このページのまとめ
- 集団面接のコツはエピソードや理由でほかの就活生との差別化を図ること
- 集団面接では周囲の意見に流されず、自分なりの答えを伝えるのもコツ
- オンライン集団面接のコツは、聞こえやすいようにゆっくりはっきり話すこと
「集団面接のコツは?」「突破するためのコツを知りたい」などと考える就活生も多いことでしょう。集団面接はほかの就活生もいるため、より差別化した回答がポイントになります。自分だけのエピソードを交えてアピールにつなげましょう。
この記事では、集団面接突破に向けたコツを6つ紹介します。オンライン集団面接でのコツも紹介しているので、内定を獲得するためにぜひ参考にしてください。
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- 集団面接とは?個人面接との違いを解説
- 一人あたりの時間は限られる
- ほかの学生と比較される可能性が高い
- 集団面接の流れは個人面接と同じ
- 集団面接を突破するための6つのコツ
- 1.回答は常に簡潔さを意識する
- 2.ほかの学生の話も傾聴する
- 3.すべての質問に回答する意識を持つ
- 4.周りの回答に流されない
- 5.エピソードや理由で差別化する
- 6.積極性をアピールする
- 面接官が集団面接で評価しているポイント
- 論理的思考力
- 考えを端的にまとめる力
- 傾聴力
- 積極性
- 基本的なマナー
- 集団面接で押さえておきたいマナー
- 入室する際のマナー
- 退室する際のマナー
- 自分が話していない間のマナー
- 集団面接を受ける際の注意点
- 全員に同じ質問がされるとは限らない
- 回答する順番は変わる場合がある
- 回答の順番を指定しない挙手制もある
- 予期せぬ質問をされる場合もある
- 集団面接で聞かれること・質問例
- 自己紹介をしてください
- 自己PRをしてください
- 自分の長所、短所について聞かせてください
- 志望動機は何ですか?
- 学生時代に力を入れたことは何ですか?
- 挫折や失敗した経験について教えてください
- 何か質問はありますか?
- オンライン集団面接でアピールするコツ
- 声が聞こえるように静かな場所で受ける
- 事前にマイクやカメラを確認しておく
- 表情や動きは対面よりもわかりやすくする
- 対面時よりも大きな声で話す
- ほかの就活生が話すときはマイクを切っておく
- 集団面接前日までに準備しておきたいこと
- 集団面接のコツを踏まえても不安が消えないあなたへ
集団面接とは?個人面接との違いを解説
集団面接とは、複数の就活生を同時に面接する形式の選考です。グループ面接とも呼ばれています。集団面接は選考過程のなかでも初期段階に用いられることが多く、「質問の意図を理解できるか」「基本的な受け答えができるか」などを確認されるのが一般的です。
一度の集団面接で5名ほどの学生が参加し、面接官からの質問に順番に答えていきます。面接官は一人の場合もあれば、複数人が担当するケースもあります。面接の流れ自体は個人面接と概ね同じですが、集団面接ならではのマナーや質問パターンなどがあるため、コツを押さえて適切な対策が必要です。
一人あたりの時間は限られる
集団面接は一度に5名ほどの学生に対して質問するため、一人あたりの回答できる時間は限られます。仮に、面接時間が40分で学生が5名だった場合、単純計算で一人8分しか回答できる時間はありません。入退室や面接官とやり取りする時間を除くと、実質的には5分程度しか発言する時間がない計算です。
そのため、集団面接では面接官から質問される数に限りがあります。また、個人面接とは異なり、回答に対して深掘りされるケースは稀といえるでしょう。ほかの学生にも同様に質問するため、時間をかけずに簡潔な回答が求められます。
ほかの学生と比較される可能性が高い
集団面接の場合、ほかの就活生と同時に面接を受ける状況です。回答内容や立ち振る舞いは、直接的に比較されると意識しておきましょう。
たとえば、回答内容がほかの同じ集団面接に参加している就活生より優れている場合、よりよい印象を与えられるでしょう。その反面、周りが優秀であれば、自分の評価が下がる可能性があります。
個人面接よりも比較されやすい環境にあるため、周囲との差別化はいつも以上に意識しておきましょう。
集団面接の流れは個人面接と同じ
集団面接は以下の流れで行われるのが一般的で、個人面接と大きな違いはありません。
・受付
・待機
・入室
・面接
・退室
ただし、一度に複数の学生が面接室に入退室するため、案内される順番に合わせて適切な対応を求められます。前の人に倣って同じ振る舞いをしてマナーに反するのは避けたいところなので、集団面接ならではのマナーはしっかりと理解しておくことが大切です。
集団面接の流れについては、「集団面接の対策はどうする?気を付けたいマナーや入退室の流れを解説」の記事で詳しく解説しているので参考にしてください。
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集団面接を突破するための6つのコツ
集団面接を突破するには、回答の簡潔さや聞く姿勢を常に持ち、すべての質問に「自分ならどのように回答するか」を考えておくのがおすすめです。ここでは、集団面接をクリアするコツを6つ紹介するので、取り入れられそうな対策は実践していきましょう。
1.回答は常に簡潔さを意識する
回答は簡潔さを意識し、1分以内を目安に答えられるように準備するのがコツです。特に、自己PRや志望動機などは長くなりやすいので、あらかじめ1分以内で伝えるパターンも考えておきましょう。
集団面接ではほかにも学生がいるので、自分だけが長々と話してしまうと「周囲まで気を配れない」「協調性がない」といったマイナス評価を受ける場合も。面接官の質問の意図を的確に汲んだうえで、ポイントを絞って回答しましょう。
2.ほかの学生の話も傾聴する
集団面接の場合、ほかの就活生の話をしっかりと聞くのがポイント。話す際の態度はもちろん、聞く際の態度も評価対象です。
「ほかの就活生が話をしている際にボーっとしている」「身体を動かして落ち着きがない」のような態度は、マイナスになります。「今の内容を聞いて、どのように思いましたか?」とほかの就活生の返答に対して意見を求められる場合もあるので、しっかりと傾聴するようにしましょう。
3.すべての質問に回答する意識を持つ
集団面接を受けている最中の意識として、面接官の質問に対して自分であればどのように回答するか考えておくことをおすすめします。なぜなら、集団面接では一緒に面接を受けていても質問内容が異なったり、回答順がランダムになったりすることがあるからです。
先述したように、ほかの学生の発言に対する意見を問われることもあるため、面接官の発言はすべて注意深く聞いておく必要があります。質問に対するほかの学生の回答も自分ごととして聞いておかないと、的外れな意見を回答してしまう可能性もあるでしょう。
集団面接を受ける際のマインドとして、「面接官の質問に対してすべて回答する」という意識があると、落ち着いて面接を受けられるはずです。
4.周りの回答に流されない
集団面接でありがちなのが、先に回答した人の内容に流されてしまうことです。
・前の人に続いて長々と回答してしまう
・先に回答した人の内容を聞き、自分の回答がブレてしまう
・質問の意図を汲み取っていない回答に倣い、自分も同じように回答してしまう
集団面接では、先に回答した人の発言内容やほかの就活生の学歴や経歴を聞くなどして、自分の意見をありのままに伝えられないことが往々にしてあります。しかし、「自分は自分、他人は他人」という意識が重要で、質問に対して的確に答えることが大切です。
ほかの学生の回答に流されることなく、自分のブレない考えを端的に伝えましょう。
5.エピソードや理由で差別化する
集団面接は比較されやすいため、エピソードで差別化を図りましょう。ほかの就活生と似たテーマになったとしても、エピソードが違えば十分に評価されます。
たとえば、ガクチカで部活動についてのエピソードが被ったとしても、所属していた部活や取り組み方が違うため、同じ内容にはなりません。
似たテーマになることはよくあるので、気にせずに内容で勝負しましょう。そのためにも、一般的なエピソードではなく、オリジナリティのある内容を準備するようにしてください。エピソードを伝えるコツについては、「就活の自己PRで強み・エピソードをアピール!10個の例文で書き方を解説」の記事をぜひ参考にしてください。
6.積極性をアピールする
集団面接では回答の順番を指定されて回答するだけでなく、挙手制で質問を投げかけることもあります。積極性をアピールできるチャンスなので、率先して手を挙げて先に回答しましょう。企業としても熱意のある人材を求めており、挙手制の質問に対して意欲的に回答する姿は、高評価につながります。
ただし、「我先に」という姿勢が強過ぎると協調性に関してマイナスな評価になりかねないため、周囲に配慮する姿勢も忘れないようにしましょう。
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面接官が集団面接で評価しているポイント
集団面接では、学生に論理的思考力があるかや考えを端的にまとめる力があるかなどを見ています。ここでは、面接官が集団面接で評価しているポイントを解説するので、企業側の意図を踏まえた魅力的な自己PRにつなげましょう。
論理的思考力
集団面接では60秒程度の短い時間で質問に回答する必要があるため、内容のわかりやすさがより重視されます。論理的思考力を発揮して自分の意見を述べられると、高評価を受けやすいでしょう。
集団面接の回答に限らず、応募書類の記載や個人面接の回答では、結論ファーストで要点を先に伝えることが重要です。PREP法と呼ばれる論理的な伝え方の手法があるので、ぜひマスターしておきましょう。
PREP法については「【就活お悩み相談室 #5】面接で印象を良くする方法がわからない」の記事で詳しく紹介しているので、あわせて参考にしてください。
考えを端的にまとめる力
集団面接では、考えを端的にまとめる力も評価されやすいです。短い時間で自分の意見をわかりやすく伝える必要があるため、質問の意図を汲み取って考えを要約できる力をアピールできると、面接官の印象にも残りやすいでしょう。
また、集団面接では回答が似通ってしまうこともあるため、端的にまとめつつ、エピソードに厚みを出して個性を出せるとほかの学生との差別化にもつながります。
傾聴力
集団面接は自分が話すよりほかの学生が話す時間のほうが長いため、発言内容をしっかりと聞いているかどうかも評価対象になります。就職して仕事をする際も、クライアントからニーズを聞き出す際には傾聴力が欠かせません。
円滑なコミュニケーションを成立させるには、人の話を聞く姿勢も重要です。集団面接では話す機会よりも聞く機会のほうが長く、社会人としての基礎的なスキルである傾聴力があるかどうかも見られています。
積極性
集団面接はほかの学生がいる状況で自分を魅力的にアピールする必要があることから、積極性も見られています。特に、逆質問や挙手制の質問回答は、熱意をアピールできる絶好の機会である一方、人前に出て自分の意見を発表するのが苦手な人にとってはネックになるでしょう。
複数の学生や面接官がいる状況で、臆することなく発言できるメンタルの強さも含めて、積極的に行動できる人は高評価を受けやすいといえます。
基本的なマナー
集団面接では、基本的なマナーも評価されているため気をつけてください。部屋に入室したところから、姿勢や言葉遣い、表情、ほかの学生が話しているときの態度を中心にチェックされています。焦ると普段の言葉遣いや態度が出てしまうため、日頃から丁寧な話し方をしたり、敬語を意識したりするとよいでしょう。
また、持ち時間を無視して長々と話してしまうのもマナー違反とみなされる可能性が高いです。上述した論理的思考力や要約する力をつけて、ほかの学生を意識したまとめ方に注意しましょう。
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集団面接で押さえておきたいマナー
集団面接を突破するためには、マナーを身につけておくことも大切です。面接での基本的なマナーを知り、正しく振る舞えるように準備しておきましょう。
集団面接で必要な、入室から退室までのマナーを解説します。
入室する際のマナー
集団面接において、入室する際の先頭、2番目以降、最後尾によって振る舞いは異なります。選考ごとに順番は変わるので、それぞれのマナーを覚えておきましょう。
先頭の入室マナー
集団面接では、最初に部屋に入る人がドアをノックします。3回ノックした後、室内から「お入りください」「どうぞ」などの返答があったらドアを開けましょう。
ドアを開けたら「失礼します」と挨拶して、30度ほどの角度でお辞儀をして入室します。なお、開けたドアは、次に入室する学生がお辞儀を済ませるまで持っておくとスムーズです。
2番目以降の入室マナー
2番目以降に入室する場合は、既にドアが開いた状態になります。その際、ドアの手前で立ち止まって「失礼します」と挨拶しましょう。
挨拶を済ませたらお辞儀をして入室する流れです。最後尾以外の場合、入室したらイスの横、または前に立って待ちましょう。最後尾の人が入室して揃った段階で、面接官から「おかけください」などと指示があったら着席します。
最後尾の入室マナー
入室するまでの流れは2番目以降と同様です。最後尾の場合は、入室してドアを静かに閉めてから、「失礼します」と挨拶してお辞儀をするとスムーズでしょう。
ドアを閉める際は、面接官に背中を向けずに閉めることも意識してください。
退室する際のマナー
退室する際は、面接の終わりを告げられたタイミングで着席したまま「ありがとうございました」と伝えてお辞儀をします。お礼の言葉とお辞儀のタイミングは、応募者全員で合わせるようにしましょう。
退室時は入室と逆の順番になり、退室順によってマナーが異なります。
先頭の退室マナー
先頭の人は、ドアの手前で面接官に向き直り、「失礼します」と挨拶をしてお辞儀をします。挨拶をしたらドアを開けて退室しましょう。
開けたドアはそのままにして押さえておくと、次に退室する学生が挨拶しやすく、スムーズに退室できます。
2番目の以降の退室マナー
前の人が退室したのを確認したうえで、ドアの手前で面接官に向き直り、同様に挨拶とお辞儀をしましょう。
最後尾の退室マナー
最後尾の人も、挨拶とお辞儀をするまでは同じ流れです。退室したあとは、ドアを両手で押さえながら大きな音を立てないようにして注意しつつ、静かにドアを閉めましょう。
自分が話していない間のマナー
集団面接が始まって自分が話していない最中は、傾聴している姿勢が伝わるようにするのがポイントです。話している学生の顔を見られる場合は視線を向けても構いません。ほかの学生を見るのが難しい場合は、意識的にうなずくのもおすすめです。
話を聞いていない様子は面接官から見られてしまうため、退室するまでは常に評価の対象であると心がけましょう。
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集団面接を受ける際の注意点
集団面接に向けて、個人面接との違いも確認しておきましょう。集団面接ならではの注意点について解説します。
全員に同じ質問がされるとは限らない
集団面接の場合、全員に同じ質問がされるとは限りません。全員に聞く場合もあれば、数名にだけ質問し、あとの就活生にはまた別の質問をする場合があります。
いきなり質問が変わっても焦らないように、その場で答えを考えるのではなく、回答する内容は事前に準備しておきましょう。前の人の質問と同じだと油断しないようにしてください。
回答する順番は変わる場合がある
回答する順番も固定ではないので気をつけましょう。右から順にの場合もあれば、左から順にの場合もあります。
集団面接の場合、あとに回答する人は何を話すか考える時間が生まれます。先に答えるほうは準備できずに不利、あとから答える人は回答を準備できるので有利になってしまうことも。できるだけ公平にするため、順番を入れ替える面接官も多いので覚えておきましょう。
回答の順番を指定しない挙手制もある
あえて回答の順番を指定せず、挙手制で進む集団面接もあります。答えが準備できているのであれば、先に答える方がよいでしょう。先に挙手して答えることで、積極性や主体性をアピールできます。
ただし、先に答えたから評価が上がるとは限りません。あとから回答する人も、質問の趣旨を押さえて、説得力のある内容なら評価されます。どの順番でも内容が重視されるので、慌てずに答えることをおすすめします。
予期せぬ質問をされる場合もある
集団面接の場合でも、あまり聞かない変わった質問がされる場合があります。質問の意図を考え、的確に答えられるようにしましょう。
予期せぬ質問をされた場合、周囲の回答にまどわされないように気をつけてください。急な質問で意図をとらえきれず、ずれた回答をしてしまう就活生も出てきます。「前の人にあわせた方がよい」などと考えず、自分を信じて回答しましょう。
どんな質問がきても答えられるように、よくされる質問例を知っておくのがおすすめです。就活で聞かれる質問とその回答例を「就活の面接で聞かれる質問集40選!答え方のポイントや回答例も解説!」の記事で紹介しているので、こちらも参考にしてください。
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集団面接で聞かれること・質問例
集団面接では、自己紹介や志望動機を中心とした一般的な質問がなされる傾向です。ここでは、集団面接での質問例をまとめているので、どのような回答をすべきかあらかじめ考えておきましょう。
自己紹介をしてください
自己紹介をするように促されたら、以下の内容を簡潔にまとめて伝えるとよいでしょう。
・氏名
・大学名
・専攻内容
・強み
・長所
・自己PR
・志望動機
すべてを伝えると長くなるので、「強み」「自己PR」「志望動機」はいずれか1つを伝えてください。もし、面接官から「自己紹介と△△について教えてください」などと指定されたら、そのとおりに答えましょう。
集団面接で自己紹介をするコツは、「集団面接の自己紹介は何を伝える?伝える内容や例文を解説」の記事で解説しているので合わせて参考にしてください。
自己PRをしてください
自己紹介とセットで、または個別で問われるのが自己PRです。集団面接の場合、ありきたりな内容では印象に残りにくいため、キャッチフレーズをつけるなどして伝え方にこだわりましょう。
たとえば、「コミュニケーション能力の高さが強みです」よりも、「初対面の人や年齢を問わず、どんな人とも1分で打ち解けられるコミュニケーション能力の高さが強みです」のほうが印象に残るはずです。
60秒前後で答える必要があるため、300文字を目安に自己PRを事前に考えておくとよいでしょう。
自分の長所、短所について聞かせてください
自己PRを聞かない代わりに、長所や短所を質問する場合もあります。それぞれを30秒ほどで回答する必要があるため、伝えたい内容はできる限りシンプルにまとめておきましょう。
なお、短所を回答する際は、裏を返せば長所となるような答え方をするのがおすすめです。たとえば、短所として「少し頑固なところ」があれば、長所は「こうと決めたら諦めずにやり通す性格」とすることで、一貫性のある内容にまとまります。
志望動機は何ですか?
集団面接では、志望動機もほぼ必ず聞かれる質問です。ほかの学生と結論部分の理由は似てしまうかもしれませんが、自分の経験を踏まえて、志望するに至った経緯を具体的に伝えましょう。
エピソードだけでなく、入社後のキャリアやどのように活躍していきたいかについてもオリジナリティを出せるため、差別化を意識して志望動機を伝えるのがポイントです。
学生時代に力を入れたことは何ですか?
学生時代に力を入れてきたこと(ガクチカ)も、集団面接で質問されることが多いです。
・部活動やサークル活動
・インターンシップ
・ボランティア
・ゼミ
ガクチカに関しては、継続的に取り組んできたことを伝えましょう。どのような目的や課題感があり、どのような行動を起こして結果的に何を得られたのかは、具体性をもってアピールできる内容です。
継続して取り組んできた経験は、責任感のある人物であることをアピールするチャンスにもなるため、自己分析を通じて過去の経験を棚卸ししましょう。
挫折や失敗した経験について教えてください
場合によっては、挫折や失敗した経験を質問されることもあるようです。この質問は、失敗や困難に直面した際、どのように向き合って問題を解決したのかを知りたいという意図があります。
挫折や失敗から何を学んで次に活かしたのか、その経験を入社後にも活かせるのか判断することで、自社への適性を見ているのです。
就職してから慣れないうちは失敗や挫折を繰り返すことも多いため、経験をバネにして成長していける人材であるか見極めたい狙いがあります。
何か質問はありますか?
集団面接では、いわゆる「逆質問」と呼ばれる、学生からの質問を求めるケースもあります。企業としては、自社への興味関心の度合いや熱意を図る意図があるため、積極的に質問できるとアピールにつながるでしょう。
ただし、企業の採用サイトなどを見ればわかるような質問をすると、むしろ企業研究が足りていないと思われる可能性があるため注意が必要です。
逆質問は個人面接の際にも取り入れられることが多いため、面接が決まった段階で複数の質問を用意しておくことをおすすめします。
逆質問が思いつかない人は「就活の逆質問例50選!質問を考える際のポイントや準備方法も解説」を参考にしてください。
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オンライン集団面接でアピールするコツ
オンライン集団面接では、対面の面接とアピールするコツが異なります。オンラインならではのポイントを解説するので参考にしてください。
声が聞こえるように静かな場所で受ける
自分の声がはっきりと聞こえるように、静かな場所で面接を受けましょう。カフェのように人が多く通る場所は避けてください。
ほかの就活生よりも声が聞こえにくいと、内容が伝わらず、アピール不足になります。また、集団面接は人数が多く、一人ひとりにかけられる時間も少ないので、聞こえなくてもそのまま次に進んでしまう場合も。
どれだけ素晴らしい内容でも、伝わらなければ評価されません。自室であっても環境を整え、静かな場所で面接に参加してください。
事前にマイクやカメラを確認しておく
面接に参加する前に、マイクやカメラの状態を確認しておきましょう。面接が始まってから不具合に気づくと、修正するために迷惑をかけてしまいます。
マイクは音声が入っているか、途切れることなく聞こえるかなどを確認してください。カメラは映るかどうかだけではなく、顔が見えるかなどの位置も調整しておきましょう。
面接で使用するツールがわかっている場合は、先に起動してテストしておくのもおすすめです。本番前に問題があると慌ててしまい、メンタルに影響が出やすいので事前に準備しておいてください。
表情や動きは対面よりもわかりやすくする
表情や身振り手振りなどの動きは、対面よりも少し大きく表現するのがコツです。映像だとわかりにくい場面も多いので、相手に伝わる動きを心がけてください。
たとえば、身振り手振りで説明していても、カメラから外れていてわからない場合があります。そのため、しっかり映っているかを確かめて動くことが大切です。対面より伝わりにくいことを意識して、リアクションをとるようにしてください。
対面時よりも大きな声で話す
対面で話すときよりも、大きな声で話すようにしましょう。オンラインの集団面接は接続の影響もあり、はっきりと聞こえないケースがあるからです。
声の大きさに加えて、普段よりもゆっくりと、はっきり話すことも意識してください。ゆっくり話していれば、接続が少し切れても伝えたい内容がわかります。早口だと途切れた部分が多く、伝わりにくくなるので、ゆっくり大きく話すようにしてください。
ほかの就活生が話すときはマイクを切っておく
ほかの就活生が話しているときは、マイクを切るようにしましょう。自分が話すタイミングだけ、マイクをオンにすれば問題ありません。
常時マイクをオンにしていると、呼吸音や雑音が入りほかの就活生の発言をさえぎってしまう恐れがあります。オンライン面接のマナーやコツについては、「Web面接ってどうやるの?就活生が知っておくべきマナーや注意点」の記事でも紹介しているので参考にしてください。
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集団面接前日までに準備しておきたいこと
面接当日までに、以下の準備を進めておきましょう。
・よくある質問への回答集を作成する
・入退室のマナーをおさらいする
・企業の採用サイトで基本情報を見直す
初めて集団面接を受ける場合は緊張しますが、流れ自体は個人面接とほぼ同じです。そこまで構える必要はないでしょう。
面接への不安が消えない人は、就活エージェントや大学のキャリアセンターなどを利用して、模擬面接を受けるのがおすすめです。実践形式で面接対策をしておくことで、本番のシミュレーションができるのはもちろん、アドバイスをもらうことで自信を持って当日を迎えられます。
「面接の受付もチェックされている?受付での対応マナーを解説」も参考にして、受付時のマナーもおさらいしておきましょう。
集団面接のコツを踏まえても不安が消えないあなたへ
「集団面接でしっかり話せるか不安…」「準備が足りていない気がする」など、就活には悩みがつきものです。
就活は誰もが初めての経験で、面接対策が本当にできているのか、コツを踏まえれば選考を突破できるのか不安な場合もあるでしょう。今の就活対策に自信がない人は、キャリアチケットの利用がおすすめです。
就活エージェントのキャリアチケットでは、新卒の就職を成功させるために、集団面接対策はもちろん、就職活動のあらゆるアドバイスを実施しています。
エントリーシートの添削や就活マナーのアドバイスなど、内定獲得に近づくサポートをしているので、今の就活の進め方で問題ないか教えて欲しい人は、ぜひキャリアチケットまでご相談ください。
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本記事の監修者
淺田真奈(あさだまな)
大学時代は接客のアルバイトを3つかけもちし、接客コンテストで全店1位になった経験をもつ。新卒では地方創生系の会社に入社をし、スイーツ専門店の立ち上げからマネジメントを経験。その後、レバレジーズへ中途入社。現在はキャリアチケットのアドバイザーとして、学生のキャリア支援で学生満足度年間1位と事業部のベストセールスを受賞し、リーダーとしてメンバーのマネジメントを行っている。