就活の面接で聞かれる自己紹介の答え方のコツとは

このページのまとめ

  • 面接での自己紹介は「第一印象を確認するため」と「緊張をほぐすため」に行われる
  • 自己紹介は自分のプロフィールを、自己PRは自分の強みをアピールする
  • 自己紹介は、基本的なプロフィール・学生時代に注力したこと、感謝の言葉で構成する
  • 就職活動の面接で聞かれる自己紹介は、時間を指定されることもある
  • 面接での自己紹介は、姿勢を正し目を見てハキハキ話すと好印象に繋がりやすい

就職活動の面接で、はじめに自己紹介を求められることは多いでしょう。実は、自己紹介を求められたときに自己PRをしてしまう人は少なくありません。このコラムでは、自己紹介で話すべき内容や自己PRとの違いについて解説しています。さらに、好印象を残す話し方のコツもご紹介。この記事を読んで、自己紹介に盛り込むべき内容と印象の良い話し方を把握し、本番で適切に答えられるようにしましょう。

 

25卒の就活について相談したい

 

企業が自己紹介を求める理由とは?

企業が自己紹介を求める理由は、「第一印象をみるため」と「学生の緊張をほぐすため」の2つです。

第一印象をみるため

面接の冒頭にある自己紹介を通じて、企業はあなたの第一印象をみています。話し方や表情には人柄がにじみ出るものです。自己紹介で話す内容は、履歴書やESに書いてある内容ですが、改めて応募者から話してもらうことで、あなたの印象を確認する意図があります。

学生の緊張をほぐすため

自己紹介は、学生の緊張をほぐす「アイスブレイク」としての役割も果たします。面接は、初対面の採用担当者ととかしこまった場で行われるので、どんな人でも多少は緊張してしまうものです。自己紹介は、氏名や大学名など自分の基本的な情報について話すものなので、「志望動機」や「入社後にやりたいこと」などの質問よりも答えやすいでしょう。この後の質疑応答をスムーズに行うために、学生が話しやすい雰囲気を作るという意図として自己紹介を求める企業が数多くあります。

▼関連記事
自己紹介は1分でまとめる!印象に残る話し方とは

 

25卒の就活について相談したい

 

自己紹介と自己PRは違う?

自己紹介と自己PRには明確な違いがあります。以下で詳しくみていきましょう。

自己紹介は基本的なプロフィールを話す

自己紹介では、自分の名前や大学名などの基本的な情報を話します。自己紹介は面接の冒頭に設けられることが多いので、面接官に対するはじめの挨拶と捉えておいても良いでしょう。

自己PRは自分の強みをアピールする

自己PRは、自分の強みや、仕事に対する意気込みについて話す場面です。自分を採用するメリットについて積極的にアピールしましょう。

▼関連記事
自己紹介の例文あり!自己PRとの違いを把握しよう

 

25卒の就活について相談したい

 

自己紹介に盛り込むべき3つの内容

自己紹介の内容は、「基本的なプロフィール」「学生時代にがんばったこと」「感謝の言葉」の3つで構成するのが基本です。あまり長くなりすぎると聞き手が飽きてしまうので、長くても1分程度で話し切ることを意識しましょう。

1.基本的なプロフィール

まずはじめに、氏名や大学名、学部や学年などの簡単なプロフィールを話します。大事な部分なので、短い自己紹介でも省くことのないようにしましょう。

2.学生時代に力を入れた活動

次に、サークル活動やアルバイトなど、学生時代に注力した活動について述べます。このあと、「学生時代に力を入れたこと」について改めて質問される場合があるので、それと関連のある内容を話しておくと良いでしょう。

3.感謝の言葉

最後に、「面接の機会をいただきありがとうございます」や「本日はよろしくお願いします」など、締めの言葉を述べましょう。礼儀正しい印象を与えるだけでなく、自己紹介の終わりの合図にもなるので、面接官にとっても親切です。

▼関連記事
「学生時代に力を入れたこと」で好印象を残す簡単な方法

 

25卒の就活について相談したい

 

面接官の質問をよく聞いて的確にこたえよう

質問の内容をよく理解し、聞かれたことに適切に答えるようにしましょう。「名前と大学名をお願いします」と言われたときは、名前と大学名だけを答えるのが適切です。勝手に「自己紹介」と解釈し、必要以上の内容を盛り込むことがないようにしましょう。          

自己紹介と自己PRは混同しやすいので注意

自己紹介と自己PRは特に間違えやすいので気をつけてください。質問と異なる回答をしてしまうと、「話をきいていない」「コミュニケーションに問題がある」と評価されてしまう可能性があります。適切な内容を答えられるよう、面接官の質問をよく聞いておきましょう。◯自己紹介は時間を指定される場合もある

自己紹介は、「30秒でしてください」「2分でお願いします」など、時間を指定される場合があります。時間の感覚を事前準備なしでつかむのは難しいので、あらかじめ練習しておきましょう。長めの自己紹介の際、話す内容が不足したら、出身地や趣味について述べるのもおすすめです。

 

25卒の就活について相談したい

 

自己紹介の例文

面接でよくある長さの自己紹介を書きにまとめました。ぜひ参考にしてみてください。

30秒程度の自己紹介

「◯◯大学◯◯学部4年生の△△△△です。大学では体育学を専攻していて、今はコーチングについての研究をすすめています。学業以外では、陸上部のキャプテンを務めていて、現在も最後の大会に向けて猛練習中です。本日は面接の機会をいただき、ありがとうございます。どうぞよろしくお願いいたします。」

「プロフィール」「学生時代に力を入れた活動」「感謝の言葉」の3つを押さえて話しましょう。

1分程度の自己紹介

「◯◯大学◯◯学部4年生の△△△△です。大学では英文学を専攻していて、イギリスの文化を研究するゼミに所属しています。学業以外では、国際交流サークルに参加していて、外国人留学生との交流会の企画や運営に日々奔走しています。アルバイトも塾講師で英語を担当しているので、毎日英語漬けの生活です。身につけた英語力を活かしたいと感じ、国際的にビジネスを展開されている御社を志望しました。本日は少し緊張していますが、精一杯お話いたしますので、どうぞよろしくお願いいたします。」

話した内容を受けて、面接官が質問することがあります。自己紹介で自分がアピールしたい内容について触れておくと、得意分野の話に繋げられるでしょう。

▼関連記事
例文あり。「30秒で自己紹介してください」への対処法

 

25卒の就活について相談したい

 

好印象を与える自己紹介の4つのコツ

相手に好印象を与えるためには、話す内容だけでなく、表情や話し方にも注意が必要です。良い第一印象を残せれば、その後の応答も自信を持ってスムーズに進められます。以下の4点に注意して話しましょう。

1.目をみてハキハキと話す

面接官の目をみて、はっきり話しましょう。視線が泳いでしまうと「自信がない」と思われてしまう場合があります。緊張で目をあわせるのが難しい場合は、面接官の眉間のあたりを見ると良いでしょう。

2.姿勢を正す

背筋を伸ばし、正しい姿勢で面接官と向き合いましょう。姿勢が良いと、相手に快活で明るい印象を与えられます。また、自然と気分も前向きになるので、緊張がほぐれる効果もあるでしょう。

3.柔和な表情を意識する

柔和な表情を心がけながら話すことも大切です。面接官に「この人と一緒に働きたい」と思ってもらえるよう、笑顔を心がけましょう。質問によっては真剣な表情で訴えかけることも必要ですが、はじめの自己紹介においては笑顔が適切です。にこやかに明るく話しましょう。

4.丁寧な言葉遣いで話す

面接官に失礼がないよう、丁寧な言葉遣いを心がけます。敬語はもちろん、略語を使わないことも重要です。たとえば、「バイト」は「アルバイト」、「新歓」は「新入生歓迎会」など、正式な名称を使用して回答するようにしましょう。

▼関連記事
就活生必見!自己紹介で好印象を与えるコツ

 

25卒の就活について相談したい

 

身だしなみにも十分に注意しよう

面接では、話す内容や話し方に気をつけるのはもちろん、身だしなみにも十分注意しましょう。
髪型や服装が乱れていないか、入室の直前に、鏡を見て最終チェックをしておくのがおすすめです。
準備が万全に整っていれば、自信を持って面接に臨めるでしょう。

▼関連記事
言動や身だしなみをセルフチェック!面接時の必須マナー

 

25卒の就活について相談したい

 

キャリアチケットについて

キャリアチケットは、就活生の最高のキャリアスタートを支援するサービスです。