このページのまとめ
- 面接を行うオフィスビルに入る前に、服装の最終チェック、携帯の電源を切るなどしておく
- 受付を済ませたら、控室や待合室で携帯をいじったりお喋りしたりせず、姿勢を正して静かに待つ
- 面接室には3回ノックして、「どうぞ」と声をかけられてから「失礼します」と言って入る
- 面接中は椅子にやや浅く座り、貧乏ゆすりや視線を泳がせたりしないように意識する
- 面接が終わって、面接室を退出しても気を抜かず、オフィスビルを出るまでが面接だと意識する
面接には入室前から退出後まで様々なマナーが存在します。
マナーも立派な選考基準となるので、少しの誤りがマイナスの評価に繋がってしまうことも。
当コラムでは各段階ごとの基本的なマナーをご紹介しているので、少しでも就活を有利に進めたい方はぜひご覧ください。
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オフィスに入る前
まずオフィスビルに入る前に、駅トイレの鏡などで髪が乱れていないか、スーツや靴が汚れていないか、ネクタイは曲がっていないかなど、服装の最終チェックをします。
ただし、オフィスビルにあるトイレでチェックするのは、社員の方々の迷惑になってしまうのでやめておきましょう。
次に冬場の場合、コートやマフラーはオフィスに入る前に脱いでおきましょう。
マフラーは鞄にしまい、コートは綺麗な形に折りたたんで腕に持つのがマナーです。
また、雨天の際は濡れた傘をそのまま持って入るのはあまり良くないので、折りたたみ傘を利用し、オフィスに入る前に畳んで鞄にしまっておくのが良いでしょう。
そして、携帯電話の電源は切るのが基本です。
オフィスに入った時点で面接は始まります。控室や待合室に通されても、携帯電話に触れてはいけません。時間は腕時計で確認しましょう。
到着時刻は指定時刻の10分前くらいが目安です。
早く行き過ぎても企業側の迷惑になるので、注意しましょう。
また、電車の遅延などで遅刻してしまう場合、なんの連絡も入れないのはマナー違反です。遅れてしまうことがわかった時点で、すぐに連絡しましょう。
就活でのマナーについては「就活の面接マナーとは?入退室時やWeb面接のマナーについても解説」も参考にしてください。
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受付
オフィスビルに入ったら、真っ先に受付に向かいましょう。
受付は対人の場合と内線電話の場合がありますが、基本的にどちらも大学名と氏名、用件を伝えることは変わりません。
受付担当への対応も丁寧にマナーのある振る舞いを心がけましょう。採用担当者に話が伝わる可能性があります。
また、提出書類を受付で渡す場合があるので、すぐ鞄から取り出せるようにしておき、両手で渡しましょう。
受付を済ませたら、控室や面接をする部屋に案内されます。案内してもらったら必ずお礼を言いましょう。
ちなみに案内される途中で社員とすれ違ったら、挨拶または会釈をするのがマナーです。
受付での対応マナーについて「面接の受付もチェックされている?受付での対応マナーを解説」も参考にしてください。
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待機時間
グループ面接の場合、控室か待合室には、他の就活生と一緒に通されるのが一般的。
この時、携帯をいじらないのはもちろん、他の就活生とお喋りしないように注意します。
面接前は集中したいという方もいるため、雰囲気が静かなら静かなまま姿勢正して待つのが良いでしょう。
また、足を組んだり、髪型を直したり、特に女性はメイクを直したりするのは厳禁です。
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入室
2回のノックは空室確認、3回のノックは入室確認を意味します。
ですので、面接の場合はノックは3回が基本です。ノックをしている間に気持ちを落ち着け、中から「どうぞ」という声をかけられたら「失礼します」と言って入室し、ドアの方に向き直って閉めましょう。後ろ手に閉めるのはマナー違反なので注意が必要です。
扉を閉めたら面接担当者に向き直り、「よろしくお願いいたします」と明るく挨拶し、一礼しましょう。
姿勢を正したら椅子に向かって真っすぐ歩き、椅子の横に立ち、着席を促されたら座ってください。
鞄は足元に置き、コートがある場合は椅子にかけたりせず、鞄の上に畳んで置きましょう。
入室の仕方については「入室の瞬間が合否をわける?内定に必須の面接マナー」も参考にしてください。
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面接中
椅子に座る時は背もたれによりかからず、やや浅めに座ることを意識しましょう。
背筋を伸ばし、男性は手を軽く握った状態、女性は膝の上で手を重ねた状態で座り、自分の手足にも神経を行き届かせ、貧乏ゆすりなどしないように注意してください。
また、目線が泳いだりしないようにも気をつけ、面接担当者の目を見ながら笑顔で受け答えしましょう。面接担当者が複数いる場合は、基本的に質問してくれた担当者の目を見て回答するのが正解です。
また、面接は就活において一番大事な場面なので、誰だって緊張するのではないでしょうか。
ですが、どんなに緊張していても明るい表情と声のトーンを心がけましょう。
回答内容と同じくらい話している時の印象は大事なので、「明るさ」「笑顔」「人当たりの良さ」は面接時に最もチェックされる重要ポイントなのです。
面接中のマナーについては「面接に必要なマナーって?新卒の場合はどうなる?」も参考にしてください。
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退室
面接が終わったら、着席したまま「ありがとうございました」と挨拶を。
起立したら椅子の横で再度「ありがとうございました」と一礼し、鞄を持って扉の前まで行きます。退室する前にもう一度面接官の方を見て「失礼します」と明るく一礼してから、部屋を出ましょう。
扉は静かに閉め、面接室を出た後も気を抜かないように気をつけてください。
退室すると多くの方が気を緩めてしまいがちですが、携帯電話をいじったり、他の就活生とお喋りしたり、オフィスの近くでタバコを吸ったりするのはマナー違反です。
オフィスビルを出るまでが面接だと思って行動しましょう。
面接の流れについては「面接マナーを知りたい就活生必見!質問例や持ち物もご紹介」も参考にしてください。
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本記事の監修者
淺田真奈(あさだまな)
大学時代は接客のアルバイトを3つかけもちし、接客コンテストで全店1位になった経験をもつ。新卒では地方創生系の会社に入社をし、スイーツ専門店の立ち上げからマネジメントを経験。その後、レバレジーズへ中途入社。現在はキャリアチケットのアドバイザーとして、学生のキャリア支援で学生満足度年間1位と事業部のベストセールスを受賞し、リーダーとしてメンバーのマネジメントを行っている。