履歴書のはみ出しはダメ?枠から証明写真や志望動機が少し出たときの対処法

このページのまとめ

  • 履歴書は採用を判断する大切な書類なので、枠からはみ出したら書き直すのが基本
  • 履歴書のはみ出しは、「雑で見にくい」「マナーを守れていない」等の悪印象を与える
  • 履歴書のはみ出しやすい項目は、「住所」「学歴欄」「自己PR欄」「志望動機欄」など
  • 枠からはみ出してしまった場合は、修正テープや修正液の使用は避ける
  • 履歴書を書く際は、下書きをしてはみ出さない工夫をしよう

履歴書の枠からはみ出してしまって困っている就活生の方はいませんか?枠からはみ出してしまったまま履歴書を提出するのは、雑さが目立ったりマナーに対する認識が薄い印象を与えるため避けたほうが無難です。このコラムでは、履歴書の枠からはみ出してしまうと採用担当者はどのように捉えるのかを解説しています。枠からはみ出しやすい項目や、枠から出てしまったときの対処法もご紹介しているので、ぜひ参考にしてみてください。

 

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履歴書の枠から文字がはみ出しても大丈夫?

履歴書の枠から文字をはみ出して書くことは、基本的に避けたほうが無難といえます。なぜなら、履歴書は採用後も保管するビジネス文書であるとともに、選考においても採用を判断する重要な書類であるためです。そのような大切な書類であるにも関わらず、決められた枠をはみ出して書くのはあまり良い印象とはいえません。

また、履歴書は「見やすく分かりやすく」作成するのがマナーです。雑に枠からはみ出すのはいうまでもなくマナー違反となるでしょう。就職活動中は、社会人としてのマナーを守れているかもしっかりチェックされています。マナーに対する意識を持っていることを採用担当者へアピールするためにも、履歴書ははみ出さず、枠内に収めることを意識してください。

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採用担当者から見た履歴書のはみ出しの印象

履歴書のはみ出しは、企業の採用担当者に以下のようなマイナス印象を与える恐れがあります。就活生は、しっかり確認しておきましょう。

全体的に雑で見にくい

履歴書の内容がどんなにすばらしくても、枠からはみ出して記入すると、その部分が悪目立ちしたり雑に仕上げた印象を与えたりする可能性があります。就活生のなかには、下書きをせずにいきなり書き始めてしまう人もいますが、一発書きはうまく枠内に収められない場合があるため、注意が必要です。履歴書を手書きで書く際は、下書きをして間違いのないように記入するのが基本。全体的な見やすさやバランスも考慮して丁寧に書きましょう。

ルールを守れていない

履歴書は枠内に文字を収めるのが基本マナーですが、それを守れていないと「仕事でもルールを守れないのでは?」という印象につながる場合もあるでしょう。仕事によっては、決められたフォーマットを使用して書類を作成することも考えられます。履歴書を書くときは枠内に収めるようにして、細部にまで気を使えることをアピールしましょう。

文章をまとめる力が足りない

枠内を超えて書くのは、要点を絞ってまとめる力がないという印象を与える恐れもあります。履歴書には項目ごとにあらかじめスペースが設けられていますが、枠内に収めるには要点をまとめて簡潔に説明しなければなりません。また、志望動機や自己PRで熱意や意欲を伝えるには、枠内にしっかり書き込むことも必要です。枠からはみ出して書いたり文字が小さすぎたりする場合は見にくい書類になり、かえって逆効果ということもあるので気をつけましょう。

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履歴書の枠からはみ出しやすい項目

履歴書で枠からはみ出しやすい項目には、以下のようなものがあります。項目ごとに、記入する際のポイントをご紹介するので、履歴書作成時の参考にしてみてください。

住所

履歴書の住所は、マンションやアパートといった建物名を正式名称で記入するのが基本です。しかし、建物名が長い場合、どうしても枠に収まりきらないということもあるでしょう。そんなときは住所を2行で書くと、枠内にきれいに収まります。

印鑑

印鑑がズレたり枠からはみ出したりすることもよくある事例です。印鑑のサイズが大きく1~2ミリ程度はみ出す分にはかまいませんが、枠から大きくはみ出してしまった場合は、新しい用紙に押し直しましょう。名前が逆さまになっていたり横を向いている場合も同様です。

学歴欄

学歴欄も学校名や学部、学科を正式名称で書く必要があり、文字数が多いと枠に収まらない場合があります。学校名と学部、学科は一行にまとめて書く決まりはありません。適当なところで次の行へ移り、続きを書きましょう。

資格欄

保有している資格が多い場合、定められた枠に書ききれないということもあるでしょう。資格欄は、応募先企業で役立ちそうなものを書くのが効果的です。アピールしたい資格を優先して書き、不要なものは省くようにしてください。

自己PR・志望動機欄

自己PR欄や志望動機欄はあらかじめスペースが大きくとられていますが、書きたい内容が多いと文字数が増え、枠からはみ出してしまう場合があります。自己PR・志望動機欄のポイントは、伝えたいことをすべて書くのではなく、要点を絞って簡潔にまとめること。履歴書には要点を書き、面接の際に詳しく話せるようにしておきましょう。

証明写真

証明写真は決められた枠内に収めるのがマナー。とはいえ証明写真を貼るのに失敗してはみ出してしまう人もいるでしょう。のり付けする場合は乾くまでに貼り直せばOKです。何度も貼り直すと写真や履歴書がよれてしまうため、慎重に貼り付けてください。写真がズレていたり切り方が雑になっていたりすると、悪印象を与えかねません。写真は枠にきれいに収まるように貼りましょう。

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枠から文字がはみ出した場合の4つの対処法

どうしても履歴書の枠から文字がはみ出してしまう場合は、以下の方法で対応しましょう。

1.少しだけはみ出した場合でも思い切ってやり直す

先述したとおり、履歴書は企業が採用の判断を行う重要な書類です。「少しだけならいいや」という気持ちで、枠からはみ出した履歴書をそのまま提出してしまうと、選考に悪影響を及ぼしかねません。枠から文字がはみ出してしまった場合は、思い切って新しい用紙に書き直しましょう。

2.修正液や修正テープで直さない

履歴書を作成するときは、修正液や修正テープの使用はマナー違反とされています。使用した場合は見栄えも悪くなるため、新しい用紙を用意したほうが良いでしょう。

3.枠内に収まるように内容を簡潔にまとめる

はみ出してしまった履歴書を見直し、不要な箇所を削ったり表現を工夫したりしてみましょう。何を一番伝えたいかを考え、要点を絞るのがコツです。失敗した文章をそのまま文字のサイズだけ小さくして書く方法もありますが、読みづらくなる可能性があるため気をつけてください。

4.間違いのないように下書きをする

履歴書の枠内に間違いなく収めるためには下書きが必須です。最初に鉛筆で下書きし、上からボールペンで清書しましょう。インクが滲んだりかすれたりしないよう、完全に乾いたら消しゴムで下書き部分を消します。下書きするときは、鉛筆の跡が残らないよう筆圧を弱めて書くのがポイント。失敗した履歴書などを利用して、枠内に収まるかどうか試し書きしてみるのもおすすめです。
 

 

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本記事の監修者

淺田真奈(あさだまな)

大学時代は接客のアルバイトを3つかけもちし、接客コンテストで全店1位になった経験をもつ。新卒では地方創生系の会社に入社をし、スイーツ専門店の立ち上げからマネジメントを経験。その後、レバレジーズへ中途入社。現在はキャリアチケットのアドバイザーとして、学生のキャリア支援で学生満足度年間1位と事業部のベストセールスを受賞し、リーダーとしてメンバーのマネジメントを行っている。

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