履歴書は二重線で修正して良い?正しい訂正方法を詳しく解説!

このページのまとめ

  • 履歴書は公的文書のため、二重線や修正液を使った修正は原則しない
  • 履歴書を二重線で修正すると、信憑性を欠き誠意が伝わらないと捉えられる恐れがある
  • やむを得ない場合は、二重線を引いて上から訂正印を押す方法がある
  • 履歴書の書き損じが多い場合は、下書きやパソコン作成などで対策をとる

完璧に履歴書を仕上げたつもりでも、後で見返すと書き間違えている箇所があった…という経験は誰にでも1度はあるのではないでしょうか。
そんな時、間違えた文字を二重線で訂正したくなりますが、履歴書では基本的に訂正は控えるというルールがあります。
このコラムでは、履歴書で修正をしてはいけない理由や、書き間違いをしないための対処法をご紹介。ぜひご一読ください。

 

25卒の就活について相談したい

 

二重線の訂正が良くないのはなぜか?

 

履歴書は、「氏名、住所、生年月日、顔写真」などが載った、公的な書類です。
そういった書類に訂正の跡があれば、公的な書類としての信頼を欠いてしまうことにつながります。よって、二重線の訂正もなるべく控えたほうが良いでしょう。
しかし、ビジネス書類では、間違った箇所に二重線を引き、その上に訂正印を押して書き直すやり方が可能な場合があります。もちろん、すべての書類が訂正できるわけではないので、状況に合わせて訂正で良いのか、書き直すべきかをよく確認しましょう。
企業が履歴書を評価するポイントは、その人が企業に対しどれくらい熱意や意欲を持っているかどうかです。書類選考の段階では、その想いを書面で判断するしかありません。
書いてある内容はもちろんのこと、ミス一つない丁寧さというのも意欲を伝えるポイントになります。逆に、ミスや修正の跡がある履歴書は、それだけ企業への志望度が低いと捉えられることがあると認識しておくのが重要です。
企業に熱意を伝えるための履歴書は、できるかぎり完璧な状態で提出しましょう。

▼関連記事
名前・住所・年齢…履歴書の基本事項を書く際のポイント

 

25卒の就活について相談したい

 

履歴書の訂正で控えるべき行為

 

履歴書は、たとえ1文字だけの書き損じでも修正することは好ましくありません。その理由について下記にまとめました。

修正液・テープを使う

履歴書をはじめとする正式書類は、一般的に修正液や修正テープを使った修正はしません。誰が修正したか分からないため、第三者による改ざんなのか、本人による修正なのか判断ができないからです。
また、修正することで文書としての信憑性を欠いたり、意識が低いといった印象を与える可能性もあります。どんなに小さな書き損じでも、新しい履歴書を用意して最初から書き直しましょう。

消せるボールペンを使う

消せるボールペンは跡が残りにくく便利ですが、公的文書である履歴書を書く際に使用してはいけません。
消せるボールペンは性質上、摩擦熱できれいに消すことができます。そのため、郵送途中に何らかの原因で熱を持ち、記載内容が消えてしまう可能性も。採用担当者が履歴書をコピーしたときに、コピーの熱で消えることもあるようです。

▼関連記事
履歴書に修正テープや修正液を使うのはNG?ミスしたときの対処法を解説

 

25卒の就活について相談したい

 

どうしても書き直す時間がない場合の対処法

 

書き損じてしまったが、どうしても時間がなくて書き直せないといった場合は、二重線を引いてその上から訂正印を押す方法があります。
二重線は定規を使って真っすぐに引き、書き損じた箇所に掛かるよう訂正印を押しましょう。訂正印はゴム印を避け、朱肉で押す印鑑を用意してください。
しかし、訂正印のついた履歴書は採用担当者に悪い印象を与えてしまうため、リスクを伴う方法です。あくまでも最終手段としておくのが無難。なるべく行わないことが理想的です。
また、書き損じが多く複数箇所に訂正印を押すなら、最初から書き直すようにしましょう。

▼関連記事
履歴書の誤字脱字における対処法を解説!小さなミスが選考に与える影響とは

 

25卒の就活について相談したい

 

履歴書の書き損じを防ぐ4つの対策

 

書き損じは、些細なことに気をつけるだけで十分に防げます。下記の4つを見ながらチェックしてみましょう。

履歴書に集中できる環境を整える

デスクの上の環境づくりは非常に重要です。
ものを取る、急いで立ち上がる…そんな咄嗟の動きによる事故を防ぐため、机上にはコーヒーやお茶などの水分は置かないようにしましょう。
また、お菓子や目薬なども思わぬところで水分や油分が出てしまう恐れがあります。少しでも失敗の原因を作らないよう、余計なものを置かないシンプルな机上で履歴書を書き進めましょう。

お手本の履歴書を用意しておく

書き間違いを防ぐために、お手本を用意しておくと良いでしょう。
あらかじめ見本用の履歴書を正確に記入し、そのお手本を見ながら本番用の履歴書に記入することで、書き間違いを大幅に減らすことができます。
お手本用に履歴書を1枚使うことが躊躇われる方は、1枚履歴書が完成したらそれをコピーし、別の履歴書を書くときの見本にするのがおすすめです。

下書きの上からなぞる

鉛筆で下書きをした履歴書の上からボールペンでなぞるので、書き間違いを確実に減らす効果的な方法です。
下書きは、シャープペンシルではなく鉛筆を使いましょう。芯が硬めのシャープペンシルを使うと、上からボールペンでなぞったときに文字がかすれる場合があります。
最後に下書きを消しゴムで消す際にも力を入れすぎないよう注意しながら、消し残しがないかのチェックも忘れずにしましょう。

パソコンで作成する

応募先から手書きの指定がない場合は、パソコンで履歴書を作成するのもおすすめです。
Webサイトから、無料で履歴書のテンプレートをダウンロードできるので利用してみましょう。パソコン入力であれば、書き間違えたとしても簡単に修正できるので非常に便利です。

パソコン作成時に注意したいこと

応募先企業の方針やマインドの確認をしましょう。
古くからのやり方を重んじる企業では、「一般的に履歴書は手書き」と捉えるところも多く、パソコンで作成した履歴書に馴染みがないという可能性があります。
逆に、IT系や外資系の企業ではパソコンスキルを確かめるために、パソコンでの履歴書を推薦している場合もあるので、履歴書の提出方法についてしっかり確認しておきましょう。
ほかにも、コピー&ペーストによる別のミスを誘発してしまう恐れにも注視したいところ。たとえば、別の企業宛の履歴書内容を貼り付けて送ってしまった、といった事故も起こりかねません。
悪い印象を与えないためにも、コピー&ペーストには細心の注意を払いましょう。

 

25卒の就活について相談したい

 

キャリアチケットについて

キャリアチケットは、就活生の最高のキャリアスタートを支援するサービスです。