このページのまとめ
- 志望動機を書くうえで、企業がなぜ志望動機を問うのかを理解することが大切
- 志望動機を作成するときのコツは、インターンシップに参加する目的を明確にすること
- 参加理由と共にその根拠まで記載すると、説得力が増す志望動機になる
「インターンシップの志望動機に何を書けばいいのかわからない。」と悩んでいる学生も多いでしょう。インターンシップでは、実際に企業で働く方々と話ができたり、業務を経験できたりするなど、志望する企業を決めるにあたって欠かせない機会といえます。
この機会を逃さないためにも、選考突破のために熱意の伝わる志望動機を作ることが重要です。この記事では、好印象につながる志望動機の作り方や例文をご紹介します。
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- インターンシップの志望動機を作るための準備
- インターンシップに参加する理由を明確にしておく
- 企業や業界について詳しく調べる
- 企業が求める人物像を確認しておく
- 企業がインターンシップで志望動機を問う理由
- インターンシップに向けての熱意を知るため
- インターンに参加する目的が明確かどうかを知るため
- 人に意見を伝える基礎的な力を見るため
- インターンシップの志望動機を書くときの基本ルール
- 結論ファースト
- 自分の言葉で伝える
- 具体的なエピソードを盛り込む
- インターンシップの志望動機に盛り込む内容
- 1.結論とその根拠になるエピソード
- 2.インターンシップで学びたいこと
- 3.参加に向けた抱負
- インターンシップの志望動機例文4選
- IT業界の志望動機(400字)
- 銀行業界の志望動機(300字)
- 看護師の志望動機(300字)
- 公務員の志望動機(200字)
- 書き終えてからが大切!インターンシップの志望動機チェック項目
- 字数制限
- 誤字脱字
- 文章の分かりやすさ
- インターンシップの志望動機に悩んでいるあなたへ
インターンシップの志望動機を作るための準備
インターンシップの参加にあたって、書類選考や面接を設ける企業も多いようです。インターンシップは開催にあたって人員やコストがかかるため、希望する就活生を全員参加させるのは難しいためです。
多くの就活生が参加を希望するインターン選考において、熱意を伝える志望動機は重要な項目。志望動機には自分が思う参加理由に加えて、企業が魅力的に感じる人物像を含めることが大切です。そのためには、事前の自己分析と企業研究が重要となります。ここでは、志望動機を作成するために準備しておくことについてご紹介します。
インターンシップに参加する理由を明確にしておく
そもそも、インターンシップへの参加は義務ではありません。そのため、志望動機を考える前に、インターンシップに参加する目的を明確にしておく必要があります。
目的がはっきりしていなければ、なんのためにインターンシップに参加するのかが曖昧になってしまうからです。曖昧なままでは、採用担当者に「インターンシップに参加する意欲が見えないな」と捉えられる可能性があります。
インターンシップに参加する理由を自分なりに考えることが、志望動機を作成する重要な鍵になります。では、どのような理由でインターンシップに参加する人が多いのでしょうか。
自己成長のため
インターンシップは就職前に「ビジネス」に関わることができる貴重な機会です。実際の会社で職業体験をすることができるため、成長のチャンスが数多くあります。自己成長を目的とする場合、「どんな自分に成長したいか」「インターンシップを通して学びたいことは何なのか」を考えてみてください。
視野を広げるため
知らなかった仕事や興味がなかった業界に触れられる機会となるインターンシップ。就活の軸が定まっていない方も、参加することで視野が広がり、将来につながるヒントを見つけられるでしょう。
インターンシップの参加理由を明確にする方法を知りたい人は「インターンシップの参加理由は?志望動機の例文アリ」も参考にしてください。
企業や業界について詳しく調べる
自分が企業に対して抱いているイメージと、企業で実際に行われている事業をすり合わせていきます。
「華やかなイメージだけど、実際は裏方の作業が多い」「簡単そうだけど、すごく細かい作業が必要な仕事」など、研究を進めていくことで、知らなかった部分が見えてくるかもしれません。競合企業や業界の将来などについても、できるだけ把握しておきましょう。
企業が求める人物像を確認しておく
事前にインターンシップの募集要項をしっかりチェックしておくのが鉄則です。インターンシップによっては条件があるので、自分が条件に適しているか、必ず確認していきましょう。
そして、企業の採用ページもあわせてチェックしておくことをおすすめします。求める人物像に合った志望動機が書けると、さらによい内容になるでしょう。
さらに、求める人物像を把握し、それに当てはまる自分の長所などを振り返ってみてください。志望動機だけでなく自己PRや、強みを伝えるときにも役立ちます。
インターンシップの志望動機を書く際に、企業研究と自己分析が欠かせません。掘り下げていけばいくほど、志望動機がより充実したものになるでしょう。「企業研究と自己分析が重要!インターン志望理由の書き方」を参考にして志望動機を作成してみてください。
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企業がインターンシップで志望動機を問う理由
企業がインターンシップで志望動機を聞くのには、いくつかの理由があります。理由を知っておくと、より企業に響く志望動機が作成できるでしょう。
インターンシップに向けての熱意を知るため
企業は志望動機で学生のインターンシップへの熱意を知りたいと考えています。冒頭で述べたように、企業はインターンシップにコストをかけ、人員を割いて開催しています。「インターンシップを充実したものにしたい」という思いは学生だけでなく、企業側も同じなのです。
そのため、やる気の感じられない学生に来てほしいとは思わないはず。志望動機に、その企業のインターンシップにぜひ参加したいという熱い思いをぶつけてください。
インターンに参加する目的が明確かどうかを知るため
先述したように、インターンシップに向けての熱意と同じくらい、インターンシップに参加する目的も重要です。
「参加したい!」という熱意だけをアピールしてもインターンシップ選考には通りません。「何のために参加するのか」をはっきりさせたうえで、志望動機を作成しましょう。
目的が明確な学生は、どのようにすれば、その目的が達成されるのかを考え行動する積極性があります。このような学生は成長に期待できる、企業が求めている人材といえるでしょう。
人に意見を伝える基礎的な力を見るため
志望動機が問われる理由として、書かれてある内容が理解できるものかどうかをチェックするという点も挙げられます。
採用担当者は、1日に数え切れないほどの志望動機に目を通します。「結局何がいいたいんだろう。」と思われるようなわかりにくい内容では、採用担当者にコミュニケーション能力が高くないと判断されかねません。
志望動機の内容はもちろんですが、伝える順番やわかりやすい文章かどうかを意識して作成しましょう。可能であれば、第三者に作成した志望動機を読んでもらい、意味が通じる文章になっているかを確認してもらうのもひとつの方法です。
企業がインターンシップで志望動機を問う理由がわかったところで、インターンシップに参加する目的について「インターンシップを充実させるポイントは目的意識」を読んで確認しておきましょう。
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インターンシップの志望動機を書くときの基本ルール
インターンシップの志望動機では、簡潔でわかりやすい文章であることが大切です。分かりやすい構成に沿って自分なりの言葉で思いを伝えることができれば、採用担当者に刺さる志望動機になるはずです。ここでは、志望動機を作成するうえでの基本的なルールをご紹介します。
結論ファースト
インターンシップの志望動機の構成において、結論をはじめに伝えることが最も重要です。最も伝えたいことをはじめに伝えておくことで、読み手は結論がわかっているので、あとの内容が理解しやすくなります。
ここでのポイントは、誰が読んでもわかる簡潔でわかりやすい1文にすることです。採用担当者が1度読んだだけですぐ理解できる1文にしましょう。1文目で、「何がいいたいのかわかりにくいな」と思われれば、それだけで興味を失われる恐れもあります。わかりやすい1文で結論を伝えることで、最後までスムーズに読んでもらえるでしょう。
自分の言葉で伝える
インターネットで調べると、インターンシップの志望動機の例文を簡単に見つけることができます。そのまま使えば、すぐに志望動機は完成しますが、オリジナリティがなく、使い回しが効く志望動機になってしまいます。
また、面接で深く掘り下げられても回答に困ってしまう可能性もあります。志望動機の例文は参考程度にして、自分の言葉で自分の体験を交えた志望動機を作成するようにしましょう。
重要なのは、使い回しの効かない志望動機を作成することです。インターンシップを受ける企業のためだけの志望動機を作るようにしましょう。
具体的なエピソードを盛り込む
インターンシップに参加したい理由を具体的なエピソードとともに伝えることで、志望動機に説得力が生まれます。ここでポイントになるのが、背景が詳しく説明できるエピソードを選ぶということです。もし、面接で詳しく聞かれたときも、詳細を伝えられるように準備しておくことが大切です。
インターンシップの参加理由が他の学生と似ていることはあっても、体験談は人それぞれ違います。そのため、その人の人柄や価値観、考え方などが出やすい部分といえます。あなたらしさが伝わる、よい志望動機を完成させて下さい。インターンシップの志望動機の作り方については「インターンシップの志望動機、どう作る?」も参考にしてみてください。
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インターンシップの志望動機に盛り込む内容
ここでは、インターンシップの志望動機に盛り込むべき内容を解説します。前項で説明した基本の構成に沿って作成しても、盛り込むべき内容が入っていなければ説得力の欠けた志望動機になってしまうでしょう。
1.結論とその根拠になるエピソード
先の基本ルールでも述べたように、まずはインターンシップに参加したいと思った理由を簡潔に1文で書きます。
「なぜその企業のインターンシップに参加したいのか」や「なぜその企業のインターンシップでないといけないのか」など、これまでの自分の経験や将来のビジョンと紐付けながら、理由だけではなくその「根拠」も説明し、説得力を持たせましょう。
2.インターンシップで学びたいこと
応募理由の次に、インターンシップで身に付けたいことや学びたいことを書きます。
「業界の知識を深めたい」「ビジネスマナーを身につけたい」「プログラミングを学びたい」など、仕事に対する熱意を伝えることができれば、採用担当者に「一緒に仕事をしてみたい」「面接で会ってみたい」と感じてもらえるかもしれません。
3.参加に向けた抱負
インターンシップに参加することができた際の抱負を書くことも大切です。「足りないものを学び、多くのことを吸収したい」「率先してリーダーシップを発揮したい」「自分への課題をたくさん見つけたい」など、インターンシップにどう取り組むかを記載すると、より熱意が伝わる志望動機となるでしょう。
インターンシップの参加理由の見つけ方や志望動機を書く流れについては「インターンの選考は、参加したい理由で差をつけよう!」を参考にしてください。
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インターンシップの志望動機例文4選
ここではインターンシップの志望動機の例文を4つご紹介します。志望動機の書き方の流れを確認しながら読み、オリジナルの志望動機を完成させてください。
IT業界の志望動機(400字)
私は、プログラミングの知識をより深めるため、貴社のインターンシップに応募しました。
高校時代から独学でプログラミングを学んでおり、プログラムを組み立て思い描いたとおりに動いたときは面白さと達成感を感じ、もっと学びたいという思いが一層強くなりました。その頃より将来はIT業界で活躍したいと考えておりました。
現在は情報学を専攻しており、日々進化する高度なIT技術を学んでいます。難しさもありますが、新しいことを学ぶのは、新鮮で充実しております。
私は以前からIT分野に興味がありましたが、IT業界の中でも貴社は極めて先進的な取り組みをされており、最先端技術に触れてみたいとの思いで参加を志望させていただきました。
基本的なプログラミング言語は習得しておりますが、まだまだ勉強不足の部分があると思いますので、インターンシップに参加できた際には積極的な姿勢で勉強していくつもりです。
銀行業界の志望動機(300字)
私は銀行という業種に大変興味があります。お客様第一の精神で信頼を獲得している貴行で、銀行のサービスについての学びをより深めたいと思い、インターンシップへの参加を志望しました。
私の祖母は、以前銀行員として勤務しておりました。祖母の働く姿を直接見たことはありませんが、幼少の頃より祖母が生き生きとした表情で銀行業務の話をするのを聞いており、自然と自分も将来は銀行に勤めたいと思うようになりました。
貴行のインターンシップでは、銀行業務に必要なスキルを学ぶことはもちろん、他のインターシップ参加者や行員の方々と積極的に関わり、コミュニケーション能力をより高めていきたいと思っております。
看護師の志望動機(300字)
私は貴院の一人ひとり患者様に寄り添う看護を学びたいと思いインターンシップの参加を志望しました。
貴院で病院実習をさせていただいたとき、担当してくださった看護師の方が、一人ひとりの患者様と視線を合わせ、話を傾聴していた姿を見ました。患者様から信頼され、職員の方からも慕われている様子を見て、自分もこんな看護師になりたいと強く思うようになりました。
貴院では、担当の看護師の方と一緒に行動し、看護手技はもちろんのこと、患者様との関わり方を学ぶことができると理解しております。インターンシップを通して、患者様に寄り添える看護師に必要なことをしっかり学びたいと思っております。
公務員の志望動機(200字)
私は、市役所で海外留学の手続きの際、親身に対応してくださったのがきっかけで、インターンシップに応募いたしました。
市役所の入り口で迷っていた私に、職員の方が優しく声をかけてくださり、窓口まで案内してくださいました。また、窓口の方も丁寧に対応してくださり、市民の方々の生活の支えになっている公務員の仕事に興味を持ちました。
インターンシップでは、地域に密着した公務員の仕事について学びたいと思っております。
他のインターンシップの志望動機の例文を参考にしたい人は「インターンシップの志望動機の例文5つ!書き方も解説」も参考にしてください。
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書き終えてからが大切!インターンシップの志望動機チェック項目
志望動機を書き終えたら、最終チェックをしてから企業に送付しましょう。できれば少し間をおいてから見直すのがおすすめ。客観的に自分の文章を推敲できるので、新たな修正点が見つかる可能性が高まります。
字数制限
書きあげたら、改めて字数制限を確認しておきましょう。書類選考の場合は文字数の制限があることが多いです。文字数の制限よりも極端に少ない、または字数がオーバーしてしまっている場合は、内容を膨らませたり、不要だと思う箇所を削ったりするなどの作業が必要です。
字数は、制限の9割程度になるように心がけましょう。字数を守れていないと、「ルールを確認していない」とマイナスの印象を与えてしまいます。基本的なルールは見落とさないよう、隅々まで確認する意識が大切です。
誤字脱字
応募書類に誤字脱字があると「注意力が足りない」「入社しても書類にミスがありそう」など、ネガティブな印象を与えます。インターンシップの志望動機を完成させたら、必ず見直して誤字脱字を確認しましょう。
また、間違えやすいのが敬語の表現。書類なのに「御社」を利用していたり、二重敬語を使用していたりと使い慣れない言葉は間違えやすいので、第三者に確認してもらうのがおすすめです。
文章の分かりやすさ
わかりやすい文章とは簡潔な文章のこと。一文が長すぎると何を伝えたいのかがわかりにくい文章になってしまいます。
一文につき伝える内容は一つを意識しましょう。特に、志望動機の根拠となるエピソードを伝える文章は長くなりやすいので注意が必要です。
音読して読みやすいかチェックしてみよう
インターンシップの志望動機が完成したら、声に出して読んでみましょう。目で読むのと音で聞くのでは印象が変わるため、「文章では違和感はないけど音読すると分かりづらい」など改善点を見つけるきっかけにもなります。
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インターンシップの志望動機に悩んでいるあなたへ
「インターンシップの志望動機に書く内容が思い浮かばない」など、悩みを抱えている就活生も多いでしょう。インターンシップは就職前に社会人体験ができる貴重な機会ですが、選考を突破しなければ参加することはできません。
合格の基準は企業によって異なりますが、熱意を重視しているケースが多いようです。インターンシップへの参加を勝ち取るためにも、熱意が伝わる志望動機をしっかり準備しましょう。
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