自己PRで好奇心旺盛さをアピール!エピソードを伝えるコツを例文付き解説

このページのまとめ

  • 自己PRで好奇心旺盛さをアピールできると、意欲的な面で評価されやすい
  • 自己PRの好奇心旺盛なエピソードは、言い換え表現や具体的な内容を使うといい
  • 「飽きっぽい」「一貫性がない」と勘違いされないように伝え方に注意が必要

自己PRで好奇心旺盛さをアピール!エピソードを伝えるコツを例文付き解説のイメージ

自己PRで好奇心旺盛な面をアピールできると、行動力や探求心を持っているイメージがつき、評価されやすくなるでしょう。効果的にアピールするためには、具体的なエピソードを用いて会社に貢献できる内容を伝えることが大切です。

この記事では、好奇心旺盛さの定義や言い換え表現、エピソードを伝えるコツ、注意点を例文付きで解説します。

作成する順序も紹介したので、好奇心旺盛さをアピールしたい就活生は参考にしてください。

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目 次

自己PRにおける好奇心旺盛さの評価のされ方

自己分析の結果、自分の強みは「好奇心」だとわかったら、「それは自己PRになるのか?」と疑問に思うかもしれません。

自ら興味を持って自発的に動く人は、仕事への意欲も高いだろうと評価される傾向にあります。新しいことにも柔軟に対応し、チャレンジできる人材だという印象を与えることができれば、立派な自己PRになるでしょう。

たとえ仕事の知識がなくても、好奇心があればさまざまな知識を吸収してくれそうという期待を感じさせることも可能です。「好奇心旺盛」=「新しい事への興味・関心が高く、アイデアが生まれやすい人」と思われることも。

特に企画やデザイナーといった発想力が求められる職種では、好奇心のある人は評価されやすく、アピールの仕方次第では就活を有利に進められるかもしれません。

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自己PRで効果的な「好奇心旺盛さ」とは?定義や言い換えの例を紹介

自己PRでアピールできる「好奇心の旺盛さ」の定義や言い換え表現の例を紹介します。

好奇心旺盛の定義

好奇心旺盛とは、新しいものや自分が知らないものに対して興味を持ち、能動的に知ろう、体験しようとする性質をいいます。就活生への評価では、成長力や向上心、行動力などを意味することも多いです。

企業にとって、従来通りのやり方、今までと変わらない事業だけを進めようとする人材は、魅力的に映りにくいといえます。特に新卒採用では専門的なスキルの有無よりもポテンシャルを期待して採用するため、新しいことへの興味を持つ前向きな気持ちはしっかりアピールしましょう。

好奇心旺盛の言い換え表現

自己PRにおいて、「好奇心旺盛」は、以下のように言い換えられます。

・何事にも興味関心を持てる
・知的好奇心がある
・探求心がある
・行動力がある
・コミュニケーション力がある
・前向きである
・主体的である

好奇心旺盛な人は、さまざまなことに探求心を持って前向きに行動できる場合が多いです。持ち前のコミュニケーション力を活かして学生時代を過ごした就活生も多いでしょう。自己PRでは、ここで紹介した好奇心旺盛さの言い換え表現を使い、自分の魅力を十分に伝えられるよう工夫しましょう。

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自己PRで好奇心旺盛さが評価される職種の例

好奇心旺盛という性格はどんな職種でも歓迎されますが、特に高い評価を得やすいものをご紹介します。

クリエイティブ職

常にインプットとアウトプットを求められる企画職は、好奇心旺盛さが必須です。常に新しいものを生み出すため、自分の知らない世界や初めて触れるジャンルを求めなくてはなりません。

また、物事に対する興味の強さも必要です。過去にとらわれず創造的な仕事をするため、クリエイティブ職では好奇心旺盛な性格を高く評価します。

企画職

企画職は、社会や世の中の人々が何を求めていて、どんなものが必要とされているのかを理解しなくてはなりません。そのため、常に身の回りの人や時事ニュースなどに注目し、興味を持って人とコミュニケーションをする必要があります。

好奇心旺盛な方は、人とコミュニケーションをとりそこから何かを発見できます。企画職の仕事では、こういった性格の方を求めている傾向が強いので自己PRに盛り込みましょう。

営業職

営業職では、相手を観察して顧客のニーズを正しくとらえる力が必要です。そのためには相手に興味を持ち、前向きにコミュニケーションをとらなくてはなりません。

好奇心がない方は「今のままで売れるからいい」と消極的になりがちですが、好奇心旺盛な性格の方は「もっと売上を伸ばすにはどうしたらよいか」と考えます。

このような点から、営業職では好奇心旺盛な方を求めています。あなたが営業職を志望する場合、「営業の自己PRはどうやって書く?求められるポイントや例文をご紹介」の記事も合わせて読んでみてください。

マーケティング職

マーケティング職とは、サービスを売る仕組みを構築する職業です。競合他社の商品や市場のニーズを調査し、自社の商品を売る方法を考えていきます。

好奇心旺盛な人は、探求心や知的好奇心を持ってリサーチでき、さまざまな角度から物事を考えられるでしょう。また、リサーチだけでなく、分析においても能力を発揮できます。

マーケティング職の仕事は、好奇心旺盛な人に向いている傾向にあるといえます。

エンジニア職

エンジニアとは、工学に関する専門的な知識や技術を身につけた「技術者」のことをいいます。IT技術が進んでいる現代では、プログラマーやシステムエンジニアなどの職業が活躍しています。

好奇心旺盛な人は、エンジニア職として専門知識を学び続け、開発や企画を遂行する能力に長けているケースも多いです。1つのことを追及して学び続けられる姿勢を見せると、より効果的に自己PRできるでしょう。

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自己PRで「好奇心旺盛さ」のエピソードを伝えるコツ

ここからは、自己PRで好奇心の旺盛さのエピソードを伝えるコツを紹介していきます。

好奇心旺盛な面が伝わる具体的なエピソードを用意する

好奇心があるだけでは評価されることはありません。好奇心をきっかけに何をしてきたのかということが大切です。あくまでも行動を伴うエピソードでなければアピールにはなりません。

志望動機の中では自己分析を深めて、「好奇心があるから」「興味関心があるから」何を実践したのか、根拠となる経験を挙げて説明しましょう。

「好奇心旺盛」を言い換えて表現する

入社後に活躍しているイメージを伝えるには「好奇心」という言葉を使わず、表現を変えて伝えることをおすすめします。例えば「私の強みは、興味・関心のあることを追求して結果を出すことです」というような表現に変えてみます。

「好奇心」を具体的に表現し、入社後に活躍する姿をイメージしやすくすることがポイントです。さらに、志望動機の中では好奇心の裏づけとなる具体的なエピソードを説明し、行動力があることを一緒にアピールできるとよいでしょう。

どうしたらよりアピールできるか知りたい方は、「考え抜く力を自己PRするコツは?参考にできる例文も解説!」の記事もご覧ください。

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自己PRで「好奇心旺盛さ」を伝える際の順序

志望動機をまとめる中で自己PRを効果的に伝えるには、順序が大切です。自己分析が終わったら、下記の順でまとめ、あなたの強みをしっかり伝えましょう。

1.最初に結論(自分の強み)を述べる

まず、最初に結論から伝えます。説明から入ってしまうと、最後まで何の説明をしているのか分からず、分かりづらくなってしまいます。これは、ビジネスシーンでも役に立つので、この機会に覚えておくとよいでしょう。

2.強みを裏づけるエピソードを伝える

次に、強みを裏付ける具体的なエピソードを説明します。エピソードを省いてしまうと説得力のある自己PRになりません。興味を持った理由、どのような行動をとったのか、行動の結果の流れで話を組み立てましょう。

3.「仕事でどのように貢献できるか」を伝える

最後に「好奇心」という長所が、仕事でどう活かせるのかを説明します。好奇心をどういった形で企業で活かすのかを提示できれば、採用担当者があなたが企業で活躍するイメージをしやすくなるでしょう。

みなさんの強みをアピールする「自己PR」は、採用試験を突破するうえでとても大切なものです。
企業側が入社後の可能性を感じるような魅力的な自己PRを作成してください。

構成についてさらに学びたい方は、「自己PRは構成が大事!企業に評価される書き方や伝え方を解説します」の記事をご覧ください。

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自己PRで「好奇心旺盛さ」をアピールする際の例文

どのように自分の好奇心旺盛さを伝えればいいかわからない方は、以下の例文を参考にしてください。

旅行で好奇心を活かしたエピソードを伝える例文

私の長所は好奇心旺盛なことで、初対面の方とも積極的にコミュニケーションをとります。大学時代に夏休みや冬休みを利用して何度も海外旅行をしたのですが、現地の方にたくさん話しかけました。バンコクに行った際、バスで隣り合った方と仲良くなり、その日は一緒に夕食を食べました。翌日には観光客が知らないようなレストランにも連れて行ってもらい、貴重な経験ができました。

私はタイ語はほとんど話せなかったのですが、翻訳アプリやジェスチャーを駆使して、「あなたと友だちになれて良かった」と言ってもらえるほど、お互い楽しい時間を過ごせました。御社でも、社内のメンバーやお客様などすべての人に積極的にコミュニケーションをとり、相互理解を深めていきたいと思います。

アルバイトで好奇心を活かしたエピソードを伝える例文

私は好奇心旺盛な性格で、新しいことを考えることが得意です。大学1年生からカフェでアルバイトをしていたのですが、そこで新しいメニューを考案することになりました。他のアルバイトの方は「どうせ社員の方のアイディアが選ばれるだろう」と消極的でしたが、私はどんなメニューがあればお客様が喜ぶかを考えました。

来店される方々を観察した結果、外国人のお客様が多いことに気づき、日本らしいメニューがあればよいのではないかと思いました。そこで考案したのが、抹茶パフェです。この案を店長に提案すると、顧客のニーズとマッチしているということで採用されました。御社に入社しても、お客様をよく見て本当に喜んでもらえる商品を考案していきたいと思います。

「探求心」に言い換えた際の例文

私の強みは、探求心をもって学び続けられる力です。大学2年から始まったゼミでは、「システム解析」を専攻し、音声や音響に関する処理について研究していました。

研究過程では、失敗や挫折が多く、完成できないのではないかと考えることもありました。ゼミメンバーも諦める人が続出し、出席率も悪くなりました。しかし、私は、研究を成功させた後に実現できることや社会貢献性を話し合うことにより、諦めずにゼミメンバーと研究し続けます。

結果、失敗し続けた過程を見直し、別の角度からアプローチすることで、音響処理をスムーズに行えました。入社後も、探求して学び続ける力を活かし、貴社に貢献できるよう尽力します。

探求心を自己PRでアピールしたい方は、「自己PRで探求心をアピールする方法とは?ポイントと例文を紹介!」の記事も参考にしてください。

「行動力」に言い換えた際の例文

私は、考えていることをすぐに実行できる行動力のある人間です。

大学ではアルバイトでお金を貯めて旅行し、2ヶ月に1回ほど国内外に住んでいる人との交流を行いました。国内では地方での生活を伺い、国外では異文化交流をするために現地の人とのコミュニケーションを図りました。

事前に興味のある国や地域を調べ、次の訪問先を決めることで日々のモチベーションに繋げていました。現地で出会った人とのご縁を大切にし、多様な考え方を吸収できました。

この経験を活かし、海外進出に注力している貴社に貢献してまいります。

行動力を自己PRでアピールしたい方は、「自己PRで行動力をアピールする際のポイントとは?5つの例文つきで解説」の記事も参考にしてください。

「コミュニケーション力」に言い換えた際の例文

私の強みはコミュニケーション力です。大学生の頃は飲食店でアルバイトをしており、お客様全員と仕事以外の会話をすることを心がけていました。

働いている飲食店は繁華街にあり、忙しい店舗でしたので、慣れるまでは注文を伺うだけで精一杯でした。しかし、「店のことを好きになってもらって売上を伸ばしたい」と考えた結果、まずは店員を好きになってもらうことにしました。

結果、多くのお客様がリピーターになってくださり、来店時に「○○さんいる?」と私の名前を覚えてくれたりしてくれるようになります。今では、リピーターが多くのお客様を呼んでくれ、アットホームな店内になりました。

入社後は、この強みを活かし、活気のある店舗作りができるよう注力致します。

「前向きさ」に言い換えた際の例文

私の強みは、どのような困難な状況でも前向きにやり遂げられる力です。

私は、大学2年生から1年間カナダへ留学に行きました。もともと英語が苦手でしたが、英語力を身につけることは世界と繋がる第一歩だと感じたため、中学英語から勉強し直してカナダへ飛び立ちます。

はじめは言葉の壁によりコミュニケーションが取れず、留学生活に苦戦しました。そこで、1日に1人は新しい人と話すことを目標にし、伝わるコミュニケーションを意識して英会話をしました。ボディランゲージも駆使して新しい人と出会い続けた結果、不自由なく英語で話せるようになりました。

私は、知らない土地で言葉の壁があっても前向きに過ごすことができました。貴社へ入社した後も、この前向きさを活かして貢献してまいります。

前向きさを自己PRでアピールしたい場合は、「自己PRでポジティブ思考をアピールする方法!前向きさが伝わる書き方も」の記事も参考にしてください。

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自己PRで「好奇心旺盛さ」をアピールする際のNG例文

私は、何事にも好奇心が旺盛で、学生時代にやりたいアルバイトがあるとすぐに応募していました。新しい仕事を覚えることは難しかったのですが、徐々に覚えていき、今では3つのアルバイトを掛け持ちしています。

複数のアルバイトへ応募したことでさまざまな仕事を体験でき、社会経験にもつながりました。この経験を活かして、どのような仕事にも適応できる人材を目指します。

上記の例文では、「飽きやすい性格」「目移りしやすい性格」というネガティブなイメージを与えかねません。どのような仕事にも対応できる能力はプラスに捉えられる場合もありますが、多くの企業は仕事を点々としている状況では早期退職を懸念するでしょう。

自己PRのNG例については、「自己PRのダメな例は?悪い例文から考える就活で失敗しないアピール方法」も参考にしてください。

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自己PRで好奇心旺盛さを短所にみせないための注意点

好奇心旺盛な性格はあなたの強みとして評価されますが、伝え方を誤るとネガティブな印象を持たれて、長所を短所のように思われてしまいます。以下の点に注意して、自己PRしましょう。

「飽きっぽい」イメージを与えない

好奇心旺盛で次々と新しいことにチャレンジする一方で、「物事が長続きしない」「コツコツ努力ができない」と思われてしまうかもしれません。

手をつけた仕事は責任を持ってやり遂げること、興味を持ったことに対して努力できることなどを、あわせてアピールしましょう。

「周りが見えない」と思わせないようにする

強い興味を持って物事に打ち込むとき、周りが見えなくなってしまうことは多々あります。

好奇心旺盛な性格はよいのですが、周りと協調できなかったり、人の意見を聞けなくなったりするのは考え物です。自己PRでは、あなたが過去にチームで動いた経験などもあわせて話しましょう。

「一貫性がない」と思わせないようにする

好奇心旺盛な点をアピールしようとして、あれもこれもと欲張ってたくさんのエピソードを話してしまう就活生は多いです。

あまりにエピソードの数が多いと、すべての話がぼやけてしまい、注目して欲しいポイントが伝わりにくくなります。また、内容が違いすぎると一貫性がないとも思われてしまうので、注意しましょう。

好奇心が強いという強みを短所に見せないためにも「「探求心」をアピールするには?言い換え表現や自己PRの例文を解説」の記事をご覧ください。

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自己PRで「好奇心旺盛さ」を上手にアピールできるか不安なあなたへ

採用担当者は、好奇心旺盛な就活生に魅力を感じます。だからこそ、自分がどのように好奇心旺盛で、今までどのようなことにチャレンジして来たのか、しっかり整理してアピールしましょう。

「具体的にどんなエピソードを話せばいいのかわからない」「好奇心旺盛さをもっとわかりやすく伝えたい」「短所にばかり目が向いてしまう」とお悩みの方は、キャリアチケットをご利用ください。

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本記事の監修者

淺田真奈(あさだまな)

大学時代は接客のアルバイトを3つかけもちし、接客コンテストで全店1位になった経験をもつ。新卒では地方創生系の会社に入社をし、スイーツ専門店の立ち上げからマネジメントを経験。その後、レバレジーズへ中途入社。現在はキャリアチケットのアドバイザーとして、学生のキャリア支援で学生満足度年間1位と事業部のベストセールスを受賞し、リーダーとしてメンバーのマネジメントを行っている。

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