください。送り状は、正式な書類を送るときに必要な挨拶と、同封書類に関する案内の役割を持つ書類です。ビジネスマナーとして、履歴書を郵送する際には、送り状の作成も忘れないようにしましょう。
封筒は角形2号の白色がおすすめ
履歴書を郵送するときの封筒は、「角形2号」もしくは「角形A4号」のサイズで「白色」がおすすめ。履歴書のような正式書類にはかしこまった印象がある白色の封筒が適しており、角形2号・角形A4号の封筒は履歴書を折らずに封入できるサイズだからです。
履歴書を買うと封筒が付いてきますが、書類を3つ折りする必要があるサイズの封筒である場合は使用を避けましょう。履歴書は折らないことが一般的です。
書類はファイルに入れてまとめる
履歴書を郵送するときは、クリアファイルでまとめてから、封筒に入れるようにしましょう。クリアファイルに入れることによって、折れにくくなるからです。
また郵送しない場合、封筒は不要のため、クリアファイルに書類を入れて人事担当者に提出するようにしましょう。ファイルに入れることでと紛失を防げます。
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履歴書はテンプレートを活用して効率よく作成しよう
履歴書の作成には、テンプレートの活用がおすすめです。履歴書は、手書きとパソコンの作成、どちらでも問題ありません。しかし、修正テープが使えないことや、多くの企業に向けて履歴書を作らなければならないことを考慮すると、パソコンで作成したほうが効率が良いでしょう。
テンプレートを活用し、一度作った履歴書を保存しておけば、見返すことも、使い回すことも容易です。
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