このページのまとめ
- SPIとは、リクルートキャリアが開発した適性検査
- 玉手箱は日本エス・エイチ・エル社が開発した適性検査
- 適性検査にはWebテストやテストセンターなどの受検形式がある
- Webテストはネットの接続環境に気をつけて受検しよう
- 能力検査は問題パターンに慣れるための対策が必須
今回のコラムでは、就活でよく出会うテスト(適性検査)の種類をご紹介します。
受検形式や対策方法を学んでいきましょう!
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SPIとは
SPIはリクルートキャリアが開発した適性検査。新卒採用で導入する企業が多く、就活生の間では有名な適性検査となっています。
そもそも適性検査とは、受検者の学力や性格的な特徴、仕事への適性を知るために行われるもの。人気企業では選考の初期段階で応募者の絞込みに使うケースが見られますが、その結果は入社後の配属先を決める際の参考にされることもあるようです。
SPIの検査内容は、「能力検査」と「性格検査」の2つ。それぞれの概要は以下のとおりです。
能力検査
受検者の学力をはかり、仕事に必要な基礎力を評価するための検査。
「言語分野」と「非言語分野」があり、前者は言葉の意味や文章の要旨を問う国語的な問題、後者は数的な処理能力や論理的な思考力を試す数学的な問題が出題されます。
性格検査
日常の行動や考え方に対する質問から、受検者の考え方や人柄、仕事への適性をはかる検査。
問題文に対して、「あてはまる / どちらかといえばあてはまる / どちらかといえばあてはまらない / あてはまらない」といった選択肢が用意され、回答を選ぶ方式です。
性格検査では数百問の問題が出題されるので、考え込まずに直感的に回答することが求められます。
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玉手箱とは
日本エス・エイチ・エル社が開発した玉手箱は、SPIと同じく新卒採用でよく使われる適性検査。自宅や大学のパソコンで受検するWebテストが主な受検形式で、SPIと同じく能力検査(言語・計数・英語)と性格検査で構成されます。
玉手箱の最大の特徴は、同じ科目で1種類の問題が出題され続けること。例えば、玉手箱の計数分野は「四則逆算」「図表の読み取り」「表の空欄の推測」の3科目ですが、1問目が「図表の読み取り」の問題だった場合、残りの問題も全て「図表の読み取り」から出題されるというわけです。
なので、1度の玉手箱で出会う問題の種類は、言語分野で1種類、計数分野で1種類ということに。検査で出会う問題のバリエーションは少ないですが、何が出題されるかわからないため満遍なく対策する必要があります。
言語の問題の種類
・論理的読解
・趣旨判定
・趣旨把握
計数の問題の種類
・四則逆算
・図表の読み取り
・表の空欄の推測
英語の問題の種類
・論理的読解
・長文読解
玉手箱は、苦手分野があるとその種類の問題にあたった時に全く歯が立たないので、苦手克服を意識した対策が必要です。
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受検形式は1つではない
検査にもよりますが、適性検査の受検形式は複数あり、どの形式で受検するかは応募先の企業によって異なります。
例えばSPIには、以下4つの受検形式があります。
テストセンター
リクルートキャリアが用意した専用会場でパソコンを使って受検する形式。
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インハウスCBT
企業が用意する会場で企業のパソコンを使って受検する形式。
Webテスティング
自宅や大学のパソコンで受検する形式。企業が指定する期間内であれば好きな日時で受検できます。
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ペーパーテスティング
企業が用意する会場でマークシートで受検する形式。
同じ種類の適性検査でも、受検形式によって問題数や出題方法が変わることがあるので注意が必要。
例えばSPIの場合、ペーパーテスティングでは自分が決めた時間配分で問題を解けますが、テストセンターでは1問ごとに時間制限があり、時間がくると画面が次の問題に切り替わります。
さらにテストセンターは、正答率に応じて次に出題される問題の難易度が変わるのが特徴。誤答が多いと難易度が低い問題が、正解が多いと難易度が高い問題が出題されるようになります。
また、受検形式によって使える道具にも違いがあり、Webテスティングでは電卓が使えますが、テストセンターでは使えません。
どういった形式で受検するかは事前に企業から指示があるはずなので、確認の上で必要な準備をしてください。
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Webテストを受ける時はここに注意
人気企業では、応募者を絞り込む初期選考のツールとしてWebテストを実施することが多々あります。就活中に1度は経験するテスト形式なので、ここで受検時の注意を確認しておきましょう。
ネット環境を整える
インターネット接続が不安定だと途中で通信が途絶える原因になるため、ネット環境が安定した場所で受検しましょう。
Wi-Fiは障害物があると通信が不安定になることがあるので、心配な人は有線で行うのがおすすめ。もし途中でテストが受けられない状態になったら、企業が指定する問い合わせ先に連絡します。
使いなれたパソコンを使う
適性検査は制限時間がシビアなので、操作しなれたパソコンで受けるのが安全です。普段パソコンを使わない人は、基本の操作に慣れるとともに、参考書などで回答画面がどういったものか把握しておきます。
パソコンを選ぶ時は、画面が大きいものが見やすいでしょう。
手元に電卓を用意する
自宅で受検するWebテストでは電卓の使用は自由です。非言語、計数系の問題は素早く計算して問題を解く必要があるので、電卓を用意しましょう。
パソコンやスマホの電卓機能ではなく、計算専用の電卓が使い勝手が良くおすすめです。
受検期間を確認する
自宅で受検するWebテストは自分が都合の良いタイミングで受けられるのがメリットですが、企業が指定する受検期間を過ぎないように気をつけましょう。期間内に受検しないと次の選考に進めません。
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テスト対策が必要な理由
SPIや玉手箱の能力検査で出題される問題の多くは、中学・高校レベルの学力があれば解答できるといわれます。
ただし、新卒は高校卒業から時間が経っており、その頃の知識を忘れてしまったという人も少なくありません。また、適性検査は制限時間がシビアであり、問題を効率よくスピーディーに解くことが求められるため、事前の対策は必須です。
それぞれの適性検査で出題される問題の種類は決まっているので、事前に練習することで問題のパターンが把握でき、本番で素早く解答できるようになるでしょう。また、事前に問題を解くと時間配分のコツがわかり、難しい問題を諦めるタイミングがつかめるようになるはずです。
メジャーな適性検査は市販の対策本が出ているので、立ち読みしてわかりやすいと感じるものを購入しましょう。まずは問題集をひととおり解き、苦手分野と得意分野を明らかにするのがポイント。
その後は苦手分野を繰り返し解き、さらに制限時間を意識して設定した時間内に解けるように練習します。
言語系の問題は語彙を増やす、計数系の問題は基本の公式を覚えることを意識すると、解ける問題が増えるでしょう。
対策のタイミング
一般的な就活スケジュールでは、3年生の3月にエントリーが解禁となり、順次会社説明会の実施やエントリーシートの提出、適性検査や筆記試験の選考がスタートします。
そのため適性検査の対策は2月末までには終わらせ、3月からはエントリーや応募書類の作成に集中できる体制を整えましょう。自己分析や企業研究などもエントリー開始までに済ませた方が良いため、就活準備はやるべきことを把握しながら計画的に進める必要があります。
適性検査の対策にどのくらい時間がかかるか悩んだら、早い段階で参考書をチェックし難易度を確認してください。難しそうと感じたら早めの対策を、簡単と思ったらほかの準備を優先させつつ、隙間時間に対策してもOKです。
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