このページのまとめ
- 履歴書を郵便局の窓口から送ると、正確な料金で企業へ送ることができる
- 土日や夜間でも受け付けている「ゆうゆう窓口」を設置している郵便局もある
- 履歴書の完成が締め切り日に近い場合は、郵便局の窓口から速達で送る
- 簡易書留は、先方に手間がかかるのでマイナスイメージになることもある
- 履歴書を郵送する際は、応募書類一式をクリアファイルにまとめて封筒に入れる
履歴書を送るとき、郵送方法で悩む方もいるのではないでしょうか。郵便物を送る方法は、ポストへの投函やメール便など、手軽な方法もたくさんあります。しかし企業へ提出する大切な履歴書は、郵便局の窓口から出すことをお勧めします。このコラムでは、履歴書の郵送方法やマナーについて詳しく解説。応募書類の送付という選考の初歩で、しっかりとマナーを踏まえて就活をスタートさせましょう。
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履歴書を郵送する際に窓口を利用した方が良い3つの理由
履歴書を郵送する際は、郵便局の窓口を利用することをお勧めします。
それでは、なぜ郵便局で出すのが良いのでしょうか。その理由を確認していきましょう。
1.正確な郵送料金が分かる
相手企業に負担と手間をかけさせてしまうのを防ぐためにも、履歴書は郵便局の窓口で出しましょう。
郵便局の窓口であれば、正確な郵便物の重さを量り、料金に適した切手を貼ってもらえます。
履歴書を確実に、負担なく相手企業へ届けることができるので安心です。
2.ポストへの投函は先方に手間をかける危険性がある
大切な応募書類をポストへ投函するのは好ましくありません。その理由は、封筒に貼る切手代金を自分で予測しなくてはならないからです。
もし切手料金が不足していた場合、自身に返却されるもしくは、企業側に送られ不足分を負担させてしまう事態を招くので、ポストへの投函は控えましょう。
ちなみに自身に返却されるか、先方に送られてしまうかというのは、投函したポストの場所によって変わります。
自身の住所を管轄する郵便局のポストであれば、自分の住所に返却されます。管轄外のポストに投函した場合は、先方に送られ不足金額を支払ってもらうケースや受け取りを拒否されることもあるので注意しましょう。
3.土日や夜間に利用できることがある
最近の郵便局には、土日や夜間でも受け付けている「ゆうゆう窓口」を設置しているところが増えています。
どうしても平日に間に合わなかったり、夜遅くなってしまったりしても、近くに「ゆうゆう窓口」があれば郵送できるので、よく確認しておきましょう。
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履歴書の郵送方法について
次に、郵便局の窓口で履歴書を送るときの郵送方法について確認していきましょう。
1.普通郵便が一般的
特に企業からの指定がない場合は、普通郵便で出すのが無難です。
普通郵便で送る場合は、ある程度締切日まで余裕を持って出せるようにしましょう。
2.簡易書留の利用は要注意
簡易書留は、到着時に企業に手間をかけさせてしまうので控えましょう。
簡易書留は、現時点で自分の履歴書がどこにあるのか、企業に届いたかの追跡ができる利点がありますが、到着時に先方が受け取り印を押さなくてはいけません。
そのため、社風や応募職種によっては企業側にマイナスの印象を与える可能性があります。
3.届いているか不安な場合は特定記録便がおすすめ
どうしても履歴書が届いているか確認したいという方は、特定記録便を利用すると良いでしょう。
特定記録便は、簡易書留と同様に郵便物の追跡ができますが、企業側に手渡されるわけではないので、受け取り印を押してもらうなどの手間をかける必要がありません。
ただ、企業のポストに投函されるので、実際に企業側が受け取ったか、確実な確証を得られるわけではないので注意してください。
どうしても履歴書を企業に受け取ってもらえたか確認したいという方は、やはり簡易書留を利用するしかないでしょう。
4.締め切り間際に送る際は速達で
履歴書の完成が締め切り間際になってしまった場合は、速達で送る必要があります。
基本的に、普通郵便は1~2日ほどで届くといわれていますが、配達場所への距離や天候などによっても変わってくるので、正確な日数とは言えません。
速達の場合でも、当日発送に間に合う集荷時間は場所によって異なるので、最寄りの郵便局で確認してください。
「締め切り間際での提出が悪印象に繋がるか」は一概には言えませんが、余裕を持って提出することがベストでしょう。
5.宅配便やメール便は避ける
「一般信書」である履歴書は、法律上では信書便事業者として認められている日本郵便での郵送しか認められていません。
そのため、宅配便やメール便で送った場合、厳密には法律違反となってしまいます。
常識的に考えると、宅配便やメール便での郵送は避けたほうが良いでしょう。
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履歴書郵送の準備方法・マナー
この項では、履歴書を郵送する際の方法とマナーについてご説明します。
1.封筒のサイズは大きめの角形2号がおすすめ
履歴書を入れる封筒のサイズは、余裕を持って入れられる「角形2号」が良いでしょう。
「角形A4号」でも問題はありませんが、A4のクリアファイルがぎりぎりで入る大きさなので、提出書類が多い場合は入り切らない場合があります。
2.封筒の色は「白」が基本
封筒の色は、「白」を選ぶのが基本です。
茶封筒の場合、企業の事務用の書類だと勘違いされてしまう可能性もあるので、なるべく「白」を選びましょう。
3.応募書類はクリアファイルにまとめる
応募書類が複数ある場合は、「1.添え状→2.履歴書→3.その他応募書類」の順でまとめ、クリアファイルに入れましょう。クリアファイルに入れることで、万が一郵送時に折れたり雨に濡れたりという場合に応募書類を守ってくれます。
また添え状とは、送付者や宛先、書類枚数などの概要に時候の挨拶を加えた書類です。
書類を先方に送る際のマナーとして、かならず同封しましょう。
4.封筒の書き方:表
封筒の表面に記す宛名の書き方を説明します。
宛名を書く際は、はっきりと読みやすい、太さ1.0mm以上の黒の油性ボールペンを使用すると良いでしょう。
・郵便番号…封筒の郵便番号記入欄に書く。欄がない場合は、封筒の右上に記入する
・企業の住所…封筒の右側に宛先である応募企業の住所を記入する。建物名なども略さず正確に書く
・企業名…封筒の中央、もしくはやや右側に書く。必ず正式名称で記入し「株式会社」なども略さない
・宛名…企業名の次の行に、「◯◯部〇〇課御中」「〇〇部〇〇課ご担当者様」などと宛名を記入
・履歴書在中…封筒の左下に、赤ボールペンで「履歴書在中」と書き、定規で四角く囲う
5.封筒の書き方:裏
封筒の裏面には、自分の住所や日付を記入します。
・自分の住所…封筒の左下に自分の住所を記入。都道府県名から書き、建物名なども省略しない
・自分の氏名…住所の左に自分の氏名を記入。住所より大きめ、はっきりと書く
・自分の郵便番号…住所と氏名の上に郵便番号を記入
・投函日の日付…封筒の左上、住所や氏名の上部分に投函日の日付を記入。西暦・和暦は、応募書類の表記と統一する
6.封をする時は「〆」マークを忘れない
封筒が完成し、応募書類を入れたら封筒に封をします。
封をした上に、未開封を意味する「〆」マークをつけることを忘れないようにしましょう。
選考の第一歩である応募書類の送付。ビジネスマナーを守った封筒で郵送し、次の選考に進みましょう。
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