このページのまとめ
- インターンに参加する理由は、業務内容の適性を把握し入社後のミスマッチを防ぐため
- インターンに参加すると本選考での優遇や早期選考案内の可能性がある
- 自己分析を行い「インターンに参加する目的」を明確にしてからプログラムを選ぼう

学生のなかには、「インターンに参加するか迷っている…」という方もいるでしょう。インターンに参加することで興味がある企業と自分の相性を確認できるほか、本選考で優遇される可能性もあります。
この記事では、学生がインターンに参加する理由を紹介します。また、参加するインターンの探し方や注意点もまとめました。インターンに参加するか迷う人は記事の内容を確認し、就活に出遅れないように準備を始めましょう!
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- インターンは意味ない?参加する5つの理由を解説
- 1.視野が広がる
- 2.業界・職種・企業研究になる
- 3.志望動機が具体的になる
- 4.本選考の練習になる
- 5.選考優遇・早期選考の対象になる可能性がある
- インターンとは大学生が仕事の理解を深めるための就業体験のこと
- 企業がインターンを行う目的
- インターンの参加率
- インターンの種類と参加するメリットを知ろう
- オープン・カンパニー
- キャリア教育
- 汎用的能力・専門活用型インターンシップ
- 高度専門型インターンシップ
- インターンを選ぶ前にやること
- 自己分析で自分の興味や思考を把握する
- インターンに参加する目的を明らかにする
- 業界・職種・企業研究を行う
- 自分が参加するインターンの探し方3選
- 1.興味がある業界や職種の企業から選ぶ
- 2.参加可能な実施期間や条件から選ぶ
- 3.インターンで学びたい内容から選ぶ
- インターンの申し込みはどこから?窓口を紹介
- 企業のWebサイト
- 就職情報が掲載されているWebサイト
- 合同企業説明会
- 大学のキャリアセンター
- インターン参加時に心掛けたい3つのポイント
- 1.挨拶や言葉遣いなどのマナーに気をつける
- 2.持ち物を再確認し忘れ物がないよう準備しておく
- 3.インターン先の社員に聞きたいことをまとめておく
- インターン参加後にやるべきこと
- インターンを振り返っておく
- お礼のメールを送る
- 別の企業のインターンを探す
- インターンに参加するか迷っているあなたへ
- インターンに参加する学生によくある質問
- Q.インターンシップは給料が出る?
- Q.インターン参加を辞退するのは可能?
- Q.既卒はインターンに参加できない?
インターンは意味ない?参加する5つの理由を解説
学生がインターンに参加する理由は、「就活の視野が広がる」「企業研究になる」などが挙げられます。そのほかにも、インターンに参加する理由を以下に5つまとめたので、ぜひ参考にしてみてください。
・企業研究になる
・志望動機が具体的になる
・本選考の練習になる
・選考優遇や早期選考の対象になる可能性がある
1.視野が広がる
インターンシップはさまざまな業界や企業で仕事を体験し、先輩の話を聞ける貴重な機会です。今まで知らなかった業界を知れるのはもちろん、社会人の先輩のさまざまな価値観に触れることができます。
また、インターンシップはほかの学生との出会いの場でもあり、社会人・学生問わず自分とは違う考え方を知るなかで、視野を広げられるでしょう。
2.業界・職種・企業研究になる
就活では応募先への理解を深める業界や職種、企業研究が不可欠ですが、企業の内部に入るインターンではWebサイトや資料では得られないリアルな情報が手に入ります。
志望企業を絞り込むためにも情報収集は欠かせないので、「志望する業界や職種、企業を決めかねている」という人ほど、積極的にインターンを活用しましょう。
3.志望動機が具体的になる
志望動機は本選考で企業が重視する項目の一つです。志望動機では入社意欲のほかに、自社とのマッチ度が評価されています。
応募先企業との相性の良さを伝えるには、応募企業への理解度を示し、なぜ他社ではなく応募先を選んだのかを説明することが重要。インターンに参加することで、応募企業の事業内容や社風、雰囲気をより深く理解できます。
4.本選考の練習になる
応募者が多いインターンでは選考があるため、就活が開始してからの本選考の練習になります。インターンの選考内容は企業によって異なりますが、筆記試験やES提出、面接というように、本選考とほとんど変わらない企業もあるようです。
仮にインターンの選考に落ちてしまったとしても、その反省は本選考で活かせます。面接は場数を踏むことで慣れるので、経験を積むと本選考での緊張が和らぐでしょう。
5.選考優遇・早期選考の対象になる可能性がある
インターンシップに参加すると、その企業での本選考で有利になったり、ほかの学生よりも早く内定の機会を得られたりする可能性があります。インターンシップが学生の能力や適性を企業側が事前に見極める場となっているためです。
また、2022年6月に文部科学省・厚生労働省・経済産業省の合意による「インターンシップの推進に当たっての基本的考え方」が改正され、一定の基準を満たしたインターンシップで企業が得た学生情報を、広報活動や採用選考活動に使用できるようになりました。結果として、選考の工程が迅速化し、優秀と評価されたインターン参加者への早期選考優遇や内定機会が増加するでしょう。
「インターンシップとは?行う意味や期間別の特徴をご紹介」の記事では、インターンについて詳しく解説しているので、ぜひチェックしてみてください。
参照元
厚生労働省
若者の雇入れを検討している事業主の皆さまへ
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インターンとは大学生が仕事の理解を深めるための就業体験のこと
インターンとは、企業が学生に向けて就業体験の機会を提供することです。最近では、セミナー型や職場体験型、グループワーク型とさまざまな内容のインターンが開催されるようになり、参加する学生の数も年々増加しているといわれます。
インターンの主な開催時期は、大学の夏休みと冬休み期間。夏休みは長期インターンが多く開催され、インターンシップが最も盛んなシーズンといえるでしょう。
インターンの対象となるのは就活を控えた大学3年生が主ですが、企業によっては1・2年生から参加できることもあります。興味がある人は、早めにどんな企業がインターンを実施しているか調べてみましょう。
企業がインターンを行う目的
企業がインターンを行う理由の一つに、自社の知名度を高めて多くの学生を集める目的があります。特にベンチャー企業はインターンで自社を知ってもらい、本選考の応募につなげたい意図があるようです。
加えて、「入社後のミスマッチによる離職を防ぐ」というのもインターンの大きな目的。新卒で入社した社員が早期退職する理由には、「仕事内容が合わなかった」「入社前に抱いていた理想とのギャップがあった」などが挙げられることもあります。コストをかけて採用した人材が辞めていくのは、企業にとって大きな痛手でしょう。
したがって、企業はインターンで自社の社風や詳しい業務内容を知ってもらい、学生自身に自社との相性を確かめて欲しいと考えています。
インターンの参加率
キャリアチケットの「2026年入社予定学生のサマーインターン参加意識に関する調査」によると、2024年4月末時点でサマーインターンに参加したい意向の学生の割合は、約9割の結果でした。
| サマーインターンシップへの参加意向 | 割合 |
| 参加したい企業は決まっていないが、参加したいと思っている | 61.8% |
| 既に参加したい企業が決まっている | 27.1% |
| まだわからない | 7.1% |
| 参加するつもりはない | 4% |
内訳としては、「参加したい意向はあるが企業が決まっていない」という学生の割合は61.8%、「既に参加したい企業が決まっている」は27.1%です。合わせて88.9%の学生がインターンに参加する意思があるようです。
インターンシップは、就職活動における必須のステップとして学生に認識されている傾向にあるといえます。
また、内閣府が取りまとめた「学生の就職・採用活動開始時期等に関する調査報告書(令和6年12月6日)」によると、「インターンシップと呼称されるもの」に参加した学生は約8割という結果でした。なお、この調査は2025年卒が対象です。

引用:内閣府「学生の就職・採用活動開始時期等に関する調査報告書(令和6年12月6日)『インターンシップと呼称されるもの』への参加経験の有無(p.6)」
サマーインターンについてさらに知りたい方は、「サマーインターンに行かないとどうなる?参加するメリットや就活への影響を解説!」の記事を参考にしてみてください。
参照元
キャリアチケット
2026年入社予定学生のサマーインターン参加意識に関する調査
内閣府
学生の就職・採用活動開始時期等に関する調査
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インターンの種類と参加するメリットを知ろう
ここでは、「インターンシップの推進に当たっての基本的考え方」の改正により類型化された4つのプログラムについて紹介します。また、それぞれのメリットもまとめたので、インターンを選ぶ際の参考にしてみてください。
オープン・カンパニー
以前の「1dayインターン」に相当するプログラムで、企業や業界の情報提供やPRを目的に行われます。「オープンキャンパス」の企業版と捉えられ、内容もそこまで変化はありませんが、大学1年から参加可能になっています。
また、インターンではないため、オープン・カンパニーで企業が得た学生の情報を採用活動に活かすことはできません。
| 期間 | 半日~1日程度 |
| 内容 | 講義、職場見学、グループワークなど |
| 給与 | なし |
| 目的 | 業界や企業の情報を提供したり、PRを行ったりする目的があり、就業体験としての要素はない |
キャリア教育
キャリア教育とは、「キャリア発達を促す教育」と定義されており、正課として実施する大学も多いプログラムです。
こちらも、オープン・カンパニーと同様に大学1年から参加可能で、取得した情報を採用活動に活かすことはできません。
| 期間 | プログラムによって異なる |
| 内容 | 企業がCSRとして取り組むプログラム、大学が主導するプログラム なお、就業体験は任意 |
| 給与 | なし |
| 目的 | 自己理解と職業理解を深め、社会で自立して生きていくための能力や態度を育むことを目的としている |
汎用的能力・専門活用型インターンシップ
汎用的能力・専門活用型インターンシップは、参加期間の半分を超える日数で就業体験を行うプログラムです。「インターンシップ」の区分になるため、企業はプログラムで得た学生の情報を採用活動に活かすことができます。
また、就業体験では社員が参加者の指導にあたり、終了後はフィードバックを行うことも取り決められているのが特徴。就業体験では「営業活動の同行」や「事業所工場での実務」などが想定されており、テレワークを常態的に行っている企業ではテレワークで参加も可能です。
| 期間 | 汎用的能力型は5日以上 専門活用型は2週間以上 |
| 内容 | 就業体験を伴うプログラムを社員が指導し、学生の具体的なスキルや職務適性を測るプログラム なお、参加日数の半分以上の就業体験が必須 |
| 給与 | 基本は無給 ただし、社員と同じ働き方の場合は有給 |
| 目的 | 企業側が学生の社会人基礎力や、専門知識・スキルを適切に見極めることを目的としている。学生にとっては、仕事内容や職場との相性を計れる |
高度専門型インターンシップ
高度専門型インターンシップは、対象が理系・博士課程の大学院生向けのプログラムです。大学院生が企業で長期のあいだインターンシップに参加し、大学院の単位を取得する制度となっています。
高度専門型インターンシップで得た情報は、企業の採用活動に使うことが可能です。
| 期間 | 2ヵ月以上 |
| 内容 | 博士課程の学生が持つ高度な専門知識・能力を活かし、実践的な就業体験を実施 |
| 給与 | 有給 |
| 目的 | 企業はインターンシップを通して学生の専門知識・技術の向上を目的としている 学生にとっては、就業体験を通して専門分野の能力を向上が目的 |
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インターンを選ぶ前にやること
参加するインターンを選ぶ前には、自分の興味を把握したり「インターンに参加する目的」を明確にしたりしておきましょう。
ここでは、インターンを選ぶ前にやることを紹介します。
自己分析で自分の興味や思考を把握する
インターンを選ぶ前に自己分析を行い、自分の興味や思考を把握しておきましょう。何に対してモチベーションが上がるか、どのような思考の傾向があるかを客観的に把握しておくことで、自分にはどの業界・職種のインターンが合うかを見極められます。
自己分析のやり方を知りたい方は、「自己分析とは?就活におすすめの簡単なやり方10選や活用例を解説」の記事をチェックしてみてください。
インターンに参加する目的を明らかにする
インターンを選ぶ前には、参加する目的を明らかにしましょう。たとえば、「自分が興味のある業界・職種を深く理解したい」「希望している企業の社風や業務が自分に合っているか」など、インターンに参加して何を得たいのかを明確にしておきます。
目的を明らかにしておくことで、インターン中に「求められる具体的なスキルは?」などの聞きたいことを質問できるでしょう。
また、目的意識を持つことで、ワークやグループディスカッションにおいて受動的になるのを避けられる効果も期待できます。
業界・職種・企業研究を行う
インターンを選ぶためには業界や職種、企業について調べ、自分がどのような分野に興味があるかを把握しましょう。自分が興味をもてる分野が見つかったら、その業界や職種の特徴を調べます。
事前に知識を身につけてインターンに臨むことで、より深い視点での気づきを得られるでしょう。
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自分が参加するインターンの探し方3選
事前準備が終わったら、参加するインターンを探しましょう。ここでは、自分が参加するインターンの探し方を3つ紹介します。
1.興味がある業界や職種の企業から選ぶ
インターンの探し方として、自分が興味のある業界・職種の企業から選ぶ方法があります。
興味がある分野であれば、インターン中の座学やワーク、実務に対しても積極的に取り組めるでしょう。インターンを通して、その仕事に必要な能力や専門知識が具体的に分かるメリットがあります。
また、興味を持っていたとしても、実際にインターンに参加することで「思っていた仕事と違った…」とミスマッチに気がつく可能性も。就活の方向性を修正できるので、入社後の早期離職のリスクを減らせるでしょう。
2.参加可能な実施期間や条件から選ぶ
インターンを探す際は、参加可能な実施期間や条件から選ぶのも一つの方法です。
たとえば、「自宅から通えるか」「リモートで受けられるか」「学校の授業といった、自分の予定と合うか」などの条件と照らし合わせて、参加可能なインターンを選びます。自分の興味が分からない人も、予定が合うインターンに一度参加してみることで、今まで気がつかなかった適性を発見できる可能性があるでしょう。
3.インターンで学びたい内容から選ぶ
参加するインターンの探し方として、「学びたい内容から選ぶ」という方法も挙げられます。
たとえば、「企画がしたい」「プレゼンを経験したい」「チームで何かを成し遂げたい」といった目的から選びましょう。興味のない業界だとしても、プログラム内容に惹かれて参加した結果、その仕事や業界への適性や新たな興味を発見できる可能性があります。
「業界から?職種から?インターン先の選び方と探す方法」の記事では、インターンの探し方について解説しているので、ぜひご覧ください。
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インターンの申し込みはどこから?窓口を紹介
インターンを申し込みたい場合、企業の公式サイトや就職情報が掲載されているWebサイトなどが窓口となっていることがあります。また、合同企業説明会や大学のキャリアセンターで申し込めるケースもあるようです。
ここでは、インターンを申し込める窓口を紹介します。
企業のWebサイト
参加したいインターンが決まっている場合、企業のWebサイトから直接申し込める場合があるでしょう。申し込みページには実施日時やプログラム内容が記載されています。それらをチェックして、必要事項を入力し申し込みが可能です。
就職情報が掲載されているWebサイト
就職情報サイトのなかには、インターン情報がまとめてあるページが設けられているものもあります。自分が興味のある業界や職種に絞って検索できるサイトもあるので、探してみましょう。
「どのサイトを見れば就活の情報が手に入るのか分からない…」と悩んでいる方は、「より効率的な就職活動のために!就活に役立つおすすめサイトのまとめ」の記事を参考にしてみてください。
合同企業説明会
インターンの申し込みは、合同企業説明会でもできる場合があります。採用担当者から直接話しを聞ける合同企業説明会では、さまざまな企業の情報を得られるので、自分が興味を持てるインターンを見つけやすいでしょう。
合同企業説明会を含む就活イベントについてさらに詳しく知りたい方は、「就活イベントのメリット・デメリットとは?参加前に知っておくべきこと」の記事をご覧ください。
OB・OG訪問などの就活イベントで情報を得られる場合もある
OB・OG訪問といったイベントで、インターンの情報を得られる場合もあります。たとえば、OB・OG訪問では、実際にインターンに参加した卒業生の話を聞けるので、自分がプログラムを選ぶ際の参考にできるでしょう。
また、インターンに参加するにあたって不安なことや、しておいた方が良い準備などのアドバイスをもらえる可能性もあります。「インターンに参加した人のリアルな声を知りたい…」と考えている方におすすめです。
大学のキャリアセンター
大学のキャリアセンターでインターンを探し、申し込む手もあるでしょう。キャリアセンターには大学経由で申し込む、「学校推薦型」や「学内公募型」のインターンシップの募集情報があります。所定の手続きを行い、応募書類を提出することで申し込みが完了するようです。また、応募が多数の場合は、大学内で選考が行われることもあります。
まずは、自分が通っている大学のキャリアセンターの窓口や学生専用のインターンシップ情報サイトを確認してみましょう。大学経由のインターンシップには、「締切が企業側より早い」といった独自のルールがある場合も考えられるため、早めの確認が重要なポイントです。
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インターン参加時に心掛けたい3つのポイント
ここでは、インターンに参加する際に心掛けたいポイントを3つ紹介します。言葉遣いといったマナーからインターン先での行動まで、いくつかのポイントを紹介するので、ぜひ参考にしてみてください。
1.挨拶や言葉遣いなどのマナーに気をつける
インターンに参加する際は、挨拶や言葉遣いなどのマナーに気をつけましょう。
厚生労働省の「令和5年若年者雇用実態調査の概況」によると、企業が新卒を採用する際に重視することの上位に「マナー・社会常識」が挙げられます。
| 企業が新卒を採用する際に重視すること | 割合 |
| 職業意識・勤労意欲・チャレンジ精神 | 79.3% |
| コミュニケーション能力 | 74.8% |
| マナー・社会常識 | 58.6% |
参照:厚生労働省「令和5年若年者雇用実態調査の概況 表4採用区分、若年正社員の採用選考の有無及び採用選考にあたり重視した点別事業所割合」
インターンシップは、単なる職業体験ではなく、企業にとっては学生の「入社意欲」や「職場で働く適性」を見極める場です。基本的なマナーができていないと、「自社の社員として取引先に出せない」「社内のチームワークを乱す可能性がある」と判断され、どんなにスキルや学力があっても選考で不利になる可能性があります。
入室時や退室時には、企業のオフィスやオンラインの場では、はっきりとした声で「おはようございます」「失礼いたします」と挨拶しましょう。また、インターン先の社員に対しては敬語で、「承知いたしました」「かしこまりました」など正しい言葉遣いを意識するのが大切です。
参照元
厚生労働省
令和5年若年者雇用実態調査の概況
2.持ち物を再確認し忘れ物がないよう準備しておく
インターンに参加する前日や当日の朝は持ち物を再確認し、忘れ物がないようにしましょう。インターン先から事前に指定がある持ち物のほかに、筆記用具やメモ帳、スマートフォン、貴重品などは持っていくようにしてください。
また、インターンではスマートフォンの使用が禁止されている場合も考えられます。そのため、いつでも時間を確認できるよう腕時計を身につけていくのがおすすめです。
「インターンに必要な持ち物リストを紹介!準備から問い合わせ時の例文も解説」の記事では、インターンに必要な持ち物をまとめているので、準備する際は参考にしてみてください。
3.インターン先の社員に聞きたいことをまとめておく
インターンは実際に働いている社員のリアルな声を聞けるチャンスです。あらかじめ、聞いてみたいことを整理しておくよう心掛けましょう。
何人かの社員に「社風や社内の雰囲気」「業務内容」「企業で求められる人物像」などを聞いてみることで、企業のことをより理解できる傾向にあります。
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インターン参加後にやるべきこと
インターン参加後には、「プログラム内容を振り返る」「お礼のメールを送る」などを行いましょう。また、就活の視野を広げるためにも別の企業のインターンを探すのも、将来につながる選択といえます。
ここでは、インターン参加後にやるべきことを紹介するので、ぜひご覧ください。
インターンを振り返っておく
インターン参加後には、プログラム内容を振り返っておきましょう。多くの企業はインターンに参加した学生に対し、インターンの感想文を求める傾向にあります。インターンに参加してどのような学びや経験を得たのかを振り返っておくことで、その後の就活にも役立てられるでしょう。
参加先の企業からアンケートが来る場合もある
インターンに参加した企業から、アンケートが来る場合もあります。アンケートに正確に回答するためにも、やはりインターンの振り返りは重要だといえるでしょう。
大学からインターンに参加した感想を聞かれることもある
感想を求められるのは、企業からだけではありません。大学からも、インターンの感想を聞かれることもあります。
大学のなかには、インターンシップを「単位」として認定している所も。その場合、定められた期間内に、感想や成果をまとめた報告書の提出が必須となります。
インターンを振り返ることは、今後の学生生活にとっても重要といえるでしょう。
お礼のメールを送る
インターン参加後には、企業からメールが送られてくることがあります。そのメールに返信する形で、お礼の内容を送りましょう。もし、メールがない場合は、インターン中に名刺交換をした担当者や、お世話になった部署の代表アドレス宛に新規で作成します。
以下に、お礼のメールの例文をまとめたので、企業に送る際はぜひ参考にしてみてください。
【件名】
インターンシップ参加のお礼(○○大学 キャリア 太郎)
【宛先】
株式会社○○ 人事部 採用ご担当者さま(またはお世話になった社員の氏名)
【本文】
お世話になっております。
本日のインターンシップに参加いたしました、○○大学○○学部のキャリア 太郎と申します。
この度は、お忙しい中、貴重なインターンシップの機会をいただき、誠にありがとうございました。
グループワークを通して、貴社が大切にされている「チームでの徹底した情報共有」の重要性を肌で感じることができ、大変貴重な学びとなりました。特に、○○さまからいただいたフィードバックは、自分の今後の課題として深く心に刻まれております。
今回の体験を通して、貴社の事業への熱意と社員の方々の温かい雰囲気に触れ、貴社で働きたいという思いがより一層強くなりました。今回の経験を活かし、今後の就職活動や学生生活に精進してまいります。
末筆ではございますが、貴社の益々のご発展と、皆さまのご健勝を心よりお祈り申し上げます。
今後とも何卒よろしくお願い申し上げます。
――――――――――――――――――――キャリア 太郎 ○○大学 ○○学部 ○○学科
携帯:090-xxxx-xxxx
メール:xxxxxx@xxxxxx.com
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A.インターン参加を辞退することは可能です。
ただし、辞退する場合は、決定した時点ですぐに企業へ連絡しましょう。辞退の意思は、電話で伝え、そのあとメールで改めて連絡するのがマナーです。辞退理由を詳しく述べる必要はありませんが、「一身上の都合」などと丁寧に伝える必要があります。
「インターンを辞退しても不利にならない?メールでの連絡方法や注意点を解説」の記事では、インターンを辞退する際の注意点を解説しているので、チェックしてみてください。
Q.既卒はインターンに参加できない?
A.既卒の方がインターンに参加できるかどうかは、企業の募集要項によります。
インターンシップの多くは「大学・大学院在籍中の学生」を対象としていますが、近年では既卒や第二新卒も応募可能とする企業が増えているようです。特に、「通年採用」や「キャリア採用」に積極的な企業は受け入れている傾向があります。
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