このページのまとめ
- 履歴書の短所欄から、企業は応募者の人柄や仕事への適性をチェックしている
- 履歴書に書く短所は、企業の求める人物像とかけ離れていないか確認する
- 履歴書に書く短所は、周りに聞いたり過去のエピソードから思い出したりするとよい
「履歴書に短所をどう書けばいい?」「履歴書に書く短所は何がいい?」など、悩みを抱えている就活生もいるでしょう。短所を書く際は印象を悪くしないよう、伝え方を工夫することが大事です。
この記事では、履歴書に短所を書く際のポイントや例文を紹介します。履歴書での短所の伝え方を理解し、面接官に好印象を与えましょう。
自分の価値観とあった企業に出会える!27卒のスカウト登録はこちら
- 履歴書の短所欄で企業が見ている4つの観点
- 1.自分を客観的に評価できているか
- 2.求める人材とマッチしているか
- 3.自身の課題と向き合っているか
- 4.自社で活躍できそうか
- 履歴書に書く短所を見つける4つのコツ
- 1.自分の特徴を書き出す
- 2.身近な人の意見を聞く
- 3.過去のエピソードを掘り下げる
- 4.長所から考えてみる
- 履歴書に短所を書く4つの流れ
- 1.結論から伝える
- 2.根拠となる経験を述べる
- 3.経験によって感じたことを伝える
- 4.解決策や改善策を述べる
- 履歴書に短所を書く際のポイント
- 1.企業が求める人物像に合った短所を書く
- 2.自分の人柄がイメージできる内容にする
- 3.短所を改善するため努力していることを書く
- 4.ポジティブに言い換えられる短所を選ぶ
- 5.仕事に支障が出る短所は避ける
- 履歴書で短所をうまく伝える例文24選
- 例文1.神経質
- 例文2.マイペース
- 例文3.頑固
- 例文4.のめり込みやすい
- 例文5.飽き性
- 例文6.優柔不断
- 例文7.主張が弱い
- 例文8.計画性がない
- 例文9.落ち着きがない
- 例文10.お喋り
- 例文11.気が短い
- 例文12.主体性がない
- 例文13.理屈っぽい
- 例文14.完璧主義
- 例文15.冷淡
- 例文16.ケチ
- 例文17.不器用
- 例文18.こだわりが強い
- 例文19.抱え込みやすい
- 例文20.真面目すぎる
- 例文21.諦めが悪い
- 例文22.おせっかい
- 例文23.心配性
- 例文24.話すのが苦手
- 履歴書の短所欄の書き方で悩む就活生へ
履歴書の短所欄で企業が見ている4つの観点
企業は履歴書の短所の項目から、応募者の人柄や価値観などを見極めています。短所を上手く書くには、採用担当者が確認しているポイントを理解することが重要です。ここでは、企業が履歴書の短所欄で重視しているポイントを4つご紹介します。
1.自分を客観的に評価できているか
履歴書の短所欄からは、自分のことを客観的に正しく評価できているかがチェックされています。自分を正しく理解することは、仕事をするうえでも大切だからです。
自分を客観的に理解できていると、短所はもちろん、強みも正しく把握できているといえるでしょう。自分が活躍できる場面、苦手な場面がわかるので、成果が出しやすくなります。
また、自分の短所を明確に理解していれば、改善に向けて行動できるはずです。今後の成長が期待できそうかも含めて、短所をどう答えるかがチェックされています。
短所の答え方を知りたい方は、「「強み」と「弱み」の質問はどう答えたら良い?回答のコツや例文を紹介」の記事もご覧ください。
2.求める人材とマッチしているか
求める人物像とマッチしているかも、履歴書の短所欄から確認されているポイントです。
企業のニーズに合わない人が入社してしまうと互いにミスマッチが起こり、早期退職につながる恐れもあります。ミスマッチによる不利益を回避するためにも、応募者の人間性が出やすい短所を知ることは重要なポイントです。
企業の社風を理解するために、これまでの歴史、制度や物事の移り変わりを調べてみましょう。そこから、企業の大事にしていることや考え方などの価値観が見えてくるはずです。
応募先の企業について情報収集をしたい方は、「就活のやり方を徹底解説!基本的な進め方やスケジュールをご紹介」の記事も参考にしてください。業界研究や企業研究のやり方を解説しています。
3.自身の課題と向き合っているか
自身の課題と向き合っているかどうかも、企業側が短所を確認する理由です。短所を通して就活生自身が抱えている課題を理解し、改善するために行動できるかをチェックされています。
企業側はただ短所の内容を知ろうとしているのではなく、改善しようとする姿勢があるかどうかも評価しているのです。
短所を改善しようとしている人は、仕事でも自分の課題や問題と向き合い、改善しようと努力する人物だと考えられます。
4.自社で活躍できそうか
自社で活躍できる人物かどうかも、短所から確認しているポイントです。短所を通して、どのような業務であれば活躍できそうか適性を見ています。
就活生の長所と短所を把握することで、短所の影響が少なく、長所が活きる業務や人員配置を考えているようです。
自社に長く貢献してくれる人材を採用するためにも、就活生の短所を知ることが重視されています。採用担当者はこれらの項目を総合的に判断していると理解したうえで、履歴書の短所欄を記入しましょう。
自分の長所や短所を知るためには、自己分析を念入りに行うことが大切です。 自己分析の詳しい方法については、「自己分析とは?おすすめのやり方8選や実施時の注意点を紹介」の記事を参考にしてください。
自分の価値観とあった企業に出会える!27卒のスカウト登録はこちら
履歴書に書く短所を見つける4つのコツ
履歴書に書く短所を見つけるためには、過去の出来事を振り返ったり、周囲に聞いてみたりするなどの方法がおすすめです。以下で短所を見つけるコツについて詳しく解説していきます。
1.自分の特徴を書き出す
短所を見つけるために、まずは自分の特徴をリストアップしてみましょう。「どちらかというと苦手かもしれない」といった、明確に短所と判断できないような特徴もリストアップするのがおすすめです。
たとえば、「飽きっぽい」「頑固」のように短所と言われやすい特徴もあれば、「マイペース」のように状況次第で長所にも短所にもなる特徴もあるでしょう。
まずは自分の特徴を知るために、とにかく思いつくものを書き出してみることが大切です。一通り書いてみた後に、短所になるかどうかを考えてみましょう。
2.身近な人の意見を聞く
友人や家族、先輩など、身近な人から見た自分の印象も聞いてみましょう。これは他己分析と呼ばれ、客観的な意見から自分では気づけなかった面を理解するものです。短所だけ聞くと相手も答えにくいかもしれないので、「どのようなことでもよいので、自分の性格や特徴などを教えてほしい」のように質問してみてください。
性格や特徴は、自分で感じている印象と他者からの印象が違うことはよくあります。自分の考える特徴と他人からの評価を照らし合わせ、一致するものを選びましょう。
また、短所や特徴だけでなく、「なぜそう思ったのか」のエピソードも聞いておくのがおすすめです。エピソードを聞いておけば、面接の回答やエントリーシートの内容に説得力を持たせられるでしょう。
3.過去のエピソードを掘り下げる
これまでの出来事を振り返り、それを基に短所を考えてみるのもおすすめです。サークルやアルバイトなどで困難に直面した出来事や、課題にぶつかった出来事などを振り返ってみましょう。
エピソードは1つではなく、複数振り返るようにしてください。エピソードごとに困ったことや苦労したことの共通点を探せば、自分の短所を発見できる可能性があります。
過去のエピソードを振り返る際は、自分史を作成するとスムーズに進むでしょう。自分史の作り方は「自分史の書き方はどうすればいい?テンプレートの例やまとめ方を解説」の記事を参考にしてください。
4.長所から考えてみる
どうしても短所が思いつかない場合は、長所から考えてみる方法もあります。同じ特徴でも伝え方や捉え方次第で、長所にも短所にもなる可能性があるからです。
たとえば、「行動力がある→計画性がない」「几帳面→神経質」など、短所として捉えられる点を考えてみましょう。これらを参考にしつつ、企業が重視しているのは応募者の人間性である点を意識して、短所を探してみてください。
自分の価値観とあった企業に出会える!27卒のスカウト登録はこちら
履歴書に短所を書く4つの流れ
ここでは、履歴書に短所を書く際の4つの流れを紹介します。履歴書における短所の効果的な書き方は、自分の経験も加えて長所につなげるのがポイントです。なお、自分を良く見せるために「特になし」とするのは、採用担当者に「自分を客観視できていないのではないか」と捉えられる恐れもあるので避けましょう。
1.結論から伝える
志望動機や自己PRなどを書くときも同じですが、まずは履歴書の冒頭で「私の短所は△△です」のように結論から書きましょう。最初に結論を記載すれば、読み手側は話の流れがわかりやすくなります。内容の要点が掴みやすくなり、説得力のある文章が作れます。
2.根拠となる経験を述べる
次に、短所であると裏づける具体的なエピソードを述べます。インパクトのある経験は必要なく、自分の人生に少しでも影響を与えた経験があれば、説得力が増すでしょう。「なぜ短所と感じたか」が明確にわかるエピソードを伝えてください。
また、枠が小さくエピソードを書けない場合でも、面接で聞かれる場合もあるため、事前にエピソードを簡潔にまとめておきましょう。
3.経験によって感じたことを伝える
短所を裏づけるエピソードを述べたら、その経験によって辛かったことや悔しかったことなど、感じた思いを伝えます。感じたことから次の解決策を伝えれば、感情から逃げずに向き合い、自分を客観的に捉えられていることをアピールできるのでおすすめです。
4.解決策や改善策を述べる
最後に、短所を自覚した経験を踏まえ、どのような工夫や努力をしたのか述べましょう。短所を補う工夫を具体的に述べれば、「仕事でも課題に対して前向きに取り組める」と採用担当者にアピールできます。
「短所を克服できていないので書き方がわからない」と思う人もいるかもしれませんが、今現在、その短所にどのように向き合っているかを採用担当者は見ています。短所を受け止め、改善するために心がけていることなどを考えてみましょう。
なお、履歴書の枠が小さい場合、無理に記入すると読みづらくなってしまうので注意が必要です。箇条書きなど書き方を工夫して、必要な部分を端的に表現するとよいでしょう。
履歴書全体の書き方を知りたい人は、「受かる履歴書の書き方!就活アドバイザーがポイントを徹底解説」も参考にしてください。
自分の価値観とあった企業に出会える!27卒のスカウト登録はこちら
履歴書に短所を書く際のポイント
履歴書に短所を書く際は、自分の人柄が企業に伝わるように工夫しましょう。ここでは、履歴書で短所を伝えるポイントを解説するので、参考にしてみてください。
1.企業が求める人物像に合った短所を書く
履歴書に短所を書く際は、企業が求める人物像に合った短所を書きましょう。企業研究を行い、どのような人材が求められているか考えることが大切です。
たとえば、行動力がある人材を求めている企業に応募する場合、「考えるより先に行動してしまう」「慎重さに欠ける」など、短所でありながら企業のニーズに合った特徴を伝えましょう。
短所はマイナスな印象だけではなく、プラスに捉えられる可能性もあります。企業の求める人物像に合わせることも、履歴書でのアピールには欠かせません。
2.自分の人柄がイメージできる内容にする
履歴書の短所欄から、どのような人物かイメージできる内容にすることもおすすめです。就活生の人柄を重視し、採用活動を行う企業も多くあります。
人柄をアピールするために、どのような短所か詳しく書くのがおすすめです。たとえば、「行動力がない」の場合、「あらゆる可能性を考えてしまい、すぐに行動できない」のように言い換えられます。
短所を詳細に伝えることにより、自分の人柄を企業に伝えやすくなります。
3.短所を改善するため努力していることを書く
短所を伝えるだけではなく、改善のためにどのような努力をしているか伝えましょう。改善の意思を見せることで、好印象につながる可能性があります。
たとえば短所が飽き性の場合は、「マンネリ防止のためにタスクをを複数用意し、飽きずに取り組めるよう対策しています」というように改善策を伝えれば、自分の短所をきちんと把握し、適切な対策を取っていると評価されるでしょう。
入社した後も「困難を受け入れて改善しようとするのではないか」と採用担当者に想像してもらいやすいため、短所と改善への努力はセットで伝えることが大切です。
4.ポジティブに言い換えられる短所を選ぶ
採用担当者に好印象を与えるためには、ポジティブな表現に変換できる短所を選ぶのがおすすめです。以下の例を参考に自分の短所・長所を照らし合わせ、矛盾がないように一貫性をもたせましょう。
神経質=几帳面
マイペース=自分の軸がある
頑固=意思が強い
のめり込みやすい=集中できる
飽き性=好奇心が旺盛
優柔不断=柔軟性がある
主張が弱い=思いやりがある
計画性がない=臨機応変に動ける
落ち着きがない=行動力がある
お喋り=社交的
気が短い=決断が早い
主体性がない=協調性がある
理屈っぽい=理論的に考える
完璧主義=最後までやり抜く
冷淡=合理的
ケチ=堅実
不器用=誠実
こだわりが強い=妥協しない
抱え込みやすい=責任感がある
真面目すぎる=慎重に動く
諦めが悪い=向上心がある
おせっかい=面倒見がよい
心配性=計画性がある
話すのが苦手=傾聴力がある
上記のように捉え方次第で長所にもなる短所を選び、伝えることがポイントです。
長所に言い換えられる短所の例については、「就活で使える弱み一覧105選を紹介!伝え方や注意点も例文付きで解説」の記事も参考にしてください。
長所と短所に一貫性を持たせる
履歴書に長所と短所の両方を書く場合は、一貫性を持たせましょう。長所と短所が矛盾していると、企業側が就活生の人物像をつかみにくくなるからです。
たとえば、短所で「行動力がない」と伝えているにも関わらず、長所では「積極性がある」と伝えると、説得力に欠け不自然な印象を与えてしまうでしょう。
行動力がない点が短所の場合は、長所は「慎重に行動できる」というように、一貫性を持たせることが大切です。履歴書内の項目で、矛盾がないように注意しましょう。
5.仕事に支障が出る短所は避ける
履歴書に書く際は、応募先の仕事に支障が出るような短所は避けましょう。「仕事を任せられない」と評価を下げてしまう恐れがあります。
たとえば、臨機応変な対応が求められる仕事で短所欄に「対応力がない」と書いてしまうと、「自社の業務に向いていない」と思われる可能性が高いでしょう。
また、「嘘をつく」「時間を守れない」など、社会人として問題視されるような短所も書かないのが無難です。
短所を書く際のポイントを知っておくことは、エントリーするときにも役立ちます。エントリーについては、「就活におけるエントリーとは?開始時期や応募数などを解説」の記事をご覧ください。
自分の価値観とあった企業に出会える!27卒のスカウト登録はこちら
履歴書で短所をうまく伝える例文24選
ここでは、履歴書に書く短所の例文をパターン別に紹介します。自分の短所と照らし合わせて、例文を参考に、他の就活生に差をつける文章を作成しましょう。
例文1.神経質
私の短所は、細かなところまで気にする神経質なところです。
たとえば、学校の課題は提出するまで常に気になってしまうため、課題の全体像や期日を確認しつつ早めの提出を心がけています。
例文2.マイペース
私は、自分のペースを崩せない点が短所だと自覚しています。
学生時代の部活動ではマイペースが原因で他人に迷惑をかけた経験から、チームで動くときはコミュニケーションを重視し、自分の考えや進め方を周囲に積極的に伝えることを心がけています。
例文3.頑固
私は、何事に対しても自分の考えを崩せない、頑固な性格です。
そのため、授業やゼミのディスカッションでは人の意見を積極的に聞いたり、自分の考えを背景までしっかり説明したりして、周囲との協調性を保てるよう努力しています。
例文4.のめり込みやすい
私の短所は、物事に夢中になりすぎるところです。
趣味の手芸でも没頭すると周囲が見えなくなってしまい、課題を後回しにして後悔することがあるため、「時間を決めて取り組む」「目的や意図を忘れない」「広い視野を持つ」という点に注意しています。
例文5.飽き性
私の短所は、飽きっぽいところです。
アルバイトで従事した工場では、単調な作業に飽きて他に意識を向けてしまい、ミスをしてしまいました。そのため、同じ作業のなかでも違いや工夫を楽しみ、長く集中できるよう意識しています。
例文6.優柔不断
私は、優柔不断なところが短所だと認識しています。
学生時代の委員選出の際、判断に時間がかかり希望していた役割を他人に譲ってしまい、悔しい思いをしました。以降、「5秒ルール」を設け早く判断できるよう工夫しています。
例文7.主張が弱い
私の短所は、他人の気持ちを考えるあまり主張が弱くなるところです。
反対の意見があっても流されてしまいやすいため、相手が気分を悪くしないよう提案する形で意見を伝えることを意識しています。
例文8.計画性がない
私の短所は、計画的に進めるのが苦手なところです。
高校受験で計画性のなさから第一志望に落ち悔しい思いをしました。反省を活かし、大学受験では年単位・週単位など大枠の計画表を作成し、臨機応変にスケジュールを調整しながら自分のストレスを溜め込まず目標達成するよう工夫しました。
例文9.落ち着きがない
私の短所は、落ち着きがなく思い立ったら動いてしまうところです。
よく考えずに行動し選択を誤った経験があるため、すぐ行動したくなってもいったん深呼吸して、周囲や状況を見るよう心がけています。
例文10.お喋り
私の短所は、自分の話をしすぎてしまうところです。
相手に楽しんでもらいたい気持ちが裏目に出て、「自分の話ばかりしている」と注意されショックだった経験から、質問をするなどしてコミュニケーションを図るよう努力しています。
例文11.気が短い
私の短所は、気が短いところです。
自分の決断が早すぎて友人を急かしてしまい、雰囲気が悪くなったことがありました。相手にもペースや事情があるのを前提としたコミュニケーションで、大らかに捉えるよう心がけています。
例文12.主体性がない
私の短所は、自分が主体となって行動しないところです。
周りの状況を見て自分に求められていることを読み取るため、1人では何をすればよいかわからず立ち止まってしまった経験があります。改善するために、自分なりの目的や目標を設定して行動するよう努力しています。
例文13.理屈っぽい
私の短所は、理論的に考えすぎる点です。
大学で学科の違う人とコミュニケーションをとる際、理論を優先しすぎてしまい相手の気持ちを汲み取れないことがありました。それ以来、相手に共感したうえで自分の意見を伝えるよう注意しています。
例文14.完璧主義
私は、完璧主義な点が短所だと自覚しています。
中学時代には、完璧主義なところを他人にも押し付けてしまい、関係が悪くなってしまいました。人によって価値観が違うと学び、「物事を加点方式で捉える」「大枠で捉える」よう努力しています。
例文15.冷淡
私の短所は、何事も冷静に捉えすぎて冷めた印象を与える点です。
友人に「感情がわからない」といわれたことがきっかけで、意識的に感情を表現するようにしたり、さまざまなことに関心を向けたりするよう努力しています。
例文16.ケチ
私の短所は、財布の紐が固すぎるところです。
そのため、お祝いごとや友人との付き合い、本当に必要だと思うものなどへの出費は惜しまないよう、金額ではなく得られる価値に目を向けております。
例文17.不器用
私の短所は、不器用なところだと自覚しています。
大学時代のアルバイトで、周りがやりたがらない役回りが多く、断りきれず困った場面がありました。しかし、そのお陰で自分が本当に苦手な分野がわかったため、自分が得意なことを主張する努力をしています。
例文18.こだわりが強い
私の短所は、こだわりが強すぎて妥協できないところです。
何事も時間がかかったり、アドバイスを受け入れられなかったりして失敗した経験があります。アドバイスは相乗効果につながると捉え方を変え、固執してしまう頻度を減らすよう努力しています。
例文19.抱え込みやすい
私の短所は、1人で抱え込みやすい点です。
大学時代の飲食店でのアルバイトでは多くの仕事を任されましたが、1人で抱え込みすぎて失敗してしまいました。以来、他の人に頼んだり、優先順位をつけて取り組んだりするよう心がけています。
例文20.真面目すぎる
私の短所は、真面目に考えすぎるところです。
慎重になりすぎてタイミングを逃し、後悔したことがありました。そのため、何事も気負わず、適度な力で取り組める部分は完璧を目指さないよう意識しています。
例文21.諦めが悪い
私の短所は、諦めが悪いところだと自覚しています。
大学でのグループワークの際、最後まで諦めない性格が災いして違う方法を検討せず、迷惑をかけたことがありました。そのため、物事の途中で状況を振り返り、このまま進めるかを検討するよう意識しています。
例文22.おせっかい
私の短所はおせっかいな点です。
困っている人がいると優先して手を貸してしまうため、自分を後回しにしたり相手がいつまでも成長しなかったりすることがありました。以来、必要な場面や頼られたときだけ手を貸すよう意識しています。
例文23.心配性
私の短所は、心配性なところです。
何事も計画的に進めなければ気が済まず、予定外のことにイライラしてしまった経験があります。そのため、「計画外の出来事も楽しむ」「よい経験が積めるとプラスに捉える」よう心がけています。
例文24.話すのが苦手
私の短所は、自分の考えを話すのが苦手なところです。
他人の発言を優先するあまり、自分の意見をいえなかった経験があります。他人と意見が違う場合でも話が広がったり、新たな視点が生まれたりする可能性があると捉えるよう努力しています。
「短所はマイナス面であり、正直に伝えると評価を下げるのでは」と考える人も多いでしょう。しかし、短所も伝え方によってはプラスの評価につながることもあります。アピールの方法で印象が変わるため、企業がどのような意図で短所を聞くのかを理解して回答を準備しましょう。
なお、短所に関するほかの例文を知りたい人は、「自己PRで短所を書く際のポイントは?印象をよくする伝え方を解説」も参考にしてみてください。
自分の価値観とあった企業に出会える!27卒のスカウト登録はこちら
履歴書の短所欄の書き方で悩む就活生へ
「履歴書の短所を書く欄に、どのように書けばよいのかわからない」と悩んでいる就活生も多いでしょう。採用担当者は、履歴書の短所から応募者の人間性や価値観を見ており、「自分を客観的に捉えているか」「入社後に活躍してくれそうか」などを確認しています。
企業が求める人物像や、仕事・職種に必要な能力を把握したうえで作成しましょう。なお、短所は面接で深く質問される傾向が強く、履歴書の記入欄が小さいからとよく考えずに書くのは避けてください。
「新卒就活用の履歴書の正しい書き方は?必要な準備や提出時のポイントも解説」の記事では、履歴書の書き方やマナーについて解説しています。あわせて参考にしてください。
履歴書における短所欄の書き方や、自分を客観視できているか不安な就活生は、大学のキャリアセンターや新卒学生向けの就職エージェントの利用がおすすめです。なかでも、高い選考通過率の実績を持つキャリアチケットでは、プロの就活アドバイザーが一人ひとりに親身に寄り添い、あなたの不安を解消すべくサポートします。履歴書で短所の伝え方に不安のある就活生は、気軽にキャリアチケットへご相談ください。
自分の価値観とあった企業に出会える!27卒のスカウト登録はこちら
本記事の監修者
淺田真奈(あさだまな)
大学時代は接客のアルバイトを3つかけもちし、接客コンテストで全店1位になった経験をもつ。新卒では地方創生系の会社に入社をし、スイーツ専門店の立ち上げからマネジメントを経験。その後、レバレジーズへ中途入社。現在はキャリアチケットのアドバイザーとして、学生のキャリア支援で学生満足度年間1位と事業部のベストセールスを受賞し、リーダーとしてメンバーのマネジメントを行っている。