履歴書の学歴欄はどこから書く?新卒向けに基本的な書き方や記載例を解説

このページのまとめ

  • 履歴書の学歴欄は、中学校卒業から記載するのが基本的なマナー
  • 履歴書の学歴欄に記載する学校名は省略せずに記載し、年号は統一する必要がある
  • 履歴書の学歴欄は黒いボールペンで記載し、間違えても修正せずに新しく作成する

履歴書の学歴欄はどこから書く?新卒向けに基本的な書き方や記載例を解説のイメージ

履歴書を作成するときに、「学歴っていつから書けば良いの?」「学歴欄の書き方が分からない」と悩む方もいるでしょう。新卒の履歴書の学歴には、義務教育以降の学歴を記載するのが基本です。書き方のマナーを理解し、完成度の高い履歴書を作成しましょう。

この記事では、学歴欄の基本的な書き方やポイントを解説。また、留年・浪人など状況別の記載例や履歴書作成時の注意点も紹介しているので、ぜひ参考にしてみてください。

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目 次

履歴書の学歴はどこから?基本的な書き方を解説

履歴書を作成するにあたって、「学歴ってどこから書けば良いの?」と迷う方もいるでしょう。ここでは、履歴書の学歴欄を記載する方法を解説します。生まれ年別の年号早見表や西暦と和暦の計算方法も紹介しているので、参考にしてみてください。

履歴書にある学歴欄の基本的な書き方

新卒採用の場合、一般的には「中学校卒業」から書き始めるのがマナーとされています。中学卒業年を書くと、ほかの学歴における卒業年が自動的に分かるため、小学校や中学校の入学時期まで記載する必要はありません。

新卒の場合、履歴書にある学歴欄の基本的な書き方は、以下のとおりです。

履歴書にある学歴欄の基本的な書き方のイメージ

大学や短期大学、専門学校の専攻内容は詳細に記入しましょう。また、記入時点で卒業していない場合は、「卒業」ではなく「卒業見込み」と記入するのがマナーです。年号や学校名に間違いのないように注意し、正確な情報を書くようにしましょう。

専攻名の書き方は、「履歴書に大学の専攻名はどう書く?正しい記載方法とポイント」の記事を参考にしてみてください。

生まれ年別の年号早見表

履歴書を作成する際、自分の入学・卒業年度を正確に把握するのは意外と大変な作業です。特に浪人や留年がない場合でも、計算ミスを防ぐために早見表を活用することをおすすめします。

以下に、生まれ年別の年号早見表を中学卒業から高校卒業までと、大学・専門学校入学から卒業までに分けてまとめました。履歴書を作成するときにお役立てください。

生まれ年(和暦) 中学卒業 高校入学 高校卒業
2003年
(平成15年)
2019年(平成31年)
3月
2019年(平成31年)
4月
2022年(令和4年)
3月
2004年
(平成16年)
2020年(令和2年)
3月
2020年(令和2年)
4月
2023年(令和5年)
3月
2005年
(平成17年)
2021年(令和3年)
3月
2021年(令和3年)
4月
2024年(令和6年)
3月
2006年
(平成18年)
2022年(令和4年)
3月
2022年(令和4年)
4月
2025年(令和7年)
3月
2007年
(平成19年)
2023年(令和5年)
3月
2023年(令和5年)
4月
2026年(令和8年)
3月
2008年
(平成20年)
2024年(令和6年)
3月
2024年(令和6年)
4月
2027年(令和9年)
3月
2009年
(平成21年)
2025年(令和7年)
3月
2025年(令和7年)
4月
2028年(令和10年)
3月
 
生まれ年 大学・専門学校入学 短期大学卒 4年大学卒
2003年
(平成15年)
2022年(令和4年)
4月
2024年(令和6年)
3月
2026年(令和8年)
3月
2004年
(平成16年)
2023年(令和5年)
4月
2025年(令和7年)
3月
2027年(令和9年)
3月
2005年
(平成17年)
2024年(令和6年)
4月
2026年(令和8年)
3月
2028年(令和10年)
3月
2006年
(平成18年)
2025年(令和7年)
4月
2027年(令和9年)
3月
2029年(令和11年)
3月
2007年
(平成19年)
2026年(令和8年)
4月
2028年(令和10年)
3月
2030年(令和12年)
3月
2008年
(平成20年)
2027年(令和9年)
4月
2029年(令和11年)
3月
2031年(令和13年)
3月
2009年
(平成21年)
2028年(令和10年)
4月
2030年(令和12年)
3月
2032年(令和14年)
3月

ただし、1月1日から元号が変わるわけではない点には注意してください。たとえば、平成から令和に変わった2019年は、4月30日までが「平成31年」、5月1日からが「令和元年」となります。

西暦と和暦の計算方法

履歴書では西暦と和暦のどちらを使っても問題ありませんが、計算方法を知っておくと記入がスムーズになります。たとえば、令和や平成の年数に特定の数字を加減算するだけで、正確な数字を導き出せます。以下の表に、主な元号ごとの計算式をまとめました。

元号 西暦への変換 和暦への変換
令和 令和の年数+2018 西暦の下2桁-18
平成 平成の年数+1988 西暦の下2桁+12

西暦から和暦を計算する方法

西暦から現在の元号である「令和」を導き出すには、西暦の下2桁から「18」を引く方法が最もスムーズです。たとえば、西暦2025年であれば「25ー18=7」となり、令和7年であることがすぐに分かります。

和暦から西暦を計算する方法

和暦を西暦に直す場合は、元号ごとに決められた数字を足すことで算出可能です。令和の場合は「18」、平成の場合は「88」を足すと、西暦の下2桁が導き出されるので試してみてください。

たとえば、自分が「平成15年」生まれの場合、15に88を足すと「103」になります。この下2桁が「03」であることから、西暦2003年生まれであると判断できる仕組みです。

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履歴書の学歴欄を書くときの5つのポイント

履歴書の学歴欄は、採用担当者があなたの経歴を正確に把握するための大切な項目です。書き方のルールを守ることで、丁寧で読みやすい履歴書になり、内定獲得へとつながる第一歩となるでしょう。

以下で、履歴書の学歴欄を書くときのポイントを5つ紹介するのでチェックしてみてください。

1.「学歴」は1行目の中央に記載する

学歴・職歴欄を記載する際は、最初の行の中央に必ず「学歴」と記載しましょう。これは、ここから先の項目が学歴に関する記述であることを示すための見出しのような役割を果たします。

基本的なルールですが、忘れると「マナーが身についていない」と思われる可能性があるため忘れずに記載してください。

2.年号は和暦か西暦のどちらかに統一する

履歴書に記載する年号は「和暦」と「西暦」どちらでも構いませんが、履歴書全体で統一して書くのがマナーです。表記にばらつきがあると企業にとって時系列が分かりづらく、「配慮に欠ける」と思われてしまいます。

学歴欄はもちろん、免許・資格欄や職歴欄もすべて同じ表記で揃えましょう。すでに提出済みのエントリーシートがある場合は、それと表記を合わせると、応募書類全体での一貫性がさらに高まります。

3.学校名・学部・学科は省略せずに正式名称で書く

学歴欄に記載する学校名・学部・学科は省略せずに正式名称で記載してください。たとえば、高校の学歴を書くときは「△△高校」と記入するのではなく、「△△県立△△高等学校」や「私立△△高等学校」と正確に記載しましょう。

また、大学の場合は、学部・学科・専攻コースまで詳細に書きます。正確な名称が分からない場合は、必ず母校のWebサイトを確認しましょう。

4.「入学」「卒業」「卒業見込み」を学校名のあとに書く

学校名の後ろには、1文字分のスペースを空けてから「入学」「卒業」「卒業見込み」などを記入します。新卒の就活生の場合は、最終学歴の行に「卒業見込み」と記載するのを忘れないでください。

「在学中」と記載すると現在の状況は伝わりますが、卒業時期が不明瞭になってしまいます。卒業時期は入社可能な時期を伝えるためにも、忘れずに記載しましょう。

なお、大学院の場合は、「卒業見込み」ではなく、「修了見込み」とするのが正しい書き方なので間違わないよう注意してください。

最終学歴の書き方は、「最終学歴は『在学中』も記載できる?履歴書の正しい書き方と注意点を解説」の記事を参考にしてみてください。

5.「令和1年」の場合は「令和元年」と記入する

履歴書に「令和1年」と記載する場合は、「令和元年」と書くのが一般的なマナーです。どちらも同じ意味ですが、公的な書類では「元年」が使用されます。そのため、履歴書もビジネス文書として表記を合わせるのが望ましいでしょう。

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【状況別】履歴書の学歴欄の書き方

大学には、留年や浪人、中退など、さまざまな状況や経歴をもつ就活生がいます。履歴書にはそれぞれの状況ごとに適した記載方法があるため、以下の内容に沿って書くことを心掛けてください。

また、例文では高校卒業や大学入学など、見出し内容に該当する部分を記載しています。本来、履歴書には中学卒業の学歴から大学卒業までを記入するため注意しましょう。

留年

留年した場合、入学年と卒業年を正しく記載しておけば「留年」と特記する必要はありません。入学年と卒業年がズレていれば留年したことが分かります。

あえて学歴に記載し留年したことを強調してしまうと、面接で「なぜ留年したのか?」と聞かれる可能性が高まるでしょう。

履歴書には事実のみを記すにとどめ、面接で理由を問われた際に、事実を認めたうえで反省点や学びをしっかり伝えられるよう準備しておくのをおすすめします。

履歴書の学歴欄の書き方のイメージ

浪人

浪人した事実があっても、留年同様、履歴書の学歴欄に明記する必要はありません。高校卒業から大学入学までの期間が空いていれば、浪人の経歴を想定できるためです。

むしろ、予備校の在籍期間などを細かく記載すると、かえって読みづらい履歴書になってしまう恐れもあります。詳細については、面接で聞かれた際に誠実に答えられるよう準備しておきましょう。

履歴書の学歴欄の書き方のイメージ

浪人時代の予備校は学歴に入らない

大学在学中、浪人をした場合の予備校は学歴に含まれないので記載するのは避けるべきです。予備校は正規の教育機関ではないため、学歴に含めてしまうと採用担当者に違和感を与えてしまう可能性があるでしょう。

高校卒業から大学入学までの期間が空いていれば、企業側は「浪人をしていたのだろう」と判断できます。そのため、あえて予備校名を記載せず、空白のままにしておくのが一般的なマナーです。

中途退学

中途退学をしている場合は、「△年△月 △△大学△△学科 中途退学」と書きましょう。やむを得ない事情があった場合は、「中途退学」という文言の前に、「家庭の事情により中途退学」「経済的な事情により中途退学」などと理由を書くと、企業に事情が伝わりやすくなります。

また、中退の理由が海外留学や進路変更の前向きな決断であれば、その旨を記載することでポジティブな印象を与えることも可能です。反対に、「大学のレベルについていけなかった」「通うことが面倒になった」など、ネガティブな内容は企業に悪印象を与えてしまうため記載は控えましょう。

履歴書の学歴欄の書き方のイメージ

中退した経験のある方は、「履歴書には『中退』をどう書けば良い?正しい記載方法や注意点などを解説」の記事もチェックしてみてください。

理由を書き添える場合の例

中退理由を記載するときの例文は、以下のとおりです。

履歴書の学歴欄の書き方のイメージ

転学した場合の例

転学した際は、以下のように記載しましょう。

履歴書の学歴欄の書き方のイメージ

休学

休学した経歴がある場合は、学歴欄にその旨を記載します。留年や浪人と異なり、卒業年度のズレだけでは「休学」なのか「留年」なのか判別がつかないため、事実を明確にするために明記するのが一般的です。

休学理由が「語学留学」「インターンシップ」「病気療養(現在は完治)」などであれば、簡潔に理由を添えましょう。特に病気療養などの場合は、現在は業務に支障がないことを併記しておくと、採用側の懸念を払拭でき、安心感につながります。

以下は、語学留学で休学した場合の記載例です。

履歴書の学歴欄の書き方のイメージ

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履歴書を作成するときの基本的なルール

履歴書を作成する際は、「読みやすさ」や「ビジネスマナー」といった基本ルールを遵守することで内容を正しく伝えられるでしょう。ルールを疎かにすると、それだけで「志望度が低い」「仕事が雑かもしれない」と判断されてしまうリスクがあります。

履歴書を作成するときのルールをしっかり押さえて、誠実さが伝わる書類を完成させることでスムーズに選考通過できるでしょう。以下で、履歴書を作成するときの基本的なルールを解説するのでチェックしてみてください。

黒のボールペンで丁寧な字で書く

手書きで履歴書を作成する場合は、必ず黒のボールペンを使用してください。鉛筆やシャープペンシルは、あとから書き換えが可能で改ざんのリスクがあるため公的な書類には不適切です。

また、摩擦で色が消えるボールペンも、熱や経年変化で文字が消える可能性があるため使用を避けましょう。字の美しさに自信がなくても、ゆっくり丁寧に書くことで、その企業への熱意や誠実さを伝えられます。

書き始める前に、インクがしっかり出るか、かすれがないかを確認しておくと安心です。ほかにも、履歴書作成時に必要なものは、「【新卒就活生向け】履歴書作成の準備・書き方・提出方法など基本事項を解説」の記事で解説しているので参考にしてみてください。

空欄を避ける

履歴書にある項目は、原則としてすべて埋めるようにしましょう。空欄があると、採用担当者は「書き忘れ」なのか「書くことがなかった」のかを判断できず、不誠実な印象を与えてしまう恐れがあります。

特に、資格や特技、志望動機などの欄は、自分をアピールするための貴重なスペースです。資格・免許欄や本人希望記入欄などにどうしても記入する内容がない場合には、「特になし」と記入するのではなく、以下のように工夫して、意欲を伝えられます。

項目 空欄を避けるための工夫
資格・免許 取得に向けて勉強中のものがあれば「△△取得に向けて勉強中」と記載する
本人希望記入欄 特に希望がない場合は「貴社の規定に従います」と記入する

履歴書に『特になし』と書いても良い?好印象につながる言い換え方を解説」の記事で「特になし」と書くのを避ける方法を項目別に解説しているので、書くことが見つからないときは参考にしてみてください。

修正液や修正テープは使わない

履歴書に誤字脱字を発見した際は、修正液や修正テープの使用は避けましょう。また、二重線を引いて訂正印を押す方法も適切ではありません。

修正跡のある履歴書を提出すると、「仕事が雑なのではないか」「志望度が低いのではないか」といった懸念を抱かせ、選考で不利に働く可能性があるためです。採用担当者は書類から応募者の人となりや入社意欲を見極めているため、ミスをした際は手間を惜しまず、一から書き直しましょう。

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履歴書を書くときの注意点

基本的なマナーを逸脱してしまうと、内容がどれほど優れていても選考で不利になる可能性があります。以下で解説する履歴書を書くときの注意点を参考に、正確な書類作成を心がけてください。

学歴を詐称しない

学歴を詐称することは厳禁です。内定が欲しいからといって、少しでも自分を良く見せようと思っても、卒業していない学部を卒業と書いたり、入学年を偽ったりすることは、絶対に避けましょう。

たとえ意図的でない「書き間違い」であっても、事実と異なる記載は「学歴詐称」とみなされるリスクがあります。もし入社後に嘘が発覚した場合、内定取り消しや懲戒解雇の対象になるケースも珍しくありません。

企業は卒業証明書の提出を求めることもあるため、嘘がバレる可能性があります。履歴書には必ず正確な事実を記載しましょう。

就活で嘘をつくリスクは、「就活で嘘をつくとどうなる?ばれる理由やリスクも解説」の記事で解説しています。

賞罰欄がある場合は正しく記載する

履歴書に賞罰欄がある場合は、正しく記載することが大切です。「賞」とは、一般的に全国規模の大会での入賞や、国・都道府県などの公的機関からの表彰を指し、「罰」とは刑事罰などの前科を意味しています。

賞罰欄がある履歴書を使用する場合、特筆すべき事項がなければ「なし」と記載するのが基本です。校内での表彰や部活動の地方大会入賞などは、一般的に「賞」には含まれません。そのため、これらは自己PRや「ガクチカ(学生時代に力を入れたこと)」の欄でアピールするのがおすすめです。

また、告知義務があるほどの重大な罰を隠して入社すると、経歴詐称や告知義務違反を問われる可能性があるため、正確に記載するよう注意してください。

提出前に必ず誤字脱字がないか見直す

履歴書で企業に好印象を与えるには、提出前に必ず誤字脱字がないか見直すことが重要です。どれほど内容が優れていても、単純なミス一つで「注意力不足」や「志望度の低さ」と見なされる恐れがあるので注意しましょう。

ミスを確実に防ぐための手順として、まずは作成直後の思い込みを避けるために一晩置いてから読み直し、次に音読をして文章の違和感を確認しましょう。さらに、自分では気づけない視点を得るために、友人・先輩やキャリアセンターなどの第三者に添削を依頼するとより確実です。

Web提出の場合も変換ミスには細心の注意を払ってください。一度提出した書類は修正ができないため、慎重過ぎるほど入念に確認してから送信しましょう。

就活が進むにつれて、履歴書を書く回数が増えていきます。作業に慣れてきても集中力を切らさずに、しっかりと確認しましょう。

エントリー数が多いメリット・デメリットは、「就活におけるエントリーとは?開始時期や応募数などを解説」の記事で解説しています。

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履歴書作成が始まったら確認したい就活の全体フロー

履歴書の作成が始まる時期は、選考が本格化するタイミングです。内定獲得まで効率良く進められるよう、就活の全体像を把握しておきましょう。

就活全体のフローは、大きく分けて以下の6ステップで進行します。

ステップ 内容
1.自己分析・企業研究 自分の強みを知り、志望先を絞り込む
2.インターン・説明会 仕事内容や社風、現場の解像度を上げる
3. ES・履歴書などの書類選考 自分の強みを言語化し、企業へ伝える
4.適性検査 学力や性格の適性を判定する
5.面接選考 対話を通じて、相互のマッチングを確認する
6.内定(内々定) 条件を確認し、入社への最終合意を行う

履歴書の作成は、単に空欄を埋める作業ではありません。ステップ1・2で積み上げた「自分自身の情報」を、ステップ5の「面接」へとつなぐための重要な項目です。

特に学歴や資格などの項目は、一度正しく作成してしまえば、他社へ応募する際にもそのまま活用できます。このタイミングで完璧なフォーマットを完成させておけば、書類作成のたびに調べ直す手間が省け、そのぶん、適性検査や面接対策に時間を有効活用できるでしょう。

実際に、キャリアチケットが21卒を対象に実施した調査によると、就活を始めた時期は「大学4年生(修士2年)7月~9月(33.3%)」が最も多かったことが分かります。

就職活動開始時期のイメージ

しかし、現在の就活市場は早期化が進んでおり、この時期からのスタートでは選考のピークを過ぎてしまっているケースも少なくありません。選考が本格化してから慌てないためには、より早期から準備を進めておくのがおすすめです。

全体の流れを意識しながら、まずは目の前の履歴書をミスなく丁寧に仕上げることから始めましょう。

就活のやり方は、「就活のやり方と流れを解説!準備から内定までのポイントと相談先も紹介」の記事で解説しているのでチェックしてみてください。

参照元
キャリアチケット
就職動向に関する調査 2021卒

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履歴書の学歴を正しく書けるか不安な方へ

履歴書の学歴欄を記載するときは、学校名を正名称で書いたり、年号を統一したりするだけでなく、状況に合わせた書き方があるため「難しい」「正しく書けているか不安」と感じる人もいるでしょう。

履歴書の正しい書き方で不安を感じている方は、就職エージェントに相談するのがおすすめです。キャリアチケット就職エージェントでは、専属のキャリアアドバイザーが一人ひとりにつき、応募書類の作成や添削を実施します。面談後はLINEでエージェントとやり取りが可能なので、不安や疑問をすぐ相談できるので安心して取り組めるでしょう。

また、あなたにぴったりの求人の紹介や面接対策など、就活を一貫してサポートしているので、自信をもって就活を進めたい方は、ぜひご相談ください。

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履歴書に学歴を書くときによくある疑問

ここでは、履歴書の学歴を書くときによくある疑問をQ&A形式で回答します。

Q.卒業後に学校名が変更・廃校になった場合の書き方は?

A.卒業後に母校の名前が変わった場合は、履歴書には「卒業当時の学校名」を記載したうえで、その後ろに「(現:△△高等学校)」と現在の名称を付け加えるのが一般的です。これにより、採用担当者が現在の情報と照らし合わせやすくなります。

また、学校自体が廃校になった場合も、卒業当時の名称を記載し、後ろに「(閉校)」と書き添えます。自身の正確な学歴を証明しつつ、読み手への配慮を忘れない記述が大切です。

Q.職歴欄にアルバイトを記載しても良い?

A.新卒採用の場合、原則としてアルバイトは「職歴」には含まれません。そのため、職歴欄には「なし」と記載します。

ただし、応募先に関連する長期的な実務経験がある場合やアピールしたい特別な実績がある場合は、「自己PR」や「学生時代に力を入れたこと」の項目で詳しく伝えるのが適切です。

アルバイトをアピールするときの例文は、「履歴書にアルバイト歴を書いた方がいい?書き方のコツや例文を解説!」の記事を参考にしてみてください。

Q.「卒業見込み」「在学中」「卒業予定」の違いは?

A.「卒業見込み」は、卒業に必要な単位の取得に目処が立ち、規定の時期に卒業できる確実性が高い場合に使用する表現です。新卒の就職活動において、卒業見込証明書が発行可能な段階で用いる最も一般的な表記といえるでしょう。

一方、「在学中」は現在その学校に籍を置いている事実を指す言葉です。主に、卒業を前提としないインターンシップやアルバイトの応募、あるいは履歴書の学歴欄の途中経過として用いられます。

「卒業予定」は、文字どおり卒業する年次であることを示しますが、単位取得状況に関わらず使われる傾向があるでしょう。しかし、就職活動の履歴書においては、「間違いなく卒業できる」という意図を込めて「卒業見込み」と記すのが通例です。

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