履歴書に書く自己PRは3ステップで完成!基本の書き方や新卒向け例文25選

このページのまとめ

  • 履歴書の自己PRを書くときは、自己分析や企業研究などの事前準備が大切
  • 履歴書に書く自己PRは、結論から始めて具体的なエピソードで自分の強みを説明する
  • 履歴書の自己PRは、応募先企業のニーズを意識して書くのがポイント

履歴書に書く自己PRは3ステップで完成!基本の書き方や新卒向け例文25選のイメージ

履歴書に書く自己PRについて「内容が思い浮かばない」と悩んでいる就活生もいるでしょう。履歴書の自己PRで大切なのは、応募先企業のニーズを意識しながら、自分の強みを効果的にアピールすることです。

この記事では、履歴書に書く自己PRについて基本の書き方から作成のコツを解説します。アピールポイント別・職種別に自己PRの例文も紹介するので、ぜひ参考にしてください。

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目 次

履歴書に書く自己PRとは?企業に強みをアピールしよう

履歴書の自己PRは、応募先企業に自分のよいところや強みをアピールするための項目です。採用担当者は、履歴書の自己PRに目を通して「応募者の人となりや強みが自社のニーズとマッチしているか」を判断しています。

新卒採用は、学生の潜在能力や可能性などを重視したポテンシャル採用が基本です。そのため、周りと比較して特別な経験や実績がなくても問題ありません。これまでの経験を客観的に分析し、自己理解を深めることで、誰でも自分のアピールポイントを見つけられるはずです。

履歴書に書く自己PRと長所の違い

長所は自分の性質や人柄においてよいところを指します。企業は、「自社の社風に合っているか」などを見ています。自分の性格における持ち味は何なのかを探してみるとよいでしょう。
長所の答え方の例文5選!効率的に伝える方法や注意点も解説」の記事で、長所についてご確認ください。

履歴書に書く自己PRと面接で伝える自己PRの違い

面接で話す自己PRの内容と履歴書に書く自己PRの内容は、基本的に変える必要はありません。しかし、エピソードやそのときの心情など、詳しい内容を質問される可能性もあるため、事前に何を話すかある程度準備しておくとよいでしょう。

面接で話すときは、覚えた内容を淡々と話すと感情が採用担当者に伝わらず、印象に残りにくい恐れがあります。抑揚をつけたり表情を変えるなどして、採用担当者と対話をするような感覚を意識して話しましょう。

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履歴書に書く自己PRに必要な3つの事前準備

履歴書に書く自己PRを考えるときは、ポイントを押さえて事前準備する必要があります。材料が何もない状態から自己PRを書くのは、転職者など履歴書を書き慣れている人でも難しいといえるでしょう。自己PRを書くときの事前準備として、具体的に以下の3つが挙げられます。

1.自分の大切にしていることや強み・弱みを知る

履歴書に自己PRを書く前に、自己分析して自分の強みや弱み、価値観などを振り返ることが大切です。企業は履歴書の自己PRを通して、「どのような考えを持ってどのように行動できるのか」「入社後の活躍がイメージできるか」を判断しています。

自分自身をしっかりとアピールするためには、具体性のある自己PRを書くことが重要です。学業や部活動、アルバイト、ボランティア、留学などのエピソードを書き出し、その経験から何を学んだか具体的に考えましょう。

「アピールできるようなエピソードが何もない」という人も、自分では気付かないようなことがアピールできる材料になることも。ひとつの経験を一方から見るのではなく、さまざまな切り口から分析してみましょう。

2.企業がどのような人材を求めているかを知る

履歴書に自己PRを書くときに、自己分析と同じく重要なのが企業研究です。応募先企業の理念や求めている人材などを把握することで、企業ニーズに沿った自己PRが考えられます。応募先企業の新卒採用ページや説明会でもらった資料などから、企業が求める人物像を調べましょう。

選考を通過するためには、自分が応募先企業にマッチしているかを採用担当者にアピールすることが大切です。書類選考対策だけでなく面接対策としても、応募先企業の事業内容やビジョン、製品、サービスについて理解を深めておきましょう。

3.1と2の共通する項目を見つける

履歴書の自己PRを書くときは、自分の強みと企業が求める人物像を照らし合わせて、アピールポイントを決める必要があります。学生時代に身につけたスキルや資格、過去の経験を振り返り、応募先企業のニーズとどのように関連するかを見つけましょう。

履歴書の自己PRをより具体的で効果的なものにするためには、自己分析と企業研究をして「自分の強みを仕事にどう活かせるか」を伝えることが大切です。

自己PRを書くときに欠かせない「強み」の見つけ方については、「『強み』ってどうやって見つければ良いの?簡単にできる『強み』の発見法」も参考にしてください。

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履歴書に書く自己PRは3ステップで完成

履歴書に書く自己PRの内容が決まったら、「結論→具体的なエピソード→自分の強みをどう活かせるか」という順序で構成を考えます。

どれほどよいアピールポイントでも、表現方法や伝え方次第では採用担当者の印象に残らないケースも珍しくありません。ここでは、自己PRを書く3つのステップを解説します。

1.結論から書き出す

履歴書に自己PRを書くときは、まず結論から書き出すことが重要です。自分のアピールポイント(=強み)を最初に述べることで、採用担当者はひと目で内容を把握でき、自己PRを読み進めやすくなるでしょう。「私の強みは△△です」とはっきり最初に伝えます。

書き出しで結論が述べられていないと、文章全体が伝わりにくくなり、最後まで読んでもらえない可能性が高まります。履歴書に書く自己PRは、伝わりやすい文章で結論から書き出してください。

2.具体的なエピソードで根拠を説明する

結論を述べた後は、具体的なエピソードで自分のアピールポイントを説明しましょう。「△△のとき、△△に取り組んでいました。」などから始まり、具体的に取り組んだことについて説明しましょう。

そして、過去の経験で「何を学んだか」「どのような成果を上げたか」「どのようなスキルや能力を発揮したか」を示すことが重要です。具体的なエピソードを盛り込むと、採用担当者に内容が伝わりやすくなるだけでなく、履歴書に書く自己PRに説得力を持たせられます。

たとえば、「△△の強みを活かし、△△という成果を得ることができました」のように、成果やどのようなことを学んだかをまとめます。

3.自分の強みを業務でどう活かせるか伝える

自己PRの最後には、自分の強みや経験を活かして応募先企業にどのように貢献できるかを明確に伝えることが大切です。「入社後は、△△の強みを活かして、貴社の△△に貢献していきたいと考えます」のように締めくくります。

応募先企業のニーズに対して、強みや経験を業務でどう活かせるかを伝えると、採用担当者に入社後の働く姿をイメージしてもらいやすくなります。

履歴書の自己PRで構成が重要な理由については、「自己PRは構成が大事!企業に評価される書き方や伝え方を解説します」も参考にしてください。

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履歴書に書く自己PRの5つの注意点

履歴書に自己PRを書くときは、構成だけでなく、言葉選びや文字の大きさなど気をつけるべきポイントがあります。

採用担当者が読みにくいと感じる履歴書は、マイナスイメージにつながる可能性が高まるので注意してください。ここでは、履歴書に自己PRを書くときの主な注意点を5つ解説します。

1.否定的な印象を与える言葉は使わない

履歴書に自己PRを書くときは、否定的な表現を避けましょう。消極的な意味合いの言葉から、自信のなさが伝わってしまうケースも珍しくありません。たとえば「おとなしそうに見られる」「人見知り」などの言葉は、マイナスイメージにつながりやすい言葉だといえるでしょう。

代わりに、肯定的な表現を使うと、採用担当者に好印象を与えられる可能性が高まります。そのため、「おとなしい→穏やか、温和、落ち着きがある」「人見知り→観察力がある、一人ひとりと深い信頼関係が築ける」などネガティブなイメージを与えないような表現にしましょう。

2.抽象的な表現を避ける

履歴書の自己PRに具体性を持たせるためにも、抽象的な表現や漠然とした印象の言葉を使うのは避けましょう。たとえば「興味があります」「頑張ります」などの言い回しは、採用担当者に言葉足らずな印象を与えがちです。

自己PRにおいては、具体的な数値や成果、根拠を示せるよう意識する必要があります。たとえば、文化祭での集客について説明する場合、「多くのお客様が来場しました→去年の3倍のお客様が来場しました」と具体的に伝えるほうが、イメージしやすく内容が頭に残りやすいです。

3.手書きの場合は丁寧に書く

手書きの履歴書を提出するときは、自己PRの内容だけでなく、丁寧に書くことも重要です。整然と書かれた文章は、それだけで読みやすく好印象を与えられるでしょう。

文字の大きさや誤字脱字に気をつけ、修正液や修正テープは使わずに履歴書の自己PRを完成させてください。また、履歴書には罫線がないため、書いているうちに文章が曲がってしまうことも。一文ごとにまっすぐか確認し、不安な場合は鉛筆で罫線を書くなど対策をしましょう。

4.応募先企業のニーズを意識する

履歴書に書く自己PRは、応募先企業のニーズを意識した内容にする必要があります。企業によって求める人材像が異なるため、自己PRも必要に応じて内容を変えるようにしましょう。業界や職種別にあらかじめ自己PRを複数パターン用意しておくのもおすすめです。

また、面接のときに自分が履歴書に何を書いたのかを忘れて慌てないために、履歴書のコピーを取っておいたりメモを取っておいたりするとよいでしょう。

5.自己PRや志望動機の内容に矛盾がないか確認する

履歴書やエントリーシートなどの応募書類の記述と、面接での内容に矛盾がないよう確認しておきましょう。採用担当者は、学生が話す内容に一貫性がないと「うちの企業をしっかりと知ってくれていない」と考えるかもしれません。

たとえば、自己PRで「一人でもやり遂げられる応用力」とアピールしているのに、志望動機では「社員みんなが意見を出し、協力しあえるアットホームな社風に惹かれた」とすると、内容に一貫性がなく採用担当者は学生の人柄や価値観などを理解しにくくなってしまいます。

履歴書の書き方やマナーについては、「履歴書の書き方・例を就活初心者向けに解説!プロによる新卒向けの注意点も」も参考にしてください。

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履歴書に書く自己PR例文15選|アピールポイント別

履歴書に書く自己PRの例文を、協調性や責任感、向上心といったアピールポイント別に解説します。

自己PRを書くときは、主観的な内容に偏らないように、第三者からの意見や評価を取り入れるのが効果的です。履歴書に書く自己PRで悩んでいる方は、ぜひ参考にしてください。

例文1.協調性

私の強みは、バスケットボール部の活動で身につけた協調性です。

チームには高校時代に全国大会を経験したメンバーもいましたが、チーム力が課題でなかなか地区大会を突破できずにいました。

そこで、私はメンバー同士の理解を深めるために、月に2回ほど定期ミーティングを実施する提案をしました。また、ミーティング時には、常に相手の意図や声に耳を傾け、的確な指示やサポートをすることでチーム全体の連携を促進しました。

その結果もあり、大学3年生のときには、県大会でベスト4の成績をおさめられました。

貴社に入社後も、私の強みである協調性を活かして、組織の成長に貢献していきたいと考えます。

例文2.責任感

私の強みは、責任感を持ってチームのために行動できることです。

学生時代に所属していたゼミでは、リーダーとして計画立案から実施、報告までを担当しました。研究において、データ分析を担当したメンバーが困難に直面したとき、私は必要なデータを収集するためにどうすればよいか相談するために、計5人の教授を訪ね有用な文献を紹介してもらいました。

私はデータ収集や分析において常に細心の注意を払い、正確な結果を出すために努力しました。結果として、研究結果のプレゼンテーションでは、品質が高く評価されました。

入社後も担当するプロジェクトに責任を持ち、チーム内で信頼される存在になりたいと考えます。

例文3.向上心

私の長所は、常に自己成長を追求する向上心です。

テニスサークルでは、個人の技術向上だけでなく、チーム全体のレベルアップを目指して練習に取り組んできました。また、メンタル強化のために自己啓発にも力を入れました。具体的には、テニスの技術書籍やプレー動画を参考に新しい戦術や練習方法を学んでは、チームメンバーにアウトプットして身につけていきました。

私の向上心は、サークル内の競争力を高め、団体戦での初入賞にもつながりました。
入社後も、向上心を持って新たな挑戦を続けることで、貴社に貢献していきたいと考えます。

例文4.探究心

私の強みは、常に新たな技術や表現方法を追求する探究心です。

私は、趣味である動画制作を通じて、常に最新の技術やツールについて学ぶことを心がけています。たとえば、自主的にオンラインのチュートリアルを受講して、映像編集ソフトやカメラの使い方、撮影テクニックなどを習得しました。また、他のクリエイターと積極的に交流して、フィードバックを受ける機会を追求しました。

大学3年生のときに公開した短編のドキュメンタリー映画では、新たなストーリーテリングの手法が高く評価されました。

貴社に入社後も、探究心を持ち続け、常に進化し続ける技術者として第一線で活躍していきたいと考えます。

例文5.忍耐力

私の強みは、困難な状況でもあきらめない忍耐力です。

家庭教師のアルバイトでは、特に生徒が苦手とする科目において、繰り返し丁寧に教える必要がありました。生徒は一度の授業で内容をすべて理解できない日もありましたが、私は忍耐強く繰り返し説明し、さまざまなアプローチを試みました。

生徒のペースに合わせて進めることで、徐々に理解が深まっていくのを感じられ、目標としていた学内テストの20位以内に入れました。

貴社に入社後は、困難な課題に対しても決してあきらめず、最善の結果を追求して組織の成長に貢献していきたいと考えます。

例文6.集中力

私の長所は、柔道部の活動で身につけた高い集中力です。

私は大学生になって柔道を始めたため、最初は練習についていくのが難しい状況でした。柔道の試合では瞬発的な判断と反応が求められるため、技術よりも冷静に集中することを意識して練習に取り組みました。なかなか勝てない時期が長く続きましたが、大学3年生になる頃には、団体戦のメンバーに選ばれました。

入社後は、私の長所である集中力を発揮して、組織の活性化に貢献したいと考えます。

例文7.コミュニケーション能力

私の強みは、周囲と良好な関係が築けるコミュニケーション能力です。

大学3年生のときに参加したインターンシップでは、チームメンバーや上司と協力してプロジェクトに取り組む機会がありました。私はチームミーティングの場でも、自分の意見やアイデアを積極的に意見することを心がけました。

最初のうちはなかなか耳を傾けてもらえない場面も多くありましたが、他のメンバーや上司からの意見やフィードバックを素直に受け入れる姿勢から、次第に信頼関係を築けました。

入社後は、周囲と積極的にコミュニケーションを図り、企業の目標達成に向けて貢献していきたいと考えます。

例文8.論理的思考力

私の強みは、論理的思考力です。

大学のゼミで、プラスチックゴミの分別に関するディベート大会がありました。他のメンバーと意見交換しながら、収集した情報を論理的に組み立てる必要がありました。

自分の意見を論理的に主張すると同時に、相手の意見を理解し反論する練習を繰り返すことで、物事の本質を捉える力が身につきました。また、ディベート大会では、参加10チーム中2位の成績を残せました。

貴社に入社後は、客観的な視点から解決策を導くことで、チームの業績アップに貢献していきたいと考えます。

例文9.課題解決力

私の長所は、旅館でのアルバイト経験を通じて身につけた、課題解決力です。

旅館では、業務中にさまざまな課題や問題が発生します。たとえば、予約の変更やキャンセル、お部屋のトラブル、食事の要望などです。私は常にお客様の要望や問題を真摯に受け止め、迅速かつ的確な対応を心がけました。また、チームメンバーと連携して共通意識を高め、効率的な業務フローを提案しました。その結果、お客様満足度が65%から78%になりました。

入社後は、私の長所である課題解決力を活かし、お客様の満足度向上に貢献していきたいと考えます。

例文10.リーダーシップ

私の強みは、周囲を巻き込むリーダーシップです。

大学時代に所属していたラグビー部では、チームメイトを引っ張る役割を担いました。たとえば、試合での逆境や練習中のハードなトレーニングにおいて、私はメンバーを常に励まし、前向きな姿勢を維持できるようサポートしました。

私のリーダーシップは、チームの一体感やモチベーションの向上に寄与し、結果として関東大会出場を実現しました。私は、この経験からチームビルディングや目標達成におけるリーダーシップの重要性を学びました。

入社後はこのリーダーシップを活かし、チームや組織の成功に貢献していきたいと考えます。

例文11.チャレンジ精神

私の強みは、目標に向けて努力を重ねるチャレンジ精神です。

私は大学入学後、趣味でジョギングを始めました。当初は健康づくりが目的でしたが、継続するうちに何か大きなことにチャレンジしたいとフルマラソンへの参加を決意しました。忙しくて練習時間が取れない時期もありましたが、陸上経験者の友人にアドバイスをもらい、練習の質を上げるよう努めました。

そして、大学3年生のときに初挑戦したフルマラソンで無事完走できました。また、この経験を通じて、応援してくれた周りの人に感動を与えられる喜びを知りました。

入社後も、自分の限界に挑戦しながら成長し続けて、貴社に貢献していきたいと考えます。

例文12.ポジティブ

私の長所は、物事を前向きに捉えるポジティブな姿勢です。

私は、第二言語として授業を受講したのをきっかけに、毎年スペイン語のスピーチコンテストに出場しています。練習中はなかなか正しい発音ができず、話す言葉の意味がうまく伝わらないことがありました。そこで、私はこの経験をスピーチの具体的なエピソードに盛り込みました。

言語の正しさよりも審査員や聴衆とのコミュニケーションを大切にし、ポジティブな雰囲気を作り出すことで、自分のメッセージをより効果的に伝えられました。

入社後は、常にポジティブな姿勢で業務に取り組み、チームの中心メンバーとして活躍していきたいと考えます。

例文13.主体性

私の強みは、自ら積極的に行動する主体性です。

写真部では、主要部員として撮影テーマやプロジェクトの決定、撮影スポットの選定などを担いました。入部当時は、写真の編集や加工を得意とする部員がいなくて困っていた先輩の話を聞いて、私は、さまざまな編集技術や加工ツールの使い方を積極的に学び、写真のクオリティ向上に努めました。

その結果、私の作品が写真コンテストの優秀賞に選ばれて、ほかの部員のモチベーションにもつながりました。

貴社に入社後は、主体性を持って行動することで、自己成長するだけでなく周囲にもよい影響を与えていきたいと考えます。

例文14.柔軟性

私の強みは、さまざまな状況に合わせて柔軟に対応できるところです。

大学時代の留学では、現地の習慣や文化に対して常にオープンな姿勢を心がけて過ごしました。自分の固定観念や偏見を捨てると、新しい出会いや経験をより楽しめると実感しました。また、言語の壁に直面したときや留学生のイベント企画で意見がまとまらなかったときには、周りのさまざまな国の人から話を聞いて柔軟な発想で解決策を見つけました。

自ら柔軟に対応することで、自分の行動次第で周囲も変化していくと実感しました。

入社後は、私の強みである柔軟性を活かして、貴社の一員として売上に貢献していきたいと考えます。

例文15.計画性

私の長所は、目標達成に向けて計画的に行動できることです。

私は文系ですが、大学生のうちに資格を取得するため学習計画を立てて独学で学びを深めました。週ごとに学習範囲や予定を具体的に計画し、目標達成に向けた段階的なステップを設定しました。また、月に2回のオンライン勉強会に参加するなどしながら、効率的に学習時間を確保しました。

学習計画には模擬試験も取り入れ、定期的に自分の理解度や課題を認識できるようにしました。その結果、着実にスキルアップして試験に合格できました。

入社後は、物事の優先順位を見極めて計画的に業務に取り組むことで、組織の活性化に貢献していきたいと考えます。

エピソード別の自己PRの例文については、「就活に役立つ自己PRの例文6選!評価される構成やアピールのコツを解説」も参考にしてください。

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履歴書に書く自己PR例文10選|職種別

職種別にニーズの傾向を理解しておくと、履歴書の自己PRを書くのに役立ちます。ここでは、希望職種別に履歴書に書く自己PRの例文を紹介するので、ぜひ参考にしてください。

例文1.営業職

私の強みは、周囲に気を配りながら物事に取り組める傾聴力です。

私は大学3年生のときに、観光を推進するボランティア活動に参加しました。私は反対意見の人と積極的に話す機会を作り、相手が話す内容や言葉の裏に隠された思い、悩みにも注意を払いました。会話中は、適切なタイミングで質問を投げかけたり、共感や励ましの言葉をかけたりすることで、多くの住民に安心感や信頼感を与えました。

結果として、ボランティア活動の参加者がわずか半年で25人から48人と約2倍になりました。

入社後は、顧客のニーズに配慮した提案をして、チームの売上アップに貢献していきたいと考えます。

例文2.販売職

私の強みは、チームを活性化させて目標を達成することです。

私は大学時代にアパレルショップでアルバイトをしていました。バイトリーダーとして、チームメンバーと積極的にコミュニケーションをとって連携を高め、円滑な業務遂行に努めました。変化が早いアパレル業界の動向を追いながら、適切にチーム内で情報共有することで、お客様に価値のある提案ができるようになりました。結果として、売上の前年比10%アップを達成しました。

入社後も、私の強みを活かしたチームビルディングを図り、売上アップに貢献していきたいと考えます。

例文3.事務職

私の強みは、仕事を丁寧にこなす几帳面さです。

大学3年生のときに参加したインターンシップでは、技術部のデータ管理を担当しました。私は正確性に加えてデータ管理の体系性を重視し、情報の漏れやミスを最小限に抑えるためによりよいファイリングシステムの構築を提案しました。その結果、チーム全体の業務効率が向上し、円滑な業務遂行が可能になりました。

チームメンバーとの共同作業においても、徹底してスケジュールや期限を厳守しました。その結果、周囲と円滑な協力関係を築き、社員の方々から高い評価を得られました。

入社後は、私の強みである几帳面さを活かして、事務仕事の効率化を実現していきたいと考えます。

例文4.企画職

私の強みは、円滑に物事を進められる状況把握力です。

私は、学園祭の実行委員会に参加していました。当初予定していた人気タレントの出演が急遽キャンセルになったとき、私は参加団体や来場者のニーズや要望を把握するために実施していたアンケート調査に目を通しました。素早い対応によって、大学の卒業生でもあるお笑い芸人を呼べることになりました。

準備中は会議や進捗報告の場で、各種の情報や進行状況の共有に努めました。また、各団体や参加者の声に耳を傾けながら円滑な運営を実現しました。

入社後も、社内外の関係者と情報共有を図りながらニーズを的確に把握し、貴社の販路拡大に貢献していきたいと考えます。

例文5.製造業

私の強みは、目標に向けて粘り強く行動する忍耐力です。

大学時代に所属していたダンスサークルでは、年に2回市内の文化ホールで大型イベントを企画・運営していました。イベントの準備段階では、予算の制約やスケジュール調整、人員の確保など多くの課題に直面しました。そこで、私はサークルメンバーの一人ひとりとコミュニケーションを取り、チーム制で準備を進める提案をしました。

私は各チームの連携を担い、常に最善の解決策に導くよう努めました。その結果、イベントは大成功に終わりました。

入社後は、モノづくりの現場でも前後工程と連携して忍耐強く課題解決に取り組み、貴社に貢献していきたいと考えます。

例文6.保育士

私の強みは、好奇心旺盛なところです。

私は学生時代に、海外の幼児教育の現場を自分の目で見ることをテーマに旅行へ行きました。関心のままに自ら現地の幼稚園やプリスクールに直接連絡を入れて、計7か国18箇所の幼稚園やプリスクールを訪れました。現場では、先生方に話を伺うだけでなく、保護者にも積極的に話しかけて幼児教育に関する意見を交わしました。

大学3年生のときには海外の保育ボランティアに参加しました。その後の日本での教育実習では、現役の先生方に向けて海外の幼児教育について発表させてもらう機会も得られました。

入社後は、この経験を活かして、保育士として園の運営に貢献していきたいと考えます。

例文7.医療系

私の強みは、自分の志に従って物事に取り組めるところです。

私は大学2年生のときに、海外ボランティアに参加しました。英語教育の提供を通じて、子供たちの夢や将来への希望を支援するために情熱を持って活動しました。また、地域の文化や環境改善にも関心を持ち、子供たちと一緒に地域の資源を活用した環境保護のプロジェクトも新たに立ち上げました。

活動当初は現地の文化に戸惑いを感じる場面も多くありました。しかし、情熱を持って取り組むことで、信頼関係を築いたり周囲の人々に活力を与えたりできることを学びました。

入社後は、私の強みである情熱と責任感を活かして、貴社に貢献していきたいと考えます。

例文8.ITエンジニア

私の強みは、周囲と協力して一つのものを作り上げる協調性です。

私は、学生時代のサークル活動でゲーム制作に取り組みました。ゲーム制作は分業制で、私はデザインを担当しました。前工程の遅れが後工程のさらなる遅れにつながるなど、うまくいかない場面もありました。そこで、私は週に一度の進捗会議を提案し、遅れが生じたときはチーム全員で挽回策を検討するようにしました。

その結果、納期に間に合わせてゲームを制作でき、活動報告会では多くの方に自分が制作したゲームを楽しんでいただきました。

貴社に入社後は、私の強みである協調性を活かして、チームの成果に貢献していきたいと考えます。

例文9.公務員

私の強みは、物事を落ち着いて捉える冷静さです。

私は、高校から大学3年生までの6年間、結婚式場でアルバイトをしていました。配膳係としてサービスに従事していたとき、同僚のスタッフがお客様にクレームをいわれて泣いてしまう場面がありました。そこで、私は同僚に替わり、お客様が落ち着くまで対応しました。その後は、どうしたらお客様に満足してもらえるかを考えて、具体策を上司に提案しました。

トラブルが起きたときでも感情的にならず、落ち着いて対応ができたことで、同僚や上司にとても感謝されました。

私の強みである冷静さを活かして、周囲の状況にあわせて常に最善を尽くし、地域に貢献していきたいと考えます。

例文10.警察官

私の強みは、周囲をまとめて一つの目標に向かうリーダーシップです。

私は大学時代に、アメリカンフットボール部の主将を務めていました。チームとして、厳しい競技環境や試合のプレッシャーに直面したときは、率先して部員一人ひとりとコミュニケーションを図り、メンバーの声に耳を傾けました。

私が主将を務めた年にリーグ優勝という成績をおさめられたのは、部員と協力しながら常にチームリーダーとして責任をもった対応をしてきたからだと実感しています。

この経験を活かして、警察官としてリーダーシップと責任感を発揮し、地域の安全と秩序を守る使命に全力を注いでいきたいと考えます。

履歴書の自己PRでよくある失敗例については、「『自主性』は言い換えて自己PRにしよう!効果的な方法や例文を解説」も参考にしてください。

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履歴書に書く自己PRでお悩みのあなたへ

履歴書の自己PRで「何をどのように書けばよいか分からない」と悩んでいる就活生も多いのではないでしょうか。自己PRで大切なのは、自分自身をどのように企業に売り込むかです。

選考に通過するためには、履歴書に書く自己PRの内容だけでなく、構成を始めとする書き方のポイントも押さえておく必要があります。自分なりに自己分析と企業研究をしても履歴書の自己PRに自信が持てない場合には、就活アドバイザーへの相談もおすすめです。

就活エージェントのキャリアチケットでは、自己分析や企業研究から履歴書の作成や添削まで、一人ひとりに合った就活支援をしています。すべてのサービスを無料で受けられるので、ぜひ気軽に相談してみてください。

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本記事の監修者

淺田真奈(あさだまな)

大学時代は接客のアルバイトを3つかけもちし、接客コンテストで全店1位になった経験をもつ。新卒では地方創生系の会社に入社をし、スイーツ専門店の立ち上げからマネジメントを経験。その後、レバレジーズへ中途入社。現在はキャリアチケットのアドバイザーとして、学生のキャリア支援で学生満足度年間1位と事業部のベストセールスを受賞し、リーダーとしてメンバーのマネジメントを行っている。

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