履歴書はA4?B5?正しいサイズの選び方を解説します

このページのまとめ

  • 企業側から指定がなければ、履歴書のサイズはA4、B5どちらでもよい
  • 書きたいことが多い人はA4、少ない人はB5を選ぼう
  • 履歴書は手書きが一般的だが、ITや外資系企業はパソコンで作るのが主流
  • 手書きの人は市販の履歴書を購入、パソコンで作成する人は履歴書を自作する
  • 写真のサイズはA4、B5どちらの履歴書も同じ

市販の履歴書は、A4表記とB5表記の2種類のサイズがあるので、どちらを選んでいいか迷うのではないでしょうか。
結論から言うと、履歴書のサイズはどちらを選んでも構いません。企業の採用担当者は、履歴書のサイズをもとに学生の採用、不採用を決定しないからです。
ただし、履歴書のサイズによっては書きにくく、採用担当者に仕事への熱意が伝わりにくい場合もあるのでご注意ください。
この記事では履歴書のサイズの選び方から注意点を解説し、書類選考通過への道を後押しします。

 

25卒の就活について相談したい

 

履歴書のサイズはA4、B5どちらでもよい

履歴書は、A4、B5どちらのサイズをつかっても問題ありません。企業の採用担当者は、履歴書のサイズではなく記載された内容を重視しているからです。
採用担当者は、履歴書に書かれた内容をもとに、学生の人柄や仕事への適性を評価します。そのため、履歴書を選ぶときは、A4でもB5でも自分の好きなサイズを選びましょう。

ただし、企業側が履歴書のサイズを指定してきたときはご注意ください。指定外のサイズの履歴書を提出すると、サイズの段階で選考から外される危険性があるからです。
企業側から履歴書のサイズを指定されたときは必ず指示に従い、指定通りの履歴書を提出しましょう。

▼関連記事
就活で適切な履歴書のサイズは?選び方やマナーについてご紹介

 

25卒の就活について相談したい

 

履歴書のサイズは「A3=A4」、「B4=B5」

市販の履歴書のサイズは、A4表記のものはA3、B5表記のものはB4と実質的には同じです。A4の履歴書はA3を2つ折りにした状態、B5の履歴書はB4を2つに折りにした状態で販売されているからです。
一般的に、履歴書は2つ折りにしたサイズ(A4、B5)表記で販売されていますが、一部の履歴書は広げたサイズ(A3、B4)表記で販売されています。
店頭で迷わないためにも、履歴書のサイズは「A3=A4」「B4=B5」と覚えておきましょう。

 

25卒の就活について相談したい

 

自分にあう履歴書を選ぼう

就活の履歴書は、自分にあうものを選びましょう。履歴書を選ぶときのポイントを下記で解説します。

書くことが多い人はA4、少ない人はB5がおすすめ

履歴書のサイズは、書くことが多い人はA4、少ない人はB5を選びましょう。欄外への記述や余白を残さずに書けるので、見栄えがよい履歴書が仕上がるからです。
「B5の履歴書だと、採用担当者からやる気がない学生とみなされそう」と思うかもしれませんが、心配はいりません。B5の履歴書でも、コンパクトにまとめれば自分の長所や仕事への熱意を十分に書けるからです。
A4でもB5でも、全体のバランスを見ながら丁寧に書けば、読みやすくきれいな履歴書が作れるでしょう。

書きやすい項目が多い履歴書がおすすめ

履歴書は、書きやすい項目が多いものがおすすめです。書きやすい項目が多い履歴書は、そのぶん書ける情報が増えるので、採用担当者に自分の強みを伝えるチャンスが多くなるからです。
たとえば、「自己PR」や「志望動機」、「長所・短所」のような項目がある履歴書は、学生でも書きやすく新卒の就活に向いています。
一方、「職歴」や「経歴」欄が大きい履歴書は、職歴のない学生にとっては書ける項目が少ないため、新卒の就活には向いていません。
履歴書を選ぶときは、自分が書ける項目がどのくらいあるかに注目し、自分にとって最適なサイズと項目を備えたものを選んでください。

困ったときは大学指定の履歴書がおすすめ

最適な履歴書が見つからず困ったときは、大学指定の履歴書を使用しましょう。大学指定の履歴書は、学生向けに作られているため書ける項目が多く、新卒の就活に適しているからです。
大学構内の売店で販売されていることが多いので、気になる方はチェックしてみてください。
ちなみに、大学指定の履歴書のサイズはA4が一般的です。

▼関連記事
就活用ならどれを使う?履歴書の種類や選び方をご紹介

 

25卒の就活について相談したい

 

履歴書は手書きが一般的

履歴書は、手書きしたものを応募先企業に提出するのが一般的です。企業の採用担当者は、手書きの文字から学生の人となりをはかる傾向があるからです。
「書は人なり」という言葉があるとおり、手書きの文字には書いた人の性格や行動傾向があらわれます。そのため、履歴書は読みやすい文字を丁寧に書き、採用担当者に「誠実な対応ができる人間」という印象を与えましょう。
なお、書き間違えたときは二重線や修正液で修正せず、必ず1から書き直してください。修正した跡のある履歴書は、採用担当者に「いい加減な人間」とみなされるおそれがあるからです。
履歴書はあらかじめ鉛筆で下書きをし、そのうえからボールペンで清書すれば書き間違えを防げるでしょう。

▼関連記事
新卒の履歴書は手書き?パソコン?見極めのポイントや正しい書き方を解説

 

25卒の就活について相談したい

 

ITや外資系企業はパソコンで作成する

ITベンチャーや外資系企業は、手書きではなくパソコンで履歴書を作成するのがおすすめです。効率を重視する企業が多いので、手書きの履歴書は「時代遅れ」「パソコンスキルが低い」と判断される傾向があるからです。
パソコンで作成した履歴書を求める企業は、履歴書の提出方法を「Webからの応募で添付」「メールに添付」と指定するのが一般的。
ITや外資系企業を志望する方は、パソコンで自作した履歴書を提出し、採用担当者に仕事への適性の高さを証明しましょう。

▼関連記事
履歴書の作成はパソコンと手書きどっちがいいの?

 

25卒の就活について相談したい

 

履歴書を用意する方法

履歴書を用意する方法は、「市販のものを購入する」「自作する」という2パターンがあります。それぞれのパターンを確認しておきましょう。

市販の履歴書を購入する

履歴書は、コンビニエンスストアや文房具店といった店舗、インターネット通販で購入できます。店頭購入の場合、利用する店舗によっては品ぞろえが悪く、自分が欲しいサイズが見つからないことがあるのでご注意ください。
一方、インターネット通販の場合は品ぞろえが良く、複数の候補のなかから好みの履歴書を選べるでしょう。
ただし、通販は手元に届くまでに時間がかかるので、日数に余裕をもって購入するのをおすすめします。

自作する

履歴書はパソコンをつかって自作できます。自作するときは、既存の履歴書のフォーマットをつかえば時間と手間を節約できるのでおすすめです。
履歴書のフォーマットは、「履歴書 新卒 フォーマット」のように検索すれば、複数の候補が出てきます。自分の気に入った履歴書を選んでダウンロードし、WordまたはExcelファイルで作成してください。
WordとExcelは多くの企業が採用しているソフトなので、Word、Excelファイルで作成すれば、企業側が履歴書のファイルを開けないという事態を防げるからです。

ただし、履歴書を自作するときは、手書きではなくパソコンで文字を入力してください。自作の履歴書は市販の履歴書に比べて紙質がおとるため、市販されたもののなかに混ざると悪目立ちするおそれがあるからです。
そのため、自作で履歴書を作成するのは、ITベンチャーや外資系企業のような特定の業界を志望する学生に限られるでしょう。

自作の履歴書をプリントアウトする方法

自作の履歴書は、企業からデータでの提出を求められない限りは、プリントアウトしてから提出します。
履歴書をプリントアウトするときは、コンビニエンスストアのマルチコピー機をつかうのがおすすめです。一般家庭の複合機は、A3、B4に対応していないものが多いですが、コンビニのマルチコピー機はA3、B4でも問題なく出力できるからです。
印刷するときは、USBメモリのような記憶装置に履歴書のデータを保存し、コンビニまで持っていきましょう。
コンビニのマルチコピー機の差込口にUSBメモリを挿入し、タッチパネルで用紙を選択すればA3でもB4でも簡単にプリントアウトできます。

ただし、コンビニのマルチコピー機はPDFファイルしか印刷できないので注意が必要です。WordやExcelのファイルのままでは印刷できないので、履歴書のデータは必ずPDFファイルに変換してからUSBメモリに保存してください。

▼関連記事
コピー用紙は使用禁止?履歴書の正しい印刷方法を解説します

 

25卒の就活について相談したい

 

写真のサイズはA4もB5も同じ

履歴書に貼る写真のサイズは、A4とB5どちらも同じです。写真のサイズは、縦3.6~4.0cm×横2.4~3.0cmが標準なので、縦4.0cm×横3.0cmの写真を複数枚用意しておきましょう。
ただし、B5の履歴書のなかには、標準よりも小さいサイズの写真を貼るものもあるのでご注意ください。履歴書を用意するときは、写真のサイズ指定を確認し、手持ちの写真で対応できるものを選びましょう。

▼関連記事
履歴書の証明写真、サイズや撮り方のポイントは?

 

25卒の就活について相談したい

 

応募書類はサイズをそろえるのがベター

履歴書のほかにも応募書類を提出する場合は、書類のサイズをそろえるのがベターです。応募書類のサイズがそろっていると、見栄えがよいうえに採用担当者にとっては書類の管理がしやすいからです。
一般的に、送付状(文書を送るときに添える挨拶状)やエントリーシートのサイズはA4が多いため、サイズをそろえるには必然的にA4の履歴書を使用します。
しかし、応募書類のサイズが不ぞろいだからといって、書類選考が不利になることはありません。
応募書類のサイズは「できればそろえる」程度に認識し、無理して書きにくい履歴書を選ばないようにしましょう。

▼関連記事
履歴書のマナーを徹底解説!社会人に向けての一歩を踏み出そう

 

25卒の就活について相談したい

 

履歴書は2つ折りにして封筒に入れる

書き終わった履歴書は、記載面が外側になるよう2つ折りにしてから封筒に入れます。封筒のサイズは、A4サイズがすっぽり入る角形A4か角2号をつかいましょう。
就活では一般的に白い封筒がつかわれるので、色は白がおすすめです。汚れや折れを防ぐためにも、履歴書はクリアファイルにはさんでから封筒に入れてください。
クリアファイルに入れる書類の順番は、1枚目が送付状、2枚目が履歴書、3枚目がエントリーシートです。
送付状は、文書を郵送またはファックスで送るときに必ず必要になる挨拶状なので、ビジネスマナーとして覚えておきましょう。

▼関連記事
封筒の準備から郵送方法まで!履歴書提出時のマナー徹底解説

履歴書の作成に不安がある方は、キャリアチケットを利用するのがおすすめです。キャリアチケットとは、新卒向けの就活相談サービスのことで、年間3,000人以上の就活生が利用しています。
キャリアチケットでは、就活アドバイザーがマンツーマンでカウンセリングを実施。自己分析から履歴書の添削、面接対策まであなたの就活を徹底的にサポートします。
事実として、キャリアチケットを利用した人は、利用しない人に比べて選考通過率が39%がアップするという結果が出ています。
内定への道を早めたい方は、キャリアチケットの就活アドバイザーに相談しましょう。

 

25卒の就活について相談したい

 

キャリアチケットについて

キャリアチケットは、就活生の最高のキャリアスタートを支援するサービスです。